JP2015188609A - 情報提供方法、情報提供装置、情報提供システム及び情報提供プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】運動器具をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者に提供できる、情報提供方法、情報提供装置、情報提供システム及び情報提供プログラムを提供すること。
【解決手段】使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報を取得する身体特徴情報取得工程と、前記使用者が運動器具をスイングする動作を検出する検出装置から、前記使用者の前記スイングに関する情報である第1スイング情報を取得するスイング情報取得工程と、他の使用者の身体特徴に関する情報である第2身体特徴情報、及び、前記他の使用者のスイングに関する情報である第2スイング情報が関連付けられた他者情報を記憶する記憶装置から、前記第1身体特徴情報と前記第1スイング情報とに基づいて、前記他者情報を抽出する抽出工程と、抽出された前記他者情報を出力する出力工程と、を含む。
【選択図】図4
【解決手段】使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報を取得する身体特徴情報取得工程と、前記使用者が運動器具をスイングする動作を検出する検出装置から、前記使用者の前記スイングに関する情報である第1スイング情報を取得するスイング情報取得工程と、他の使用者の身体特徴に関する情報である第2身体特徴情報、及び、前記他の使用者のスイングに関する情報である第2スイング情報が関連付けられた他者情報を記憶する記憶装置から、前記第1身体特徴情報と前記第1スイング情報とに基づいて、前記他者情報を抽出する抽出工程と、抽出された前記他者情報を出力する出力工程と、を含む。
【選択図】図4
Description
本発明は、情報提供方法、情報提供装置、情報提供システム及び情報提供プログラムに関する。
ゴルフ、テニス、卓球、野球、ソフトボールなど、運動器具をスイングする動作を含む様々なスポーツがある。これらのスポーツの上達のためには、運動器具の理想的なスイングを身に付けることが、重要な要素の1つと考えられている。
特許文献1には、クライアント装置とサーバー装置が通信可能に接続されており、クライアント装置からのリクエストに応じて、ゴルフスイングのレッスンデータをサーバー装置がクライアント装置に送信するゴルフスイングレッスンシステムが開示されている。
使用者は、自分のスイングと他者のスイングとを比較して、スイングの上達の参考としたい場合がある。特許文献1のゴルフスイングレッスンシステムでは、インストラクターのスイングに関する情報を得ることはできるが、身体特徴や技量の差が大きい場合には、参考にすることが難しい場合も多かった。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明のいくつかの態様によれば、運動器具をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者に提供できる、情報提供方法、情報提供装置、情報提供システム及び情報提供プログラムを提供することができる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本実施形態に係る情報提供方法は、使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報を取得する身体特徴情報取得工程と、前記使用者が運動器具をスイングする動作を検出する検出装置から、前記使用者の前記スイングに関する情報である第1スイング情報を取得するスイング情報取得工程と、他の使用者の身体特徴に関する情報である第2身体特徴情報、及び、前記他の使用者のスイングに関する情報である第2スイング情報が関連付けられた他者情報を記憶する記憶装置から、前記第1身体特徴情報と前記第1スイング情報とに基づいて、前記他者情報を抽出する抽出工程と、抽出された前記他者情報を出力する出力工程と、を含む、情報提供方法である。
本実施形態に係る情報提供方法は、使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報を取得する身体特徴情報取得工程と、前記使用者が運動器具をスイングする動作を検出する検出装置から、前記使用者の前記スイングに関する情報である第1スイング情報を取得するスイング情報取得工程と、他の使用者の身体特徴に関する情報である第2身体特徴情報、及び、前記他の使用者のスイングに関する情報である第2スイング情報が関連付けられた他者情報を記憶する記憶装置から、前記第1身体特徴情報と前記第1スイング情報とに基づいて、前記他者情報を抽出する抽出工程と、抽出された前記他者情報を出力する出力工程と、を含む、情報提供方法である。
運動器具は、例えば、ゴルフクラブ、テニスラケット、卓球ラケット、野球のバット、ソフトボールのバット、ホッケーのスティック等の打球に用いられる器具である。
本適用例によれば、使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報と、使用者
のスイングに関する情報である第1スイング情報とに基づいて他者情報を抽出するので、運動器具をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者に提供できる情報提供方法を実現できる。
のスイングに関する情報である第1スイング情報とに基づいて他者情報を抽出するので、運動器具をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者に提供できる情報提供方法を実現できる。
[適用例2]
上述の情報提供方法において、前記抽出工程では、前記第1身体特徴情報と前記第2身体特徴情報との類似度に基づいて、前記他者情報を抽出してもよい。
上述の情報提供方法において、前記抽出工程では、前記第1身体特徴情報と前記第2身体特徴情報との類似度に基づいて、前記他者情報を抽出してもよい。
本適用例によれば、使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報と、他の使用者の身体特徴に関する情報である第2身体特徴情報との類似度に基づいて他者情報を抽出するので、例えば、使用者の身体特徴に類似する他の使用者の情報を抽出できる。したがって、運動器具をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者に提供できる情報提供方法を実現できる。
[適用例3]
上述の情報提供方法において、前記第1スイング情報に基づいて、前記スイングに関する指標を演算する演算工程をさらに含んでもよい。
上述の情報提供方法において、前記第1スイング情報に基づいて、前記スイングに関する指標を演算する演算工程をさらに含んでもよい。
本適用例によれば、使用者のスイングに関する指標を、使用者に提供できる。したがって、運動器具をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者に提供できる情報提供方法を実現できる。
[適用例4]
上述の情報提供方法において、前記演算工程では、複数種類の前記指標を演算し、前記指標のうち少なくとも1つを選択する指標選択情報を取得し、前記抽出工程では、前記指標選択情報に基づいて、前記他者情報を抽出してもよい。
上述の情報提供方法において、前記演算工程では、複数種類の前記指標を演算し、前記指標のうち少なくとも1つを選択する指標選択情報を取得し、前記抽出工程では、前記指標選択情報に基づいて、前記他者情報を抽出してもよい。
本適用例によれば、指標のうち少なくとも1つを選択する指標選択情報に基づいて他者情報を抽出するので、例えば、使用者が注目したい指標に応じて情報を抽出できる。したがって、運動器具をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者に提供できる情報提供方法を実現できる。
[適用例5]
上述の情報提供方法において、前記使用者のスイングの技量に関する情報である第1技量情報を取得する技量情報取得工程をさらに含み、前記他者情報は、前記他の使用者のスイングの技量に関する情報である第2技量情報をさらに含み、前記抽出工程では、前記第1技量情報に基づいて、前記他者情報を抽出してもよい。
上述の情報提供方法において、前記使用者のスイングの技量に関する情報である第1技量情報を取得する技量情報取得工程をさらに含み、前記他者情報は、前記他の使用者のスイングの技量に関する情報である第2技量情報をさらに含み、前記抽出工程では、前記第1技量情報に基づいて、前記他者情報を抽出してもよい。
本適用例によれば、使用者のスイングの技量に関する情報である第1技量情報に基づいて他者情報を抽出するので、例えば、使用者のスイングの技量に近い他の使用者の情報を抽出できる。したがって、運動器具をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者に提供できる情報提供方法を実現できる。
[適用例6]
上述の情報提供方法において、前記使用者が使用した前記運動器具に関する情報である第1運動器具情報を取得する運動器具情報取得工程をさらに含み、前記他者情報は、前記他の使用者が使用した運動器具に関する情報である運動器具情報をさらに含み、前記抽出工程では、前記第1運動器具情報に基づいて、前記他者情報を抽出してもよい。
上述の情報提供方法において、前記使用者が使用した前記運動器具に関する情報である第1運動器具情報を取得する運動器具情報取得工程をさらに含み、前記他者情報は、前記他の使用者が使用した運動器具に関する情報である運動器具情報をさらに含み、前記抽出工程では、前記第1運動器具情報に基づいて、前記他者情報を抽出してもよい。
本適用例によれば、使用者が使用した運動器具に関する情報である第1運動器具情報に
基づいて他者情報を抽出するので、例えば、運動器具に応じた情報を抽出できる。したがって、運動器具をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者に提供できる情報提供方法を実現できる。
基づいて他者情報を抽出するので、例えば、運動器具に応じた情報を抽出できる。したがって、運動器具をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者に提供できる情報提供方法を実現できる。
[適用例7]
本実施形態に係る情報提供装置は、使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報を取得する身体特徴情報取得部と、前記使用者が運動器具をスイングする動作を検出する検出装置から、前記使用者の前記スイングに関する情報である第1スイング情報を取得するスイング情報取得部と、他の使用者の身体特徴に関する情報である第2身体特徴情報、及び、前記他の使用者のスイングに関する情報である第2スイング情報が関連付けられた他者情報を記憶する記憶装置から、前記第1身体特徴情報と前記第1スイング情報とに基づいて、前記他者情報を抽出する抽出部と、抽出された前記他者情報を出力する出力部と、を含む、情報提供装置である。
本実施形態に係る情報提供装置は、使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報を取得する身体特徴情報取得部と、前記使用者が運動器具をスイングする動作を検出する検出装置から、前記使用者の前記スイングに関する情報である第1スイング情報を取得するスイング情報取得部と、他の使用者の身体特徴に関する情報である第2身体特徴情報、及び、前記他の使用者のスイングに関する情報である第2スイング情報が関連付けられた他者情報を記憶する記憶装置から、前記第1身体特徴情報と前記第1スイング情報とに基づいて、前記他者情報を抽出する抽出部と、抽出された前記他者情報を出力する出力部と、を含む、情報提供装置である。
本適用例によれば、使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報と、使用者のスイングに関する情報である第1スイング情報とに基づいて他者情報を抽出するので、運動器具をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者に提供できる情報提供装置を実現できる。
[適用例8]
本実施形態に係る情報提供システムは、上述の情報提供装置と、前記検出装置と、を含む、情報提供システムである。
本実施形態に係る情報提供システムは、上述の情報提供装置と、前記検出装置と、を含む、情報提供システムである。
本適用例によれば、使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報と、使用者のスイングに関する情報である第1スイング情報とに基づいて他者情報を抽出する情報提供装置を含んでいるので、運動器具をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者に提供できる情報提供システムを実現できる。
[適用例9]
本実施形態に係る情報提供プログラムは、使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報を取得する手順と、前記使用者が運動器具をスイングする動作を検出する検出装置から、前記使用者の前記スイングに関する情報である第1スイング情報を取得する手順と、他の使用者の身体特徴に関する情報である第2身体特徴情報、及び、前記他の使用者のスイングに関する情報である第2スイング情報が関連付けられた他者情報を記憶する記憶装置から、前記第1身体特徴情報と前記第1スイング情報とに基づいて、前記他者情報を抽出する手順と、抽出された前記他者情報を出力する手順と、をコンピューターに実行させる、情報提供プログラムである。
本実施形態に係る情報提供プログラムは、使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報を取得する手順と、前記使用者が運動器具をスイングする動作を検出する検出装置から、前記使用者の前記スイングに関する情報である第1スイング情報を取得する手順と、他の使用者の身体特徴に関する情報である第2身体特徴情報、及び、前記他の使用者のスイングに関する情報である第2スイング情報が関連付けられた他者情報を記憶する記憶装置から、前記第1身体特徴情報と前記第1スイング情報とに基づいて、前記他者情報を抽出する手順と、抽出された前記他者情報を出力する手順と、をコンピューターに実行させる、情報提供プログラムである。
本適用例によれば、使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報と、使用者のスイングに関する情報である第1スイング情報とに基づいて他者情報を抽出するので、運動器具をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者に提供できる情報提供プログラムを実現できる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
以下では、ゴルフクラブ(運動器具の一例)をスイングする動作を例に挙げて説明する。
1.情報提供装置、情報提供システム及び情報提供プログラム
1−1.情報提供システムの概要
図1は、本実施形態の情報提供システム1000の概要について説明するための図である。本実施形態の情報提供システム1000は、検出装置1、情報提供装置2及び情報提供サーバー3を含んで構成されている。
1−1.情報提供システムの概要
図1は、本実施形態の情報提供システム1000の概要について説明するための図である。本実施形態の情報提供システム1000は、検出装置1、情報提供装置2及び情報提供サーバー3を含んで構成されている。
検出装置1は、使用者2001がゴルフクラブ2002(運動器具の一例)をスイングする動作を検出する。
図2は、検出装置1の装着位置及び向きの一例を示す図である。検出装置1は、3軸の各軸方向に生じる加速度と3軸の各軸回りに生じる角速度を計測可能であり、ゴルフクラブ2002に装着される。
本実施形態では、図2に示されるように、検出装置1は、3つの検出軸(x軸、y軸、z軸)のうちの1軸、例えばy軸をシャフトの長軸方向に合わせて、ゴルフクラブ2002のシャフトの一部に取り付けられる。望ましくは、検出装置1は、打球時の衝撃が伝わりにくく、スイング時に遠心力がかからないグリップ部に近い位置に取り付けられる。シャフトは、ゴルフクラブ2002のヘッドを除いた柄の部分であり、グリップ部も含まれる。
使用者2001は、あらかじめ決められた手順に従って、ゴルフボール2003を打球するスイング動作を行う。
情報提供装置2は、検出装置1が検出したデータを用いて、使用者2001がゴルフクラブ2002(運動器具)をスイングする動作に関する種々の演算を行う。また、情報提供装置2は、演算結果に基づいて、情報提供サーバー3からデータを抽出して出力する。
情報提供サーバー3は、複数の他の使用者の他者情報(後述)を格納する記憶装置310(後述)を含んで構成されている。
なお、情報提供装置2と検出装置1との間の通信は、無線通信でもよいし、有線通信でもよい。また、情報提供装置2と情報提供サーバー3との間の通信は、無線通信でもよいし、有線通信でもよい。
1−2.情報提供システムの構成
図3は、本実施形態に係る情報提供システム1000の構成例を示すブロック図である。
図3は、本実施形態に係る情報提供システム1000の構成例を示すブロック図である。
本実施形態に係る検出装置1は、検出部110、処理部120及び通信部130を含ん
で構成されている。
で構成されている。
検出部110は、例えば、慣性センサーを含んで構成されていてもよい。慣性センサーは、慣性を利用して物理量又は物理現象など(加速度、傾斜角、衝撃、振動、回転など)を検出するセンサーである。慣性センサーとしては、例えば、加速度センサーや角速度センサーなどを採用することができる。本実施形態においては、検出部110は、加速度センサー111及び角速度センサー112を含んで構成されている。
加速度センサー111は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸方向の各々に生じる加速度を計測し、計測した3軸加速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(加速度データ)を出力する。
角速度センサー112は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸の各々の軸回りに生じる角速度を計測し、計測した3軸角速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(角速度データ)を出力する。
処理部120は、加速度センサー111と角速度センサー112から、それぞれ加速度データと角速度データを受け取って時刻情報を付して不図示の記憶部に記憶し、記憶した計測データ(加速度データと角速度データ)に時刻情報を付して通信用のフォーマットに合わせたパケットデータを生成し、通信部130に出力する。
加速度センサー111及び角速度センサー112は、それぞれ3軸が、検出装置1に対して定義される直交座標系(センサー座標系)の3軸(x軸、y軸、z軸)と一致するように検出装置1に取り付けられるのが理想的だが、実際には取り付け角の誤差が生じる。そこで、処理部120は、取り付け角誤差に応じてあらかじめ算出された補正パラメーターを用いて、加速度データ及び角速度データをxyz座標系のデータに変換する処理を行う。
さらに、処理部120は、加速度センサー111及び角速度センサー112の温度補正処理を行う。なお、加速度センサー111及び角速度センサー112に温度補正の機能が組み込まれていてもよい。
なお、加速度センサー111と角速度センサー112は、アナログ信号を出力するものであってもよく、この場合は、処理部120が、加速度センサー111の出力信号と角速度センサー112の出力信号をそれぞれA/D変換して計測データ(加速度データと角速度データ)を生成し、これらを用いて通信用のパケットデータを生成すればよい。
通信部130は、処理部120から受け取ったパケットデータを、使用者2001が運動器具(ゴルフクラブ2002)をスイングするスイングに関する情報である運動情報として、情報提供装置2に送信する処理や、情報提供装置2から制御コマンドを受信して処理部120に送る処理等を行う。処理部120は、制御コマンドに応じた各種処理を行う。
本実施形態に係る情報提供装置2は、処理部200、通信部210、通信部220、操作部230、ROM240、RAM250、記憶媒体260、表示部270、音出力部280を含んで構成されており、例えば、パーソナルコンピューター(PC)やスマートフォンなどの携帯機器であってもよい。
通信部210は、検出装置1から送信されたパケットデータを受信し、処理部200に送る処理や、処理部200からの制御コマンドを検出装置1に送信する処理等を行う。
通信部220は、情報提供サーバー3から送信されたパケットデータを受信し、処理部200に送る処理や、処理部200からの制御コマンドを情報提供サーバー3に送信する処理等を行う。
操作部230は、ユーザーからの操作データを取得し、処理部200に送る処理を行う。操作部230は、例えば、タッチパネル型ディスプレイ、ボタン、キー、マイクなどであってもよい。
ROM240は、処理部200が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムや、アプリケーション機能を実現するための各種プログラムやデータ等を記憶している。
RAM250は、処理部200の作業領域として用いられ、ROM240から読み出されたプログラムやデータ、操作部230から入力されたデータ、処理部200が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する記憶部である。
記憶媒体260は、処理部200の処理により生成されたデータのうち、長期的な保存が必要なデータを記憶する不揮発性の記憶部である。また、記憶媒体260は、処理部200が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムや、アプリケーション機能を実現するための各種プログラムやデータ等を記憶していてもよい。
表示部270は、処理部200の処理結果を文字、グラフ、表、アニメーション、その他の画像として表示するものである。表示部270は、例えば、CRT、LCD、タッチパネル型ディスプレイ、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)などであってもよい。なお、1つのタッチパネル型ディスプレイで操作部230と表示部270の機能を実現するようにしてもよい。
音出力部280は、処理部200の処理結果を音声やブザー音等の音として出力するものである。音出力部280は、例えば、スピーカーやブザーなどであってもよい。
処理部200は、ROM240あるいは記憶媒体260に記憶されているプログラム、あるいはネットワークを介してサーバーから受信してRAM250や記憶媒体260に記憶したプログラムに従って、検出装置1及び情報提供サーバー3に制御コマンドを送信する処理や、検出装置1から通信部210を介して受信したデータに対する各種の計算処理や、情報提供サーバー3から通信部220を介して受信したデータに対する各種の計算処理や、その他の各種の制御処理を行う。
特に、本実施形態では、処理部200は、当該プログラム(情報提供プログラム)を実行することにより、身体特徴情報取得部10、スイング情報取得部20、演算部30、抽出部40、出力部50、技量情報取得部70及び運動器具情報取得部80として機能する。情報提供プログラムは、身体特徴情報取得部10、スイング情報取得部20、演算部30、抽出部40、出力部50、技量情報取得部70及び運動器具情報取得部80の少なくともいずれかで行われる手順をコンピューターに実行させるプログラムとして実現されていてもよい。
身体特徴情報取得部10は、使用者2001の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報を取得する。身体特徴情報取得部10は、例えば、操作部230から第1身体特徴情報を取得してもよいし、RAM250又は記憶媒体260から第1身体特徴情報を取得してもよい。第1身体特徴情報としては、例えば、使用者2001の性別、身長、体重、年齢、出身国、ゴルフ歴などを採用できる。
スイング情報取得部20は、使用者2001が運動器具(ゴルフクラブ2002)をスイングする動作(以下では、単に「スイング」と記載する場合がある。)を検出する検出装置1から、使用者のスイングに関する情報である第1スイング情報を取得する。本実施形態においては、スイング情報取得部20は、通信部210を介して検出装置1から第1スイング情報を取得する。
演算部30は、スイング情報取得部20が取得した第1スイング情報に基づいて、使用者2001のスイングに関する指標を演算する。スイングに関する指標としては、例えば、スイング期間中のヘッド速度の最大値、スイング期間中のグリップ速度の最大値、インパクトのタイミングを基準としたグリップ速度が最大値を取るタイミング(グリップ減速タイミング)、スイング期間中のシャフト軸の回転角の変化量(シャフトローテーション)などを採用できる。
本実施形態によれば、使用者のスイングに関する指標を、使用者に提供できる。したがって、運動器具をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者に提供できる情報提供装置2を実現できる。
演算部30は、複数種類の指標を演算してもよい。また、演算部30は、複数回のスイングに対応する第1スイング情報を統計処理(例えば、平均処理)して演算を行ってもよい。演算部30は、演算する指標のうち少なくとも1つを選択する指標選択情報を取得してもよい。演算部30は、例えば、操作部230から指標選択情報を取得してもよい。
抽出部40は、身体特徴情報取得部10が取得した第1身体特徴情報とスイング情報取得部20が取得した第1スイング情報とに基づいて、他の使用者(使用者2001とは異なる使用者)の身体特徴に関する情報である第2身体特徴情報、及び、他の使用者のスイングに関する情報である第2スイング情報が関連付けられた情報である他者情報を記憶する記憶装置310から、他者情報を抽出する。本実施形態においては、通信部220を介して情報提供サーバー3の記憶装置310から他者情報を抽出して取得する。
出力部50は、抽出部40が抽出した他者情報を出力する。出力部50は、例えば、抽出部40が抽出した他者情報を加工して表示部270に出力してもよい。
本実施形態によれば、使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報と、使用者のスイングに関する情報である第1スイング情報とに基づいて他者情報を抽出するので、運動器具を(ゴルフクラブ2002)スイングする動作の上達に役立つ情報を使用者2001に提供できる情報提供装置2を実現できる。
抽出部40は、第1身体特徴情報と第2身体特徴情報との類似度に基づいて、記憶装置310から他者情報を抽出してもよい。抽出部40は、例えば、性別が一致するか否か、身長差が基準範囲内であるか否か、体重差が基準範囲内であるか否か、あるいはこれらのうち2つ以上の組み合わせに基づいて、使用者2001の第1身体特徴情報と記憶装置310に記憶されている他者情報に含まれる第2身体特徴情報との類似度を判定してもよい。抽出部40は、第1身体特徴情報との類似度が高い第2身体特徴情報を含む他者情報を優先して抽出してもよい。
本実施形態によれば、第1身体特徴情報と第2身体特徴情報との類似度に基づいて他者情報を抽出するので、例えば、使用者2001の身体特徴に類似する他の使用者の情報を抽出できる。したがって、運動器具(ゴルフクラブ2002)をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者2001に提供できる情報提供装置2を実現できる。
抽出部40では、演算部30が取得した選択情報に基づいて、記憶装置310から他者情報を抽出してもよい。例えば、演算部30が選択情報として、「スイング期間中のヘッド速度の最大値」の指標を選択する情報を取得した場合には、抽出部40は、「スイング期間中のヘッド速度の最大値」が使用者2001よりも所定割合だけ高い他者情報を優先して抽出してもよい。
本実施形態によれば、指標のうち少なくとも1つを選択する指標選択情報に基づいて他者情報を抽出するので、例えば、使用者2001が注目したい指標に応じて情報を抽出できる。したがって、運動器具(ゴルフクラブ2002)をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者2001に提供できる情報提供装置2を実現できる。
技量情報取得部70は、使用者2001のスイングの技量に関する情報である第1技量情報を取得する。技量情報取得部70は、例えば、操作部230から第1技量情報を取得してもよいし、RAM250又は記憶媒体260から第1技量情報を取得してもよい。第1技量情報としては、例えば、ハンディキャップやコースでのスコアなど、スイングの技量の程度の目安のなる情報を採用できる。なお、本実施形態においては、記憶装置310が記憶する他者情報に、他の使用者のスイングの技量に関する情報である第2技量情報が、第2身体特徴情報及び第2スイング情報と関連付けられて含まれている。
抽出部40は、技量情報取得部70が取得した第1技量情報に基づいて、記憶装置310から他者情報を抽出してもよい。例えば、抽出部40は、技量情報取得部70が取得した第1技量情報よりも所定値だけ高い第2技量情報を含む他者情報を優先して抽出してもよい。また例えば、抽出部40は、技量情報取得部70が取得した第1技量情報よりも所定値だけ低い第2技量情報を含む他者情報を優先して抽出してもよい。また例えば、抽出部40は、技量情報取得部70が取得した第1技量情報から所定範囲内の第2技量情報を含む他者情報を優先して抽出してもよい。
本実施形態によれば、使用者2001のスイングの技量に関する情報である第1技量情報に基づいて他者情報を抽出するので、例えば、使用者2001のスイングの技量に近い他の使用者の情報を抽出できる。したがって、運動器具(ゴルフクラブ2002)をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者2001に提供できる情報提供装置2を実現できる。
運動器具情報取得部80は、使用者2001が使用した運動器具(ゴルフクラブ2002)に関する情報である第1運動器具情報を取得する。運動器具情報取得部80は、例えば、操作部230から第1運動器具情報を取得してもよいし、RAM250又は記憶媒体260から運動器具情報を取得してもよい。第1運動器具情報としては、例えば、ゴルフクラブ2002の番手やメーカー、型番などを採用できる。なお、本実施形態においては、記憶装置310が記憶する他者情報に、他の使用者が使用した運動器具に関する情報である第2運動器具情報が、第2身体特徴情報及び第2スイング情報と関連付けられて含まれている。
抽出部40は、運動器具情報取得部80が取得した第1運動器具情報に基づいて、記憶装置310から他者情報を抽出してもよい。例えば、抽出部40は、第1運動器具情報としてのクラブの番手が一致する第2運動器具情報を含む他者情報を優先して抽出してもよい。また例えば、抽出部40は、第1運動器具情報としてのクラブの番手及びメーカーが一致する第2運動器具情報を含む他者情報を優先して抽出してもよい。
本実施形態によれば、使用者が使用した運動器具(ゴルフクラブ2002)に関する情
報である第1運動器具情報に基づいて他者情報を抽出するので、例えば、運動器具(ゴルフクラブ2002)に応じた情報を抽出できる。したがって、運動器具(ゴルフクラブ2002)をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者2001に提供できる情報提供装置2を実現できる。
報である第1運動器具情報に基づいて他者情報を抽出するので、例えば、運動器具(ゴルフクラブ2002)に応じた情報を抽出できる。したがって、運動器具(ゴルフクラブ2002)をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者2001に提供できる情報提供装置2を実現できる。
また、本実施形態に係る情報提供プログラムによれば、使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報と、使用者のスイングに関する情報である第1スイング情報とに基づいて他者情報を抽出するので、運動器具(ゴルフクラブ2002)をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者2001に提供できる情報提供プログラムを実現できる。
また、本実施形態に係る情報提供システム1000よれば、使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報と、使用者のスイングに関する情報である第1スイング情報とに基づいて他者情報を抽出する情報提供装置2を含んでいるので、運動器具(ゴルフクラブ2002)をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者2001に提供できる情報提供システム1000を実現できる。
2.情報提供方法
図4は、本実施形態に係る情報提供方法の概要を示すフローチャートである。なお、図4に示される工程の全てが必須の構成であるとは限らない。図5は、記憶装置310に格納される他者情報の例を示す表である。図5において、「ヘッド速度」の項目は、スイング期間中のヘッド速度の最大値を表し、「グリップ速度」の項目は、スイング期間中のグリップ速度の最大値を表し、「グリップ減速タイミング」の項目は、インパクトのタイミングを基準としたグリップ速度が最大値を取るタイミングを表し、「シャフトローテーション」の項目は、スイング期間中のシャフト軸の回転角の変化量を表す。また、図5に示される例では、他者情報に含まれる指標を算出する基礎となる第2スイング情報を生成した際に、当該使用者のスイング動作を撮影した動画データが含まれている。以下では、本実施形態に係る情報提供方法を、上述の情報提供システム1000を用いて実施する場合の例について説明する。
図4は、本実施形態に係る情報提供方法の概要を示すフローチャートである。なお、図4に示される工程の全てが必須の構成であるとは限らない。図5は、記憶装置310に格納される他者情報の例を示す表である。図5において、「ヘッド速度」の項目は、スイング期間中のヘッド速度の最大値を表し、「グリップ速度」の項目は、スイング期間中のグリップ速度の最大値を表し、「グリップ減速タイミング」の項目は、インパクトのタイミングを基準としたグリップ速度が最大値を取るタイミングを表し、「シャフトローテーション」の項目は、スイング期間中のシャフト軸の回転角の変化量を表す。また、図5に示される例では、他者情報に含まれる指標を算出する基礎となる第2スイング情報を生成した際に、当該使用者のスイング動作を撮影した動画データが含まれている。以下では、本実施形態に係る情報提供方法を、上述の情報提供システム1000を用いて実施する場合の例について説明する。
本実施形態に係る情報提供方法は、身体特徴情報取得工程(ステップS100)と、スイング情報取得工程(ステップS108)と、抽出工程(ステップS112)と、出力工程(ステップS114)と、を含んで構成されている。また、本実施形態に係る情報提供方法は、技量情報取得工程(ステップS102)と、運動器具情報取得工程(ステップS104)と、指標選択情報取得工程(ステップS106)と、をさらに含んで構成されていてもよい。
図4に示される例では、まず、使用者2001の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報を取得する身体特徴情報取得工程(ステップS100)を行う。本実施形態においては、身体特徴情報取得部10がステップS100の処理を行う。また、本実施形態においては、第1身体特徴情報として、使用者2001の性別、身長及び体重に関する情報を取得する。
図4に示される例では、ステップS100の後に、使用者2001のスイングの技量に関する情報である第1技量情報を取得する技量情報取得工程(ステップS102)を行う。本実施形態においては、技量情報取得部70がステップS102の処理を行う。また、本実施形態においては、第1技量情報として、使用者2001のハンディキャップに関する情報を取得する。
図4に示される例では、ステップS102の後に、使用者2001が使用した運動器具(ゴルフクラブ2002)に関する情報である第1運動器具情報を取得する運動器具情報
取得工程(ステップS104)を行う。本実施形態においては、運動器具情報取得部80がステップS104の処理を行う。また、本実施形態においては、第1運動器具情報として、ゴルフクラブ2002の番手及びメーカーに関する情報を取得する。
取得工程(ステップS104)を行う。本実施形態においては、運動器具情報取得部80がステップS104の処理を行う。また、本実施形態においては、第1運動器具情報として、ゴルフクラブ2002の番手及びメーカーに関する情報を取得する。
図4に示される例では、ステップS104の後に、演算工程(ステップS110)で算出される複数種類の指標のうち少なくとも1つを選択する指標選択情報を取得する指標選択情報取得工程(ステップS106)を行う。本実施形態においては、演算部30がステップS106の処理を行う。また、本実施形態においては、指標選択情報として、例えば「スイング期間中のヘッド速度の最大値」に関する情報を取得する。
図4に示される例では、ステップS106の後に、使用者2001が運動器具(ゴルフクラブ2002)をスイングする動作を検出する検出装置1から、使用者2001のスイングに関する情報である第1スイング情報を取得するスイング情報取得工程(ステップS108)を行う。本実施形態においては、スイング情報取得部20がステップS108の処理を行う。また、本実施形態においては、第1スイング情報として、加速度センサー111及び角速度センサー112の検出結果に基づく情報を取得する。
図4に示される例では、ステップS108の後に、ステップS108で取得した第1スイング情報に基づいて、使用者2001のスイングに関する指標を演算する演算工程(ステップS110)を行う。本実施形態においては、演算部30がステップS110の処理を行う。また、本実施形態においては、スイングに関する指標として、スイング期間中のヘッド速度の最大値、スイング期間中のグリップ速度の最大値、インパクトのタイミングを基準としたグリップ速度が最大値を取るタイミング(グリップ減速タイミング)及びスイング期間中のシャフト軸の回転角の変化量(シャフトローテーション)の4つの指標を算出する。
本実施形態によれば、使用者2001のスイングに関する指標を、使用者2001に提供できる。したがって、運動器具(ゴルフクラブ2002)をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者2001に提供できる情報提供方法を実現できる。
図4に示される例では、ステップS110の後に、他の使用者の身体特徴に関する情報である第2身体特徴情報、及び、他の使用者のスイングに関する情報である第2スイング情報が関連付けられた他者情報を記憶する記憶装置310から、ステップS100で取得された第1身体特徴情報とステップS108で取得された第1スイング情報とに基づいて、記憶装置310から他者情報を抽出する抽出工程(ステップS112)を行う。本実施形態においては、抽出部40がステップS112の処理を行う。抽出部40は、図5に示される他者情報から1つ又は複数のデータを抽出してもよい。
図4に示される例では、ステップS112の後に、ステップS112で抽出された他者情報を出力する出力工程(ステップS114)を行う。本実施形態においては、出力部50がステップS114の処理を行う。また、本実施形態においては、出力部50は抽出された他者情報を表示部270に表示させる。また、出力部50は、演算工程(ステップS110)で算出された指標と、抽出工程(ステップS112)で抽出された他者情報の指標とを組み合わせて出力してもよい。また、他者情報に動画データが含まれている場合には、出力部50は動画データを再生して表示させてもよい。
図6は、抽出された他者情報の表示例を示す図である。図6に示されるレーダーチャートおいて、「ヘッド速度」の項目は、スイング期間中のヘッド速度の最大値を表し、「グリップ速度」の項目は、スイング期間中のグリップ速度の最大値を表し、「グリップ減速タイミング」の項目は、インパクトのタイミングを基準としたグリップ速度が最大値を取
るタイミングを表し、「シャフトローテーション」の項目は、スイング期間中のシャフト軸の回転角の変化量を表す。また、図6に示される例では、演算工程(ステップS110)で算出された指標が実線で示され、抽出工程(ステップS112)で抽出された他者情報の指標が点線で示されている。
るタイミングを表し、「シャフトローテーション」の項目は、スイング期間中のシャフト軸の回転角の変化量を表す。また、図6に示される例では、演算工程(ステップS110)で算出された指標が実線で示され、抽出工程(ステップS112)で抽出された他者情報の指標が点線で示されている。
本実施形態によれば、使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報と、使用者のスイングに関する情報である第1スイング情報とに基づいて他者情報を抽出するので、運動器具を(ゴルフクラブ2002)スイングする動作の上達に役立つ情報を使用者2001に提供できる情報提供方法を実現できる。
上述の情報提供方法において、抽出工程(ステップS112)では、第1身体特徴情報と第2身体特徴情報との類似度に基づいて、他者情報を抽出してもよい。例えば、性別が一致するか否か、身長差が基準範囲内であるか否か、体重差が基準範囲内であるか否か、あるいはこれらのうち2つ以上の組み合わせに基づいて、使用者2001の第1身体特徴情報と記憶装置310に記憶されている他者情報に含まれる第2身体特徴情報との類似度を判定してもよい。また例えば、第1身体特徴情報との類似度が高い第2身体特徴情報を含む他者情報を優先して抽出してもよい。
本実施形態によれば、第1身体特徴情報と第2身体特徴情報との類似度に基づいて他者情報を抽出するので、例えば、使用者2001の身体特徴に類似する他の使用者の情報を抽出できる。したがって、運動器具(ゴルフクラブ2002)をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者2001に提供できる情報提供方法を実現できる。
上述の情報提供方法において、抽出工程(ステップS112)では、指標選択情報取得工程(ステップS106)で取得された選択情報に基づいて、記憶装置310から他者情報を抽出してもよい。例えば、指標選択情報取得工程(ステップS106)において、選択情報として「スイング期間中のヘッド速度の最大値」の指標を選択する情報を取得した場合には、抽出工程(ステップS112)では「スイング期間中のヘッド速度の最大値」が使用者2001よりも所定割合だけ高い他者情報を優先して抽出してもよい。
本実施形態によれば、指標のうち少なくとも1つを選択する指標選択情報に基づいて他者情報を抽出するので、例えば、使用者2001が注目したい指標に応じて情報を抽出できる。したがって、運動器具(ゴルフクラブ2002)をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者2001に提供できる情報提供方法を実現できる。
上述の情報提供方法において、抽出工程(ステップS112)では、技量情報取得工程(ステップS102)で取得された第1技量情報に基づいて、記憶装置310から他者情報を抽出してもよい。例えば、抽出工程(ステップS112)では、技量情報取得工程(ステップS102)で取得された第1技量情報よりも所定値だけ高い第2技量情報を含む他者情報を優先して抽出してもよい。また例えば、抽出工程(ステップS112)では、技量情報取得工程(ステップS102)で取得された第1技量情報よりも所定値だけ低い第2技量情報を含む他者情報を優先して抽出してもよい。また例えば、抽出工程(ステップS112)では、技量情報取得工程(ステップS102)で取得された第1技量情報から所定範囲内の第2技量情報を含む他者情報を優先して抽出してもよい。
本実施形態によれば、使用者2001のスイングの技量に関する情報である第1技量情報に基づいて他者情報を抽出するので、例えば、使用者2001のスイングの技量に近い他の使用者の情報を抽出できる。したがって、運動器具(ゴルフクラブ2002)をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者2001に提供できる情報提供方法を実現できる。
上述の情報提供方法において、抽出工程(ステップS112)では、運動器具情報取得工程(ステップS104)で取得された第1運動器具情報に基づいて、記憶装置310から他者情報を抽出してもよい。例えば、抽出工程(ステップS112)では、第1運動器具情報としてのクラブの番手が一致する第2運動器具情報を含む他者情報を優先して抽出してもよい。また例えば、抽出工程(ステップS112)では、第1運動器具情報としてのクラブの番手及びメーカーが一致する第2運動器具情報を含む他者情報を優先して抽出してもよい。
本実施形態によれば、使用者が使用した運動器具(ゴルフクラブ2002)に関する情報である第1運動器具情報に基づいて他者情報を抽出するので、例えば、運動器具(ゴルフクラブ2002)に応じた情報を抽出できる。したがって、運動器具(ゴルフクラブ2002)をスイングする動作の上達に役立つ情報を使用者2001に提供できる情報提供方法を実現できる。
なお、図4に示されるフローにおいて、抽出工程(ステップS112)は出力工程(ステップS114)よりも前に行われていればよい。また、スイング情報取得工程(ステップS108)は演算工程(ステップS110)よりも前に行われていればよい。また、身体特徴情報取得工程(ステップS100)、技量情報取得工程(ステップS102)、運動器具情報取得工程(ステップS104)及び指標選択情報取得工程(ステップS106)は、抽出工程(ステップS112)よりも前に行われていればよい。図4に示される各工程は、上述の要件を満たす範囲で、他の工程との順序を任意に入れ替えることが可能である。
上述した実施形態及び変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態及び各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…検出装置、2…情報提供装置、3…情報提供サーバー、10…身体特徴情報取得部、20…スイング情報取得部、30…演算部、40…抽出部、50…出力部、70…技量情報取得部、80…運動器具情報取得部、110…検出部、111…加速度センサー、112…角速度センサー、130…通信部、200…処理部、210,220…通信部、230…操作部、240…ROM、250…RAM、260…記憶媒体、270…表示部、280…音出力部、310…記憶装置、320…処理部、330…通信部、1000…情報提供システム、2001…使用者、2002…ゴルフクラブ、2003…ゴルフボール
Claims (9)
- 使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報を取得する身体特徴情報取得工程と、
前記使用者が運動器具をスイングする動作を検出する検出装置から、前記使用者の前記スイングに関する情報である第1スイング情報を取得するスイング情報取得工程と、
他の使用者の身体特徴に関する情報である第2身体特徴情報、及び、前記他の使用者のスイングに関する情報である第2スイング情報が関連付けられた他者情報を記憶する記憶装置から、前記第1身体特徴情報と前記第1スイング情報とに基づいて、前記他者情報を抽出する抽出工程と、
抽出された前記他者情報を出力する出力工程と、
を含む、情報提供方法。 - 請求項1に記載の情報提供方法において、
前記抽出工程では、前記第1身体特徴情報と前記第2身体特徴情報との類似度に基づいて、前記他者情報を抽出する、情報提供方法。 - 請求項1又は2に記載の情報提供方法において、
前記第1スイング情報に基づいて、前記スイングに関する指標を演算する演算工程をさらに含む、情報提供方法。 - 請求項3に記載の情報提供方法において、
前記演算工程では、複数種類の前記指標を演算し、前記指標のうち少なくとも1つを選択する指標選択情報を取得し、
前記抽出工程では、前記指標選択情報に基づいて、前記他者情報を抽出する、情報提供方法。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の情報提供方法において、
前記使用者のスイングの技量に関する情報である第1技量情報を取得する技量情報取得工程をさらに含み、
前記他者情報は、前記他の使用者のスイングの技量に関する情報である第2技量情報をさらに含み、
前記抽出工程では、前記第1技量情報に基づいて、前記他者情報を抽出する、情報提供方法。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の情報提供方法において、
前記使用者が使用した前記運動器具に関する情報である第1運動器具情報を取得する運動器具情報取得工程をさらに含み、
前記他者情報は、前記他の使用者が使用した運動器具に関する情報である運動器具情報をさらに含み、
前記抽出工程では、前記第1運動器具情報に基づいて、前記他者情報を抽出する、情報提供方法。 - 使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報を取得する身体特徴情報取得部と、
前記使用者が運動器具をスイングする動作を検出する検出装置から、前記使用者の前記スイングに関する情報である第1スイング情報を取得するスイング情報取得部と、
他の使用者の身体特徴に関する情報である第2身体特徴情報、及び、前記他の使用者のスイングに関する情報である第2スイング情報が関連付けられた他者情報を記憶する記憶装置から、前記第1身体特徴情報と前記第1スイング情報とに基づいて、前記他者情報を
抽出する抽出部と、
抽出された前記他者情報を出力する出力部と、
を含む、情報提供装置。 - 請求項7に記載の情報提供装置と、
前記検出装置と、
を含む、情報提供システム。 - 使用者の身体特徴に関する情報である第1身体特徴情報を取得する手順と、
前記使用者が運動器具をスイングする動作を検出する検出装置から、前記使用者の前記スイングに関する情報である第1スイング情報を取得する手順と、
他の使用者の身体特徴に関する情報である第2身体特徴情報、及び、前記他の使用者のスイングに関する情報である第2スイング情報が関連付けられた他者情報を記憶する記憶装置から、前記第1身体特徴情報と前記第1スイング情報とに基づいて、前記他者情報を抽出する手順と、
抽出された前記他者情報を出力する手順と、
をコンピューターに実行させる、情報提供プログラム。
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