JP2023090313A - インパクト工具 - Google Patents

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Takeshi Kamiya
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Abstract

【課題】インパクト工具の大型化を抑制すること。【解決手段】インパクト工具は、モータと、モータよりも前方に配置され、モータにより回転されるスピンドルと、スピンドルに支持されるハンマと、先端工具が装着されるアンビルシャフト部と、アンビルシャフト部から径方向外側に突出し、ハンマにより回転方向に打撃されるアンビル突起部と、を有するアンビルと、アンビルシャフト部を回転可能に支持するベアリングと、少なくとも一部がアンビル突起部の前面に対向するように配置され、ベアリングの少なくとも一部に接触するリング部材と、を備える。アンビル突起部の前面は、第1面と、段差面を介して第1面に結ばれ、第1面よりも後方に配置される第2面と、を含む。第1面とリング部材の少なくとも一部とが接触し、第2面と前記リング部材とが離れる。【選択図】図7

Description

本明細書で開示する技術は、インパクト工具に関する。
インパクト工具に係る技術分野において、特許文献1に開示されているような電動工具が知られている。
特許第3652918号公報
インパクト工具を用いる作業性の向上のために、インパクト工具の大型化を抑制する技術が要求される。
本明細書で開示する技術は、インパクト工具の大型化を抑制することを目的とする。
本明細書は、インパクト工具を開示する。インパクト工具は、モータと、モータよりも前方に配置され、モータにより回転されるスピンドルと、スピンドルに支持されるハンマと、先端工具が装着されるアンビルシャフト部と、アンビルシャフト部から径方向外側に突出し、ハンマにより回転方向に打撃されるアンビル突起部と、を有するアンビルと、アンビルシャフト部を回転可能に支持するベアリングと、少なくとも一部がアンビル突起部の前面に対向するように配置され、ベアリングの少なくとも一部に接触するリング部材と、を備えてもよい。アンビル突起部の前面は、第1面と、段差面を介して第1面に結ばれ、第1面よりも後方に配置される第2面と、を含んでもよい。第1面とリング部材の少なくとも一部とが接触し、第2面と前記リング部材とが離れてもよい。
本明細書で開示する技術によれば、インパクト工具の大型化が抑制される。
図1は、第1実施形態に係る電動工具を示す前方からの斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る電動工具を示す後方からの斜視図である。 図3は、第1実施形態に係る電動工具を示す側面図である。 図4は、第1実施形態に係る電動工具を示す縦断面図である。 図5は、第1実施形態に係る本体アセンブリを示す側面図である。 図6は、第1実施形態に係る本体アセンブリを示す正面図である。 図7は、第1実施形態に係る本体アセンブリを示す縦断面図であり、図6のL-L線断面矢視図に相当する。 図8は、第1実施形態に係る本体アセンブリを示す横断面図であり、図6のT-T線断面矢視図に相当する。 図9は、第1実施形態に係る本体アセンブリを示す断面図であり、図7のA-A線断面矢視図に相当する。 図10は、第1実施形態に係る本体アセンブリを示す断面図であり、図7のB-B線断面矢視図に相当する。 図11は、第1実施形態に係る本体アセンブリを示す断面図であり、図7のC-C線断面矢視図に相当する。 図12は、第1実施形態に係る本体アセンブリを示す断面図であり、図7のD-D線断面矢視図に相当する。 図13は、第1実施形態に係る本体アセンブリを示す断面図であり、図7のE-E断面矢視図に相当する。 図14は、第1実施形態に係る本体アセンブリを示す断面図であり、図7のG-G線断面矢視図に相当する。 図15は、第1実施形態に係る本体アセンブリを示す断面図であり、図6のF-F線断面矢視図に相当する。 図16は、第1実施形態に係る本体アセンブリを示す分解斜視図である。 図17は、第1実施形態に係る工具保持機構の動作を説明するための図である。 図18は、第2実施形態に係る本体アセンブリを示す縦断面図である。 図19は、第2実施形態に係る本体アセンブリを示す横断面図である。 図20は、第2実施形態に係る本体アセンブリを示す分解斜視図である。 図21は、第3実施形態に係る本体アセンブリを示す縦断面図である。 図22は、第3実施形態に係る本体アセンブリを示す横断面図である。 図23は、第3実施形態に係る本体アセンブリを示す分解斜視図である。 図24は、第4実施形態に係る本体アセンブリを示す縦断面図である。 図25は、第4実施形態に係る本体アセンブリを示す横断面図である。 図26は、第5実施形態に係る本体アセンブリを示す縦断面図である。 図27は、第5実施形態に係る本体アセンブリを示す横断面図である。 図28は、第6実施形態に係る本体アセンブリを示す縦断面図である。 図29は、第6実施形態に係る本体アセンブリを示す横断面図である。 図30は、第7実施形態に係る本体アセンブリを示す縦断面図である。 図31は、第7実施形態に係る本体アセンブリを示す横断面図である。 図32は、第7実施形態に係る本体アセンブリを示す前方からの斜視図である。
1つ又はそれ以上の実施形態において、インパクト工具は、モータと、モータよりも前方に配置され、モータにより回転されるスピンドルと、スピンドルに支持されるハンマと、先端工具が装着されるアンビルシャフト部と、アンビルシャフト部から径方向外側に突出し、ハンマにより回転方向に打撃されるアンビル突起部と、を有するアンビルと、アンビルシャフト部を回転可能に支持するベアリングと、少なくとも一部がアンビル突起部の前面に対向するように配置され、ベアリングの少なくとも一部に接触するリング部材と、を備えてもよい。アンビル突起部の前面は、第1面と、段差面を介して第1面に結ばれ、第1面よりも後方に配置される第2面と、を含んでもよい。第1面とリング部材の少なくとも一部とが接触し、第2面と前記リング部材とが離れてもよい。
上記の構成では、ベアリングの前面に段差面が設けられ、段差面を境界として第1面と第2面とが設けられる。第2面は、第1面よりも後方に配置される。アンビルは、第1面とリング部材の少なくとも一部とが接触した状態で回転することができる。第2面とリング部材とは離れるので、インパクト工具の大型化が抑制される。特に、インパクト工具の本体アセンブリの前部の大型化が抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、アンビル突起部の後面は、平坦面でもよい。
上記の構成では、第1面におけるアンビル突起部の厚さが厚いので、アンビル突起部の強度が確保される。第2面におけるアンビル突起部の厚さが薄いので、本体アセンブリの前部の大型化が抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、リング部材は、ベアリングの後端面に接触する第1部分を有してもよい。第1面は、第1部分の後面に接触してもよい。
上記の構成では、第1面は、ベアリングの後端面に支持される第1部分に接触することができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、リング部材は、径方向外側を向くベアリングの外面に接触する第2部分を有してもよい。
上記の構成では、リング部材は、ベアリングの後端面及び外面のそれぞれを支持することができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、リング部材は、ベアリングを保持してもよい。
上記の構成では、第1面に接触するリング部材がベアリングホルダとして機能するので、インパクト工具の部品点数が削減される。これにより、インパクト工具の大型化が抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、インパクト工具は、ハンマを収容するハンマケースを備えてもよい。ハンマケースは、リング部材を介してベアリングを保持してもよい。
上記の構成では、ベアリングがリング部材を介してハンマケースに保持される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、リング部材は、ハンマケースに固定されてもよい。
上記の構成では、第1面は、ハンマケースに固定されたリング部材に接触することができる。
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
実施形態においては、左、右、前、後、上、及び下の用語を用いて各部の位置関係について説明する。これらの用語は、電動工具1の中心を基準とした相対位置又は方向を示す。実施形態において、電動工具1は、回転軸AXを中心に回転する出力シャフトを有する回転工具である。
実施形態においては、回転軸AXに平行な方向を適宜、軸方向、と称し、回転軸AXの周囲を周回する方向を適宜、周方向又は回転方向、と称し、回転軸AXの放射方向を適宜、径方向、と称する。
軸方向において電動工具1の中心から規定の方向に離隔する方向又は位置を適宜、軸方向一方側、と称し、軸方向一方側の反対側を適宜、軸方向他方側、と称する。周方向において規定の方向を適宜、周方向一方側、と称し、周方向一方側の反対側を適宜、周方向他方側、と称する。径方向において回転軸AXから離隔する方向又は位置を適宜、径方向外側、と称し、径方向外側の反対側を適宜、径方向内側、と称する。
実施形態において、軸方向と前後方向とは、一致する。軸方向一方側が前方とみなされてもよい。軸方向他方側が後方とみなされてもよい。
実施形態においては、電動工具1がインパクト工具であることとする。インパクト工具として、インパクトドライバ及びインパクトレンチが例示される。
[第1実施形態]
第1実施形態について説明する。本実施形態においては、電動工具1がインパクトドライバであることとする。
<電動工具の概要>
図1は、本実施形態に係る電動工具1を示す前方からの斜視図である。図2は、本実施形態に係る電動工具1を示す後方からの斜視図である。図3は、本実施形態に係る電動工具1を示す側面図である。図4は、本実施形態に係る電動工具1を示す縦断面図である。
電動工具1は、ハウジング2と、リヤカバー3と、本体アセンブリ4Aと、バッテリ装着部5と、モータ6と、ファン7と、コントローラ8と、トリガスイッチ9と、正逆転切換レバー10とを備える。
ハウジング2は、電動工具1の構成要素の少なくとも一部を収容する。ハウジング2は、合成樹脂製である。本実施形態において、ハウジング2は、ナイロン製である。ハウジング2は、一対の半割れハウジングにより構成される。ハウジング2は、左ハウジング2Lと、左ハウジング2Lよりも右方に配置される右ハウジング2Rとを含む。左ハウジング2Lと右ハウジング2Rとは、複数のねじ2Sにより固定される。
ハウジング2は、モータ収容部2Aと、グリップ部2Bと、バッテリ保持部2Cとを有する。
モータ収容部2Aは、モータ6を収容する。モータ収容部2Aは、筒状である。
グリップ部2Bは、作業者に握られる。グリップ部2Bは、モータ収容部2Aから下方に突出する。トリガスイッチ9は、グリップ部2Bの上部に設けられる。
バッテリ保持部2Cは、バッテリ装着部5を介してバッテリパック20を保持する。バッテリ保持部2Cは、コントローラ8を収容する。バッテリ保持部2Cは、グリップ部2Bの下端部に接続される。前後方向及び左右方向のそれぞれにおいて、バッテリ保持部2Cの外形の寸法は、グリップ部2Bの外形の寸法よりも大きい。
リヤカバー3は、モータ収容部2Aの後端部の開口を覆う。リヤカバー3は、モータ収容部2Aよりも後方に配置される。リヤカバー3は、合成樹脂製である。リヤカバー3は、2本のねじ3Sによりモータ収容部2Aの後端部に固定される。リヤカバー3は、ファン7を収容する。
モータ収容部2Aは、吸気口7Aを有する。リヤカバー3は、排気口7Bを有する。ハウジング2の外部空間の空気は、吸気口7Aを介してハウジング2の内部空間に流入する。ハウジング2の内部空間の空気は、排気口7Bを介してハウジング2の外部空間に流出する。
本体アセンブリ4Aは、モータ6よりも前方に配置される。本体アセンブリ4Aは、ハンマケース11と、ギヤケース12と、フロントカバー13と、減速機構14と、スピンドル15と、打撃機構16と、アンビル17と、工具保持機構18とを有する。
ハンマケース11は、金属製である。本実施形態において、ハンマケース11は、アルミニウム製である。ハンマケース11の少なくとも一部は、モータ収容部2Aよりも前方に配置される。ハンマケース11は、筒状である。ギヤケース12は、ハンマケース11の後端部に固定される。フロントカバー13は、3本のねじ19によりハンマケース11の前端部に固定される。ギヤケース12及びハンマケース11の後部は、モータ収容部2Aの内側に配置される。ギヤケース12及びハンマケース11の後部は、左ハウジング2Lと右ハウジング2Rとに挟まれる。ギヤケース12及びハンマケース11のそれぞれは、モータ収容部2Aに固定される。
減速機構14、スピンドル15、打撃機構16、アンビル17、及び工具保持機構18の少なくとも一部は、ハンマケース11とギヤケース12とフロントカバー13とにより規定される本体アセンブリ4Aの内部空間に配置される。
バッテリ装着部5は、バッテリパック20を装着される。バッテリ装着部5は、バッテリ保持部2Cの下部に配置される。バッテリパック20は、バッテリ装着部5に着脱可能である。バッテリパック20は、バッテリ保持部2Cの前方からバッテリ装着部5に挿入されることにより、バッテリ装着部5に装着される。バッテリパック20は、バッテリ装着部5から前方に抜去されることにより、バッテリ装着部5から外される。バッテリパック20は、二次電池を含む。本実施形態において、バッテリパック20は、充電式のリチウムイオン電池を含む。バッテリ装着部5に装着されることにより、バッテリパック20は、電動工具1に電力を供給することができる。モータ6は、バッテリパック20から供給される電力に基づいて駆動する。コントローラ8は、バッテリパック20から供給される電力に基づいて作動する。
モータ6は、電動工具1の動力源である。モータ6は、電動モータである。モータ6は、インナロータ型のブラシレスモータである。モータ6は、ステータ21と、ロータ22とを有する。ロータ22の少なくとも一部は、ステータ21の内側に配置される。ロータ22は、ステータ21に対して回転する。
ステータ21は、ステータコア21Aと、後インシュレータ21Bと、前インシュレータ21Cと、コイル21Dとを有する。
ステータコア21Aは、モータ収容部2Aに固定される。ステータコア21Aは、左ハウジング2Lと右ハウジング2Rとに挟まれる。ステータコア21Aは、ロータ22よりも径方向外側に配置される。ステータコア21Aは、積層された複数の鋼板を含む。鋼板は、鉄を主成分とする金属製の板である。ステータコア21Aは、筒状である。ステータコア21Aは、コイル21Dを支持する複数のティースを有する。
後インシュレータ21Bは、ステータコア21Aの後部に設けられる。前インシュレータ21Cは、ステータコア21Aの前部に設けられる。後インシュレータ21B及び前インシュレータ21Cのそれぞれは、合成樹脂製の電気絶縁部材である。後インシュレータ21Bは、ティースの表面の一部を覆うように配置される。前インシュレータ21Cは、ティースの表面の一部を覆うように配置される。
コイル21Dは、後インシュレータ21B及び前インシュレータ21Cを介してステータコア21Aに装着される。コイル21Dは、複数配置される。コイル21Dは、後インシュレータ21B及び前インシュレータ21Cを介してステータコア21Aのティースの周囲に配置される。コイル21Dとステータコア21Aとは、後インシュレータ21B及び前インシュレータ21Cにより電気的に絶縁される。複数のコイル21Dは、渡り線21Eを介して接続される。コイル21Dは、リード線(不図示)を介してコントローラ8と接続される。
ロータ22は、ロータコア部22Aと、ロータシャフト部22Bと、ロータ磁石22Cと、センサ用磁石22Dとを有する。
ロータコア部22A及びロータシャフト部22Bのそれぞれは、鋼製である。ロータシャフト部22Bは、ロータコア部22Aの端面から前後方向に突出する。
ロータ磁石22Cは、ロータコア部22Aに固定される。ロータ磁石22Cは、円筒状である。ロータ磁石22Cは、ロータコア部22Aの周囲に配置される。
センサ用磁石22Dは、ロータコア部22Aに固定される。センサ用磁石22Dは、円環状である。センサ用磁石22Dは、ロータコア部22Aの前端面及びロータ磁石22Cの前端面に配置される。
前インシュレータ21Cにセンサ基板23が取り付けられる。センサ基板23は、ねじ23Sにより前インシュレータ21Cに固定される。センサ基板23は、円環状の回路基板と、回路基板に支持される回転検出素子とを有する。センサ基板23の少なくとも一部は、センサ用磁石22Dに対向する。回転検出素子は、センサ用磁石22Dの位置を検出することにより、ロータ22の回転方向の位置を検出する。
ロータシャフト部22Bの後端部は、ロータベアリング24に回転可能に支持される。ロータシャフト部22Bの前端部は、ロータベアリング25に回転可能に支持される。ロータベアリング24は、リヤカバー3に保持される。ロータベアリング25は、ベアリングホルダ26に保持される。ベアリングホルダ26は、ギヤケース12に保持される。ロータシャフト部22Bの前端部は、ベアリングホルダ26の開口を介して本体アセンブリ4Aの内部空間に配置される。
ロータシャフト部22Bの前端部にピニオンギヤ27が固定される。ピニオンギヤ27は、減速機構14の少なくとも一部に連結される。ロータシャフト部22Bは、ピニオンギヤ27を介して減速機構14に連結される。
ファン7は、モータ6を冷却するための気流を生成する。ファン7は、モータ6よりも後方に配置される。ファン7は、ロータベアリング24とステータ21との間に配置される。ファン7は、ロータ22の少なくとも一部に固定される。ファン7は、ブッシュ7Cを介してロータシャフト部22Bの後部に固定される。ファン7は、ロータ22の回転により回転する。ロータシャフト部22Bが回転することにより、ファン7は、ロータシャフト部22Bと一緒に回転する。ファン7の回転により、ハウジング2の外部空間の空気が、吸気口7Aを介してハウジング2の内部空間に流入する。ハウジング2の内部空間に流入した空気は、ハウジング2の内部空間を流通することにより、モータ6を冷却する。ハウジング2の内部空間を流通した空気は、ファン7の回転により、排気口7Bを介してハウジング2の外部空間に流出する。
コントローラ8は、モータ6を制御する制御信号を出力する。コントローラ8は、バッテリ保持部2Cに収容される。コントローラ8は、電動工具1の作業内容に基づいて、モータ6の制御モードを切り換える。モータ6の制御モードとは、モータ6の制御方法又は制御パターンをいう。コントローラ8は、複数の電子部品が実装された回路基板8Aと、回路基板8Aを収容するケース8Bとを含む。回路基板8Aに実装される電子部品として、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサ、ROM(Read Only Memory)又はストレージのような不揮発性メモリ、RAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリ、トランジスタ、及び抵抗器が例示される。
トリガスイッチ9は、モータ6を起動するために作業者に操作される。トリガスイッチ9は、グリップ部2Bに設けられる。トリガスイッチ9は、トリガレバー9Aと、スイッチ本体9Bとを含む。トリガレバー9Aは、グリップ部2Bの前部の上部から前方に突出する。トリガレバー9Aは、作業者に操作される。スイッチ本体9Bは、グリップ部2Bに収容される。トリガレバー9Aが操作されることにより、モータ6の駆動と停止とが切り換えられる。
正逆転切換レバー10は、モータ6の回転方向を切り換えるために作業者に操作される。正逆転切換レバー10は、グリップ部2Bの上部に設けられる。正逆転切換レバー10が操作されることにより、モータ6の回転方向が正転方向及び逆転方向の一方から他方に切り換えられる。モータ6の回転方向が切り換えられることにより、スピンドル15の回転方向が切り換えられる。
<本体アセンブリ>
図5は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Aを示す側面図である。図6は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Aを示す正面図である。図7は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Aを示す縦断面図であり、図6のL-L線断面矢視図に相当する。図8は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Aを示す横断面図であり、図6のT-T線断面矢視図に相当する。図9は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Aを示す断面図であり、図7のA-A線断面矢視図に相当する。図10は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Aを示す断面図であり、図7のB-B線断面矢視図に相当する。図11は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Aを示す断面図であり、図7のC-C線断面矢視図に相当する。図12は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Aを示す断面図であり、図7のD-D線断面矢視図に相当する。図13は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Aを示す断面図であり、図7のE-E断面矢視図に相当する。図14は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Aを示す断面図であり、図7のG-G線断面矢視図に相当する。図15は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Aを示す断面図であり、図6のF-F線断面矢視図に相当する。図16は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Aを示す分解斜視図である。
本体アセンブリ4Aは、ハンマケース11と、ギヤケース12と、フロントカバー13と、減速機構14と、スピンドル15と、打撃機構16と、アンビル17と、工具保持機構18と、スピンドルベアリング28と、ハンマベアリング29と、アンビルベアリング30と、ベアリングホルダ26と、ベアリングホルダ31とを有する。
ロータ22、スピンドル15、及びアンビル17のそれぞれは、回転軸AXを中心に回転する。ロータ22の回転軸とスピンドル15の回転軸とアンビル17の回転軸とは、一致する。スピンドル15及びアンビル17のそれぞれは、モータ6が発生する回転力により回転される。
(ハンマケース)
ハンマケース11は、筒部11Sと、前板部11Tと、ボス部11Hとを有する。筒部11Sは、回転軸AXを囲むように配置される。前板部11Tは、筒部11Sの前端部に接続される。前板部11Tの中央部に開口が設けられる。ボス部11Hは、前板部11Tの前面に設けられる。ボス部11Hは、前板部11Tの前面から前方に突出する。ボス部11Hは、前板部11Tの開口を囲むように配置される。
ハンマケース11の筒部11Sの外面は、小外径面11Aと、段差面11Bと、大外径面11Cとを含む。大外径面11Cは、小外径面11Aよりも後方に配置される。段差面11Bは、前方を向く。大外径面11Cは、段差面11Bを介して小外径面11Aに結ばれる。小外径面11Aにおける筒部11Sの外径は、大外径面11Cにおける筒部11Sの外径よりも小さい。
モータ収容部2Aの内面は、大外径面11C、段差面11B、及び小外径面11Aの一部のそれぞれに接続される。小外径面11Aの一部に凸部11Gが設けられる。凸部11Gは、小外径面11Aから径方向外側に突出する。凸部11Gは、モータ収容部2Aの内面に設けられた凹部に配置される。凸部11Gがモータ収容部2Aの凹部に配置されることにより、モータ収容部2Aとハンマケース11との相対回転が抑制される。
ハンマケース11の筒部11Sの内面は、小内径面11Dと、段差面11Eと、大内径面11Fとを含む。大内径面11Fは、小内径面11Dよりも後方に配置される。段差面11Eは、後方を向く。大内径面11Fは、段差面11Eを介して小内径面11Dに結ばれる。小内径面11Dにおける筒部11Sの内径は、大内径面11Fにおける筒部11Sの内径よりも小さい。
ギヤケース12は、ハンマケース11の後端部に固定される。ギヤケース12は、リング部12Aと、後板部12Bと、凸部12Cとを有する。リング部12Aは、回転軸AXを囲むように配置される。後板部12Bは、リング部12Aの後端部に接続される。後板部12Bの周縁部とハンマケース11の後端部との境界にOリング57が配置される。後板部12Bの中央部に開口が設けられる。凸部12Cは、後板部12Bの後面に設けられる。凸部12Cは、後板部12Bの後面から後方に突出する。凸部12Cは、後板部12Bの開口を囲むように配置される。後板部12B及び凸部12Cのそれぞれは、モータ収容部2Aに接続される。
リング部12Aの前端部に凹部12Dが設けられる。凹部12Dは、リング部12Aの前端部から後方に窪むように形成される。凹部12Dは、周方向に間隔をあけて複数設けられる。
フロントカバー13は、3本のねじ19によりハンマケース11の前端部に固定される。フロントカバー13の中央部に開口が設けられる。フロントカバー13は、ねじ19が挿入されるスルーホール13Aを有する。ハンマケース11のボス部11Hには、ねじ19が挿入されるねじ孔11Jが設けられる。スルーホール13Aに挿入されたねじ19がねじ孔11Jに挿入され、ねじ19のねじ山とねじ孔11Jのねじ溝とが結合されることにより、フロントカバー13がハンマケース11の前端部に固定される。
ベアリングホルダ26は、ギヤケース12に固定される。ベアリングホルダ26は、ギヤケース12の中央部に設けられた開口に挿入される。ベアリングホルダ26は、ロータベアリング25及びスピンドルベアリング28のそれぞれを保持する。図4に示したように、ロータベアリング25は、ベアリングホルダ26の径方向内側に配置される。スピンドルベアリング28は、ベアリングホルダ26の径方向外側に配置される。
ギヤケース12は、合成樹脂製である。ギヤケース12が合成樹脂製なので、本体アセンブリ4Aが軽量化される。ベアリングホルダ26は、鉄のような金属製である。ベアリングホルダ26が金属製なので、本体アセンブリ4Aの剛性の低下が抑制される。また、ロータベアリング25及びスピンドルベアリング28のそれぞれは、高剛性のベアリングホルダ26に保持される。
(減速機構)
減速機構14は、ロータシャフト部22Bとスピンドル15とを連結する。減速機構14は、ロータ22の回転をスピンドル15に伝達する。減速機構14は、ロータシャフト部22Bの回転速度よりも低い回転速度でスピンドル15を回転させる。減速機構14は、遊星歯車機構を含む。
減速機構14は、ピニオンギヤ27の周囲に配置される複数のプラネタリギヤ32と、複数のプラネタリギヤ32のそれぞれを支持するピン33と、複数のプラネタリギヤ32の周囲に配置されるインターナルギヤ34とを有する。複数のプラネタリギヤ32のそれぞれは、ピニオンギヤ27に噛み合う。プラネタリギヤ32は、ピン33を介してスピンドル15に回転可能に支持される。スピンドル15は、プラネタリギヤ32により回転される。インターナルギヤ34は、プラネタリギヤ32に噛み合う内歯を有する。
インターナルギヤ34は、ハンマケース11及びギヤケース12のそれぞれに固定される。インターナルギヤ34の外面に凸部34Aが設けられる。凸部34Aは、インターナルギヤ34の外面から径方向外側に突出する。凸部34Aは、周方向に間隔をあけて複数設けられる。凸部34Aは、ギヤケース12の凹部12Dに配置される。これにより、ギヤケース12とインターナルギヤ34との相対回転が抑制される。インターナルギヤ34は、ハンマケース11に対して常に回転不可能である。
凸部34Aが凹部12Dに配置された状態で、リング部12Aの前端面は、インターナルギヤ34の前端面よりも前方に配置される。
モータ6の駆動によりロータシャフト部22Bが回転すると、ピニオンギヤ27が回転し、プラネタリギヤ32がピニオンギヤ27の周囲を公転する。プラネタリギヤ32は、インターナルギヤ34の内歯に噛み合いながら公転する。プラネタリギヤ32の公転により、ピン33を介してプラネタリギヤ32に接続されているスピンドル15は、ロータシャフト部22Bの回転速度よりも低い回転速度で回転する。
(スピンドル)
スピンドル15の少なくとも一部は、減速機構14よりも前方に配置される。スピンドル15は、モータ6のロータ22により回転される。スピンドル15は、減速機構14により伝達されたロータ22の回転力により回転する。スピンドル15は、モータ6の回転力を、打撃機構16を介してアンビル17に伝達する。
スピンドル15は、スピンドルシャフト部15Aと、フランジ部15Bと、ピン支持部15Cと、ベアリング保持部15Dとを有する。スピンドルシャフト部15Aは、軸方向に延びる。スピンドルシャフト部15Aは、筒状である。スピンドルシャフト部15Aは、回転軸AXを囲むように配置される。フランジ部15Bは、スピンドルシャフト部15Aの後部に設けられる。フランジ部15Bは、スピンドルシャフト部15Aの後部から径方向外側に突出する。ピン支持部15Cは、フランジ部15Bよりも後方に配置される。ピン支持部15Cは、円環状である。フランジ部15Bの一部とピン支持部15Cの一部とは、連結部15Eを介して連結される。ベアリング保持部15Dは、ピン支持部15Cから後方に突出する。
プラネタリギヤ32は、フランジ部15Bとピン支持部15Cとの間に配置される。ピン33の前端部は、フランジ部15Bに設けられた支持孔15Fに配置される。ピン33の後端部は、ピン支持部15Cに設けられた支持孔15Gに配置される。プラネタリギヤ32は、ピン33を介してフランジ部15B及びピン支持部15Cのそれぞれに回転可能に支持される。
ベアリング保持部15Dは、スピンドルベアリング28の周囲に配置される。スピンドル15は、スピンドルベアリング28に回転可能に支持される。スピンドルベアリング28の外輪の前端部に対向する位置にワッシャ60が配置される。
(打撃機構)
打撃機構16は、モータ6により駆動される。モータ6の回転力は、減速機構14及びスピンドル15を介して打撃機構16に伝達される。打撃機構16は、モータ6により回転するスピンドル15の回転力に基づいて、アンビル17を回転方向に打撃する。
打撃機構16は、インナハンマ35と、アウタハンマ36と、連結部材37と、ボール38と、コイルスプリング39と、ワッシャ40と、ボール41とを有する。
インナハンマ35は、アンビル17を回転方向に打撃する。インナハンマ35は、スピンドル15に支持される。インナハンマ35は、スピンドルシャフト部15Aの周囲に配置される。インナハンマ35は、減速機構14よりも前方に配置される。
インナハンマ35は、ハンマ本体部35Aと、ハンマ突起部35Bとを有する。ハンマ本体部35Aは、筒状である。ハンマ本体部35Aは、スピンドルシャフト部15Aの周囲に配置される。ハンマ突起部35Bは、ハンマ本体部35Aの前部に設けられる。ハンマ突起部35Bは、ハンマ本体部35Aの前部から前方に突出する。ハンマ突起部35Bは、回転軸AXの周囲に2つ設けられる。ハンマ本体部35Aの後面にリング状の凹部35Cが設けられる。凹部35Cは、ハンマ本体部35Aの後面から前方に窪むように形成される。
アウタハンマ36は、インナハンマ35の周囲に配置される。アウタハンマ36は、筒状である。アウタハンマ36は、回転軸AXを囲むように配置される。ハンマケース11の内側においてアウタハンマ36の前端部に対向する位置にワッシャ59が配置される。
アウタハンマ36の外面は、大外径面36Aと、段差面36Bと、小外径面36Cとを含む。小外径面36Cは、大外径面36Aよりも後方に配置される。段差面36Bは、後方を向く。小外径面36Cは、段差面36Bを介して大外径面36Aに結ばれる。大外径面36Aにおけるアウタハンマ36の外径は、小外径面36Cにおけるアウタハンマ36の外径よりも大きい。
連結部材37は、インナハンマ35とアウタハンマ36とを連結する。連結部材37は、インナハンマ35とアウタハンマ36との間に配置される複数のボールを含む。ハンマ本体部35Aの外面に保持溝35Dが設けられる。保持溝35Dは、軸方向に長い。保持溝35Dは、周方向に間隔をあけて複数設けられる。連結部材37は、保持溝35Dに配置される。連結部材37は、1つの保持溝35Dにおいて軸方向に3つ配置される。アウタハンマ36の内面には、連結部材37を軸方向にガイドするガイド溝36Dが設けられる。ガイド溝36Dは、軸方向に長い。軸方向において、ガイド溝36Dの長さは、保持溝35Dの長さよりも長い。
インナハンマ35とアウタハンマ36とは、軸方向に相対移動することができる。インナハンマ35は、連結部材37を介してアウタハンマ36のガイド溝36Dにガイドされながらアウタハンマ36に対して軸方向に移動する。
ボール38は、スピンドル15とインナハンマ35との間に配置される。ボール38は、スピンドルシャフト部15Aとハンマ本体部35Aとの間に配置される。ボール38は、鉄鋼のような金属製である。スピンドルシャフト部15Aは、ボール38の少なくとも一部が配置されるスピンドル溝15Hを有する。スピンドル溝15Hは、スピンドルシャフト部15Aの外面の一部に設けられる。ハンマ本体部35Aは、ボール38の少なくとも一部が配置されるハンマ溝35Eを有する。ハンマ溝35Eは、ハンマ本体部35Aの内面の一部に設けられる。ボール38は、スピンドル溝15Hとハンマ溝35Eとの間に配置される。ボール38は、スピンドル溝15Hの内側及びハンマ溝35Eの内側のそれぞれを転がることができる。インナハンマ35は、ボール38に伴って移動可能である。スピンドル15とインナハンマ35とは、スピンドル溝15H及びハンマ溝35Eにより規定される可動範囲において、軸方向及び回転方向のそれぞれに相対移動することができる。
インナハンマ35は、ボール38を介してスピンドル15に連結される。インナハンマ35は、モータ6により回転されるスピンドル15の回転力に基づいて、スピンドル15と一緒に回転することができる。インナハンマ35は、回転軸AXを中心に回転する。スピンドル15とアウタハンマ36とは、離れている。アウタハンマ36は、連結部材37を介してインナハンマ35に連結される。アウタハンマ36は、インナハンマ35と一緒に回転する。アウタハンマ36は、回転軸AXを中心に回転する。
ワッシャ40は、凹部35Cの内側に配置される。ボール41は、ワッシャ40よりも前方に配置される。ボール41は、回転軸AXの周囲に複数設けられる。ワッシャ40は、複数のボール41を介してインナハンマ35に支持される。
コイルスプリング39は、スピンドルシャフト部15Aの周囲に配置される。コイルスプリング39の後端部は、フランジ部15Bに支持される。コイルスプリング39の前端部は、凹部35Cの内側に配置される。コイルスプリング39の前端部は、ワッシャ40に支持される。コイルスプリング39は、インナハンマ35を前方に移動させる弾性力を常時発生する。
ハンマベアリング29は、アウタハンマ36を回転可能に支持する。ハンマベアリング29は、ハンマケース11に保持される。ハンマベアリング29は、アウタハンマ36の小外径面36Cの周囲に配置される。
ハンマベアリング29の前端面は、アウタハンマ36の段差面36B及びハンマケース11の段差面11Eとのそれぞれに接触する。上述のように、凸部34Aが凹部12Dに配置された状態で、リング部12Aの前端面は、インターナルギヤ34の前端面よりも前方に配置される。ギヤケース12のリング部12Aの前端面は、ハンマベアリング29の後端面に接触する。ハンマベアリング29は、段差面36B及び段差面11Eとリング部12Aとにより前後方向から挟まれる。これにより、軸方向においてハンマベアリング29が位置決めされる。また、ハンマベアリング29の外面は、ハンマケース11の大内径面11Fに接触する。これにより、径方向においてハンマベアリング29が位置決めされる。また、ハンマベアリング29の外面とハンマケース11の大内径面11Fとの接触により、周方向においてハンマベアリング29の外輪が位置決めされる。
(アンビル)
アンビル17は、インナハンマ35により回転方向に打撃される。アンビル17は、モータ6よりも前方に配置される。アンビル17は、ロータ22の回転力に基づいて回転される電動工具1の出力シャフトとして機能する。アンビル17の少なくとも一部は、スピンドル15よりも前方に配置される。アンビル17の少なくとも一部は、インナハンマ35よりも前方に配置される。アンビル17は、先端工具が挿入される挿入孔42を有する。挿入孔42は、アンビル17の前端部から後方に延びるように形成される。先端工具は、アンビル17に装着される。
アンビル17は、アンビルシャフト部17Aと、アンビル突起部17Bとを有する。アンビルシャフト部17Aは、軸方向に延びる。挿入孔42は、アンビルシャフト部17Aに設けられる。挿入孔42は、アンビルシャフト部17Aの前端部から後方に延びるように形成される。先端工具は、アンビルシャフト部17Aに装着される。アンビル突起部17Bは、アンビル17の前部に設けられる。アンビル突起部17Bは、アンビルシャフト部17Aの前部から径方向外側に突出する。アンビル突起部17Bは、インナハンマ35のハンマ突起部35Bにより回転方向に打撃される。
アンビルシャフト部17Aは、アンビル突起部17Bよりも後方に配置される後側シャフト部17Arと、アンビル突起部17Bよりも前方に配置される前側シャフト部17Afとを含む。軸方向において、後側シャフト部17Arの長さLrは、前側シャフト部17Afの長さLfよりも長い。
アンビル17は、スピンドル15に接続される。スピンドルシャフト部15Aは、アンビル17が挿入される支持孔15Jを有する。支持孔15Jは、スピンドルシャフト部15Aの前端部から後方に延びるように形成される。アンビルシャフト部17Aの後側シャフト部17Arが支持孔15Jに挿入される。
後側シャフト部17Arの外周面に溝17Kが設けられる。溝17Kとスピンドルシャフト部15Aとの間に、潤滑油が充填される空間54が形成される。潤滑油は、グリス(grease)を含む。潤滑油は、スピンドルシャフト部15Aの内面と後側シャフト部17Arの外面との間に供給される。スピンドルシャフト部15Aの内面と後側シャフト部17Arの外面との境界に、Oリング55が配置される。Oリング55は、空間54の前方及び後方のそれぞれに配置される。
アンビル17の後端部17Rは、ボール38よりも後方に配置される。挿入孔42の後端部は、ボール38よりも後方に配置される。
アンビルベアリング30は、アンビル17を回転可能に支持する。アンビルベアリング30は、アンビルシャフト部17Aを回転可能に支持する。アンビルベアリング30は、前側シャフト部17Afの周囲に配置される。アンビルベアリング30は、前側シャフト部17Afを回転可能に支持する。前側シャフト部17Afとアンビルベアリング30との境界にOリング58が配置される。
アンビル17の前端部17Fは、フロントカバー13の前面よりも後方に配置される。アンビル17の前端部17Fは、アンビルベアリング30の前端面よりも後方に配置される。なお、軸方向において、アンビル17の前端部17Fの位置とアンビルベアリング30の前端面の位置とが一致してもよい。アンビル17の前端部17Fがアンビルベアリング30の前端面よりも前方に配置されてもよい。
ベアリングホルダ31は、アンビルベアリング30を保持する。ベアリングホルダ31の少なくとも一部は、アンビル突起部17Bの前面に対向するように配置される。ベアリングホルダ31は、アンビルベアリング30の少なくとも一部に接触する。ベアリングホルダ31は、リング部材である。ベアリングホルダ31は、ハンマケース11の前板部11Tの開口に配置される。ベアリングホルダ31は、ハンマケース11の前端部に固定される。ハンマケース11は、ベアリングホルダ31を介してアンビルベアリング30を保持する。
ベアリングホルダ31は、第1部分31Aと、第2部分31Bと、第3部分31Cとを含む。第1部分31Aは、アンビルベアリング30よりも後方に配置される。第1部分31Aは、アンビルベアリング30の後端面に対向する。第1部分31Aは、アンビルベアリング30の後端面に接触する。第2部分31Bは、第1部分31Aの外縁部から前方に延びる。第2部分31Bは、径方向外側を向くアンビルベアリング30の外面よりも径方向外側に配置される。第2部分31Bは、アンビルベアリング30の外面に対向する。第2部分31Bは、アンビルベアリング30の外面に接触する。第3部分31Cは、第2部分31Bの前端部から径方向外側に延びる。第3部分31Cは、ボス部11Hの前面に対向する。第3部分31Cは、ボス部11Hの前面に接触する。
アンビル突起部17Bの前面は、第1面17Gと、段差面17Hと、第2面17Jとを含む。第2面17Jは、第1面17Gよりも後方に配置される。第2面17Jは、第1面17Gよりも径方向外側に配置される。段差面17Hは、径方向外側を向く。第2面17Jは、段差面17Hを介して第1面17Gに結ばれる。
第1面17Gとベアリングホルダ31の少なくとも一部とは、接触する。第2面17Jとベアリングホルダ31とは、離れる。第1面17Gは、ベアリングホルダ31の第1部分31Aの後面に接触する。アンビル17は、第1面17Gを第1部分31Aの後面に接触させた状態で回転する。
アンビル突起部17Bの後面は、平坦面である。軸方向において、第2面17Jとアンビル突起部17Bの後面との距離D2は、第1面17Gとアンビル突起部17Bの後面との距離D1よりも小さい。すなわち、第2面17Jにおけるアンビル突起部17Bの厚さは、第1面17Gにおけるアンビル突起部17Bの厚さよりも薄い。
インナハンマ35のハンマ突起部35Bは、アンビル17のアンビル突起部17Bに接触可能である。ハンマ突起部35Bとアンビル突起部17Bとが接触している状態でモータ6が駆動することにより、アンビル17は、インナハンマ35及びスピンドル15と一緒に回転する。
アンビル17は、インナハンマ35により回転方向に打撃される。例えば、ねじ締め作業において、アンビル17に作用する負荷が高くなると、コイルスプリング39の荷重だけではアンビル17を回転させることができなくなる状況が発生する場合がある。コイルスプリング39の荷重だけではアンビル17を回転させることができなくなると、アンビル17及びインナハンマ35の回転が停止する。スピンドル15とインナハンマ35とは、ボール38を介して軸方向及び周方向のそれぞれに相対移動可能である。インナハンマ35の回転が停止しても、スピンドル15の回転は、モータ6が発生する動力により継続される。インナハンマ35の回転が停止している状態で、スピンドル15が回転すると、ボール38がスピンドル溝15H及びハンマ溝35Eのそれぞれにガイドされながら後方に移動する。インナハンマ35は、ボール38から力を受け、ボール38に伴って後方に移動する。すなわち、インナハンマ35は、アンビル17の回転が停止された状態で、スピンドル15が回転することにより、後方に移動する。インナハンマ35が後方に移動することにより、インナハンマ35とアンビル突起部17Bとの接触が解除される。
上述のように、コイルスプリング39は、インナハンマ35を前方に移動させる弾性力を常時発生する。後方に移動したインナハンマ35は、コイルスプリング39の弾性力により、前方に移動する。インナハンマ35は、前方に移動するとき、ボール38から回転方向の力を受ける。すなわち、インナハンマ35は、回転しながら前方に移動する。インナハンマ35が回転しながら前方に移動すると、インナハンマ35は、回転しながらアンビル突起部17Bに接触する。これにより、アンビル突起部17Bは、ハンマ突起部35Bにより回転方向に打撃される。アンビル17には、モータ6の動力とインナハンマ35の慣性力との両方が作用する。したがって、アンビル17は、高いトルクで回転軸AXを中心に回転することができる。
アウタハンマ36は、インナハンマ35と一緒に回転する。インナハンマ35がアンビル17を回転方向に打撃するとき、アウタハンマ36の回転方向の慣性力がインナハンマ35の回転方向の慣性力と一緒にアンビル17に作用する。これにより、アンビル17は、高い打撃力で回転方向に打撃される。
アウタハンマ36は、インナハンマ35と一緒に回転するものの、スピンドル15及びハンマケース11に対して軸方向に移動しない。すなわち、インナハンマ35がスピンドル15に対して前後方向に移動しても、アウタハンマ36は、前後方向には移動しない。アウタハンマ36が前後方向に移動しないので、前後方向における本体アセンブリ4Aの振動が抑制される。
(工具保持機構)
図17は、本実施形態に係る工具保持機構18の動作を説明するための図である。工具保持機構18は、アンビル17の挿入孔42に挿入された先端工具61を保持する。工具保持機構18は、先端工具61を着脱可能である。
工具保持機構18は、ロック部材43と、ビットスリーブ44と、操作部材45と、伝達機構46と、位置決め部材47と、スリーブスプリング48と、弾性リング49とを有する。
ロック部材43は、アンビル17に支持される。ロック部材43は、アンビルシャフト部17Aに支持される。ロック部材43は、後側シャフト部17Arに支持される。
アンビル17は、ロック部材43を支持する支持凹部50を有する。支持凹部50は、後側シャフト部17Arの外面に形成される。実施形態において、支持凹部50は、アンビルシャフト部17Aに2つ形成される。
ロック部材43は、ボール状である。ロック部材43は、支持凹部50に配置される。ロック部材43は、1つの支持凹部50に1つ配置される。ロック部材43は、ハンマケース11に収容される。ロック部材43は、アンビルベアリング30よりも後方に配置される。軸方向において、インナハンマ35とロック部材43とは、オーバーラップする。軸方向において、アウタハンマ36とロック部材43とは、オーバーラップする。
後側シャフト部17Arに、支持凹部50の内面と挿入孔42の内面とを結ぶ貫通孔51が形成される。ロック部材43の直径は、貫通孔51の直径よりも小さい。ロック部材43が支持凹部50に支持された状態で、ロック部材43の少なくとも一部が貫通孔51を介して挿入孔42の内側に配置される。ロック部材43は、挿入孔42に挿入された先端工具を固定することができる。ロック部材43の少なくとも一部が貫通孔51を介して先端工具61の側面に設けられた溝部61Aに配置されることにより、先端工具61がロックされる。
ロック部材43は、支持凹部50において移動可能である。ロック部材43は、挿入孔42に挿入された先端工具61をロックするロック位置と先端工具61のロックを解除する解除位置とに移動可能である。ロック位置は、ロック部材43の少なくとも一部が貫通孔51を介して先端工具61の溝部61Aに挿入されるように、挿入孔42の内側に配置される位置を含む。解除位置は、ロック部材43が先端工具61の溝部61Aから抜去されるように、挿入孔42の外側に配置される位置を含む。ロック部材43は、支持凹部50において径方向内側に移動することにより、ロック位置に配置される。ロック部材43は、支持凹部50において径方向外側に移動することにより、解除位置に配置される。
ビットスリーブ44は、アンビル17の周囲に配置される。ビットスリーブ44は、アンビル17の周囲においてロック部材43の径方向外側への移動を阻止する阻止位置とロック部材43の径方向外側への移動を許容する許容位置とに移動可能である。ビットスリーブ44は、アンビル17の周囲において軸方向に移動可能である。本実施形態において、許容位置は、阻止位置よりも前方に規定される。ビットスリーブ44は、アンビル17の周囲において後方に移動することにより、阻止位置に配置される。ビットスリーブ44は、アンビル17の周囲において前方に移動することにより、許容位置に配置される。
ビットスリーブ44が阻止位置に配置されることにより、ロック位置に配置されているロック部材43が径方向外側に移動することが阻止される。すなわち、ビットスリーブ44が阻止位置に配置されることにより、ロック位置に配置されているロック部材43がロック位置から脱出することが阻止される。ビットスリーブ44が阻止位置に配置されることにより、先端工具がロック部材43により固定された状態が維持される。
ビットスリーブ44が許容位置に移動されることにより、ロック位置に配置されているロック部材43が径方向外側に移動することが許容される。すなわち、ビットスリーブ44が許容位置に移動されることにより、ロック位置に配置されているロック部材43がロック位置から脱出して解除位置に移動することが許容される。ビットスリーブ44が許容位置に配置されることにより、先端工具がロック部材43により固定された状態が解除可能になる。
ビットスリーブ44は、接触部44Aと、筒部44Bと、操作部44Cとを有する。接触部44Aは、後側シャフト部17Arの周囲に配置される。接触部44Aは、ロック部材43に接触可能である。接触部44Aは、後側シャフト部17Arの周囲において阻止位置と許容位置とに移動可能である。筒部44Bは、接触部44Aの径方向外側の外縁部に接続される。筒部44Bは、接触部44Aの外縁部から前方に延びるように配置される。操作部44Cは、筒部44Bの前端部に接続される。操作部44Cは、筒部44Bの前端部から径方向外側に延びるように配置される。
径方向において、ビットスリーブ44の少なくとも一部は、インナハンマ35とアンビル17との間に配置される。径方向において、ビットスリーブ44の少なくとも一部は、インナハンマ35と後側シャフト部17Arとの間に配置される。径方向において、ビットスリーブ44の少なくとも接触部44Aが、ハンマ本体部35Aと後側シャフト部17Arとの間に配置される。
また、径方向において、ビットスリーブ44の少なくとも一部は、スピンドルシャフト部15Aとアンビルシャフト部17Aとの間に配置される。本実施形態において、ビットスリーブ44の少なくとも接触部44Aがスピンドルシャフト部15Aの内側に配置される。径方向において、ビットスリーブ44の少なくとも接触部44Aが、スピンドルシャフト部15Aの内面と後側シャフト部17Arの外面との間に配置される。
また、ビットスリーブ44は、ハンマケース11に収容される。ビットスリーブは、アンビルベアリング30よりも後方に配置される。
操作部材45は、ビットスリーブ44が移動するように作業者に操作される。操作部材45は、ハンマケース11の外側に配置される。操作部材45は、ハンマケース11に支持される。操作部材45は、リング状である。操作部材45の少なくとも一部は、ハンマケース11の前面とフロントカバー13の後面との間に配置される。操作部材45は、ハンマケース11のボス部11Hの周囲に配置される。操作部材45は、ボス部11Hに回転可能に支持される。操作部材45は、作業者により周方向に回転するように操作される。フロントカバー13は、操作部材45がボス部11Hから前方に抜けることを抑制する。操作部材45が周方向に回転するように操作されることにより、ビットスリーブ44が軸方向に移動する。操作部材45が周方向に回転するように操作されることにより、ビットスリーブ44が阻止位置と許容位置とに移動する。
伝達機構46は、操作部材45に加えられた力をビットスリーブ44に伝達する。伝達機構46は、操作部材45の回転をビットスリーブ44の軸方向の移動に変換する変換機構として機能する。
操作部材45は、リング部45Aと、カム部45Bと、凹部45Cと、凸部45Dとを有する。リング部45Aは、ボス部11H及びフロントカバー13よりも径方向外側に配置される。カム部45Bは、リング部45Aよりも径方向内側に配置される。凹部45Cは、リング部45Aの内面に設けられる。図9に示すように、凹部45Cは、周方向に間隔をあけて複数設けられる。凸部45Dは、リング部45Aの外面に設けられる。凸部45Dは、周方向に間隔をあけて複数に設けられる。作業者は、リング部45Aの外面及び凸部45Dの表面の少なくとも一部を握った状態で、操作部材45を回転させることができる。複数の凸部45Dにより、作業者の手が操作部材45に対して滑ることが抑制される。
軸方向において、アンビルベアリング30と操作部材45の少なくとも一部とは、オーバーラップする。本実施形態においては、軸方向において、少なくとも操作部材45の後端部の位置とアンビルベアリング30の少なくとも一部の位置とが一致する。
伝達機構46は、ピン52と、ビットワッシャ53とを有する。ピン52は、カム部45Bよりも後方に配置される。ピン52は、カム部45Bに接触した状態で操作部材45の回転により軸方向に移動する。カム部45Bは、カム面45Eを有する。カム面45Eは、後方を向く。カム面45Eは、周方向一方側に向かって前方に傾斜する。ピン52は、カム面45Eに接触した状態で操作部材45の回転により軸方向に移動する。ビットワッシャ53は、ピン52よりも後方に配置される。ピン52及びビットスリーブ44のそれぞれに接触する。
ピン52は、3つ設けられる。ピン52にOリング56が装着される。ピン52の外周面に溝52Aが設けられる。Oリング56は、溝52Aに配置される。ピン52は、ボス部11Hに設けられたガイド孔11Kに配置される。ピン52は、ガイド孔11Kにガイドされながら軸方向に移動することができる。ピン52は、軸方向に移動するように、ハンマケース11にガイドされる。ピン52は、ハンマケース11に対して周方向に移動しないように、ハンマケース11に支持される。
ビットワッシャ53は、リング部53Aと、凸部53Bと、凸部53Cとを有する。凸部53Cは、リング部53Aから径方向外側に突出する。凸部53Cは、リング部53Aから径方向外側且つ前方に突出する。ピン52の後端部は、凸部53Bに接触する。リング部53Aは、ビットスリーブ44の操作部44Cに接触する。ピン52が後方に移動することにより、ビットワッシャ53がピン52に押されて後方に移動する。ビットワッシャ53が後方に移動することにより、ビットスリーブ44がビットワッシャ53に押されて後方に移動する。凸部53Cは、ボス部11Hの後面に形成された凹部11Lに配置される。凸部53Cが凹部11Lに配置されることにより、ビットワッシャ53は、ハンマケース11に対して周方向に移動しないように、ハンマケース11に支持される。
位置決め部材47は、周方向において操作部材45を位置決めする。位置決め部材47は、リーフスプリングを含む。図9に示すように、位置決め部材47は、ボス部11Hに設けられた凹部11Mに配置される。位置決め部材47は、ハンマケース11に対して周方向に移動しないように、ハンマケース11に支持される。
位置決め部材47は、ボディ部47Aと、凸部47Bとを有する。ボディ部47Aは、ボス部11Hに設けられた凹部11Mに配置される。凸部47Bは、リング部45Aの内面に設けられた凹部45Cに配置される。凸部47Bが凹部45Cに配置されることにより、操作部材45が周方向において位置決めされる。
操作部材45が回転されることにより、ビットスリーブ44が阻止位置と許容位置との間を軸方向に移動する。位置決め部材47により操作部材45が周方向の第1位置に位置決めされることにより、ビットスリーブ44が阻止位置に位置決めされる。位置決め部材47が周方向の第2位置に位置決めされることにより、ビットスリーブ44が許容位置に位置決めされる。すなわち、操作部材45の回転方向の位置が位置決め部材47により固定されることにより、伝達機構46を介して操作部材45に連結されているビットスリーブ44の軸方向の位置が固定される。
スリーブスプリング48は、ビットスリーブ44が許容位置に移動するように弾性力を発生する。スリーブスプリング48は、アンビルシャフト部17Aの周囲に配置されるコイルスプリングである。スリーブスプリング48は、ビットスリーブ44よりも後方に配置される。スリーブスプリング48の前端部は、接触部44Aの後端部に接触する。スリーブスプリング48の後端部は、スピンドルシャフト部15Aの少なくとも一部に接触する。スリーブスプリング48は、ビットスリーブ44が前方に移動するように弾性力を発生する。上述のように、本実施形態において、許容位置は、阻止位置よりも前方に規定される。スリーブスプリング48は、ビットスリーブ44を前方に移動させる弾性力を発生することにより、ビットスリーブ44を許容位置に移動させることができる。
弾性リング49は、ロック部材43をロック位置に移動させる弾性力を発生する。弾性リング49は、後側シャフト部17Arの周囲に配置される。弾性リング49は、ロック部材43を前方且つ径方向内側に移動させる弾性力を発生する。弾性リング49として、Oリングが例示される。
<工具保持機構の動作>
ビットスリーブ44を許容位置から阻止位置に移動する場合、作業者は、周方向の第2位置から第1位置に操作部材45が回転するように、操作部材45を操作する。操作部材45が周方向の第2配置されている状態においては、位置決め部材47の凸部47Bが操作部材45の複数の凹部45Cのうち特定の凹部45Cに配置されている。作業者により操作部材45が周方向の第2位置から第1位置に回転されることにより、位置決め部材47が弾性変形して、凸部47Bが凹部45Cから脱出する。これにより、位置決め部材47による位置決めが解除され、作業者は、操作部材45を回転させることができる。
操作部材45が周方向の第2位置から第1位置に回転されることにより、ピン52が操作部材45のカム面45Eにより後方に押される。ピン52がカム面45Eにより後方に押されると、ビットスリーブ44がビットワッシャ53を介してピン52により後方に押される。すなわち、ビットスリーブ44が後方に移動する。ビットスリーブ44は、スリーブスプリング48の弾性力に抗って、後方に移動する。ビットスリーブ44が後方に移動することにより、ビットスリーブ44が阻止位置に配置される。ビットスリーブ44が阻止位置に配置され、操作部材45が周方向の第1位置に配置されることにより、位置決め部材47の凸部47Bが操作部材45の複数の凹部45Cのうち特定の凹部45Cに配置される。これにより、操作部材45が周方向の第1位置に位置決めされ、ビットスリーブ44が阻止位置に位置決めされる。
ビットスリーブ44を阻止位置から許容位置に移動する場合、作業者は、周方向の第1位置から第2位置に操作部材45が回転するように、操作部材45を操作する。作業者により操作部材45が周方向の第1位置から第2位置に回転されることにより、位置決め部材47が弾性変形して、凸部47Bが凹部45Cから脱出する。これにより、位置決め部材47による位置決めが解除され、作業者は、操作部材45を回転させることができる。
位置決め部材47による位置決めが解除されると、スリーブスプリング48の弾性力により、ビットスリーブ44が前方に移動される。操作部材45が周方向の第1位置から第2位置に回転されることにより、ビットスリーブ44は、スリーブスプリング48の弾性力により、許容位置に移動される。ビットスリーブ44が許容位置に配置され、操作部材45が周方向の第2位置に配置されることにより、位置決め部材47の凸部47Bが操作部材45の複数の凹部45Cのうち特定の凹部45Cに配置される。これにより、操作部材45が周方向の第2位置に位置決めされ、ビットスリーブ44が許容位置に位置決めされる。
アンビル17に先端工具61を装着する場合、作業者は、アンビル17を挿入孔42の前端部に設けられた挿入口から挿入孔42に挿入する。本実施形態において、作業者は、ワンタッチ方式又はツータッチ方式のいずれか一方の装着方式で、アンビル17に先端工具61を装着することができる。
ワンタッチ方式とは、ビットスリーブ44が阻止位置に配置された状態で先端工具61を挿入孔42に挿入することにより、アンビル17を先端工具61に装着する装着方式をいう。図17に示すように、ビットスリーブ44が阻止位置に配置された状態においては、ロック部材43の径方向外側に接触部44Aが配置される。すなわち、ビットスリーブ44が阻止位置に配置された状態においては、ロック部材43は、接触部44Aにより径方向外側への移動が阻止されるロック位置に配置される。ビットスリーブ44が阻止位置に配置された状態で先端工具61が挿入孔42に挿入されることにより、ロック部材43は、先端工具61の後端部に設けられているテーパ面61Bにより後方に押される。ロック部材43が先端工具61により後方に押されることにより、ロック部材43は、接触部44Aよりも後方に移動して、接触部44Aから離れる。すなわち、ビットスリーブ44が阻止位置に配置されているものの、ロック部材43が先端工具61により後方に押されることにより、ロック部材43は、ロック位置から脱出して、解除位置に移動される。接触部44Aよりも後方には弾性リング49が配置される。ロック部材43は、先端工具61により後方に押されることにより、ロック位置から弾性リング49に接触する解除位置に移動される。ロック部材43は、テーパ面61Bにより押されるので、弾性リング49に接触した状態で、接触部44Aよりも後方且つ径方向外側に移動される。弾性リング49は、ロック部材43の移動により、拡径するように弾性変形する。ロック部材43が径方向外側に移動するので、作業者は、先端工具61を挿入孔42に挿入することができる。先端工具61の溝部61Aが解除位置に配置されているロック部材43に面するまで先端工具61の挿入が挿入孔42に挿入されることにより、ロック部材43は、弾性リング49の弾性力により、前方且つ径方向内側に移動する。ロック部材43は、弾性リング49の弾性力により先端工具61の溝部61Aに配置されるように前方且つ径方向内側に移動する。溝部61Aに配置されたロック部材43は、接触部44Aにより径方向外側への移動を阻止される。弾性リング49の弾性力によりロック部材43がロック位置に配置されることにより、先端工具61がロックされる。
ツータッチ方式とは、ビットスリーブ44が許容位置に配置された状態で先端工具61を挿入孔42に挿入して、ロック部材43の少なくとも一部が先端工具61の溝部61Aに配置された後、ビットスリーブ44を阻止位置に配置することにより、アンビル17を先端工具61に装着する装着方式をいう。ビットスリーブ44が許容位置に配置された状態で先端工具61が挿入孔42に挿入されることにより、ロック部材43は、先端工具61の後端部に設けられているテーパ面61Bにより径方向外側に押される。ビットスリーブ44が許容位置に配置されているので、ロック部材43は、先端工具61に押されることにより、ロック位置から脱出して、解除位置に移動される。先端工具61の溝部61Aが解除位置に配置されているロック部材43に面するまで先端工具61の挿入が挿入孔42に挿入されることにより、ロック部材43は、貫通孔51を介して溝部61Aに配置されるように、径方向内側に移動する。ロック部材43が溝部61Aに配置された後、ビットスリーブ44が阻止位置に移動されることにより、溝部61Aに配置されたロック部材43は、接触部44Aにより径方向外側への移動を阻止される。ロック部材43がロック位置に配置されることにより、先端工具61がロックされる。
アンビル17に装着されている先端工具61を挿入孔42から抜去する場合、作業者は、ビットスリーブ44が許容位置に配置されるように、操作部材45を操作する。ビットスリーブ44が許容位置に配置された状態で先端工具61を挿入孔42から抜去することにより、ロック部材43が先端工具61の外面により径方向外側に押され、先端工具61の溝部61Aから脱出して、解除位置に移動される。ロック部材43が解除位置に配置されるので、作業者は、先端工具61を挿入孔42から抜去することができる。
<電動工具の動作>
次に、電動工具1の動作について説明する。例えば、作業対象にねじ締め作業を実施するとき、ねじ締め作業に使用される先端工具61がアンビル17の挿入孔42に挿入される。挿入孔42に挿入された先端工具61は、工具保持機構18により保持される。先端工具61がアンビル17に装着された後、作業者は、グリップ部2Bを例えば右手で握ってトリガレバー9Aを右手の人差し指で引き操作する。トリガレバー9Aが引き操作されると、バッテリパック20からモータ6に電力が供給され、モータ6が起動する。モータ6の起動により、ロータ22のロータシャフト部22Bが回転する。ロータシャフト部22Bが回転すると、ロータシャフト部22Bの回転力がピニオンギヤ27を介してプラネタリギヤ32に伝達される。プラネタリギヤ32は、インターナルギヤ34の内歯に噛み合った状態で、自転しながらピニオンギヤ27の周囲を公転する。プラネタリギヤ32は、ピン33を介してスピンドル15に回転可能に支持される。プラネタリギヤ32の公転により、スピンドル15は、ロータシャフト部22Bの回転速度よりも低い回転速度で回転する。
インナハンマ35とアンビル突起部17Bとが接触している状態で、スピンドル15が回転すると、アンビル17は、インナハンマ35及びスピンドル15と一緒に回転する。アンビル17が回転することにより、ねじ締め作業が進行する。
ねじ締め作業の進行により、アンビル17に所定値以上の負荷が作用した場合、アンビル17及びインナハンマ35の回転が停止する。インナハンマ35の回転が停止することにより、アウタハンマ36の回転も停止する。インナハンマ35及びアウタハンマ36の回転が停止している状態で、スピンドル15が回転すると、インナハンマ35は、回転しながら後方に移動する。インナハンマ35が後方に移動することにより、インナハンマ35とアンビル突起部17Bとの接触が解除される。アウタハンマ36は、インナハンマ35と一緒に回転するものの、インナハンマ35がハンマケース11に対して後方に移動しても、アウタハンマ36はハンマケース11に対して軸方向に移動しない。後方に移動したインナハンマ35は、コイルスプリング39の弾性力により、回転しながら前方に移動する。また、アウタハンマ36がインナハンマ35と一緒に回転する。アウタハンマ36が回転するとともに、インナハンマ35が回転しながら前方に移動することにより、アンビル17は、インナハンマ35及びアウタハンマ36により回転方向に打撃される。これにより、アンビル17は、高いトルクで回転軸AXを中心に回転する。そのため、ねじは作業対象に高いトルクで締め付けられる。
<効果>
以上説明したように、本実施形態によれば、電動工具1は、モータ6と、モータ6よりも前方に配置され、モータ6により回転されるスピンドル15と、スピンドル15に支持されるインナハンマ35と、先端工具61が装着されるアンビルシャフト部17Aと、アンビルシャフト部17Aから径方向外側に突出し、インナハンマ35により回転方向に打撃されるアンビル突起部17Bと、を有するアンビル17と、アンビルシャフト部17Aを回転可能に支持するアンビルベアリング30と、少なくとも一部がアンビル突起部17Bの前面に対向するように配置され、アンビルベアリング30の少なくとも一部に接触するリング部材であるベアリングホルダ31と、を備える。アンビル突起部17Bの前面は、第1面17Gと、段差面17Hを介して第1面17Gに結ばれ、第1面17Gよりも後方に配置される第2面17Jと、を含む。第1面17Gとベアリングホルダ31の少なくとも一部とが接触し、第2面17Jとベアリングホルダ31とが離れる。
上記の構成では、アンビルベアリング30の前面に段差面17Hが設けられ、段差面17Hを境界として第1面17Gと第2面17Jとが設けられる。第2面17Jは、第1面17Gよりも後方に配置される。アンビル17は、第1面17Gとベアリングホルダ31の少なくとも一部とが接触した状態で回転することができる。第2面17Jとベアリングホルダ31とは離れるので、インパクト工具1の大型化が抑制される。特に、インパクト工具1の本体アセンブリ4Aの前部の大型化が抑制される。
本実施形態において、アンビル突起部17Bの後面は、平坦面である。
上記の構成では、第1面17Aにおけるアンビル突起部17Bの厚さが厚いので、アンビル突起部17Bの強度が確保される。第2面17Bにおけるアンビル突起部17Bの厚さが薄いので、本体アセンブリ4Aの前部の大型化が抑制される。
本実施形態において、ベアリングホルダ31は、アンビルベアリング30の後端面に接触する第1部分31Aを有する。第1面17Gは、第1部分31Aの後面に接触する。
上記の構成では、第1面17Gは、アンビルベアリング30の後端面に支持される第1部分31Aに接触することができる。
本実施形態において、ベアリングホルダ31は、径方向外側を向くアンビルベアリング30の外面に接触する第2部分31Bを有する。
上記の構成では、ベアリングホルダ31は、アンビルベアリング30の後端面及び外面のそれぞれを支持することができる。
本実施形態において、ベアリングホルダ31は、アンビルベアリング30を保持する。
上記の構成では、第1面17Gに接触するリング部材がベアリングホルダ31として機能するので、インパクト工具1の部品点数が削減される。これにより、インパクト工具1の大型化が抑制される。
本実施形態において、インパクト工具1は、インナハンマ35を収容するハンマケース11を備える。ハンマケース11は、ベアリングホルダ31を介してアンビルベアリング30を保持する。
上記の構成では、アンビルベアリング30がベアリングホルダ31を介してハンマケース11に保持される。
本実施形態において、ベアリングホルダ31は、ハンマケース11に固定される。
上記の構成では、第1面17Gは、ハンマケース11に固定されたベアリングホルダ31に接触することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
図18は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Bを示す縦断面図である。図19は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Bを示す横断面図である。図20は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Bを示す分解斜視図である。
上述の第1実施形態においては、ワンタッチ方式及びツータッチ方式のいずれか一方の装着方式で先端工具61が装着されるアンビル17について説明した。本実施形態においては、ツータッチ方式で先端工具61が装着され、ワンタッチ方式で先端工具61が装着されないアンビル170について説明する。
本体アセンブリ4Bは、ハンマケース110と、ハンマケース110に収容されるアンビル170と、ハンマケース110の前端部に回転可能に操作部材450とを有する。
アンビル170は、ロック部材43が配置される支持孔500と、支持孔500と挿入孔42とを結ぶ開口510とを有する。支持孔500は、アンビル170の外面と挿入孔42の内面とを結ぶ。支持孔500は、径方向内側に向かって前方に傾斜する。支持孔500の断面形状は、実質的に円形である。ロック部材43は、支持孔500の内面にガイドされながら支持孔500を移動する。コイルスプリング490は、支持孔500の径方向外側の開口を覆うように配置される。
先端工具61をアンビル170に装着する場合、ビットスリーブ44が許容位置に配置されるように操作部材450が操作される。操作部材450は、周方向に回転するように作業者に操作される。ビットスリーブ44が許容位置に配置された状態で先端工具61が挿入孔42に挿入される。ロック部材43は、先端工具61の後端部に設けられているテーパ面61Bにより径方向外側に押される。ロック部材43は、径方向外側に押されることにより、ロック位置から解除位置に移動される。本実施形態においては、上述の第1実施形態において説明した弾性リング49に代えて、アンビル170の周囲にコイルスプリング490が配置される。先端工具61の溝部61Aが解除位置に配置されているロック部材43に面するまで先端工具61が挿入孔42に挿入されることにより、ロック部材43は、コイルスプリング490の弾性力により、径方向内側に移動する。ロック部材43は、貫通孔51を介して溝部61Aに配置されるように径方向内側に移動する。
ロック部材43が溝部61Aに配置された後、ビットスリーブ44が阻止位置に配置されるように操作部材450が操作される。操作部材450は、周方向に回転するように作業者に操作される。ビットスリーブ44が阻止位置に移動されることにより、溝部61Aに配置されたロック部材43は、接触部44Aにより径方向外側への移動を阻止される。ロック部材43がロック位置に配置された状態で径方向外側への移動を阻止されることにより、先端工具61がロックされる。
ビットスリーブ44の接触部44A及びロック部材43のそれぞれがハンマケース11に収容される場合、挿入孔42の前端部の挿入口とロック位置に配置されるロック部材43との距離が長くなる可能性がある。挿入孔42の挿入口とロック部材43との距離が長い場合、ロック部材43がロック可能な先端工具61の種類が制限される可能性がある。例えば、先端工具61が溝部61Aと先端工具61の後端部との距離が短い種類である場合、ロック部材43は、先端工具61をロックできない可能性がある。本実施形態においては、支持孔500は、径方向内側に向かって前方に傾斜する。そのため、軸方向において、挿入孔42の前端部の挿入口とロック位置に配置されるロック部材43との距離が短くなる。したがって、ロック部材43は、溝部61Aと先端工具61の後端部との距離が短い種類の先端工具61もロックすることができる。
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
図21は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Cを示す縦断面図である。図22は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Cを示す横断面図である。図23は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Cを示す分解斜視図である。
上述の第1実施形態においては、操作部材45が周方向に回転されることにより、ビットスリーブ44が軸方向に移動することとした。本実施形態においては、操作部材451が軸方向に移動されることにより、ビットスリーブ44が軸方向に移動する例について説明する。
本実施形態に係る本体アセンブリ4Cは、上述の第2実施形態において説明したアンビル170及びコイルスプリング490を有する。本実施形態に係る本体アセンブリ4Cは、位置決め部材(47)を有しない。
操作部材451は、ハンマケース11の前端部に軸方向に移動可能に支持される。操作部材451は、リング部451Aと、プッシュ部451Bとを有する。リング部451Aは、ボス部11H及びフロントカバー13よりも径方向外側に配置される。プッシュ部451Bは、リング部451Aよりも径方向内側に配置される。プッシュ部451Bは、プッシュ面451Eを有する。プッシュ面451Eは、後方を向く。プッシュ面451Eは、プッシュ部451Bの後面に設けられた凹部の内面を含む。ピン52の前端部は、プッシュ面451Eに接触する。ピン52は、プッシュ面451Eに接触した状態で、操作部材451の移動により軸方向に移動する。ビットワッシャ53は、ピン52及びビットスリーブ44のそれぞれに接触する。
ビットスリーブ44を許容位置から阻止位置に移動する場合、作業者は、操作部材451が後方に移動するように、操作部材45を操作する。操作部材451が後方に移動されることにより、ピン52が操作部材451のプッシュ面451Eにより後方に押される。ピン52がプッシュ面451Eにより後方に押されると、ビットスリーブ44がビットワッシャ53を介してピン52により後方に押される。ビットスリーブ44は、ピン52により後方に押されることにより、後方に移動する。ビットスリーブ44は、スリーブスプリング48の弾性力に抗って、後方に移動する。ビットスリーブ44が後方に移動することにより、ビットスリーブ44が阻止位置に配置される。
ビットスリーブ44を阻止位置から許容位置に移動する場合、作業者は、操作部材451が前方に移動するように、操作部材451を操作する。操作部材451が前方に移動されると、スリーブスプリング48の弾性力により、ビットスリーブ44が前方に移動される。ビットスリーブ44が前方に移動することにより、ビットスリーブ44が許容位置に配置される。
[第4実施形態]
第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
図24は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Dを示す縦断面図である。図25は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Dを示す横断面図である。
上述の第1実施形態においては、操作部材45がハンマケース11の外側に配置され、ビットスリーブ44がハンマケース11に収容されることとした。本実施形態においては、操作部材452がハンマケース11の外側に配置される例について説明する。また、本実施形態においては、操作部材452の少なくとも一部がビットスリーブとして機能する。
図24及び図25に示すように、本体アセンブリ4Dは、ハンマケース112と、ギヤケース122と、スピンドルベアリング282と、プラネタリギヤ322と、ピン332と、インターナルギヤ342と、スピンドル152と、ハンマ352と、ボール382と、コイルスプリング392と、アンビル172と、アンビルベアリング302と、ロック部材432と、操作部材452と、スリーブスプリング482とを有する。
ハンマケース112は、筒部112Sと、前板部112Tと、ボス部112Hとを有する。ギヤケース122は、ハンマケース112の後端部に固定される。ギヤケース122は、スピンドルベアリング282を保持する。ギヤケース122は、インターナルギヤ342を保持する。
アンビル172は、挿入孔422と、支持凹部502と、貫通孔512とを有する。先端工具61は、挿入孔422に挿入される。ロック部材432は、支持凹部502に配置される。貫通孔512は、支持凹部502の内面と挿入孔422の内面とを結ぶ。
操作部材452は、ハンマケース112に移動可能に支持される。操作部材452は、ハンマケース112の外側に配置される。操作部材452は、前後方向に移動可能でボス部112Hに支持される。操作部材452は、ビットスリーブの機能を有する。操作部材452は、接触部442Aと、前板部442Bと、操作部442Cと、筒部442Dとを有する。接触部442Aは、ロック部材432に接触可能である。前板部442Bは、接触部442A及び筒部442Dよりも径方向外側に配置される。前板部442Bは、接触部442A及び筒部442Dのそれぞれに接続される。前板部442Bは、筒部442Dの後端部から径方向外側に延びるように設けられる。操作部442Cは、ボス部112Hの周囲に配置される。操作部442Cは、筒状である。操作部442Cの前端部は、前板部442Bの外縁部に接続される。筒部442Dは、アンビル172の前部の周囲に配置される。
スリーブスプリング482は、操作部材452が阻止位置に移動するように弾性力を発生する。スリーブスプリング482は、アンビル172の前部の周囲に配置される。径方向において、スリーブスプリング482は、アンビル172の前部と筒部442Dとの間に配置される。スリーブスプリング482の後端部は、接触部442Aの前端部に接触する。スリーブスプリング482の前端部は、ワッシャ62に支持される。ワッシャ62は、アンビル172に支持される。
ロック部材432は、挿入孔422に挿入された先端工具61をロックするロック位置とロックを解除する解除位置とに移動可能である。操作部材452の接触部442Aは、ロック部材432の径方向外側への移動を阻止する阻止位置と径方向外側への移動を許容する許容位置とに移動可能である。
軸方向において、アンビルベアリング302と操作部材452の少なくとも一部とは、オーバーラップする。本実施形態においては、軸方向において、アンビルベアリング302と操作部442Cの少なくとも一部とがオーバーラップする。
操作部材452の接触部442Aを阻止位置から許容位置に移動する場合、作業者は、操作部材452が前方に移動するように、操作部材452を操作する。作業者は、操作部442C又は筒部442Dを指でつまんで、操作部材452を前方に移動させることができる。スリーブスプリング482の弾性力に抗って、操作部材452が前方に移動されることにより、接触部442Aが許容位置に配置される。
操作部材452の接触部442Aを許容位置から阻止位置に移動する場合、作業者は、操作部材452が後方に移動するように、操作部材452を操作する。操作部材452は、スリーブスプリング482の弾性力により、後方に移動される。操作部材452が後方に移動することにより、接触部442Aが阻止位置に配置される。
[第5実施形態]
第5実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
図26は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Eを示す縦断面図である。図27は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Eを示す横断面図である。
上述の第1実施形態においては、操作部材45がハンマケース11の外側に配置され、ビットスリーブ44がハンマケース11に収容されることとした。本実施形態においては、操作部材453の一部がハンマケース11の外側に配置され、操作部材453の一部がハンマケース11の内側に配置され、ハンマケース11の内側に配置された操作部材453の一部がビットスリーブとして機能する例について説明する。
本体アセンブリ4Eは、ハンマケース11に収容されるアンビル173と、アンビル173に移動可能に支持される操作部材453とを有する。
アンビル173は、挿入孔423と、支持凹部503と、貫通孔513とを有する。ロック部材43は、支持凹部503に配置される。貫通孔513は、支持凹部503の内面と挿入孔423の内面とを結ぶ。
操作部材453は、筒部443Aと、操作部443Bと、凹部443Cとを有する。筒部443Aは、アンビル173の周囲に配置される。筒部443Aの少なくとも一部は、ハンマケース11に収容される。筒部443Aの後端部は、ロック部材43に接触可能である。操作部443Bは、ハンマケース11の外側に配置される。凹部443Cは、ハンマケース11の内側に配置される。凹部443Cは、筒部443Aの内面に設けられる。凹部443Cは、筒部443Aの内面から径方向外側に窪むように設けられる。
筒部443Aよりも後方にスリーブスプリング483が配置される。スリーブスプリング483は、アンビル173の周囲に配置される。スリーブスプリング483は、操作部材453を前方に移動させる弾性力を発生する。スリーブスプリング483は、操作部材453が阻止位置に移動するように弾性力を発生する。
径方向において、操作部材453の少なくとも一部は、インナハンマ35とアンビル173との間に配置される。径方向において、操作部材453の少なくとも一部は、アンビルベアリング30とアンビル173との間に配置される。操作部材453の少なくとも一部は、アンビルベアリング30よりも後方に配置される。ロック部材43は、アンビルベアリング30よりも後方に配置される。軸方向において、インナハンマ35とロック部材43とは、オーバーラップする。
ロック部材43は、挿入孔423に挿入された先端工具61をロックするロック位置とロックを解除する解除位置とに移動可能である。操作部材453は、アンビル173に軸方向に移動可能に支持される。操作部材453は、ロック部材43の径方向外側への移動を阻止する阻止位置と径方向外側への移動を許容する許容位置とに移動可能である。
操作部材453を阻止位置から許容位置に移動する場合、作業者は、操作部材453が後方に移動するように、操作部材453を操作する。作業者は、例えば操作部443Bを指でつまんで、操作部材453を後方に移動させることができる。スリーブスプリング483の弾性力に抗って、操作部材453が後方に移動されることにより、操作部材453が許容位置に配置される。操作部材453が許容位置に配置された場合、ロック部材43は、径方向外側に移動可能である。径方向外側に移動したロック部材43は、凹部443Cの内側に配置される。
操作部材453許容位置から阻止位置に移動する場合、作業者は、操作部材453が前方に移動するように、操作部443Bを操作する。操作部材453は、スリーブスプリング483の弾性力により、前方に移動される。操作部材453が前方に移動することにより、操作部材453が阻止位置に配置される。
[第6実施形態]
第6実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
図28は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Fを示す縦断面図である。図29は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Fを示す横断面図である。
上述の第1実施形態においては、アンビル突起部17Bの前面の第1面17Gとベアリングホルダ31の少なくとも一部とが接触し、アンビル突起部17Bの前面の第2面17Jとベアリングホルダ31とが離れる例について説明した。本実施形態においては、アンビル174のアンビル突起部174Bの前方にリング部材314が配置され、アンビル突起部174Bの前面の第1面174Gがリング部材314に接触し、アンビル突起部174Bの前面の第2面174Jがリング部材314から離れる例について説明する。
図28及び図29に示すように、本体アセンブリ4Fは、ハンマケース114と、ギヤケース124と、スピンドルベアリング284と、プラネタリギヤ324と、ピン334と、インターナルギヤ344と、スピンドル154と、ハンマ354と、ボール384と、コイルスプリング394と、アンビル174と、アンビルベアリング304と、工具保持機構184とを有する。
アンビル174は、アンビルシャフト部174Aと、アンビル突起部174Bとを有する。先端工具61が挿入される挿入孔424は、アンビルシャフト部174Aに設けられる。
アンビル突起部174Bの前面は、第1面174Gと、段差面174Hを介して第1面174Gに結ばれる第2面174Jとを含む。第2面174Jは、第1面174Gよりも後方に配置される。第1面174Gは、第2面174Jよりも径方向外側に配置される。本実施形態において、アンビル突起部174Bの前面に凹部が形成される。第1面174Gは、凹部よりも径方向外側に配置される。段差面174Hは、凹部の内面の一部を含む。第2面174Jは、凹部の内面の一部を含む。
リング部材314は、第1面174Gに接触する位置に配置される。第1面174Gとリング部材314の少なくとも一部とが接触する。第2面174Jとリング部材314とが離れる。アンビル174は、第1面174Gとリング部材314の後面とが接触した状態で回転する。
リング部材314は、ナイロン樹脂のような合成樹脂製である。リング部材314は、ハンマケース114に支持される。リング部材314は、ハンマケース114に固定されてもよいし、ハンマケース114に移動可能に支持されてもよい。本実施形態において、リング部材314は、回転軸AXを中心に回転可能にハンマケース114に支持される。
[第7実施形態]
第7実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
図30は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Gを示す縦断面図である。図31は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Gを示す横断面図である。図32は、本実施形態に係る本体アセンブリ4Gを示す前方からの斜視図である。
上述の第1実施形態においては、本体アセンブリ4Aがインパクトドライバの一部を構成することとした。本実施形態においては、本体アセンブリ4Gがインパクトレンチの一部を構成する例について説明する。
本体アセンブリ4Gは、アンビル175を有する。本実施形態に係る本体アセンブリ4Gは、工具保持機構(18)を有しない。本実施形態に係る本体アセンブリ4Gは、アンビル175以外の構成要素については、上述の第1実施形態において説明した本体アセンブリ4Aと同等である。
アンビル175は、アンビルシャフト部175Aと、アンビルシャフト部175Aから径方向外側に突出するアンビル突起部175Bとを有する。アンビル突起部175Bは、インナハンマ35により回転方向に打撃される。
アンビルシャフト部175Aは、アンビル突起部175Bよりも後方に配置される後側シャフト部175Arと、アンビル突起部175Bよりも前方に配置される前側シャフト部175Afとを含む。後側シャフト部175Arの長さは、前側シャフト部175Afの長さよりも長くてもよいし、短くてもよい。後側シャフト部175Arは、スピンドル15の内側に挿入される。アンビルシャフト部175Aの後端部175Rは、ボール38よりも後方に配置される。アンビルシャフト部175Aの前端部175Fは、フロントカバー13よりも前方に配置される。前側シャフト部175Afに先端工具としてソケットが装着される。
[その他の実施形態]
上述の実施形態において、電動工具1の電源は、バッテリパック20でなくてもよく、商用電源(交流電源)でもよい。
1…電動工具、2…ハウジング、2A…モータ収容部、2B…グリップ部、2C…バッテリ保持部、2L…左ハウジング、2R…右ハウジング、2S…ねじ、3…リヤカバー、3S…ねじ、4A…本体アセンブリ、4B…本体アセンブリ、4C…本体アセンブリ、4D…本体アセンブリ、4E…本体アセンブリ、4F…本体アセンブリ、4G…本体アセンブリ、5…バッテリ装着部、6…モータ、7…ファン、7A…吸気口、7B…排気口、7C…ブッシュ、8…コントローラ、8A…回路基板、8B…ケース、9…トリガスイッチ、9A…トリガレバー、9B…スイッチ本体、10…正逆転切換レバー、11…ハンマケース、11A…小外径面、11B…段差面、11C…大外径面、11D…小内径面、11E…段差面、11F…大内径面、11G…凸部、11H…ボス部、11J…ねじ孔、11K…ガイド孔、11L…凹部、11M…凹部、11S…筒部、11T…前板部、12…ギヤケース、12A…リング部、12B…後板部、12C…凸部、12D…凹部、13…フロントカバー、13A…スルーホール、14…減速機構、15…スピンドル、15A…スピンドルシャフト部、15B…フランジ部、15C…ピン支持部、15D…ベアリング保持部、15E…連結部、15F…支持孔、15G…支持孔、15H…スピンドル溝、15J…支持孔、16…打撃機構、17…アンビル、17A…アンビルシャフト部、17B…アンビル突起部、17Ar…後側シャフト部、17Af…前側シャフト部、17F…前端部、17G…第1面、17H…段差面、17J…第2面、17K…溝、17R…後端部、
18…工具保持機構、19…ねじ、20…バッテリパック、21…ステータ、21A…ステータコア、21B…後インシュレータ、21C…前インシュレータ、21D…コイル、21E…渡り線、22…ロータ、22A…ロータコア部、22B…ロータシャフト部、22C…ロータ磁石、22D…センサ用磁石、23…センサ基板、23S…ねじ、24…ロータベアリング、25…ロータベアリング、26…ベアリングホルダ、27…ピニオンギヤ、28…スピンドルベアリング、29…ハンマベアリング、30…アンビルベアリング、31…ベアリングホルダ、31A…第1部分、31B…第2部分、31C…第3部分、
32…プラネタリギヤ、33…ピン、34…インターナルギヤ、34A…凸部、35…インナハンマ、35A…ハンマ本体部、35B…ハンマ突起部、35C…凹部、35D…保持溝、35E…ハンマ溝、36…アウタハンマ、36A…大外径面、36B…段差面、36C…小外径面、36D…ガイド溝、37…連結部材、38…ボール、39…コイルスプリング、40…ワッシャ、41…ボール、42…挿入孔、43…ロック部材、44…ビットスリーブ、44A…接触部、44B…筒部、44C…操作部、45…操作部材、45A…リング部、45B…カム部、45C…凹部、45D…凸部、45E…カム面、46…伝達機構(変換機構)、47…位置決め部材、47A…ボディ部、47B…凸部、48…スリーブスプリング、49…弾性リング、50…支持凹部、51…貫通孔、52…ピン、52A…溝、53…ビットワッシャ、53A…リング部、53B…凸部、53C…凸部、54…空間、55…Oリング、56…Oリング、57…Oリング、58…Oリング、59…ワッシャ、60…ワッシャ、61…先端工具、61A…溝部、61B…テーパ面、62…ワッシャ、110…ハンマケース、112…ハンマケース、112H…ボス部、112S…筒部、112T…前板部、114…ハンマケース、122…ギヤケース、124…ギヤケース、152…スピンドル、154…スピンドル、170…アンビル、172…アンビル、173…アンビル、174…アンビル、174A…アンビルシャフト部、174B…アンビル突起部、174G…第1面、174H…段差面、174J…第2面、175…アンビル、175A…アンビルシャフト部、175Af…前側シャフト部、175Ar…後側シャフト部、175B…アンビル突起部、175F…前端部、175R…後端部、184…工具保持機構、282…スピンドルベアリング、284…スピンドルベアリング、302…アンビルベアリング、304…アンビルベアリング、314…リング部材、322…プラネタリギヤ、324…プラネタリギヤ、332…ピン、334…ピン、342…インターナルギヤ、344…インターナルギヤ、352…ハンマ、354…ハンマ、382…ボール、384…ボール、392…コイルスプリング、394…コイルスプリング、422…挿入孔、423…挿入孔、424…挿入孔、442A…接触部、442B…前板部、442C…操作部、442D…筒部、432…ロック部材、443A…筒部、443B…操作部、443C…凹部、450…操作部材、451…操作部材、451A…リング部、451B…プッシュ部、451E…プッシュ面、452…操作部材、453…操作部材、482…スリーブスプリング、483…スリーブスプリング、490…コイルスプリング、500…支持孔、502…支持凹部、503…支持凹部、510…開口、512…貫通孔、513…貫通孔、AX…回転軸、D1…距離、D2…距離、Lf…長さ、Lr…長さ。

Claims (7)

  1. モータと、
    前記モータよりも前方に配置され、前記モータにより回転されるスピンドルと、
    前記スピンドルに支持されるハンマと、
    先端工具が装着されるアンビルシャフト部と、前記アンビルシャフト部から径方向外側に突出し、前記ハンマにより回転方向に打撃されるアンビル突起部と、を有するアンビルと、
    前記アンビルシャフト部を回転可能に支持するベアリングと、
    少なくとも一部が前記アンビル突起部の前面に対向するように配置され、前記ベアリングの少なくとも一部に接触するリング部材と、を備え、
    前記アンビル突起部の前面は、第1面と、段差面を介して前記第1面に結ばれ、前記第1面よりも後方に配置される第2面と、を含み、
    前記第1面と前記リング部材の少なくとも一部とが接触し、前記第2面と前記リング部材とが離れる、
    インパクト工具。
  2. 前記アンビル突起部の後面は、平坦面である、
    請求項1に記載のインパクト工具。
  3. 前記リング部材は、前記ベアリングの後端面に接触する第1部分を有し、
    前記第1面は、前記第1部分の後面に接触する、
    請求項1又は請求項2に記載のインパクト工具。
  4. 前記リング部材は、径方向外側を向く前記ベアリングの外面に接触する第2部分を有する、
    請求項3に記載のインパクト工具。
  5. 前記リング部材は、前記ベアリングを保持する、
    請求項4に記載のインパクト工具。
  6. 前記ハンマを収容するハンマケースを備え、
    前記ハンマケースは、前記リング部材を介して前記ベアリングを保持する、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のインパクト工具。
  7. 前記リング部材は、前記ハンマケースに固定される、
    請求項6に記載のインパクト工具。
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