JP2015186833A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータケースとハンマケースとを分解せずに、グリースを供給することの可能なインパクトドライバを提供する。【解決手段】互いに着脱可能なモータケース及びハンマケース14と、ハンマケース14に設けられ、かつ、先端工具20が取り付けられるアンビル19と、を備えたインパクトドライバ10であって、アンビル19を動作可能に支持するメタル軸受23と、ハンマケース14に設けられ、かつ、アンビル19とメタル軸受23とが擦れ合う箇所にグリースを供給する雌ねじ穴46と、メタル軸受23に設けられ、かつ、雌ねじ穴46に通じる油穴45と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、動力源の動力を工具取り付け部材に伝達する作業機に関する。
従来、動力源の動力を工具取り付け部材に伝達する作業機が知られており、その作業機の例が特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された作業機はインパクトドライバであり、インパクトドライバは、第1ケースとしての作業機本体と、第2ケースとしてのハンマケースと、を有する。作業機本体内に、出力軸を備えた電動モータ、出力軸の回転力が伝達される減速機が収容されている。減速機は、遊星歯車機構により構成されており、遊星歯車機構の入力要素が出力軸に連結され、遊星歯車機構の出力軸にスピンドルが連結されている。
ハンマケースは作業機本体の開口端に取り付けられており、ハンマケース内に、スピンドルから出力された回転力が伝達されるハンマ、ハンマの回転力が伝達されるアンビルが収容されている。アンビルの一部は、ハンマケースの外に配置されており、アンビルに先端工具が取り付けられる。さらに、アンビルに支持孔が設けられており、スピンドルの端部が支持孔に挿入されて、スピンドルが回転可能に支持されている。そして、支持孔内にグリースが保持されている。また、ハンマケース内に、円筒形状の軸受が設けられており、アンビルは軸受により回転可能に支持されている。さらに、アンビルに油穴が設けられている。油穴の一端は、支持孔につながり、油穴の他端は、アンビルと軸受との隙間につながっている。
特許文献1に記載されたインパクトドライバは、電動モータの回転力が減速機、スピンドル、ハンマを経由してアンビルに伝達され、先端工具によりボルトが締め付けられる。ボルトの締め付け負荷が高くなると、ハンマがアンビルから離れる向きで移動し、かつ、ハンマがアンビルに対して所定角度の範囲内で回転する。そして、ハンマはアンビルに近づく向きで移動し、かつ、ハンマからアンビルに対して回転方向の打撃力が加えられる。
一方、ハンマの往復動によりハンマケース内の圧力が変化すると、支持孔内のグリースが押し出され、グリースは油穴を通り、アンビルとメタル軸受との隙間に送られる。このようにして、アンビルとメタル軸受との接触箇所を潤滑している。
特開2004−174656号公報
上述の特許文献1に記載された作業機においては、支持孔にグリースを補給する場合、第1ケースと第2ケースとを分解する必要があった。
本発明の目的は、ケースを分解することなく、グリースを補給することのできる作業機を提供することにある。
本発明の作業機は、打撃機構を収容するケースと、前記ケースに設けられ、かつ、先端工具が取り付けられる工具取り付け部材と、を備えた作業機であって、前記工具取り付け部材を動作可能に支持する支持部材と、前記ケースに設けられ、かつ、前記工具取り付け部材と前記支持部材とが擦れ合う箇所にグリースを供給する第1供給路と、を有する。
本発明の作業機によれば、ケースを分解することなく、グリースを供給できる。
本発明の作業機の実施形態であるインパクトドライバを示す側面断面図である。 図1のインパクトドライバのハウジング内及びハンマケース内を示す側面断面図である。 図2の要部を示す拡大断面図である。
以下、本発明の作業機の一実施形態であるインパクトドライバを、図1〜図3を用いて詳細に説明する。インパクトドライバ10は、充電及び放電が可能な電池セルを収容した電池パック11と、電池パック11から電力が供給されて駆動する電動モータ12と、を有する。電動モータ12は、電気エネルギを運動エネルギに変換する動力源であり、例えば、ブラシレスモータを用いることができる。インパクトドライバ10はモータケース13を有しており、電動モータ12はモータケース13の内部に配置されている。また、モータケース13の開口部を塞ぐハンマケース14が設けられており、ハンマケース14はモータケース13に対して着脱が可能である。ハンマケース14に用いる材料としては、金属、例えば、アルミニウムがある。
電動モータ12は、回転子15と固定子16と、を有する。回転子15は回転軸17に固定されており、かつ、回転軸17と共に一体回転可能である。回転軸17は2個の軸受18により回転可能に支持されている。
また、固定子16は、回転子15を囲むように配置されており、固定子16のコイルを電流が通ると回転磁界が形成されて回転子15が回転する。電動モータ12は、固定子16のコイルに通す電流の向きを切り替えることにより、回転子15の回転方向を正逆に切り替えることができる。
ハンマケース14は筒形状であり、ハンマケース14の内部にアンビル19が設けられている。アンビル19は金属製であり、アンビル19には軸線A1と同心に工具取付孔19aが設けられている。工具取付孔19aは、アンビル19のうち、モータケース13の外部に露出した部分に開口されており、工具取付孔19aは先端工具20を着脱するために設けられている。先端工具20はねじ部材を締め付けたり緩めたりするためのドライバビットである。
ハンマケース14は、大径筒部21と、大径筒部21よりも内径が小さい小径筒部22とを有し、大径筒部21はモータケース13に固定されている。小径筒部22内にメタル軸受23が固定されている。メタル軸受23は、金属、例えば、鉄で成形された円筒形状のすべり軸受である。そして、アンビル19はメタル軸受23の軸孔23a内に配置され、かつ、メタル軸受23により回転可能に支持されている。アンビル19は軸線A1を中心として回転可能である。アンビル19における大径筒部21側の端部には、半径方向に突出された突部19cが設けられている。突部19cは、アンビル19の円周方向において180度の間隔で2個設けられている。さらに、アンビル19における大径筒部21側の端部には、軸線A1と同心の保持軸19bが設けられている。
一方、ハンマケース14の大径筒部21内に減速機24が設けられている。軸線A1に沿った方向で、減速機24は、電動モータ12とアンビル19との間に配置されている。減速機24は、電動モータ12の回転力をアンビル19に伝達する動力伝達装置であり、減速機24はシングルピニオン型の遊星歯車機構により構成されている。減速機24は、回転軸17と同心状に配置されたサンギヤ25と、サンギヤ25の外周側を取り囲むように設けたリングギヤ26と、サンギヤ25及びリングギヤ26に噛み合わされた複数のピニオンギヤ27を自転、かつ、公転可能に支持したキャリヤ28と、を有する。リングギヤ26はハンマケース14に固定されており、回転不可能である。
また、キャリヤ28と共に軸線A1を中心として一体回転するスピンドル29が設けられている。つまり、電動モータ12の回転軸17、減速機24、スピンドル29、アンビル19は、軸線A1を中心として設けられている。スピンドル29は、軸線A1に沿った方向でアンビル19と減速機24との間に配置されており、スピンドル29におけるアンビル19側の端部には、軸線A1を中心とする支持孔30が形成されている、保持軸19bは支持孔30に回転可能に挿入されている。このため、アンビル19とスピンドル29とは、軸線A1を中心として相対回転可能である。
モータケース13内から大径筒部21内に亘り、筒形状のホルダ31が設けられている。ホルダ31は回転しないように固定されており、ホルダ31に軸受32が取り付けられている。スピンドル29の長手方向の端部は、軸受32を介してホルダ31により回転可能に支持されている。さらに、スピンドル29の外周面に2本の第1カム溝29aが設けられている。
また、スピンドル29の外周には、環状のハンマ33が取り付けられている。ハンマ33は大径筒部21内に収容されており、ハンマ33は、軸線A1に沿った方向で、減速機24とアンビル19との間に配置されている。ハンマ33は、スピンドル29と相対回転可能であり、かつ、軸線A1に沿った方向でスピンドル29と相対移動可能である。ハンマ33の内周面には、軸線A1に沿った方向に延ばされた2つの第2カム溝33aが形成されている。
そして、第1カム溝29a及び第2カム溝33aを1組として、1個のボール34が保持されている。ボール34は、金属製の転動体である。このため、ハンマ33は、スピンドル29に対して、ボール34が転動可能な範囲で軸線A1に沿った方向に移動可能である。また、ハンマ33は、スピンドル29に対して、ボール34が転動可能な範囲で軸線A1を中心とする円周方向に回転可能である。
さらに、スピンドル29の外周であって、軸線A1に沿った方向で第1カム溝29aとキャリヤ28との間には、環状のプレート35が取り付けられている。また、軸線A1に沿った方向で、ハンマ33とプレート35との間には、圧縮ばね36が圧縮された状態で設けられている。キャリヤ28は、軸受32、ホルダ31に接触することで、軸線A1に沿った方向の移動が規制されており、圧縮ばね36の押圧力はハンマ33に加えられている。ハンマ33は、圧縮ばね36の押圧力により、軸線A1に沿った方向でアンビル19に向けて押されている。
また、ハンマ33におけるアンビル19側の端部には、軸線A1に沿った方向に突出された突部38が設けられている。突部38は、ハンマ33の円周方向において180度の間隔で2個設けられている。突部38及び突部19cは、軸線A1を中心とする同一円周上で互いに異なる位置に配置されており、突部38と突部19cとは係合及び解放が可能である。
モータケース13に連続してグリップ39が設けられている。グリップ39は、軸線A1に対して交差する向きで、モータケース13の外面から延ばされている。グリップ39は、作業者が手で握る箇所であり、グリップ39とモータケース13との接続箇所に、トリガレバー40が設けられている。
さらに、グリップ39におけるモータケース13とは反対の端部に装着部41が設けられており、装着部41に本体側端子42が設けられている。この装着部41に電池パック11が着脱される。電池パック11内に複数の電池セルが収容されている。電池セルは、充電及び放電が可能な二次電池であり、電池セルは、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、リチウムイオンポリマー電池、ニッケルカドミウム電池等を用いることができる。電池パック11は、電池セルの電極に接続された電池側端子43を有し、電池パック11が装着部41に取り付けられて、本体側端子42と電池側端子43とが接続される。
インパクトドライバ10は、グリース供給機構44を備えている。グリース供給機構44は、メタル軸受23とアンビル19との接触箇所にグリースを供給する。アンビル19が回転すると、アンビル19の外面とメタル軸受23の軸孔23aを形成する内面とが擦れ合う。グリース供給機構44は、メタル軸受23を半径方向に貫通する油穴45と、小径筒部22に設けた雌ねじ穴46と、雌ねじ穴46を塞ぐねじ部材47と、を備えている。雌ねじ穴46は、軸線A1を中心する円周方向で、油穴45と同じ位置に設けられている。雌ねじ穴46の内径は、油穴45の内径よりも大きい。
例えば、油穴45の内径は2mmに設定され、雌ねじ穴46の内径は3mmに設定される。雌ねじ穴46は、小径筒部22を半径方向に貫通している。ねじ部材47は、軸の端面に溝が設けられており、かつ、頭部の無い「すり割り付きねじ」である。ねじ部材47は金属製である。グリースは、油穴45を介して軸孔23a内に供給され、雌ねじ穴46はねじ部材47で塞がれている。
小径筒部22にフロントキャップ48が取り付けられている。フロントキャップ48は環状であり、ゴム状弾性体により一体成形されている。フロントキャップ48は、小径筒部22に対して着脱可能である。小径筒部22の外周面に、全周に亘り凸部22aが設けられている。フロントキャップ48の内周面に全周に亘り溝48aが設けられている。フロントキャップ48が小径筒部22に取付けられた状態で、凸部22aが溝48a内に位置する。フロントキャップ48は、凸部22aとフロントキャップ48との係合力により、軸線A1に沿った方向に位置決め固定される。
メタル軸受23の軸孔23aにオイルシール49が取り付けられている。オイルシール49は、軸線A1に沿った方向で油穴45と、ハンマケース14の外部との間に配置されている。オイルシール49のリップ部は、アンビル19の外周面に接触している。
先端工具20がアンビル19から抜けることを防止する抜け止め機構50が設けられている。抜け止め機構50は、アンビル19がハンマケース14から露出している箇所に設けられている。抜け止め機構50は、アンビル19に設けたボール保持穴51と、ボール保持穴51に配置された金属製のボール52と、アンビル19に取り付けられたリング53と、リング53内に設けた金属製のストッパ54と、弾性部材55とを有する。
ボール保持穴51は、アンビル19を半径方向に貫通し、かつ、工具取付孔19aにつながっている。リング53はアンビル19に対して軸線A1に沿った方向に移動可能である。ストッパ54は環状であり、軸線A1に沿った方向に移動可能である。弾性部材55は、圧縮コイルばねであり、弾性部材55の押し付け力はストッパ54に対して軸線A1に沿った方向に加えられている。
先端工具20が工具取付孔19aに挿入されると、先端工具20に設けた溝にボール52が押し付けられるため、先端工具20が工具取付孔19aから抜けることが防止される。ここで、ストッパ54はボール52の外側に位置しているため、ボール52がアンビル19の半径方向で外側に移動することはない。
これに対して、作業者が、リング53を弾性部材55の押し付け力に抗して移動させると、ストッパ54が軸線A1に沿った方向に移動する。すると、ボール52が、アンビル19の半径方向で外側に移動可能となる。そして、作業者が先端工具20をアンビル19から抜く向きで引くと、ボール52と先端工具20との係合が解除され、先端工具20をアンビル19から取り外すことができる。
次に、先端工具20をアンビル19で支持したインパクトドライバ10の使用例を説明する。トリガレバーが操作されていなければ、電動モータ12に電力が供給されず、回転軸17は停止している。
これに対して、トリガレバーが操作されて、電動モータ12に電力が供給されると、回転軸17が回転する。回転軸17の回転力は減速機24のサンギヤ25に伝達される。サンギヤ25に回転力が伝達されると、リングギヤ26が反力要素となり、キャリヤ28が出力要素となる。すなわち、サンギヤ25の回転力がキャリヤ28に伝達されるとき、サンギヤ25の回転速度に対してキャリヤ28の回転速度が低速となることで、回転力が増幅される。
キャリヤ28に回転力が伝達されると、スピンドル29がキャリヤ28と共に一体回転する。スピンドル29の回転力は、ボール34を介してハンマ33に伝達される。ハンマ33の回転力は、突部38と突部19cとの係合力によりアンビル19に伝達され、アンビル19が回転する。このため、アンビル19の回転力は先端工具20を介してねじ部材に伝達され、対象物が締め付けられる。対象物は、木材にねじ込まれるビス等を含む。先端工具20を回転させるために必要な回転力が高くなると、アンビル19は停止して、ボール34と第2カム溝33aの内面との接触箇所で生じる反力により、ボール34が第1カム溝29a及び第2カム溝33a内を転動し、ハンマ33がアンビル19から離れる向きで移動する。
ここで、ハンマ33は、圧縮ばね36の押圧力に抗して軸線A1に沿って移動する。すると、突部38と突部19cとが解放され、ハンマ33の回転力はアンビル19に伝達されなくなる。さらに、ハンマ33の回転が継続されて、突部38が突部19cを乗り越えると、ハンマ33をアンビル19から離れさせる向きの力よりも、圧縮ばね36がハンマ33に加える押圧力の方が高くなる。すると、ボール34が第1カム溝29a及び第2カム溝33a内を転動することで、ハンマ33とスピンドル29とが所定の角度範囲内で相対回転し、かつ、ハンマ33はアンビル19に近づく向きで移動する。
その後、回転しているハンマ33の突部38が、停止しているアンビル19の突部19cに衝突し、アンビル19及び先端工具20に回転方向の打撃力が加えられる。なお、電動モータ12の回転軸17の回転方向を逆にすると、対象物を緩めることができる。
上記のインパクトドライバ10において、軸孔23aに供給されたグリースは、アンビル19の外周面とメタル軸受23の内周面との接触箇所を潤滑する。したがって、アンビル19の外周面とメタル軸受23の内周面との接触箇所の摩耗、焼き付きを抑制できる。
一方、インパクトドライバ10の小型化を目的として、アンビル19とメタル軸受23との接触箇所の長さを短くする設計が採用されることがある。このため、アンビル19とメタル軸受23との接触箇所におけるグリース保持量が少なくなり、インパクトドライバ10の使用により、グリース量が不足することがある。
この場合は、作業者がフロントキャップ48を軸線A1に沿った方向に移動させ、フロントキャップ48を小径筒部22から取り外す。そして、ねじ部材47を緩めて雌ねじ穴46から抜き取る。さらに、グリースを、雌ねじ穴46を介して油穴45に供給する。その後、ねじ部材47を雌ねじ穴46に差し込んで締め付ける。さらに、フロントキャップ48を小径筒部22に取り付ける。
このように、ねじ部材47を緩めて取り外せば、油穴45からグリースを供給できる。したがって、インパクトドライバ10を分解することなく、つまり、ハンマケース14をモータケース13から取り外すことなく、グリースの補給を行うことができる。したがって、グリースを補給する作業性が向上する。また、ねじ部材47はフロントキャップ48で覆われるため、インパクトドライバ10の外観を損ねることもない。さらに、ねじ部材47はフロントキャップ48により覆われているため、ねじ部材47の弛みを抑制できる。
本実施形態で説明した構成と、本発明の構成との対応関係を説明すると、電動モータ12が、本発明の動力源に相当し、モータケース13が、本発明のハウジングに相当し、アンビル19が、本発明の工具取り付け部材に相当し、ハンマケース14が、本発明のケースに相当し、インパクトドライバ10が、本発明の作業機に相当し、メタル軸受23が、本発明の支持部材及び軸受に相当する。また、雌ねじ穴46が、本発明の第1供給路に相当し、油穴45が、本発明の第2供給路に相当し、ねじ部材47が、本発明の閉塞部材に相当し、フロントキャップ48が、本発明のカバーに相当し、スピンドル29、ハンマ33、ボール34、圧縮ばね36が、本発明の打撃機構に相当し、小径筒部22が、本発明の筒部に相当する。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、グリース供給機構44は、インパクトドライバ10の側面視で、油穴45が軸線A1に対して直交する方向に延ばされる構造の他、軸線A1に対して傾斜する方向に延ばされている構造を含む。例えば、油穴45は、メタル軸受23の外周面側の開口部の方が、軸孔23a側の開口部よりも、オイルシール49に近くなる向きで傾斜させることが可能である。また、油穴45は、軸孔23a側の開口部の方が、メタル軸受23の外周面側の開口部よりも、オイルシール49に近くなる向きで傾斜させることが可能である。
さらに、グリース供給機構44は、インパクトドライバ10の側面視で、油穴45の内径を一定とする構造の他、メタル軸受23の外周面側から軸孔23aに近づくことに伴い油穴45の内径を大きくする構造を含む。この油穴の構造によれば、軸線A1に沿った方向でなるべく広い範囲にグリースを供給可能である。さらに、雌ねじ穴に代えて穴を設け、その孔をゴム製のプラグで塞ぐ構造としてもよい。
さらに、メタル軸受により支持される工具取り付け部材は、メタル軸受により回転可能に支持される構造の他、工具取り付け部材が、メタル軸受により往復運動可能に支持される構造を含む。つまり、「工具取り付け部材が動作可能に支持される」は、工具取り付け部材が回転可能に支持されること、または、工具取り付け部材が往復運動可能に支持されること、の少なくとも一方を含む。また、アンビルに着脱される先端工具は、ドライバビットの他、ドリルビットでもよい。
さらに、本発明の作業機は、インパクトドリル、ハンマ、ハンマドライバ、ハンマドリル等も含む。さらに、工具取り付け部材は、先端工具を直接支持する構造の他、連結工具を介して間接的に先端工具を支持する構造を含む。さらに、本発明の作業機は、電池パックの電力が電動モータに供給される構造の他、商用電源の電力が電力ケーブルを介して電動モータに供給される構造を含む。さらに、本発明において、工具取り付け部材に伝達する動力を発生する動力源は、電動モータの他、油圧モータ、空気圧モータ、内燃機関等を含む。なお、ケース及びハウジングは共に中空であり、内部に部品を収容するため、ケースを第1ケースと呼び、ハウジングを第2ケースと呼ぶことも可能である。
10…インパクトドライバ、12…電動モータ、13…モータケース、14…ハンマケース、19…アンビル、23…メタル軸受、29…スピンドル、33…ハンマ、34…ボール、36…圧縮ばね、45…油穴、46…雌ねじ穴、47…ねじ部材、48…フロントキャップ。

Claims (9)

  1. 打撃機構を収容するケースと、前記ケースに設けられ、かつ、先端工具が取り付けられる工具取り付け部材と、を備えた作業機であって、
    前記工具取り付け部材を動作可能に支持する支持部材と、
    前記ケースに設けられ、かつ、前記工具取り付け部材と前記支持部材とが擦れ合う箇所にグリースを供給する第1供給路と、
    を有する、作業機。
  2. 前記ケースは、筒部を備え、
    前記第1供給路は、前記筒部を半径方向に貫通している、請求項1に記載の作業機。
  3. 前記支持部材は、円筒形状の軸受であり、
    前記工具取り付け部材の外面と前記軸受の内面とが擦れ合う箇所とを接続する第2供給路が、前記軸受に設けられ、
    前記第1供給路と前記第2供給路とが接続されている、請求項2に記載の作業機。
  4. 前記第2供給路は、前記軸受を半径方向に貫通している、請求項3に記載の作業機。
  5. 前記第1供給路と前記第2供給路とは、前記軸受の円周方向で同じ位置に配置されている、請求項4に記載の作業機。
  6. 前記第1供給路を塞ぐ閉塞部材が設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業機。
  7. 前記ケースに取付けられ、かつ、前記閉塞部材を覆うカバーが設けられている、請求項6に記載の作業機。
  8. 前記ケースと着脱可能なハウジングが設けられ、
    前記工具取り付け部材に動力を伝達する動力源が、前記ハウジングに設けられている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の作業機。
  9. 前記動力源は、電動モータを含み、
    前記打撃機構は、前記電動モータの回転力を前記工具取り付け部材に伝達し、かつ、前記電動モータの回転力を回転方向の打撃力に変換して前記工具取り付け部材に伝達する、請求項8に記載の作業機。
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