JP2015190064A - カップ部付き衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】デザイン上の制限を受けることなくワイヤー部材による肌当たりを緩和できるカップ部付き衣類を提供する。【解決手段】カップ部付き衣類1では、ワイヤー部材17が封入されたワイヤーループ14が表側布13と肌側布15との間に配置されている。したがって、縫着部Aによってワイヤーループ14が表側布13、肌側布15、及び土台布12に縫着された状態では、ワイヤーループ14が表側布13及び土台布12で覆われ、カップ部2の表側には露出しないため、デザイン上の制限を受けることを回避できる。また、カップ部付き衣類1では、ワイヤー部材17がワイヤーループ14内で上縁部14b側に偏在している。これにより、着用状態においてワイヤー部材17が着用者のバストのバージスラインに沿い易くなり、ワイヤー部材17の肌当たりを好適に緩和できる。【選択図】図2

Description

本発明は、カップ部付き衣類に関する。
ブラジャーに代表されるカップ部付き衣類は、例えばバストを覆うためのカップ部、カップ部の下縁部を支持する土台部、土台部から背面側に延びるバック部、及びカップ部に連結されるストラップ部などを備えて構成されている。このようなカップ部付き衣類では、バストアップ等の造形効果を高める観点から、カップ部の下縁に沿ってワイヤー部材を配置したものがある。一方、ワイヤー部材は、着用者への肌当たりが課題となっており、着用時の締付感や違和感を緩和する必要があった。
このような課題に対し、例えば特許文献1に記載のカップ部を有する衣類では、ワイヤー部材を封入したワイヤーループをカップ部の下縁において表側布と肌側布との間に配置し、ワイヤーループの上縁を表側布のみに縫着し、ワイヤーループの下縁を表側布及び肌側布の双方に縫着している。
特許第4550968号明細書
ワイヤーループの配置構成としては、表側布よりも外側(カップ部と土台部との間)に当該テープを配置することも考えられる。しかしながら、ワイヤーループを表側布よりも外側に配置する場合、カップ部付き衣類の表側にワイヤーループの少なくとも一部が露出するため、デザイン上の制限を受けてしまうという問題があった。また、上述した特許文献1に記載のカップ部を有する衣類のように、ワイヤーループを表側布と肌側布との間に配置する場合でも、着用者へのワイヤー部材の肌当たりを更に緩和できる構成が望まれる。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、デザイン上の制限を受けることなくワイヤー部材による肌当たりを緩和できるカップ部付き衣類を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明に係るカップ部付き衣類は、表側布及び肌側布によって構成される左右一対のカップ部と、カップ部の下縁部の表側に連結された土台布と、ワイヤー部材がワイヤーループ内に封入されて構成され、カップ部の下縁部に沿って表側布と肌側布との間に延在するワイヤー部と、ワイヤー部材がワイヤーループ内で上縁部側に偏在するように、ワイヤーループを表側布、肌側布、及び土台布に縫着する縫着部と、を備えたことを特徴としている。
このカップ部付き衣類では、ワイヤー部材が封入されたワイヤーループが表側布と肌側布との間に配置されている。したがって、縫着部によってワイヤーループが表側布、肌側布、及び土台布に縫着された状態では、ワイヤーループが表側布及び土台布で覆われ、カップ部の表側には露出しないため、ワイヤーループが露出することによるデザインの制限上を受けることを回避できる。また、このカップ部付き衣類では、ワイヤー部材がワイヤーループ内で上縁部側に偏在している。これにより、着用状態においてワイヤー部材が着用者のバストのバージスラインに沿い易くなり、ワイヤー部材の肌当たりを好適に緩和できる。
また、ワイヤーループの下端位置及び肌側布の下端位置は、表側布の下端位置よりも下方に張り出していることが好ましい。この場合、ワイヤーループの縫着に要する時間を短縮することが可能となる。
また、肌側布を挟んでワイヤーループの反対側に肌側バイアステープを更に備え、土台布の上縁部は、カップ部側に折り返された状態で表側布に重ね合され、縫着部は、表側布と土台布の折返部分とを縫着する第1の縫着部と、表側布を挟んで土台布の折返部分とワイヤーループの上縁部とを縫着する縫着部分、及び土台布とワイヤーループの中央部とを縫着する縫着部分からなる第2の縫着部と、ワイヤーループの下縁部を挟んで土台布と肌側布の下縁部とを縫着する第3の縫着部と、土台布の折返部分と表側布とワイヤーループの上縁部と肌側布とを挟んで土台布と肌側バイアステープの上縁部とを縫着する縫着部分、及びワイヤーループの下縁部と肌側布とを挟んで土台布と肌側バイアステープの下縁部とを縫着する縫着部分からなる第4の縫着部と、を備えたことが好ましい。この場合、第1の縫着部〜第4の縫着部の順で縫着を行うことにより、ワイヤーループの縫着に要する時間をより確実に短縮できる。
また、肌側布を挟んでワイヤーループの反対側に肌側バイアステープを更に備え、土台布の上縁部は、カップ部側に折り返された状態で表側布に重ね合され、縫着部は、ワイヤーループの中央部と肌側布とを縫着する第1の縫着部と、表側布と土台布の折返部分とを縫着する第2の縫着部と、土台布の折返部分と表側布とワイヤーループの上縁部と挟んで土台布と肌側布とを縫着する第3の縫着部と、土台布の折返部分と表側布とワイヤーループの上縁部と肌側布とを挟んで土台布と肌側バイアステープの上縁部とを縫着する縫着部分、及びワイヤーループの下縁部と肌側布とを挟んで土台布と肌側バイアステープの下縁部とを縫着する縫着部分からなる第4の縫着部と、を備えたことが好ましい。この場合、第1の縫着部〜第4の縫着部の順で縫着を行うことにより、各構成要素同士をしっかりと縫着できる。
また、ワイヤーループ下端位置及び肌側布の下端位置は、表側布の下端位置と略同位置となっていることが好ましい。この場合、表側布の上下寸法を長くできるので、着用状態において着用者のバストトップの位置を高く見せることができる。
肌側布を挟んでワイヤーループの反対側に肌側バイアステープを更に備え、土台布の上縁部は、カップ部側に折り返された状態で表側布に重ね合され、縫着部は、ワイヤーループの中央部と肌側布とを縫着する第1の縫着部と、表側布と土台布の折返部分とを縫着する第2の縫着部と、表側布とワイヤーループの中央部とを挟んで土台布の折返部分と肌側布とを縫着する第3の縫着部と、ワイヤーループの上縁部と肌側布とを挟んで表側布と肌側バイアステープの上縁部とを縫着する縫着部分、及び土台布の折返部分と表側布とワイヤーループの下縁部と肌側布とを挟んで土台布と肌側バイアステープの下縁部とを縫着する縫着部分からなる第4の縫着部と、を備えたことが好ましい。ここの場合、第1の縫着部〜第4の縫着部の順で縫着を行うことにより、各構成要素同士をしっかりと縫着できる。
本発明に係るカップ部付き衣類によれば、デザイン上の制限を受けることなくワイヤー部材による肌当たりを緩和できる。
本発明に係るカップ部付き衣類の第1実施形態を示す正面図である。 図1におけるII−II線断面図である。 本発明に係るカップ部付き衣類の第2実施形態を示す要部断面図である。 本発明に係るカップ部付き衣類の第3実施形態を示す要部断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るカップ部付き衣類の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係るカップ部付き衣類の第1実施形態を示す正面図である。同図に示すように、カップ部付き衣類1は、例えば女性用のブラジャーとして構成されている。このカップ部付き衣類1は、左右一対のカップ部2と、カップ部2の下縁部2cの表側に設けられた土台部3と、土台部3の両脇からそれぞれ延びて背面側に至るバック部4と、カップ部2とバック部4とをつなぐストラップ部5とによって構成されている。
カップ部2は、着用者のバストの形状に対応させた椀形状となっている。左右のカップ部2は、前中心側でそれぞれ接して互いに縫着され、左右一体となっている。カップ部2の肌側には、不織布や発泡ポリウレタンといった一定の保形性及び弾力性を有する素材によって形成された肌側布15が配置され、カップ部2の表側には、例えば合成繊維や天然繊維の織物・編物といった素材からなる表側布13が配置されている(図2参照)。
カップ部2の上縁部2aは、例えばバストの上部に沿うように略中央部分で上向きに湾曲している。また、カップ部2の脇側部2bは、腕の動きを阻害することが無いように中心側に向かって緩やかに湾曲しており、カップ部2の下縁部2cは、バストのバージスラインに合うように下向きに湾曲している。
また、カップ部2の下縁部2cには、ワイヤー部6が設けられている。ワイヤー部6は、例えば芯材となるワイヤー部材17と、ワイヤー部材17を封入するワイヤーループ14とによって構成されている(図2参照)。ワイヤー部材17としては、例えば金属やプラスチック等が用いられ、ワイヤーループ14には、織物や編物などの柔らかい素材が用いられる。
土台部3は、例えばベア天竺等の伸縮性(特に左右方向の伸縮性)を有する織物や編物等の素材で形成された表布にマーキゼット等の非(難)伸縮性の素材を裏打し、全体として非(難)伸縮性を有する土台布12(図2に参照)によって構成されている。土台部3の上縁部3aは、カップ部2の下縁部2cに沿う湾曲形状を有し、カップ部2の下縁部2cに縫着されている。土台部3の下縁部3bには、例えばストレッチテープなど、長手方向に特に伸縮性の高い素材からなる始末部を設けてもよい。この場合、土台部3の伸縮性及び復元性が高められる。
バック部4は、例えばパワーネットなどの伸縮性を有する素材によって形成されている。バック部4の基端側は、土台部3の脇部から連続し、背面側に向かって帯状に延びている。バック部4における背側の端部には、ホック7が設けられている。このホック7により、左右のバック部4が互いに係脱自在となっている。
ストラップ部5は、例えば織物のような布地を紐状に成形、縫製して形成されている。ストラップ部5に用いられる織物等の素材は、長手方向に伸縮性を有していることが好適である。ストラップ部5は、カップ部2とバック部4との間に掛け渡され、いわゆる肩紐を構成している。ストラップ部5の一端は、正面側でカップ部2の脇側上方に連結され、ストラップ部5の他端は、背面側でバック部4の上縁部に連結されている。
続いて、上述したカップ部2と土台部3との結合構造について更に詳細に説明する。図1におけるII−II線断面図である。
同図に示すように、このカップ部2と土台部3との結合構造8では、表側から肌側に向かって順に、土台布12、表側布13、ワイヤーループ14、肌側布15、及び肌側バイアステープ16が配置されている。土台布12の上縁部12aは、肌側に折り返された折返部分12bを有している。折返部分12bの下端位置は、表側布13の下端位置と略同一位置(縫着部に対して揃った状態)となっている。
ワイヤーループ14は、表側布13と肌側布15との間に配置されている。ワイヤーループ14の中央部14aよりも下方側は、表側布13の下端位置よりも下方に張り出した状態となっている。ワイヤーループ14の下端位置及び肌側布15の下端位置は、互いに略同一位置となっていると共に、いずれも表側布13の下縁位置よりも下方に位置している。肌側バイアステープ16は、カップ部2の下縁部2cの剛性を確保する観点で、肌側布15を挟んでワイヤーループ14の反対側(肌側)に配置されている。
結合構造8において、各構成要素を縫着する縫着部Aは、より具体的には、第1の縫着部A1〜第4の縫着部A4を有している。第1の縫着部A1は、表側布13と土台布12の折返部分12bとを縫着している。第2の縫着部A2は、第1の縫着部A1の下方側で、表側布13を挟んで土台布の折返部分12bとワイヤーループ14の上縁部14bとを縫着する縫着部分A2aと、土台布12とワイヤーループ14の中央部14aとを縫着する縫着部分A2bとを有している。
第3の縫着部A3は、ワイヤーループ14の下縁部14cを挟んで土台布12と肌側布15の下縁部15aとを縫着している。また、第4の縫着部A4は、第2の縫着部A2における縫着部分A2aの下方側で、土台布12の折返部分12bと表側布13とワイヤーループ14の上縁部14bと肌側布15とを挟んで土台布12と肌側バイアステープ16の上縁部16aとを縫着する縫着部分A4aと、第3の縫着部A3よりも下方側で、ワイヤーループ14の下縁部14cと肌側布15とを挟んで土台布12と肌側バイアステープ16の下縁部16bとを縫着する縫着部分A4bとを有している。
このような縫着部Aにより、ワイヤーループ14は、表側布13と肌側布15との間で、カップ部2の表側には露出しない状態でカップ部2及び土台部3に連結されている。また、ワイヤーループ14に封入されているワイヤー部材17は、第4の縫着部A4における縫着部分A4aと第2の縫着部A2における縫着部分A2bとの間に位置し、ワイヤーループ14内で上縁部14b側に偏在した状態となっている。
以上説明したように、カップ部付き衣類1では、ワイヤー部材17が封入されたワイヤーループ14が表側布13と肌側布15との間に配置されている。したがって、縫着部Aによってワイヤーループ14が表側布13、肌側布15、及び土台布12に縫着された状態では、ワイヤーループ14が表側布13及び土台布12で覆われ、カップ部2の表側には露出しないため、ワイヤーループ14が露出することによるデザイン上の制限を受けることを回避できる。また、このカップ部付き衣類1では、ワイヤー部材17がワイヤーループ14内で上縁部14b側に偏在している。これにより、着用状態においてワイヤー部材17が着用者のバストのバージスラインに沿い易くなり、ワイヤー部材17の肌当たりを好適に緩和できる。
また、カップ部付き衣類1では、ワイヤーループ14の下縁位置及び肌側布15の下縁位置が表側布13の下縁位置よりも下方に位置しており、この状態で、第1の縫着部A1〜第4の縫着部A4によって土台布12、表側布13、ワイヤーループ14、肌側布15、及び肌側バイアステープ16が互いに縫着されている。このような構成によれば、第1の縫着部A1、第2の縫着部A2、第3の縫着部A3、及び第4の縫着部A4の順で縫着を行うことにより、ワイヤーループ14の縫着に要する時間を短縮することが可能となる。
[第2実施形態]
図3は、本発明に係るカップ部付き衣類の第2実施形態を示す要部断面図である。同図に示すカップ部付き衣類21は、カップ部2と土台部3との結合構造28が第1実施形態と異なっている。
この結合構造28では、縫着部Bが第1実施形態とは異なる第1の縫着部B1〜第4の縫着部B4を有している。第1の縫着部B1は、ワイヤーループ14の中央部14aと肌側布15とを縫着している。第2の縫着部B2は、表側布13と土台布12の折返部分12bとを縫着している。第3の縫着部B3は、第2の縫着部B2の下方側で、土台布12の折返部分12bと表側布13とワイヤーループ14の上縁部14bとを挟んで土台布12と肌側布15の下縁部15aとを縫着している。
第4の縫着部B4は、第3の縫着部B3の下方側で、土台布12の折返部分12bと表側布13とワイヤーループ14の上縁部14bと肌側布15とを挟んで土台布12と肌側バイアステープ16の上縁部16aとを縫着する縫着部分B4aと、ワイヤーループ14の下縁部14cと肌側布15とを挟んで土台布12と肌側バイアステープ16の下縁部16bとを縫着する縫着部分B4bとを有している。
このような縫着部Bにより、ワイヤーループ14は、表側布13と肌側布15との間で、カップ部2の表側には露出しない状態でカップ部2及び土台部3に連結されている。また、ワイヤーループ14に封入されているワイヤー部材17は、第4の縫着部B4における縫着部分B4aと第1の縫着部B1との間に位置し、ワイヤーループ14内で上縁部14b側に偏在した状態となっている。
このようなカップ部付き衣類21においても、ワイヤー部材17が封入されたワイヤーループ14が表側布13と肌側布15との間に配置されている。したがって、縫着部Bによってワイヤーループ14が表側布13、肌側布15、及び土台布12に縫着された状態では、ワイヤーループ14が表側布13及び土台布12で覆われ、カップ部2の表側には露出しないため、ワイヤーループ14が露出することによるデザイン上の制限を受けることを回避できる。また、このカップ部付き衣類21においても、ワイヤー部材17がワイヤーループ14内で上縁部14b側に偏在している。これにより、着用状態においてワイヤー部材17が着用者のバストのバージスラインに沿い易くなり、ワイヤー部材17の肌当たりを好適に緩和できる。
また、カップ部付き衣類21では、ワイヤーループ14の下縁位置及び肌側布15の下縁位置が表側布13の下縁位置よりも下方に位置しており、この状態で、第1の縫着部B1〜第4の縫着部B4によって土台布12、表側布13、ワイヤーループ14、肌側布15、及び肌側バイアステープ16が互いに縫着されている。このような構成によれば、第1の縫着部B1、第2の縫着部B2、第3の縫着部B3、及び第4の縫着部B4の順で縫着を行うことにより、ワイヤーループ14の縫着に要する時間を短縮することが可能となる。
[第3実施形態]
図4は、本発明に係るカップ部付き衣類の第2実施形態を示す要部断面図である。同図に示すカップ部付き衣類31は、カップ部2と土台部3との結合構造38が第1実施形態と更に異なっている。
この結合構造38では、ワイヤーループ14の下端位置、肌側布15の下端位置、及び肌側バイアステープ16の下端位置が、折返部分12bの下端位置及び表側布13の下端位置と略同一位置に揃った状態となっている。
また、縫着部Cは、第1実施形態とは異なる第1の縫着部C1〜第4の縫着部C4を有している。第1の縫着部C1は、ワイヤーループ14の中央部14aと肌側布15とを縫着している。第2の縫着部C2は、第1の縫着部C1の僅かに上方側で、表側布13と土台布12の折返部分12bとを縫着している。第3の縫着部C3は、第1の縫着部C1と第2の縫着部C2との間の位置で、表側布13とワイヤーループ14の中央部14aとを挟んで土台布12の折返部分12bと肌側布15とを縫着している。
第4の縫着部C4は、ワイヤーループ14の上縁部14bと肌側布15とを挟んで表側布13と肌側バイアステープ16の上縁部16aとを縫着する縫着部分C4aと、土台布12の折返部分12bと表側布13とワイヤーループ14の下縁部14cと肌側布15とを挟んで土台布12と肌側バイアステープ16の下縁部16bとを縫着する縫着部分C4bとを有している。
このような縫着部Cにより、ワイヤーループ14は、表側布13と肌側布15との間で、カップ部2の表側には露出しない状態でカップ部2及び土台部3に連結されている。また、ワイヤーループ14に封入されているワイヤー部材17は、第2の縫着部C2と第3の縫着部C3との間に位置し、ワイヤーループ14内で上縁部14b側に偏在した状態となっている。
このようなカップ部付き衣類31においても、ワイヤー部材17が封入されたワイヤーループ14が表側布13と肌側布15との間に配置されている。したがって、縫着部Cによってワイヤーループ14が表側布13、肌側布15、及び土台布12に縫着された状態では、ワイヤーループ14が表側布13及び土台布12で覆われ、カップ部2の表側には露出しないため、ワイヤーループ14が露出することによるデザイン上の制限を受けることを回避できる。また、このカップ部付き衣類31においても、ワイヤー部材17がワイヤーループ14内で上縁部14b側に偏在している。これにより、着用状態においてワイヤー部材17が着用者のバストのバージスラインに沿い易くなり、ワイヤー部材17の肌当たりを好適に緩和できる。
また、カップ部付き衣類31では、ワイヤーループ14の下端位置、肌側布15の下端位置、及び肌側バイアステープ16の下端位置が、折返部分12bの下端位置及び表側布13の下端位置と略同一位置となっている。これにより、カップ部2における表側布13の上下寸法を長くできるので、着用状態において着用者のバストトップの位置を高く見せることができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上記実施形態では、カップ付き衣類としてブラジャーを例示したが、本発明を適用するカップ部付き衣類としては、ブラジャーの他に、ブラスリップ、ブラキャミソール、ボディスーツなどのファンデーション衣類、水着、レオタードなどが挙げられる。また、上記実施形態では、肌側布15の肌側に肌側バイアステープ16を配置しているが、肌側バイアステープ16の配置を省略することも可能である。
1,21,31…カップ部付き衣類、2…カップ部、2c…下縁部、6…ワイヤー部、12…土台布、12a…上縁部、12b…折返部分、13…表側布、14…ワイヤーループ、14a…中央部、14b…上縁部、14c…下縁部、15…肌側布、15a…下縁部、16…肌側バイアステープ、16a…上縁部、16b…下縁部、17…ワイヤー部材、A〜C…縫着部、A1〜C1…第1の縫着部、A2〜C2…第2の縫着部、A3〜C3…第3の縫着部、A4〜C4…第4の縫着部。

Claims (6)

  1. 表側布及び肌側布によって構成される左右一対のカップ部と、
    前記カップ部の下縁部の表側に連結された土台布と、
    ワイヤー部材がワイヤーループ内に封入されて構成され、前記カップ部の下縁部に沿って前記表側布と前記肌側布との間に延在するワイヤー部と、
    前記ワイヤー部材が前記ワイヤーループ内で上縁部側に偏在するように、前記ワイヤーループを前記表側布、前記肌側布、及び前記土台布に縫着する縫着部と、を備えたカップ部付き衣類。
  2. 前記ワイヤーループの下端位置及び前記肌側布の下端位置は、前記表側布の下端位置よりも下方に位置している請求項1記載のカップ部付き衣類。
  3. 前記肌側布を挟んで前記ワイヤーループの反対側に肌側バイアステープを更に備え、
    前記土台布の上縁部は、前記カップ部側に折り返された状態で前記表側布に重ね合され、
    前記縫着部は、
    前記表側布と前記土台布の折返部分とを縫着する第1の縫着部と、
    前記表側布を挟んで前記土台布の折返部分と前記ワイヤーループの上縁部とを縫着する縫着部分、及び前記土台布と前記ワイヤーループの中央部とを縫着する縫着部分からなる第2の縫着部と、
    前記ワイヤーループの下縁部を挟んで前記土台布と前記肌側布の下縁部とを縫着する第3の縫着部と、
    前記土台布の折返部分と前記表側布と前記ワイヤーループの上縁部と前記肌側布とを挟んで前記土台布と前記肌側バイアステープの上縁部とを縫着する縫着部分、及び前記ワイヤーループの下縁部と前記肌側布とを挟んで前記土台布と前記肌側バイアステープの下縁部とを縫着する縫着部分からなる第4の縫着部と、を備えた請求項2記載のカップ部付き衣類。
  4. 前記肌側布を挟んで前記ワイヤーループの反対側に肌側バイアステープを更に備え、
    前記土台布の上縁部は、前記カップ部側に折り返された状態で前記表側布に重ね合され、
    前記縫着部は、
    前記ワイヤーループの中央部と前記肌側布とを縫着する第1の縫着部と、
    前記表側布と前記土台布の折返部分とを縫着する第2の縫着部と、
    前記土台布の折返部分と前記表側布と前記ワイヤーループの上縁部と挟んで前記土台布と前記肌側布とを縫着する第3の縫着部と、
    前記土台布の折返部分と前記表側布と前記ワイヤーループの上縁部と前記肌側布とを挟んで前記土台布と前記肌側バイアステープの上縁部とを縫着する縫着部分、及び前記ワイヤーループの下縁部と前記肌側布とを挟んで前記土台布と前記肌側バイアステープの下縁部とを縫着する縫着部分からなる第4の縫着部と、を備えた請求項2記載のカップ部付き衣類。
  5. 前記ワイヤーループの下縁位置及び前記肌側布の下縁位置は、前記表側布の下縁位置と略同一位置となっている請求項1記載のカップ部付き衣類。
  6. 前記肌側布を挟んで前記ワイヤーループの反対側に肌側バイアステープを更に備え、
    前記土台布の上縁部は、前記カップ部側に折り返された状態で前記表側布に重ね合され、
    前記縫着部は、
    前記ワイヤーループの中央部と前記肌側布とを縫着する第1の縫着部と、
    前記表側布と前記土台布の折返部分とを縫着する第2の縫着部と、
    前記表側布と前記ワイヤーループの中央部とを挟んで前記土台布の折返部分と前記肌側布とを縫着する第3の縫着部と、
    前記ワイヤーループの上縁部と前記肌側布とを挟んで前記表側布と前記肌側バイアステープの上縁部とを縫着する縫着部分、及び前記土台布の折返部分と前記表側布と前記ワイヤーループの下縁部と前記肌側布とを挟んで前記土台布と前記肌側バイアステープの下縁部とを縫着する縫着部分からなる第4の縫着部と、を備えた請求項5記載のカップ部付き衣類。
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