JP2015188190A - 圧電デバイスおよび圧電デバイスの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化・低背化に対応し封止時の熱の影響を抑制するとともに、コストを増大させることなく印字を行うことができる圧電デバイスおよび当該圧電デバイスの製造方法を提供する。【解決手段】水晶振動子は、透光性材料からなる蓋体2と、水晶振動片4が収容された容器3とが封止材5を介して接合されている。封止材5は、蓋体2の容器との接合面の全体に形成されている。そして蓋体2の容器との接合面の外周部の封止材が溶融することで蓋体2と容器3とが融着されているとともに、当該融着がされた領域よりも内側の領域の封止材に印字Mがされている。【選択図】図6
Description
本発明は圧電デバイスおよび当該圧電デバイスの製造方法に関する。
表面実装型の水晶振動子は小型化・低背化に適した圧電デバイスであり、通信機器等様々な分野で使用されている。前記水晶振動子は、直方体状の容器の内部に水晶振動片を収容し、当該容器と板状の蓋体とを封止材を介して接合することによって水晶振動片を気密に封止した構造となっている。当該構成の水晶振動子は例えば特許文献1に開示されている。
前記水晶振動子では、封止材を挟んで重ね合わされた蓋体と容器とが加熱雰囲気に晒されることで封止材が溶融して蓋体と容器とが融着される。このように蓋体および容器が加熱雰囲気に晒されると、容器内に収容された水晶振動片や、水晶振動片を容器内に導電接合する接続部位等が熱の影響を受けることになる。これより、融着後に水晶振動子の特性が劣化してしまうことがある。
ところで近年では各種電子機器の小型化および多機能化により高密度実装が進み、これらの機器等に実装される圧電デバイスも超小型(例えば表面実装型の圧電デバイスの平面視における外形寸法が2.0mm×1.6mm以下)で薄型のものが求められるようになってきている。このような要求に対し、従来のようにセラミック材料からなる蓋体では焼成精度等の点から低背化が困難になってくる。
これに対して特許文献2乃至3のようにガラスや水晶からなる蓋体の場合、セラミック材料からなる蓋体に比べて薄肉化を図ることができるため、圧電デバイスの低背化に寄与する。
前記水晶振動子の蓋体の表面(上面)には、製造時に製造社名や製造ロット等を表す記号や文字等からなる情報をレーザー等によって印字する必要がある。例えば透光性材料からなる蓋体を用い、当該蓋体の上方からレーザービームを照射して印字を行う場合、レーザービームが蓋体内部を透過して容器内部の圧電振動素子に損傷を与えてしまうことがある。
特許文献2乃至3には、金属膜を蓋体に設けられた凹部の内底面全体に形成することによって遮光した圧電デバイスが開示されている。しかし当該構成の場合、凹部の内底面全体に金属膜が形成されているため金属の使用量が増え、コスト高となってしまう。また蓋体と容器との接合は陽極接合によって行われているため、蓋体および容器が400℃前後の高温下に晒され、容器内の圧電振動素子等が熱によるダメージを受けてしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、小型化・低背化に対応し封止時の熱の影響を抑制するとともに、コストを増大させることなく印字を行うことができる圧電デバイスおよび当該圧電デバイスの製造方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、透光性材料からなる蓋体と、少なくとも圧電素子を収容してなる容器とが封止材を介して接合された圧電デバイスであって、封止材が前記蓋体の容器との接合面の外周部と当該外周部よりも内側の領域とを含む領域に形成されてなり、前記外周部の封止材が溶融して蓋体と容器とが融着されているとともに、当該融着がされた領域よりも内側の領域の封止材に印字がされた圧電デバイスとなっている。
上記発明によれば、蓋体の容器との接合面に形成された封止材のうち、当該接合面の外周部の封止材だけが溶融して蓋体と容器とが融着されている。これにより、蓋体の前記外周部よりも内側の領域にある封止材からのガスの発生を抑制することができる。その結果、前記外周部だけでなく当該外周部よりも内側の領域の封止材も溶融させる封止形態に比べて、容器内に収容された圧電素子等への封止材からの発生ガスの付着を抑制することができる。これより、融着後に圧電デバイスの特性が劣化するのを抑制することができる。
さらに蓋体と容器とが融着された領域よりも内側の領域の封止材に印字がされているため、印字用の金属膜を蓋体に別途形成する必要がない。つまり蓋体と容器との接合と印字とを封止材で兼用することができる。これより製造コストを大幅に低減することができる。
また前記蓋体が透光性材料から成るため、蓋体と容器の融着後に蓋体の外部からビームを照射し、蓋体内部を透過させて蓋体の容器との接合面の封止材に印字を行うことができる。そして前記透光性材料として、例えばガラスや水晶を用いることによってセラミック材料から成る蓋体に比べて低コスト化および薄肉化を図ることができる。これにより、安価で低背化に対応した圧電デバイスを得ることができる。
また上記目的を達成するために本発明は、透光性材料からなる蓋体と、少なくとも圧電素子を収容してなる容器とが封止材を介して接合された圧電デバイスの製造方法であって、封止材を前記蓋体の容器との接合面の外周部と当該外周部よりも内側の領域とを含む領域に形成する封止材形成工程と、前記封止材が容器と接するように蓋体を少なくとも圧電素子が収容された容器に載置する載置工程と、容器に載置された蓋体の外部からビームを照射し、蓋体の容器との接合面の外周部の封止材を溶融させて蓋体と容器とを融着する封止工程と、蓋体の外部からビームを照射し、前記封止工程によって融着した領域よりも内側の領域の封止材に印字を行う印字工程とを、有する圧電デバイスの製造方法となっている。
前記封止工程によれば、蓋体の容器との接合面に形成された封止材のうち、当該接合面の外周部の封止材だけが溶融して蓋体と容器とが融着される。つまり、蓋体の前記接合面の外周部以外の領域の封止材は、蓋体と容器との接合に寄与していない。したがって前記外周部および前記外周部の内側の領域にある封止材も溶融させて蓋体と容器とを接合する封止形態に比べて、局所的な加熱で蓋体と容器とを接合することができる。これによって封止時の熱の影響を抑制し、融着後に圧電デバイスの特性が劣化するのを抑制することができる。
また前記封止工程はビームの照射による封止であるため、従来のように圧電デバイスの周囲雰囲気を加熱して封止する方式に比べて、封止に要する時間を大幅に短縮させることができる。さらにビームを用いることで狭小領域での封止が可能となるため、封止材の形成幅を従来よりも縮小させることができる。これにより、容器の小型化を図ることができるとともに封止材の使用量も減少させることができる。
また前記印字工程によれば、蓋体の外部からビームを照射し、前記封止工程によって融着した領域よりも内側の領域の封止材に印字を行うため、印字用の金属膜を蓋体に別途形成する必要がない。つまり封止材形成工程で形成された封止材で、蓋体と容器との接合と印字とを兼用することができる。これより製造コストを大幅に低減することができる。
また前記印字工程では蓋体が透光性材料から成るため、蓋体と容器の融着後に蓋体の外部からビームを照射し、蓋体内部を透過させて封止材に印字を行うことができる。そして前記透光性材料として例えばガラスや水晶を用いることによって、セラミック材料から成る蓋体に比べて低コスト化および薄肉化を図ることができる。これにより、安価で低背化に対応した圧電デバイスを製造することができる。
また上記目的を達成するために、前記封止材が低融点ガラスであってもよい。
上記発明によれば、金属ろう材から成る封止材に比べて前記封止材形成工程において
封止材を簡便な方法で形成することができる。また低融点ガラスは金属ろう材よりも安価であるため材料コストを低減させることができる。
封止材を簡便な方法で形成することができる。また低融点ガラスは金属ろう材よりも安価であるため材料コストを低減させることができる。
また、前記低融点ガラスとしてレーザーシーリング用のフリットガラスを用いることによって前記封止工程でレーザービームによる封止を行うことができるため、容器の蓋体との接合領域が狭小な場合であっても接合信頼性の高い封止を行うことができる。
以上のように本発明によれば、小型化・低背化に対応し封止時の熱の影響を抑制するとともに、コストを増大させることなく印字を行うことができる圧電デバイスおよび当該圧電デバイスの製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を圧電デバイスとして表面実装型の水晶振動子を例に挙げて説明する。まず完成状態の水晶振動子について説明した後、当該水晶振動子の製造方法について説明する。
−第1の実施形態−
本発明の第1の実施形態を示す水晶振動子の概略斜視図を図1に示す。なお図1では説明の便宜上、容器内に収容される水晶振動片等の記載は省略している。図1において水晶振動子1は略直方体状であり、平面視では略矩形となっている。本実施形態では平面視における外形寸法は縦1.6mm、横1.2mmとなっている。水晶振動子1は、平板状の蓋体2と、水晶振動片4と、水晶振動片4を内部に収容する容器3とが主な構成部材となっている。水晶振動片4は、蓋体2と容器3との接合によって形成されるキャビティ11に収容され、外部環境から保護されるようになっている。
本発明の第1の実施形態を示す水晶振動子の概略斜視図を図1に示す。なお図1では説明の便宜上、容器内に収容される水晶振動片等の記載は省略している。図1において水晶振動子1は略直方体状であり、平面視では略矩形となっている。本実施形態では平面視における外形寸法は縦1.6mm、横1.2mmとなっている。水晶振動子1は、平板状の蓋体2と、水晶振動片4と、水晶振動片4を内部に収容する容器3とが主な構成部材となっている。水晶振動片4は、蓋体2と容器3との接合によって形成されるキャビティ11に収容され、外部環境から保護されるようになっている。
容器3は複数のセラミックシートの積層体を焼成で一体成型した平面視略矩形の箱状体である。具体的には容器3は、最下層の第1層30と、その上層の第2層31の2層のシートで構成されており、第2層31の中央のくり抜かれた部分が凹部9となっている(図4参照)。凹部9は平面視で略長方形の空間であり、本実施形態では水晶振動片4が収容される。凹部9を包囲する第2層31は堤部8となっている。この堤部8は平面視略矩形の枠体であり、その上面310は平坦面となっている。本実施形態では容器3の外形寸法は縦1.6mm、横1.2mmとなっている。
凹部9の内底面301には、水晶振動片4の一端側と接合部材10を介して片持ち接合される一対の搭載電極6,6が形成されている。搭載電極6は図示しない内部配線を経由して容器3の外底面300に形成された外部接続端子7と電気的に接続されている。本実施形態において搭載電極や外部接続端子や内部配線等は、モリブデン(Mo)メタライズ上にNiめっき層、Auめっき層の順で積層された構成となっている。なお前記配線パターンに使用される材料は前述の金属材料に限定されるものではなく、他の金属材料を使用してもよい。また前記各配線パターンの成膜手段はめっき法以外の成膜手段を用いてもよい。
次に水晶振動片4について図4を参照しながら説明する。水晶振動片4は、厚みすべり振動を行う平面視矩形状のATカット水晶振動板の表裏主面に各種電極が形成された圧電素子である。具体的には水晶振動板の表裏主面401,402の略中央部分に、水晶振動板を駆動させるための一対の励振電極41a,41bが水晶振動板を挟んで対向形成されている。そして励振電極41a,41bから水晶振動板の一短辺側に向って一対の引出電極42a,42b(図4では記載省略)が導出されている。引出電極42aは、水晶振動板の一主面401と対向する他主面402の一短辺側まで及んで形成されている。一対の引出電極42a,42bは、接合部材10を介して前述した一対の搭載電極6,6と一対一で導電接合される。本実施形態では水晶振動片の形状は平板状となっているが、本発明の適用は当該形状に限定されるものではない。
図1において蓋体2はガラスからなる板状の部材であり、透光性を備えている。蓋体2の表裏主面のうち、容器と接合される側の主面全体には封止材5が形成されている。ここで封止材5は低融点ガラスであり、本実施形態ではフリットガラスが用いられている。フリットガラスの詳細については後述する。
蓋体2と容器3とは、レーザービームの封止材への照射によって融着されている。具体的には図1において符号SAで示す封止痕のように、容器の堤部8の上面310と蓋体2とが平面視で重なる領域である蓋体の外周部の一部の封止材が溶融することで蓋体2と容器3とが接合されている。
そして蓋体と容器とが接合がされた領域よりも内側の領域の封止材に印字Mが施されている。この印字Mは透光性材料からなる蓋体2の上方から蓋体の下面側にある封止材5に向けてレーザービームを照射することによって行われている。
本実施形態における水晶振動子によれば、蓋体2の容器との接合面に形成された封止材5のうち、当該接合面の外周部の封止材だけが溶融して蓋体2と容器3とが融着されている。具体的には、容器の堤部8の上面310と蓋体2とが平面視で重なる領域である蓋体の外周部の一部の封止材が溶融することで蓋体2と容器3とが接合されている。これにより、蓋体2の封止痕SAよりも内側の領域にある封止材からのガスの発生を抑制することができる。その結果、前記外周部だけでなく当該外周部よりも内側の領域の封止材も溶融させる封止形態に比べて、容器内に収容された水晶振動片等への封止材からの発生ガスの付着を抑制することができる。これより、融着後に水晶振動子の特性が劣化するのを抑制することができる。
さらに蓋体2と容器3とが融着された領域よりも内側の領域の封止材に印字がされているため、印字用の金属膜を蓋体に別途形成する必要がない。つまり蓋体2と容器3との接合と印字とを1つの封止材で兼用することができる。これより製造コストを大幅に低減することができる。
また蓋体2が透光性材料から成るため、蓋体2と容器3の融着後に蓋体の外部からビームを照射し、蓋体内部を透過させて蓋体2の容器との接合面の封止材5に印字を行うことができる。そして本実施形態では前記透光性材料としてガラスが用いられているため、セラミック材料から成る蓋体に比べて低コスト化および薄肉化を図ることができる。これにより、安価で低背化に対応した水晶振動子を得ることができる。
次に本発明の実施形態に係る水晶振動子の製造方法の主要工程について、図2乃至6を参照しながら説明する。蓋体2は1枚のウエハに多数の蓋体領域を形成し、当該領域を分割することによって得られている。なお図4以降は説明の便宜上、個片状態の蓋体で表している。
まず図2に示すようにホウケイ酸ガラスからなる1枚のウエハ200を用意する。ここでウエハ200の表裏主面201,202は鏡面加工された平滑面となっている。
<蓋体基板形成工程>
ウエハ200の表裏主面に所定寸法の蓋体領域を行列方向に連なるように区画形成する(図示省略)。本実施形態ではウエハ内の各蓋体領域の形成はドライエッチング法を用いて行われている。なお本実施形態では蓋体の平面視における外形寸法は、平面視略矩形の容器の外形寸法よりも一回り小さく設定されている。
ウエハ200の表裏主面に所定寸法の蓋体領域を行列方向に連なるように区画形成する(図示省略)。本実施形態ではウエハ内の各蓋体領域の形成はドライエッチング法を用いて行われている。なお本実施形態では蓋体の平面視における外形寸法は、平面視略矩形の容器の外形寸法よりも一回り小さく設定されている。
次に、後述する「分割工程」において分割する際の目印となる溝状の分割ライン(図示省略)をウエハの一方の主面または表裏両主面に縦横に形成する(図示省略)。以上が蓋体基板形成工程である。なお前記分割ラインは溝以外の形態であってもよい。例えば、ウエハの隣接する蓋体領域間を通る仮想境界線をウエハの周縁部分まで延出し、同一仮想境界線上にある周縁部分にのみ目印を設けるようにしてもよい。この場合、画像認識手段によって前記目印の位置を認識させて仮想境界線を算出し、当該仮想境界線に基づいてウエハを分割することが可能である。
<封止材形成工程>
ウエハ200の一主面201の所定の領域に、ガラスフリット(ガラス粉末)と溶剤とバインダを含んだフリットペーストをスクリーン印刷によって塗布する(図3参照)。本実施形態では鉛を含まないビスマス系のガラスフリットが使用されている。フリットペーストの塗布手段はスクリーン印刷に限定されるものではなく、他の塗布手段を用いてもよい。また、本実施形態では前記フリットペーストをウエハ200の一主面201の所定の領域に塗布しているが、一主面201の全面に塗布してもよい。
ウエハ200の一主面201の所定の領域に、ガラスフリット(ガラス粉末)と溶剤とバインダを含んだフリットペーストをスクリーン印刷によって塗布する(図3参照)。本実施形態では鉛を含まないビスマス系のガラスフリットが使用されている。フリットペーストの塗布手段はスクリーン印刷に限定されるものではなく、他の塗布手段を用いてもよい。また、本実施形態では前記フリットペーストをウエハ200の一主面201の所定の領域に塗布しているが、一主面201の全面に塗布してもよい。
次にフリットペーストが塗布されたウエハを乾燥させた後、高温に加熱してペースト中の溶剤とバインダとを揮発・分解させる。その後、より高い温度に加熱処理することによって残存したガラスフリットを融合させる。このような過程を経て得られた低融点ガラスのことを本実施形態ではフリットガラスと呼んでおり、当該フリットガラスを図面中で封止材5として表記している。このようにして、蓋体の容器との接合面の少なくとも外周部を含む領域に封止材5を形成する工程が封止材形成工程である。なお、本実施形態におけるフリットガラスはレーザービームの吸収材を含有しており、レーザー封止に適したフリットガラスとなっている。具体的には800〜1100nmの波長の半導体レーザー、YAGレーザー、ファイバーレーザーに対する吸収率が高い吸収材がフリットガラスに含有されている。
<分割工程>
次に封止材形成工程によって片面に封止材5が形成されたウエハ200を、前述した分割ラインに沿ってダイシング等の分割手段によって切断する(図示省略)。これにより、片面に封止材5が形成された蓋体2が多数個得られる(分割工程)。なお本実施形態において封止材の形成領域は蓋体の一主面全体となっているが、必ずしも一主面全体でなくてもよい。例えば蓋体の外周部と、当該外周部よりも内側の領域の一部とに封止材を形成してもよい。
次に封止材形成工程によって片面に封止材5が形成されたウエハ200を、前述した分割ラインに沿ってダイシング等の分割手段によって切断する(図示省略)。これにより、片面に封止材5が形成された蓋体2が多数個得られる(分割工程)。なお本実施形態において封止材の形成領域は蓋体の一主面全体となっているが、必ずしも一主面全体でなくてもよい。例えば蓋体の外周部と、当該外周部よりも内側の領域の一部とに封止材を形成してもよい。
次に水晶振動片4を、容器3の搭載電極6上に片持ち状態で導電接合する(図4参照)。具体的には水晶振動片4の一対の引出電極42a,42bを、容器3の一対の搭載電極6,6と接合部材10を介して一対一で導電接合する。本実施形態では接合部材10としてエポキシ系の導電性接着剤が使用されており、ペースト状の当該導電性接着剤を搭載電極6上に塗布して水晶振動片を載置した後、所定温度に加熱して導電性接着剤を硬化させることによって水晶振動片4と容器3とを固着している。なお接合部材10は導電性接着剤以外の部材を用いてもよい。
<載置工程>
図4示すように水晶振動片4が収容された容器3の堤部の上面310に、封止材5が接するように蓋体2を位置決め載置する(載置工程)。このとき蓋体2は前述したように容器3よりも平面視で一回り小さく形成されているため、蓋体2の周縁が、堤部の上面310の外周縁から略等距離だけ内側に位置するように蓋体が位置決め載置される。
図4示すように水晶振動片4が収容された容器3の堤部の上面310に、封止材5が接するように蓋体2を位置決め載置する(載置工程)。このとき蓋体2は前述したように容器3よりも平面視で一回り小さく形成されているため、蓋体2の周縁が、堤部の上面310の外周縁から略等距離だけ内側に位置するように蓋体が位置決め載置される。
<封止工程>
次に図5に示すように容器3に載置された蓋体2の外方(本実施形態では蓋体の上方)から、封止材5の外周部と堤部8の上面310とが接触している領域内(図4に示すA部)にレーザービームLB1を照射する。このときレーザービームLB1は平面視環状の堤部8の上面310に対応するように周回して照射され、封止材5に含有されたレーザービームの吸収材によって被照射領域が発熱し、溶融することによって蓋体2と容器3とが融着される(封止工程)。本実施形態ではレーザーとしてYbファイバーレーザー(波長1080nm)が使用されている。なおYbファイバーレーザー以外の種類のレーザーを用いてもよい。例えばソフトビームと集光レンズを組み合わせてもよい。
次に図5に示すように容器3に載置された蓋体2の外方(本実施形態では蓋体の上方)から、封止材5の外周部と堤部8の上面310とが接触している領域内(図4に示すA部)にレーザービームLB1を照射する。このときレーザービームLB1は平面視環状の堤部8の上面310に対応するように周回して照射され、封止材5に含有されたレーザービームの吸収材によって被照射領域が発熱し、溶融することによって蓋体2と容器3とが融着される(封止工程)。本実施形態ではレーザーとしてYbファイバーレーザー(波長1080nm)が使用されている。なおYbファイバーレーザー以外の種類のレーザーを用いてもよい。例えばソフトビームと集光レンズを組み合わせてもよい。
前記封止工程によれば、蓋体2の容器との接合面に形成された封止材5のうち、当該接合面の外周部の封止材だけが溶融して蓋体2と容器3とが融着される。つまり、蓋体2の前記接合面の外周部以外の領域の封止材は、蓋体と容器との接合に寄与していない。したがって前記外周部および前記外周部の内側の領域にある封止材も溶融させて蓋体と容器とを接合する封止形態に比べて、局所的な加熱で蓋体と容器とを接合することができる。これによって封止時の熱の影響を抑制し、融着後に水晶振動子の特性が劣化するのを抑制することができる。
また前記封止工程はレーザービームの照射による封止であるため、従来のように圧電デバイスの周囲雰囲気を加熱して封止する方式に比べて、封止に要する時間を大幅に短縮させることができる。さらにレーザービームを用いることで狭小領域での封止が可能となるため、封止材の形成幅を従来よりも縮小させることができる。これにより、容器の小型化を図ることができるとともに封止材の使用量も減少させることができる。
本実施形態では封止材に低融点ガラスを用いているため、金属ろう材から成る封止材に比べて封止材形成工程において封止材を簡便な方法で形成することができる。例えば蓋体に封止材を形成するにあたって、金属ろう材の場合は形成する封止材の形状に応じて型を用いる場合があるのに対して、低融点ガラスの場合は型を用いなくても封止材の形状に合わせてガラスペーストを塗布することで対応することができる。また低融点ガラスは金属ろう材よりも安価であるため、材料コストを低減させることができる。
また、低融点ガラスとしてレーザーシーリング用のフリットガラスを用いることによって封止工程でレーザービームによる封止を行うことができるため、容器の蓋体との接合領域が狭小な場合であっても接合信頼性の高い封止を行うことができる。
<印字工程>
「封止工程」の後に、図6に示すように封止材5の形成領域のうち「封止工程」によって接合された領域よりも内側の領域(MA1)に向けて、蓋体の上方からレーザービームLB2を照射する。本実施形態では印字に使用するレーザーとして、封止工程と同様にYbファイバーレーザー(波長1080nm)が用いられている。印字用のレーザーの種類はYbファイバーレーザーに限定されるものではなく、他の種類のレーザーを使用してもよい。また、「封止工程」と「印字工程」で用いるレーザービームの種類は必ずしも同一でなくてもよい。
「封止工程」の後に、図6に示すように封止材5の形成領域のうち「封止工程」によって接合された領域よりも内側の領域(MA1)に向けて、蓋体の上方からレーザービームLB2を照射する。本実施形態では印字に使用するレーザーとして、封止工程と同様にYbファイバーレーザー(波長1080nm)が用いられている。印字用のレーザーの種類はYbファイバーレーザーに限定されるものではなく、他の種類のレーザーを使用してもよい。また、「封止工程」と「印字工程」で用いるレーザービームの種類は必ずしも同一でなくてもよい。
封止材5のレーザービームLB2が照射された部分(M)は発熱により変色するため、透明材料からなる蓋体の外部からでも当該変色した部位を視認できる(印字工程)。なお封止材5の形成領域のうち封止工程によって接合された領域よりも内側の領域とは、図6において符号IA1で示す領域であるが、印字の視認性や、蓋と容器との接合領域への影響を考慮して本実施形態ではIA1よりも内側(蓋体の中央寄り)の領域であるMA1の範囲内でレーザービームを照射している。
前記印字工程によれば、蓋体2の外部からレーザービームを照射し、封止工程によって融着した領域よりも内側の領域の封止材に印字を行うため、印字用の金属膜を蓋体に別途形成する必要がない。つまり封止材形成工程で形成された封止材で、蓋体2と容器3との接合と印字とを兼用することができる。これより製造コストを大幅に低減することができる。
また前記印字工程では蓋体2が透光性材料から成るため、蓋体2と容器3の融着後に蓋体2の外部からビームを照射し、蓋体2の内部を透過させて封止材5に印字を行うことができる。そして蓋体2の材料として透光性のガラスが用いられているので、セラミック材料から成る蓋体に比べて低コスト化および薄肉化を図ることができる。これにより、安価で低背化に対応した水晶振動子を製造することができる。
本実施形態では封止の後に印字を行っているが、これは「封止工程」よりも前に蓋体に印字を施すと封止後に特性不良と判定された製品が無駄になることや、製造時期等のロット管理面においても好ましくないためである。
以上が本発明の第1の実施形態に係る水晶振動子の製造方法についての説明である。
以上が本発明の第1の実施形態に係る水晶振動子の製造方法についての説明である。
−第2の実施形態−
次に本発明の第2の実施形態について図7乃至8を参照しながら説明する。なお図7乃至8において、本発明の第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付すとともに、第1の実施形態と同一の効果を奏するため説明は割愛する。
次に本発明の第2の実施形態について図7乃至8を参照しながら説明する。なお図7乃至8において、本発明の第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付すとともに、第1の実施形態と同一の効果を奏するため説明は割愛する。
本実施形態における蓋体12は、図7に示すように蓋体の一方面に窪み15が形成されている。蓋体12は、窪み15によって薄肉となった薄肉部13と、窪み15の周囲の厚肉部14とから成っている。
本実施形態では前述の「蓋体基板形成工程」におけるウエハの材料として水晶が用いられている。当該水晶ウエハ内の多数の蓋体領域はウエットエッチング法(湿式エッチング)とフォトリソグラフィ技術を用いることによって一括で成形されている。そのため、図7に示すようにウエットエッチング法による窪み15の成形時に厚肉部の側面部分に傾斜面が形成されている。前記傾斜面は具体的には、厚肉部14の内周側傾斜面141と外周側傾斜面142となっている。厚肉部14の上面140は平坦かつ、鏡面加工された平滑面となっている。
本実施形態において封止材5は、蓋体12の窪み15の内底面と、内周側傾斜面141と、厚肉部14の上面140と、外周側傾斜面142に及ぶように形成されている。封止材5は第1の実施形態と同様にレーザー封止に適したフリットガラスが用いられている。本実施形態のように蓋体の外周部である厚肉部14の上面140が、図7に示すような狭小領域の場合、フリットペーストの塗布はディスペンス法や静電塗布法を用いるのが好ましい。特に静電塗布法の場合、ペーストの塗布時に静電吸引力が働くため凸部である厚肉部の上面の周囲への誤塗布を防止することができる。また静電塗布法の場合、薄肉で厚みのばらつきが少なく、かつ微小な線幅のペースト塗布が可能なため低背化および小型化の点で好適である。
本実施形態において水晶振動片16は平面視矩形状の圧電素子である。具体的にはATカット水晶振動板の表裏各主面の略中央部分に平面視矩形状の薄肉領域17が形成され、薄肉領域17を包囲するように枠状の厚肉領域18が形成された構造となっている(いわゆる逆メサ構造)。薄肉領域17の表裏主面には一対の励振電極19,19が互いに対向するように形成されており、表裏各主面の励振電極から水晶振動板の一短辺側に向かって一対の引出電極(図示省略)が導出されている。
水晶振動片16の前記一対の引出電極は、金属製バンプからなる接合部材21を介して容器の一対の搭載電極20,20と一対一で導電接合される。本実施形態では接合材21としてめっきバンプが用いられている。そして水晶振動片16と搭載電極20との導電接合はFCB(Flip Chip Bonding)法を用いて行われる。具体的には、予め水晶振動片16の一対の引出電極の各々にめっきバンプを形成しておき、一対の搭載電極20,20に一対のめっきバンプが対応するように水晶振動片12を位置決め載置した状態でFCB法によって、めっきバンプと搭載電極とを導電接合する。
本実施形態では「蓋体基板形成工程」においてウエットエッチング法とフォトリソグラフィ技術を用いて蓋体領域を成形する点等を除けば、「載置工程」以前の工程は第1の実施形態と略同一であるため説明は省略し、「載置工程」以降の工程について説明する。
<載置工程>
水晶振動片16が収容された容器3の堤部の上面310に、厚肉部14の上面140の封止材5が接するように蓋体12を位置決め載置する(図7参照)。蓋体12は第1の実施形態と同様に容器3よりも平面視で一回り小さく形成されており、蓋体12の周縁が、堤部8の上面310の外周縁から略等距離だけ内側に位置するように載置されている。
水晶振動片16が収容された容器3の堤部の上面310に、厚肉部14の上面140の封止材5が接するように蓋体12を位置決め載置する(図7参照)。蓋体12は第1の実施形態と同様に容器3よりも平面視で一回り小さく形成されており、蓋体12の周縁が、堤部8の上面310の外周縁から略等距離だけ内側に位置するように載置されている。
<封止工程>
次に図7に示すように容器3に載置された蓋体12の上方から、蓋体12の容器3との接合面の外周部に向けてレーザービームLB1を照射する。このときレーザービームの照射は、蓋体の外周部のうち厚肉部14の上面140に形成された封止材だけでなく、当該領域の外側にある外周側傾斜面142および当該領域の内側にある内周側傾斜面141の各々に形成された封止材にも到達するように行われる(図7の破線参照)。つまり蓋体に対するレーザービームの照射は、蓋体の外側の主面120に正対して外周部の異なる領域を複数回、周回するように行われている。本実施形態の封止工程においてもYbファイバーレーザーが用いられている。
次に図7に示すように容器3に載置された蓋体12の上方から、蓋体12の容器3との接合面の外周部に向けてレーザービームLB1を照射する。このときレーザービームの照射は、蓋体の外周部のうち厚肉部14の上面140に形成された封止材だけでなく、当該領域の外側にある外周側傾斜面142および当該領域の内側にある内周側傾斜面141の各々に形成された封止材にも到達するように行われる(図7の破線参照)。つまり蓋体に対するレーザービームの照射は、蓋体の外側の主面120に正対して外周部の異なる領域を複数回、周回するように行われている。本実施形態の封止工程においてもYbファイバーレーザーが用いられている。
このようにして封止材5を溶融させるとともに蓋体の自重や蓋体への加圧によって、図8に示すように溶融した封止材が容器の堤部の上面310から、蓋体の外周側傾斜面142と内周側傾斜面141の各々に這い上がるようにフィレット(メニスカス)Fが形成され易くなる。このような封止材のフィレットが形成されることによって蓋体と容器との接合強度をさらに向上させることができる。これより、気密信頼性をより向上させることができる。また封止材のフィレットが形成され易くすることによって、接合対象領域における封止材の形成幅を減少させた場合であっても蓋体と容器との接合強度を維持することができる。これにより、圧電デバイスの小型化を図ることができる。
本発明の第1乃至2の実施形態では蓋体のみに封止材が形成され、容器には封止材が形成されていない構成となっているが、蓋体と容器の両方に封止材が形成されていてもよい。当該構成の場合において容器の堤部上面に蓋体を位置決め載置した状態で、蓋体の上方から見て容器側の封止材の一部が、蓋体の外周縁からはみ出るようにしてもよい。つまり、封止材を挟んで封止材の上側に、蓋体が存在する領域と存在しない領域とを設けてもよい。そして蓋体の外周縁近傍であって当該外周縁からはみ出した容器側の封止材にもレーザービームを照射することによって、平板状の蓋体であっても蓋体の側面に封止材のフィレットが形成され易くすることができる。
第1の実施形態で述べた「分割工程」において、例えばダイシングによって個片の蓋体に分割した場合、切断後の蓋体の側面にはマイクロクラックが発生することがある。このようなマイクロクラックが発生すると、圧電デバイスが外部衝撃等を受けることによって当該マイクロクラックが蓋体の内部に進行して蓋体にクラック等が発生することがある。これに対し、蓋体の側面に封止材のフィレットが及ぶことによって蓋体の側面が封止材で保護されるため、蓋体の内部へのマイクロクラックの進行を抑制することができる。これにより、蓋体のクラック等の発生を防止することができる。
なお蓋体の側面に加え、蓋体の上面まで封止材が及ぶようにしてもよい。この場合、蓋体と容器との接合強度をさらに高めることができる。また蓋体の封止材と接する面をサンドブラスト等を用いて粗面にしてもよい。当該粗面化によって所謂アンカー効果が働き、封止材と蓋体との密着力を高めることができる。さらに蓋体の外周部を断面視階段状など、多面で構成してもよい。このように蓋体の外周部を多面で構成にすることによって蓋体と封止材との接触面積を拡大させることができ、蓋体と容器との接合強度を向上させることができる。
<印字工程>
「封止工程」の後に、図8に示すように封止材5の形成領域のうち「封止工程」によって接合された領域(SA2)よりも内側の領域であって、薄肉部13に対応する領域IA2に向けて蓋体の上方からレーザービームLB2を照射して印字を行う。なお印字を行う位置は薄肉部13に対応する領域IA2内であれば任意であり、必ずしも薄肉部13の中央領域でなくてもよい。なお、本実施形態の印字工程においてもYbファイバーレーザーが用いられている。
「封止工程」の後に、図8に示すように封止材5の形成領域のうち「封止工程」によって接合された領域(SA2)よりも内側の領域であって、薄肉部13に対応する領域IA2に向けて蓋体の上方からレーザービームLB2を照射して印字を行う。なお印字を行う位置は薄肉部13に対応する領域IA2内であれば任意であり、必ずしも薄肉部13の中央領域でなくてもよい。なお、本実施形態の印字工程においてもYbファイバーレーザーが用いられている。
本発明の実施形態では容器はセラミック材料からなる絶縁体であったが、容器の基材としてガラスや水晶を用いてもよい。
本発明の実施形態では圧電デバイスとして水晶振動子を例に挙げたが、本発明の適用は水晶振動子に限定されるものではない。例えば圧電素子に加え発振回路や温度補償回路等が集積化されたICも内蔵した圧電発振器や、水晶フィルタ等の他の圧電デバイスへも適用も可能である。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
圧電デバイスの量産に適用できる。
1 水晶振動子
2、12 蓋体
3 容器
4、16 水晶振動片
5 封止材
M 印字
2、12 蓋体
3 容器
4、16 水晶振動片
5 封止材
M 印字
Claims (3)
- 透光性材料からなる蓋体と、少なくとも圧電素子を収容してなる容器とが封止材を介して接合された圧電デバイスであって、
封止材が前記蓋体の容器との接合面の外周部と当該外周部よりも内側の領域とを含む領域に形成されてなり、
前記外周部の封止材が溶融して蓋体と容器とが融着されているとともに、当該融着がされた領域よりも内側の領域の封止材に印字がされていることを特徴とする圧電デバイス。 - 透光性材料からなる蓋体と、少なくとも圧電素子を収容してなる容器とが封止材を介して接合された圧電デバイスの製造方法であって、
封止材を前記蓋体の容器との接合面の外周部と当該外周部よりも内側の領域とを含む領域に形成する封止材形成工程と、
前記封止材が容器と接するように蓋体を少なくとも圧電素子が収容された容器に載置する載置工程と、
容器に載置された蓋体の外部からビームを照射し、蓋体の容器との接合面の外周部の封止材を溶融させて蓋体と容器とを融着する封止工程と、
蓋体の外部からビームを照射し、前記封止工程によって融着した領域よりも内側の領域の封止材に印字を行う印字工程とを、
有することを特徴とする圧電デバイスの製造方法。
- 前記封止材が低融点ガラスであることを特徴とする請求項2に記載の圧電デバイスの製造方法。
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JP2014065480A JP2015188190A (ja) | 2014-03-27 | 2014-03-27 | 圧電デバイスおよび圧電デバイスの製造方法 |
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JP2001326290A (ja) * | 2000-03-10 | 2001-11-22 | Seiko Epson Corp | パッケージの封止方法、電子素子モジュールの製造方法、封止装置並びにパッケージ品 |
JP2002118188A (ja) * | 2000-10-10 | 2002-04-19 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
-
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