JP2015189513A - 注出容器 - Google Patents
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Abstract
Description
また、内容物の注出後、容器本体を復元変形させると、容器本体内に負圧が発生する。すると、この負圧により弁部材が開弁して、弁部材上に残存する内容物が、弁部材を通して容器本体内に外気とともに引き戻されるようになっている(いわゆる、サックバック効果)。
本発明に係る注出容器は、内容物が収容されるとともに、弾性変形可能な容器本体と、前記容器本体の口部に装着されるとともに、内容物が注出される注出筒を有する注出キャップと、前記注出筒内に配設され、前記注出筒内と前記容器本体内との連通及び遮断を切り替える弁部材と、を備え、前記注出筒と前記弁部材との間には、前記注出筒内と前記容器本体内とを連通させるとともに、前記容器本体内での負圧発生時に前記容器本体内に向けて外気を吸引する吸引通路が形成されていることを特徴としている。
ここで、内容物の注出後、容器本体を復元変形させると、容器本体内に負圧が発生する。すると、注出キャップ内において、注出筒と弁部材との間に位置する中間部分に残存する内容物が吸引通路を通して外気とともに容器本体内に引き戻される。すなわち、上述した中間部分に残存する内容物は、吸引通路内を容器本体側に向けて流通した後、容器本体内に流入する。これにより、内容物の注出後、中間部分に内容物が残存するのを抑制できるので、例えば液だれの発生等を抑制できる。
この構成によれば、弁部材のうち、作動部に比べて経時変化が少ない基部と装着部との間に、吸引通路を形成することで、容器本体内での負圧発生時に外気を安定して吸引することができる。
図1に示すように、本実施形態の注出容器1は、有底筒状の容器本体11と、容器本体11の口部15に装着された有頂筒状の注出キャップ12と、を備えている。なお、容器本体11、及び注出キャップ12は、それぞれの中心軸が共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う容器本体11側を単に下側、注出キャップ12側を単に上側という。さらに、容器軸O方向から見た平面視で、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O周りに周回する方向を周方向という。
第1下キャップ25は、口部15に外嵌された外筒31と、口部15の内側に配設された内筒32と、これら外筒31及び内筒32の上端縁同士を連結する頂板部33と、を有している。
また、下注出筒34の下端縁には、下注出筒34の下端開口を閉塞する閉塞部36が連設されている。閉塞部36には、下注出筒34内において上方に向けて突出する棒状の装着部37が形成されている。
周壁部41は、下端部における周方向の一部がヒンジ部26を介して外筒31に一体的に連結されている。これにより、第2下キャップ27は、ヒンジ部26回りに第1下キャップ25を開閉可能としている。また、周壁部41のうち、ヒンジ部26に対して径方向で対向する部分には、第2下キャップ27の開閉操作を行う下操作片43が径方向の外側に向けて突設されている。
また、規制部23のうち、内筒32の下方に位置する部分には、径方向に貫通する貫通開口67が形成されている。貫通開口67は、容器軸O方向に沿って延びるスリット状とされ、周方向に間隔をあけて複数形成されている。なお、貫通開口67は、内容物の注出時における空気置換に用いられる。
作動部73は、上方に向かうに従い径方向の外側に向けて延在し、径方向に弾性変形することで、上端縁が下注出筒34の内周面に接離可能とされている。
まず、計量モードについて説明する。
始めに、初期状態の容器本体11を把持した状態で、第2下キャップ27を開位置とし、下注出筒34(下注出口34a)を開放する。具体的には、下操作片43に指等を掛け、下操作片43を引き上げることで、第2下キャップ27が上キャップ22とともにヒンジ部26周りに回動する。これにより、下注出口34aが開放される。
少量モードでは、第2上キャップ52を開位置とし、上注出筒55(上注出口55a)を開放する。具体的には、上操作片64に指等を掛け、上操作片64を引き上げることで、第2上キャップ52がヒンジ部63周りに回動する。これにより、上注出口55aが開放される。
しかも、本実施形態では、弁部材71のうち、作動部73に比べて経時変化が少ない基部72と装着部37との間に、吸引通路Sを形成することで、容器本体11内での負圧発生時に外気を安定して吸引することができる。
例えば、上述した実施形態では、注出キャップ12のうち、第1下キャップ25(下注出筒34)に弁部材71を配設する構成について説明したが、これに限らず、規制部123に弁部材71を配設しても構わない。具体的に、図6に示す規制部123は、口部15内に嵌合された有底筒状の取付部101と、取付部101から下方に向けて延設された規制筒102と、取付部101から上方に向けて立設され、第1下キャップ25の内筒32内に嵌合された嵌合筒103と、を有している。
外筒211は、第1上キャップ51の基筒部53内に嵌合されている。
また、弁部材71は、注出筒内と容器本体11内との連通及び遮断を切り替える構成であれば、種々の構成を採用することが可能である。
また、上述した実施形態では、上キャップ及び下キャップが別体で形成された構成について説明したが、これに限らず、上キャップ及び下キャップを一体に形成しても構わない。
さらに、吸引通路Sは溝部に限らず、注出筒及び弁部材のうち、少なくとも一方を貫通する貫通孔であっても構わない。
11…容器本体
12…注出キャップ
15…口部
34…下注出筒(注出筒)
37,137,237…装着部
55…上注出筒(注出筒)
71…弁部材
72…基部
73…作動部
74…溝部
103…嵌合筒(注出筒)
213…内筒(注出筒)
S…吸引通路
Claims (2)
- 内容物が収容されるとともに、弾性変形可能な容器本体と、
前記容器本体の口部に装着されるとともに、内容物が注出される注出筒を有する注出キャップと、
前記注出筒内に配設され、前記注出筒内と前記容器本体内との連通及び遮断を切り替える弁部材と、を備え、
前記注出筒と前記弁部材との間には、前記注出筒内と前記容器本体内とを連通させるとともに、前記容器本体内での負圧発生時に前記容器本体内に向けて外気を吸引する吸引通路が形成されていることを特徴とする注出容器。 - 前記弁部材は、
前記注出筒内に配設された装着部に装着される基部と、
前記基部に連設され、前記注出キャップに接離可能とされた作動部と、を有し、
前記吸引通路は、前記基部と前記装着部との間に形成されていることを特徴とする請求項1記載の注出容器。
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JP2014070729A JP6325311B2 (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 注出容器 |
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JP2014070729A JP6325311B2 (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 注出容器 |
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Family Applications (1)
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Cited By (1)
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CN110510209A (zh) * | 2019-09-29 | 2019-11-29 | 广州蓝月亮实业有限公司 | 一种液体的定量方法及定量瓶 |
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JPS6024747U (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-20 | 株式会社吉野工業所 | スクイズ容器 |
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2014
- 2014-03-31 JP JP2014070729A patent/JP6325311B2/ja active Active
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CN110510209A (zh) * | 2019-09-29 | 2019-11-29 | 广州蓝月亮实业有限公司 | 一种液体的定量方法及定量瓶 |
CN110510209B (zh) * | 2019-09-29 | 2024-05-17 | 广州蓝月亮实业有限公司 | 一种液体的定量方法及定量瓶 |
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JP6325311B2 (ja) | 2018-05-16 |
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