JP2015190108A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱されても建具によって仕切られている2つの空間が連通し難い建具を提供する。【解決手段】障子が備える面材の外周部を収容する面材収容部を有する4つの框材のうちの1つである召合せ框は、面材収容部に長手方向に沿って設けられ難燃性または不燃性の召合せ補強材を有し、召合せ框と隣接する2つの框材は、その長手方向に沿って設けられ難燃性または不燃性の隣接補強材を有し、召合せ補強材と隣接補強材とは、見込み方向に重なる部位が接合されている。【選択図】図1

Description

本発明は、枠体に沿って障子がスライドすることにより前記枠体により形成される開口を開閉可能な建具に関する。
枠体に沿って障子がスライドすることにより前記枠体により形成される開口を開閉可能な建具としては、建造物躯体の開口部に取り付けられた窓枠に、外障子窓框及び内障子窓框がそれぞれ引き違い状態で建て込まれた引き違い窓が知られている(例えば、特許文献1参照)。この引き違い窓は、外障子窓框の外障子召合せ框及び内障子窓框の内障子召合せ框が中空部を有しており、その中空部内に補強材として形鋼部材を挿設して、召合せ框の機械的強度を向上させるとともに、火炎に曝された際の耐熱変形性の向上も図られています。
特開2005−351008号公報
上記の引き違い窓は、補強材をなす形鋼部材が外障子召合せ框及び内障子召合せ框の中空部内のみに挿設されているので、外障子窓框及び内障子窓框において、外障子召合せ框及び内障子召合せ框と他の框材との接合部分が溶融した場合には、外障子窓框及び内障子窓框が外れる、或いは、変形することにより隙間が生じて、建具にて仕切られた2つの空間の内外が連通してしまうおそれがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加熱されても建具によって仕切られている2つの空間が連通し難い建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、枠体に沿って障子がスライドすることにより前記枠体により形成される開口を開閉可能な建具であって、前記障子は、面材と、前記面材の外周部を収容する面材収容部を各々有し、前記障子を閉じたときに見込み方向において他の部材と対向する召合せ框を含む4つの框材が框組みされた框体と、を有し、前記召合せ框は、前記面材収容部に長手方向に沿って設けられ難燃性または不燃性の召合せ補強材を有し、前記召合せ框と隣接する2つの框材は、その長手方向に沿って設けられ難燃性または不燃性の隣接補強材を有し、前記召合せ補強材と前記隣接補強材とは、見込み方向に重なる部位が接合されていることを特徴とする建具である。
召合せ框は他の框材と異なり、障子を閉めた際に枠体が長手方向に沿うことはなく、ほぼ全体が外部に露出するので、火災時などには火炎等に晒されることにより溶融されて隣接する框材から外れやすい。本発明の建具によれば、召合せ框の面材収容部に設けられた難燃性または不燃性の召合せ補強材と隣接する框材に長手方向に沿って設けられた難燃性または不燃性の隣接補強材とが、見込み方向に重なる部位で接合されているので、たとえ火炎等により加熱されたとしても隣接する框材と召合せ框とが外れ難い。このため、建具によって仕切られている2つの空間が連通されること防止することが可能である。
かかる建具であって、前記隣接補強材は、前記隣接する2つの框材の、前記障子を閉じたときに前記召合せ框が前記他の部材と対向しない側であって、各々の前記框材の外側に設けられていることが望ましい。
隣接する框材の、障子を閉じたときに召合せ框が他の部材と対向しない側は、火災時に火炎に直接に晒される虞があるが、上記建具によれば、障子を閉じたときに召合せ框が他の部材と対向しない側であって隣接する框材の外側に隣接補強材が設けられているので、隣接する框材をより効果的に火炎から保護することが可能である。
また、枠体に沿って障子がスライドすることにより前記枠体により形成される開口を開閉可能な建具であって、前記障子は、面材と、前記面材の外周部を収容する面材収容部を有する4つの框材が框組みされた框体と、を有し、前記4つの框材のうちの1つは、前記障子を閉じたときに見込み方向において他の部材と対向する召合せ框であり、前記召合せ框と隣接する2つの框材は、その長手方向に沿って設けられ、框組みされたときに前記召合せ框の前記面材収容部より外周側に延出された延出部を有する難燃性または不燃性の隣接補強材を有し、前記召合せ框は、前記面材収容部の外周側に長手方向に貫通する中空部と、前記中空部内に、当該召合せ框に前記隣接する2つの框材を固定するビスが螺合されるビス螺合部と、を有し、前記延出部が、前記ビスにより前記召合せ框と隣接する前記框材とともに前記召合せ框に固定されていることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、召合せ框と隣接する框材の面材収容部に設けられた難燃性または不燃性の隣接補強材の延出部は、召合せ框に隣接する框材を固定するビスが召合せ框のビス螺合部に螺合されて固定されているので、隣接補強材を固定するための部材を用いる、或いは、新たな加工を施すことなく、隣接補強材と召合せ框とを固定することが可能である。
かかる建具であって、前記中空部内には、前記長手方向に沿って設けられ難燃性または不燃性の中空部内補強材を有し、前記延出部が前記中空部内補強材と接合されていることが望ましい。
このような建具によれば、隣接する框材が有する隣接補強材と、召合せ框の中空部内に設けられた中空部補強材とが接合されているので、たとえ火炎等により加熱されたとしても隣接する框材と召合せ框とは外れ難い。このため建具によって仕切られている2つの空間が連通されることを、より確実に防止することが可能である。
かかる建具であって、前記召合せ框は、前記面材収容部に長手方向に沿って設けられ難燃性または不燃性の召合せ補強材を有し、前記隣接補強材と前記召合せ補強材とは、それらの端部同士が見込み方向に重なっていることが望ましい。
このような建具によれば、召合せ框の面材収容部に設けられた召合せ補強材と隣接する框材の面材収容部に設けられた隣接補強材とが見込み方向に重なっているので、障子が加熱されて溶融し、隣接する框材および召合せ框のいずれかが、面外方向に倒れる場合であっても、隣接補強材と召合せ補強材とが係合して倒れを防止することが可能である。
本発明によれば、加熱されても建具によって仕切られている2つの空間が連通し難い建具を提供することが可能である。
本発明に係る第1実施形態の建具を示す縦断面図である。 本発明に係る第1実施形態の建具を示す横断面図である。 第1実施形態の縦框と召合せ框との接合部の構成を示す分解斜視図である。 第1実施形態の縦框と召合せ框との接合部を示す斜視図である。 第1実施形態の変形例の構成を示す分解斜視図である。 第2実施形態の縦框と召合せ框との接合部の構成を示す分解斜視図である。 第2実施形態の縦框と召合せ框との接合部を示す斜視図である。 第2実施形態の第1変形例の構成を示す分解斜視図である。 第2実施形態の第2変形例の構成を示す分解斜視図である。
以下、本発明の第1実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
第1実施形態の建具1は、例えば、勝手口などに用いられる扉が備える換気用の上げ下げ窓用の建具である。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の建具1を室外側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。また、建具1が備える各部材は、単体の状態であっても建物等に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、奥行き方向となる方向にて方向を特定して説明する。
建具1は、図1、図2に示すように、建物の躯体に取り付けられた勝手口枠2にヒンジ4を介して開閉自在に設けられた勝手口扉3の本体をなすパネル体3aに設けられた矩形状の角窓(不図示)に設けられている。建具1は、角窓の内周に取り付けられるアルミニウム製の枠体5と、この枠体5に沿ってスライドすることにより枠体5により形成される開口5aを開閉可能な外障子10及び内障子20と、を有している。外障子10及び内障子20は、引き違い状に設けられており、枠体5により形成される開口5aを閉じたときには、外障子10が開口5aの上部側に、内障子20が開口5aの下部側に位置し、外障子10及び内障子20の召合せ框11、21は、見込み方向において対向している。また、建具1には、外障子10の室外側に網戸6と面格子7とが設けられている。
勝手口扉3には、開口5aを閉じた状態において、建具1の枠体5と、外障子10及び内障子20の召合せ框11、21を除く框12、13、14、22、23、24と、を覆うカバー材3b、3cが室内外の両面に設けられている。
本実施形態の勝手口扉3のパネル体3aは、室外側を覆うアルミニウム製の表面材と室内側を覆う合成樹脂製の表面材とを有しており、室外側にアルミニウム製のカバー材3bが、室内側に合成樹脂製のカバー材3cがそれぞれ取り付けられている。
本実施形態の外障子10は、面材としての複層ガラス15と、複層ガラス15の周端部15aを収容し溝状をなす面材収容部としてのガラス収容部11a、12a、13a、14aを備えた4つの框材11、12、13、14が框組みされた框体10aと、を有している。框体10aを形成する4つの框材11、12、13、14は、いずれもアルミニウムの押出成形部材である。
框体10aは、複層ガラス15の上端部15aを収容する上ガラス収容部12aを備えた上框12と、複層ガラス15の下端部15aを収容する下ガラス収容部11aを備えた召合せ框(下框)11と、複層ガラス15の左右の側端部15aを収容する側ガラス収容部13a、14aを備えた縦框13、14と、を有している。本実施形態においては、縦框13、14が召合せ框11と隣接する框材に相当する。
召合せ框11は、図3、図4に示すように、溝状の下ガラス収容部11aを形成する複層ガラス15の室内側にて当該複層ガラス15の下端部15aと対向する内側下対向壁部11b、複層ガラス15の室外側にて当該複層ガラス15の下端部15aと対向する外側下対向壁部11c、内側下対向壁部11bと外側下対向壁部11cとの下縁とそれぞれ繋がって下ガラス収容部11aの底部をなす下底部11dと、下底部11dの下側に召合せ框11の長手方向に貫通する中空部11eを下底部11dとともに形成する内側下中空形成壁部11f、外側下中空形成壁部11g、下中空形成底部11hと、を有している。召合せ框11の下ガラス収容部11aは、上方に開放された溝状をなし、内側下対向壁部11bおよび外側下対向壁部11cの上縁部が互いに対向する側に突出する突片11iを有している。
召合せ框11の下ガラス収容部11a内には、内側下対向壁部11bと対向する内下板部16aと、外側下対向壁部11cと対向する外下板部16bと、下底部11dと対向してビス止めされる下底板部16cとが、断面コ字状に形成されたステンレス製の召合せ補強材としての下補強材16と、下補強材16の内側に内側下対向壁部11bおよび外側下対向壁部11cの突片11iに係合されるガスケット17(図1)が設けられている。
下ガラス収容部11aの下に設けられた中空部11e内には、下底部11dの下面に、召合せ框11の長手方向に進入し、縦框13、14を固定するタッピングビス30が螺合されるビス螺合部11jが形成されている。ビス螺合部11jは、タッピングビス30によりビス溝が形成されつつ螺合されるので、召合せ框の他の部位より厚肉に形成されている。また、ビス螺合部11jは、中空部11e内において見込み方向のほぼ中央部に設けられ、内側下中空形成壁部11fおよび外側下中空形成壁部11gと各々見込み方向に間隔を隔てて設けられている。
左右の縦框13、14は、同一の部材が用いられ、左右が反転するように配置される。このため、ここでは、右側の縦框13を例に挙げて説明する
右側の縦框13は、縦方向に沿って矩形状に框組みされた框体10aの内側に開放された溝状の側ガラス収容部13aを形成し複層ガラス15の室内側にて当該複層ガラス15の側端部15aと対向する内側縦対向壁部13b、複層ガラス15の室外側にて当該複層ガラス15の側端部15aと対向する外側縦対向壁部13c、内側縦対向壁部13bと外側縦対向壁部13cとの右縁とそれぞれ繋がって側ガラス収容部13aの底部をなす縦底部13dと、縦底部13dの右側に縦框13の長手方向に貫通する中空部13eを縦底部13dとともに形成する内側縦中空形成壁部13f、外側縦中空形成壁部13g、縦中空形成底部13hと、を有している。縦框13の側ガラス収容部13aは、框体10aの内方に開放された溝状をなし、内側縦対向壁部13bおよび外側縦対向壁部13cの内側縁部が互いに対向する側に突出する突片13iを有している。
縦框13の側ガラス収容部13a内には、内側縦対向壁部13bおよび外側縦対向壁部13cの突片13iに係合されるガスケット17(図2)が設けられている。複層ガラス15は、周端部15aがガスケット17に収容されて召合せ框11、上框12、縦框13、14の各ガラス収容部11a、12a、13a、14aに収容されている。
召合せ框11と縦框13とは、召合せ框11の下ガラス収容部11aと縦框13の側ガラス収容部13aとが繋がるように、召合せ框11の長手方向における端部において内側下対向壁部11bおよび外側下対向壁部11cとが切除されている。召合せ框11と縦框13とが接合されたときには、召合せ框11の下底部11d、内側下中空形成壁部11f、外側下中空形成壁部11g、および、下中空形成底部11hがいずれも縦框13の縦底部13dに当接されて召合せ框11の中空部11eが閉塞され、召合せ框11の内側下対向壁部11bおよび外側下対向壁部11cの長手方向における端縁が縦框13の内側縦対向壁部13bと外側縦対向壁部13cに設けられた突片13iに当接される。この状態で、縦框13を貫通するタッピングビス30が召合せ框11のビス螺合部11jに螺合されて召合せ框11と縦框13とが接合されている。このとき、下補強材16は、内側下対向壁部11bおよび外側下対向壁部11cと同じ長さか、あるいは短く形成されている。
縦框13には、その長手方向に沿って、縦框13の外側縦対向壁部13cと縦底部13dの室外側の部位を縦框13の外側から覆うように、断面がL字型をなす鉄製の隣接補強材としての縦補強材18が設けられている。すなわち、縦補強材18の下端部は、縦框13の外側縦対向壁部13cおよび下補強材16と見込み方向に重なっており、縦補強材18は外側縦対向壁部13cを見込み方向に貫通するビス31により下補強材16の外下板部16bに接合されている。
第1実施形態の建具1によれば、召合せ框11の下ガラス収容部11aに設けられたステンレス製の下補強材16と隣接する縦框13に長手方向に沿って設けられた鉄製の縦補強材18とが、見込み方向に重なる部位で接合されているので、たとえ火炎等により加熱されたとしても縦框13と召合せ框11とが外れ難い。このため、たとえ外障子10及び内障子20を閉めた際に枠体5が長手方向に沿うことはなく、ほぼ全体が外部に露出する召合せ框11が火炎等に晒されて溶融されても、縦框13から外れ難いので、建具1によって仕切られている室内外の空間が連通されること防止することが可能である。
また、外障子10及び内障子20を閉じたときに召合せ框11が内障子20と対向しない側は、火災時に火炎に直接に晒される虞があるが、縦補強材18が、縦框13の室外側に設けられているので、縦框13をより効果的に火炎から保護することが可能である。
また、図5に示すように、召合せ框11の中空部11eに、鉄製の断面コ字状の中空部内補強材32を備え、中空部内補強材32の端部を折り曲げて縦框13の縦底部13dと対面する縦框対面部32aを形成し、縦框13を召合せ框11の長手方向に貫通するビス33を縦框対面部32aに螺合して縦框13と召合せ框11とを更に接合しても良い。この場合には、召合せ框11と縦框13との接合部が火炎に曝されたとしても、より召合せ框11と縦框13との接合が外れ難く、より防火性に優れた建具1を提供することが可能である。
上記実施形態では、縦補強材18が縦框13の外側に設けられていたが、第2実施形態では、縦框13の側ガラス収容部13a内に設けられている。以下、第1実施形態と同一構成については図中で同符号を付して示し、その説明については省略する。
第2実施形態の建具1に用いられる縦補強材35は、断面形状が第1実施形態の下補強材16と同様である。すなわち、第2実施形態の縦補強材35は、図6、図7に示すように内側縦対向壁部13bと対向する内縦板部35aと、外側縦対向壁部13cと対向する外縦板部35bと、縦底部13dと対向して縦框13にビス止めされる縦底板部35cとが、断面コ字状に形成されている。第2実施形態の縦補強材35は、内縦板部35aおよび外縦板部35bの下縁が召合せ框11の下底部11d上に載置され、縦底板部35cが召合せ框11の下ガラス収容部11aより下方に延出された延出部35dを有し、縦框13にビス止めされている。
延出部35dは、召合せ框11の中空部11eの一部または全部を覆うように形成されており、縦框13とともに召合せ框11の長手方向に貫通するタッピングビス30が召合せ框11のビス螺合部11jに螺合されて召合せ框11と縦框13とが接合されている。
第2実施形態の建具1によれば、召合せ框11と隣接する縦框13の側ガラス収容部13aに設けられたステンレス製の縦補強材35の延出部35dは、召合せ框11と縦框13とを接合するタッピングビス30が召合せ框11のビス螺合部11jに螺合されて固定されているので、縦補強材35を召合せ框11側に固定するための部材を用いる、或いは、新たな加工を施すことなく、縦補強材35を召合せ框11に固定することが可能である。このとき、召合せ框11のビス螺合部11jは、中空部11e内に設けられているので、建具1が火炎に曝された際に即座に直接火炎に曝されることはない。また、ビス螺合部11jは、召合せ框11の他の部位より厚肉に形成され、内側下中空形成壁部11fおよび外側下中空形成壁部11gと見込み方向に間隔を隔てて設けられているので、框体10aの外部に露出している部位より溶融されにくい。このため、防火性の高い建具1を提供することが可能である。
また、図8に示すように、召合せ框11の中空部11eに、鉄製の断面コ字状の中空部内補強材32を備え、中空部内補強材32の端部を折り曲げて縦框13の縦底部13dと対面する縦框対面部32aを形成し、縦補強材35の延出部35dを召合せ框11の長手方向に貫通させたビス33を縦框対面部32aに螺合して縦框13とともに召合せ框11と更に接合しても良い。この場合には、召合せ框11と縦框13との接合部が火炎に曝されたとしても、召合せ框11と縦框13との接合がより外れ難く、より防火性に優れた建具1を提供することが可能である。
また、図9に示すように、召合せ框11の下ガラス収容部11a内に、第1実施形態と同じ下補強材16を備え、下補強材16の内下板部16aと縦補強材35の内縦板部35aとが、また、下補強材16の外下板部16bと縦補強材35の外縦板部35bとが互いに接触または近接するように配置しても良い。この場合には、召合せ框11と縦框13との接合部が火炎に曝されて召合せ框11及び縦框13が溶融したとしても、内下板部16aと内縦板部35aとが、また、外下板部16bと外縦板部35bとが互いに係合して倒れを防止すべく支えるので、召合せ框11と縦框13との接合がより外れ難く、縦補強材35のみが設けられている場合より防火性を向上させることが可能である。このため、より防火性に優れた建具1を提供することが可能である。
上記実施形態においては、建具を勝手口などに用いられる扉が備える換気用の上げ下げ窓用の建具1としたが、これに限るものではない。たとえば、建物等に直接設けられた枠体に障子が設けられている建具であっても構わない。また、上げ下げ窓用の建具に限らず、引き違い窓や、片引き窓用の建具であっても構わない。片引き窓の場合には、召合せ框が対向する部材は、縦骨や壁などに相当する。
また、各ガラス収容部11a、12a、13a、14aや中空部11e、12e、13e、14eには、適宜熱膨張性黒鉛などの加熱発泡材を設けておいても構わない。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、5 枠体、5a 開口、10 外障子、10a 框体、
11 召合せ框(下框)、11a 下ガラス収容部、11e 中空部、
11j ビス螺合部、12 上框、12a 上ガラス収容部、13 縦框、
13a 側ガラス収容部、13e 中空部、14 縦框、14a 側ガラス収容部、
15 複層ガラス、15a 周端部(上端部、下端部、側端部)、16 下補強材、
18 縦補強材、20 内障子、21 召合せ框、30 タッピングビス、
32 中空部内補強材、35 縦補強材、35d 延出部

Claims (5)

  1. 枠体に沿って障子がスライドすることにより前記枠体により形成される開口を開閉可能な建具であって、
    前記障子は、面材と、
    前記面材の外周部を収容する面材収容部を各々有し、前記障子を閉じたときに見込み方向において他の部材と対向する召合せ框を含む4つの框材が框組みされた框体と、
    を有し、
    前記召合せ框は、前記面材収容部に長手方向に沿って設けられ難燃性または不燃性の召合せ補強材を有し、
    前記召合せ框と隣接する2つの框材は、その長手方向に沿って設けられ難燃性または不燃性の隣接補強材を有し、
    前記召合せ補強材と前記隣接補強材とは、見込み方向に重なる部位が接合されていることを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記隣接補強材は、前記隣接する2つの框材の、前記障子を閉じたときに前記召合せ框が前記他の部材と対向しない側であって、各々の前記框材の外側に設けられていることを特徴とする建具。
  3. 枠体に沿って障子がスライドすることにより前記枠体により形成される開口を開閉可能な建具であって、
    前記障子は、面材と、
    前記面材の外周部を収容する面材収容部を有する4つの框材が框組みされた框体と、
    を有し、
    前記4つの框材のうちの1つは、前記障子を閉じたときに見込み方向において他の部材と対向する召合せ框であり、
    前記召合せ框と隣接する2つの框材は、その長手方向に沿って設けられ、框組みされたときに前記召合せ框の前記面材収容部より外周側に延出された延出部を有する難燃性または不燃性の隣接補強材を有し、
    前記召合せ框は、前記面材収容部の外周側に長手方向に貫通する中空部と、
    前記中空部内に、当該召合せ框に前記隣接する2つの框材を固定するビスが螺合されるビス螺合部と、を有し、
    前記延出部が、前記ビスにより前記召合せ框と隣接する前記框材とともに前記召合せ框に固定されていることを特徴とする建具。
  4. 請求項3に記載の建具であって、
    前記中空部内には、前記長手方向に沿って設けられ難燃性または不燃性の中空部内補強材を有し、
    前記延出部が前記中空部内補強材と接合されていることを特徴とする建具。
  5. 請求項3または請求項4に記載の建具であって、
    前記召合せ框は、前記面材収容部に長手方向に沿って設けられ難燃性または不燃性の召合せ補強材を有し、
    前記隣接補強材と前記召合せ補強材とは、それらの端部同士が見込み方向に重なっていることを特徴する建具。
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