JP2017113809A - 回転工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力軸を回転動作させ、該回転動作に対して所定値以上のトルクが外部から加わると回転方向で打撃力を加える回転工具において、使用した場合の取回しの良さを向上させる。【解決手段】ハンマケース70に左側分割ハウジング15を組み付ける。左側外周部85は左側張出し部55の外側の左側嵌合部75に被さる。ハンマケース70に右側分割ハウジング16を組み付ける。右側外周部86は右側張出し部56の外側の右側嵌合部76に被さる。左側の雄螺子部材80は差込孔を通じて雌螺子部に螺子止め可能となり、右側の雄螺子部材80は差込孔78,88を通じて雌螺子部58に螺子止め可能となる。このようにモータハウジング部31は、雄螺子部材80を介して雌螺子部57,58に螺子止めされる。この螺子止めは、アンビルの軸方向と直交交差する方向となっている。【選択図】図4

Description

本発明は、出力軸を回転動作させる回転工具に関する。
従来、インパクトドライバに代表される回転工具が知られている(特許文献1参照)。この種の回転工具は、駆動源としてモータが内蔵される。モータは、モータ軸を回転駆動させる。モータ軸は、減速機構を介して打撃機構に回転駆動力を入力する。入力された打撃機構は、回転駆動を受けて回転するハンマと、ハンマの回転駆動を受けて回転するアンビルとを有する。この打撃機構は、出力軸の回転動作に対して所定値以上のトルクが外部から加わると、アンビルからハンマが外れて空転する。空転するハンマは、アンビルを回転方向で打撃し、出力軸の回転動作に打撃力が加わるものとなっている。このような打撃機構はハンマケースに内装される。
特開2014−140909号公報
ハンマケースは、モータを内装するハウジングに雄螺子を介して螺子止めされる。この際、雄螺子は、外周側において出力軸が延びる軸方向(前後方向)に配置されて、ハンマケースをハウジングに螺子止めしている。このため、ハンマケースの外周には、螺子止めするための螺子止め箇所が数箇所設けられている。このような螺子止め箇所は、ハンマケースの外周から外側に少なくとも螺子の長さ分を張り出させてしまう構造であり、この張出しによりハンマケースの外周が大きくなってしまう。そうすると、この回転工具を狭い場所で使用する場合の取回しが悪くなってしまうという指摘がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、出力軸を回転動作させ、該回転動作に対して所定値以上のトルクが外部から加わると回転方向で打撃力を加える回転工具において、狭い場所で使用する場合でも取回しの良さを向上させることにある。
上記した課題を解決するにあたって、本発明に係る回転工具は次の手段をとる。すなわち、本発明の第1の発明に係る回転工具は、出力軸を回転動作させる回転工具であって、モータと、該モータを収容するモータハウジングと、該モータの駆動力を前記出力軸に伝達する動力伝達機構とを有し、前記動力伝達機構を内装するケースには、前記出力軸の軸方向と交差する方向に差し込まれる差込部材を保持する保持部が設けられており、前記モータハウジングには、前記差込部材を差込可能とする差込部が設けられており、前記差込部に差し込まれながら前記保持部に保持された前記差込部材は、前記ケースに対する前記モータハウジングの相対移動を規制する、という構成である。
この第1の発明に係る回転工具によれば、差込部に差し込まれながら保持部に保持された差込部材は、ケースに対するモータハウジングの相対移動を規制することができる。これによって、ケースに対するモータハウジングの相対移動を規制するにあたって、従来のような出力軸が延びる軸方向に雄螺子のような相対移動を規制する部材を配置することを止めることができ、この配置されていた部材箇所のスリム化を図ることができる。したがって、回転工具として使用する場合の取回しの良さを向上させることができる。
本発明の第2の発明に係る回転工具は、前記第1の発明に係る回転工具において、前記ケースは出力方向で分離される前部ケースと後部ケースとを有し、前記保持部は前記後部ケースに設けられる、という構成である。この第2の発明に係る回転工具によれば、出力方向に分離した後部ケースに保持部が設けられているので、ケース前部のスリム化を図りながら保持部を設けることができる。したがって、回転工具として使用する場合の取回しの良さを向上させることができる。
本発明の第3の発明に係る回転工具は、出力軸を回転動作させる回転工具であって、モータと、該モータを収容するモータハウジングと、該モータの駆動力を前記出力軸に伝達する動力伝達機構とを有し、前記動力伝達機構を内装するケースは、出力方向で分離される前部ケースと後部ケースとを有し、前記前部ケースおよび前記後部ケースのいずれか一方には、前記出力軸の軸方向と交差する方向に差し込まれる差込部材を保持する保持部が設けられており、前記前部ケースおよび前記後部ケースのいずれか他方には、前記差込部材を差込可能とする差込部が設けられており、前記差込部に差し込まれながら前記保持部に保持された前記差込部材は、前記一方のケースに対する前記他方のケースの相対移動を規制する、という構成である。
この第3の発明に係る回転工具によれば、差込部に差し込まれながら保持部に保持された差込部材は、一方のケースに対する他方のケースの相対移動を規制することができる。これによって、一方のケースに対する他方のケースの相対移動を規制するにあたって、従来のような出力軸が延びる軸方向に雄螺子のような相対移動を規制する部材を配置することを止めることができ、この配置されていた部材箇所のスリム化を図ることができる。したがって、回転工具として使用する場合の取回しの良さを向上させることができる。
本発明の第4の発明に係る回転工具は、前記第3の発明に係る回転工具において、前記動力伝達機構は動力を伝達する動力伝達部材を有し、前記後部ケースは前記動力伝達部材を支持する支持部を有する、という構成である。この第4の発明に係る回転工具によれば、後部ケースは動力を伝達する動力伝達部材を支持する支持部を有するので、前部ケースのスリム化を図ることができる。したがって、回転工具として使用する場合の取回しの良さを向上させることができる。
本発明の第5の発明に係る回転工具は、前記第3または前記第4の発明に係る回転工具において、前記動力伝達機構は減速機構を有し、前記後部ケースには前記減速機構が内装される、という構成である。この第5の発明に係る回転工具によれば、後部ケースには減速機構が内装されるので、前部ケースのスリム化を図ることができる。したがって、回転工具として使用する場合の取回しの良さを向上させることができる。
本発明の第6の発明に係る回転工具は、前記第3から前記第5のいずれかの発明に係る回転工具において、前記動力伝達機構は回転動作に打撃力を加える打撃機構を有し、前記前部ケースには前記打撃機構が内装される、という構成である。この第6の発明に係る回転工具によれば、前部ケースには回転動作に打撃力を加える打撃機構が内装されるので、打撃力を効率良く出力軸に伝達することができる。これによって、機構の単純化を図ることができて工具全体のスリム化を図ることができる。したがって、回転工具として使用する場合の取回しの良さを向上させることができる。
本発明の第7の発明に係る回転工具は、前記第3から前記第6のいずれかの発明に係る回転工具において、前記モータハウジングは前記差込部材を介して前記保持部に共締めされる、という構成である。この第7の発明に係る回転工具によれば、モータハウジングは差込部材を介して保持部に共締めされるので、モータハウジングの組付けも同時に行うことができる。これによって、モータハウジングを組み付けるにあたって、ケースを組み付ける際の差込部材を兼用することができて、組み付ける部材点数を少なくして製品としてのスリム化を図り、より取回しの良さを向上させることができる。
本発明の第8の発明に係る回転工具は、前記第1から前記第7のいずれかの発明に係る回転工具において、前記保持部は雌螺子で形成され、前記差込部材は該雌螺子と螺合可能な雄螺子である、という構成である。この第8の発明に係る回転工具によれば、保持部は雌螺子で形成され、差込部材は雌螺子と螺合可能な雄螺子であるので、保持部に対する差込部材の保持は螺合によりなされることとなる。これによって、保持部に対する差込部材の保持は螺合によって確かなものとなり、螺子締結する部材を廃止することができ、組み付ける部材点数を少なくして製品としてのスリム化を図り、より取回しの良さを向上させることができる。
本発明の第9の発明に係る回転工具は、出力軸を回転動作させる回転工具であって、モータと、該モータを収容するモータハウジングと、該モータの駆動力を前記出力軸に伝達する動力伝達機構とを有し、前記動力伝達機構を内装するケースは、出力方向で分離される前部ケースと後部ケースとを有し、前記前部ケースおよび前記後部ケースのそれぞれには、前記出力軸の回転径方向に凹または凸をなすことにより互いに嵌め合わされる嵌合構造が設けられている、という構成である。
この第9の発明に係る回転工具によれば、前部ケースおよび後部ケースのそれぞれには、出力軸の回転径方向に凹または凸をなすことにより互いに嵌め合わされる嵌合構造が設けられている。これによって、後部ケースに対する前部ケースの相対的な回り止め作用を奏することができる。したがって、後部ケースに対する前部ケースの相対位置を固定させておくことができ、後部ケースと前部ケースとが外れ難いものとした製品としての安定性を高めることができる。
本発明の第10の発明に係る回転工具は、前記第9の発明に係る回転工具において、前記前部ケースおよび前記後部ケースのいずれか一方には、前記出力軸の軸方向と交差する方向で螺子止めされる雌螺子が設けられており、前記前部ケースおよび前記後部ケースのいずれか他方は、雄螺子を介して前記雌螺子に螺子止めされる、前記雌螺子は、前記出力軸の軸方向と交差する方向で螺子止め可能に前記嵌合構造に設けられている、という構成である。
この第10の発明に係る回転工具によれば、前部ケースおよび後部ケースのいずれか他方が雄螺子を介して雌螺子に螺子止めされるにあたり、出力軸の軸方向と交差する方向で螺子止めされる。これによって、従来のような出力軸が延びる軸方向に雄螺子を配置することが無くなり、この配置されていた箇所のスリム化を図ることができる。したがって、回転工具として使用する場合の取回しの良さを向上させることができる。
右側分割ハウジングを取り外したインパクトドライバを示す側面図である。 左右半割り断面視にてインパクトドライバを示す断面図である。 図1の(III)-(III)断面矢視にてインパクトドライバを示す断面図である。 組み付ける前のハウジングを図示する前側斜視図である。 図4においてベアリングボックスとハンマケースを組み付けた状態を図示する後側斜視図である。 図5とは相違するベアリングボックスとハンマケースを組み付ける前の状態を図示する前側斜視図である。
以下、本発明に係る回転工具を実施するための実施の形態について図1〜図5を参照しながら説明する。図1〜図3では、インパクトドライバ10を図示している。図1のインパクトドライバ10の側面図は、右側分割ハウジング16が取り外されている。図2のインパクトドライバ10の断面図は、左右半割り断面視にて示している。図3のインパクトドライバ10の断面図は、図1の(III)-(III)断面矢視にて示している。図4の前側斜視図は、組み付ける前のハウジング14,ベアリングボックス50,ハンマケース70を図示する。図5の後側斜視図は、図4においてベアリングボックス50とハンマケース70を組み付けた状態を図示する。
インパクトドライバ10は、出力軸としてのアンビル66を回転動作させるピストル形工具の工具であり、本発明に係る回転工具に相当する。より詳しく言えば、このインパクトドライバ10は回転打撃工具に相当する。以下、このインパクトドライバ10を説明するにあたっては、図面に記載のとおりの『前後上下左右』の方向に基づいて説明する。ちなみに、このインパクトドライバ10の下側は、グリップ部20の配置側に基づいて規定している。また、このインパクトドライバ10の前側は、アンビル66の配置側に基づいて規定している。このアンビル66は、本願発明に係る出力軸に相当する。つまり、この前側が本発明に係る出力側に相当する。なお、図1〜図3に示すインパクトドライバ10は、工具本体11のみが図示されている。つまり、インパクトドライバ10として使用する際は、工具本体11の下部に設定されるバッテリ装着部13に電動工具用バッテリ(図示省略)が装着される。
電動工具用バッテリは、インパクトドライバ10の電源をなす。この電動工具用バッテリとしては、例えば株式会社マキタ製のBL1450が挙げられる。電動工具用バッテリは、バッテリ装着部13に対して前から後に向けてスライドさせることにより装着される。また、電動工具用バッテリは、電動工具用バッテリのロック解除ボタンを押しながら、バッテリ装着部13に対して後から前に向けてスライドさせることにより取り外される。また、インパクトドライバ10として使用する際は、工具本体11の前部に設定されるアンビル66に、先端工具としての螺子締め用のビットBが取り付けられる。
回転工具としてのインパクトドライバ10は、回転打撃工具として機能する。すなわち、インパクトドライバ10は、アンビル66を回転動作させ、回転動作に対して所定値以上のトルクが外部から加わると回転方向で打撃力を加える。図示される工具本体11は、概略、バッテリ装着部13と、グリップ部20と、モータ部30と、ハンマ部40とを有する。バッテリ装着部13は、上記したとおりの電動工具用バッテリ(図示省略)が装着される。バッテリ装着部13はハウジング14の下部に設けられている。ハウジング14は、図3および図4にも示すように、アンビル66の軸方向(前後方向)と交差する左右方向で分けられた左側分割ハウジング15と右側分割ハウジング16とを合体させることにより形成される。ちなみに、このハウジング14は、後に詳述するグリップハウジング部21およびモータハウジング部31も兼ねている。
バッテリ装着部13は、電動工具用バッテリ(図示省略)がスライドさせることにより着脱可能とするレール構造131および係止構造132を有する。また、バッテリ装着部13は、ハウジング14の下部にて支持されるターミナル(図示省略)を有する。ターミナルは、装着された電動工具用バッテリと電気的に接続可能とする。なお、このバッテリ装着部13の前端は、後に説明するハンマ部40の前端と前後位置が略一致するように形成されている。また、バッテリ装着部13の後端は、後に説明するモータ部30の後端と前後位置が略一致するように形成されている。なお、ターミナルと同様に図示省略したが、バッテリ装着部13の直ぐ上側のハウジング14の内部にはコントローラ(図示省略)が内装される。また、前側に張り出されたバッテリ装着部13の上側には、操作表示部17が設けられている。
バッテリ装着部13の上側にはグリップ部20が設けられる。グリップ部20は、ユーザの手で握られる部分として形成される。このグリップ部20は、ハウジング14の一部となるグリップハウジング部21により形成されている。グリップ部20は、アンビル66の軸方向(前後方向)に交差する上下方向にグリップハウジング部21を延ばして形成される。このため、インパクトドライバ10は、グリップ部20とアンビル66との位置から取り扱いに優れるピストル形をなしている。このグリップハウジング部21の形状は、ユーザが手で握った場合に指掛かりが良くなる形状が選択されている。
グリップハウジング部21の上部には、操作スイッチ22が設けられている。操作スイッチ22は、グリップハウジング部21の内部に収容されるスイッチ本体23と、スイッチ本体23に押込み入力するトリガ部材24と、アンビル66の正転逆転の回転方向を切替える切替ノブ25とを有する。操作スイッチ22に入力された操作信号は、図示省略のコントローラに送信される。なお、この操作スイッチ22の後側に位置するグリップハウジング部21の形状は、ユーザの手で握った場合の親指と人差し指との間が入り易くなる凹形をなしている。また、トリガ部材24の上側には、インパクトドライバ10の前方を照射可能なLED照射装置26が設けられている。
グリップ部20の上側には、モータ部30とハンマ部40とが、後と前の順で並んで配置されている。モータ部30は、ハウジング14の一部となるモータハウジング部31に、駆動源となるブラシレスモータ33を内装して構成される。なお、モータハウジング部31は、ブラシレスモータ33を支持すると共に、後に詳述するベアリングボックス50およびハンマケース70も支持する。ブラシレスモータ33は、通常のブラシレスモータと同様に構成される。すなわち、ブラシレスモータ33は、図示省略するが、モータ軸35と一体回転するロータと、ロータを回転作用するステータと、ロータの回転位置を検出するセンサ基板とを有する。ロータは、永久磁石が取り付けられている。ステータは、コイルが巻回されて電流が流れると磁力を発生する。センサ基板は、ロータの前側に配置されてロータの回転位置を検出する。
モータ軸35は、前後方向に延びるように配置される。モータ軸35は、前側がモータハウジング部31に支持される前側ベアリング351に支持されており、後側がキャップ部材32に支持される後側ベアリング352に支持されている。モータ軸35の後部には、モータ軸35と一体に回転するファン36が取り付けられている。ファン36は、ロータの後側であり且つ後側ベアリング352の前側のモータ軸35に取り付けられている。ファン36は遠心式ファンにより構成される。ファン36は、モータ軸35と一体回転することにより、排気スリット361を通じてステータを冷却した冷却風を外部に排気する。これに対し、モータ軸35の前端には入力ギヤ37が取り付けられる。入力ギヤ37は、次に説明するハンマ部40の減速機構41の遊星歯車42と噛合している。
左側分割ハウジング15と右側分割ハウジング16とが合体してなるモータハウジング部31の後端は開口(図4の図示符号311)され、該開口はキャップ部材32により閉塞されている。キャップ部材32は、左側分割ハウジング15および右側分割ハウジング16の後部に係止してモータハウジング部31と一体となっている。キャップ部材32は、略中央箇所で後側ベアリング352を保持する。キャップ部材32には、外部と内部とを連通する排気スリット361が設けられている。排気スリット361は、ファン36の外周の対面範囲に亘って多数並んでキャップ部材32に設けられている。なお、左側分割ハウジング15と右側分割ハウジング16との間では、8つの螺子止め箇所(図示符号18)で合体保持がされている。具体的には、バッテリ装着部13で螺子止め箇所(図示符号18)を2つ設けており、グリップ部20で螺子止め箇所(図示符号18)を2つ設けており、モータ部30およびハンマ部40のそれぞれで螺子止め箇所(図示符号18)を1つずつ設けている。
モータ部30の前側にはハンマ部40が配置されている。ハンマ部40は、モータハウジング部31に支持される。ハンマ部40は、概略、減速機構41と打撃機構61とを有する。減速機構41は、モータ軸35の回転駆動を減速して打撃機構61に入力する。減速機構41はベアリングボックス50に支持され、打撃機構61はハンマケース70に支持される。これらベアリングボックス50およびハンマケース70を説明する前に、これらに内装支持される減速機構41および打撃機構61を説明する。なお、減速機構41が、本発明に係る第1動力伝達機構に相当する。また、打撃機構61が、本発明に係る本発明に係る第2動力伝達機構に相当する。また、減速機構41および打撃機構61が、本発明に係る動力伝達機構に相当する。つまり、減速機構41および打撃機構61は、モータハウジング部31の出力側に配置される。
減速機構41は、広く利用される遊星歯車機構で構成される。減速機構41は、図3に示すように上記した入力ギヤ37と噛合する3つの遊星歯車42を有する。遊星歯車42は、出力側に配置されるキャリア47に支軸46を介して回転可能に支持されている。この遊星歯車42は、さらに外周側に配置されるインターナルギヤ45と噛合している。つまり、遊星歯車42は、噛合する入力ギヤ37から回転駆動力が伝達されて自転し、噛合するインターナルギヤ45内で公転する。この遊星歯車42の公転がキャリア47の回転となり。キャリア47は、一体にされる駆動軸62を一体に回転させる。なお、キャリア47は、後側のベアリング48とアンビル66内に設けられる収容凹部669とにより回転支持される。ベアリング48はベアリングボックス50に支持され、インターナルギヤ45はベアリングボックス50内で相対回転不可に固定保持される。つまり、キャリア47は本発明に係る動力伝達部材に相当し、ベアリング48は本発明に係る支持部に相当する。インターナルギヤ45は、ベアリングボックス50内に係止される止め輪49にて、ベアリングボックス50内からの外れが規制されている。
打撃機構61は、概略、駆動軸62と鋼球63とハンマ64と圧縮ばね65とアンビル66とを有する。これらの駆動軸62と鋼球63とハンマ64と圧縮ばね65とアンビル66とは、ハンマケース70内に収容支持される。駆動軸62は、一体にされたキャリア47と共に回転駆動する。駆動軸62の周面には、鋼球保持凹部621が設けられている。この鋼球保持凹部621は、超硬球の鋼球63の半分を収容可能な凹形に形成される。この鋼球保持凹部621の凹形は、前後方向に傾斜して延びる凹形となっている。つまり、鋼球63は、傾斜方向に延びる鋼球保持凹部621内で転動可能となっている。
これに対し、適宜の重量を有するハンマ64にも、鋼球63が転動するガイド溝641が設けられている。このガイド溝641は、鋼球保持凹部621と相対回転により対面可能とされる箇所に設けられている。このガイド溝641も、超硬球の鋼球63の半分を収容可能な凹形に形成される。このガイド溝641の凹形は、前後方向に延びる凹形となっている。つまり、鋼球63は、前後方向に延びるガイド溝641内で転動可能となっている。また、ハンマ64には、圧縮ばね65を収容する収容凹部643が設けられている。この収容凹部643は、前後方向で抉られる凹形をなしている。この収容凹部643の前側の内端に圧縮ばね65の前端が当接する。
圧縮ばね65は、コイルばねを圧縮させてなる。この圧縮ばね65は、後端がキャリア47に当接支持され、前端が収容凹部643内で当接支持され、常時ハンマ64を前方に付勢している。ハンマ64の前面には、打撃片部645が前方に突出して設けられている。打撃片部645は、アンビル66の後端に設けられる打撃アーム部665に当たる突出形状をなす。なお、打撃片部645は、ハンマ64の前面にて周方向180度間隔で2つ設けられている。また、打撃アーム部665も、アンビル66の後端にて周方向180度間隔で2つ設けられている。
この打撃アーム部665は、打撃片部645と対面する位置まで、アンビル本体661の後端から径方向外側にアーム形に延びている。アンビル66は、アンビル本体661と上記した打撃アーム部665とを有する。アンビル本体661は、前後方向に延びる略円筒形状に形成される。アンビル本体661の外周は、ニードルベアリング663に当接される。ニードルベアリング663は、ハンマケース70の前部で保持されてアンビル66を回転支持する。アンビル本体661の前端には、ビットBを保持するためのビット保持機構67が設けられている。ビット保持機構67は、軸方向に延びるアンビル本体661の内部662に収容したビットBを保持する。
打撃機構61は、次のように作動する。すなわち、アンビル66の回転動作に所定値以上のトルクが加わると、駆動軸62とハンマ64との間に回転方向で相対変位が生ずることとなる。この相対変位は、鋼球保持凹部621およびガイド溝641の両者内部で、圧縮ばね65の付勢力に抗して鋼球63を移動させる作用を奏する。そうすると、ハンマ64は駆動軸62に対して相対的に後退することとなり、それまで打撃アーム部665に当接していた打撃片部645は打撃アーム部665から外れることとなる。このように打撃片部645が打撃アーム部665から外れると、ハンマ64は瞬間的に空転することとなり、圧縮ばね65の付勢力を受けて再び打撃アーム部665に当たる。この当たりこそが、アンビル66の回転動作に加えられる打撃力である。
次に、上記した減速機構41を収容保持するベアリングボックス50と、上記した打撃機構61を収容保持するハンマケース70を説明する。なお、ベアリングボックス50が、本発明に係る後部ケースおよび本発明に係る第1ケースに相当する。また、ハンマケース70が、本発明に係る前部ケースおよび本発明に係る第2ケースに相当する。また、ベアリングボックス50およびハンマケース70が、本発明に係るケースに相当する。つまり、ベアリングボックス50およびハンマケース70の両者は、互いが一体となるケース形をなしている。逆に言えば、一体可能となるベアリングボックス50とハンマケース70とは、前後方向で分離可能に形成されている。これらベアリングボックス50とハンマケース70との両者の内部には、上記した減速機構41および打撃機構61が収容保持される。また、ベアリングボックス50は、本発明に係る前部ケースおよび後部ケースのいずれか一方に相当すると共に、本発明に係る第1ケースおよび第2ケースのいずれか一方に相当する。これに対し、ハンマケース70は、本発明に係る前部ケースおよび後部ケースのいずれか他方に相当すると共に、本発明に係る第1ケースおよび第2ケースのいずれか他方に相当する。
図4および図5に示すように、ベアリングボックス50およびハンマケース70は、両者ともに金属にて成形されている。ベアリングボックス50は、円環状の周壁本体51を有する。この周壁本体51の後端縁には、内フランジ形に形成される後壁部52が連接されている。この後壁部52の中央には、入力ギヤ37をベアリングボックス50の内部に差込可能とする開口部521が設けられている。この開口部521の周縁近くには、ベアリング48を収容支持するベアリング収容支持部522が設けられている。これに対し、周壁本体51の前端縁には、後壁部52のような内フランジ形は無く、ハンマケース70の内部に向けて開口されている。ベアリングボックス50の周壁本体51の上部には、左右両側に対をなして左側張出し部55および右側張出し部56が設けられている。左側張出し部55および右側張出し部56は、周壁本体51の周面からアンビル66の回転径方向外側に凸をなすように突出して設けられている。
図3に示すように、左側張出し部55および右側張出し部56は、アンビル66(出力軸)の軸線に対して左右対称に設けられている。これら左側張出し部55および右側張出し部56は、周壁本体51の上方の頂点511よりも下側の周壁本体51に対して設けられている。また、これら左側張出し部55および右側張出し部56は、周壁本体51の左方および右方の側方の頂点513,514よりも上側の周壁本体51に対して設けられている。なお、左側張出し部55は、左方の頂点513よりも右側に位置しており、右側張出し部56は右方の頂点514よりも左側に位置している。すなわち、左側張出し部55および右側張出し部56には、双方ともに上方に面する上面部551,561が設けられている。左側張出し部55および右側張出し部56には、双方ともに側方(左側、右側)に面する側面部552,562が設けられている。
上面部551,561は水平方向に延びる面形状を有して形成されており、側面部552,562は鉛直方向に延びる面形状を有して形成されている。このため、左側張出し部55および右側張出し部56は、上方および側方に面する面形状により、略矩形の角が回転径方向外側に突出して設けられている。これら側面部552,562には、それぞれに雌螺子部57,58が設けられている。雌螺子部57,58は、左側張出し部55および右側張出し部56に対して、互いに向かい合う水平方向で雌螺子に切られて形成されている。これら螺子部57,58には、出力軸としてのアンビル66の軸方向と交差する方向に雄螺子部材80が螺子止めされる。つまり、これら雌螺子部57,58は、アンビル66の軸方向と直交交差する左右方向で螺子止め可能とする雌螺子である。また、雄螺子部材80は、この雌螺子部57,58に対して螺子止めする雌螺子であり、同様にアンビル66の軸方向と直交交差する左右方向で螺合する。なお、雌螺子部57,58は本発明に係る雌螺子および保持部に相当し、雄螺子部材80は本発明に係る雄螺子および差込部材に相当する。
さらに、ハンマケース70には、ベアリングボックス50の周壁本体51に設けられる左側張出し部55および右側張出し部56に対応した、左側嵌合部75および右側嵌合部76が設けられている。これら左側嵌合部75および右側嵌合部76も、左右両側に対をなして突出して設けられている。左側嵌合部75および右側嵌合部76は、ベアリングボックス50に対してハンマケース70を前後方向で組み付けることにより、左側張出し部55および右側張出し部56を両者同時に内部に嵌合可能に設けられている。つまり、左側嵌合部75は、左側張出し部55の外部形状に対応した内部形状を有して形成される。また、右側嵌合部76は、右側張出し部56の外部形状に対応した内部形状を有して形成される。
これら左側嵌合部75および右側嵌合部76の内部には、左側張出し部55および右側張出し部56を嵌合可能な適宜の空間形状を有して形成される。図5に示すように、左側嵌合部75および右側嵌合部76が左側張出し部55および右側張出し部56に嵌合した場合には、この回転径方向外側に突出した嵌合がハンマケース70のベアリングボックス50に対する周方向の回りの規制することとなる。つまり、ベアリングボックス50とハンマケース70との間の相対回転は規制される。このように、これら左側嵌合部75および右側嵌合部76の左側張出し部55および右側張出し部56の嵌合は、アンビル66の回転径方向外側に凸をなすことにより嵌め合わされる嵌合構造として設定されている。
左側嵌合部75および右側嵌合部76にも、双方ともに上方に面する上面部751,761が設けられており、双方ともに側方(左側、右側)に面する側面部752,762が設けられている。これら側面部752,762には、左右方向に貫通された差込孔77,78が設けられている。この差込孔77,78は、差込部材としての雄螺子部材80を差込可能とする貫通孔である。この差込孔77,78は、本発明に係る差込部に相当する。ハンマケース70にベアリングボックス50を組み付けて、左側嵌合部75および右側嵌合部76に左側張出し部55および右側張出し部56を嵌合させた場合に、雄螺子部材80は、差込孔77,78を通じて雌螺子部57,58に螺子止め可能となる。
図3および図4に示すように、モータハウジング部31にも、ベアリングボックス50の周壁本体51に設けられる左側張出し部55および右側張出し部56に対応した、左側外周部85および右側外周部86が設けられている。これら左側外周部85および右側外周部86も、モータハウジング部31の左右両側に対をなして突出して設けられている。左側外周部85は、ベアリングボックス50に組み付けたハンマケース70に左側分割ハウジング15を組み付けた際、左側張出し部55を嵌合した左側嵌合部75を内部に嵌合可能に設けられている。また、右側外周部86は、ベアリングボックス50に組み付けたハンマケース70に右側分割ハウジング16を組み付けた際、右側張出し部56を嵌合した右側嵌合部76を内部に嵌合可能に設けられている。
具体的には、左側外周部85は、左側嵌合部75の外部形状に対応した内部形状を有して形成される。また、右側外周部86は、右側嵌合部76の外部形状に対応した内部形状を有して形成される。これら左側外周部85および右側外周部86の内部には、左側嵌合部75および右側嵌合部76を嵌合可能な適宜の空間形状を有して形成される。左側外周部85および右側外周部86が左側嵌合部75および右側嵌合部76を嵌合した場合には、この回転径方向外側に突出した嵌合がハンマケース70のモータハウジング部31に対する周方向の回りの規制することとなる。つまり、ハンマケース70とモータハウジング部31との間の相対回転は規制される。
左側外周部85および右側外周部86にも、双方ともに上方に面する上面部851,861が設けられており、双方ともに側方(左側、右側)に面する側面部852,862が設けられている。これら側面部852,862にも、左右方向に貫通された差込孔87,88が設けられている。差込孔87,88も、雄螺子部材80を差込可能とする貫通孔である。ベアリングボックス50を組み付けたハンマケース70に左側分割ハウジング15を組み付けた場合、左側外周部85は左側張出し部55の外側の左側嵌合部75に被さる。また、ベアリングボックス50を組み付けたハンマケース70に右側分割ハウジング16を組み付けた場合、右側外周部86は右側張出し部56の外側の右側嵌合部76に被さる。そうすると、左側の雄螺子部材80は、差込孔77,87を通じて雌螺子部57に螺子止め可能となり、右側の雄螺子部材80は、差込孔78,88を通じて雌螺子部58に螺子止め可能となる。つまり、モータハウジング部31は、雄螺子部材80を介して雌螺子部57,58に対してハンマケース70と共に共締めされることとなる。
上記した実施の形態のインパクトドライバ10によれば、次のような作用効果を奏することができる。すなわち、上記したインパクトドライバ10によれば、モータハウジング部31は雄螺子部材80を介して雌螺子部57,58に螺子止めされるにあたり、アンビル66の軸方向と直交交差する方向で螺子止めされる。これによって、差込孔77,78に差し込まれながら雌螺子部57,58に螺子止めされた雄螺子部材80は、ベアリングボックス50に対するモータハウジング部31の相対移動を規制することができる。これによって、ベアリングボックス50に対するモータハウジング部31の相対移動を規制するにあたって、従来のようなアンビル66が延びる軸方向に雄螺子部材を配置することが無くなり、この配置されていた箇所のスリム化を図ることができる。したがって、インパクトドライバ10として使用する場合の取回しの良さを向上させることができる。
また、上記したインパクトドライバ10によれば、ハンマケース70およびベアリングボックス50のそれぞれには、アンビル66の回転径方向に凸をなすことにより互いに嵌め合わされる嵌合構造55,56,75,76が設けられている。これによって、ベアリングボックス50に対するハンマケース70の相対的な回り止め作用を奏することができる。したがって、ベアリングボックス50に対するハンマケース70の相対位置を固定させておくことができ、ベアリングボックス50とハンマケース70とが外れ難いものとした製品としての安定性を高めることができる。また、上記したインパクトドライバ10によれば、この嵌合構造をなす箇所(図示符号55(56),75(76),85(86))に対して雄螺子部材80を介して雌螺子部57,58に螺子止めする構造が設けられている。これによって、機能を複数有して張り出された構造を設けることができて、スリム化を図りながら回り止め作用を効率良く奏することができる。
ところで、図6の前側斜視図は図5とは相違するベアリングボックス50Aとハンマケース70Aを組み付ける前の状態を図示する。この図6の例でも、動力伝達機構40Aは、ハンマケース70Aとベアリングボックス50Aに内装されるものとなっている。ここで、ハンマケース70Aとベアリングボックス50Aとは、雄螺子54と雌螺子74とにより螺合して一体となるように構成される。すなわち、ベアリングボックス50Aの周壁本体51に前部外周には雄螺子54が形成されている。これに対し、ハンマケース70の後部内周には雌螺子74が形成されている。なお、図6の例では、上記した嵌合構造をなす箇所はハンマケース70Aには設定されず、上記した左側外周部85および右側外周部86が、左側張出し部55および右側張出し部56に直接被されるものとなっている。
ここで、雄螺子54の雌螺子74に対する螺子締め方向は、打撃機構61の打撃作用方向(アンビル66の回転方向)と一致している。すなわち、ハンマケース70は、打撃機構61の打撃反作用が作用するが、この打撃反作用の作用を受けて雌螺子74に対して雄螺子54は螺子締め方向に回ることとなる。これによって、雄螺子54は雌螺子74に対して打撃反作用を受けても外れないようになって、ベアリングボックス50に対するハンマケース70の相対位置を緩ませることなく固定させておくことができる。
なお、本発明に係る回転工具にあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく適宜に変更を加えて構成することが可能である。例えば、上記した実施の形態では、回転工具の一例としてインパクトドライバ10を挙げ、これを説明するものとした。しかしながら、本発明に係る回転工具にあっては、インパクトレンチや、ドライバドリルや、ハンマドリルなどで構成されるものであってもよく、適宜の回転あるいは回転打撃を発生させる電動工具を選択することができる。その場合には、動力伝達機構としては、上記した実施の形態に限定されることなく、適宜の機構を採用することができる。また、動力伝達機構としては複数の機構を有して構成されるものであってもよく、ケースとしても複数に分割されて構成されるものであってもよい。また、上記した実施の形態では、本発明に係る保持部を雌螺子部57,58で形成し、本発明に係る差込部材を雄螺子部材80で形成した。しかしながら、本発明に係る保持部は、差込部材を保持可能に形成されていればよいものとされ、例えば差込部材を保持可能な孔で形成されるものであってもよい。このような場合の差込部材は、保持部としての孔に嵌入可能なピン形の部材で形成されることとなる。
10 インパクトドライバ(回転工具、回転打撃工具)
11 工具本体
13 バッテリ装着部
131 レール構造
132 係止構造
14 ハウジング
15 左側分割ハウジング
16 右側分割ハウジング
17 操作表示部
20 グリップ部
21 グリップハウジング部
22 操作スイッチ
23 スイッチ本体
24 トリガ部材
25 切替ノブ
26 照射装置
30 モータ部
31 モータハウジング部(モータハウジング)
32 キャップ部材
33 ブラシレスモータ
35 モータ軸
351 前側ベアリング
352 後側ベアリング
36 ファン
361 排気スリット
37 入力ギヤ
40 ハンマ部
41 減速機構(動力伝達機構、第1動力伝達機構)
42 遊星歯車
45 インターナルギヤ
46 支軸
47 キャリア(動力伝達部材)
48 ベアリング(支持部)
49 止め輪
50 ベアリングボックス(ケース、後部ケース、第1ケース)
51 周壁本体
52 後壁部
521 開口部
522 ベアリング収容支持部
54 雄螺子
55 左側張出し部
56 右側張出し部
57,58 雌螺子部(雌螺子、保持部)
61 打撃機構(動力伝達機構、第2動力伝達機構)
62 駆動軸
621 鋼球保持凹部
63 鋼球
64 ハンマ
641 ガイド溝
643 収容凹部
645 打撃片部
66 アンビル(出力軸)
661 アンビル本体
663 ニードルベアリング
665 打撃アーム部
669 収容凹部
67 ビット保持機構
70 ハンマケース(ケース、前部ケース、第2ケース)
74 雌螺子
75 左側嵌合部
76 右側嵌合部
77,78 差込孔(差込部)
80 雄螺子部材(雄螺子、差込部材)
85 左側外周部
86 右側外周部
87,88 差込孔
B ビット

Claims (8)

  1. 出力軸を回転動作させる回転工具であって、
    モータと、該モータを収容するモータハウジングと、該モータの駆動力を前記出力軸に伝達する動力伝達機構とを有し、
    前記動力伝達機構を内装するケースには、前記出力軸の軸方向と交差する方向に差し込まれる差込部材を保持する保持部が設けられており、
    前記モータハウジングには、前記差込部材を差込可能とする差込部が設けられており、
    前記差込部に差し込まれながら前記保持部に保持された前記差込部材は、前記ケースに対する前記モータハウジングの相対移動を規制する、回転工具。
  2. 請求項1に記載の回転工具において、
    前記ケースは出力方向で分離される前部ケースと後部ケースとを有し、
    前記保持部は前記後部ケースに設けられる、回転工具。
  3. 出力軸を回転動作させる回転工具であって、
    モータと、該モータを収容するモータハウジングと、該モータの駆動力を前記出力軸に伝達する動力伝達機構とを有し、
    前記動力伝達機構を内装するケースは、出力方向で分離される前部ケースと後部ケースとを有し、
    前記前部ケースおよび前記後部ケースのいずれか一方には、前記出力軸の軸方向と交差する方向に差し込まれる差込部材を保持する保持部が設けられており、
    前記前部ケースおよび前記後部ケースのいずれか他方には、前記差込部材を差込可能とする差込部が設けられており、
    前記差込部に差し込まれながら前記保持部に保持された前記差込部材は、前記一方のケースに対する前記他方のケースの相対移動を規制する、回転工具。
  4. 請求項3に記載の回転工具において、
    前記動力伝達機構は動力を伝達する動力伝達部材を有し、
    前記後部ケースは前記動力伝達部材を支持する支持部を有する、回転工具。
  5. 請求項3または請求項4に記載の回転工具において、
    前記動力伝達機構は減速機構を有し、
    前記後部ケースには前記減速機構が内装される、回転工具。
  6. 請求項3から請求項5のいずれかに記載の回転工具において、
    前記動力伝達機構は回転動作に打撃力を加える打撃機構を有し、
    前記前部ケースには前記打撃機構が内装される、回転工具。
  7. 請求項3から請求項6のいずれかに記載の回転工具において、
    前記モータハウジングは、前記差込部材を介して前記保持部に共締めされる、回転工具。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の回転工具において、
    前記保持部は、雌螺子で形成され、
    前記差込部材は、該雌螺子と螺合可能な雄螺子である、回転工具。
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