JP2015189060A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】メモリーチェックの結果、不良ビットが存在しても、状況に応じて画像形成装置の動作を許可する。
【解決手段】メインメモリー20を、不良ビットが存在すれば画像形成装置1の動作が禁止される第1の領域(OS展開領域21、圧縮伸長処理領域22、Raw画像領域23)と、それ以外の第2の領域(プリンターイメージ領域24)とに予め分ける。まず、第1の領域に不良ビットが存在するか否かをチェックし、第1の領域に不良ビットが存在しなければ、第2の領域に不良ビットが存在するか否かをチェックする方式でメモリーチェックを実行する。メモリーチェックの結果、第2の領域に不良ビットが存在しても、不良ビットが予め定められた条件を満たせば(例えば、人の目で見えるノイズが画像に現れない場合)、画像形成装置1の動作が許可される。
【選択図】図4
【解決手段】メインメモリー20を、不良ビットが存在すれば画像形成装置1の動作が禁止される第1の領域(OS展開領域21、圧縮伸長処理領域22、Raw画像領域23)と、それ以外の第2の領域(プリンターイメージ領域24)とに予め分ける。まず、第1の領域に不良ビットが存在するか否かをチェックし、第1の領域に不良ビットが存在しなければ、第2の領域に不良ビットが存在するか否かをチェックする方式でメモリーチェックを実行する。メモリーチェックの結果、第2の領域に不良ビットが存在しても、不良ビットが予め定められた条件を満たせば(例えば、人の目で見えるノイズが画像に現れない場合)、画像形成装置1の動作が許可される。
【選択図】図4
Description
本発明は、画像形成装置に搭載されるメモリーに対して実行されるメモリーチェックに関する。
画像形成装置では、画像形成装置に電源が投入されたとき、画像形成装置に搭載されているメモリーに対してメモリーチェックが実行される。近年、画像形成装置の高機能化により、画像形成装置に大容量のメモリーが搭載されているので、メモリーチェックに時間を要する。そこで、メモリーチェックの時間を短縮するために、メモリーの全領域のうち、メモリーチェックの対象となる領域を選択できる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
メモリーチェックの結果、正常に動作しないメモリーセル、すなわち、不良ビットが存在すれば、画像形成装置の表示部に、サービスマンに連絡する旨のメッセージ(いわゆるサービスコール)が表示され、画像形成装置の動作が禁止される。
しかし、不良ビットが存在すれば、画像形成装置の動作を一律に禁止するのは、利便性に欠ける。
本発明の目的は、メモリーチェックの結果、不良ビットが存在しても、状況に応じて画像形成装置の動作を許可することができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成する本発明に係る画像形成装置は、メモリーと、前記メモリーを、不良ビットが存在すれば前記画像形成装置の動作が禁止される第1の領域と、それ以外の第2の領域とに予め分けており、前記第1の領域に前記不良ビットが存在するか否かをチェックし、前記第1の領域に前記不良ビットが存在しない場合、前記第2の領域に前記不良ビットが存在するか否かをチェックする不良ビットチェック部と、前記第1の領域に前記不良ビットが存在しないが、前記第2の領域に前記不良ビットが存在する場合、前記不良ビットが予め定められた条件を満たすか否かを判定する判定部と、前記予め定められた条件を満たすと判定された場合、前記画像形成装置の動作を許可する決定をし、前記予め定められた条件を満たさないと判定された場合、前記画像形成装置の動作を禁止する決定をする決定部と、を備える。
本発明に係る画像形成装置では、メモリーを、不良ビットが存在すれば画像形成装置の動作が禁止される第1の領域と、それ以外の第2の領域とに予め分けており、まず、第1の領域に不良ビットが存在するか否かをチェックし、第1の領域に不良ビットが存在しなければ、次に、第2の領域に不良ビットが存在するか否かをチェックする方式でメモリーチェックを実行する。
メモリーチェックの結果、第1の領域に不良ビットが存在しないが、第2の領域に不良ビットが存在する場合、不良ビットが予め定められた条件を満たせば(例えば、人の目で見えるノイズが画像に現れない場合)、画像形成装置の動作が許可される。従って、本発明に係る画像形成装置によれば、メモリーチェックの結果、不良ビットが存在しても、状況に応じて画像形成装置の動作を許可することができる。
上記構成において、前記メモリーをアドレスによって複数の作業領域に予め分けて、前記メモリーを制御する制御部と、前記複数の作業領域のうち、印刷対象となる画像を示すデータがビットマップ展開される作業領域を、プリンターイメージ領域とし、前記制御部によって前記プリンターイメージ領域に展開された前記データを用いて、前記画像を形成する画像形成部と、を備え、前記不良ビットチェック部は、前記プリンターイメージ領域を、前記第2の領域として、前記不良ビットが存在するか否かをチェックする。
プリンターイメージ領域は、印刷対象となる画像を示すデータがビットマップ展開される作業領域である。プリンターイメージ領域に不良ビットが存在しても、不良ビットが予め定められた条件(例えば、不良ビットの数が所定数以下)を満たせば、人の目で見えるノイズが画像に現れない。このような場合、画像形成装置の動作が許可される。
上記構成において、前記判定部は、(1)前記プリンターイメージ領域において、1画素を表現する各ビット列のうち、前記不良ビットを含む前記ビット列である不良ビット列の数が、予め定められた第1の値以下と判定し、かつ、(2)前記不良ビット列のそれぞれを予め定められた桁で上位側と下位側とに分けて、前記上位側に前記不良ビットが位置する前記不良ビット列の数が、前記第1の値より小さい予め定められた第2の値以下と判定し、かつ、(3)前記上位側に前記不良ビットが位置する前記不良ビット列のそれぞれにより表現される画素において、連続する画素が含まれていないと判定した場合、前記予め定められた条件を満たすと判定し、前記(1)〜前記(3)の少なくとも一つを満たさないと判定した場合、前記予め定められた条件を満たさないと判定する。
第1の値及び第2の値は、不良ビット列の数が、それらの値を超えれば、人の目で見えるノイズが画像に現れるとして、設計者が予め決定する。条件(2)は、不良ビットがビット列の上位側に位置する方が、下位側に位置するよりも、人の目で見えるノイズが画像に現れやすい点を考慮している。条件(3)は、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列のそれぞれにより表現される画素において、連続する画素が含まれていれば、人の目で見えるノイズが画像に現れやすい点を考慮している。
不良ビット列の数が、第1の値を超えれば、人の目で見えるノイズが画像に現れる。不良ビット列の数が第1の値以下であっても、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列の数が、第1の値より小さい予め定められた第2の値を超えれば、人の目で見えるノイズが画像に現れる。上位側に不良ビットが位置する不良ビット列の数が、第2の値以下であっても、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列のそれぞれにより表現される画素において、連続する画素が含まれていれば、人の目で見えるノイズが画像に現れる。
そこで、条件(1)〜条件(3)を全て満たす場合、予め定められた条件を満たすと判定し、画像形成装置の動作が許可される。これに対して、条件(1)〜条件(3)の少なくとも一つを満たさない場合、予め定められた条件を満たさないと判定し、画像形成装置の動作が禁止される。
本発明によれば、メモリーチェックの結果、不良ビットが存在しても、状況に応じて画像形成装置の動作を許可することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部構造の概略を示す模式図である。画像形成装置1は、例えば、コピー、プリンター、スキャナー及びファクシミリの機能を有するデジタル複合機に適用することができる。画像形成装置1は、装置本体100、装置本体100の上に配置された原稿読取部200、原稿読取部200の上に配置された原稿給送部300及び装置本体100の上部前面に配置された操作部400を備える。
原稿給送部300は、自動原稿送り装置として機能し、原稿載置部301に置かれた複数枚の原稿を連続的に原稿読取部200で読み取ることができるように送ることができる。
原稿読取部200は、露光ランプ等を搭載したキャリッジ201、ガラス等の透明部材により構成された原稿台203、不図示のCCD(Charge Coupled Device)センサー、及び、原稿読取スリット205を備える。原稿台203に載置された原稿を読み取る場合、キャリッジ201を原稿台203の長手方向に移動させながらCCDセンサーにより原稿を読み取る。これに対して、原稿給送部300から給送された原稿を読み取る場合、キャリッジ201を原稿読取スリット205と対向する位置に移動させて、原稿給送部300から送られてきた原稿を、原稿読取スリット205を通してCCDセンサーにより読み取る。CCDセンサーは読み取った原稿を画像データとして出力する。
装置本体100は、用紙貯留部101、画像形成部103及び定着部105を備える。用紙貯留部101は、装置本体100の最下部に配置されており、用紙の束を貯留することができる用紙トレイ107を備える。用紙トレイ107に貯留された用紙の束において、最上位の用紙がピックアップローラー109の駆動により、用紙搬送路111へ向けて送出される。用紙は、用紙搬送路111を通って、画像形成部103へ搬送される。
画像形成部103は、搬送されてきた用紙にトナー像を形成する。画像形成部103は、感光体ドラム113、露光部115、現像部117及び転写部119を備える。露光部115は、画像データ(原稿読取部200から出力された画像データ、パソコンから送信された画像データ、ファクシミリ受信の画像データ等)に対応して変調された光を生成し、一様に帯電された感光体ドラム113の周面に照射する。これにより、感光体ドラム113の周面には、画像データに対応する静電潜像が形成される。この状態で感光体ドラム113の周面に現像部117からトナーを供給することにより、周面には画像データに対応するトナー像が形成される。このトナー像は、転写部119によって先ほど説明した用紙貯留部101から搬送されてきた用紙に転写される。
トナー像が転写された用紙は、定着部105に送られる。定着部105において、トナー像と用紙に熱と圧力が加えられて、トナー像は用紙に定着される。用紙はスタックトレイ121又は排紙トレイ123に排紙される。
操作部400は、操作キー部401と表示部403を備える。表示部403は、タッチパネル機能を有しており、ソフトキーを含む画面が表示される。ユーザーは、画面を見ながらソフトキーを操作することによって、コピー等の機能の実行に必要な設定等をする。
操作キー部401には、ハードキーからなる操作キーが設けられている。具体的には、スタートキー405、テンキー407、ストップキー409、リセットキー411、コピー、プリンター、スキャナー及びファクシミリを切り換えるための機能切換キー413等が設けられている。
スタートキー405は、コピー、ファクシミリ送信等の動作を開始させるキーである。テンキー407は、コピー部数、ファクシミリ番号等の数字を入力するキーである。ストップキー409は、コピー動作等を途中で中止させるキーである。リセットキー411は、設定された内容を初期設定状態に戻すキーである。
機能切換キー413は、コピーキー及び送信キー等を備えており、コピー機能、送信機能等を相互に切り替えるキーである。コピーキーを操作すれば、コピーの初期画面が表示部403に表示される。送信キーを操作すれば、ファクシミリ送信及びメール送信の初期画面が表示部403に表示される。
図2は、図1に示す画像形成装置1の構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、装置本体100、原稿読取部200、原稿給送部300、操作部400、制御部500及び通信部600がバスによって相互に接続された構成を有する。装置本体100、原稿読取部200、原稿給送部300及び操作部400に関しては既に説明したので、説明を省略する。
制御部500は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及び、RAM(Random Access Memory)等を備える。CPUは、画像形成装置1を動作させるために必要な制御を、装置本体100等の画像形成装置1の上記構成要素に対して実行する。ROMは、画像形成装置1の動作の制御に必要なソフトウェアを記憶している。RAMは、ソフトウェアの実行時に発生するデータの一時的な記憶及びアプリケーションソフトの記憶等に利用される。
通信部600は、ファクシミリ通信部601及びネットワークI/F部603を備える。ファクシミリ通信部601は、相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)、及び、ファクシミリ通信用の信号を変復調する変復調回路を備える。ファクシミリ通信部601は、電話回線605に接続される。
ネットワークI/F部603は、LAN(Local Area Network)607に接続される。ネットワークI/F部603は、LAN607に接続されたパソコン等の端末装置との間で通信を実行するための通信インターフェイス回路である。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置1の特徴部分の構成を示すブロック図である。CPU10、メインメモリー20、ROM30、不良ビットチェック部40、判定部50、及び、決定部60がバス70によって相互に接続されている。
CPU10は、上述した図2の制御部500を構成するCPUである。
メインメモリー20(メモリーの一例)は、上述した図2の制御部500を構成するRAMである。メインメモリー20として、例えば、DRAMが用いられる。
ROM30は、上述した図2の制御部500を構成するROMである。
制御部500は、メインメモリー20をアドレスによって複数の作業領域に予め分けて、メインメモリー20を制御する。図4は、複数の作業領域に分けられたメインメモリー20の例を示す模式図である。
複数の作業領域として、OS展開領域21、圧縮伸長処理領域22、Raw画像領域23、及び、プリンターイメージ領域24が示されている。
OS展開領域21は、ROM30に格納されているOSが展開される作業領域である。
圧縮伸長処理領域22は、画像データを圧縮する処理がされる作業領域、及び、圧縮された画像データを伸長する処理がされる作業領域である。
Raw画像領域23は、原稿読取部200(図2)から出力された画像データが一時格納される作業領域である。
プリンターイメージ領域24は、印刷対象となる画像を示すデータがビットマップ展開される作業領域である。画像形成部103を含む装置本体100(図2)は、制御部500によってプリンターイメージ領域24に展開されたデータを用いて、画像を形成する。
制御部500は、プリンターイメージ領域24を構成するメモリーセル群に対して、画像を構成するn個の画素のそれぞれを表現するビット列26を割り当てる。例えば、8ビットの場合、ビット列26を構成するメモリーセル数は、8個である。ビット列26を区別する場合、ビット列26−1,26−2,・・・,26−nと記載する。
図5は、n個の画素28によって構成される画像の一例を示す模式図である。画素28を区別する場合、画素28−1,28−2,・・・,28−nと記載する。1番目の画素28−1は、ビット列26−1によって表現され、2番目の画素28−2は、ビット列26−2によって表現され、・・・、n番目の画素28−nは、ビット列26−nによって表現される。
図3を参照して、不良ビットチェック部40は、メインメモリー20において、不良ビットが存在するか否かのチェック(いわゆるメモリーチェック)を実行する。詳しくは、不良ビットチェック部40は、メインメモリー20を、不良ビットが存在すれば画像形成装置1の動作が禁止される第1の領域と、それ以外の第2の領域とに予め分けており、第1の領域に不良ビットが存在するか否かをチェックし、第1の領域に不良ビットが存在しない場合、第2の領域に不良ビットが存在するか否かをチェックする。
第1の領域及び第2の領域について、図4を参照して、具体的に説明する。OS展開領域21において、1ビットでも不良ビットが存在すれば、画像形成装置1が正常に動作できない。圧縮伸長処理領域22において、1ビットでも不良ビットが存在すれば、画像データの圧縮及び伸長が失敗する。Raw画像領域23において、1ビットでも不良ビットが存在すれば、原稿読取部200(図2)で読み取られた原稿の画像を正確に再現できなくなる。そこで、OS展開領域21、圧縮伸長処理領域22、及び、Raw画像領域23を第1の領域とする。
これに対して、プリンターイメージ領域24において、不良ビットが存在することが原因でノイズが画像に含まれても、予め定められた条件を満たせば(例えば、不良ビットを含む画素28の数が所定値以下)、人の目で見てそのノイズを認識できない。そこで、プリンターイメージ領域24を第2の領域とする。
不良ビットチェック部40は、メモリーチェック専用のチェックデータを生成し、これを不良ビットが存在するか否かをチェックする対象となる作業領域に書き込み、その作業領域に書き込んだデータを読み出し、書き込んだデータと読み出したデータとを比較する。不良ビットチェック部40は、書き込んだデータと読み出したデータとが一致すると判定すれば、その作業領域において、不良ビットが存在しないと判定する。不良ビットチェック部40は、書き込んだデータと読み出したデータとが不一致と判定すれば、その作業領域において、不良ビットが存在すると判定する。
判定部50は、不良ビットチェック部40によって、第1の領域に不良ビットが存在しないが、第2の領域に不良ビットが存在すると判定された場合、第2の領域に存在する不良ビットが上記予め定められた条件を満たすか否かを判定する。
決定部60は、判定部50によって予め定められた条件を満たすと判定された場合、画像形成装置1の動作を許可する決定をし、予め定められた条件を満たさないと判定された場合、画像形成装置1の動作を禁止する決定をする。
次に、本実施形態の動作を、主に、図3、図4、図6及び図7を参照して説明する。図6及び図7は、本実施形態の動作を説明するフローチャートである。画像形成装置1に電源が投入されると(ステップS1)、不良ビットチェック部40は、OS展開領域21において、不良ビットが存在するか否かをチェックする(ステップS2)。OS展開領域21は、図4で説明したように、第1の領域に属する作業領域である。
不良ビットチェック部40がOS展開領域21において、不良ビットが存在すると判定した場合(ステップS2でYes)、決定部60は、画像形成装置1の動作を禁止する決定をし、かつ、制御部500は、サービスマンに連絡する旨のメッセージを、表示部403(図2)に表示させる(ステップS3)。画像形成装置1の動作を禁止する決定がされた場合、ユーザーが操作部400(図2)を操作して、画像形成装置1に所望の動作(例えば、コピー動作)させる命令を入力しても、制御部500は、その入力を受け付けない処理をする。
不良ビットチェック部40がOS展開領域21において、不良ビットが存在しないと判定した場合(ステップS2でNo)、不良ビットチェック部40は、圧縮伸長処理領域22において、不良ビットが存在するか否かをチェックする(ステップS4)。圧縮伸長処理領域22は、図4で説明したように、第1の領域に属する作業領域である。
不良ビットチェック部40が圧縮伸長処理領域22において、不良ビットが存在すると判定した場合(ステップS4でYes)、ステップS3の処理がされる。
不良ビットチェック部40が圧縮伸長処理領域22において、不良ビットが存在しないと判定した場合(ステップS4でNo)、不良ビットチェック部40は、Raw画像領域23において、不良ビットが存在するか否かをチェックする(ステップS5)。Raw画像領域23は、図4で説明したように、第1の領域に属する作業領域である。
不良ビットチェック部40がRaw画像領域23において、不良ビットが存在すると判定した場合(ステップS5でYes)、ステップS3の処理がされる。
不良ビットチェック部40がRaw画像領域23において、不良ビットが存在しないと判定した場合(ステップS5でNo)、不良ビットチェック部40は、第1の領域に不良ビットが存在しないと判定し、次に、プリンターイメージ領域24において、不良ビットが存在するか否かをチェックする(ステップS6)。プリンターイメージ領域24は、図4で説明したように、第2の領域に属する作業領域である。
不良ビットチェック部40が、プリンターイメージ領域24において、不良ビットが存在しないと判定した場合(ステップS6でNo)、決定部60は、画像形成装置1の動作を許可する決定をする(ステップS7)。これにより、ユーザーが操作部400(図2)を操作して、画像形成装置1に所望の動作(例えば、コピー動作)させる命令を入力した場合、画像形成装置1は、命令された動作を実行する。
不良ビットチェック部40が、プリンターイメージ領域24において、不良ビットが存在すると判定した場合(ステップS6でYes)、判定部50は、プリンターイメージ領域24に存在する不良ビットが、以下に説明する予め定められた条件を満たすか否かを判定する。
まず、判定部50は、プリンターイメージ領域24において、1画素28(図5)を表現する各ビット列26のうち、不良ビットを含むビット列26である不良ビット列の数が、予め定められた第1の値以下であるか否かを判定する(ステップS8)。
不良ビット列の数とは、不良ビットを含む画素28の数である。不良ビットを含む画素28の数が所定数を超えれば、人の目で見えるノイズが画像に現れる。従って、第1の値は、人の目で見えるノイズが画像に現れるか否かの観点から、設計者が予め決定をする。
判定部50が、不良ビット列の数が、第1の値より大きいと判定した場合(ステップS8でNo)、人の目で見えるノイズが画像に現れると見なして、ステップS3の処理がされる。すなわち、決定部60は、画像形成装置1の動作を禁止する決定をし、かつ、制御部500は、表示部403(図2)に、サービスマンに連絡する旨のメッセージを表示させる。
判定部50が、不良ビット列の数が、第1の値以下と判定した場合(ステップS8でYes)、不良ビット列のそれぞれを予め定められた桁で上位側と下位側とに分けて、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列の数が、第1の値より小さい予め定められた第2の値以下であるか否かを判定する(ステップS9)。これについて詳しく説明する。
図8は、ビット列26の例を示す模式図である。ここでのビット列26は、8ビットである。最上位ビットをMSB、最下位ビットをLSBとする。判定部50は、不良ビット列のそれぞれを予め定められた桁で上位側と下位側とに分ける。ここでは、上位側の桁数(4)と下位側の桁数(4)とが同じになるようにされている。そして、判定部50は、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列の数が、第1の値より小さい予め定められた第2の値以下であるか否かを判定する。
不良ビットがビット列26の上位側に位置する方が、下位側に位置するよりも、人の目で見えるノイズとして画像に現れやすい。そこで、不良ビット列の数が、第1の値以下であっても、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列の数が、所定数を超えれば、人の目で見えるノイズが画像に現れるとする。第2の値は、人の目で見えるノイズが画像に現れるか否かの観点から、設計者が予め決定をする。
判定部50が、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列の数が、第2の値より大きいと判定した場合(ステップS9でNo)、人の目で見えるノイズが画像に現れると見なして、ステップS3の処理がされる。
判定部50が、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列の数が、第2の値以下と判定した場合(ステップS9でYes)、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列のそれぞれにより表現される画素28において、連続する画素28が含まれているか否か判定する(ステップS10)。
図9は、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列で表現される画素28において、連続する画素28が含まれていない例を示す模式図であり、図10は、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列で表現される画素28において、連続する画素28が含まれている例を示す模式図である。図中、×で示す画素28が、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列で表現される画素28である。
上位側に不良ビットが位置する不良ビット列のそれぞれにより表現される画素28において、図10に示すように、連続する画素28が含まれていれば、人の目で見えるノイズが画像に現れやすい。そこで、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列の数が、第2の値以下であっても、連続する画素28が含まれていれば、人の目で見えるノイズが画像に現れると見なす。
判定部50が、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列のそれぞれにより表現される画素28において、連続する画素28が含まれると判定した場合(ステップS10でYes)、人の目で見えるノイズが画像に現れると見なして、ステップS3の処理がされる。
判定部50が、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列のそれぞれにより表現される画素28において、連続する画素28が含まれないと判定した場合(ステップS10でNo)、判定部50は、予め定められた条件を満たすと判定する。これにより、決定部60は、画像形成装置1の動作を許可する決定をし、かつ、制御部500は、表示部403(図2)に、サービスマンに連絡する旨のメッセージを表示させる(ステップS11)。従って、サービスマンが画像形成装置1の修理に来るまで、画像形成装置1を使用することができる。
本実施形態の主な効果を説明する。本実施形態に係る画像形成装置1では、図4に示すメインメモリー20を、不良ビットが存在すれば画像形成装置1の動作が禁止される第1の領域(OS展開領域21、圧縮伸長処理領域22、Raw画像領域23)と、それ以外の第2の領域(プリンターイメージ領域24)とに予め分けており、まず、第1の領域に不良ビットが存在するか否かをチェックし(図6のステップS2,S4,S5)、第1の領域に不良ビットが存在しなければ(図6のステップS5でNo)、次に、第2の領域に不良ビットが存在するか否かをチェック(図6のステップS6)する方式でメモリーチェックを実行する。
メモリーチェックの結果、第1の領域に不良ビットが存在しないが、第2の領域に不良ビットが存在する場合、不良ビットが予め定められた条件を満たせば(人の目で見えるノイズが画像に現れない場合)、画像形成装置1の動作が許可される(ステップS11)。従って、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、メモリーチェックの結果、不良ビットが存在しても、状況に応じて画像形成装置1の動作を許可することができる。
ステップS8の第1の値及びステップS9の第2の値は、不良ビット列の数が、それらの値を超えれば、人の目で見えるノイズが画像に現れるとして、設計者が予め決定する。ステップS9は、不良ビットがビット列26の上位側に位置する方が、下位側に位置するよりも、人の目で見えるノイズが画像に現れやすい点を考慮している。ステップS10は、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列のそれぞれにより表現される画素28において、図10に示すように、連続する画素28が含まれていれば、人の目で見えるノイズが画像に現れやすい点を考慮している。
不良ビット列の数が、第1の値を超えれば、人の目で見えるノイズが画像に現れる。不良ビット列の数が第1の値以下であっても、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列の数が、第1の値より小さい予め定められた第2の値を超えれば、人の目で見えるノイズが画像に現れる。上位側に不良ビットが位置する不良ビット列の数が、第2の値以下であっても、上位側に不良ビットが位置する不良ビット列のそれぞれにより表現される画素28において、連続する画素28が含まれていれば、人の目で見えるノイズが画像に現れる。
そこで、ステップS8がYesであり、かつ、ステップS9がYesであり、かつ、ステップS10がNoの場合、予め定められた条件を満たすと判定し、画像形成装置1の動作が許可される。これに対して、ステップS8がNo、又は、ステップS9がNo、又は、ステップS10がYesの場合、予め定められた条件を満たさないと判定し、画像形成装置1の動作が禁止される。
なお、判定部50は、ステップS8、ステップS9、ステップS10の少なくとも1つを用いて、予め定められた条件を満たすか否かを判定してもよい。
1 画像形成装置
20 メインメモリー(メモリーの一例)
21 OS展開領域(第1の領域の一例、作業領域の一例)
22 圧縮伸長処理領域(第1の領域の一例、作業領域の一例)
23 Raw画像領域(第1の領域の一例、作業領域の一例)
24 プリンターイメージ領域(第2の領域の一例、作業領域の一例)
20 メインメモリー(メモリーの一例)
21 OS展開領域(第1の領域の一例、作業領域の一例)
22 圧縮伸長処理領域(第1の領域の一例、作業領域の一例)
23 Raw画像領域(第1の領域の一例、作業領域の一例)
24 プリンターイメージ領域(第2の領域の一例、作業領域の一例)
Claims (3)
- 画像形成装置であって、
メモリーと、
前記メモリーを、不良ビットが存在すれば前記画像形成装置の動作が禁止される第1の領域と、それ以外の第2の領域とに予め分けており、前記第1の領域に前記不良ビットが存在するか否かをチェックし、前記第1の領域に前記不良ビットが存在しない場合、前記第2の領域に前記不良ビットが存在するか否かをチェックする不良ビットチェック部と、
前記第1の領域に前記不良ビットが存在しないが、前記第2の領域に前記不良ビットが存在する場合、前記不良ビットが予め定められた条件を満たすか否かを判定する判定部と、
前記予め定められた条件を満たすと判定された場合、前記画像形成装置の動作を許可する決定をし、前記予め定められた条件を満たさないと判定された場合、前記画像形成装置の動作を禁止する決定をする決定部と、
を備える画像形成装置。 - 前記メモリーをアドレスによって複数の作業領域に予め分けて、前記メモリーを制御する制御部と、
前記複数の作業領域のうち、印刷対象となる画像を示すデータがビットマップ展開される作業領域を、プリンターイメージ領域とし、前記制御部によって前記プリンターイメージ領域に展開された前記データを用いて、前記画像を形成する画像形成部と、を備え、
前記不良ビットチェック部は、前記プリンターイメージ領域を、前記第2の領域として、前記不良ビットが存在するか否かをチェックする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記判定部は、(1)前記プリンターイメージ領域において、1画素を表現する各ビット列のうち、前記不良ビットを含む前記ビット列である不良ビット列の数が、予め定められた第1の値以下と判定し、かつ、(2)前記不良ビット列のそれぞれを予め定められた桁で上位側と下位側とに分けて、前記上位側に前記不良ビットが位置する前記不良ビット列の数が、前記第1の値より小さい予め定められた第2の値以下と判定し、かつ、(3)前記上位側に前記不良ビットが位置する前記不良ビット列のそれぞれにより表現される画素において、連続する画素が含まれていないと判定した場合、前記予め定められた条件を満たすと判定し、前記(1)〜前記(3)の少なくとも一つを満たさないと判定した場合、前記予め定められた条件を満たさないと判定する請求項2に記載の画像形成装置。
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