JP2015186634A5 - - Google Patents

Description

本発明は、操作手段を有する遊技機に関するものである。

従来より、押下方向に移動操作に加えて、前後左右方向に移動操作することができる操作装置を備える遊技機が提案されている（例えば、特許文献１）。この特許文献１に記載される遊技機では、その操作装置の操作部材（操作手段）を前後左右方向に移動操作することによって画像表示部に表示されるキャラクタの移動方向の選択のほかに、遊技演出の場面、状況、文字等を選択することができるようになっている。

ところが、特許文献１に記載される遊技機では、画像表示部の表示内容の指示に従って単に操作されるものであるため、操作部材（操作手段）自体が遊技性を創出するものとはなり得なかった。

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、操作手段による斬新な遊技性を創出することができる遊技機を提供することにある。

（解決手段１）
遊技媒体を用いた遊技の進行を制御する主制御手段と、該主制御手段から送信されるコマンドに基づいて演出の進行を制御することができる副制御手段と、遊技者により操作される複数の操作手段と、を備える遊技機であって、前記副制御手段は、前記複数の操作手段のうち特定の操作手段が操作されたことを示す特定操作信号が入力される入力手段と、前記特定の操作手段に対して挙動を付与するように駆動制御する駆動制御手段と、を含み、前記駆動制御手段は、特定の演出の進行に係るスケジューラに基づいて、前記特定の操作手段に対して挙動を付与するように駆動制御する第１の駆動制御と、該第１の駆動制御による駆動制御が行われていないなかで前記特定操作信号が前記入力手段に入力されることに基づいて、当該特定の操作手段に対して挙動を付与するように駆動制御する第２の駆動制御と、を実行することができることを特徴とする遊技機。

この遊技機では、主制御手段、副制御手段、複数の操作手段を備えている。主制御手段は、遊技媒体を用いた遊技の進行を制御している。副制御手段は、主制御手段から送信されるコマンドに基づいて演出の進行を制御することができる。複数の操作手段は、遊技者により操作されることができるようになっている。

副制御手段は、入力手段、駆動制御手段を含んでいる。入力手段は、複数の操作手段のうち特定の操作手段が操作されたことを示す特定操作信号が入力されるものである。駆動制御手段は、特定の操作手段に対して挙動を付与するように駆動制御するものである。

駆動制御手段は、特定の演出の進行に係るスケジューラに基づいて、特定の操作手段に対して挙動を付与するように駆動制御する第１の駆動制御と、第１の駆動制御による駆動制御が行われていないなかで特定操作信号が入力手段に入力されることに基づいて、特定の操作手段に対して挙動を付与するように駆動制御する第２の駆動制御と、を実行することができるようになっている。

本実施形態では、例えば、図９７の主制御基板４１００が主制御手段に相当し、図１１７の特図１同調演出関連に区分される特図１同調演出開始コマンド、及び特図２同調演出関連に区分される特図２同調演出開始コマンド等がコマンドに相当し、図９７の周辺制御基板４１４０が副制御手段に相当し、図２の貸球ユニット３６０における貸球ボタン３６１、返却ボタン３６２、操作ユニット４００におけるダイヤル操作部４０１、押圧操作部４０５が複数の操作手段に相当し、図１のパチンコ遊技機１が遊技機に相当し、図２の操作ユニット４００におけるダイヤル操作部４０１が特定の操作手段に相当し、「図４３に示した、操作ユニット４００に設けられた、ダイヤル操作部４０１の回転（回転方向）を検出するための回転検出スイッチ４３２ａ，４３２ｂからの検出信号、及び押圧操作部４０５の操作を検出するための押圧検出スイッチ４３２ｃからの検出信号は、枠装飾駆動アンプ基板１９４に設けた図示しない扉側シリアル送信回路でシリアル化され、このシリアル化された操作ユニット検出データＴＳ−ＤＡＴが扉側シリアル送信回路から、周辺扉中継端子板８８２、そして枠周辺中継端子板８６８を介して周辺制御ＭＰＵ４１５０ａの操作ユニット検出用シリアルＩ／Ｏポートに入力されている。」という記載が入力手段に相当し、「回転方向転換制御は、ダイヤル操作部４０１を時計方向に回転させている際に、遊技者の指や手のひらがダイヤル操作部４０１に触れてダイヤル操作部４０１の回転が停止したときには、回転方向を転換してダイヤル操作部４０１を反時計方向に回転開始させたり、ダイヤル操作部４０１を反時計方向に回転させている際に、遊技者の指や手のひらがダイヤル操作部４０１に触れてダイヤル操作部４０１の回転が停止したときには、回転方向を転換してダイヤル操作部４０１を時計方向に回転開始させたりする。」という記載、「周辺制御基板４１４０の周辺制御部４１５０は、演出の進行とまったく無関係にダイヤル操作部４０１が遊技者の指や手のひらにより操作されている状態であると把握したときにはダイヤル駆動モータ４１４の出力軸が回転することによってダイヤル操作部４０１に挙動が付与されるようになっているため、突発的にダイヤル操作部４０１が動き出すこととなる。」という記載が駆動制御手段に相当する。

本発明の遊技機においては、操作手段による斬新な遊技性を創出することができる。

１…パチンコ遊技機（遊技機）、２…外枠、３…本体枠、４…遊技盤、５…扉枠、３６１…貸球ボタン（操作手段）、３６２…返却ボタン（操作手段）、４００…操作ユニット、４０１…ダイヤル操作部（操作手段、特定の操作手段）、４０５…押圧操作部（操作手段）、４１０…従動ギア、４１２…駆動ギア、４１４…ダイヤル駆動モータ、４３２ａ…回転検出スイッチ、４３２ｂ…回転検出スイッチ、８５１…電源基板、８５１ａ…全波整流回路、８５１ｂ…力率改善回路、８５１ｃ…平滑化回路、８５１ｄ…＋５．２Ｖ作成回路、８５１ｅ…＋５．２５Ｖ作成回路、８５１ｆ…＋１２Ｖ作成回路、８５１ｇ…＋２４Ｖ作成回路、１１００…遊技領域、２１０９…下始動口スイッチ、３０２２…上始動口スイッチ３０２２、４１００…主制御基板（主制御手段）、４１００ａ…主制御ＭＰＵ、４１００ａｅ…主周シリアル送信ポート、４１１０…払出制御基板、４１１０ｂ…停電監視回路、４１４０…周辺制御基板（副制御手段）、４１５０…周辺制御部、４１６０…液晶制御部、４１７０…ランプ駆動基板、４１８０…モータ駆動基板、ＭＲ２０…プルアップ抵抗、ＭＲ２１，ＭＲ２２…抵抗、ＭＴＲ２０…トランジスタ、ＭＣ２…電解コンデンサ、ＭＣ２０…電解コンデンサ、ＭＤ２０…ダイオード。

Claims (1)

1. 遊技媒体を用いた遊技の進行を制御する主制御手段と、
   該主制御手段から送信されるコマンドに基づいて演出の進行を制御することができる副制御手段と、
   遊技者により操作される複数の操作手段と、
   を備える遊技機であって、
   前記副制御手段は、
   前記複数の操作手段のうち特定の操作手段が操作されたことを示す特定操作信号が入力される入力手段と、
   前記特定の操作手段に対して挙動を付与するように駆動制御する駆動制御手段と、
   を含み、
   前記駆動制御手段は、
   特定の演出の進行に係るスケジューラに基づいて、前記特定の操作手段に対して挙動を付与するように駆動制御する第１の駆動制御と、
   該第１の駆動制御による駆動制御が行われていないなかで前記特定操作信号が前記入力手段に入力されることに基づいて、当該特定の操作手段に対して挙動を付与するように駆動制御する第２の駆動制御と、
   を実行することができることを特徴とする遊技機。