JP2015188793A - 浮上物除去装置 - Google Patents

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【課題】効率よく浮上物を掻き寄せ可能な浮上物掻寄装置を提供すること。【解決手段】掻寄領域の中央部から周回運動自在に張り出した掻寄アームと掻寄アームの下部に取付けられた掻寄板とを備えた浮上物掻寄装置とを備え、前記掻寄アーム6は、外筒アーム21と外筒アーム内に一方の端部が挿入された内筒アーム22とからなり、外筒アーム21と内筒アーム22とは間にローラ23を介して接触していて内筒アームが外筒アーム内をスライドすることによって内筒アームが外筒アームに対して出入自在となっており、内筒アームには第1掻寄板31bが設けられ外筒アームには第2掻寄板32bと第3掻寄板33bとが設けられ、第1掻寄板31bと第2掻寄板32bとが密着し、第2掻寄板32bと第3掻寄板33bとが密着するように設けられていることを特徴とする浮上物除去装置。【選択図】図3

Description

本発明は、下水浄化施設に設置された沈澱池等の水処理施設において水面上に浮上する浮上物を掻き寄せるための浮上物除去装置に関する。
下水浄化施設に設置された沈澱池等の水処理施設においては水面に浮上するスカム等の浮上物を施設外に排出する必要がある。このための方法としては、浮上物を浮上物掻寄装置によって掻き寄せて排出する方法が知られている。
水処理施設が円形槽である場合には、円形槽の中心部に回転軸を有して旋回運動をする掻き寄せ板によって浮上物を掻き寄せ、掻き寄せられたスカムを集めて排出する方法が行われている(特許文献1、2参照)。
また、水処理施設が矩形槽である場合には、水処理施設の長手方向に往復運動する掻き寄せ板によって浮上物を掻き寄せ、掻き寄せられたスカムを集めて排出する方法が行われている(特許文献3参照)。
また、近年、水処理等の分野において容量や水面積負荷を大きくできる正方形、楕円形等の水処理施設の採用が増えており、特許文献4、5には円形及び非円形の水処理施設に適用できる浮上物掻寄装置が提案されている。
特許文献4では、非円形沈澱池の中央から周回運動自在に張り出し先端が一定の半径で周回する主スクレーパアームと、このアームに伸縮自在に装備され先側に備えたガイドローラが沈澱池の周回軌道であるガイドレールに沿って運動するようにされた副スクレーパアームとを備えた浮上物掻寄装置が提案されている。
また、特許文献5では、前記特許文献4記載のものが浮上物掻寄装置は稼動につれて徐々にアームが曲がって運転が困難となり、また、掻寄時に主アームの掻寄板と副アームの掻寄板との隙間から浮上物を逃がしやすいという問題があることに鑑みて、掻寄領域内の垂直軸回りに回転自在にかつその軸線が前記垂直軸と交わる位置で支持されると共に第一掻寄板が設置された筒状部材と、この筒状部材内で筒状部材の軸方向に移動可能に支持されると共に前記第1掻寄板と対向する第2掻寄板が設置された移動部材とを備えることによって耐久性が高く、効率よく浮上物を掻き寄せることを可能とした浮上物掻寄装置が提案されている。
特開平7−108106号公報、 特開平9−173709号公報 特開2008−142619号公報 特開2000−61461号公報 特開2003−164864号公報
しかしながら特許文献に記載の浮上物掻寄装置では、なお二つの掻寄板間に隙間があり、掻き残しが発生するという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、効率よく浮上物を掻き寄せ可能な浮上物掻寄装置を提供することを目的とする。
本発明者らは掻寄アームを外筒アームと内筒アームとから構成することにより上記の課題を解決することができることを見出して本発明を完成した。
本発明は以下に記載する通りの浮上物除去装置である。
(1)円形または非円形の掻寄領域内で浮上物を掻き寄せるための浮上物除去装置であって、
前記浮上物除去装置は、掻寄領域の中央部から周回運動自在に張り出した掻寄アームと 前記掻寄アームの下部に取付けられた掻寄板とを備えた浮上物掻寄装置とを備えており、
前記掻寄アームは、外筒アームと該外筒アーム内に一方の端部が挿入された内筒アームとからなり、
前記外筒アームと内筒アームとは間にローラを介して接触していて前記内筒アームが外側アーム内をスライドすることによって内筒アームが外側アームに対して出入自在となっており、
前記内筒アームには第1掻寄板が第1支持部材によって取付けられており、
前記外筒アームには第2掻寄板が第2支持部材によって取付けられており、
前記第1支持部材及び第2支持部材は、前記第1掻寄板と前記第2掻寄板とが密着するように、前記第1掻寄板及び前記第2掻寄板を支持し、
前記掻寄アームが周回運動をする際に前記内筒アームが掻寄領域の幅に対応して外筒アームに対して移動するようにした
ことを特徴とする浮上物除去装置。
(2)円形または非円形の掻寄領域内で浮上物を掻き寄せるための浮上物除去装置であって、
前記浮上物除去装置は、掻寄領域の中央部から周回運動自在に張り出した掻寄アームと 前記掻寄アームの下部に取付けられた掻寄板とを備えた浮上物掻寄装置とを備えており、
前記掻寄アームは、外筒アームと該外筒アーム内に一方の端部が挿入された内筒アームとからなり、
前記外筒アームと内筒アームとは間にローラを介して接触していて前記内筒アームが外側アーム内をスライドすることによって内筒アームが外側アームに対して出入自在となっており、
前記内筒アームには第1掻寄板が第1支持部材によって取付けられており、
前記外筒アームには第2掻寄板と第3掻寄板とが第2支持部材及び第3支持部材によって取付けられており、
前記第1支持部材及び第2支持部材は、前記第1掻寄板と前記第2掻寄板とが密着するように、前記第1掻寄板及び前記第2掻寄板を支持し、
前記第2支持部材及び第3支持部材は、前記第2掻寄板と第3掻寄板とが密着するように、前記第2掻寄板及び前記第3掻寄板を支持し、
前記掻寄アームが周回運動をする際に前記内筒アームが掻寄領域の幅に対応して外筒アームに対して移動するようにした
ことを特徴とする浮上物除去装置。
(3)前記支持部材は上下方向に2分割されて、分割部分がヒンジで結合されていることを特徴とする(1)又は(2)に記載の浮上物除去装置。
(4)前記掻寄領域は筒状のバッフルプレートによって画成されていることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の浮上物除去装置。
(5)前記掻寄アームの端部に被案内装置を設け、該被案内装置を掻寄領域の周囲に沿って案内する案内手段を備えたことを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の浮上物除去装置。
(6)前記案内手段が前記バッフルプレートに設けられたガイドパイプであり、前記被案内装置の端部にはローラが設けられており、前記ローラがガイドパイプ上を走行することを特徴とする(5)に記載の浮上物除去装置。
本発明に係る浮上物除去装置によれば、掻寄板同士の間に隙間がないため、浮上物の掻き残しがない。また、掻寄アームは外筒アームと内筒アームとから構成されているため曲げ応力に強く、長時間の運転を続けても掻寄アームの曲がりや浮上物の掻き残しがない。
このため耐久性が高く、効率よく浮上物を掻き寄せ可能な浮上物除去装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る浮上物掻寄装置を備えた沈殿槽の上面図である。 図1に示した浮上物掻寄装置を備えた沈殿槽の縦断面図である。 図2に示した浮上物掻寄装置の部分拡大図である。 図3に示した掻寄アームのI−I断面図である 図3に示した掻寄アームの断面図である。 (a)X−X断面図、(b)Y−Y断面図、(c)Z−Z断面図 浮上物掻寄装置の他の実施形態を示す図である。
本発明に係る浮上物除去装置の好適な実施形態について以下詳細に説明する。
また、以下では下水浄化施設に設置された略正方形状の掻寄領域を有する沈殿槽を例に挙げて説明するが、本発明の実施形態はこの具体例に限られるものではない。
図1は本実施形態に係る浮上物除去装置を備えた沈殿槽1の上面図である。
図2は、図に示した浮上物除去装置を備えた沈殿槽1のI−I断面図である。
図示した沈殿槽1は壁11によってその水平断面が略正方形状となるように形成されている。
沈殿槽1は、被処理水中の懸濁物質や凝集フロック等の沈降性物質を沈降分離する装置である。沈殿槽1には被処理水導入管(図示せず)から、沈殿槽1の中央上部のフィードウエル2を介して被処理水が導入される。
沈殿槽1に導入された被処理水中の凝集フロック等の沈降性物質は沈殿槽1の底部に沈降して沈殿物となる一方、浮上性物質は水面に浮上して浮上物となる。
沈殿槽1の中央には回転軸3が立設されている。回転軸3には次の装置が設けられている。
・フィードウエル2
・汚泥掻寄ブレード4
・浮上物掻寄装置(6、27、28)
・パイプスキマ7
フィードウエル2は回転軸3に固定された筒状部材であり、外部から供給された汚水を受ける領域を画成するものである。
汚泥掻寄ブレード4は回転軸3の下部に設けられており、モータMによって回転軸3を回転させることによって汚泥掻寄ブレード4が回転し、沈殿槽1の底部の沈殿物が底部中央に向かって掻き寄せられる。掻き寄せられた沈降物は底部中央の汚泥ピット5に集積され、汚泥引抜管(図示せず)を介して外部に排出される。
浮上物掻寄装置は掻寄アーム6と該掻寄アーム6に取付けられた掻寄板支持部材27及び掻寄板28から構成される。掻寄アーム6は回転軸3の上部に設けられており、モータMによる回転軸3の回転によって掻寄アーム6が回転し、掻寄板支持部材27によって支持された掻寄板28によって浮上物が掻き寄せられる。
沈殿槽1には、水面近傍で中心から外側に向かって延在し、掻寄領域10で浮上物掻寄装置によって掻き寄せられた浮上物を流入させて外部に排出するためのパイプスキマ7を備えている。パイプスキマ7はフィードウエル2から半径方向に延在するパイプ材であり、軸芯方向に開口した開口部(切り欠き部)が設けられており、浮上物掻寄装置によって掻き寄せられた浮上物が開口部から流入し外部に排出されるようになっている。
沈殿槽1の壁11の内側には処理水の溢流堰12が設けられ溢流堰12の外側には溢流トラフ13が設けられている。前記溢流堰12の内周側には垂直筒状のバッフルプレート8が回転軸3と同軸にその上端が水面より上方に突出するように配設されており、その内側に掻寄領域10が画成される。
このバッフルプレート8の上端は水面より上方に突出すると共に下端は溢流堰12の上端より低い位置となるように設けられている。このため水面の浮上物はバッフルプレート8を越えて溢流堰12に向かうことがなくバッフルプレート8の内側に閉じこめられる
一方、浮上物を分離された上澄み液はバッフルプレート8の下端部を越えて溢流堰12に向かい、溢流堰12から溢流トラフ13内に流れ込んで外部へ排出される。
バッフルプレート8の、壁11の四隅に対応する角部には丸みを有するRが形成されており、汚泥掻寄ブレード4の端部がバッフルプレート8の角部に沿って滑らかに動くことを可能にしている。
また、掻寄アームの6端部には被案内装置24を設け、掻寄領域10を画成するバッフルプレート8には前記被案内装置を案内する案内手段を設けることが好ましい。案内手段としてはバッフルプレート8の内周面に沿って周回設置されたガイドパイプまたはガイドレールが好ましい。図3に示したものでは案内手段としてバッフルプレート8の上端に沿って所定の管径のガイドパイプ9を周回設置している。ガイドパイプ9は掻寄アーム6の外側端部を支持し案内するためのものであるが、その詳細は後述する。
掻寄アーム6は水面より上の位置で、かつバッフルプレート8に設けられたガイドパイプ9とほぼ同じ高さとなるようその基部が回転軸3に取付けられており、回転軸3を回転軸心として回転する。
次に、浮上物掻寄装置における掻寄アーム6の実施形態を図3に基づいて説明する。
図3は図2のA部を拡大して示した図である。
掻寄アーム6は筒状の外筒アーム21と、内筒アーム22とを備えており、内筒アーム22の一方の端部側は外筒アーム21内に挿入されている。以下では内筒アーム22の外筒アーム21に挿入されている端部を内側端部といい、挿入側端と反対側の端部を外側端部という。
前記外筒アーム21と内筒アーム22とは間にローラ23を介して接触しており、前記内筒アーム22が外筒アーム21内を滑らかにスライドするようになっている。前記内筒アーム22が外筒アーム21内をスライドすることによって内筒アーム22が外筒アーム21に対して出入自在となり、掻寄アーム6が伸縮自在となる。ローラ23は内筒アーム22側に軸支されていてもよく、外筒アーム21側に軸支されていてもよい。
内筒アーム22の外側端部には被案内装置24が設けられている。
この被案内装置24は横ローラ25と一対の縦ローラ26とを備えており、この横ローラ25がガイドパイプ9に載置されて内筒アーム22の外側端部が支持され、また、一対の縦ローラ26はガイドパイプの両側に設けられて横ローラ25がガイドパイプ9から外れるのを防ぐ。上記の構成により、掻寄アーム6はガイドパイプ9を軌道とし、回転軸3を回転軸芯として滑らかに周回運動し、内筒アーム22が回転軸3とガイドパイプ9との間の距離に応じて外筒アーム21から出たり入ったりして、掻寄領域10内を掻き残すことなく効率良く掻き寄せることができる。
内筒アーム22には第1支持部材31aを介して浮上物を掻き寄せるための第1掻寄板31bが被処理水に浸漬するように取付けられている。
また、外筒アーム21には第2支持部材32a及び第3支持部材33aが設けられ、それぞれには浮上物を掻き寄せるための第2掻寄板32b及び第3掻寄板33bが被処理水に浸漬するように取付けられている。
図4は図3におけるI−I線断面図である。
また、図5は図3に示した浮上物掻寄装置の断面図であり、図5(a)はX−X線断面図、図5(b)はY−Y線断面図、図5(c)はZ−Z線断面図を表す。
図4に示すように、第1掻寄板31bと第2掻寄板32bとは密着しており、第2掻寄板32bと第3掻寄板33bとは密着している。
図5に示すように、第1支持部材31a及び第2支持部材32aはそれぞれL字状となっており、これにより、第1掻寄板31bと第2掻寄板32bとが密着することができる。
また、第3支持部材33aは第2支持部材32aと同様に外筒アーム21に取付けられ、第1掻寄板31bと重なることはない。このため、第3支持部材33aはL字状とする必要はなく、平板状となっており、これに取付けられた第3掻寄板33bは第2掻寄板32bと密着するように第3支持部材33aに取付けられている。また、第2掻寄板と第3掻寄板とは接合されていてもよい。
また、図示した例に限らず掻寄板を密着させる二つの支持部材のうち、一方の支持部材が平板状で他方の支持部材がL字状であってもよい。
上記のように、第1掻寄板31bと第2掻寄板32bとを密着させ、第2掻寄板32bと第3掻寄板33bとを密着させることにより、掻き残しをなくすことができる。
なお、図3〜5に示した例では、第3支持部材33a及び第3掻寄板33bを設けたが、第3支持部材33a及び第3掻寄板33bを設けることなく、第2支持部材32a及び第2掻寄板32bの長さを長くして第2掻寄板32bが第3掻寄板33bの掻寄範囲をカバーするようにしても良い。
なお、第2掻寄板32bが第3掻寄板33bの領域をカバーするような長尺であると、第2掻寄板32bの変形の度合いが大きくなり、第1掻寄板31bの回転軸側の端部において第2掻寄板32bとの密着性が損なわれる可能性がある。これに対し、第2掻寄板32bと第3掻寄板33bとを設けることにより、第1掻寄板31bと接する第2掻寄板32bの変形度合いは小さいため第1掻寄板31bと第2掻寄板32bとの密着性が高まるため、第3掻寄板33bを設けることが好ましい。
図6に支持部材の他の実施形態を示す。
沈殿槽1にはパイプスキマ7が設けられており、掻寄アーム6の回転に伴って掻寄板28はこのパイプスキマ7を通過する。このため、掻寄板28はゴム等の可撓性の材料であることが好ましい。
また、掻寄板28がゴム等の可撓性の材料であっても掻寄板28がパイプスキマ7を通過する時には掻寄板支持部材27に曲げ応力が加わり支持部材27の材料が疲労する可能性がある。支持部材にかかる曲げ応力を緩和するために、図6に示すように、掻寄板支持部材27の垂直部分を2分割し、その分割部をヒンジ29で結合した構造としても良い。
上記のように、支持部材を分割してヒンジ29で分割した二つの部材を連結することによりパイプスキマ7を通過する際に掻寄板支持部材27がヒンジ29で折れ曲がることによって曲げ応力を小さくすることができる。
次に、本実施形態に係る浮上物掻寄装置の作用について説明する。
モータMによって回転軸3が回転し掻寄アーム6(外筒アーム21と内筒アーム22)がガイドパイプ9に沿うように周回運動をする。この時、内筒アーム22が外筒アーム21に対して移動して掻寄アーム6が伸縮する。
この掻寄アーム6の伸縮に伴って第1掻寄板31bが掻寄アーム6の軸線方向に移動するため掻寄幅が掻寄領域10に対応して変化し、掻寄領域10内の浮上物を書き残すことなく掻き寄せる。掻き寄せられた浮上物はパイプスキマ7を介して外部に排出される。
また、外筒アーム21及び内筒アーム22はそれぞれ筒状であり曲げモーメントに強いため、水圧によっても変形することがないので壁の近くに浮遊する浮上物を掻き残すことがない。
また、第1掻寄板31bと第2掻寄板32bとは掻寄板同士が隙間なく密着しているので、浮上物を掻き寄せる際に浮上物が第1掻寄板31bと第2掻寄板32bとの隙間から逃げることがない。
なお、本発明に係る浮上物掻寄装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形態様をとることが可能である。
上記実施形態においてはガイドパイプ9によって内筒アーム22の外側端部を案内したが、例えば、内筒アーム22の内側端部に内筒アーム22を回転半径方向外側に付勢する手段を設け、内筒アーム22の外側端部にローラを設けてバッフルプレート8の内面に当接させることによって内筒アーム22を案内しても良い。
また、上記実施形態においては2分割した掻寄板支持部材27をヒンジ29を用いて連結したが、2分割した掻寄板支持部材27をばねによって連結して掻寄板支持部材27をフレキシブルにすることもできる。
1 沈殿槽
2 フィードウエル
3 回転軸
4 汚泥掻寄ブレード
5 汚泥ピット
6 掻寄アーム
7 パイプスキマ
8 バッフルプレート
9 ガイドパイプ
10 掻寄領域
11 壁
12 溢流堰
13 溢流トラフ
21 外筒アーム
22 内筒アーム
23 ローラ
24 被案内装置
25 横ローラ
26 縦ローラ
27 掻寄板支持部材
28 掻寄板
29 ヒンジ
31a 第1支持部材
31b 第1掻寄板
32a 第2支持部材
32b 第2掻寄板
33a 第3支持部材
33b 第3掻寄板
M モータ

Claims (6)

  1. 円形または非円形の掻寄領域内で浮上物を掻き寄せるための浮上物除去装置であって、
    前記浮上物除去装置は、掻寄領域の中央部から周回運動自在に張り出した掻寄アームと 前記掻寄アームの下部に取付けられた掻寄板とを備えた浮上物掻寄装置とを備えており、
    前記掻寄アームは、外筒アームと該外筒アーム内に一方の端部が挿入された内筒アームとからなり、
    前記外筒アームと内筒アームとは間にローラを介して接触していて前記内筒アームが外筒アーム内をスライドすることによって内筒アームが外筒アームに対して出入自在となっており、
    前記内筒アームには第1掻寄板が第1支持部材によって取付けられており、
    前記外筒アームには第2掻寄板が第2支持部材によって取付けられており、
    前記第1支持部材及び第2支持部材は、前記第1掻寄板と前記第2掻寄板とが密着するように、前記第1掻寄板及び前記第2掻寄板を支持し、
    前記掻寄アームが周回運動をする際に前記内筒アームが掻寄領域の幅に対応して外筒アームに対して移動するようにした
    ことを特徴とする浮上物除去装置。
  2. 円形または非円形の掻寄領域内で浮上物を掻き寄せるための浮上物除去装置であって、
    前記浮上物除去装置は、掻寄領域の中央部から周回運動自在に張り出した掻寄アームと 前記掻寄アームの下部に取付けられた掻寄板とを備えた浮上物掻寄装置とを備えており、
    前記掻寄アームは、外筒アームと該外筒アーム内に一方の端部が挿入された内筒アームとからなり、
    前記外筒アームと内筒アームとは間にローラを介して接触していて前記内筒アームが外筒アーム内をスライドすることによって内筒アームが外筒アームに対して出入自在となっており、
    前記内筒アームには第1掻寄板が第1支持部材によって取付けられており、
    前記外筒アームには第2掻寄板と第3掻寄板とが第2支持部材及び第3支持部材によって取付けられており、
    前記第1支持部材及び第2支持部材は、前記第1掻寄板と前記第2掻寄板とが密着するように、前記第1掻寄板及び前記第2掻寄板を支持し、
    前記第2支持部材及び第3支持部材は、前記第2掻寄板と第3掻寄板とが密着するように、前記第2掻寄板及び前記第3掻寄板を支持し、
    前記掻寄アームが周回運動をする際に前記内筒アームが掻寄領域の幅に対応して外筒アームに対して移動するようにした
    ことを特徴とする浮上物除去装置。
  3. 前記支持部材は上下方向に2分割されて、分割部分がヒンジで結合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の浮上物除去装置。
  4. 前記掻寄領域は筒状のバッフルプレートによって画成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の浮上物除去装置。
  5. 前記掻寄アームの端部に被案内装置を設け、該被案内装置を掻寄領域の周囲に沿って案内する案内手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の浮上物除去装置。
  6. 前記案内手段が前記バッフルプレートに設けられたガイドパイプであり、前記被案内装置の端部にはローラが設けられており、前記ローラがガイドパイプ上を走行することを特徴とする請求項5に記載の浮上物除去装置。
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