JP4088661B1 - スカム等回収装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スカム等回収装置は、沈殿池1内を周回する複数の掻寄板2と、スカム流入口30を有するスカム回収ボックス3と、スカム流入口30に一端部40が取り付けられた堰4と、堰4の他端部41を上方から押し下げる押圧部材6A,6Bと、押圧部材6A,6Bの高さ位置を水位の変動に応じて上下変位させるフロート88A,88Bと、押圧部材6A,6Bを上下動させる駆動機構5とから成る。駆動機構5は、押圧部材6A,6Bを上下動させるタイミングを設定させるタイミング設定機構7を含み、タイミング設定機構7は、カム面71を有する可動板70と、掻寄板2に取り付けられ可動板70のカム面71を転動して可動板70を往復動させるガイドローラ9とを備える。
【選択図】図4
Description
さらに、スカム回収ボックスは、スカムを確実に回収するため、スカム流入口が沈殿池の全幅にわたる長さに形成されるのが望ましい。
この実施態様によれば、ガイドローラが第1の凸面上を転動するときには、堰の他端部は水面より少し低い位置に位置し、ガイドローラが第2の凸面上を転動するときに堰の他端部がさらに水面より低い位置に位置する。これによると、ガイドローラが第1の凸面上を転動する間はスカムがスカム回収ボックスに徐々に流れ込むとともに、スカム回収ボックス付近に集められ、その後ガイドローラが第2の凸面上を転動することにより、集められたスカムがスカム回収ボックスに一斉に流れ込むので、スカムとともにスカム回収ボックスに流れ込む水の量をセーブすることができる。
同図において、1は汚泥を含む水が導入される沈殿池であり、Aは池底aに堆積した汚泥、Bは水面bに浮遊するスカムである。沈殿池1の池底aは、その幅中央部はほぼ水平で平坦であるが、池底aの両側縁は傾斜面10になっている。池底aには、一方の端部S(図1では左端部)の側に汚泥ピット11が全幅にわたって形成されている。この汚泥ピット11は汚泥Aが溜まるのに十分な深さを有している。汚泥を含む水は端部Sの側の水流入壁12より沈殿池1に流入する。この水流入壁12の全面には、複数の流入孔13が設けてあり、これらの流入孔13を通過した水が均等流となって沈殿池1に流入する。
水面bに浮遊するスカムBは、掻寄板2により端部Sから汚泥Aと反対方向に掻き寄せられて、端部T付近の水面bに位置するスカム回収ボックス3に回収される。スカム回収ボックス3は、詳細は後述するが、沈殿池1の全幅にわたる長さを有しており、上面が全長にわたって開口している。この開口部よりスカムBを導入する。
また、前記9個の掻寄板2のうち、少なくとも1個(図示例では4個)の掻寄板2には、詳細は後述するが、可動板70のカム面71を転動するガイドローラ9が取り付けられている。
前記ガイドローラ9は、図4および図10に示すように、前記掻寄板2の前面(掻寄板2の進行方向側の側面)に、掻寄板2が沈殿池1の池底aを移動しているときに上方に突き出るように取り付けられている。図示例のガイドローラ9は、左右の脚部90,91の先端にローラ92を回動自由に支持したものである。
可動板70の他端部70Bの下面には、カム面71が形成されている。このカム面71は、高さの低い平面より成る第1の凸面73と、第1の凸面73より高さが高い平面より成る第2の凸面74とで構成されるもので、掻寄板2の進行に伴い、前記ガイドローラ9が可動板70のカム面71(第1の凸面73および第2の凸面74)上に乗り上げて転動することにより、可動板70の一端部70Aを一定期間、下方へ変位させるようになっている。
また、沈殿池1の水面bが下降すると、フロート88A,88Bは、図11(3)に示すように、それぞれ基端部を支点として水面bに追随して沈み込むため、押圧部材6A,6Bの高さ位置が下方に変位する。これにより、堰4の他端部41も押圧部材6A,6Bにより押圧されて下方に変位するため、前記高さ位置hはほぼ一定となる。
駆動ロッド80は、沈殿池1内を垂直方向に伸び、一端が可動板70の一端部70Aに、他端がゲート75の他端部77に、それぞれ接続されている。
その後、前記掻寄板2が可動板70のカム面71を通り過ぎると、可動板70は上記と反対の方向に傾動し、これに連動して駆動ロッド80は、ゲート75の他端部77を上方へ変位させる。ゲート75の他端部77が上方に揺動し、水面bより高い位置に位置すると、堰止め状態になり、スカム回収ボックス3への水およびスカムの流入が阻止される。
2 掻寄板
3 スカム回収ボックス
4 堰
5 駆動機構
6A,6B 押圧部材
8 動力伝達機構
9 ガイドローラ
30 スカム流入口
41 堰の他端部
42 フロート堰
70 可動板
71 カム面
73 第1の凸面
74 第2の凸面
80 駆動ロッド
81A,81B 伝動アーム
82A,82B 従動ロッド
83A,83B 揺動アーム
88A,88B フロート
a 池底
b 水面
A 汚泥
B スカム
Claims (4)
- 沈殿池の池底に堆積した汚泥を沈殿池の一端部に位置する汚泥ピットに向けて掻き寄せて回収するとともに、水面に浮遊したスカムを沈殿池の水面付近に配置されたスカム流入口へ掻き寄せて回収するようにしたスカム等回収装置において、
沈殿池の池底と水面との間を周回移動して池底の汚泥と水面のスカムとを掻き寄せる複数の掻寄板を有する掻寄機構と、
上方を向きかつ水面下に保持されるスカム流入口を有するスカム回収ボックスと、
前記スカム流入口に一端部が取り付けられ他端部が水面に対して上下動することによりスカムを回収しないときは前記他端部が水面より高い位置に位置しスカムを回収するときは前記他端部が水面下に位置する堰と、
沈殿池の水位の変動に応じて水面上に浮上するように一端部を支点として上下に揺動するフロートと、
L字状に屈曲する形態を有し前記フロート上に直角をなす基部を中心として回動可能に支持される揺動アームと、
前記揺動アームの一端部に揺動アームの回動により上下動可能となるように上端部が支持され下方への移動により下端部が堰の他端部を水面下に位置するまで押し下げる押圧部材と、
前記揺動アームを駆動して押圧部材を上下動させる駆動機構とから成り、
前記駆動機構は、掻寄機構の周回部分に取り付けられたガイドローラと、ガイドローラの周回軌道上に位置するカム面を有しカム面をガイドローラが転動することにより往復動する可動板と、前記可動板と前記揺動アームとの間に介在し可動板の往復動を水平方向に延びるロッドの水平方向に沿った往復動に変換する動力伝達機構とを備え、前記ロッドの先端部には前記揺動アームの他端部が接続されて成るスカム等回収装置。 - 前記堰は、可撓性を有する板材により形成されるとともに、前記押圧部材の下端部は堰の他端部に連結されている請求項1に記載されたスカム等回収装置。
- 前記堰は、他端部が浮力により沈殿池の水位の変動に応じて上下に変位するように浮材により形成されるとともに、前記押圧部材の下端部は堰の他端部に当接されている請求項1に記載されたスカム等回収装置。
- 前記カム面は、第1の凸面と、第1の凸面より高さが高い第2の凸面とから成る請求項1に記載されたスカム等回収装置。
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