JP2015189513A - 注出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁部材と注出筒との間に位置する部分での内容物の残留を抑制できる注出容器を提供する。【解決手段】内容物が収容されるとともに、弾性変形可能な容器本体11と、容器本体11の口部15に装着されるとともに、内容物が注出される下注出筒34を有する注出キャップ12と、下注出筒34内と容器本体11内との連通及び遮断を切り替える弁部材71と、を備え、下注出筒34と弁部材71との間には、下注出筒34内と容器本体11内とを連通させるとともに、容器本体11内での負圧発生時に容器本体11内に向けて外気を吸引する吸引通路Sが形成されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、注出容器に関する。
従来、内容物を注出する注出容器として、弾性変形可能な容器本体と、容器本体の口部に装着されるとともに、内容物が注出される注出筒を有するキャップ本体と、注出筒内と容器本体内との連通及び遮断を切り替える弁部材と、を備える構成が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
この種の注出容器では、容器本体を口部が下向きの注出姿勢とし、容器本体をスクイズ変形させると、容器本体が減容することで、容器本体内の圧力が正圧となり、この正圧により弁部材が開弁する。これにより、弁部材を通して内容物が注出される。
また、内容物の注出後、容器本体を復元変形させると、容器本体内に負圧が発生する。すると、この負圧により弁部材が開弁して、弁部材上に残存する内容物が、弁部材を通して容器本体内に外気とともに引き戻されるようになっている(いわゆる、サックバック効果)。
特開2002−347813号公報
しかしながら、上述した従来の注出容器では、内容物の注出後、容器本体を復元変形させる際、弁部材と注出筒との間の隙間に残存する内容物を容器本体内に引き戻すことが難しかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、弁部材と注出筒との間に位置する部分での内容物の残留を抑制できる注出容器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る注出容器は、内容物が収容されるとともに、弾性変形可能な容器本体と、前記容器本体の口部に装着されるとともに、内容物が注出される注出筒を有する注出キャップと、前記注出筒内に配設され、前記注出筒内と前記容器本体内との連通及び遮断を切り替える弁部材と、を備え、前記注出筒と前記弁部材との間には、前記注出筒内と前記容器本体内とを連通させるとともに、前記容器本体内での負圧発生時に前記容器本体内に向けて外気を吸引する吸引通路が形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、容器本体を減容するように弾性変形させると、容器本体内の圧力が正圧となる。これにより、弁部材が開弁され、注出筒内と容器本体内とが連通することで、容器本体内の内容物が注出筒から注出される。
ここで、内容物の注出後、容器本体を復元変形させると、容器本体内に負圧が発生する。すると、注出キャップ内において、注出筒と弁部材との間に位置する中間部分に残存する内容物が吸引通路を通して外気とともに容器本体内に引き戻される。すなわち、上述した中間部分に残存する内容物は、吸引通路内を容器本体側に向けて流通した後、容器本体内に流入する。これにより、内容物の注出後、中間部分に内容物が残存するのを抑制できるので、例えば液だれの発生等を抑制できる。
また、前記弁部材は、前記注出筒内に配設された装着部に装着される基部と、前記基部に連設され、前記注出キャップに接離可能とされた作動部と、を有し、前記吸引通路は、前記基部と前記装着部との間に形成されていてもよい。
この構成によれば、弁部材のうち、作動部に比べて経時変化が少ない基部と装着部との間に、吸引通路を形成することで、容器本体内での負圧発生時に外気を安定して吸引することができる。
本発明に係る注出容器によれば、弁部材と注出筒との間に位置する部分での内容物の残留を抑制できる。
実施形態に係る注出容器を示す部分断面図である。 図1におけるA部の拡大断面図である。 図1に示す注出容器において、計量モードを説明するための説明図ある。 図1に示す注出容器において、少量モードを説明するための説明図ある。 図1に示す注出容器において、容器本体の復元変形時を説明するための説明図ある。 実施形態の他の構成に係る注出容器を示す部分断面図である。 実施形態の他の構成に係る注出容器を示す部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の注出容器1は、有底筒状の容器本体11と、容器本体11の口部15に装着された有頂筒状の注出キャップ12と、を備えている。なお、容器本体11、及び注出キャップ12は、それぞれの中心軸が共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う容器本体11側を単に下側、注出キャップ12側を単に上側という。さらに、容器軸O方向から見た平面視で、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O周りに周回する方向を周方向という。
容器本体11は、内容物が収容されるとともに、少なくとも胴部13が例えば薄肉または軟質に形成されることによりスクイズ変形可能に構成されている。また、胴部13のうち、径方向で対向する部分には、径方向の内側に向けて窪む指当用凹部14が形成されている。これら指当用凹部14は、例えば半球状とされ、外周部から中央部に向かうに従い径方向への深さが漸次深くなっている。
注出キャップ12は、所定量の内容物を注出する計量モードと、内容物を少量ずつ注出する少量モードと、に内容物の注出量を切替可能となっている。具体的に、注出キャップ12は、下キャップ21と、下キャップ21に上方から取り付けられた上キャップ22と、下キャップ21に下方から取り付けられた規制部23と、を有している。なお、図示の例において、上キャップ22は、下キャップ21よりも小径とされている。
下キャップ21は、容器本体11の口部15に装着される第1下キャップ25と、第1下キャップ25を開閉可能とする第2下キャップ27と、を有している。
第1下キャップ25は、口部15に外嵌された外筒31と、口部15の内側に配設された内筒32と、これら外筒31及び内筒32の上端縁同士を連結する頂板部33と、を有している。
頂板部33は、環状とされ、その径方向の内側端部が内筒32よりも内側に位置している。頂板部33の内周縁には、頂板部33を容器軸O方向に貫く下注出筒(注出筒)34が連設されている。下注出筒34の上端部は、頂板部33から上方に向けて突出するとともに、上方に向かうに従い漸次拡径している。なお、下注出筒34のうち、上端部の内側が下注出口34aを構成している。
一方、下注出筒34の下端部は、頂板部33から下方に向けて突出している。下注出筒34の下端部には、下注出筒34を径方向に貫通して容器本体11の内外を連通させる連通孔35が形成されている。連通孔35は、容器軸O方向に沿って延びるスリット状とされ、周方向に間隔をあけて複数形成されている。
また、下注出筒34の下端縁には、下注出筒34の下端開口を閉塞する閉塞部36が連設されている。閉塞部36には、下注出筒34内において上方に向けて突出する棒状の装着部37が形成されている。
第2下キャップ27は、第1下キャップ25の頂板部33に外嵌される周壁部41と、周壁部41の上端縁から径方向の内側に向けて突設された内フランジ部42と、を有している。
周壁部41は、下端部における周方向の一部がヒンジ部26を介して外筒31に一体的に連結されている。これにより、第2下キャップ27は、ヒンジ部26回りに第1下キャップ25を開閉可能としている。また、周壁部41のうち、ヒンジ部26に対して径方向で対向する部分には、第2下キャップ27の開閉操作を行う下操作片43が径方向の外側に向けて突設されている。
内フランジ部42内には、上述した下注出筒34の上端部が貫通している。また、内フランジ部42における径方向の内側端部には、下方に向けて窪む環状の周溝44が形成されている。
上キャップ22は、第2下キャップ27に装着される第1上キャップ51と、第1上キャップ51を開閉可能とする第2上キャップ52と、を備えている。第1上キャップ51は、上述した周溝44内に嵌合された基筒部53と、基筒部53の上端縁から径方向の内側に向けて突設された頂板部54と、を有している。
頂板部54は、環状とされ、その内周縁には上方に向けて延びる上注出筒55が連設されている。上注出筒55の上端部は、上方に向かうに従い漸次拡径されている。なお、上注出筒55のうち、上端部の内側が上注出口55aを構成している。また、頂板部54の内周部には、下方に向けて下栓筒56が突設されている。下栓筒56は、第2下キャップ27が閉位置にある状態において、下注出筒34内に嵌合されることで、下注出筒34と上注出筒55との間を連通している。
第2上キャップ52は、周壁部61及び天板部62を有する有頂筒状とされている。周壁部61は、下端部における周方向の一部がヒンジ部63を介して上述した基筒部53に一体的に連結されている。これにより、第2上キャップ52は、ヒンジ部63回りに第1上キャップ51を開閉可能としている。また、周壁部61のうち、ヒンジ部63に対して径方向で対向する部分には、第2上キャップ52の開閉操作を行う上操作片64が径方向の外側に向けて突設されている。なお、ヒンジ部63は上述した下操作片43と周方向で同じ位置に形成され、上操作片64は上述したヒンジ部26と周方向で同じ位置に形成されている。
天板部62には、下方に向けて上栓筒66が突設されている。上栓筒66は、第2上キャップ52の閉状態において、上注出筒55内に嵌合されることで、上注出筒55を閉塞する。
規制部23は、容器軸O方向に沿って延びる筒状とされ、その上端部が上述した内筒32に外嵌されている。すなわち、上述した連通孔35は、規制部23内を通して容器本体11内に連通している。規制部23は、上述した指当用凹部14と径方向で重なる位置まで延在しており、容器本体11の径方向の内側への弾性変形を規制する。
また、規制部23のうち、内筒32の下方に位置する部分には、径方向に貫通する貫通開口67が形成されている。貫通開口67は、容器軸O方向に沿って延びるスリット状とされ、周方向に間隔をあけて複数形成されている。なお、貫通開口67は、内容物の注出時における空気置換に用いられる。
ここで、図1、図2に示すように、上述した下注出筒34内には、連通孔35と下注出口34aとの間の連通及び遮断を切り替える弁部材71が配設されている。弁部材71は、上述した装着部37に外嵌された筒状の基部72と、基部72の上端縁から突設された弾性変形可能な作動部73と、を有している。
作動部73は、上方に向かうに従い径方向の外側に向けて延在し、径方向に弾性変形することで、上端縁が下注出筒34の内周面に接離可能とされている。
基部72のうち、内周面から下端面に至る部分には、溝部74が形成されている。溝部74は、径方向から見た断面視でL字状とされ、周方向に間隔をあけて複数形成されている。そして、溝部74と、装着部37及び閉塞部36と、の間に画成された隙間は、下注出筒34内と容器本体11内とを連通するとともに、容器本体11内での負圧発生時に容器本体11内に向けて外気を吸引する吸引通路Sを構成している。なお、本実施形態において、溝部74の深さ及び幅は、0.5(mm)以下に設定されていることが好ましい。
次に、上述した注出容器1の作用を説明する。なお、以下の説明では、注出容器1が正立姿勢で、かつ第2下キャップ27及び第2上キャップ52が何れも閉位置にある状態を初期状態とする。
まず、計量モードについて説明する。
始めに、初期状態の容器本体11を把持した状態で、第2下キャップ27を開位置とし、下注出筒34(下注出口34a)を開放する。具体的には、下操作片43に指等を掛け、下操作片43を引き上げることで、第2下キャップ27が上キャップ22とともにヒンジ部26周りに回動する。これにより、下注出口34aが開放される。
そして、図3に示すように、注出キャップ12(下注出口34a)が下向き、容器本体11の底部が上向きとなる注出姿勢に注出容器1を傾ける。すると、容器本体11内の内容物は、連通孔35を通して下注出筒34内に流入するものの、作動部73により下流側(下注出口34a側)への流通が塞き止められる。なお、このとき内容物の自重は作動部73に作用することになる。
この状態で、容器本体11の指当用凹部14に指を位置させ、指当用凹部14を介して容器本体11を径方向の内側に向けて弾性変形させる(図3中の矢印参照)。容器本体11が弾性変形して、容器本体11が減容すると、容器本体11内の圧力が正圧となる。すると、弁部材71の作動部73が径方向の内側に向けて弾性変形して、下注出筒34の内周面から離間する。これにより、弁部材71が開弁され、連通孔35が開放されることで、下注出筒34を通して容器本体11の内外が連通する。その結果、容器本体11内の内容物が下注出口34aから注出される。
具体的に、下注出筒34内に流入した内容物は、作動部73と下注出筒34との間の隙間を通って下注出筒34内を流通した後、下注出口34aから注出される。なお、容器本体11内の圧力が大気圧に復帰すると、弁部材71の作動部73が復元変形して、下注出筒34の内周面に着座する。これにより、弁部材71が閉弁され、連通孔35が閉塞されることで、下注出筒34を通した容器本体11内外の連通が遮断される。
ここで、計量モードでは、指当用凹部14が規制部23に当接する位置まで容器本体11を弾性変形させることで、容器本体11の径方向の内側への弾性変形が規制される。これにより、注出時における容器本体11の減容量が常に一定となり、所望の量の内容物を毎回注出することができる。なお、上述した注出時において、容器本体11内の内容物が吸引通路Sを通して下注出口34aに向けて流通しても構わない。
次に、少量モードについて説明する。
少量モードでは、第2上キャップ52を開位置とし、上注出筒55(上注出口55a)を開放する。具体的には、上操作片64に指等を掛け、上操作片64を引き上げることで、第2上キャップ52がヒンジ部63周りに回動する。これにより、上注出口55aが開放される。
そして、図4に示すように、注出容器1を注出姿勢とした状態で、指当用凹部14を介して容器本体11を径方向の内側に向けて弾性変形させる(図4中の矢印参照)。このとき、指当用凹部14が規制部23に当接しない程度に容器本体11を弾性変形させる。
これにより、上述した計量モードと同様に弁部材71が開弁される。すると、連通孔35が開放されることで、下注出筒34及び上注出筒55を通して容器本体11の内外が連通する。その結果、容器本体11内の内容物が上注出口55aから少量注出される。具体的に、容器本体11内の内容物は、連通孔35を通して下注出筒34内に流入した後、作動部73と下注出筒34との間の隙間を通って下注出筒34内を流通する。その後、内容物は、下栓筒56内を通して上注出筒55内に流入した後、上注出口55aから注出される。
ここで、図5に示すように、内容物の注出後、注出容器1を初期状態に戻し、容器本体11を復元変形させると、容器本体11内に負圧が発生する。すると、下注出筒34内のうち、下注出口34aと弁部材71との間に位置する中間部分に残存する内容物(例えば、弁部材71上や、装着部37上等に残存する内容物)が吸引通路Sを通して外気とともに容器本体11内に引き戻される。すなわち、上述した中間部分に残存する内容物は、吸引通路S内を容器本体11側に向けて流通した後、連通孔35を通って容器本体11内に流入する(図5中の矢印参照)。これにより、内容物の注出後、上述した中間部分に内容物が残存するのを抑制できる。
このように、本実施形態では、装着部37と弁部材71との間に吸引通路Sを形成することで、上述したサックバック効果により上述した中間部分に内容物が残存するのを抑制できるので、例えば液だれ等の発生を抑制できる。
しかも、本実施形態では、弁部材71のうち、作動部73に比べて経時変化が少ない基部72と装着部37との間に、吸引通路Sを形成することで、容器本体11内での負圧発生時に外気を安定して吸引することができる。
また、本実施形態では、溝部74の深さ及び幅を、0.5(mm)以下に設定することで、例えば粘度が10(mPa・s)以上の内容物を容器本体11内に収容する場合には、注出容器1の転落時や転倒時等における吸引通路Sを通した意図しない内容物の流出を抑制できる。なお、本実施形態では、粘度が10(mPa・s)以上の内容物として、例えば化粧水等の液体化粧料や、みりん等の液体調味料、食用油、液体石鹸等を好適に用いることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、注出キャップ12のうち、第1下キャップ25(下注出筒34)に弁部材71を配設する構成について説明したが、これに限らず、規制部123に弁部材71を配設しても構わない。具体的に、図6に示す規制部123は、口部15内に嵌合された有底筒状の取付部101と、取付部101から下方に向けて延設された規制筒102と、取付部101から上方に向けて立設され、第1下キャップ25の内筒32内に嵌合された嵌合筒103と、を有している。
取付部101の底部において、嵌合筒103の内側に位置する部分には、底部を容器軸O方向に貫通する連通孔135が周方向に間隔をあけて形成されている。また、取付部101の底部において、連通孔135よりも径方向の内側に位置する部分には、上方に向けて突出する棒状の装着部137が形成されている。そして、弁部材71は、基部72が装着部137に外嵌されるとともに、作動部73が嵌合筒103の内周面に接離可能な状態で嵌合筒103内に配設されている。なお、図6に示す例では、嵌合筒103及び下注出筒34により注出筒を構成している。
また、上述した実施形態では、規制部を備える注出キャップに本発明を適用した場合について説明したが、規制部を備えていない注出キャップに本発明を適用しても構わない。図7に示す注出キャップ212において、下キャップ221は、第1下キャップ225、及び第2下キャップ227を有している。
第1下キャップ225は、口部15に装着された装着筒201と、装着筒201の内側に連設された下注出口234aを有する下注出筒234と、を備えている。下注出筒234内には、下注出筒234を閉塞する抜栓部202が弱化部203を介して破断可能に連結されている。また、抜栓部202には、抜栓部202の離脱時に操作するプルリング204が配設されている。プルリング204は、抜栓部202から上方に向けて突設された支柱部205を介して、抜栓部202に連結されている。
第2下キャップ227は、第1下キャップ225の装着筒201に外嵌される有頂筒状の本体部210と、本体部210の頂部から立設された外筒211及び内筒213と、を備えている。
外筒211は、第1上キャップ51の基筒部53内に嵌合されている。
内筒213は、その上端縁が第1上キャップ51の頂板部54に下方から当接している。本体部210の頂部のうち、内筒213の内側に位置する部分には、頂部を容器軸O方向に貫通する連通孔235が周方向に間隔をあけて形成されている。また、本体部210の頂部において、連通孔235よりも径方向の内側に位置する部分には、上方に向けて突出する棒状の装着部237が形成されている。そして、弁部材71は、基部72が装着部237に外嵌されるとともに、作動部73が内筒213の内周面に接離可能な状態で内筒213内に配設されている。なお、図7に示す例では、内筒213及び上注出筒55により注出筒を構成している。
さらに、上述した実施形態では、注出キャップが下キャップ及び上キャップを備え、注出量を切り替えられる構成について説明したが、これに限られない。
また、弁部材71は、注出筒内と容器本体11内との連通及び遮断を切り替える構成であれば、種々の構成を採用することが可能である。
また、上述した実施形態では、上キャップ及び下キャップが別体で形成された構成について説明したが、これに限らず、上キャップ及び下キャップを一体に形成しても構わない。
また、上述した実施形態では、吸引通路Sとして、基部72に溝部74を形成した場合について説明したが、これに限らず、基部72及び装着部のうち、少なくとも一方に溝部が形成されていれば構わない。また、作動部73及び注出筒のうち、少なくとも一方に溝部を形成して、吸引通路を構成しても構わない。
さらに、吸引通路Sは溝部に限らず、注出筒及び弁部材のうち、少なくとも一方を貫通する貫通孔であっても構わない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…注出容器
11…容器本体
12…注出キャップ
15…口部
34…下注出筒(注出筒)
37,137,237…装着部
55…上注出筒(注出筒)
71…弁部材
72…基部
73…作動部
74…溝部
103…嵌合筒(注出筒)
213…内筒(注出筒)
S…吸引通路

Claims (2)

  1. 内容物が収容されるとともに、弾性変形可能な容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着されるとともに、内容物が注出される注出筒を有する注出キャップと、
    前記注出筒内に配設され、前記注出筒内と前記容器本体内との連通及び遮断を切り替える弁部材と、を備え、
    前記注出筒と前記弁部材との間には、前記注出筒内と前記容器本体内とを連通させるとともに、前記容器本体内での負圧発生時に前記容器本体内に向けて外気を吸引する吸引通路が形成されていることを特徴とする注出容器。
  2. 前記弁部材は、
    前記注出筒内に配設された装着部に装着される基部と、
    前記基部に連設され、前記注出キャップに接離可能とされた作動部と、を有し、
    前記吸引通路は、前記基部と前記装着部との間に形成されていることを特徴とする請求項1記載の注出容器。
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