JP6812111B2 - 回転工具 - Google Patents

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Description

本発明は、出力軸を回転動作させる回転工具に関する。
従来、インパクトドライバに代表される回転工具が知られている(非特許文献1参照)。このような回転工具は、モータハウジングに駆動源となるモータが内装される。モータハウジングの下側には、手で握られるグリップハウジングが設けられる。このような回転工具には、製造メーカのロゴや製品情報が記載されたネームプレートを、ユーザに視認可能にモータハウジングの外周面に設けることがある。このように設けたロゴやネームプレートは、ユーザが手でグリップハウジングを握っている場合でも外部から視認可能にされている。
2015年4月マキタ総合カタログ 16ページ 「充電式インパクトドライバ」
ところで、上記した回転工具にあっては、モータハウジングの小型化を図って、工具としての取り扱い易さを高めている。反面、モータハウジングが小さくなると、上記したロゴやネームプレートの配設範囲は狭いものとなってしまう。そうすると、ロゴやネームプレートに記載される文字の大きさを小さくしなければならず、ユーザにとって視認し難いものとなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、出力軸を回転動作させる回転工具において、モータハウジングの小型化を図りながらも、回転工具の外面に記載される製造メーカや製品情報の表示内容をユーザにとって視認し易いようにすることにある。
上記した課題を解決するにあたって、本発明に係る回転工具は次の手段をとる。すなわち、本発明の第1の発明に係る回転工具は、モータを収容する樹脂製のモータハウジングと、前記モータハウジングと一体的に前記モータハウジングの下方に配置されるグリップハウジングと、前記モータにより駆動され前記モータよりも前方に配される出力部と、を有し、前記モータハウジングの側部には、前記モータハウジングとは別の外周部が配置されている、という構成である。
この第1の発明に係る回転工具によれば、モータハウジングの側部にはモータハウジングとは別の外周部が配置されているので、モータハウジングの外周範囲を越えた範囲にまで視認可能な表示部を設けることができる。これによって、モータハウジングの小型化が図られてモータハウジングの外周範囲が狭くなってしまう場合でも、モータハウジングの外周とは別の箇所に表示部を設けることができる。したがって、モータハウジングの小型化が図られた回転工具にあっても、表示内容はユーザにとって視認し易いものとなる。
本発明の第2の発明に係る回転工具は、前記第1の発明に係る回転工具において、前記外周部は、前記モータハウジングの外周面に被さるように配置されている、という構成である。この第2の発明に係る回転工具によれば、外周部はモータハウジングの外周面に被さるように配置されているので、モータハウジングを含むハウジング構成を変えることなく外周部を設けることができる。
本発明の第3の発明に係る回転工具は、前記第1の発明に係る回転工具において、前記モータハウジングには、該モータハウジングの外周範囲を一部切り欠く切欠き部が設けられており、前記外周部は、前記切欠き部に入り込んで配置されている、という構成である。この第3の発明に係る回転工具によれば、外周部は、モータハウジングに設けられた切欠き部に入り込んで配置されているので、外周部を配置した場合の外周寸法を抑えることができる。
本発明の第4の発明に係る回転工具は、前記第2または前記第3の発明に係る回転工具において、前記外周部は、前記モータハウジングに組み付けられる他のハウジング部材と一体に形成されている、という構成である。この第4の発明に係る回転工具によれば、外周部はモータハウジングに組み付けられる他のハウジング部材と一体に形成されているので、部品点数を抑えることができて製造に有利となる。
本発明の第5の発明に係る回転工具は、前記第4の発明に係る回転工具において、前記ハウジング部材は、前記モータハウジングの後部に組み付けられるカバー体である、という構成である。この第5の発明に係る回転工具によれば、ハウジング部材はモータハウジングの後部に組み付けられるカバー体であるので、カバー体の組付けと同時に外周部を組み付けることができる。
本発明の第6の発明に係る回転工具は、前記第4の発明に係る回転工具において、前記ハウジング部材は、前記モータハウジングの前部に組み付けられる機構ケースである、という構成である。この第6の発明に係る回転工具によれば、ハウジング部材はモータハウジングの前部に組み付けられる機構ケースであるので、機構ケースの組付けと同時に外周部を組み付けることができる。
本発明の第7の発明に係る回転工具は、前記第4の発明に係る回転工具において、前記ハウジング部材は、前記モータハウジングの前部に組み付けられる機構ケースのケースカバーである、という構成である。この第7の発明に係る回転工具によれば、ハウジング部材はモータハウジングの前部に組み付けられる機構ケースのケースカバーであるので、ケースカバーの組付けと同時に簡単に外周部を組み付けることができる。
本発明の第8の発明に係る回転工具は、前記第1から前記第7のいずれかの発明に係る回転工具において、前記モータハウジングには、内部と外部とを連通する通気孔が設けられており、前記外周部は、前記通気孔を通気可能に被さるように配置されている、という構成である。この第8の発明に係る回転工具によれば、外周部は通気孔を通気可能に被さるように配置されているので、通気孔によりモータハウジングの内部と外部と連通させることができながら、通気孔範囲まで外周面を形成することができて、外周面の範囲を拡げることができる。
本発明の第9の発明に係る回転工具は、前記第1から前記第8のいずれかの発明に係る回転工具において、前記外周部の外周面にはロゴ表示部が設けられている、という構成である。この第9の発明に係る回転工具によれば、外周部の外周面にはロゴ表示部が設けられているので、ユーザはロゴを視認することができる。
本発明の第10の発明に係る回転工具は、前記第1から前記第8のいずれかの発明に係る回転工具において、前記外周部の外周面には製品情報表示部が設けられている、という構成である。この第10の発明に係る回転工具によれば、外周部の外周面には製品情報表示部が設けられているので、ユーザは製品情報を視認することができる。
本発明の第11の発明に係る回転工具は、モータを収容する樹脂製のモータハウジングと、前記モータハウジングと一体的に前記モータハウジングの下方に配置されるグリップハウジングと、前記モータハウジングに対して固定され前記モータハウジングの前方に配置される金属製のケースと、前記モータにより駆動され前記ケースに支持される出力部と、を有し、前記ケースにロゴ表示部が形成されている、という構成である。この第11の発明に係る回転工具によれば、モータハウジングの前方に配置される金属製のケースにロゴ表示部が形成されているので、モータハウジングの小型化が図られてモータハウジングの外周範囲が狭くなってしまう場合でもロゴ表示部の視認は可能となる。したがって、小型化が図られた回転工具にあっても、表示内容はユーザにとって視認し易いものとなる。
本発明の第12の発明に係る回転工具は、前記第11の発明に係る回転工具において、前記ケースの前部には、バンパが支持されるバンパ保持部が形成されており、前記モータの軸を支持するベアリングを支持するベアリングボックスを有し、前記ケースの後部には、前記ベアリングボックスを支持するベアリングボックス支持部を有し、前記ロゴ表示部は、前記バンパ保持部の後方であって前記ベアリングボックス支持部の前方に配置される、という構成である。この第12の発明に係る回転工具によれば、ロゴ表示部はバンパ保持部の後方であってベアリングボックス支持部の前方に配置されるので、外部からの傷つき難い位置としながら、より前側に配置されて視認性に優れたものとなる。
本発明の第13の発明に係る回転工具は、前記第11の発明に係る回転工具において、前記ロゴ表示部は、前記モータハウジングに対して回転規制方向で嵌合している、という構成である。この第13の発明に係る回転工具によれば、ロゴ表示部はモータハウジングに対して回転規制方向で嵌合しているので、ロゴ表示部はモータハウジングに対するケースの回り止め作用も兼ねることができる。
第1の実施の形態のインパクトドライバを示す外観斜視図である。 図1のインパクトドライバを右側面視した側面図である。 図2の図示(III)-(III)断面矢視を示す断面図である。 左右半割り断面視にて図1のインパクトドライバを示す断面図である。 リアカバー部材を単品で示す右側斜視図である。 ネームラベルが外されたリアカバー部材を単品で示す右側斜視図である。 リアカバー部材を単品で示す左側斜視図である。 リアカバー部材を単品で示す後側斜視図である。 ハンマケースカバーを単品で示す前側斜視図である。 ハンマケースカバーを単品で示す後側斜視図である。 第2の実施の形態のインパクトドライバを示す外観斜視図である。 図11のインパクトドライバを右側面視した側面図である。 図12の図示(XIII)-(XIII)断面矢視を示す断面図である。 取り外された周壁カバーを示す右側斜視図である。 第3の実施の形態のインパクトドライバを示す外観斜視図である。 図15のインパクトドライバを左側面視した側面図である。 ハンマケースを単品で示す外観斜視図である。 図17のハンマケースを左側面視した側面図である。
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明に係る回転工具を実施するための第1の実施の形態について、図1〜図10を参照しながら説明する。図1〜図4では本発明に係る回転工具としてのインパクトドライバ10を図示している。図1の外観斜視図は第1の実施の形態のインパクトドライバ10を示している。図2の側面図は図1のインパクトドライバ10の右側面視を示している。図3の断面図は図2の図示(III)-(III)断面矢視を示している。図4の断面図は左右半割り断面視にて図1のインパクトドライバ10を示している。図5の右側斜視図はリアカバー部材60を単品で示している。図6の右側斜視図は、ネームラベル77が外されたリアカバー部材60を単品で示している。図7の左側斜視図はリアカバー部材60を単品で示している。図8の後側斜視図はリアカバー部材60を単品で示している。図9の前側斜視図はハンマケースカバー70を単品で示している。図10の後側斜視図はハンマケースカバー70を単品で示している。
以下、インパクトドライバ10を説明するにあたっては、図面に記載の『前後上下左右』の方向に基づいて説明する。ちなみに、インパクトドライバ10における下方向は、グリップ部20の配置方向に基づいて規定している。また、インパクトドライバ10における前方向は、アンビル56の配置方向に基づいて規定している。アンビル56は、本願発明に係る出力軸に相当する。つまり、図示規定の前方向が、本発明に係る出力方向に相当する。なお、図1〜図4に示すインパクトドライバ10の工具本体11には、電源としての電動工具用のバッテリ100が装着される。このバッテリ100は、工具本体11の下部に設定されるバッテリ装着部13に装着されている。
インパクトドライバ10は、アンビル56を回転動作させるピストル形工具である。詳しく言えば、インパクトドライバ10は回転打撃工具として構成される。ちなみに、インパクトドライバ10を使用する場合には、工具本体11の前部に設定されるアンビル56に、先端工具としての螺子締め用のビットBが取り付けられる。このアンビル56の回転動作に対して所定値以上のトルクが外部から加わると、この回転動作には回転方向の打撃力が加えられるようになっている。なお、バッテリ装着部13に装着されるバッテリ100は、例えば株式会社マキタ製のBL1450が挙げられる。バッテリ100は、バッテリ装着部13に対して前から後に向けて相対的にスライドさせることにより装着される。なお、バッテリ装着部13からバッテリ100を取り外す場合は、バッテリ100に設けられるロック解除ボタン101を押しながら、バッテリ装着部13に対してバッテリ100を後から前に向けて相対的にスライドさせることによって取り外されるようになっている。
工具本体11は、図4等に示すように、概略、バッテリ装着部13とグリップ部20とモータ部30とハンマ部40とを有する。バッテリ装着部13はハウジング14の下部に設けられている。ハウジング14は、左側分割ハウジング15と右側分割ハウジング16とを合体させることにより形成される。左側分割ハウジング15と右側分割ハウジング16とは、アンビル56の軸方向(前後方向)に対して、交差方向となる左右方向に分割可能な構成となっている。左側分割ハウジング15と右側分割ハウジング16とは、8つの螺子締結箇所(図示符号12)で合体状態が保持されている。具体的には、バッテリ装着部13では2つの螺子締結箇所(図示符号12)が設けられており、グリップ部20では2つの螺子締結箇所(図示符号12)が設けられており、モータ部30およびハンマ部40では4つの螺子締結箇所(図示符号12)が設けられている。
ハウジング14は、ユーザの手で握られるグリップハウジング部21と図示ブラシレスモータ33を内蔵するモータハウジング部31とを兼ねている。グリップハウジング部21は、モータハウジング部31の下方に配置されている。工具本体11の下部に設定されるバッテリ装着部13は、バッテリ100をスライドさせて着脱可能に構成されている。このため、バッテリ装着部13には、バッテリ100に対応したレール構造(図示省略)および係止構造132が設けられている。また、バッテリ装着部13には、図4に示すようにハウジング14に支持されるターミナル131が設けられている。バッテリ装着部13の前端位置は、後に説明するハンマ部40の前端位置と前後方向で略一致となる位置に設定されている。また、バッテリ装着部13の後端位置は、後に説明するモータ部30の後端位置と前後方向で略一致するように設定されている。
バッテリ装着部13の直ぐ上側のハウジング14の内部には、コントローラ133が収納される。また、前側に張り出されたバッテリ装着部13の上側には、操作表示部17が設けられている。また、ハウジング14には、図1等に示すようにストラップ部材18およびフック部材19が取り付けられている。また、バッテリ装着部13の上側には、ユーザの手で握られるグリップ部20が設けられる。グリップ部20は、ハウジング14の一部となるグリップハウジング部21により形成される。グリップ部20は、アンビル56の軸方向(前後方向)に交差する上下方向に延ばされて形成される。なお、グリップ部20をなすグリップハウジング部21は、ユーザが手で握った場合に指掛かりが良くなる形状が選択されている。
グリップハウジング部21の上部には、操作スイッチ22が設けられている。操作スイッチ22は、図4に示すように、グリップハウジング部21の内部に収容されるスイッチ本体23と、スイッチ本体23に押込み入力するトリガ部材24と、アンビル56の正転逆転の回転方向を切替える切替ノブ25とを有する。操作スイッチ22は、トリガ部材24の押込み操作による入力に応じて上記したコントローラ133に操作信号を送信する。トリガ部材24は前面に配置され、トリガ部材24とは反対側のグリップハウジング部21の後部は前側に向かって凹まされた凹形の形状をなしている。スイッチ本体23の上側には切替ノブ25が配置されており、トリガ部材24の上側にはLED照射装置26が設けられている。LED照射装置26はインパクトドライバ10の前方を照射可能に構成されている。
グリップ部20の上側には、モータ部30とハンマ部40とが後から前に向かって並べられて配置されている。モータ部30は、駆動源となるブラシレスモータ33を有する。ブラシレスモータ33は、ハウジング14の一部となるモータハウジング部31に収容支持されている。このモータハウジング部31は、ブラシレスモータ33を支持するほか、後述するベアリングボックス50およびハンマケース58も支持する。ブラシレスモータ33は、モータ軸35と一体回転するロータ331と、ロータ331に回転作用を与えるステータ333と、ロータ331の回転位置を検出するセンサ基板335とを有する。ロータ331には永久磁石332が取り付けられている。ステータ333にはコイル334が巻回されている。コイル334は、電流が流れると磁場を発生させる。センサ基板335は、ロータ331の前側に配置されてロータ331の回転位置を検出する。
モータ軸35は、軸方向を前後方向で延ばすように配置されている。モータ軸35は、前側がモータハウジング部31に支持される前側ベアリング351に回転可能に支持されている。また、モータ軸35は、後側がリアカバー部材60のキャップ本体61に支持される後側ベアリング352に回転可能に支持されている。モータ軸35の後部には、モータ軸35を回転軸とするファン36が一体に取り付けられている。ファン36は、ロータ331の後側であり且つ後側ベアリング352の前側に配置されている。ファン36は、モータ軸35と一体回転する遠心式ファンにより構成される。回転するファン36は、ステータ333の内部を通気させながら前側から吸気し、図2に示すキャップ本体61の排気用開口部381を通じて回転径方向の外部に排気する。モータ軸35の前端には入力ギヤ37が取り付けられている。入力ギヤ37は、噛合する減速機構41の遊星歯車42に回転駆動力を入力する。
モータハウジング部31の後端は、図4に示すように開口端311として設定される。この開口端311の開口は、リアカバー部材60のキャップ本体61によって閉塞される。キャップ本体61は、左側分割ハウジング15および右側分割ハウジング16の後部に対して不図示の雄螺子により螺子止めされている。キャップ本体61は、後に詳述するが、モータハウジング部31と一体となってハウジング構造を構成する。キャップ本体61の後端壁62の略中央箇所には、後側ベアリング352が配置されて保持されている。キャップ本体61の外環部63には、図2に示すように排気用開口部381が設けられている。この排気用開口部381は、ファン36の回転径方向の外側に位置され、この回転径方向で外部と内部とを連通している。なお、図1に仮想線で示すが、モータハウジング部31には、複数の吸気用開口部382が設けられている。この吸気用開口部382は外部から吸気する通気口となっている。吸気用開口部382から吸気された外気は、ブラシレスモータ33を冷却した後に、排気用開口部381から外部に排気される。この吸気用開口部382は、本発明に係る通気孔に相当し、モータハウジング部31の外部と内部とを連通する。
ハンマ部40は、モータ部30の前側に配置され、モータハウジング部31に支持されている。ハンマ部40は、概略、減速機構41と打撃機構51とを有する。これら減速機構41と打撃機構51とは本発明に係る出力部として構成されている。減速機構41は、モータ軸35の回転駆動を打撃機構51に減速させて伝達する。減速機構41は、ベアリングボックス50に支持されている。打撃機構51はハンマケース58に支持されている。ベアリングボックス50とハンマケース58とは、後から前への順で並べられて減速機構41と打撃機構51との両者を内装する。ベアリングボックス50とハンマケース58との両者は双方ともに金属により成形されている。なお、これらベアリングボックス50およびハンマケース58は、本発明に係る機構ケースに相当する。また、これら減速機構41および打撃機構51は、モータハウジング部31の出力側に配置されており、本発明に係る動力伝達機構に相当する。これら減速機構41および打撃機構51は、ブラシレスモータ33の駆動力をアンビル56に伝達する。
ハンマケース58の外周には、ハンマケースカバー70が組み付けられている。ハンマケースカバー70は、金属製のハンマケース58と相違する透明な樹脂製となっている。ハンマケースカバー70は、ハンマケース58の外周を覆うように形成されている。ハンマケースカバー70は、ハンマケース58が外部にむき出しとならないように保護している。ハンマケースカバー70の前側には係止部材64が配置されている。係止部材64は、ハンマケースカバー70の前端部71を押さえながらハンマケース58の前端近くの被係止部59に係止されている。このようにしてハンマケースカバー70は、ハンマケース58に支持されている。ハンマケースカバー70は、図9および図10に示すようにカバー本体72と左係止側部73と右係止側部74とが一体に成形されてなる。
ハンマケース58は、図4に示すように、下側大半がハウジング14によって覆われており、上側大半がカバー本体72によって覆われている。また、ハンマケース58の前端部71は係止部材64により押さえ付けられている。左係止側部73は、カバー本体72の左部から左側へ突き出されるようにして設けられている。また、右係止側部74は、カバー本体72の右部から右側へ突き出されるようにして設けられている。左係止側部73は、左側に張り出される左側周壁部65の前端を覆う形状を有する。また、右係止側部74は、右側に張り出される右側周壁部75の前端を覆う形状を有する。左係止側部73および右係止側部74のそれぞれの後面には、係止凹部733,743が設けられている。これら係止凹部733,743は、前方に突出する係止前部657,757を係止可能に、前方へ凹まされた凹形に形成されている。また、左係止側部73の外周面735は左側周壁部65の左側外周面66に対して滑らかに連なるように形成されており、右係止側部74の外周面745は右側周壁部75の右側外周面76に対して滑らかに連なるように形成されている。
減速機構41は、広く利用される遊星歯車機構により構成される。減速機構41は、入力ギヤ37と噛合する3つの遊星歯車42を有する。遊星歯車42は、出力側に配置されるキャリア47に支軸46を介して回転可能に支持されている。この遊星歯車42は、さらに外周側に配置されるインターナルギヤ45と噛合している。つまり、遊星歯車42は、噛合する入力ギヤ37から回転駆動力が伝達されて自転し、噛合するインターナルギヤ45内で公転する。この遊星歯車42の公転がキャリア47の回転となる。キャリア47は駆動軸52を一体回転させる。キャリア47は、後側がベアリング48にて回転支持され、前側が収容凹部569を通じてアンビル56とともにニードルベアリング563にて回転支持されている。つまり、ベアリング48はモータ軸35を支持する。ベアリング48はベアリングボックス50に支持されている。インターナルギヤ45はベアリングボックス50内で相対回転不可に固定保持される。インターナルギヤ45は、ベアリングボックス50内に係止される止め輪49により、ベアリングボックス50内からの外れが規制されている。
打撃機構51は、概略、駆動軸52と鋼球53とハンマ54と圧縮ばね55とアンビル56とを有する。これらの駆動軸52と鋼球53とハンマ54と圧縮ばね55とアンビル56とは、ハンマケース58内に収容支持される。駆動軸52は、キャリア47と一体で回転駆動する。駆動軸52の周面には、鋼球保持凹部521が設けられている。この鋼球保持凹部521は、鋼球53の半分を収容可能な凹形に形成される。この鋼球保持凹部521の凹形は、前後方向に傾斜して延びる凹形となっている。つまり、鋼球53は、傾斜方向に延びる鋼球保持凹部521内で転動可能となっている。これに対し、適宜の重量を有するハンマ54にも、鋼球53が転動するガイド溝541が設けられている。このガイド溝541は、鋼球保持凹部521と相対回転により対面可能とされる箇所に設けられている。このガイド溝541も、鋼球53の半分を収容可能な凹形に形成される。このガイド溝541の凹形は、前後方向に延びる凹形となっている。つまり、鋼球53は、前後方向に延びるガイド溝541内で転動可能となっている。
ハンマ54には、圧縮ばね55を収容する収容凹部543が設けられている。この収容凹部543は前後方向で抉られる凹形をなしている。この収容凹部543の前側の内端にスチールボール551およびワッシャ553を介して圧縮ばね55の前端が当接する。圧縮ばね55は、後端がキャリア47に当接支持され、前端が収容凹部543内で当接支持され、常時ハンマ54を前方に付勢している。ハンマ54の前面には、打撃片部545が前方に突出して設けられている。打撃片部545は、アンビル56の後端に設けられる打撃アーム部565に当たる突出形状をなす。なお、打撃片部545は、ハンマ54の前面にて周方向180度間隔で2つ設けられている。
アンビル56は、アンビル本体561と上記した打撃アーム部565とを有する。打撃アーム部565は、打撃片部545と対面する位置までアンビル本体561の後端から径方向外側にアーム形に延びている。打撃アーム部565も、アンビル56の後端にて周方向180度間隔で2つ設けられている。アンビル本体561は、前後方向に延びる略円筒形状に形成される。アンビル本体561の外周には、ニードルベアリング563が当接されている。ニードルベアリング563は、ハンマケース58に収容保持されながら、当接するアンビル本体561(アンビル56)を回転支持する。アンビル本体561の前端には、ビットBを保持するためのビット保持機構57が設けられている。ビット保持機構57は、ビットBをアンビル本体561の内部562に収容保持する。
打撃機構51は次のように作動する。すなわち、ねじ締めの最終段階で、ビットBを経てアンビル56に対して一定以上の回転抵抗(ねじ締め抵抗)が付加されると、駆動軸52とハンマ54との間で回転方向の相対変位が生じることとなる。この相対変位は、鋼球保持凹部521およびガイド溝541の間で圧縮ばね55の付勢力に抗して鋼球53を移動させるように作用する。そうすると、ハンマ54は駆動軸52に対して相対的に後退することとなり、それまで打撃アーム部565に当接していた打撃片部545は打撃アーム部565から外れることとなる。このように打撃片部545が打撃アーム部565から外れるとハンマ54は瞬間的に空転することとなるが、圧縮ばね55の付勢力を受けて打撃片部545は再び打撃アーム部565に当たることとなる。この打撃片部545の打撃アーム部565への当たりが、アンビル56の回転動作に加えられる回転方向の打撃力として作用する。アンビル56の打撃アーム部565に対するハンマ54の打撃片部545の離脱係合動作が繰り返されることにより、アンビル56ひいてはビットBに対してねじ締め方向の打撃力が繰り返し付加され、これによりねじを強固に締め付けることができる。
リアカバー部材60について、図5〜図8を参照しながら説明する。リアカバー部材60は、モータハウジング部31の後端に組み付けられる。このリアカバー部材60は、本発明に係るリアカバーに相当する。リアカバー部材60は、キャップ本体61と左側周壁部65と右側周壁部75とを一体に連接して形成される。キャップ本体61は、従前より利用されるキャップ部材と同様に構成され、上記したモータハウジング部31の開口端311を閉塞する。モータハウジング部31に組み付けられたキャップ本体61は、モータハウジング部31と共にハウジング構造の一部をなす。なお、キャップ本体61は、モータハウジング部31とは別の部材であり、モータハウジング部31に組み付けられる本発明に係る他のハウジング部材に相当するものとなっている。また、このキャップ本体61は、モータハウジング部31の後部に組み付けられる本発明に係るカバー体に相当する。
キャップ本体61は、モータハウジング部31の最後部として配置される後端壁62と、後端壁62の外周縁から僅かに前側に突き出される外環部63とを有する。後端壁62は、正面視すると下部が一部切欠かれた略円形に形成される。外環部63は、後端壁62の外周縁から前方に突き出された形状をなす。後端壁62の左右それぞれの側部には、雄螺子を差し込むための留め孔621,622が設けられている。留め孔621,622は、前後に貫通されて差し込まれた雄螺子(不図示)を、モータハウジング部31に設けられる雌螺子(不図示)に螺合可能としている。この雄螺子の螺合により、リアカバー部材60はモータハウジング部31をなすハウジング14と一体となる。
外環部63の左右のそれぞれの周面には、排気用開口部381,381,381,・・・が6つずつ並べられて設けられている。排気用開口部381は、ハウジング14の外部に排気可能に連通している。排気用開口部381は、モータ軸35の回転径方向に貫通し、ファン36の外周部分と対面するように配置される。上記したファン36の回転によってブラシレスモータ33を冷却した後の冷却風は、排気用開口部381を通じて外部にスムーズに排気させる。外環部63の左側には、前側に突き出される左側周壁部65が連接されている。外環部63の右側にも、前側に突き出される右側周壁部75が連接されている。このようにキャップ本体61に対して左右で対をなして設けられる左側周壁部65と右側周壁部75とは、リアカバー部材60の一部をなしている。つまり、左側周壁部65と右側周壁部75とは、ハウジング14とは他のハウジング部材をなすキャップ本体61と一体に成形されてリアカバー部材60をなしている。
左側周壁部65と右側周壁部75とは本発明に係る外周部に相当する。つまり、左側周壁部65と右側周壁部75とは、モータハウジング部31の側部の外周範囲にモータハウジング部31とは別の部材として配置される。これら左側周壁部65と右側周壁部75とは、モータハウジング部31の外周面310に被さるように配置されている。モータハウジング部31の外周面310は、モータハウジング部31の外周範囲に相当する。つまり、左側周壁部65の左側外周面66は、モータハウジング部31の外周範囲をなす外周面310よりも径方向外側に越えた範囲に設定されている。また、右側周壁部75の右側外周面76も、モータハウジング部31の外周範囲をなす外周面310をよりも径方向外側に越えた範囲に設定されている。つまり、左側周壁部65の左側外周面66と右側周壁部75の右側外周面76とは、モータハウジング部31の外周面310の外周範囲を越える範囲まで延びたものとされている。モータハウジング部31の側部には、モータハウジング部31とは別の外周部としての左側周壁部65と右側周壁部75が配置されている。
これら左側周壁部65と右側周壁部75とは、モータ軸35の軸線を含む上下前後平面に対して左右対称の形状により形成されている。なお、左側周壁部65と右側周壁部75とは、モータ軸35の軸線方向で視た場合に点対称をなす対の形状で形成されている。つまり、左側周壁部65と右側周壁部75とは、左右の配置位置こそ違うが対称な形状に形成されている。このため、これら左側周壁部65と右側周壁部75とを説明するにあたっては、代表して図7を参照しながら左側周壁部65だけを説明することとし、右側周壁部75に関しては左側周壁部65に類する符号を図面に付してその説明を省略することとする。なお、右側周壁部75において左側周壁部65と一致する形状に関しては、末尾が同一番号となる符号を図面に付して説明を省略する。
左側周壁部65は、後から前へ順に、連接後部651と第1範囲部653と第2範囲部655と係止前部657とを有する。これら連接後部651と第1範囲部653と第2範囲部655と係止前部657とは、一体に連なって成形されている。連接後部651は、排気用開口部381が並んで設けられる外環部63の範囲に隣接して設けられている。連接後部651は、外環部63よりも径方向外側に拡がるように形成されている。このため、連接後部651から前側に真っ直ぐ延びる第1範囲部653および第2範囲部655は、モータハウジング部31の外周面310を覆うように配置される。第1範囲部653は、後部が連接後部651と連なっており、前部が第2範囲部655と連なっている。
第1範囲部653は、後から前に向かうにしたがって上下幅が徐々に短くなっている先細り形に形成されている。第1範囲部653は、図2に示すように、連接後部651からモータハウジング部31の略中間位置の螺子締結箇所(図示符号121(12),122(12))まで延びている。これに対し、第2範囲部653は、この略中間位置の螺子締結箇所(図示符号121(12),122(12))から前側に延びている。ちなみに、第1範囲部653は、この略中間位置の螺子締結箇所(図示符号121(12),122(12))を外部に露出させることができるように先細る形状が選択されている。第2範囲部655も、後から前に向かうにしたがって緩やかに上下幅が徐々に短くなっている先細り形に形成されている。
この第2範囲部655の先細る傾斜角度は、第1範囲部653の先細る傾斜角度よりも緩やかなものとなっている。この第2範囲部655は、略中間位置の螺子締結箇所(図示符号121(12),122(12))の前側からハンマ部40の外周側におよぶ範囲まで延びている。なお、第1範囲部653および第2範囲部655のそれぞれの先細る傾斜角度は、上下の中間位置の出力軸線X1(図2等参照)に対して上下線対称をなしている。第2範囲部655の前端には、係止前部657が設けられている。係止前部657は、係止爪部658を有する。係止爪部658は、ハンマケースカバー70の係止凹部733に係止可能に設けられている。係止爪部658を係止凹部733に係止させておくと、左側周壁部65は、後側はキャップ本体61で支持されると共に、前側はハンマケースカバー70で支持されることとなる。
第1範囲部653および第2範囲部655の外周面同士は、滑らかに連なって左側外周面66をなしている。左側外周面66は、モータハウジング部31の外周面310よりも径方向外側(外周側)に設定された外周面となっている。この左側外周面66も、外周面310と同様の湾曲する周面形状をなしている。ここで、左側外周面66にはインパクトドライバ10の製造メーカを表示するロゴ表示部67が一体成形により設けられている。ロゴ表示部67は、左側周壁部65と一体で成形される。ロゴ表示部67,67,67は、左側外周面66から僅かに径方向外側に突出された立体形をなして左側外周面66と一体に成形されている。このロゴ表示部67は、外部から視認し易いように左側外周面66の通常の着色とは相違する着色が施されている。例えば、左側外周面66の通常の着色は緑色であるのに対し、ロゴ表示部67の着色は白色にされている。ロゴ表示部67に左側外周面66の通常の着色とは相違すると着色が施されていると、ロゴ表示部67が浮かび上がったように表示されることとなり、ロゴ表示部67の視認のし易さを高めることができる。
右側周壁部75にあっても、上記したように左側周壁部65と同様に構成される。すなわち、第1範囲部753および第2範囲部755の外周面同士も、滑らかに連なって右側外周面76をなしている。右側外周面76も、モータハウジング部31の外周面310よりも径方向外側(外周側)に設定された外周面となっている。この右側外周面76も、左側外周面66と同様の湾曲する周面形状をなしている。ここで、図5と図6とを比較して分かるように、右側外周面76にはインパクトドライバ10の製品情報を表示するネームラベル77が貼り付けられている。このネームラベル77は識別シールである。このネームラベル77は本発明に係る製品情報表示部に相当する。このネームラベル77には、例えば、モデル名、モデルナンバー、定格電圧、定格電流、製造年月、製造番号、注意事項等の製品情報が記載されている。つまり、右側外周面76にネームラベル77が貼られることにより、右側外周面76には製品情報表示部が設けられたものとなっている。このネームラベル77は、右側外周面76内に収まる大きさとなっており、記載される製品情報も視認し易い文字の大きさが選択されている。なお、ネームラベル77は、表面に製品情報が記載され、裏面が貼り付け面となっている。なお、ロゴ表示部67やネームラベル77は、本発明に係る表示部に相当する。
左側周壁部65および右側周壁部75にあっては、モータハウジング部31にリアカバー部材60が組み付けられた場合に、モータハウジング部31の外周面310との間に通気用の隙間S1が生ずるように形成されている。隙間S1は、モータハウジング部31の外周面310と、左側周壁部65の内周面659(右側周壁部75の内周面759)との間で設定される通気用の隙間である。この隙間S1は、モータハウジング部31の外周面310と左側周壁部65の内周面659(右側周壁部75の内周面759)との間で、上下方向の連通部S2,S3を通じて外部から吸気可能となっている。このように設定される隙間S1および連通部S2,S3より、吸気用開口部382から外気を好ましく吸気することが可能となっている。つまり、これら左側周壁部65および右側周壁部75は、通気可能に吸気用開口部382に被さるように配置されている。
上記した第1の実施の形態のインパクトドライバ10によれば、モータハウジング部31の左右の側部には、モータハウジング部31とは別の左側周壁部65および右側周壁部75が配置されている。これによって、モータハウジング部31の外周範囲を越えた範囲にまで視認可能なロゴ表示部67やネームラベル77を設けることができる。これによって、モータハウジング部31の小型化が図られてモータハウジング部31の外周範囲が狭くなってしまう場合でも、モータハウジング部31の外周とは別の箇所に表示部としてのロゴ表示部67やネームラベル77を設けることができる。したがって、モータハウジング部31の小型化が図られたインパクトドライバ10にあっても、製造メーカや製品情報に関する表示内容をユーザは視認し易くなる。
また、上記した第1の実施の形態のインパクトドライバ10によれば、左側周壁部65および右側周壁部75は、モータハウジング部31の外周面310に被さるように配置されているので、モータハウジング部31を含むハウジング構成を変えることなく、視認可能なロゴ表示部67やネームラベル77を設けることができる。また、上記した第1の実施の形態のインパクトドライバ10によれば、左側周壁部65および右側周壁部75はモータハウジング部31に組み付けられるキャップ本体61と一体に形成されているので、部品点数を抑えることができて製造に有利となる。また、このように左側周壁部65および右側周壁部75が設けられていると、キャップ本体61の組付けと同時に左側周壁部65および右側周壁部75をモータハウジング部31に組み付けることができる。
また、上記した第1の実施の形態のインパクトドライバ10によれば、左側周壁部65の外周面66にはロゴ表示部67が設けられているので、ユーザは設けられたロゴ表示部67を視認することができる。また、上記した第1の実施の形態のインパクトドライバ10によれば、右側周壁部75の右側外周面76にはネームラベル77が貼り付けられている。このネームラベル77には、例えば、モデル名、モデルナンバー、定格電圧、定格電流、製造年月、製造番号、注意事項等の製品情報が記載されているので、ユーザはこれらの製品情報を視認することができる。また、上記した第1の実施の形態のインパクトドライバ10によれば、左側周壁部65および右側周壁部75は吸気用開口部382を覆うように配置されているので、吸気用開口部382の開口範囲まで外周面66,76を形成することができて、上記した左側周壁部65および右側周壁部75の外周面66,76の範囲を拡げることができる。
また、左側周壁部65および右側周壁部75は、上記した複数の吸気用開口部382に対しても被さるように吸気用開口部382の外周側を覆っている。つまり、吸気用開口部382から外気を吸気するにあたっては、図3に示すように、モータハウジング部31の外周面310との間の通気用隙間S1と、通気用隙間S1に対して上下方向に連通する連通部S2,S3を通じて外気を吸気することとなる。つまり、吸気用開口部382への外気の吸気を、図示されるラビリンス構造(S1,S2,S3)を通じてなされるものとし、吸気の際の防塵防水効果を高めることができる。このように吸気の際の防塵防水効果が高められていると、吸気用開口部382の大きさも通常よりも大きな開口形状とすることができて、ブラシレスモータ33の冷却効率を向上させることができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第1の実施の形態の変形例となる第2の実施の形態について、図11〜図14を参照しながら説明する。図11の外観斜視図は第2の実施の形態のインパクトドライバ10Aを示している。図12の側面図は図11のインパクトドライバ10Aを右側面視している。図13の断面図は図12の図示(XIII)-(XIII)断面矢視を示している。図14の右側斜視図は取り外された周壁カバー65A,75Aを示している。この第2の実施の形態では、上記した第1の実施の形態と比較して主に外周部の構成(周壁カバー65A,75A)が相違する。このため、この第2の実施の形態において第1の実施の形態と同一に構成される部分には上記と同一符号を図面に記載してその説明を省略するものとする。
この第2の実施の形態では、左側周壁部65および右側周壁部75をキャップ本体61から分離させて周壁カバー65A,75Aとしている。また、リアカバー部材60Aは、左側周壁部65および右側周壁部75から分離させたキャップ本体61のみの構成となっている。また、ハンマケースカバー70にあっては、左係止側部73および右係止側部74が除かれてスリム化された構成となっている。モータハウジング部31の外周左側には、左側周壁カバー65Aが付け外し可能に取り付けられている。この左側周壁カバー65Aの外部形状は、上記した左側周壁部65の外部形状と略同一である。また、モータハウジング部31の外周右側には、右側周壁カバー75Aが付け外し可能に取り付けられている。この右側周壁カバー75Aの外部形状は、上記した右側周壁部75の外部形状と略同一である。これら左側周壁カバー65Aと右側周壁カバー75Aとは、モータハウジング部31の外周面310に対し、凹凸嵌合により付け外し可能に取り付けられる。
具体的には、図13に示す左側周壁カバー65Aの裏面には、3つの嵌合ピン部68Aが設けられている。3つの嵌合ピン部68Aは、モータハウジング部31の外周面310に設けられた不図示の嵌合孔部に嵌合可能に構成される。この嵌合ピン部68Aが嵌合孔部に嵌合されると、モータハウジング部31の外周面310に左側周壁カバー65Aが取り付けられたものとなる。なお、右側周壁カバー75Aも、左側周壁カバー65Aと同様の嵌合ピン部(図示省略)が設けられ、モータハウジング部31の外周面310に取付け可能となっている。
このように取り付けられた左側周壁カバー65Aおよび右側周壁カバー75Aにあっても、上記した隙間S1および連通部S2,S3が設けられる。このような隙間S1や連通部S2,S3が設けられることにより、吸気用開口部382を通じて外部から好ましく吸気することができる。この第2の実施の形態の左側周壁カバー65Aおよび右側周壁カバー75Aにあっても、第1の実施の形態の左側周壁部65および右側周壁部75と同一の左側外周面66および右側外周面76を有する。このため、図面には第1の実施の形態を説明する際に付した符号を図面に付し、その説明に関しては省略することとする。つまり、第1の実施の形態と同様、左側外周面66には製造メーカを表示するロゴ表示部67が一体成形により設けられ、右側外周面76には適宜の製品情報を表示するネームラベル77が貼り付けられている。
このような左側周壁カバー65Aおよび右側周壁カバー75Aを有するインパクトドライバ10Aにあっても、上記した第1の実施の形態のインパクトドライバ10と同様の作用効果を奏することができる。また、この第2の実施の形態のインパクトドライバ10Aにあっては、左側周壁カバー65Aおよび右側周壁カバー75Aを付け外しすることができるので、狭い場所でインパクトドライバ10Aを使用したい場合に左側周壁カバー65Aおよび右側周壁カバー75Aを外して、作業のし易いスリムな形にすることができる。なお、左側周壁カバー65Aおよび右側周壁カバー75Aを取り付けている場合には、モータハウジング部31の保護も図ることができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、第1および第2の実施の形態とは相違する第3の実施の形態について、図15〜図18を参照しながら説明する。図15の外観斜視図は第3の実施の形態のインパクトドライバ10Bを示している。図16の側面図は図15のインパクトドライバ10Bを左側面視している。図17の外観斜視図はハンマケース80を単品で示している。図18の側面図は図17のハンマケース80を左側面視している。この第3の実施の形態のインパクトドライバ10Bは、第1および第2の実施の形態と相違し、本発明に係る外周部をハンマケース80に設けた点が相違する。なお、この図示されるインパクトドライバ10Bは、図1のインパクトドライバ10と比較して各部分で相違するように構成される。このため、第1の実施の形態と同様に機能する部分について上記と同一符号を図面に記載してその説明を省略するものとする。
ハンマケース80は、本発明に係るハウジング部材に相当し、モータハウジング部31の前部に組み付けられる機構ケースに相当する。ハンマケース80は、上記したハンマ部40の金属製のケースとして構成され、モータハウジング部31の前部に組み付けられて固定される。ハンマケース80は、図17および図18に示すようにアンビル56を突出可能に前端を貫通させた略カップ形に形成される。ハンマケース80は、後から順に、ベアリングボックス支持部81と、ハンマ収容部82と、アンビル支持部83とを有する。ベアリングボックス支持部81はベアリングボックス50を内部に収容支持する。なお、ベアリングボックス50は上記した減速機構41を内部に収容支持する。
ハンマ収容部82は上記した打撃機構51を内部に収容支持する。アンビル支持部83は、ハンマケース80の前部に設定される。このアンビル支持部83は、内部で保持されるニードルベアリング563によりアンビル56を回転可能に支持する。このアンビル支持部83の外周側にはバンパ保持部84が設けられている。バンパ保持部84は、図15および図16に示すようなバンパ97を支持するための外周形状を有する。バンパ保持部84は、バンパ97の内周形状に対応して形成されている。ちなみに、バンパ97は、弾性変形可能なゴム等からなる樹脂製であり、インパクトドライバ10Bの前部を外部に衝突させてしまった場合の衝撃を緩和する。
このような各機構を収容支持するハンマケース80の外部形状は、概略、被収容部85と外部露出部87と後方延在部90とに分けられる。被収容部85は、モータハウジング部31の内部に収容されるハウジング構造を有する。この被収容部85は、モータハウジング部31の前部形状に対応して形成されている。外部露出部87は、被収容部85と相違して外部に露出される外周面88を有する。この外周面88は、組み付けられたモータハウジング部31の外周面310と連なる形状に形成されている。また、図では左側しか見えないが、後方延在部90は、ハンマケース80の左右両側にそれぞれ設けられている。後方延在部90は本発明に係る外周部に相当する。この後方延在部90は、左右両周面それぞれの略中央位置(左右それぞれの頂点位置)に位置している。なお、外部露出部87は、上部が周方向に延びる上部周縁891で形成されるのに対し、左右側部は後方延在部90に近づくにしたがって前側に傾斜する傾斜周縁892で形成される。
後方延在部90は、外部露出部87から後側に突き出された形状を有する。後方延在部90は、外部露出部87と連なって前後方向に長く延びる矩形の形状を有している。後方延在部90は、組み付けられたモータハウジング部31の外周面310よりも僅かに外側に張り出された形状を有する。この後方延在部90も、外部露出部87と同様に外部に露出される外面91を有する。この外面91は、前後方向で延ばされたものとなっている。外面91の前半分は、前側に向かうにしたがって内側のアンビル56配置側に傾斜する面となっている。外面91の後半分は前後上下平面で延びる平面形状を有する。
この図示されている左側の外面91にはロゴシール95が貼り付けられている。このロゴシール95は本発明に係るロゴ表示部に相当する。なお、この外面91には、ロゴシール95と同等のロゴ表示形状が後方延在部90と一体成形されるものであってもよい。このロゴシール95は、上記した左側外周面66に設けられるロゴ表示部67と略同等に、インパクトドライバ10Bの製造メーカのロゴ表示部が表示される。つまり、後方延在部90の外面91は、上記した左側外周面66や右側外周面76と同様、製品の製造メーカや製品の製品情報を表示する表示部として機能することができる。ちなみに、ロゴシール95に替えてネームラベル77が貼り付けられるものであってもよい。
モータハウジング部31の前部開口端312は、図15に示すように、上記した外部露出部87および後方延在部90の縁形状に対応して形成される。具体的には、前部開口端312は、外部露出部87の上部周縁891および傾斜周縁892に対応した形状を有すると共に、後方延在部90が差し込まれる凹形の形状を有する。すなわち、前部開口端312の上部は、ハンマケース80を組み付けた場合に上部周縁891が当接する上部周縁391を有する。前部開口端312の左右の両側部は、ハンマケース80を組み付けた場合に傾斜周縁892が当接する傾斜周縁392を有する。
この前部開口端312の左右の両側部には、ハンマケース80を組み付けた場合にハンマケース80の後方延在部90が差し込まれる凹形部393が設けられている。この凹形部393は、後方延在部90に対応した形状であり、前後方向に長く延びる矩形で切り欠かれた形状を有する。また、凹形部393の周縁には、外側に突出する縁取り部395が設けられている。この凹形部393は、本発明に係る切欠き部に相当する。凹形部393は、モータハウジング部31の外周範囲を一部切り欠くように設けられる。ハンマケース80がモータハウジング部31に組み付けられると、この凹形部393には後方延在部90が入り込むように配置されることとなる。ここでハンマケース80の後方延在部90は、モータハウジング部31の凹形部393に対して、前から後へスライドされるように嵌合される。つまり、後方延在部90は、凹形部393に対して回転規制方向となる前後方向で嵌合されている。このような嵌合は、モータハウジング部31に対するハンマケース80の相対的な回転を規制するように作用する。つまり、ロゴ表示する後方延在部90は、モータハウジング部31に対するハンマケース80の回り止め作用も兼ねている。
このような後方延在部90を有するインパクトドライバ10Bにあっても、上記した第1の実施の形態のインパクトドライバ10と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、第3の実施の形態のインパクトドライバ10Bによれば、モータハウジング部31の外周範囲にはモータハウジング部31とは別の後方延在部90が配置されている。ここで後方延在部90の外面91は、モータハウジング部31の外周範囲を越える前側の範囲まで延びているので、モータハウジング部31の外周範囲を越えた前側範囲にまで識別可能なロゴシール95やネームラベル77等の表示部を設けることができる。これによって、モータハウジング部31の小型化が図られてモータハウジング部31の外周範囲が狭くなってしまう場合でもロゴシール95の視認は可能となる。したがって、小型化が図られたインパクトドライバ10Bにあっても、インパクトドライバ10Bの外面に記載される製品の製造メーカや製品の製品情報は、ユーザにとって見え易いようになる。
また、上記した第3の実施の形態のインパクトドライバ10Bによれば、後方延在部90はモータハウジング部31の前部に組み付けられるハンマケース80に設けられるので、ハンマケース80の組付けと同時に後方延在部90を組み付けることができる。また、上記した第3の実施の形態のインパクトドライバ10Bによれば、後方延在部90はモータハウジング部31に設けられた凹形部393に入り込んで配置されているので、後方延在部90を配置した場合の外周寸法を抑えることができる。また、上記した第3の実施の形態のインパクトドライバ10Bによれば、左側の後方延在部90の外面91には、ロゴシール95が貼り付けられているので、ユーザは貼り付けられたロゴ表示を視認することができる。また、ロゴ表示する後方延在部90は、バンパ保持部84の後方であってベアリングボックス支持部81の前方に配置されるので、外部からの傷つき難い位置としながら、より前側に配置されて視認性に優れたものとなる。
なお、第3の実施の形態の後方延在部90は、ハンマケース80と一体に設けられるものとなっていた。しかしながら、この後方延在部90にあっては、第1および第2の実施の形態にて説明したハンマケースカバー70に一体に設けられるものであってもよい。ちなみに、第3の実施の形態のインパクトドライバ10Bは、上記した第1および第2の実施の形態とは相違してハンマケースカバー70が設けられていない。このハンマケースカバー70は、本発明に係るケースカバーに相当する。このようにハンマケースカバー70に後方延在部90を設けた場合には、ハンマケースカバー70の組付けと同時に簡単に後方延在部90を組み付けることができ、さらに後方延在部90も簡単かつ安価に成形することができる。
また、本発明に係る回転工具にあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく適宜に変更を加えて構成することが可能である。例えば、上記した実施の形態では、回転工具の一例としてインパクトドライバ10を挙げて説明するものとした。しかしながら、本発明に係る回転工具にあっては、インパクトレンチや、ドライバドリルや、ハンマドリルなどで構成されるものであってもよく、適宜の回転あるいは回転打撃を発生させる電動工具を選択することができる。その場合には、動力伝達機構としては、上記した実施の形態に限定されることなく、適宜の機構を採用することができる。また、動力伝達機構としては複数の機構を有して構成されるものであってもよく、機構ケースとしても複数に分割されて構成されるものであってもよい。
10,10A,10B インパクトドライバ(回転工具、回転打撃工具)
11 工具本体
12 螺子締結箇所
13 バッテリ装着部
131 ターミナル
132 係止構造
133 コントローラ
14 ハウジング
15 左側分割ハウジング
16 右側分割ハウジング
17 操作表示部
18 ストラップ部材
19 フック部材
20 グリップ部
21 グリップハウジング部
22 操作スイッチ
23 スイッチ本体
24 トリガ部材
25 切替ノブ
26 LED照射装置
30 モータ部
31 モータハウジング部
310 外周面
311 開口端
312 前部開口端
33 ブラシレスモータ
331 ロータ
332 永久磁石
333 ステータ
334 コイル
335 センサ基板
35 モータ軸
351 前側ベアリング
352 後側ベアリング
36 ファン
37 入力ギヤ
381 排気用開口部
382 吸気用開口部(通気孔)
391 上部周縁
392 傾斜周縁
393 凹形部(切欠き部)
395 縁取り部
40 ハンマ部
41 減速機構(動力伝達機構、出力部)
42 遊星歯車
45 インターナルギヤ
46 支軸
47 キャリア
48 ベアリング
49 止め輪
50 ベアリングボックス
51 打撃機構(動力伝達機構、出力部)
52 駆動軸
521 鋼球保持凹部
53 鋼球
54 ハンマ
541 ガイド溝
543 収容凹部
545 打撃片部
55 圧縮ばね
551 スチールボール
553 ワッシャ
56 アンビル(出力軸)
561 アンビル本体
562 内部
563 ニードルベアリング
565 打撃アーム部
569 収容凹部
57 ビット保持機構
58 ハンマケース
59 被係止部
60,60A リアカバー部材(リアカバー)
61 キャップ本体(他のハウジング部材、カバー体)
61A キャップ部材
62 後端壁
621,622 留め孔
63 外環部
64 係止部材
65 左側周壁部(外周部)
65A 左側周壁カバー(外周部)
651 連接後部
653 第1範囲部
655 第2範囲部
657 係止前部
658 係止爪部
659 内周面
66 左側外周面
67 ロゴ表示部
68A 嵌合ピン部
70 ハンマケースカバー
71 前端部
72 カバー本体
73 左係止側部
74 右係止側部
733,743 係止凹部
735,745 外周面
75 右側周壁部(外周部)
75A 右側周壁カバー(外周部)
751 連接後部
753 第1範囲部
755 第2範囲部
757 係止前部
758 係止爪部
759 内周面
76 右側外周面
77 ネームラベル(識別シール)
80 ハンマケース(他のハウジング部材、機構ケース)
81 ベアリングボックス支持部
82 ハンマ収容部
83 アンビル支持部
84 バンパ保持部
85 被収容部
87 外部露出部
88 外周面
891 上部周縁
892 傾斜周縁
90 後方延在部
91 外面
95 ロゴシール
97 バンパ
100 バッテリ
101 ロック解除ボタン
B ビット
S1 隙間
S2,S3 連通部
X1 出力軸線

Claims (6)

  1. モータと、
    前記モータを収容する樹脂製のモータハウジングと、
    前記モータハウジングと一体的に前記モータハウジングの下方に配置されるグリップハウジングと、
    前記モータハウジングの前方で保持されるハンマケースと、
    前記ハンマケースの内部に配置され、前記モータにより回転されるハンマと、
    前記ハンマにより打撃されるアンビルと、
    前記アンビルの外周側に配置されるカバーと、
    前記カバーと係合し、前記モータハウジングの第1側面の径方向外側に配置され、ロゴ表示部が形成される第1外周部と、を有するインパクト工具。
  2. 前記第1側面の反対側に位置する前記モータハウジングの第2側面の径方向外側に配置される第2外周部を有し、
    前記カバーの後部と前記第1外周部の前部が係合し、
    前記カバーの前記後部と第2外周部の前部が係合する請求項1記載のインパクト工具。
  3. 前記モータハウジングの後部に組み付けられるカバー体を介して前記第1外周部の後部と前記第2外周部の後部が連結されている請求項2記載のインパクト工具。
  4. モータと、
    前記モータを収容する樹脂製のモータハウジングと、
    前記モータハウジングと一体的に前記モータハウジングの下方に配置されるグリップハウジングと、
    前記モータハウジングの前方で保持される金属製のハンマケースと、
    前記ハンマケースに保持される弾性変形可能なバンパと、
    前記ハンマケースの内部に配置され、前記モータにより回転されるハンマと、
    前記ハンマケースに回転可能に支持され、前記ハンマにより打撃されるアンビルと、
    前記バンパの後方側であって、前記ハンマケースの後部に設けられるロゴ表示部と、
    前記モータハウジングの前部に設けられ、前記ロゴ表示部が露出された状態で嵌合する凹形部と、を有するインパクト工具。
  5. 前記ロゴ表示部は、前記ハンマケースの上下方向の中央に配置される請求項4記載のインパクト工具。
  6. 前記ロゴ表示部は、前記モータハウジングに覆われる前記ハンマケースの周側部よりも側方へ突出している請求項4または5記載のインパクト工具。

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