JP2015187708A - 画像形成装置及びこの装置に搭載される安全回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の発熱体を有する定着部を備えた画像形成装置の信頼性を高めることができる技術を提供する。
【解決手段】本発明の画像形成装置は、第1の発熱体と第2の発熱体を有するヒータを有し記録材に形成されたトナー像を記録材に定着する定着部と、第1の発熱体への電力供給路に設けられた第1の駆動素子と、第2の発熱体への電力供給路に設けられた第2の駆動素子と、第1の駆動素子と第2の駆動素子を夫々制御する制御部と、第1の発熱体に流れる電流を検出するための第1の検出部と、第2の発熱体に流れる電流を検出するための第2の検出部と、第1の検出部の第1の出力と第2の検出部の第2の出力が入力される安全回路を有し、安全回路は、第1の出力に応じた値と第2の出力に応じた値の差分が所定の閾値を超えた場合、第1の発熱体と第2の発熱体の少なくとも一方への電力供給を遮断するための遮断信号を出力するものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真プリンタ等の画像形成装置及びこの装置に搭載される安全回路に関する。
電子写真記録技術を用いた複写機やプリンタ等の画像形成装置は、記録材上に形成された未定着トナー像を加熱して記録材上に定着させる定着部として定着装置が搭載されている。定着装置の構成としては、基板上に発熱体(発熱抵抗体)が形成された発熱部材(セラミックヒータ)を備え、商用電源から供給される電力によって発熱体を発熱させることで加熱を行うものが知られている。画像形成装置は、故障などにより、発熱部材が熱暴走状態になった場合に、発熱部材に供給される過電流を検出し、発熱部材に供給する電力を遮断するための安全回路を搭載している(特許文献1)。
特開2007−212503号公報
発熱体を複数有する定着装置において、故障などにより、複数の発熱体のうちの一部のみに電力供給される熱暴走状態になると、発熱体の熱によって発熱部材(基板)に発生する応力が通常の動作時よりも大きくなる場合がある。発熱部材に発生する応力が大きくなると、サーモSWなどの安全素子で過昇温状態を検出する前に、発熱部材が破断してしまうことも考えられる。そのため、応答性の早い温度検出素子を用いたり、発熱部材に発生する応力を低減するため、基板材料に熱伝導の高いものを用いる等の対策が必要であった。
本発明の目的は、複数の発熱体を有する定着部を備えた画像形成装置の信頼性を高めることができる技術を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
記録材に形成されたトナー像を記録材に定着する定着部であって、基板と前記基板に設けられた第1の発熱体と第2の発熱体とを有し前記トナー像を加熱するヒータを有する定着部と、
前記第1の発熱体への電力供給路に設けられた第1の駆動素子と、
前記第2の発熱体への電力供給路に設けられた第2の駆動素子と、
前記第1の駆動素子と前記第2の駆動素子を夫々制御する制御部と、
前記第1の発熱体に流れる電流を検出するための第1の検出部と、
前記第2の発熱体に流れる電流を検出するための第2の検出部と、
前記第1の検出部の第1の出力と前記第2の検出部の第2の出力が入力される安全回路であって、前記第1の出力に応じた値と前記第2の出力に応じた値の差分が所定の閾値を超えた場合、前記第1の発熱体と前記第2の発熱体の少なくとも一方への電力供給を遮断するための遮断信号を出力する安全回路と、
を備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の安全回路は、
記録材に形成されたトナー像を記録材に加熱定着するための第1の発熱体及び第2の発
熱体を有する画像形成装置に搭載される安全回路であって、
前記第1の発熱体に流れる電流を検出するための第1の検出部の第1の出力が入力する第1の入力部と、
前記第2の発熱体に流れる電流を検出するための第2の検出部の第2の出力が入力する第2の入力部と、
前記第1の出力に応じた値と前記第2の出力に応じた値の差分が所定の閾値を超えた場合、前記第1の発熱体と前記第2の発熱体の少なくとも一方への電力供給を遮断するための遮断信号を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
記録材に形成されたトナー像を記録材に定着する定着部であって、基板と前記基板に設けられた第1の発熱体と第2の発熱体とを有し前記トナー像を加熱するヒータを有する定着部と、
前記第1の発熱体への電力供給路に設けられた第1の駆動素子と、
前記第2の発熱体への電力供給路に設けられた第2の駆動素子と、
前記第1の駆動素子と前記第2の駆動素子を夫々制御する制御部と、
前記第1の発熱体に流れる電流を検出するための第1の検出部と、
前記第2の発熱体に流れる電流を検出するための第2の検出部と、
前記第1の検出部の第1の出力と前記第2の検出部の第2の出力が入力される安全回路であって、前記第2の出力に応じた値を前記第1の出力に応じた値で除した値が所定の閾値を超えた場合、前記第1の発熱体と前記第2の発熱体の少なくとも一方への電力供給を遮断するための遮断信号を出力する安全回路と、
を備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の安全回路は、
記録材に形成されたトナー像を記録材に加熱定着するための第1の発熱体及び第2の発熱体を有する画像形成装置に搭載される安全回路であって、
前記第1の発熱体に流れる電流を検出するための第1の検出部の第1の出力が入力する第1の入力部と、
前記第2の発熱体に流れる電流を検出するための第2の検出部の第2の出力が入力する第2の入力部と、
前記第2の出力に応じた値を前記第1の出力に応じた値で除した値が所定の閾値を超えた場合、前記第1の発熱体と前記第2の発熱体の少なくとも一方への電力供給を遮断するための遮断信号を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の発熱体を有する定着部を備えた画像形成装置の信頼性を高めることができる。
本発明の実施例に係る画像形成装置及び定着装置の概略構成断面図 実施例1のヒータ、ヒータの制御部、及び安全回路の構成図 実施例1の安全回路の動作説明図 実施例1のヒータの温度分布及び応力分布図 実施例1の制御のフローチャート 実施例2のヒータ、ヒータの制御部、及び安全回路の構成図 実施例2のヒータの温度分布及び応力分布図 実施例3のヒータ、ヒータの制御部、及び安全回路の構成図 実施例1の安全回路の変形例 実施例4の安全回路の構成図 実施例4の安全回路の内部処理を説明するための波形図 実施例5のヒータ、ヒータの制御部、及び安全回路の構成図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1〜図5を参照して、本発明の実施例1に係る画像形成装置について説明する。
[画像形成装置]
図1(A)は、本実施例に係る画像形成装置100の概略構成を示す模式的断面図である。ここでは、画像形成装置の一例として、電子写真記録技術を用いたレーザビームプリンタを例にして説明する。プリント信号が発生すると、画像情報に応じて変調されたレーザ光をスキャナユニット21が出射し、帯電ローラによって所定の極性に帯電された感光体19を走査する。これにより感光体19には静電潜像が形成される。この静電潜像に対して現像器からトナーが供給され、感光体19上に画像情報に応じたトナー画像が形成される。一方、給紙カセット11に積載された用紙(記録材)Pはピックアップローラ12によって一枚ずつ給紙され、レジストローラ14に搬送される。さらに用紙Pは、感光体19上のトナー画像が感光体19と転写ローラ20で形成される転写位置に到達するタイミングに合わせて、レジストローラ14から転写位置へ搬送される。用紙Pが転写位置を通過する過程で感光体19上のトナー画像は用紙Pに転写される。その後、用紙Pは定着装置(定着部)200で加圧・加熱されて未定着トナー像が用紙Pに定着される。定着済みのトナー像を担持する用紙Pは、ローラ27によって画像形成装置100上部のトレイに排出される。なお、30は定着装置200等を駆動するモータである。上述した、感光体19、帯電ローラ、現像器を一体的に備えたプロセスカートリッジ15と、スキャナユニット21と、転写ローラ20が、用紙Pに未定着画像を形成する画像形成部を構成している。
[定着装置]
図1(B)は、定着装置(像加熱装置)200の概略構成を示す模式的断面図である。定着装置200は、筒状(無端状)のフィルム202と、フィルム202の内面に接触するヒータ(発熱部材)300と、フィルム202を介してヒータ300に圧接されて定着ニップ部Nを形成する加圧ローラ(ニップ部形成部材)208と、を有する。フィルム202のベース層の材質は、ポリイミド等の耐熱樹脂、またはステンレス等の金属である。加圧ローラ208は、鉄やアルミニウム等の材質の芯金209と、シリコーンゴム等の材質の弾性層210を有する。芯金209は、同一部材で一体形成された回転軸209aが不図示のギヤと嵌合しており、モータ30の駆動力がギヤを介して回転軸209aに伝達されることで加圧ローラ208が回転する。ヒータ300は、耐熱樹脂製の保持部材201に保持されている。保持部材201は、フィルム202の回転を案内するガイド機能も有している。加圧ローラ208は、モータ30から動力を受けて矢印方向に回転する。加圧ローラ208が回転することによって、フィルム202が従動して回転する(一対の回転体)。
ヒータ300は、セラミック製の基板305上に発熱体(発熱抵抗体)301、302を形成した平板状の部材(セラミックヒータ)である。第1の発熱体301と第2の発熱体302は、それぞれ基板305の長手方向に沿って延びる縦長形状に形成され、基板3
05の短手方向(長手方向に直交する方向)に互いに異なる位置に設けられている。より具体的には、基板305の短手方向における中央部よりも一端側と他端側の2箇所である。ヒータ300は、さらに、発熱体301、302を覆う絶縁性(本実施例ではガラス)の表面保護層307を有する。基板305の裏面側であって、画像形成装置100の通紙領域には温度検出素子(温度検知部)として、サーミスタTH1が当接している。未定着トナー画像を担持する用紙Pは、定着ニップ部Nで挟持搬送されつつ加圧・加熱されて定着処理される。基板305の裏面側には、ヒータ300が異常昇温した時に作動して発熱領域への給電ラインを遮断するサーモスイッチや温度ヒューズ等の安全素子212も当接している。204は、保持部材201に不図示のバネの圧力を加えるための金属製のステーである。
図2(A)は、ヒータ300の概略構成を示す模式的平面図である。ヒータ300の発熱体301は、電極E1と電極E3を介して電力供給され、発熱体302は、電極E2と電極E3を介して電力供給される。310は、電極と発熱体を接続する導電体である。電極E1〜E3は、制御部400とそれぞれ接続されている。本実施例では、後述する制御部400の故障等によって、発熱体301のみに電力供給される場合、若しくは、発熱体302のみに電力供給される場合に、安全回路500が作動することで、定着装置200の安全性を高める構成になっている。なお、図2(A)に示すreferenceは、記録材の搬
送基準位置を示している。本例の画像形成装置は、記録材の幅方向の中央を搬送基準に合わせて記録材を搬送する中央基準である。
図2(B)は、実施例1のヒータ制御部400の回路図を示す。401は、画像形成装置100に接続される商用の交流電源である。ヒータ300の電力制御は、電力制御部としての制御部400のトライアック416、426の通電/遮断により行われる。トライアック(第1の駆動素子)416を通電状態にすると、発熱体301に電流I1が流れる。同様に、トライアック(第2の駆動素子)426を通電状態にすると、発熱体302に電流I2が流れる。すなわち、発熱体301、302への電力供給は、電力供給路に設けられたトライアック416、トライアック426によって、それぞれ独立して制御される。
ゼロクロス検出部430は、交流電源401のゼロクロスを検出する回路であり、CPU420にZEROX信号を出力している。ZEROX信号は、ヒータ制御に用いており、ゼロクロス回路の一例として、特開2011−18027に記載されている回路を使用できる。
リレー440は、制御部400の故障などによりヒータ300が熱暴走状態となった場合に、ヒータ300への電力供給を遮断する手段(電力遮断部)として用いる。例えば、サーミスタTH1が所定の閾値以上の温度を検出した場合、または本実施例の安全回路500が異常状態を検出した場合、リレー440を遮断状態として、ヒータ300への電力供給を遮断する。また、リレー440の代わりに、トライアック416及び、トライアック426を、ヒータ300への電力供給を遮断する手段として用いても良い。
トライアック416の動作について説明する。抵抗413、417は、トライアック416のためのバイアス抵抗で、フォトトライアックカプラ415は、画像形成装置100の回路構成における一次・二次間の沿面距離を確保するためのデバイスである。そして、フォトトライアックカプラ415の発光ダイオードに通電することによりトライアック416をオンさせる。抵抗418は、フォトトライアックカプラ415の発光ダイオードの電流を制限するための抵抗であり、トランジスタ419によりフォトトライアックカプラ415をオン/オフする。トランジスタ419は、CPU420からのFUSER1信号に従って動作する。トライアック416が通電状態になると、発熱体301に電力が供給
される。
トライアック426の回路動作はトライアック416と同じため説明を省略する。すなわち、抵抗423、427、428は抵抗413、417、418と、フォトトライアックカプラ425はフォトトライアックカプラ415と、トランジスタ429はトランジスタ419と、それぞれ同様の構成である。トライアック426は、CPU420からのFUSER2信号に従って動作し、トライアック426が通電状態になると、発熱体302に電力が供給される。
サ−ミスタTH1によって検出される温度は、不図示の抵抗との分圧がTH1信号としてCPU420で検出されている。CPU420が、第1の駆動素子416と第2の駆動素子426を夫々制御する制御部に相当する。CPU420の内部処理では、サーミスタTH1の検出温度とヒータ300の設定温度に基づき、例えばPI制御により、供給するべき電力を算出する。更に供給する電力に対応した位相角(位相制御)、波数(波数制御)の制御レベルに換算し、その制御条件によりトライアック416、426を制御している。
保護部470は、サ−ミスタTH1によって検出される温度が、設定された上限温度THmax超えた場合に、後述するラッチ部460を動作させ、ヒータ300への通電を遮断状態で保持している。
図2(C)は、実施例1のヒータ300の安全回路(半導体集積回路)500を示す。図3には、安全回路500の内部処理を説明するための波形図を示す。図3の波形600に示す、交流電源401(周波数50Hzの正弦波)から発熱体301に供給される電力は、トライアック416によって制御されている。波形601には、トライアック416によって制御された、発熱体301の電流波形を示す(波形601では50%の電力に位相制御された場合の例を示している)。
カレントトランス(第1の検出部)441の出力VI1(波形603)は、基準電圧Vrefを基準に、発熱体301に流れる電流I1に比例する電圧(第1の出力)VI1(波形603)を出力している。442は、カレントトランス441のダンピング抵抗であり、基準電圧Vrefは、シャントレギュレータ等を用いた基準電圧源450によって出力された一定の基準電圧である。
Zerox信号(波形602)は、Zerox回路430の出力であり、ここでは、交流電源401の電圧波形(波形600)のゼロクロスに同期した50Hzの信号を出力している。
乗算部511は、カレントトランス441の出力VI1と、基準電圧Vrefとの差分信号をA/Dコンバータでサンプリングし、2乗値VI1^2を(波形604)を算出している。積分計算部512では、波形605に示すように、乗算部511の出力VI1^2をゼロクロス信号の半周期Tごとに積分し、積分結果をゼロクロス信号の半周期Tで割った値∫VI1^2/Tを算出している。
平均値計算部513は、積分計算部512の出力∫VI1^2/Tを所定期間の平均値(ここでは1秒間の平均値)の算出を行う。所定期間は第1及び第2の発熱体に流れる交流波形の半周期よりも長い期間である。交流電源401の周波数が50Hzなので、100半波分の平均値Iav1を算出する。Iav1の出力値は、1秒ごとに平均値を算出する方法、または、1秒間の移動平均値をゼロクロス信号の半周期Tごとに算出する方法のどちらでも良い。本実施例の平均値計算部513は、1秒間の移動平均値をゼロクロス信
号の半周期Tごとに算出する方法を用いる。
カレントトランス(第2の検出部)443の出力(第2の出力)VI2に対する安全回路500における演算方法は、出力VI1と同じため、説明を省略する。444は、カレントトランス443のダンピング抵抗であり、また、乗算部521は乗算部511と、積分計算部522は積分計算部512と、平均値計算部523は、平均値計算部513と、それぞれ同様の構成であり、説明を省略する。加算部531は、積分計算部512の出力∫VI1^2/Tと、積分計算部522の出力∫VI2^2/Tの加算値を演算し、Irms信号としてCPU420に出力している。
Irms信号は、発熱体301、302に流れる、ゼロクロス信号の半周期T分の電流実効値の二乗値の合計値であり、CPU420によるヒータ300の電力制御に用いる。Irms信号は、例えば、ヒータ300の電流実効値を所定の電流値以下に制御するために用いる。ヒータ300に供給可能な最大のデューティ比(MaxDuty)は、次のように算出する。すなわち、MaxDutyの算出は、ヒータ300に電力供給している、現在の投入Duty比(ここでは、波形601に示した50%のDuty比)とIrms信号による電流検知結果に基づいて行う。例えば、投入Duty比50%で電流実効値10Aを検知した場合、電流実効値12A以下に制御するために求められるMaxDutyは、50%×(12A^2÷10A^2)=72%となる。MaxDutyの詳細な算出方法は、特許文献1に記載の方法を用いることができる。
加算部532は、平均値計算部513の出力Iav1(第1の電流値。第1の出力に応じた値。)と、平均値計算部523の出力Iav2(第2の電流値。第2の出力に応じた値。)の加算値Iavを出力する。過電流検出部534は、Iavが所定の閾値(第2の閾値)IMAXを超えたかを判断し、Imaxを超えたことを判断(Iav>Imax)すると、RLOFF3信号をHigh状態とする。これにより、リレー440が遮断状態とされ、ヒータ300への通電が遮断される。
偏り検出部536は、Iav1に比べてIav2が所定の閾値(第1の閾値)IPmax1より大きくなった場合(Iav2−Iav1>IPmax1)、RLOFF1信号をHigh状態とし、リレー440を遮断状態とし、ヒータ300への通電を遮断する。偏り検出部537は、Iav2に比べてIav1が所定の閾値(第1の閾値)IPmax2より大きくなった場合、(Iav1−Iav2>IPmax2)RLOFF2信号をHigh状態とし、リレー440を遮断状態をとし、ヒータ300への通電を遮断する。
このように、偏り検出部536は、所定の関係(本実施例では、Iav2−Iav1>IPmax1若しくは、Iav1−Iav2>IPmax2)を検出した場合、発熱体301、発熱体302に供給される電力の偏りが異常に大きい状態を検出する。
この電力の偏りが異常に大きい状態では、図4の説明で後述するように、ヒータ300の基板305に局所的に所定の値(例えば基板305に破断を生じ得る大きさの応力)を超える応力が発生し得る状態になる。そのため、偏り検出部536は、基板305の破断を防止するために、後述するラッチ部460を動作させ、ヒータ300への通電を遮断状態で保持している。
また、偏り検出部536は、所定の関係(本実施例では、Iav2−Iav1>IPmax1若しくは、Iav1−Iav2>IPmax2)を検出した場合、後述するラッチ部460を動作させる代わりに、次のような方法を用いてよい。すなわち、ヒータ300への通電を間欠状態に制限(間欠的に遮断状態と)し、ヒータ300への電力供給を低い電力に制限することで、基板305の応力を緩和する方法である。
また、偏り検出部536は、所定の関係(本実施例では、Iav2−Iav1>IPmax1若しくは、Iav1−Iav2>IPmax2)を検出した場合、保護部470に設定された上限温度を低い温度に切り替えるようにしてもよい。こうすることで、ヒータ300の昇温を低い温度で停止できるようにし、基板305に掛る応力を緩和することができる。
同様に、偏り検出部536は、所定の関係(本実施例では、Iav2−Iav1>IPmax1若しくは、Iav1−Iav2>IPmax2)を検出した場合に、発熱体301、発熱体302のどちらか一方のみ通電を遮断、若しくは、電力制限を行っても良い。例えば、発熱体301に比べて、発熱体302に供給される電力が大きい偏り状態(偏り発熱状態)(Iav2−Iav1>IPmax1)では、トライアック426を用いて発熱体302への電を遮断、若しくは、電力制限を行う。また、発熱体302に比べて、発熱体301に供給される電力が大きい偏り状態(Iav1−Iav2>IPmax2)では、トライアック416を用いて発熱体301への通電を遮断、若しくは、電力制限を行う方法が考えられる。
540は、3入力のORゲート回路であり、RLOFF1信号、RLOFF2信号、RLOFF3信号の何れか一つがHigh状態になると、RLOFF信号をHigh状態にする。RLOFF信号が第1の発熱体と第2の発熱体の少なくとも一方への電力供給を遮断するための遮断信号に相当する。460は、リレー440のラッチ部であり、RLOFF信号が一旦High状態になると、電源がOFF状態になるまで、リレー440を遮断状態のまま保持する。
図4(A)は、ヒータ300の短手方向(長手方向に直交する方向)の温度分布を、図4(B)は、図4(A)の温度分布におけるヒータ300の短手方向の応力分布を示している。図4の説明では、制御部400の故障などによって、ヒータ300が熱暴走した場合を想定している。図4では、発熱体301と302に通電した場合、発熱体301のみに通電した場合、発熱体302のみに通電した場合について、ヒータ300が熱暴走した後、所定時間後の温度分布及び、応力分布を示している。尚、図4で説明するシミュレーションは、本発明の効果を説明するための一例であり、本発明を適用可能な範囲を限定するものではない。
図4(A)に示すように、発熱体301と302の両方に通電した場合にヒータの温度は最も高くなる。しかしながらヒータ300の短手方向に対称な温度分布であり、温度勾配も少ない。発熱体301のみに通電した場合や、発熱体302のみに通電した場合は、301と302の両方に通電した場合の半分の電力しか供給されていない。しかしながら、図4(A)に示すように、短手方向に非対称な温度分布であり、温度勾配が大きくなる。そのため、図4(B)に示すように、発熱体301のみに通電した場合や、発熱体302のみに通電した場合には、基板305の短手方向の端部に大きな応力が印加されてしまうことがわかる。基板305の端部にこのような応力が印加されると、安全素子212等が動作する前に、基板305が破断してしまう場合がある。発熱体301のみに通電した場合や、発熱体302のみに通電した場合の定着装置200の保護には、本実施例の安全回路500を用いて、ヒータ300の電流の偏り状態を検出し、ヒータ300に供給する電力を遮断する方法が有効である。
ヒータ300では、発熱体301のみに通電した場合や、発熱体302のみに通電した場合のように、発熱体301と発熱体302に供給される電力に所定量以上の偏りが生じた場合に、ヒータ300の短手方向においてアンバランスな温度分布が生じる。この温度分布においては、ヒータ300(基板305)に局所的に所定値を超える応力が発生し得る状態になる。この状態をヒータ300(基板305)の偏り発熱状態と定義する。
図5は、制御部400のCPU420及び安全回路500による、定着装置200の制御シーケンスを説明するフローチャートである。
S701でヒータ300の温調制御の開始要求が発生すると、CPU420は、S702でリレー440をON状態(通電状態)にする。そして、CPU420は、S703で、TH1信号に基づくヒータ300の検出温度と、所定の目標温度に基づきPI制御を行い、ヒータ300に供給する電力のDuty比(第1のデューティ比)を算出する。
S704では、CPU420は、電力Duty(第1のデューティ比)と、MaxDuty(MaxDutyの初期値は100%とする)に基づき、実際にヒータ300へ投入するDuty比(第2のデューティ比)を算出し、トライアック416、426を動作させる。第1のデューティ比がMaxDuty以下の場合は、PI制御で算出した電力Dutyをヒータ300への投入Duty(第2のデューティ比)とする。第1のデューティ比がMaxDutyよりも高い場合は、MaxDutyをヒータ300への投入Duty(第2のデューティ比)とする。
S705では、CPU420は、ヒータ300に投入した投入Dutyと、Irms信号に基づくヒータ300に流れる電流値から、ヒータ300に供給可能なMaxDutyを算出し、MaxDuty値を更新する。
S706では、安全回路500の過電流検出部534は、Iavが所定の閾値Imaxを超えたかを判断する。IavがImaxを超えたことが判断(Iav>Imax)されると、S710に進み、RLOFF3信号をHigh状態とし、ラッチ部460を動作させ、リレー440を遮断状態で保持、定着装置20への電力供給を遮断する。
S707では、安全回路500の偏り検出部536は、平均値計算部513の出力Iav1に比べて、平均値計算部523の出力Iav2が、所定の閾値IPmax1より大きくなったか否かを判断する。Iav2からIav1を減じた値がIPmax1より大きい場合(Iav2−Iav1>IPmax1)、S710に進み、RLOFF1信号をHigh状態とし、ラッチ部460を動作させ、リレー440を遮断状態で保持する。
S708では、安全回路500の偏り検出部537は、平均値計算部523の出力Iav2に比べて、平均値計算部513の出力Iav1が、所定の閾値IPmax2より大きくなったか否かを判断する。Iav1からIav2を減じた値がIPmax2より大きい場合、(Iav1−Iav2>IPmax2)S710に進み、RLOFF2信号をHigh状態とし、ラッチ部460を動作させ、リレー440を遮断状態で保持する。
S709では、サ−ミスタTH1によって検出される温度が、上限温度THmax超えた場合に、保護部470はラッチ部460を動作させ、リレー440を遮断状態で保持する。
以上の処理を繰り返し行い、S711で温調制御終了を検出すると、S712で定着装置200の制御シーケンスを終了する。
以上説明したように、偏り検出部536、537は、発熱体301、302にそれぞれ流れる電流値の間に、ヒータ300(基板305)に局所的に所定値を超える応力が発生する偏り状態が生じることを示す上記関係が成り立つか否かを検出する。上記関係における所定の閾値IPmax1、IPmax2は、上記偏り状態が生じるか否かの観点からヒータ300の製品仕様に応じて適宜設定される。また、ヒータ300に破断を生じ得る応
力の大きさも製品仕様に応じて異なることは言うまでもない。なお、本実施例のヒータ300のような同形の発熱体301、302を備えた構成においては、1つの関係式のみで偏り検出することも考えられる。しかしながら、個体差によって各発熱体における抵抗値や発熱分布が異なる場合があり、許容できる電流偏りが異なる場合が考えられるため、本実施例のように、各発熱体毎に個別に関係式と閾値を設定・検出するのが好ましい。
したがって、本実施例1の安全回路500を用いることで、ヒータ300に供給される電力は低いものの、発熱体301、302に供給される電力の偏りが大きい場合を故障状態として検出することができる。これにより、ヒータ300を有する定着装置200及び画像形成装置100の信頼性を高めることができる。
(実施例2)
図6及び図7を参照して本発明の実施例2に係る画像形成装置について説明する。本実施例は、定着装置200に搭載するヒータの構成が実施例1と異なっている。実施例1と同様の構成については説明を省略する。
図6(A)は、本実施例のヒータ800の概略構成を示す模式的平面図である。ヒータ800は、ヒータ800の長手方向に発熱分布の異なる複数の発熱体を有するヒータである。特許第4208772号公報に記載されているように、定着装置200を用いて、小サイズ紙を熱定着する際に生じる、非通紙部昇温を抑制するのに有効なヒータである。すなわち、本発明の実施例に係る画像形成装置100は、複数の用紙サイズに対応しており、給紙カセット11にセットされた、Letter紙(約216mm×279mm)、A5紙(148mm×210mm)を含む、複数サイズの用紙をプリントできる。基本的に紙を縦送りする(長辺が搬送方向と平行になるように搬送する)プリンタであり、画像形成装置100が対応している定型の記録材サイズ(カタログ上の対応用紙サイズ)のうち最も大きな(幅が大きな)サイズはLetter紙である。このように、装置が対応する最大サイズよりも小さな紙幅の用紙(例えばA5紙)を、本実施例では小サイズ紙と定義する。
発熱体801は、基板805の短手方向における中央部よりも一端側において長手方向に沿って延びるように形成され(第1の発熱部)、発熱体803は、中央部よりも他端側において長手方向に沿って延びるように形成されている(第2の発熱部)。発熱体801と発熱体803は、第1の発熱体として、電気的に並列接続されており、電極E1と電極E3を介して電力供給されている。発熱体802は、第2の発熱体として、発熱体801、803の間を長手方向に沿って延びるように形成され、電極E2と電極E3を介して電力供給されている。電極E1〜E3は、制御部810とそれぞれ接続されている。
即ち、記録材の搬送方向に関して、第1の発熱体801(803)は、第2の発熱体802よりも上流側と下流側に少なくとも一つずつ設けられている。記録材の搬送方向に対して直交する方向に関して、第1の発熱体801(803)は、記録材の搬送基準を含む第1のエリア(AREA1)の発熱量が第1のエリアよりも搬送基準から離れた第2のエリア(AREA2)の発熱量よりも大きな合成発熱分布を有している。また、第1のエリアにおいて、第2の発熱体802の発熱量は第1の発熱体801(803)の合成発熱量(発熱体801の発熱量と発熱体803の発熱量の和)よりも小さくなっている。
図6(B)は、実施例2のヒータ制御部810を示す。ヒータ800の電力制御は、制御部810のトライアック416、426の通電/遮断により行われる。トライアック416を通電状態にすると、発熱体801と発熱体803の合成電流として電流I1が流れる。同様に、トライアック426を通電状態にすると、発熱体802に電流I2が流れる。
本実施例では、制御部810の故障等によって、ヒータ800の発熱体802のみに電力供給される場合に、安全回路850を用いることで、定着装置200の安全性を高めることができる。
図7(A)は、搬送基準(reference)におけるヒータ800の短手方向の温度分布を
、図7(B)は、図7(A)の温度分布におけるヒータ800の短手方向の応力分布示している。図7では、装置の故障などによって、ヒータ800が熱暴走した場合を想定しており、発熱体801、803に通電した場合、発熱体802のみに通電した場合について、ヒータ800が熱暴走した後、所定時間後の温度分布及び、応力分布を示している。尚、図7で説明するシミュレーションは、本発明の効果を説明するための一例であり、本発明を適用可能な範囲を限定するものではない。
図7(A)では、発熱体801、803に通電した場合は、ヒータ800の短手方向に対称な温度分布であり、温度勾配も少ない。発熱体802のみに通電した場合は、図7(A)に示すように、温度勾配が大きくなる。そのため、図7(B)に示すように、発熱体802のみに通電した場合には、ヒータ800(基板805)の短手方向の両端部及び、中央部に大きな応力が印加されてしまうことがわかる。基板805の両端部及び、中央部にこのような応力が印加されると、安全素子212等が動作する前に、ヒータ800が破断してしまう場合がある。発熱体802のみに通電した場合の定着装置200の保護には、本実施例の安全回路850を用いて、ヒータ800の電流の偏り状態を検出し、ヒータ800に供給する電力を遮断する方法が有効である。
ところで、ヒータ800の、発熱体801と発熱体803のヒータ長手方向の発熱分布は、ヒータ800の長手方向の中央部の発熱量が、長手方向の端部の発熱量に比べて大きくなる。そのため、小サイズ紙の熱定着処理を行う際に、発熱体801と発熱体803の発熱量を、発熱体802の発熱量に対して、大きくなるように、トライアック416及び、トライアック426を用いて制御を行う。そのため、本実施例の安全回路850では、平均値計算部523の出力Iav2に比べて、平均値計算部513の出力Iav1が大きくなった場合には安全回路850を動作させないようにしてある。即ち、安全回路850は、第2の出力に応じた値Iav2から第1の出力に応じた値Iav1を引いた値が閾値IPmax1を超えた場合、遮断信号RLOFFを出力する。しかしながら、第1の出力に応じた値Iav1が第2の出力に応じた値Iav2より大きい場合は、遮断信号を出力しない。
安全回路850は、平均値計算部513の出力Iav1に比べて、平均値計算部523の出力Iav2が大きくなった場合、(Iav2−Iav1>IPmax1)RLOFF1信号をHigh状態とする。これにより、ラッチ部460を動作させ、リレー440を遮断状態で保持する。851は2入力のORゲート回路であり、RLOFF1信号、RLOFF3信号の何れか一つがHigh状態になると、RLOFF信号をHigh状態にする。
(実施例3)
図8を参照して本発明の実施例3に係る画像形成装置について説明する。本実施例は、定着装置200に搭載するヒータの構成が実施例1、2と異なっている。実施例1、2と同様の構成については説明を省略する。
図8(A)のヒータ900は、ヒータ長手方向に3つの発熱体901、902、903に分割されている。ヒータ900は、小サイズ紙を熱定着する際に、発熱ブロック902のみに通電することで、非通紙部昇温を抑制するのに有効なヒータである。発熱体901は、基板905の長手方向の一端側に形成され(第1の発熱部)、発熱体903は、長手
方向の他端側に形成され(第2の発熱部)されている。即ち、第1の発熱体902は、記録材の搬送基準を含む第1のエリア(AREA1)のみに設けられており、第2の発熱体901及び903は、第1のエリアよりも搬送基準から離れた第2のエリア(AREA2)のみに設けられている。発熱体901と発熱体903は、第1の発熱体として、電気的に並列接続されており、電極E2、電極E3、電極E4を介して電力供給されている。発熱体902は、第2の発熱体として、発熱体901と発熱体903との間を長手方向に沿って延びるように形成されており、電極E1と電極E3を介して電力供給されている。電極E1〜E4は、制御部910とそれぞれ接続されている。
図8(B)は、実施例3のヒータ制御部910を示す。ヒータ900の電力制御は、トライアック416及び、トライアック426の通電/遮断により行われる。トライアック416を通電状態にすると、発熱体902に電流I1が流れる。同様に、トライアック426を通電状態にすると、発熱体901と発熱体903の合成電流として電流I2が流れる。本実施例では、制御部910の故障等によって、ヒータ900の発熱体901、903のみに電力供給される場合に、安全回路950を用いることで、定着装置200の安全性を高める方法について説明を行う。
安全回路950の偏り検出部951は、平均値計算部513の出力Iav1に比べて、平均値計算部523の出力Iav2が、所定の閾比率IPmax1以上に大きくなった場合(Iav2÷Iav1>IPmax1)RLOFF1信号をHigh状態とする。すなわち、安全回路950は、Iav2をIav1で除した値が所定の値IPmax1より大きい関係が成り立つことを偏り検出部951が検知すると、ラッチ部460を動作させ、リレー440を遮断状態で保持する。即ち、安全回路950は、第2の出力に応じた値Iav2を第1の出力に応じた値Iav1で除した値が所定の閾値IPmax1を超えた場合、第1の発熱体と第2の発熱体の少なくとも一方への電力供給を遮断するための遮断信号RLOFFを出力する。
ヒータ900では、発熱体901及び発熱体903のみに通電した場合のように、発熱体901及び発熱体903に供給される電力が大きくなる方向に偏りが生じた場合に、ヒータ900の長手方向の温度分布が生じる。この温度分布においては、安全素子212による検知温度が低い状態であっても、ヒータ900(基板905)に局所的に所定値を超える応力が発生し得る状態になる。この状態をヒータ900(基板905)の偏り発熱状態と定義する。
ヒータ900では安全素子212は、基板905の発熱体902が設けられた面とは反対側の面における発熱体902の裏側に当接されているため、発熱体901、903のみに通電された場合、安全素子212が動作しない場合がある。そのため、発熱体901、903のみに通電された場合には、ヒータ900に供給される電力が少ない場合でも、安全素子212が動作しない場合がある。よって、本実施例では、発熱体901、903のみに通電された場合には、ヒータ900に供給される電力が少ない場合でも、安全回路950が動作するように構成している。そして、Iav2がIav1に比べて所定の閾比率以上に大きくなった場合、偏り発熱状態を検出することを本実施例における安全回路950の特徴としている。
(実施例1の変形例1)
図9(A)に示した安全回路550は、実施例1の安全回路500の変形例である。安全回路500と共通する構成については説明を省略する。なお、本変形例と同様の構成を実施例2、3の各安全回路に適用してもよい。
安全回路550では、ヒータ300の発熱体301に流れる電流I1と、発熱体302
に流れる電流I2にそれぞれ所定の閾値Imax1と、Imax2を設けている。過電流検出部551は、平均値計算部513の出力Iav1が、所定の閾値Imax1を超えた場合(Iav1>Imax1)にRLOFF3信号をHigh状態とする。また、平均値計算部523の出力Iav2が所定の閾値Imax2を超えた場合(Iav2>Imax2)に、RLOFF4信号をHigh状態とし、リレー440を遮断状態とする。553は4入力のORゲート回路であり、RLOFF1信号、RLOFF2信号、RLOFF3信号、RLOFF4信号の何れか一つがHigh状態になると、RLOFF信号をHigh状態にする。
Irms1信号は発熱体301に流れる電流のゼロクロス信号の半周期T分の電流実効値の二乗値であり、Irms2信号は発熱体302に流れる電流のゼロクロス信号の半周期T分の電流実効値の二乗値であり、CPU420との通信に用いる。
発熱体301と発熱体302の抵抗値が異なる場合など、電流I1と、電流I2にそれぞれ異なる最大電流値を設定する場合には、安全回路550を用いると良い。
(実施例1の変形例2)
図9(B)に示した安全回路560は、実施例1の安全回路500の変形例である。安全回路500と共通する構成については説明を省略する。なお、本変形例と同様の構成を実施例2、3の各安全回路に適用してもよい。
安全回路560では、ヒータ300の発熱体301に流れる電流I1に相当するVI1と、発熱体302に流れる電流I2に相当するVI2を加算部561で加算した後に、実効値の二乗値を演算する処理を行っている。安全回路500では二つの入力に対して実効値の二乗値を演算する必要があったが、安全回路560では、一つの入力に対して実効値の二乗値を演算すればよいため、比較的に演算処理速度の遅いIC等を用いることができる。また、特許文献1に記載されているような、アナログ電気回路を用いた実効値の演算を行う場合に、必要な回路の規模を抑制することができる。
また乗算部511及び積分計算部512の処理の前に加算部561を設けることで、発熱体301に流れる電流I1と、発熱体302に流れる電流I2の合成電流の実効電流値を制御する必要がある場合に有効である。
平均値計算部562は、カレントトランス441の出力VI1と、基準電圧Vrefとの差分信号をA/Dコンバータでサンプリングし、差分値の絶対値を所定期間の平均値としてVIav1(第1の電圧値)を算出している。平均値計算部563は、カレントトランス443の出力VI2と、基準電圧Vrefとの差分信号をA/Dコンバータでサンプリングし、差分値の絶対値を所定期間の平均値としてVIav2を算出している(第2の電圧値)。
実施例1の安全回路500では、偏り発熱状態の検出に、電流I1及び、電流I2の実効値(実効値の二乗平均値)を用いているが、安全回路560では、電流I1及び、電流I2の平均値を用いている。このように、偏り発熱状態の検出には、電流I1及び、電流I2の実効値以外の物理量を用いることもできる。例えば、電流I1及び、電流I2のピーク値、準尖頭値などを用いることができる。
偏り検出部564は、VIav1に比べてVIav2が所定の閾値IPmax1より大きくなった場合、(VIav2−VIav1>IPmax1)RLOFF1信号をHigh状態とし、ラッチ部460を動作させ、リレー440を遮断状態で保持する。偏り検出部565は、VIav2に比べてVIav1が所定の閾値IPmax2以上大きくなった場合、(VIav1−VIav2>IPmax2)RLOFF2信号をHigh状態とし
、ラッチ部460を動作させ、リレー440を遮断状態で保持する。
(実施例4)
図10及び図11を参照して本実施例の安全回路について説明する。本実施例は安全回路の構成が実施例1と異なっている。実施例1と同様の構成については説明を省略する。
図10は本実施例の安全回路を示す。第1の積分計算部571、572は、実施例1で説明した積分計算部512、522と等価な動作を行う。すなわち、第1の積分計算部571では、乗算部511の出力VI1^2をゼロクロス信号の半周期Tzごとに積分し、積分結果をゼロクロス信号の半周期Tzで割った値(∫VI1^2)/Tzを算出している。また、第2の積分計算部581では、乗算部511の出力VI1^2を、ゼロクロス信号の半周期Tzに依存しない設定時間T1ごとに積分し、積分結果を設定時間T1で割った値(∫VI1^2)/T1を算出している。
移動平均値計算部513は、第2の積分計算部581の出力Iav1=(∫VI1^2
)/T1の所定回数の移動平均値(例えば32回分の移動平均値)の算出を行う。例えば設定時間T1を32msecとすれば、32msec×32=1024msecとなり、約1秒間の移動平均値を算出する設定となる。
第1の積分計算部572は第1の積分計算部571と同じ構成、第2の積分計算部583は第2の積分計算部582と同じ構成、移動平均値計算部584は移動平均値計算部582と同じ構成なので説明を省略する。
CPU通信部533には、第1の積分計算部571の出力(∫VI1^2)/Tzと第1の積分計算部572の出力(∫VI2^2)/Tz、及び移動平均演算部582の出力Iav1と移動平均演算部584の出力Iav2が入力される。そして、CPU通信部5
33は、上記データを順次、通信データIrms信号としてCPU420(図2参照)に出力している。
図11に本実施例の安全回路の内部処理を説明するための波形図を示す。図11に示すように、本実施例におけるIav1(第1の電流値)とIav2(第2の電流値)は、ZEROX信号に依存せずに動作する第2の積分計算部581、583、及び移動平均値計算部582、584から生成されている。すなわち、Iav1(第1の電流値)とIav2(第2の電流値)は、ZEROX信号に依存しない所定時間における電流実効値の二乗値の移動平均値である。本実施例の回路構成によれば、例えばゼロクロス検知部430(図2参照)が故障し、ZEROX信号が周波数変動を起こした場合やZEROX信号にノイズが重畳した場合でも、安全回路の信頼性が向上する。
図11(A)はZEROX信号が周波数変動を起こした場合の図である。図11(A)において、ゼロクロス信号の半周期Tz毎の電流実効値データ(∫VI1^2)/TzであるXnは、ZEROX信号の異常時においても正しく演算される。しかしながら、連続する32個のXnの時間T32と、時間T1とは差異がある。そのため、Xnを32個積み上げた値を時間T1で割った値は、Xnを32個積み上げた値を時間T32で割った値(真の電流実効値)に対して若干異なってしまう。一方、周期(時間)T1の電流実効値Y1=(∫VI1^2)/T1は、ZEROX信号に異常が生じても正確な実効値演算ができる。よって、安全回路の信頼性が向上する。
同様に、図11(B)はZEROX信号にノイズが重畳した場合の図である。図11(B)において、ゼロクロス信号の半周期Tz毎の電流実効値データ(∫VI1^2)/TzであるXnは、ZEROX信号にノイズが重畳した場合においても正しく演算される。
しかしながら、図11(A)の場合と同様の理由で、Xnを32個積み上げた値を時間T1で割った値は、Xnを32個積み上げた値を時間T32で割った値(真の電流実効値)に対して若干異なってしまう。一方、周期(時間)T1の電流実効値Y1=(∫VI1^2)/T1は、ZEROX信号にノイズ重畳しても正確な実効値演算ができる。よって、安全回路の信頼性が向上する。
(実施例5)
図12を参照して本実施例の安全回路について説明する。本実施例は安全回路の構成が実施例1と異なっている。実施例1と同様の構成については説明を省略する。
本実施例の安全回路は、偏り発熱状態が発生してから基板305の破断までの時間が短い場合は閾値を引き下げ、基板破断までの時間が長い場合は閾値を引き上げる構成になっている。
基板305が破断するまでの時間が短い場合とは、加圧ローラ208の回転が停止している場合、定着ニップ部Nが形成されていない場合、等である。このような場合にヒータ300への電力供給が制御不能になると、ヒータ300から発生する熱が他の部材に伝導する経路が少なくなってヒータ300の温度上昇が速くなる。したがって、基板が破断するまでの時間が短くなる。偏り発熱状態発生から基板305の破断までの時間が短いその他の場合として、画像形成装置がプリント動作を停止した後に長時間経過し、ヒータ300の温度が常温まで下がった場合も挙げられる。ヒータが冷めた状態でヒータ300への電力供給が制御不能になり偏り発熱状態が生じると、基板305における温度差が顕著となり、基板の一部に応力が集中してしまう。そこで本例では、このような基板305が割れ易い状況である場合、閾値IPmax1と閾値IPmax2を極力小さい値に設定する。
一方、画像形成装置がプリント動作を行っている際には、発熱体301と発熱体302それぞれに供給する電流波形のパターンが異なるため、少なからず移動平均値計算部513の出力Iav1と、移動平均値計算部523の出力Iav2に差分が生じている。よって、プリント動作中に生じる小さな差分が要因で安全回路850が誤動作しないようにする必要がある。そこで、プリント動作中は、閾値IPmax1と閾値IPmax2を、基板305が割れ易い状況で設定する値よりも大きくする。
図12(A)は、ヒータ300の概略構成を示す模式的平面図であり、実施例1と同様のため説明を省略する。図12(B)は、実施例5のヒータ制御部860の回路図である。以下、実施例1と異なる点を説明する。本例のヒータ制御部860は、加圧ローラ208を駆動するモータ(定着モータ)の停止を検知するモータ停止検知部591と、定着ニップ部Nが離間しているか否かを検知するニップ離間検知部592と、ヒータが冷めた状態か否かを検知するコールド検知部593を有する。そして、これらの検知部の出力を3入力のORゲート回路590に入力し、その結果をTH_SEL信号として安全回路850に入力している。
図12(C)は、安全回路850の内部構成を示している。TH_SEL信号がセレクタ541、542の選択信号として機能し、TH_SEL信号論理に従って、IPmax1としてIPmax1_LまたはIPmax1_Hを選択し、IPmax2としてIPmax2_LまたはIPmax2_Hを選択する構成になっている。
例えば画像形成装置がプリント動作を行っている際には、モータ30が回転しているため、モータ停止検知部591はLowを出力する。同じく、プリント動作中には、加圧ローラ208とフィルム202が当接して定着ニップ部Nが形成されているため、ニップ離
間検知部592はLowを出力する。また、ヒータは、定着動作を行うのに十分な温度を保つように制御されているため、コールド検知部593はLowを出力する。ORゲート回路590は、これらの信号のOR論理であるLow信号をTH_SEL信号として安全回路850に入力する。このTH_SEL信号のLow論理に従って、セレクタ541、542はIPmax1としてIPmax1_Hを選択し、IPmax2としてIPmax2_Hを選択する。ここで、IPmax1_HとIPmax2_HはIPmax1_LやIPmax2_L(実施例1の閾値に相当する値)よりも大きい値が設定されている。
画像形成装置がプリント動作を停止している際には、モータ30が停止しており、モータ停止検知部591はHighを出力する。同じく、プリント停止中には、加圧ローラ208とフィルム202が離間して定着ニップ部Nが形成されていないため、ニップ離間検知部592はHighを出力する。ORゲート回路590は、これらの信号のOR論理であるHigh信号をTH_SEL信号として安全回路850に入力する。このTH_SEL信号のHigh論理に従って、セレクタ541、542はIPmax1としてIPmax1_Lを選択し、IPmax2としてIPmax2_Lを選択する。
上記の構成により、画像形成装置の動作状況に応じた適切な偏り発熱状態検出を行うことが可能となる。
なお、図6(A)に示したヒータ800に、図12(B)に示したヒータ制御回路及び図12(c)に示した安全回路(但し、偏り検出部537は不要)を用いてもよい。実施例2で説明したように、ヒータ800を用いる場合、ヒータ全体の発熱分布を用紙Pのサイズに合わせて変更することがある。そのため、小サイズ紙に合わせて発熱体801〜803を発熱させる際に発生しうる出力Iav2と出力Iav1の差分の時に、安全回路850が動作しないようにする必要がある。よって、ヒータ800を用いる場合、IPmax1の値を、小サイズ紙の定着処理を行う際に発生しうる出力Iav2と出力Iav1の差分では動作しない値に設定する。画像形成装置がプリント動作を停止している時に設定するIPmax1の値は、小サイズ紙の定着処理時に設定する値よりも小さくする。
100…画像形成装置、200…定着装置(定着部)、300…ヒータ(発熱部材)、301…第1の発熱体、302…第2の発熱体、305…基板、416、426…トライアック(電力制御部)、440…リレー(電力制御部)、536、537…偏り検出部

Claims (42)

  1. 記録材に形成されたトナー像を記録材に定着する定着部であって、基板と前記基板に設けられた第1の発熱体と第2の発熱体とを有し前記トナー像を加熱するヒータを有する定着部と、
    前記第1の発熱体への電力供給路に設けられた第1の駆動素子と、
    前記第2の発熱体への電力供給路に設けられた第2の駆動素子と、
    前記第1の駆動素子と前記第2の駆動素子を夫々制御する制御部と、
    前記第1の発熱体に流れる電流を検出するための第1の検出部と、
    前記第2の発熱体に流れる電流を検出するための第2の検出部と、
    前記第1の検出部の第1の出力と前記第2の検出部の第2の出力が入力される安全回路であって、前記第1の出力に応じた値と前記第2の出力に応じた値の差分が所定の閾値を超えた場合、前記第1の発熱体と前記第2の発熱体の少なくとも一方への電力供給を遮断するための遮断信号を出力する安全回路と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の出力に応じた値は、前記第1及び第2の発熱体に流れる交流波形の半周期よりも長い所定期間の前記第1の出力の2乗値の平均値であり、前記第2の出力に応じた値は、前記所定期間の前記第2の出力の2乗値の平均値であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の出力の2乗値の平均値と前記第2の出力の2乗値の平均値は、移動平均値であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記移動平均値は、前記交流波形のゼロクロス信号に依存せずに動作する積分計算部からの出力を平均した値であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記定着部は、記録材を搬送するための回転体を有し、前記閾値は、前記回転体の回転状態に応じて設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記回転体が停止している時の前記閾値は、回転している時の前記閾値よりも低いことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記定着部は、トナー像を記録材に加熱定着するための定着ニップ部を形成するため一対の回転体を有し、前記閾値は、前記定着ニップ部に掛かる圧力に応じて設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記定着ニップ部に掛かる圧力が解除されている時の前記閾値は、圧力が掛っている時の前記閾値よりも低いことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記閾値は、前記ヒータの温度に応じて設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記ヒータの温度が常温付近である時の前記閾値は、定着処理時の温度である時の前記閾値よりも低いことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記定着部は、トナー像を記録材に加熱定着するための定着ニップ部を形成するため一対の回転体を有し、
    前記回転体が停止している場合、前記定着ニップ部に掛かる圧力が解除されている場合、前記ヒータの温度が常温付近である場合、の少なくとも一つの場合である時、前記閾値
    は低い値に設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 前記安全回路は、前記第1の出力に応じた値と前記第2の出力に応じた値の和が所定の第2の閾値を超えた場合も前記遮断信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  13. 前記装置は更に、前記ヒータに供給する電力を遮断するためのリレーを有し、前記遮断信号が出力されると前記リレーがOFFされることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  14. 記録材の搬送方向に関して、前記第1の発熱体は、前記第2の発熱体よりも上流側と下流側に少なくとも一つずつ設けられており、
    前記搬送方向に対して直交する方向に関して、前記第1の発熱体は、記録材の搬送基準を含む第1のエリアの発熱量が前記第1のエリアよりも前記搬送基準から離れた第2のエリアの発熱量よりも大きな合成発熱分布を有しており、
    前記第1のエリアにおいて、前記第2の発熱体の発熱量は、前記第1の発熱体の合成発熱量よりも小さくなっていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  15. 前記安全回路は、前記第2の出力に応じた値から前記第1の出力に応じた値を引いた値が前記閾値を超えた場合、前記遮断信号を出力し、
    前記第1の出力に応じた値が前記第2の出力に応じた値より大きい場合は、前記遮断信号を出力しないことを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記定着部は、内面が前記ヒータに接触しつつ回転する筒状のフィルムを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  17. 記録材に形成されたトナー像を記録材に加熱定着するための第1の発熱体及び第2の発熱体を有する画像形成装置に搭載される安全回路であって、
    前記第1の発熱体に流れる電流を検出するための第1の検出部の第1の出力が入力する第1の入力部と、
    前記第2の発熱体に流れる電流を検出するための第2の検出部の第2の出力が入力する第2の入力部と、
    前記第1の出力に応じた値と前記第2の出力に応じた値の差分が所定の閾値を超えた場合、前記第1の発熱体と前記第2の発熱体の少なくとも一方への電力供給を遮断するための遮断信号を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする安全回路。
  18. 前記第1の出力に応じた値は、前記第1及び第2の発熱体に流れる交流波形の半周期よりも長い所定期間の前記第1の出力の2乗値の平均値であり、前記第2の出力に応じた値は、前記所定期間の前記第2の出力の2乗値の平均値であることを特徴とする請求項17に記載の安全回路。
  19. 前記第1の出力の2乗値の平均値と前記第2の出力の2乗値の平均値は、移動平均値であることを特徴とする請求項18に記載の安全回路。
  20. 前記移動平均値は、前記交流波形のゼロクロス信号に依存せずに動作する積分計算部からの出力を平均した値であることを特徴とする請求項19に記載の安全回路。
  21. 前記定着部は、記録材を搬送するための回転体を有し、前記閾値は、前記回転体の回転状態に応じて設定されることを特徴とする請求項17に記載の安全回路。
  22. 前記回転体が停止している時の前記閾値は、回転している時の前記閾値よりも低いことを特徴とする請求項21に記載の安全回路。
  23. 前記定着部は、トナー像を記録材に加熱定着するための定着ニップ部を形成するため一対の回転体を有し、前記閾値は、前記定着ニップ部に掛かる圧力に応じて設定されることを特徴とする請求項17に記載の安全回路。
  24. 前記定着ニップ部に掛かる圧力が解除されている時の前記閾値は、圧力が掛っている時の前記閾値よりも低いことを特徴とする請求項23に記載の安全回路。
  25. 前記閾値は、前記ヒータの温度に応じて設定されることを特徴とする請求項17に記載の安全回路。
  26. 前記ヒータの温度が常温付近である時の前記閾値は、定着処理時の温度である時の前記閾値よりも低いことを特徴とする請求項25に記載の安全回路。
  27. 前記定着部は、トナー像を記録材に加熱定着するための定着ニップ部を形成するため一対の回転体を有し、
    前記回転体が停止している場合、前記定着ニップ部に掛かる圧力が解除されている場合、前記ヒータの温度が常温付近である場合、の少なくとも一つの場合である時、前記閾値は低い値に設定されることを特徴とする請求項17に記載の安全回路。
  28. 前記安全回路は、前記第1の出力に応じた値と前記第2の出力に応じた値の和が所定の第2の閾値を超えた場合も前記遮断信号を出力することを特徴とする請求項17に記載の安全回路。
  29. 前記安全回路は、前記第2の出力に応じた値から前記第1の出力に応じた値を引いた値が前記閾値を超えた場合、前記遮断信号を出力し、
    前記第1の出力に応じた値が前記第2の出力に応じた値より大きい場合は、前記遮断信号を出力しないことを特徴とする請求項17に記載の安全回路。
  30. 前記安全回路は、半導体集積回路であることを特徴とする請求項17に記載の安全回路。
  31. 記録材に形成されたトナー像を記録材に定着する定着部であって、基板と前記基板に設けられた第1の発熱体と第2の発熱体とを有し前記トナー像を加熱するヒータを有する定着部と、
    前記第1の発熱体への電力供給路に設けられた第1の駆動素子と、
    前記第2の発熱体への電力供給路に設けられた第2の駆動素子と、
    前記第1の駆動素子と前記第2の駆動素子を夫々制御する制御部と、
    前記第1の発熱体に流れる電流を検出するための第1の検出部と、
    前記第2の発熱体に流れる電流を検出するための第2の検出部と、
    前記第1の検出部の第1の出力と前記第2の検出部の第2の出力が入力される安全回路であって、前記第2の出力に応じた値を前記第1の出力に応じた値で除した値が所定の閾値を超えた場合、前記第1の発熱体と前記第2の発熱体の少なくとも一方への電力供給を遮断するための遮断信号を出力する安全回路と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  32. 前記第1の出力に応じた値は、前記第1及び第2の発熱体に流れる交流波形の半周期よ
    りも長い所定期間の前記第1の出力の2乗値の平均値であり、前記第2の出力に応じた値は、前記所定期間の前記第2の出力の2乗値の平均値であることを特徴とする請求項31に記載の画像形成装置。
  33. 前記第1の出力の2乗値の平均値と前記第2の出力の2乗値の平均値は、移動平均値であることを特徴とする請求項32に記載の画像形成装置。
  34. 前記安全回路は、前記第1の出力に応じた値と前記第2の出力に応じた値の和が所定の第2の閾値を超えた場合も前記遮断信号を出力することを特徴とする請求項31に記載の画像形成装置。
  35. 前記装置は更に、前記ヒータに供給する電力を遮断するためのリレーを有し、前記遮断信号が出力されると前記リレーがOFFされることを特徴とする請求項31に記載の画像形成装置。
  36. 前記第1の発熱体は、記録材の搬送基準を含む第1のエリアのみに設けられており、前記第2の発熱体は、前記第1のエリアよりも前記搬送基準から離れた第2のエリアのみに設けられていることを特徴とする請求項31に記載の画像形成装置。
  37. 前記定着部は、内面が前記ヒータに接触しつつ回転する筒状のフィルムを有することを特徴とする請求項31に記載の画像形成装置。
  38. 記録材に形成されたトナー像を記録材に加熱定着するための第1の発熱体及び第2の発熱体を有する画像形成装置に搭載される安全回路であって、
    前記第1の発熱体に流れる電流を検出するための第1の検出部の第1の出力が入力する第1の入力部と、
    前記第2の発熱体に流れる電流を検出するための第2の検出部の第2の出力が入力する第2の入力部と、
    前記第2の出力に応じた値を前記第1の出力に応じた値で除した値が所定の閾値を超えた場合、前記第1の発熱体と前記第2の発熱体の少なくとも一方への電力供給を遮断するための遮断信号を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする安全回路。
  39. 前記第1の出力に応じた値は、前記第1及び第2の発熱体に流れる交流波形の半周期よりも長い所定期間の前記第1の出力の2乗値の平均値であり、前記第2の出力に応じた値は、前記所定期間の前記第2の出力の2乗値の平均値であることを特徴とする請求項38に記載の安全回路。
  40. 前記第1の出力の2乗値の平均値と前記第2の出力の2乗値の平均値は、移動平均値であることを特徴とする請求項39に記載の安全回路。
  41. 前記安全回路は、前記第1の出力に応じた値と前記第2の出力に応じた値の和が所定の第2の閾値を超えた場合も前記遮断信号を出力することを特徴とする請求項38に記載の安全回路。
  42. 前記安全回路は、半導体集積回路であることを特徴とする請求項38に記載の安全回路。
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