JP2011101856A - 沈殿槽用ガイド板、及びスカム回収装置 - Google Patents

沈殿槽用ガイド板、及びスカム回収装置 Download PDF

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Abstract

【課題】平面視扇状のガイド板の上にスカム掻寄板で掻き上げることのできるスカムの量をできるだけ多くすること。
【解決手段】沈殿槽本体1の中心に設けられた回転軸16を中心にして回転するスカム掻寄板41がスカムSをスカム排出樋43に導くために沈殿槽本体1の中心に対して平面視扇状に形成されるガイド板本体42aを備える沈殿槽用ガイド板42であって、平面視扇状をなすガイド板本体42aの半径方向に沿う二辺のうち奥側の一辺をスカム排出樋43に固定し、手前側の一辺をスカム掻寄板41が接近する側に向けて水没させるものにおいて、ガイド板本体42aは、側面視して内周側の勾配を急に、外周側の勾配を緩やかにすることにより、手前側の一辺を正面視して内周から外周に亘って同じ高さにしてある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、汚泥処理施設や下水処理施設等において用いられる沈殿槽(沈殿池)のスカムを回収するためのガイド板、及びそのガイド板を用いるスカム回収装置に関する。
沈殿槽では、次のようにして汚濁水から汚泥及びスカムを除去する。沈殿槽に汚濁水が流入されると、汚泥が底に沈んでいき、スカムが浮上する。汚泥は沈殿槽本体の底で回転する汚泥掻寄板によって掻き寄せられて回収され、スカムは沈殿槽本体の水面上で回転するスカム掻寄板によって掻き寄せられて、ガイド板の上に導かれた後にその奥側に隣接するスカム排出樋に落下し、回収される。一方、汚泥及びスカムが除去された汚水(上澄水)は越流堰を乗り越えて別の槽に放出される。
沈殿槽に用いられる一般的なガイド板91は、側面視すると、図6(ハ)に示すようにスカム掻寄板92が回転する方向に合わせて、水面から水面上にスカムSを引き上げるように勾配が付いている。このガイド板91は、平面視すると、図6(ロ)に示すように沈殿槽本体の中心に配置された回転軸93の周りに扇状に形成されている(特許文献1)。
特開2001−269663号公報(図2、図6)
ところが、特許文献1の技術に限らず、ガイド板91の詳細な形状、特にスカム掻寄板92が接近する回転方向からガイド板91を正面視した形状や、側面方向から視たガイド板91の外周側と内周側の形状について、言及したものは見当たらない。
前述したとおりガイド板91は図6(ロ)に示すように、平面視して扇状の平板である。従って、このガイド板91の半径方向に沿う二辺のうち一辺(奥側の一辺)をスカム排出樋94に対して固定すると、残りの一辺(手前側の一辺)がスカム掻寄板92の接近する側を向く。
また、スカム排出樋94に対してガイド板91を固定する場合、奥側の一辺を水面よりも少し上側で水平となるように保った上で、手前側の一辺を奥側の一辺よりも低くなるように所望の角度で傾けて水没するようにする。すると、ガイド板91が平板であることから、手前側の一辺は、図6(イ)の正面図に示すように、回転軸93に近づくにつれて上昇する右肩上がりの状態になる。つまり、手前側の一辺は、外周側が低く、内周側が高くなり、外周の端が水没するにも関わらず内周の端が水面上に浮くことになってしまう。
そうすると、スカムSは、水面付近においてどの場所であっても同じ高さ(水平)に浮いているにも関わらず、ガイド板91の手前側の一辺は、スカムSを斜めに横切る形態となる。これでは、スカム掻寄板92がその内周側から外周側まで同じ状態でスカムSを掻き寄せたにも関わらず、図6(ハ)に示すように外周側のスカムSだけがガイド板91の上に充分に掻き上げられ、図6(ニ)に示すように内周側に向かうにつれてガイド板91の上に掻き上げられるスカムSの量が減り、スカムSがガイド板91の裏面側に回りこむことになる。
本発明は上記実情を考慮して創作されたもので、その解決しようとする課題は平面視扇状のガイド板の上にスカム掻寄板で掻き上げることのできるスカムの量をできるだけ多くすることである。
本発明は、沈殿槽本体の中心に設けられた回転軸を中心にして回転するスカム掻寄板がスカムをスカム排出樋に導くために沈殿槽本体の中心に対して平面視扇状に形成されるガイド板本体を備える沈殿槽用ガイド板であって、平面視扇状をなすガイド板本体の半径方向に沿う二辺のうち奥側の一辺をスカム排出樋に固定し、手前側の一辺をスカム掻寄板が接近する側に向けて水没させるものを前提とする。
請求項1の発明は、ガイド板本体は、側面視して内周側の勾配を急に、外周側の勾配を緩やかにすることにより、手前側の一辺を正面視して内周から外周に亘って同じ高さにしてあることを特徴とする。
ガイド板本体については、側面視した際の上面側に凹凸があるか否かを問わないが、スカム掻寄板でスカムを回収しやすくするには、次のようにして、水面とガイド板本体との交差角度を緩やかにすることが望ましい。即ち、請求項2の発明のように、ガイド板本体は、側面視して上面側が凹むR付きの板であって、螺旋状に形成されていることである。
ガイド板は、ガイド板本体だけで構成されたものであっても良いが、スカムがガイド板本体の裏面側に回り込むのを防ぎ、スカムの回収効率を向上するには次のようにすることが望ましい。即ち、請求項3の発明のように、ガイド板本体の手前側の一辺に、スカム掻寄板が接近する側に向かって延長する帯状の裾板を連続していることである。
裾板については、スカム掻寄板の接近する方向に向かって勾配が付いているか否かを問わないが、スカム掻寄板の回転運動によってスカムが水平方向に移動する流れを乱さないようにして、スカムの回収効率を向上するには次のようにすることが望ましい。即ち、請求項4の発明のように、裾板を水平に形成してあることである。
また、スカム掻寄板とガイド板との高低関係については問わず、スカム掻寄板の下端がガイド板の手前側の一辺よりも少し上側であっても良いが、スカムの回収効率を向上するには、沈殿槽を次のようにすることが望ましい。即ち、請求項5の発明のように、請求項1、2、3又は4記載の沈殿槽用ガイド板の上をスカム掻寄板がこすりながら回転することにより、ガイド板の奥側の一辺に沿って配置されるスカム排出樋にスカム掻寄板で掻き上げたスカムを落下させるスカム回収装置において、スカム掻寄板の下端がガイド板の手前側の一辺よりも低く形成されていることである。
請求項1の発明は、ガイド板本体が手前側の一辺を正面視して内周から外周に亘って同じ高さにしてあるので、手前側の一辺のどの位置からでもスカムを同様に掻き上げることができ、スカムの回収効率を向上することができる。
請求項2の発明は、ガイド板本体が側面視して上面側が凹むR付きの板であって、螺旋状に形成されているので、水面とガイド板本体との交差角度が、例えば単に上面が凹凸のない平らな勾配の付いた傾斜板と水面とが交差する角度よりも、緩やかになり、スカムの回収効率を向上することができる。
請求項3の発明は、ガイド板本体の手前側の一辺に、スカム掻寄板が接近する側に向かって延長する帯状の裾板を連続しているので、裾板のないガイド板本体だけのもの比べて、スカムがガイド板本体の裏面側に回りこみ難くなり、その結果、スカムの回収効率を向上することができる。
請求項4の発明は、裾板を水平に形成してあるので、スカムが水平に移動する流れを乱すことがなく、その結果、スカムの回収効率を向上することができる。
請求項5の発明は、スカム掻寄板の下端がガイド板本体の手前側の一辺よりも低く形成されているので、スカム掻寄板がガイド板の下端をこすりながらスカムを掻き上げることになる。その結果、スカムがガイド板の裏側に回りこむことを一段と防止でき、スカムの回収効率を向上することができる。
ガイド板の形状を回転軸等との関係で示す斜視図である。 (イ)(ロ)図は、側面方向から視た内周側及び外周側のガイド板の形状を、スカム掻寄板との関係で示す断面図である。 越流樋と沈殿槽本体の周壁とスカム排出樋との関係を示す拡大断面図である。 沈殿槽の概要を示す断面図である。 図4のA−A線断面図である。 (イ)〜(ニ)図は、従来のガイド板を示す正面図、平面図、X−X線断面図、Y−Y線断面図である。
沈殿槽は図4又は図5に示すように、沈殿槽本体1と、沈殿槽本体1内へ汚濁水を流入させる汚濁水流入装置2と、沈殿槽本体1の底に溜まる汚泥を回収する汚泥回収装置3と、沈殿槽本体1の水面に浮上するスカムSを回収するスカム回収装置4と、汚濁水からスカムS及び汚泥が取り除かれた汚水(上澄水)を排出する汚水排出装置5とを備えるものである。以下、これらの構成について詳述する。
沈殿槽本体1は例えばコンクリート製であって、平面視すると、周壁11の内周面が円形となっている。そして、内周面を円筒状にしてある周壁11の下端部が床壁12で塞がれている。床壁12の上面は、中心部が周囲に比べて深くなるテーパー面に形成されている。周壁11の上端部には天井13が設けられ、天井13にはモータ14(減速モータ)及びベアリング15が載せられている。そして、モータ14によって回転させる回転軸16がベアリング15によって沈殿槽本体1の中心位置において吊り下げられている。
汚濁水流入装置2は、周壁11の外側から内側に流入管21を導いている。流入管21は、沈殿槽本体1の中心部付近にまで横向きに延長しており、その先部が上向きになっている。円筒状のバッフルプレート22が回転軸16を中心にして同心円状に設けられている。バッフルプレート22は、水面下に配置され、回転軸16に対して放射状に延長する支持アーム23によって固定されている。バッフルプレート22の中央部付近の下側からその内部に流入管21の先部が挿入されている。
流入管21からバッフルプレート22内に放流された汚濁水は、バッフルプレート22内で勢いが弱まり、汚濁水に含まれるスカムSが浮上し、汚濁水に含まれる汚泥が沈む。また、流入管21の先部が上向きとなっているので、スカムSが浮き易くなり、バッフルプレート22の上側つまり沈殿槽本体1の中心側にスカムSが集中し易くなっている。
汚水排出装置5は、図3〜図5に示すように沈殿槽本体1の周壁11の上部であってその内周側に越流樋51を設け、越流樋51の一部に汚水排出管52を接続し、汚水排出管52を沈殿槽本体1の外部に導いている。越流樋51は例えば金属製であって、周壁11の内周側の全周に亘ってドーナツ形状に設けられている。しかも、越流樋51は、周壁11に対してその全周の複数個所においてブラケット53を介して内側に離れて取り付けられている。従って、沈殿槽本体1の周壁11と越流樋51とが離れた領域は、平面視するとドーナツ形状となっており、上澄水回収領域(汚水回収領域)となる。また、越流樋51の内側に囲まれた領域は、平面視すると円形状となっており、スカム回収領域となる。
越流樋51の断面形状は図3に示すように、上向きに開口する溝形状であって、沈殿槽本体1の中心に対して同心円状に内外に配置される外周片54及び内周片55、並びに外周片54と内周片55の双方の下端部を繋いで塞ぐ樋底56から構成されている。
外周片54は越流堰であって、これにより水面の高さが決まる。外周片54は、内周片55よりも低く形成されている。外周片54の外側に位置する上澄水回収領域の汚水が外周片54を乗り越えて、越流樋51の中に流入する。
また、外周片54には汚水排出管52が連結しており、汚水排出管52が沈殿槽本体1の外側に設置された別の槽に導かれている。
内周片55は堤防のように作用するもので、スカム回収領域に溜まるスカムSが乗り越えてこないようになっている。
樋底56は、その断面が三角形状となっている。また、樋底56の底面は、その外周部が内周部よりも低いテーパー面に形成されている。従って、樋底56の底面の真下に浮上してきたスカムSは、テーパー面に沿って内周片55の内側に位置するスカム回収領域に導かれる。
スカム回収装置4は図4又は図5に示すように、前述のモータ14と、ベアリング15と、回転軸16、並びに回転軸16を中心にして水面付近で回転するスカム掻寄板41と、水面付近に配置される勾配の付いたガイド板42であってスカム掻寄板41が擦り(こすり)ながら通過するものと、ガイド板42の円周方向奥側に配置されるスカム排出樋43と、スカム排出樋43に連結するスカム排出管44を備える。
スカム掻寄板41は図1〜図3に示すように、回転軸16に対して放射状に延長する状態で固定されるスカム用アーム41aと、スカム用アーム41aに沿って固定される柔軟なゴム状のスカム用掻寄板本体41bとから構成されている。スカム用掻寄板本体41bは、水面よりも上から水中に達するまで垂下する状態である。そして、回転軸16の回転によってスカム掻寄板41が回転することにより、水面に浮くスカムSは、変形するスカム用掻寄板本体41bによって掻き寄せられてガイド板42の上に移動し、スカム排出樋43の中に落下し、スカム排出管44を経て、沈殿槽本体1の外側に設置された別の槽に回収される。
スカム排出樋43は、その外周側が越流樋51の内周片55に溶着等によって固定されている。つまり、スカム排出樋43は、越流樋51によって安定して片持ち支持されている。また、スカム排出樋43の底は、外周部に向かって徐々に低くなるように勾配が付いており、その外周部の底にスカム排出管44が連結されている。スカム排出管44は、斜めに垂下する状態で沈殿槽本体11の外側に導かれている。
ガイド板42は、図1〜図5に示すように、回転軸16を中心として、その外周近傍から放射状に延長する平面視扇状(扇紙状)であって、螺旋状のガイド板本体42aと、ガイド板本体42aの半径方向に沿う二辺のうちスカム掻寄板41が接近してくる方(手前側)の一辺に連続する水平な帯状の裾板42bとを備えるものである。
ガイド板本体42aは、平面視扇状の半径方向に沿う二辺のうちスカム排出樋43に固定する方(奥側)の一辺を高く水平に保持し、スカム掻寄板41が接近する方(手前側)の一辺を低く水平に保持してある。
高さについて詳述する。図1中のガイド板本体42aの奥側の辺のうち内周端の点をp1、外周側の点をP1とし、ガイド板本体42aの手前側の辺のうち内周端の点をq1、外周側の点をQ1とする。また、ガイド板42よりも下方に回転軸16を中心とする二つの基準円C、Dを、ガイド板42の内周側及び外周側の各円弧に重なるように配置する。P1、p1の真下に垂線を引き、外側の基準円Cが交差する点をP0、内側の基準円Dが交差する点をp0とする。また、Q1、q1の真下に垂線を引き、外側の基準円Cが交差する点をQ0、内側の基準円Dが交差する点をq0とする。奥側において、外周側の垂線P1−P0の長さと、内周側の垂線p1−p0の長さは等しい。また、手前側において、外周側の垂線Q1−Q0の長さと、内周側の垂線q1−q0の長さは等しい。その上で、奥側の垂線P1−P0の長さよりも手前側の垂線Q1−Q0の長さが短くなっている。
また、図1及び図5中の符号42cは、谷折り線を示している。ガイド板42を作る際には、平面視扇紙状の金属板に対して内周側の円弧よりも内側に中心点をおき、中心点から等角度おきに放射状の谷折り線42cを引く。そして、その谷折り線42cに沿って板をプレス加工によって谷折りし、上面側を凹ませて側面視した形状をR状にする。この谷折の角度を調整し、図2に示すように、内周側の勾配を急に、外周側の勾配を緩やかにすることによって、最終的には奥側の一辺を高く、手前側の一辺を低く保った上で、各一辺が内周から外周に亘って水平になって、ガイド板本体42aが螺旋状に形成される。谷折り線42cの個数が多いほど、なめらかなRが付いた螺旋板となる。裾板42bについては、水平になるように折り曲げる。
回転軸16によってスカム掻寄板41を回転させると、図2に示すように、スカム掻寄板41がガイド板42に向かって接近してくる。このとき、スカム用掻寄板本体41bの下端がガイド板42の下端(裾板42bの高さ)よりも低い状態となっている。また、内周側及び外周側のいずれにおいても、ガイド板本体42aの下部は同じ深さまで水没している。そして、ゆっくり回転するスカム用掻寄板本体41bが裾板42bの上からガイド板本体42aの上を湾曲しながらこすって移動し、それによって水面に浮くスカムSを押し込んでいき、最終的にスカムSをスカム排出樋43に落下させる。
汚泥回収装置3は、図4又は図5に示すように前述のモータ14と、ベアリング15と、回転軸16、並びに回転軸16を中心にして沈殿槽本体1の底部で回転する汚泥掻寄板31と、沈殿槽本体1の床壁12に設置される汚泥排出管32を備える。
汚泥掻寄板31は、回転軸16に対して放射状に延長する状態で固定される汚泥用アーム31aと、汚泥用アーム31aに沿って間隔をあけてその下側に固定される汚泥用掻寄板本体31bとから構成されている。汚泥用掻寄板本体31bは、平面視して汚泥用アームに対して斜めに固定され、沈殿槽本体1の底の汚泥が中心に向かうようになっている。
回転軸16の回転によって汚泥掻寄板31が一緒に回転することにより、底の汚泥は掻き寄せられて中央部に集められ、汚泥排出管32から沈殿槽本体1の外側に設置された別の槽に回収される。
本発明は上記実施形態に限定されない。たとえば、バッフルプレート22は、その上部が水面上に突出するものであってもよく、この場合、スカム掻寄板41、ガイド板42及びスカム排出樋43等は、バッフルプレート22よりも外側近傍から回転軸16を中心にして平面視放射状又は扇状に設けられる。また、この場合、バッフルプレート22内に浮くスカムSはスカム掻寄板41以外の回収装置によって回収する。
さらに、越流樋51は、その外周片54が沈殿槽本体1の周壁11に対して内側に離れているものに限らず、外周片54が周壁11の一部となる態様であっても良く、この場合、内周片55が越流堰となる。
図面上、回転軸16の真上にモータ14を記載して、モータ14の原動軸と回転軸16を同軸としてあるが、回転軸16の横にモータ14を配置し、モータ14の原動軸と回転軸16とを直交させて、ベベルギヤ等の伝達機構によって、原動軸の回転を回転軸16に伝えるものであっても良い。
また、沈殿槽本体1については槽としての機能を果たすのであれば材料を問わず、コンクリート製に限らず、ステンレス製等であっても良い。同様に、越流樋51も樋としての機能を果たすのであれば、金属製に限らず、塩化ビニル等の合成樹脂や、FRPであっても良い。
1沈殿槽本体 2汚濁水流入装置
3汚泥回収装置 4スカム回収装置
5汚水排出装置
11周壁 12床壁
13天井 14モータ
15ベアリング 16回転軸
21流入管 22バッフルプレート
23支持アーム
31汚泥掻寄板
31a汚泥用アーム 31b汚泥用掻寄板本体
32汚泥排出管
41スカム掻寄板
41aスカム用アーム 41bスカム用掻寄板本体
42ガイド板
42aガイド板本体
42b裾板
42c谷折り線
43スカム排出樋 44スカム排出管
51越流樋 52汚水排出管
53ブラケット 54外周片
55内周片 56樋底
Sスカム
C基準円
D基準円
91ガイド板
92スカム掻寄板
93回転軸
94スカム排出樋

Claims (5)

  1. 沈殿槽本体(1)の中心に設けられた回転軸(16)を中心にして回転するスカム掻寄板(41)がスカム(S)をスカム排出樋(43)に導くために沈殿槽本体(1)の中心に対して平面視扇状に形成されるガイド板本体(42a)を備える沈殿槽用ガイド板(42)であって、平面視扇状をなすガイド板本体(42a)の半径方向に沿う二辺のうち奥側の一辺をスカム排出樋(43)に固定し、手前側の一辺をスカム掻寄板(41)が接近する側に向けて水没させるものにおいて、
    ガイド板本体(42a)は、側面視して内周側の勾配を急に、外周側の勾配を緩やかにすることにより、手前側の一辺を正面視して内周から外周に亘って同じ高さにしてあることを特徴とする沈殿槽用ガイド板。
  2. ガイド板本体(42a)は、側面視して上面側が凹むR付きの板であって、螺旋状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の沈殿槽用ガイド板。
  3. ガイド板本体(42a)の手前側の一辺に、スカム掻寄板(41)が接近する側に向かって延長する帯状の裾板(42b)を連続していることを特徴とする請求項1又は2記載の沈殿槽用ガイド板。
  4. 裾板(42b)を水平に形成してあることを特徴とする請求項3記載の沈殿槽用ガイド板。
  5. 請求項1、2、3又は4記載の沈殿槽用ガイド板(42)の上をスカム掻寄板(41)がこすりながら回転することにより、ガイド板(42)の奥側の一辺に沿って配置されるスカム排出樋(43)にスカム掻寄板(41)で掻き上げたスカム(S)を落下させるスカム回収装置(4)において、
    スカム掻寄板(41)の下端がガイド板(42)の手前側の一辺よりも低く形成されていることを特徴とするスカム回収装置。
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