JP2018069142A - 分散板ユニットおよび沈殿槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】被処理水の処理の安定性の向上を図ることができる分散板ユニットおよび沈殿槽を提供することである。
【解決手段】実施形態の分散板ユニットは、沈殿槽の内側に配置される被処理水の分散板ユニットであって、分散板と、給水管とを持つ。前記分散板は、前記沈殿槽に設けられる流入管の下方に配置され、前記沈殿槽の底部の掻寄板を回転させる掻寄シャフトに連結されて前記掻寄シャフトと共に回転する。前記給水管は、前記分散板の上方に水を吐出するとともに、前記掻寄シャフトに連結されて前記掻寄シャフトの回転に伴って前記掻寄シャフトの周りを移動する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、分散板ユニットおよび沈殿槽に関する。
流入管から槽体内に供給された被処理水が槽体の内壁面に沿って上昇し、槽体上部の溢流部から清澄水となって流出する沈殿槽が知られている。
ところで、沈殿槽は、被処理水の処理の安定性のさらなる向上が期待されている。
特許第4696646号公報
本発明が解決しようとする課題は、被処理水の処理の安定性の向上を図ることができる分散板ユニットおよび沈殿槽を提供することである。
実施形態の分散板ユニットは、沈殿槽の内側に配置される被処理水の分散板ユニットであって、分散板と、給水管とを持つ。前記分散板は、前記沈殿槽に設けられる流入管の下方に配置され、前記沈殿槽の底部の掻寄板を回転させる掻寄シャフトに連結されて前記掻寄シャフトと共に回転する。前記給水管は、前記分散板の上方に水を吐出するとともに、前記掻寄シャフトに連結されて前記掻寄シャフトの回転に伴って前記掻寄シャフトの周りを移動する。
実施形態の沈殿槽を示す断面図。 実施形態の分散機構を示す斜視図。 実施形態の第1給水管を模式的に示す斜視図。 実施形態の第1給水管を示す平面図。 実施形態の分散板ユニットを示す平面図。 実施形態の第1変形例の第1給水管を示す平面図。 実施形態の第2変形例の分散板ユニットを示す平面図。
以下、実施形態の分散板ユニットおよび沈殿槽を、図面を参照して説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
図1から図5を参照し、実施形態の沈殿槽1について説明する。
本実施形態の沈殿槽1は、例えば、工業廃水などの被処理水に含まれる微小のSS(懸濁物質または浮遊物質)を被処理水から分離させる沈殿槽であり、例えば沈降分離法が用いられる沈殿槽である。
まず、沈殿槽1の全体構成について説明する。
図1は、本実施形態の沈殿槽1を示す断面図である。
図1に示すように、沈殿槽1は、槽体11、被処理水供給部12、流入管ユニット13、溢流堰14、被処理水排出部15、掻寄機構16、および汚泥引抜管17を有する。なお図1中では、被処理水の流れを矢印で模式的に示す。
槽体11は、円筒状または多角形状などの筒状に形成された容器である。槽体11は、例えば、底壁21と、底壁21の周縁部から上方に向けて起立した周壁22とを含む。槽体11は、内部に被処理水を貯留するとともに、フロックを沈殿させる。なお「フロック」とは、凝縮作用などによって生成された塊状物を意味し、例えば浮遊物質を含む被処理水中に凝縮剤などが添加されることで生じる綿くず状の塊状物を意味する。槽体11は、内部に貯留する被処理水の流れを均一化できるように、例えば槽体11の中心軸Cを鉛直方向と略一致させて設置されている。また、槽体11の底壁21の中央部には、沈殿物を槽体11の外部に排出する排出口21aが設けられている。排出口21aには、汚泥引抜管17が接続されている。
被処理水供給部12は、例えば槽体11の外側から槽体11の内側に延びた流入トラフ(または供給配管など)である。本願で言う「トラフ」とは、溝を形成する構造体を意味する。被処理水供給部12は、後述する溢流堰14よりも上方に配置され、流入管ユニット13の上端に接続されている。被処理水供給部12は、処理対象の被処理水を流入管ユニット13内に上方から連続的に供給する。
流入管ユニット13は、槽体11の内側(すなわち、沈殿槽1の内側)に配置され、被処理水供給部12から供給された被処理水を槽体11内に流入させる。本実施形態の流入管ユニット13は、流入管25と、流入管25から槽体11内に流入する被処理水を鉛直方向とは交差する方向に分散させる分散板ユニット26とを有する。なお、分散板ユニット26については、詳しく後述する。
流入管25は、槽体11の内側に配置されている。本願で言う「槽体の内側に配置される」とは、槽体11の内側に流入管25の少なくとも一部が配置されることを意味する。流入管25は、「センターウェル」または「フィードウェル」などと称されてもよい。被処理水供給部12は、流入管25の上部に接続され、被処理水を流入管25内に上方から供給する。
流入管25は、例えば円筒状または多角形状などの筒状に形成されている。流入管25は、流入管25の中心軸を鉛直方向と略一致させて配置されている。例えば、流入管25の中心軸は、槽体11の中心軸Cと略一致する。流入管25の下端25aは、槽体11の底壁21から離れている。流入管25の下端25aと槽体11の底壁21との間には、被処理水が略水平方向に分散して流れる流路が形成されている。被処理水供給部12から流入管25内に供給された被処理水は、流入管25内を下方に向けて流れ、流入管25の下端25aの開口部25bから槽体11内に供給される。流入管25から槽体11内に供給された被処理水は、槽体11の周壁22の内壁面と流入管25の外周面との間をゆっくりと上昇する。例えばこの過程で、フロックの一部が被処理水から分離して沈殿する。
掻寄機構16は、掻寄シャフト31、支持部材32、複数の掻寄板33、および支持ロッド34を有する。掻寄シャフト31は、槽体11の中心部(流入管25の中心部)に配置されている。掻寄シャフト31は、流入管25の中心軸と略平行な方向で、流入管25を貫通して延びている。例えば、掻寄シャフト31の中心軸は、槽体11の中心軸Cと略一致する。掻寄シャフト31は、直接または伝達機構などを介して図示しない駆動モータによって回転される。支持部材32は、掻寄シャフト31の下部に連結されている。複数の掻寄板33は、支持部材32に取り付けられ、槽体11の底部(沈殿槽1の底部)に配置されている。このような構成の掻寄機構16によれば、掻寄シャフト31は、駆動モータによって駆動されて支持部材32および複数の掻寄板33を回転させる。これにより、槽体11の底壁21に沈殿した沈殿物が底壁21の中央部に向けて掻寄せられる。掻寄られた沈殿物は、底壁21の中央部に設けられた排出口21aおよび汚泥引抜管17を通じて槽体11の外部に排出される。
掻寄機構16の支持ロッド34は、掻寄シャフト31と支持部材32との間に設けられ、掻寄シャフト31と支持部材32とを連結している。支持ロッド34は、掻寄シャフト31と支持部材32との間を水平方向に対して斜め方向に延びている。支持ロッド34は、掻寄シャフト31と共に回転する。支持ロッド34は、掻寄シャフト31に連結された第1端部34aと、支持部材32に連結された第2端部34bとを有する。例えば、支持ロッド34の第1端部34aは、分散板ユニット26に含まれる後述する分散板51,52,53の少なくとも1枚よりも上方の位置で、掻寄シャフト31に固定されている。別の観点では、支持ロッド34の第1端部34aは、後述する給水管61,62の下端部(例えば水平部91,92)よりも高い位置で、掻寄シャフト31に固定されている。これにより、掻寄シャフト31と支持部材32とが強固に固定され、支持部材32がより安定して回転する。
溢流堰14は、槽体11の上部に設けられている。溢流堰14は、この溢流堰14の上端から溢れた被処理水を収容できるように槽体11内に溝状に設けられている。例えば、溢流堰14は、槽体11の周壁22の内壁面に沿って設けられている。溢流堰14は、フロックの分離除去が行われて清浄化された被処理水を被処理水排出部15に流出させる。
被処理水排出部15は、例えば溢流堰14の内部に連通するとともに槽体11の外側に延びた流出トラフ(または排出配管など)である。被処理水排出部15は、溢流堰14の上端から溢れた被処理水を槽体11の外部に流出させる。槽体11の外部に流出された被処理水は、例えばさらに他の処理が行われて、ユースポイントに送出される。
次に、分散板ユニット26について詳しく説明する。
図1に示すように、本実施形態の分散板ユニット26は、分散機構(分配機構)41と、この分散機構41を清掃する清掃機構42とを備えている。
まず、分散機構41について説明する。
図2は、分散機構41を示す斜視図である。なお図2では、説明の便宜上、清掃機構42の図示は省略している。
図2に示すように、分散機構41は、流入管25の下方に配置されている。分散機構41は、流入管25の下端25aと槽体11の底壁21との間に配置され、流入管25の下端25aの開口部25bに面する。分散機構41は、少なくとも1枚の分散板(例えば分散板51)を含む。分散板は、略水平方向に沿って配置されている。分散板は、流入管25から槽体11内に流入する被処理水の流れ方向を、被処理水が分散板に衝突することで鉛直方向とは交差する方向に変える。これにより、分散板は、流入管25から槽体11内に流入する被処理水を、鉛直方向とは交差する方向に分散させる。これにより、分散板は、槽体11内で被処理水の流れが局所的に速くなることを抑制し、被処理水の処理効率を高める。
本実施形態の分散機構41は、例えば3枚の分散板(第1分散板51、第2分散板52,第3分散板53)と、これら分散板51,52,53を連結して支持した分散板支持部材54とを有する。なお、分散機構41に設けられる分散板は、1枚でもよく、2枚でもよく、4枚以上でもよい。
第1分散板51、第2分散板52、および第3分散板53は、それぞれ略水平方向に沿うとともに、互いに間隔を空けて異なる高さに配置されている。本実施形態では、第1分散板51は、3枚の分散板51,52,53のなかで最下部に位置する。第2分散板52は、第1分散板51の上方に位置する。第3分散板53は、第2分散板52のさらに上方に位置する。第1分散板51、第2分散板52、および第3分散板53は、円形状または多角形状に形成されている。第1分散板51、第2分散板52、および第3分散板53は、例えば流入管25の開口部25bよりも大きな外形を有するが、これに限定されない。
第1分散板51は、掻寄シャフト31の外周面との間に隙間を空ける開口部を有しない。第1分散板51は、掻寄シャフト31の外周面に固定されている。これにより、第1分散板51は、掻寄シャフト31に連結されて、掻寄シャフト31と共に回転する。なお本願でいう「連結される」とは、直接的に連結される場合に限らず、別の部材を介在させて間接的に連結される場合も含む。
第2分散板52は、第1開口部52aを有する。第1開口部52aは、円形状または多角形状に形成されている。第1開口部52aは、掻寄シャフト31の中心軸を中心とする同心円状に形成されている。掻寄シャフト31は、第1開口部52aに通されている。第2分散板52は、第1開口部52aを有することで、掻寄シャフト31の外周面から離れている。
第3分散板53は、第2開口部53aを有する。第2開口部53aは、第1開口部52aよりも大きい。第2開口部53aは、円形状または多角形状に形成されている。第2開口部53aは、掻寄シャフト31の中心軸を中心とする同心円状に形成されている。掻寄シャフト31は、第2開口部53aに通されている。第3分散板53は、第2開口部53aを有することで、掻寄シャフト31の外周面から離れている。
分散板支持部材54は、例えば、分散板51,52,53の外周面51s,52s,53sよりも外周側に配置され、複数の分散板51,52,53を互いに連結している。これにより、第2分散板52および第3分散板53は、分散板支持部材54および第1分散板51を介して掻寄シャフト31に連結されて、掻寄シャフト31と共に回転する。
このような構成によれば、流入管25の下端25aから槽体11内に流入した被処理水の一部は、第3分散板53が設けられた高さで第3分散板53に衝突する。第3分散板53に衝突した被処理水は、第3分散板53によって鉛直方向とは交差する方向に分散される。同様に、流入管25の下端25aから槽体11内に流入した被処理水の別の一部は、第2分散板52が設けられた高さで第2分散板52に衝突する。第2分散板52に衝突した被処理水は、第2分散板52によって鉛直方向とは交差する方向に分散される。さらに、流入管25の下端25aから槽体11内に流入した被処理水のさらに別の一部は、第1分散板51が設けられた高さで第1分散板51に衝突する。第1分散板51に衝突した被処理水は、第1分散板51によって鉛直方向とは交差する方向に分散される。
すなわち、流入管25から槽体11内に流入する被処理水は、外周側から順番に第3分散板53、第2分散板52、および第1分散板51に別々に衝突する。被処理水は、各分散板51,52,53に段階的に衝突して分散されるため、1枚の分散板によって分散させる場合に比べて、効率的に分散される。これにより、槽体11内で被処理水の流れが局所的に速くなることをさらに確実に抑制し、被処理水の処理効率をさらに高めることができる。
次に、分散機構41を清掃する清掃機構(清掃ユニット)42について説明する。
図1に示すように、本実施形態の清掃機構42は、分散板51,52,52の上方に清掃用の水(洗浄水)を吐出することによって、分散板51,52,52の上に堆積した沈殿物(例えばフロック)を清掃する機構である。詳しく述べると、清掃機構42は、洗浄水供給部60、複数の第1給水管61、および複数の第2給水管62を有する。
洗浄水供給部60は、給水管61,62の上方に設けられている。例えば、洗浄水供給部60は、沈殿槽1に貯留された被処理水の水面Wよりも上方に配置されている。洗浄水供給部60は、複数の第1給水管61および複数の第2給水管62に洗浄水を分配する分配部である。例えば、洗浄水供給部60は、供給管71、連結管72、ホース73、および回転機構74を有する。
供給管71は、例えば流入管25の上方に配置され、位置および姿勢が固定されている。供給管71には、清掃機構42の外部から洗浄水が供給される。
連結管72は、例えば供給管71の下方に配置されている。連結管72は、掻寄シャフト31に連結されて、掻寄シャフト31と共に回転する。連結管72には、複数の第1給水管61および複数の第2給水管62が接続されている。連結管72の内部は、複数の第1給水管61および複数の第2給水管62の内部に連通している。
ホース73は、供給管71と連結管72との間に設けられ、供給管71の内部と連結管72の内部とを連通させている。清掃機構42の外部から供給管71に供給された洗浄水は、ホース73を通り、連結管72に流入する。
回転機構74は、例えば、供給管71とホース73との間に設けられている。回転機構74は、供給管71に対してホース73を回転可能に接続する。回転機構74は、例えばロータリージョイントである。回転機構74が設けられると、供給管71に対して連結管72が回転する場合であっても、ホース73のねじれを許容範囲内に収めることができる。なお、回転機構74は、連結管72とホース73との間に設けられてもよい。
次に、第1給水管61について詳しく説明する。
第1給水管61は、第1分散板51に対応して配置されている。第1給水管61は、第1分散板51の上方に水を吐出することで、第1分散板51の上面51uを清掃する清掃部材である。
第1給水管61は、洗浄水供給部60の連結管72に連結され、連結管72を介して掻寄シャフト31に連結されている。これにより、第1給水管61は、掻寄シャフト31の回転に伴って、掻寄シャフト31と一体に移動する。すなわち、第1給水管61は、掻寄シャフト31の回転に伴って、掻寄シャフト31の周りを移動する。
ここで、図3は、第1給水管61を模式的に示す斜視図である。
図3に示すように、本実施形態の第1給水管61は、第1配管部81、第2配管部82、および回転機構83を有する。
第1配管部81は、連結管72に連結され、連結管72を介して掻寄シャフト31に連結されている。第1配管部81は、掻寄シャフト31の回転に伴って、掻寄シャフト31の周りを移動する。第1配管部81の内部には、連結管72から水が供給される。第1配管部81の下端部には、回転機構83が取り付けられている。
第2配管部82は、回転機構83から第1分散板51の上面51uに向けて延びている。第2配管部82は、第1分散板51の上面51uの近傍に位置した吐出口82dを有する。吐出口82dは、第1分散板51の上方に水を吐出する。例えば、吐出口82dは、第1分散板51の上面51uに沿って水を吐出する。
回転機構83は、第1配管部81と第2配管部82との間に設けられている。回転機構83は、第1配管部81に対して第2配管部82を回転可能に連結している。回転機構83は、例えばロータリージョイントである。
これにより、第2配管部82は、第1配管部81に支持されて掻寄シャフト31の回転に伴って掻寄シャフト31の周りを移動するとともに、回転機構83が設けられることで第1配管部81に対して回転しながら吐出口82dから水を吐出する。より詳しく述べると、本実施形態の第2配管部82は、例えば、鉛直部90と、第1水平部91と、第2水平部92とを有する。
鉛直部90は、回転機構83から第1分散板51の上面51uに向けて、略鉛直方向に延びている。例えば、鉛直部90は、第2分散板52の開口部52aおよび第3分散板53の開口部53aを通って、第1分散板51の上面51uの近傍まで延びている(図1参照)。
第1水平部91は、第1分散板51の上面51uの近傍に位置するとともに、鉛直部90の下端部から第1分散板51の上面51uに沿って延びている。第1水平部91は、鉛直部90に接続された第1端部91aと、第1端部91aとは反対側に位置した第2端部91bとを有する。第2端部91bには、上述の吐出口82dが設けられている。吐出口82dは、例えば第1分散板51の上面51uに沿う方向に開口している。本実施形態では、吐出口82dは、略水平方向に開口している。吐出口82dは、鉛直部90から第1水平部91が延びた方向とは異なる方向(鉛直部90から第1水平部91が延びた方向とは交差する方向)に開口している。例えば、吐出口82dは、鉛直部90から第1水平部91が延びた方向とは略直交する方向に開口している。第1水平部91は、第1分散板51と第2分散板52との間の位置で、第1配管部81に対して回転しながら吐出口82dから水を吐出する。
第2水平部92は、第1分散板51の上面51uの近傍に位置するとともに、鉛直部90の下端部から第1分散板51の上面51uに沿って延びている。第2水平部92は、鉛直部90から第1水平部91が延びた方向とは異なる方向に延びている。例えば、第2水平部92は、鉛直部90に対して第1水平部91とは反対側に延びている。第2水平部92は、鉛直部90に接続された第1端部92aと、第1端部92aとは反対側に位置した第2端部92bとを有する。第2端部92bには、上述の吐出口82dが設けられている。吐出口82dは、例えば第1分散板51の上面51uに沿う方向に開口している。本実施形態では、吐出口82dは、略水平方向に開口している。吐出口82dは、鉛直部90から第2水平部92が延びた方向とは異なる方向(鉛直部90から第2水平部92が延びた方向とは交差する方向)に開口している。例えば、吐出口82dは、鉛直部90から第2水平部92が延びた方向とは略直交する方向に開口している。第2水平部92は、第1分散板51と第2分散板52との間の位置で、第1配管部81に対して回転しながら吐出口82dから水を吐出する。
図4は、第1給水管61を示す平面図である。
図4に示すように、第1水平部91の第2端部91bは、例えば第1水平部91の第1端部91aに対してL字状に折り曲げられてノズルN1を形成している。同様に、第2水平部92の第2端部92bは、例えば第2水平部92の第1端部92aに対してL字状に折り曲げられてノズルN2を形成している。ノズルN1,N2は、第1配管部81に対する第2配管部82の回転軌跡S1の接線方向に延びている。吐出口82dは、ノズルN1,N2の先端に開口している。吐出口82dは、第1配管部81に対する第2配管部82の回転軌跡S1の接線方向に水を吐出する。
本実施形態では、第2配管部82は、吐出口82dから水が吐出されることによる反動によって第1配管部81に対して回転する。すなわち、第2配管部82は、吐出口82dから水が吐出されることによる反動によって、自ら水の吐出方向を変える。言い換えると、第2配管部82の水平部91,92は、水を噴射することで、鉛直部90を軸とした回転動作を行う。
次に、第2給水管62について詳しく説明する。
図1に示すように、第2給水管62は、少なくとも第2分散板52に対応して配置されている。本実施形態では、第2給水管62は、第2分散板52および第3分散板53に対応して配置されている。第2給水管62は、第2分散板52の上方および第3分散板53の上方に水を吐出することで、第2分散板52の上面52uおよび第3分散板53の上面53uを清掃する清掃部材である。
第2給水管62は、第1給水管61と同様に、洗浄水供給部60の連結管72に連結され、連結管72を介して掻寄シャフト31に連結されている。第2給水管62は、掻寄シャフト31の回転に伴って、掻寄シャフト31と一体に移動する。すなわち、第2給水管62は、掻寄シャフト31の回転に伴って、掻寄シャフト31の周りを移動する。また、第2給水管62は、第1給水管61と同様に、第1配管部81、第2配管部82、および回転機構83を有する。
第2給水管62の鉛直部90は、第3分散板53の開口部53aを通って、第2分散板52の上面52uの近傍まで延びている。第2給水管62は、複数の第1水平部91と、複数の第2水平部92とを有する。一つの第1水平部91および一つの第2水平部92は、第2分散板52の上面52uの近傍に位置して第2分散板52の上面52uに沿って延びている。これら第1水平部91および第2水平部92は、第2分散板52と第3分散板53との間の位置で回転しながら吐出口82dから水を吐出する。一方で、別の第1水平部91および別の第2水平部92は、第3分散板53の上面53uの近傍に位置して第3分散板53の上面53uに沿って延びている。これら第1水平部91および第2水平部92は、第3分散板53の上方の位置で回転しながら吐出口82dから水を吐出する。
なお、第2給水管62は、上記構造を除いて、第1給水管61と同様である。すなわち、第2給水管62の他の説明は、第1給水管61に関する説明において、「第1給水管61」を「第2給水管62」、「第1分散板51」を「第2分散板52」または「第3分散板53」、「第1分散板51の上面51u」を「第2分散板52の上面52u」または「第3分散板53の上面53u」、「第2配管部82の回転軌跡S1」を「第2配管部82の回転軌跡S2」と読み替えればよい。
図5は、分散板ユニット26を示す平面図である。
図5に示すように、複数の第1給水管61は、掻寄シャフト31の周方向(掻寄シャフト31の回転方向)において、略等間隔(略等角度)で配置されている。図5中の矢印は、各給水管61,62の第2配管部82の回転方向を示す。図5に示すように、掻寄シャフト31の周方向で互いに隣り合う複数の第1給水管61の第2配管部82は、互いに逆向きに回転するようにノズルN1,N2(吐出口82d)の向きが決められている。これにより、互いに隣り合う複数の第1給水管61から吐出される水流は、互いに強め合う。
同様に、複数の第2給水管62は、掻寄シャフト31の周方向において、略等間隔(略等角度)で配置されている。そして、掻寄シャフト31の周方向で互いに隣り合う複数の第2給水管62の第2配管部82は、互いに逆向きに回転するようにノズルN1,N2(吐出口82d)の向きが決められている。これにより、互いに隣り合う複数の第2給水管62から吐出される水流は、互いに強め合う。
次に、本実施形態の分散板ユニット26の作用について説明する。
本実施形態では、分散板51,52,53および給水管61,62は、掻寄シャフト31に連結されて掻寄シャフト31と共に回転する。このため、例えば掻寄シャフト31と共に回転する支持ロッド34が設けられた場合でも、分散板51,52,53および給水管61,62は、支持ロッド34に干渉しない。
そして、本実施形態では、給水管61,62は、掻寄シャフト31と共に回転するとともに、第1配管部81に対して第2配管部82を回転させながら吐出口82dから水を吐出する。これにより、分散板51,52,53の上面51u,52u,53uに堆積した沈殿物(例えばフロック)を、分散板51,52,53の上面51u,52u,53uから取り除くことができる。
以上のような構成によれば、被処理水の処理の安定性の向上を図ることができる。
ここで、被処理水の分離効率を高めるためには、低速で均一な上昇流を生じさせることが重要になる。そこで、流入管の下方に分散板を配置し、流入管から槽体の内部に流入した被処理水を低速で均一な上昇流に変えることが考えられる。これにより、沈殿槽における被処理水の滞留時間を長くし、被処理水の分離効率を高めることができる。
しかしながら、被処理水によってはフロックが重くなるものがある。このような被処理水の場合、フロックが分散板の上に堆積して、分散板による流れの抑制作用が低下する場合がある。その結果、分散板で局所的に高速流が発生し、均一な上昇流が得られず、被処理水の滞留時間が減少する可能性がある。被処理水の滞留時間が減少すると、フロックの沈降性能が低下し、被処理水の分離効率が低下する。また、分散板に堆積したフロックを比較的高い頻度で清掃することが必要になる場合もある。
そこで本実施形態では、分散板ユニット26は、第1分散板51と、第1給水管61とを備える。第1分散板51は、流入管25の下方に配置され、掻寄シャフト31に連結されて掻寄シャフト31と共に回転する。第1給水管61は、第1分散板51の上方に水を吐出するとともに、掻寄シャフト31に連結されて掻寄シャフト31の回転に伴って掻寄シャフト31の周りを移動する。このような構成によれば、第1給水管61から吐出される水によって第1分散板51の上面51uを清掃し、第1分散板51の上面51uの上にフロックが堆積することを抑制することができる。これにより、第1分散板51の性能を維持し、被処理水の処理を安定的、効率的に行うことができる。また、第1分散板51に堆積したフロックの人手による清掃頻度を減らすこともできる。
ここで、例えば比較的大型の沈殿槽1では、掻寄シャフト31に連結された支持ロッド34が設けられる場合がある。この支持ロッド34の少なくとも一部は、分散板や分散板を清掃する清掃部材よりも高い位置に配置される場合がある。このような場合、分散板および清掃部材の少なくとも一方が流入管25に固定されていると、回転する支持ロッド34が分散板または清掃部材と干渉する可能性がある。また、支持ロッド34が設けられていない場合であっても、分散板および清掃部材の少なくとも一方が流入管25に固定されていると、掻寄シャフト31と共に回転する部材が経年劣化により変形した場合、分散板または清掃部材と干渉する可能性がある。
しかしながら、本実施形態の構成によれば、第1分散板51および第1給水管61の両方が掻寄シャフト31に連結されて掻寄シャフト31と共に回転する。このため、例えば掻寄シャフト31と共に回転する支持ロッド34が設けられた場合や、掻寄シャフト31と共に回転する部材が経年劣化により歪んだ場合であっても、第1分散板51および第1給水管61は、それら部材に干渉しない。これにより、例えば支持ロッド34が設けられる沈殿槽1や、長期間に亘って使用される沈殿槽1などであっても、第1分散板51の上面51uの上にフロックが堆積し続けることを抑制することができる。
本実施形態では、第1給水管61は、第1配管部81と、第2配管部82と、回転機構83とを有する。第1配管部81は、掻寄シャフト31の回転に伴って掻寄シャフト31の周りを移動する。第2配管部82は、第1分散板51の上方に水を吐出する吐出口82dを有する。回転機構83は、第1配管部81に対して第2配管部82を回転可能に接続している。このような構成によれば、第2配管部82による水の吐出方向を変えることができるので、比較的広範囲においてフロックの堆積を抑制することができる。
本実施形態では、第2配管部82は、第1配管部81に支持されて掻寄シャフト31の回転に伴って掻寄シャフト31の周りを移動するとともに、第1配管部81に対して回転しながら水を吐出する。このような構成によれば、掻寄シャフト31が回転中の場合(例えば沈殿槽1で被処理水が処理中の場合)であっても、比較的広範囲においてフロックの堆積を抑制することができる。
本実施形態では、第2配管部82は、水を吐出することによる反動によって第1配管部81に対して回転する。このような構成によれば、モータのような別の駆動源を設けることなく、第2配管部82を回転させることができる。これにより、分散板ユニット26の低コスト化を図りつつ、比較的広範囲においてフロックの堆積を抑制することができる。
本実施形態では、第2配管部82は、第1水平部91を有する。第1水平部91は、第1分散板51の上面51uに沿って延びている。吐出口82dは、第1水平部91の端部91bにおいて、第1水平部91の延びた方向とは異なる方向に開口している。このような構成によれば、吐出口82dから吐出される水によって、第2配管部82を効率的に回転させることができる。これにより、さらに広範囲においてフロックの堆積を抑制することができる。
本実施形態では、第2配管部82は、第1配管部81に対する第2配管部82の回転軌跡S1の接線方向に水を吐出する。このような構成によれば、吐出口82dから吐出される水によって、第2配管部82をさらに効率的に回転させることができる。これにより、さらに広範囲においてフロックの堆積を抑制することができる。
本実施形態では、分散板ユニット26は、第2分散板52をさらに備える。第2分散板52は、第1給水管61が通される開口部52aを有する。第1給水管61の第2配管部82の少なくとも一部は、第1分散板51と第2分散板52との間の位置で回転する。このような構成によれば、分散板51,52が多段に配置された沈殿槽1においても、第1分散板51の上面51uの上にフロックが堆積することを効果的に抑制することができる。
本実施形態では、流入管ユニット13は、第2分散板52の上方に水を吐出するとともに、掻寄シャフト31に連結されて掻寄シャフト31の回転に伴って掻寄シャフト31の周りを移動する第2給水管62をさらに備える。このような構成によれば、第2分散板52の上面52uの上にフロックが堆積することを抑制することができる。
本実施形態では、回転機構83(例えばロータリ―ジョント)は、沈殿槽1に貯留された被処理水の水面W上に存在する。このため、第2配管部82が回転する様子を目視によって確認することができる。また、堆積物により第2配管部82の回転動作が阻害されて動かない場合には、人力や被処理水の水面W上に設置される動力装置によって第2配管部82を回転させることもできる。
次に、いくつかの変形例について説明する。なお、以下に説明する以外の構成は、上記実施形態の構成と同様である。
(第1変形例)
図6は、第1変形例の第1給水管61を示す平面図である。
図6に示すように、第1給水管61の第2配管部82のノズルN1,N2は、第1配管部81に対する第2配管部82の回転軌跡S1の接線方向に対して回転軌跡S1の外側に傾いた方向に延びている。吐出口82dは、第1配管部81に対する第2配管部82の回転軌跡S1の接線方向に対して回転軌跡S1の外側に傾いた方向に水を吐出する。
このような構成によれば、例えば、吐出口82dが第2配管部82の回転軌跡S1の接線方向に水を吐出する場合に比べて、さらに広範囲を清掃することができる場合がある。これにより、さらに広範囲においてフロックの堆積を抑制することができる。
(第2変形例)
図7は、第2変形例の分散板ユニット26を示す平面図である。
図7に示すように、本変形例では、第1給水管61の第2配管部82の水平部91,92は、第2給水管62の第2配管部82の水平部91,92よりも大きい。言い換えると、第1給水管61の第2配管部82の回転半径r1,r2は、第2給水管62の第2配管部82の回転半径r3よりも大きい。
このような構成によれば、第1分散板51の上面51uのさらに広範囲を第1給水管61によって清掃することができる。これにより、第2分散板52および第3分散板53に比べて面積が大きな第1分散板51において、フロックが堆積することをより効果的に抑制することができる。
以上、実施形態およびいくつかの変形例について説明したが、実施形態の構成は、上記例に限定されない。例えば、上記実施形態では、第2分散板52を清掃する水平部91,92と、第3分散板53を清掃する水平部91,92とが第2給水管62に一体に設けられている。これに代えて、第3分散板53を清掃する水平部91,92は、第2給水管62とは別に設けられた第3給水管に設けられてもよい。
第1給水管61および第2給水管62は、回転機構83を有した給水管に限られない。例えば、第1給水管61および第2給水管62は、鉛直方向に延びた給水管によって形成され、分散板51,52,53の上面51u,52u,53uに対して垂直または傾いた方向で水を吹き付ける給水管でもよい。また、第1給水管61および第2給水管62の数は、それぞれ1つでもよく、複数でもよい。例えば、第1給水管61および第2給水管62の数がそれぞれ複数であると、分散板51,52,53の上面51u,52u,53uにフロックが堆積することをより効果的に抑制することができる。また別の観点では、例えば、第1給水管61の数が第2給水管62の数よりも多くてもよい。この場合、面積が大きな第1分散板51の上面51uにフロックが堆積することをより効果的に抑制することができる場合がある。
上記実施形態では、隣接する複数の給水管(第1給水管61または第2給水管62)の水平部91,92は、互いに逆向きに回転される。これに代えて、隣接する複数の給水管(第1給水管61または第2給水管62)の水平部91,92は、互いに同じ向きに回転されてもよい。
第1給水管61および第2給水管62に設けられる吐出口82dの数は、それぞれ1つでもよく、複数でもよい。例えば、第1給水管61および第2給水管62にそれぞれ複数の吐出口82dが設けられると、分散板51,52,53の上面51u,52u,53uにフロックが堆積することをより効果的に抑制することができる。また、吐出口82dの向きは、上述した例に限定されない。例えば、吐出口82dは、分散板51,52,53の上面51u,52u,53uと略平行な方向に開口してもよく、分散板51,52,53の上面51u,52u,53uに対して交差する方向に開口してもよい。また、掻寄シャフト31の周方向で互いに隣り合う複数の給水管の第2配管部82は、互いに同じ向きに回転してもよい。
上記実施形態では、分散板51,52,53の上面51u,52u,53uにフロックが堆積する場合について説明した。ただし、上記実施形態および変形例の分散板ユニット26は、分散板51,52,53の上面51u,52u,53uに堆積するあらゆる沈殿物(例えば、凝縮剤が添加されない場合の不純物)などを清掃するものでもよい。
清掃機構42による分散板51,52,53の清掃は、被処理水の処理中(掻寄シャフト31の回転中)に行われてもよく、沈殿槽1の停止時(掻寄シャフト31の停止時)に行われてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、分散板の上方に水を吐出するとともに掻寄シャフトに連結されて掻寄シャフトの回転に伴って移動する給水管を持つことにより、被処理水の処理の安定性の向上を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…沈殿槽、25…流入管、26…分散板ユニット、31…掻寄シャフト、33…掻寄板、51…第1分散板、52…第2分散板、53…第3分散板、61…第1給水管、62…第2給水管、81…第1配管部、82…第2配管部、83…回転機構、82d…吐出口、S1,S2…回転軌跡。

Claims (10)

  1. 沈殿槽の内側に配置される被処理水の分散板ユニットであって、
    前記沈殿槽に設けられる流入管の下方に配置され、前記沈殿槽の底部の掻寄板を回転させる掻寄シャフトに連結されて前記掻寄シャフトと共に回転する第1分散板と、
    前記第1分散板の上方に水を吐出するとともに、前記掻寄シャフトに連結されて前記掻寄シャフトの回転に伴って前記掻寄シャフトの周りを移動する第1給水管と、
    を備えた分散板ユニット。
  2. 前記第1給水管は、前記掻寄シャフトの回転に伴って前記掻寄シャフトの周りを移動する第1配管部と、前記第1分散板の上方に水を吐出する吐出口を有した第2配管部と、前記第1配管部に対して前記第2配管部を回転可能に接続した回転機構とを備えた、
    請求項1に記載の分散板ユニット。
  3. 前記第2配管部は、前記第1配管部に支持されて前記掻寄シャフトの回転に伴って前記掻寄シャフトの周りを移動するとともに、前記第1配管部に対して回転しながら前記水を吐出する、
    請求項2に記載の分散板ユニット。
  4. 前記第2配管部は、前記水を吐出することによる反動によって前記第1配管部に対して回転する、
    請求項2または請求項3に記載の分散板ユニット。
  5. 前記第2配管部は、前記第1分散板の上面に沿って延びた水平部を有し、
    前記吐出口は、前記水平部の端部において、前記水平部の延びた方向とは異なる方向に開口した、
    請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の分散板ユニット。
  6. 前記第2配管部は、前記第1配管部に対する前記第2配管部の回転軌跡の接線方向に前記水を吐出する、
    請求項2または請求項5のいずれか1項に記載の分散板ユニット。
  7. 前記第2配管部は、前記第1配管部に対する前記第2配管部の回転軌跡の接線方向に対して前記回転軌跡の外側に傾いた方向に前記水を吐出する、
    請求項2または請求項5のいずれか1項に記載の分散板ユニット。
  8. 前記第1分散板の上方に配置され、前記掻寄シャフトに連結されて前記掻寄シャフトと共に回転する第2分散板をさらに備え、
    前記第2分散板は、前記第1給水管が通される開口部を有し、
    前記第2配管部の少なくとも一部は、前記第1分散板と前記第2分散板との間の位置で回転する、
    請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の分散板ユニット。
  9. 前記第2分散板の上方に水を吐出するとともに、前記掻寄シャフトに連結されて前記掻寄シャフトの回転に伴って前記掻寄シャフトの周りを移動する第2給水管をさらに備えた、
    請求項8に記載の分散板ユニット。
  10. 槽体と、
    前記槽体の内側に配置される前記流入管と、
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の分散板ユニットと、
    を備えた沈殿槽。
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