JP2015187955A - マイクロ波照射方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】周波数が10GHz〜300GHzのマイクロ波を発生するマイクロ波源と、発生したマイクロ波を反射して集光する反射機構と、前記反射されたマイクロ波が照射される被加熱対象が載置される載置台と、を備えたマイクロ波照射装置が利用される。載置台に載置された被加熱対象に前記反射されたマイクロ波が集光して照射される。被加熱対象が、接合されるべき被加熱体A,Bからなる。被加熱体Aは「透過材」で構成され、被加熱体Bは「吸収材」で構成される。「被加熱体A、Bの接合面同士が向かい合って接触し、且つ、反射されたマイクロ波が被加熱体Aの内部を透過した後に被加熱体Bの接合面に照射されるように、反射されたマイクロ波が被加熱対象に照射される。
【選択図】図5
Description
図1は、本実施形態に使用される、既に知られているマイクロ波照射装置の全体の概略を示す。この装置は、マイクロ波を発生するマイクロ波源10と、マイクロ波源10から発生したマイクロ波を反射して集光する反射機構20と、被加熱対象を載置する載置台30と、マイクロ波が装置の外部へ漏洩するのを防止するための筐体40と、を備える。この装置は、筐体40内の空気が常温の状態で使用される。
ところで、図2に示すように、曲面ミラーによって反射されたマイクロ波を集光して被加熱体に直接的に照射すると、被加熱体(被加熱体A,B)の照射面にクラックが発生するという問題が発生し得る。以下、この点について詳述する。
<第1実施形態>
このようなクラックの発生頻度を低減するため、本発明に係るマイクロ波照射方法の第1実施形態では、図2、及び図3に示す態様に対して、被加熱対象の構成、並びに、被加熱対象が載置台30の上に載置される際の被加熱対象の載置態様が変更された(後述する第2〜第4実施形態も同様)。
次に、本発明に係るマイクロ波照射方法の第2実施形態について、図5及び図6にそれぞれ対応する図8及び図9を参照しながら説明する。この第2実施形態は、向かい合う被加熱体Aの接合面(下面)と被加熱体Bの接合面(上面)との間に、「透過材」で構成された接合材が介在している点においてのみ、接合材が介在されていない上記第1実施形態と異なる。
次に、本発明に係るマイクロ波照射方法の第3実施形態について、図8及び図9にそれぞれ対応する図10及び図11を参照しながら説明する。この第3実施形態は、向かい合う被加熱体Aの接合面(下面)と被加熱体Bの接合面(上面)との間に介在している接合材が「吸収材」で構成されている点においてのみ、接合材が「透過材」で構成されている上記第2実施形態と異なる。
次に、本発明に係るマイクロ波照射方法の第4実施形態について、図10及び図11にそれぞれ対応する図12及び図13を参照しながら説明する。この第4実施形態は、被加熱体Bが「透過材」で構成されている点においてのみ、被加熱体Bが「吸収材」で構成されている上記第3実施形態と異なる。
Claims (4)
- 周波数が10GHz〜300GHzのマイクロ波を発生するマイクロ波源と、
前記マイクロ波源から発生した前記マイクロ波を反射して集光する反射機構と、
前記反射機構によって反射された前記マイクロ波が照射される対象である被加熱対象が載置される載置台と、を備えたマイクロ波照射装置を利用して、前記載置台に載置された前記被加熱対象に前記反射されたマイクロ波を集光して照射する、マイクロ波照射方法であって、
前記マイクロ波の周波数が28GHzであり且つ温度が25℃という条件下において、ある材料の内部を前記マイクロ波が通過する際に、前記マイクロ波のエネルギーの大きさが半減するのに必要な前記マイクロ波の移動距離が、その材料の半減深さと定義され、
前記半減深さが100mm以上である材料が、透過材と定義され、
前記半減深さが100mm未満である材料が、吸収材と定義され、
前記被加熱対象は、接合されるべき第1被加熱体及び第2被加熱体を含み、前記第1被加熱体は前記透過材で構成され、前記第2被加熱体は前記吸収材で構成され、
前記第1被加熱体の接合面と前記第2被加熱体の接合面とが向かい合って接触し、且つ、前記反射されたマイクロ波が前記第1被加熱体の内部を透過した後に前記第2被加熱体の接合面に照射されるように、前記被加熱対象が前記載置台の上に載置された状態で、前記被加熱対象に前記反射されたマイクロ波を照射する、マイクロ波照射方法。 - 周波数が10GHz〜300GHzのマイクロ波を発生するマイクロ波源と、
前記マイクロ波源から発生した前記マイクロ波を反射して集光する反射機構と、
前記反射機構によって反射された前記マイクロ波が照射される対象である被加熱対象が載置される載置台と、を備えたマイクロ波照射装置を利用して、前記載置台に載置された前記被加熱対象に前記反射されたマイクロ波を集光して照射する、マイクロ波照射方法であって、
前記マイクロ波の周波数が28GHzであり且つ温度が25℃という条件下において、ある材料の内部を前記マイクロ波が通過する際に、前記マイクロ波のエネルギーの大きさが半減するのに必要な前記マイクロ波の移動距離が、その材料の半減深さと定義され、
前記半減深さが100mm以上である材料が、透過材と定義され、
前記半減深さが100mm未満である材料が、吸収材と定義され、
前記被加熱対象は、接合されるべき第1被加熱体及び第2被加熱体と、前記第1、第2被加熱体を接合するための接合材と、を含み、前記第1被加熱体は前記透過材で構成され、前記第2被加熱体は前記吸収材で構成され、前記接合材は前記透過材で構成され、
向かい合う前記第1被加熱体の接合面と前記第2被加熱体の接合面との間に前記接合材が介在し、前記第1被加熱体の接合面と前記接合材とが接触するとともに前記第2被加熱体の接合面と前記接合材とが接触し、且つ、前記反射されたマイクロ波が前記第1被加熱体の内部及び前記接合材の内部を透過した後に前記第2被加熱体の接合面に照射されるように、前記被加熱対象が前記載置台の上に載置された状態で、前記被加熱対象に前記反射されたマイクロ波を照射する、マイクロ波照射方法。 - 周波数が10GHz〜300GHzのマイクロ波を発生するマイクロ波源と、
前記マイクロ波源から発生した前記マイクロ波を反射して集光する反射機構と、
前記反射機構によって反射された前記マイクロ波が照射される対象である被加熱対象が載置される載置台と、を備えたマイクロ波照射装置を利用して、前記載置台に載置された前記被加熱対象に前記反射されたマイクロ波を集光して照射する、マイクロ波照射方法であって、
前記マイクロ波の周波数が28GHzであり且つ温度が25℃という条件下において、ある材料の内部を前記マイクロ波が通過する際に、前記マイクロ波のエネルギーの大きさが半減するのに必要な前記マイクロ波の移動距離が、その材料の半減深さと定義され、
前記半減深さが100mm以上である材料が、透過材と定義され、
前記半減深さが100mm未満である材料が、吸収材と定義され、
前記被加熱対象は、接合されるべき第1被加熱体及び第2被加熱体と、前記第1、第2被加熱体を接合するための接合材と、を含み、前記第1被加熱体は前記透過材で構成され、前記第2被加熱体は前記吸収材で構成され、前記接合材は前記吸収材で構成され、
向かい合う前記第1被加熱体の接合面と前記第2被加熱体の接合面との間に前記接合材が介在し、前記第1被加熱体の接合面と前記接合材とが接触するとともに前記第2被加熱体の接合面と前記接合材とが接触し、且つ、前記反射されたマイクロ波が前記第1被加熱体の内部を透過した後に前記接合材に照射されるように、前記被加熱対象が前記載置台の上に載置された状態で、前記被加熱対象に前記反射されたマイクロ波を照射する、マイクロ波照射方法。 - 周波数が10GHz〜300GHzのマイクロ波を発生するマイクロ波源と、
前記マイクロ波源から発生した前記マイクロ波を反射して集光する反射機構と、
前記反射機構によって反射された前記マイクロ波が照射される対象である被加熱対象が載置される載置台と、を備えたマイクロ波照射装置を利用して、前記載置台に載置された前記被加熱対象に前記反射されたマイクロ波を集光して照射する、マイクロ波照射方法であって、
前記マイクロ波の周波数が28GHzであり且つ温度が25℃という条件下において、ある材料の内部を前記マイクロ波が通過する際に、前記マイクロ波のエネルギーの大きさが半減するのに必要な前記マイクロ波の移動距離が、その材料の半減深さと定義され、
前記半減深さが100mm以上である材料が、透過材と定義され、
前記半減深さが100mm未満である材料が、吸収材と定義され、
前記被加熱対象は、接合されるべき第1被加熱体及び第2被加熱体と、前記第1、第2被加熱体を接合するための接合材と、を含み、前記第1被加熱体は前記透過材で構成され、前記第2被加熱体は前記透過材で構成され、前記接合材は前記吸収材で構成され、
向かい合う前記第1被加熱体の接合面と前記第2被加熱体の接合面との間に前記接合材が介在し、前記第1被加熱体の接合面と前記接合材とが接触するとともに前記第2被加熱体の接合面と前記接合材とが接触し、且つ、前記反射されたマイクロ波が前記第1被加熱体の内部を透過した後に前記接合材に照射されるように、前記被加熱対象が前記載置台の上に載置された状態で、前記被加熱対象に前記反射されたマイクロ波を照射する、マイクロ波照射方法。
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