JP2015186321A - 移動体 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行環境に応じて自動的に最高速度の設定を変更し、より安全且つ迅速な移動を可能にする移動体を提供する。【解決手段】移動体は、ジョイスティック22と、走行の駆動力を発生するモータ16と、走行可能な最高速度の設定を変更するコントローラ40とを備えている。コントローラ40は、ジョイスティック22からの信号に基づきジョイスティック22の位置を算出する操作検出部42と、操作検出部42からの出力に基づき、走行可能な最高速度として少なくとも低速の第1速度と高速の第2速度を設定可能な、最高速度設定部44とを備えている。最高速度が第1速度に設定された状態で、ジョイスティック22が、操作可能領域のうち予め設定した速度以上の速度が指示される第1領域に位置するときには、最高速度設定部44は、第1領域におけるジョイスティック22の操作態様に応じて、最高速度の設定を第2速度に変更する。【選択図】図3

Description

本発明は、移動体に関する。
近年、高齢化社会やバリアフリー社会の到来と共に、車両(自動車)の運転を行う高齢者や障がい者の数が増加している。また、車両を運転しない人であっても、電動車椅子を操縦して近隣への外出を行う人もいる。高齢者や障がい者の操縦者の中には、健常者と比較して認知、判断、操作能力を適切に発揮できない者もいるため、車両や電動車椅子の中には、安全に且つ迅速に走行するための工夫が施されているものがある。
特許文献1においては、ユーザ(操縦者)が変位させて速度を制御できるジョイスティックを有する個人用乗物(電動車椅子)が開示されている。この個人用乗物においては、ジョイスティックの操作量と走行速度とが比例関係にないことが特徴である。すなわち、ユーザによるジョイスティックの操作量が小さい、ジョイスティックが中央領域にあるときは、操作量に対する速度変化量は緩やかである一方、ジョイスティックが中央領域から離れた位置にあるときは、操作量に対する速度変化量が急峻になるため、ユーザの操作により適切な速度での操縦が可能になる。
特許文献2においては、障害物までの距離を測るための対物センサを前後左右方向に取り付けた電動車椅子が開示されている。この電動車椅子においては、対物センサが障害物までの距離を測定し、その距離に応じてジョイスティックで操作できる最高速度を制限する構成を有しているため、安全性に優れている。
特開2009−056321号公報 特開2004−321722号公報
特許文献1に記載の個人用乗物は、ジョイスティックの位置に応じて2つの領域に区別し、その領域ごとにジョイスティックの操作量と速度変化量との対応関係を定義するため、ジョイスティックの位置により操作量に対する個人用乗物の速度を自動的に変えることができる。しかし、あくまでもユーザの操作によって指令された速度で走行するものであり、走行環境に応じた速度制御を行うものではない。そのため、例えば、屋内又は歩行者道路等の障害物が多く複雑な走行環境でこの個人用乗物を走行させる場合には、ジョイスティックの操作ミス等によって障害物と接触する危険が生じる。また、領域間の境界(操作量に対する速度変化が切替わる箇所)がジョイスティックを操作し得る範囲内に存在し、それぞれの領域内では操作量に対する速度変化量は固定されているため、ユーザが低速で個人用乗物を走行させるときにジョイスティックを操作し得る領域(物理的な範囲)がジョイスティックを操作し得る全領域より狭くなり、細かく速度を変化させることが困難になる。
特許文献2に記載の電動車椅子においては、障害物までの距離に応じてジョイスティックで操作できる最高速度を制限するため、走行環境に応じた速度制限を自動的に行うことができる。しかし、この車椅子には、障害物の有無とそこまでの距離を認識するために複数の対物センサが取り付けられており、電動車椅子のコストが高くなる。
このように、走行環境に応じて自動的に最高速度の設定の変更を行うことを可能にする移動体には、更なる改善の余地があった。
上記問題に鑑み、走行環境に応じて自動的に最高速度の設定を変更し、より安全且つ迅速に移動することを可能にする移動体を提供することが求められている。
上記課題を解決するために、本発明に係る移動体の特徴構成は、操縦者の操作により走行速度が調節される速度調節具と、走行するための駆動力を発生する駆動部と、走行可能な最高速度の設定を変更する制御部と、を備える移動体であって、前記制御部は、前記速度調節具からの信号に基づいて前記速度調節具の操作量を表す位置を算出する操作検出部と、前記操作検出部からの出力に基づいて走行可能な最高速度として少なくとも低速側の第1速度と高速側の第2速度とを設定可能な最高速度設定部と、を備え、前記制御部において、前記最高速度が前記第1速度に設定された状態で、前記速度調節具の操作可能領域のうち、前記位置が予め設定した速度以上の速度が指示される第1領域に存在するときに、前記最高速度設定部は、前記第1領域における前記速度調節具の操作態様に応じて前記最高速度の設定を前記第2速度に変更する点にある。
移動体の操縦者は移動体の走行中の周囲の環境により、走行速度を制御している。例えば、障害物が多い又はカーブが連続する道路では、操縦者は移動体の速度を遅くして走行させる。一方、障害物がなく道幅の広い直線道路では、操縦者は移動体の速度を速くして走行することを望む。従って、一定以上の走行速度で移動体を走行させている状態は、操縦者が高速で走行することの意思表示をしていると考えられる。そこで、本発明に係る移動体においては、一定以上の走行速度で移動体を走行させている状態で、速度調節具の操作態様に応じて移動体の走行可能な最高速度を高速側の第2速度に変更することにより、走行環境に応じた最高速度で、安全且つ迅速に移動体を走行させることができる。
本発明に係る移動体においては、前記最高速度が前記第1速度に設定された状態で前記速度調節具が前記第1領域にあるときにおいて、前記速度調節具の前記第1領域内での前記位置の1つである初期位置に基づいて予め設定された第2領域に前記速度調節具が所定時間に亘って存在するときに、前記操作検出部は前記最高速度を増加させる前記出力を前記最高速度設定部に送り、前記最高速度設定部は前記出力に基づいて前記最高速度の設定を前記第2速度に変更すると好適である。
操縦者が、一定以上の走行速度で移動体を走行させることができる第1領域に速度調節具があるように操作し、その後所定時間に亘って第1領域の中のより狭い範囲である第2領域に速度調節具があれば、操縦者は所定時間の間、速度調節具をほとんど動かしておらず、単調な操作を行っていることになる。このような環境下では、移動体の走行速度を速くしても操縦者に危険はないと考えられる。また、速度調節具が第1領域にあるということは、操縦者が高速で走行したいという意思の表れであると考えることができる。そこで、本発明に係る移動体においては、移動体の最高速度を第1速度から第2速度に高めることにより、操縦者の意思を反映しつつ、安全且つ迅速に移動体を走行させることができる。
本発明に係る移動体においては、前記最高速度が前記第2速度に設定された状態で、前記速度調節具の前記位置が変化するときの前記位置の変化速度が第1変化速度以上且つ第2変化速度未満であれば、前記速度調節具の前記位置が前記初期位置から変化して前記第1領域又は前記第2領域から外れると、前記操作検出部は直ちに前記最高速度を低くする前記出力を前記最高速度設定部に送り、前記最高速度設定部は前記出力に基づいて前記最高速度の設定を前記第2速度から前記第1速度に変更すると好適である。
最高速度が第2速度で移動体を走行させるためには、移動体の走行環境が単調であることが必要である。しかし、操作により速度調節具の位置が第1領域又は第2領域から外れることは、速度調節具の操作量が大きくなったことを表しており、移動体の走行環境が単調ではなくなったことを示している。このような環境下で走行可能な最高速度を高速の第2速度のままに設定していると、操縦者の操作誤り等の内的な理由又は障害物の出現等の外的な理由により、操縦者が移動体を適切に操作できないおそれがある。そこで、本発明に係る移動体においては、第1変化速度以上且つ第2変化速度未満で速度調節具に対し所定の操作を検出したときには、最高速度を第1速度に低減し、移動体を高速で走行できないようにする。これにより、操縦者は余裕を持って適切な操作を行うことができるようになり、移動体の走行時の安全を確保することができる。
本発明に係る移動体においては、前記最高速度が前記第2速度に設定された状態で前記速度調節具の前記位置が前記初期位置から変化する場合において、前記速度調節具の前記位置が変化するときの前記位置の変化速度が第1変化速度未満であれば、前記初期位置及び前記第2領域は前記速度調節具の前記位置の変化に応じて移動すると好適である。
速度調節具を第1変化速度未満で動かすことは、通常動かす速度よりもゆっくり動かしたと言えることから、移動体の周囲の走行環境は単調なままであるが、徐々に変化していると考えることができる。本発明に係る移動体によれば、最高速度の設定は第2速度のままで変化させないが、速度調節具の位置の変化に応じて初期位置と第2領域を動かすことにより、最高速度の設定を維持したまま、速度調節具を新たな位置で保持しつつ、安全且つ迅速な走行を可能にする。
本発明に係る移動体においては、前記速度調節具の前記位置が前記初期位置から変化して前記第1領域を外れても、前記最高速度設定部は前記最高速度の設定を前記第2速度に維持すると好適である。
速度調節具が第1変化速度未満で移動しているので、移動体の周囲の走行環境は単調なままで変化していないと考えられる。そのような環境下で速度調節具が第1領域を外れたことにより、最高速度の設定を高速の第2速度から低速の第1速度に低下させることは、操縦者の意思を反映していない。本発明に係る移動体においては、第1変化速度未満の速度で速度調節具の位置が第1領域を外れた場合でも、最高速度の設定を第2速度に維持することにより、操縦者の意思を適切に反映して移動体を安全かつ迅速に走行させることができる。
本発明に係る移動体においては、前記最高速度が前記第2速度に設定された状態で前記速度調節具の前記位置が前記初期位置から変化する場合において、前記速度調節具の前記位置が変化するときの前記位置の変化速度が第2変化速度以上であれば、変化後の前記速度調節具の前記位置に関係なく、前記操作検出部は直ちに前記最高速度を減少させる前記出力を前記最高速度設定部に送り、前記最高速度設定部は前記出力に基づいて前記最高速度の設定を前記第2速度から前記第1速度に変更すると好適である。
速度調節具を第2変化速度以上で動かすことは、速度調節具を通常動かす速度よりも速い速度で動かしたと言えることから、例えば操縦者は走行中に障害物を避けようとした可能性がある。従って、このような走行環境下で第2速度(高速)で走行を続けることは操縦者にとって危険である。そこで、本発明に係る移動体においては、速度調節具の位置の変化速度が第2変化速度以上であったときには、速度調節具の操作の態様に関係なく、移動体の最高速度の設定を第1速度に低下させる。これにより、操縦者を不測の事態から保護し、安全かつ迅速に移動体を走行させることを可能にする。
本発明に係る移動体においては、走行する路面の状態を判断する路面検出部をさらに備え、前記路面検出部が前記路面を不整地であると判断したときは、前記速度調節具の前記初期位置及び前記操作検出部からの前記出力に関わらず、前記最高速度設定部は前記最高速度の設定を前記第1速度にすると好適である。
移動体を第2速度で走行させるためには、速度調節具の操作が単調であることが必要であるが、これだけを判断材料にするのでは十分とは言えない場合がある。仮に所定時間に亘って速度調節具の操作が単調であったとしても、走行中の路面が不整地であれば、走行中に移動体が上下左右に揺られてしまうため、最高速度の設定を第2速度に増加させることは、操縦者が危険な状態になるおそれがある。そこで、本発明の移動体においては、路面検出部により走行路面の状態を検出し、路面が不整地であると判断した場合には、最高速度の設定を第2速度に変更させないことにより、安全に移動体を走行させることができる。
本発明に係る移動体においては、走行時の上下方向の加速度を検出し、検出値を前記路面検出部へ送る加速度センサをさらに備え、前記路面検出部は、前記所定時間内の前記駆動部の駆動電流値及び/又は前記加速度センサからの前記検出値に基づいて前記路面を前記不整地であると判断すると好適である。
移動体が不整地を走行しているときは一定の速度で走行することは難しいので駆動部の駆動電流は変動する。また、加速度センサは路面の凹凸の状況を直接加速度として検出することができる。従って、路面検出部が、所定時間内の駆動電流値及び/又は加速度センサからの検出値に基づいて路面の状況を判断することにより、路面検出部は、より的確に路面の状態を検出することができるようになる。
本発明に係る移動体においては、前記第1速度から前記第2速度へ変更される際の前記最高速度の変化は、前記第2速度から前記第1速度へ変更される際の前記最高速度の変化よりも緩慢であると好適である。
低速側の第1速度から高速側の第2速度への速度の変化が急峻であると、操縦者によっては驚いてパニックを引き起こし、操縦を誤って事故を起こすおそれがある。従って、第1速度から第2速度への速度変化を第2速度から第1速度への速度変化よりも緩慢にすることにより、操縦者が誤操縦をすることなく、安全に第2速度での走行をすることができる。
本発明に係る移動体の別の特徴構成は、操縦者の操作により走行速度が調節される速度調節具と、前記操縦者の操作により走行方向が調節される走行方向調節具と、走行するための駆動力を発生する駆動部と、走行可能な最高速度の設定を変更する制御部と、を備える移動体であって、前記制御部は、前記速度調節具からの信号に基づいて前記速度調節具の操作量を表す位置を算出する操作検出部と、前記操作検出部からの出力に基づいて走行可能な最高速度として少なくとも低速側の第1速度と高速側の第2速度とを設定可能な最高速度設定部と、を備え、前記制御部において、前記最高速度が前記第1速度に設定された状態で、前記速度調節具の操作可能領域のうち、前記位置が予め設定した速度以上の速度が指示される第1領域に存在し、且つ、前記走行方向調節具で調節される走行方向が所定領域に存在するときに、前記最高速度設定部は、前記第1領域における前記速度調節具及び前記走行方向調節具の少なくとも一方の操作態様に応じて前記最高速度の設定を前記第2速度に変更する点にある。
移動体によっては、走行速度を調節する速度調節具以外に、走行方向を調節する走行方向調節具を備えたものがある。このような移動体の操縦者は移動体の走行中の周囲の環境により、走行速度と走行方向とを独立して制御している。このとき、一定以上の走行速度で、及び/又は、一定の方向に移動体を走行させている状態は、操縦者が高速で走行することの意思表示をしていると考えられる。そこで、本発明に係る移動体においては、一定以上の走行速度で移動体を走行させている状態で、速度調節具及び走行方向調節具の少なくとも一方の操作態様に応じて移動体の走行可能な最高速度を高速側の第2速度に変更することにより、走行環境に応じた最高速度で、安全且つ迅速に移動体を走行させることができる。
本発明に係る移動体においては、前記速度調節具と前記走行方向調節具とが一体化されて、操縦者操作具を構成していると好適である。
移動体によっては、速度調節具と走行方向調節具とが一体化された操縦者操作具を備えたものがある。例えば、車椅子のジョイスティックが挙げられる。このような操縦者操作具においても、走行速度と走行方向とを独立して制御することができるので、操縦者操作具の速度調節具としての操作と走行方向調節具としての操作の少なくとも一方の操作態様に応じて移動体の走行可能な最高速度を高速側の第2速度に変更することにより、走行環境に応じた最高速度で、安全且つ迅速に移動体を走行させることができる。
電動車椅子の構成を表す斜視図である。 肘掛を表す斜視図である。 コントローラの構成を表すブロック図である。 最高速度の設定を変更するときのコントローラによる制御手順を表すフローチャートである。 最高速度の設定を変更するときのコントローラによる制御手順を表すフローチャートである。 最高速度の設定を変更するときのコントローラによる制御手順を表すフローチャートである。 最高速度の設定が変更されるときのジョイスティックの位置の変化を表す模式図である。 最高速度の設定が変更されるときのジョイスティックの位置の変化を表す模式図である。 最高速度の設定が変更されるときのジョイスティックの位置の変化を表す模式図である。 最高速度の設定が変更されるときのジョイスティックの位置の変化を表す模式図である。 最高速度の設定が変更されるときのジョイスティックの位置の変化を表す模式図である。 電動車椅子が整地を走行するときの駆動電流と加速度の変化を表す模式図である。 電動車椅子が不整地を走行するときの駆動電流と加速度の変化を表す模式図である。 自動車の運転座席の前部の状態を表す模式図である。
1.第1実施形態
〔電動車椅子の構成〕
以下、本発明の第1実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1に示すように電動車椅子(以下、単に「車椅子」と称する)10は、フレーム12と、操縦者の座席(以下、単に「座席」と称する)14と、モータ16と、車輪18と、肘掛20と、ジョイスティック22と、加速度センサ30と、コントローラ40とを備える。電動車椅子10は移動体の一例、モータ16は駆動部の一例、ジョイスティック22は速度調節具、走行方向調節具、操縦者操作具の一例、コントローラ40は制御部の一例である。
座席14、モータ16、加速度センサ30は、フレーム12に取り付けられている。車輪18は、モータ16によって駆動される。肘掛20は、座席14の幅方向(左右方向)の両側にあってフレーム12に取り付けられている。ジョイスティック22は、肘掛20に取り付けられている。コントローラ40は、肘掛20に内蔵されている。
図2に示すように、肘掛20は、水平方向に延在する水平面20aと、水平面20aの前端から下方に傾斜するように延在する傾斜面20bとを備えている。肘掛20の側面20cには、モータ16やコントローラ40の電源のON/OFFを行うメインスイッチ24と報知解除スイッチ26が備えらえると共に、車椅子10に関する各種情報を点灯や点滅等の方法により操縦者に報知する複数のLED28が取り付けられている。肘掛20は内部が空洞となっており、そこにコントローラ40が内蔵されている。肘掛20のフレーム12に対する取り付け位置は上下方向及び前後方向に調整可能で、操縦者の体格等に応じて好適に設定することができる。
ジョイスティック22は操縦者によって操作される部材であって、肘掛20の傾斜面20bに設けられており、上端22aが球状に形成されている。ジョイスティック22は肘掛20に内蔵されたコントローラ40と電気的に接続されている。操縦者がジョイスティック22を傾ける方向及び傾ける角度の操作量を表す位置(以下、単に「ジョイスティック22の位置」とも称する)で車椅子10の走行方向及び速度を独立して指示し、それに応じてモータ16が制御され、車椅子10が走行する方向及び速度が変化する。ジョイスティック22がいずれの方向にも傾いていない中立領域にあるときは速度指示値はゼロで車椅子10は停止し、ジョイスティック22を傾ける角度が大きくなるにつれて車椅子10が走行する速度は大きくなる。
加速度センサ30は、外部から印加された加速度を静電容量素子や圧電素子によって電気信号に変換して出力する素子である。本実施形態においては、車椅子10の走行中の上下方向の加速度を検出するような方向でフレーム12に取り付けられている。加速度センサ30はコントローラ40と電気的に接続されており、常に車椅子10の加速度を検出して、加速度に応じた電気信号をコントローラ40に向けて出力している。
〔コントローラの構成〕
コントローラ40は、図3に示すように、操作検出部42、最高速度設定部44、速度制御部46、路面検出部48を備えている。操作検出部42には常にジョイスティック22から出力された電気信号が入力されており、その電気信号に基づいてジョイスティック22の位置を検出すると共に、ジョイスティック22の位置が所定の位置にあるときには所定時間内のジョイスティック22の位置の変化量を時間で除した変化速度を算出する。操作検出部42でジョイスティック22の位置や変化速度が所定の条件を充足すると、操作検出部42は、最高速度設定部44に最高速度の設定値の変更を指示する電気信号を出力する。
最高速度設定部44は、操作検出部42からの指示に応じて、走行可能な最高速度を設定する。本実施形態においては、最高速度設定部44は低速の第1速度、及び、高速の第2速度に設定可能である。本実施形態においては、第1速度は5km/h、第2速度は10km/hに設定されている。車椅子10のメインスイッチ24をONにした起動直後には最高速度は第1速度に設定される。最高速度設定部44で設定された最高速度の情報は速度制御部46に出力される。
速度制御部46は、最高速度設定部44からの電気信号と共に、操縦者がジョイスティック22を傾ける方向及び傾ける角度の操作量を表す位置に応じて出力された電気信号が入力される。ジョイスティック22から入力された電気信号に応じて、モータ16の回転方向及び回転速度を制御する電気信号を出力する。出力された電気信号は、車椅子10の走行方向及び走行速度に対応している。出力された電気信号に従い、モータ16は車輪18を回転させる。これにより、操縦者は、所望の方向及び速度で車椅子10を走行させることができる。
ただし、速度制御部46で出力されるモータ16の回転速度を制御する信号は、車椅子10で走行可能な速度が、最高速度設定部44で設定された最高速度を超えることがないように制御される。例えば、本実施形態において、最高速度設定部44において最高速度が第1速度(低速)に設定されている場合には、操縦者がジョイスティック22を最大限前方に傾けたときに、速度制御部46は車椅子10が5km/hで走行する電気信号をモータ16に向けて出力する。そして、最高速度設定部44において最高速度が第2速度(高速)に設定されている場合で操縦者がジョイスティック22を最大限前方に傾けたときには、速度制御部46は車椅子10が10km/hで走行する電気信号をモータ16に向けて出力する。従って、最高速度設定部44で最高速度が第1速度に設定された状態では、車椅子10は5km/hを超える速度で走行することはできない。
路面検出部48は、車椅子10が走行している路面の状態に応じた電気信号から、当該路面が整地か不整地かを判断する。路面検出部48には、モータ16の駆動電流に応じた信号と、加速度センサ30からの加速度に関する信号とが常に入力されている。路面検出部48による最高速度の制御については後述する。
〔電動車椅子の制御〕
次に、車椅子10の走行中における、ジョイスティック22の操作と、当該操作に応じて最高速度設定部44が行う第1速度と第2速度の最高速度の設定切り換えについてのコントローラ40による制御について図4〜図11を用いて詳細に説明する。図4〜図6は、コントローラ40が行う制御のフローチャートであり、図7〜図11は、ジョイスティック22の操作に伴う位置の変化を表している。
図7〜図11においては、実線の円が操作可能なジョイスティック22の範囲を表しており、その円の中心が中立領域である。また、X印がジョイスティック22の位置を表す。実線のX印はジョイスティック22の現在位置を表し、破線のX印はジョイスティック22が操作されて現在位置に到達する以前にあった位置、すなわちジョイスティック22の操作前の位置を表す。これらの図においては、ジョイスティック22のX印の位置が中立領域すなわち円の中心から離れるほど、ジョイスティック22の傾き角度が大きいことを表しており、操縦者が速い速度で車椅子10を走行させるよう指示を出していることを表している。
実線の円と同心円で内側にある破線の円は、操作検出部42で予め設定された車椅子10の走行速度を表す。実線の円の内側且つ破線の円の外側のリング状の領域が第1領域であり、X印がこの領域にあるときは、操縦者は予め設定した速度以上の指示を出していることになる。X印を中心として破線で描かれている小さい円は、ジョイスティック22の動きを許容する範囲であり、この範囲が第2領域である。第2領域は、操作検出部42で予め設定されており、ジョイスティック22を一定の位置に保持しているときの操縦者の手振れの範囲や、減速しないで方向を変えられる程度の緩やかなカーブを走行するときのジョイスティック22の動く範囲を考慮して設定される。なお、ジョイスティック22は実線の円の外側に操作することができないため、実際の第2領域は、実線の円と重なり合う領域(ハッチングが施された領域)になる。
(1)最高速度が第1速度に設定されているときの制御
まず最初に、最高速度が第1速度(低速)に設定されているときの、ジョイスティック22の操作と、当該操作に応じて最高速度設定部44が行う第2速度(高速)への最高速度の設定変更のフローについて図4、図7を用いて説明する。図4に示すように、メインスイッチ24をONにした直後は、ジョイスティック22は中立領域にあり(図7(A)の破線のX印)、最高速度設定部44は最高速度を第1速度に設定している(ステップ401、ステップ402のYes)。操縦者は座席14に座り、ジョイスティック22を操作して、車椅子10を走行させる。この時点では最高速度は第1速度に設定されているので、車椅子10は最高速度5km/hで走行することができる。
操縦者がジョイスティック22を操作して最大限前方に傾けてそこで保持すると、ジョイスティック22は第1領域にあるので(ステップ403のYes)、操作検出部42は、ジョイスティック22の現在位置(図7(A)の実線のX印)を初期位置として設定してその位置を保存すると共に(ステップ404)、所定時間の計測を開始する(ステップ405)。所定時間は操作検出部42で予め設定されているが、10秒〜30秒程度が望ましい。所定時間が短すぎると走行環境を正確に判断することができず、逆に所定時間が長すぎると操縦者の意思を迅速に反映できていないことになるからである。
所定時間の計測中、図7(B)に示すように、ジョイスティック22が第2領域内に存在し続ければ(ステップ406のYes、ステップ407のYes)、操作検出部42は、車椅子10が走行している周囲の環境はジョイスティック22の操作が単調で済むような環境であり、例えば屋外の長い直線道路や緩やかなカーブであると考えられる。また、ジョイスティック22が第1領域にあるということは、操縦者が高速で走行したいという意思の表れであると考えることができる。そこで、このような環境下では、操作検出部42は、操縦者の意思を反映して車椅子10の最高速度を増加させても操縦者に危険はないと判断し、最高速度設定部44に対し最高速度を高速の第2速度に設定するような指示を出力する。以後、ジョイスティック22の操作が単調で済むような周囲の環境を「単調な走行環境」と称する。
操作検出部42から最高速度の設定を変更する指示の信号を受信した最高速度設定部44は、車椅子10で走行可能な最高速度の設定を第1速度から第2速度に増加させるように変更する(ステップ408)。そして、最高速度が第2速度に設定されたことを知らせる信号を速度制御部46に出力する。
速度制御部46では、最高速度の設定が第2速度(高速)に変更されたことを知らせる信号を受信すると、ジョイスティック22を最大限傾けたときの車椅子10の走行速度を第2速度として、ジョイスティック22の傾きに応じた速度になるようにモータ16を制御する。すなわち、ジョイスティック22が図7(A)に示す初期位置にあるときは、速度制御部46は、モータ16に対して第2速度で車椅子10が走行するように制御する信号を出力する。また、図7(B)に示すように、ジョイスティック22の位置が第2領域内にあるものの、初期位置(破線のX印)から少し内側にあるときには、速度制御部46は、ジョイスティック22の傾きに応じて第2速度よりも少し遅い速度で車椅子10が走行するようにモータ16を制御する。このとき、急激に車椅子10の速度を増加させると操縦者を驚かせるおそれがあるので、徐々に走行速度を増加させるのがよい。具体的には、第1速度から第2速度へ変更される際の速度の変化の度合いは、第2速度から第1速度へ変更される際の速度の変化の度合いよりも緩慢になるように構成されている。これにより、操縦者は安全に第2速度で車椅子10を走行させることができる。
一方、図7(C)、図7(D)に示すように、所定時間の計測中にジョイスティック22が第2領域から外に出たときには(ステップ406のNo)、操作検出部42は、所定時間の計測を中止する(ステップ409)。さらに、操作検出部42は、車椅子10が走行している周囲の環境はジョイスティック22の複雑な操作が求められる環境であり、例えば屋内、屋外の歩行者用道路、障害物のある道路等が考えられる。操作検出部42は、このような環境下で車椅子10の最高速度を増加させることは操縦者にとって危険であると判断し、最高速度設定部44に対して最高速度の設定を変更する指示を出力しない。以後、ジョイスティック22の複雑な操作が求められる環境を「複雑な走行環境」と称する。従って、最高速度設定部44は最高速度の設定を変更することなく、車椅子10は最高速度が第1速度(低速)に設定されたままで走行する。
ジョイスティック22が図7(C)の位置にあるときは、第2領域からは出たものの未だ第1領域内にあるので(ステップ403のYes)、ジョイスティック22の動きが再び止まり保持された時点で、操作検出部42はそのときのジョイスティック22の位置を新たな初期位置として保存すると共に(ステップ404)、新たな所定時間の計測を開始する(ステップ405)。
メインスイッチ24がOFFにされると(ステップ402のNo)、車椅子10の運転が停止されるので(ステップ410)、最高速度の設定が第2速度に変更されることなく、フローは終了する。
(2)最高速度が第2速度に設定されているときの制御
次に、最高速度が第2速度(高速)に設定されているときの、ジョイスティック22の操作と、当該操作に応じて最高速度設定部44が行う第1速度(低速)への最高速度の設定変更のフローについて、図5、図6、図8〜図11を用いて説明する。
図5に示すように、操作検出部42の指示により最高速度設定部44で車椅子10の最高速度が第2速度に設定されると、操作検出部42は、その時点でのジョイスティック22の現在位置を初期位置として保存し(ステップ501)、所定時間の計測を開始する。所定時間は操作検出部42で予め設定されているが、1秒程度が望ましい。そして操作検出部42は、所定時間の開始時と終了時にジョイスティック22の位置を検出し(ステップ502)、検出された2つのデータの位置からその間の距離を求め、そこからジョイスティック22の位置の変化速度を算出する(ステップ503)。
次に、操作検出部42は、算出された変化速度が、(1)第2変化速度以上、(2)第1変化速度以上第2変化速度未満、(3)第1変化速度未満のいずれに該当するのかを判断する(ステップ504、ステップ505)。第1変化速度と第2変化速度はそれぞれ操作検出部42において予め決められた速度であり、第1変化速度以上第2変化速度未満の変化速度が、ジョイスティック22を通常動かす程度の速度となるように設定されている。
変化速度が第2変化速度以上であるときは(ステップ504のNo)、ジョイスティック22を通常動かす速度よりも速い速度で動かしたと言えることから、例えば走行中に障害物を避けようとした可能性がある。このような走行環境下において第2速度(高速)で走行を続けることは操縦者にとって危険である。そこで、操作検出部42は、変化速度が第2変化速度以上であったときには、その変化後のジョイスティック22の位置が第2領域内(図8(A))、第2領域外だが第1領域内(図8(B))、第1領域外(図8(C))のいずれにあったとしても、車椅子10の最高速度を低下させるべく、最高速度設定部44に対し最高速度の設定を第2速度から低速の第1速度に変更するような指示を出力する。操作検出部42から最高速度の設定を変更する指示の信号を受信した最高速度設定部44は、最高速度の設定を第2速度から第1速度に変更する(図6のステップ608)。そして、最高速度が第1速度に設定されたことを知らせる信号を速度制御部46に出力する。速度制御部46は、最高速度が第1速度になるように、モータ16を制御して車椅子10の速度を減速させる。このとき、急速に減速させると操縦者が座席14から飛び出すなどの危険が生じるので、徐々に走行速度を低下させて第2速度まで減速させる。
変化速度が第1変化速度以上第2変化速度未満であるときは(ステップ504のYes、ステップ505のNo)、ジョイスティック22を通常動かす速度で動かしたと言えることから、操作検出部42は原則通りに処理する。すなわち、ジョイスティック22の変化後の位置が第2領域内(図8(A))にある場合には(ステップ506のNo)、操作検出部42は最高速度の設定を変更する指示は出さずに、最高速度は第2速度が維持される。ステップ501で設定したジョイスティック22の初期位置の変更もない。しかし、ジョイスティック22の変化後の位置が第2領域外にある(図8(B))、又は第1領域外にある(図8(C))場合には(ステップ506のYes)、ジョイスティック22の操作量が大きくなったことを表している。このような環境下で走行可能な最高速度を第2速度のままに設定していると、操縦者の操作誤り等の内的な理由又は障害物の出現等の外的な理由により、操縦者が車椅子10を適切に操作できないおそれがある。そこで、このような場合には、操作検出部42は、最高速度設定部44に対し最高速度の設定を第2速度から低速の第1速度に変更するような指示を出力する。操作検出部42から最高速度の設定を変更する指示の信号を受信した最高速度設定部44は、最高速度の設定を第2速度から第1速度に変更する(図6のステップ608)。
変化速度が第1変化速度未満であるときのフローを図6に示す。変化速度が第1変化速度未満であるときは(ステップ504のYes、ステップ505のYes)、ジョイスティック22を通常動かす速度よりもゆっくり動かしたと言えることから、操作検出部42は、単調な走行環境は変化しておらず、最高速度の設定は第2速度(高速)のままでよいと判断し、最高速度は第2速度が維持される。しかし、単調な走行環境でありながら走行環境は徐々に変化していると判断し、操作検出部42は、図9(A)〜図9(D)に示すように、ジョイスティック22の位置変化に応じて、初期位置を移動させる。これに伴い第2領域も移動する。そして、ジョイスティック22の動きが停止した時点(図9(D))で、操作検出部42はそのときのジョイスティック22の位置を新たな初期位置として保存すると共に(ステップ601)新たな所定時間の計測を開始する。所定時間の開始時と終了時にジョイスティック22の位置を検出して(ステップ602)、ジョイスティック22の位置の変化速度を算出する(ステップ603)。
図9(D)においては、ジョイスティック22の位置が第1領域を外れている。このとき、単調な走行環境であるにもかかわらず、ジョイスティック22が第1領域を外れたという理由から、最高速度の設定を高速の第2速度から低速の第1速度に低下させることは、操縦者の意思を反映していない。従って、ジョイスティック22の変化速度が第1変化速度未満である場合には、ジョイスティック22の位置に関係なく最高速度の設定を第2速度に維持することにより、操縦者の意思を適切に反映して車椅子10を安全かつ迅速に走行させることができる。
操作検出部42は、上記と同様、算出された変化速度が、(1)第2変化速度以上、(2)第1変化速度以上第2変化速度未満、(3)第1変化速度未満のいずれに該当するのかを判断する(ステップ604、ステップ605)。
変化速度が第2変化速度以上であるときは(ステップ604のNo)、ジョイスティック22を通常動かす速度よりも速い速度で動かしたと言えることから、操作検出部42は、その変化後のジョイスティック22の位置が第2領域内(図10(A))、第1領域外且つ第2領域外(図10(B))、第2領域外だが第1領域内(図10(C))のいずれにあったとしても、車椅子10の最高速度を低下させるべく、最高速度設定部44に対し最高速度の設定を第2速度から低速の第1速度に変更するような指示を出力する。操作検出部42から最高速度の設定を変更する指示の信号を受信した最高速度設定部44は、最高速度の設定を第2速度から第1速度に変更する(ステップ608)。
変化速度が第1変化速度以上第2変化速度未満であるときは(ステップ604のYes、ステップ605のNo)、ジョイスティック22を通常動かす速度で動かしたと言えることから、ジョイスティック22の変化後の位置が第2領域内(図10(A))にある場合には(ステップ606のNo)、操作検出部42は最高速度の設定を変更する指示は出さずに、最高速度は第2速度が維持される。ステップ601で設定したジョイスティック22の初期位置の変更もない。しかし、ジョイスティック22の変化後の位置が第1領域と第2領域の両方から出た(図10(B))の場合には(ステップ607のYes)、操作検出部42は、最高速度設定部44に対し最高速度の設定を第2速度から低速の第1速度に変更するような指示を出力する。操作検出部42から最高速度の設定を変更する指示の信号を受信した最高速度設定部44は、最高速度の設定を第2速度から第1速度に変更する(ステップ608)。
ジョイスティック22の変化後の位置が第2領域外且つ第1領域内(図10(C))の場合には(ステップ607のNo)、操作検出部42は、操縦者が再び速度を上げようする意思表示であると考え、最高速度の設定を変更する指示は出さずに、最高速度は第2速度が維持される。そして、ジョイスティック22の動きが再び止まった時点で、操作検出部42はそのときのジョイスティック22の位置を新たな初期位置として保存すると共に(図5のステップ501)、新たな所定時間の計測を開始してジョイスティック22の位置を検出する(ステップ502)。
変化速度が第1変化速度未満であるときは(ステップ604のYes、ステップ605のYes)、ジョイスティック22を通常動かす速度よりもゆっくり動かしたと言えることから、操作検出部42は単調な走行環境は変化しておらず、最高速度の設定は第2速度(高速)のままでよいと判断し、最高速度は第2速度が維持される。しかし、単調な走行環境でありながら走行環境は徐々に変化していると考え、操作検出部42は、図11(A)〜図11(D)に示すように、ジョイスティック22の位置変化に応じて、初期位置を移動させる。これに伴い、第2領域も移動する。そして、ジョイスティック22の動きが停止した時点(図11(B)、図11(D))で、操作検出部42はそのときのジョイスティック22の位置を新たな初期位置として保存すると共に(ステップ601)新たな所定時間の計測を開始する。所定時間の開始時と終了時にジョイスティック22の位置を検出して(ステップ602)、ジョイスティック22の変化速度を算出する(ステップ603)。
上記の説明で最高速度の設定が第2速度から第1速度に変更された場合には(ステップ608)、フローは図4のステップ402に戻る。そして、ジョイスティック22が再び第1領域内で止まった時点で(ステップ403のYes)、操作検出部42は、ジョイスティック22の新たな初期位置を設定してその位置を保存すると共に(ステップ404)、所定時間の計測を開始する(ステップ405)。
このように、本実施形態においては、コントローラ40(操作検出部42)が、ジョイスティック22の操作態様から車椅子10の走行環境が単調か複雑かを判断し、それに応じて車椅子10の走行可能な最高速度の設定を自動的に変更することができる。これにより、操縦者は、特別な操作をすることなく、走行環境に応じた適切な最高速度が設定された状態で車椅子10を操縦することができるので、安全且つ迅速に車椅子10で移動することができる。
(3)不整地を走行するときの制御
次に、路面検出部48による最高速度の制御について図12、図13を用いて説明する。前述したように、路面検出部48には、加速度センサ30で検出した加速度の信号と、モータ16の駆動電流に応じた電流の信号とが常に入力されている。そして、路面の状態を判別して、最高速度設定部44での最高速度の設定を制御する。
車椅子10の走行中(メインスイッチ24がONの状態)に、路面検出部48は、所定時間(図12、図13においてはt1とt2の間、例えば10秒)において、電流信号の絶対値を積分して算出する電流積分値及び/又は加速度信号の絶対値を積分して算出した加速度積分値が所定の値を超えたか否かを検出している。
電流積分値又は加速度積分値が所定の範囲を超えると、所定時間の経過後に路面検出部48は車椅子10が走行している路面が不整地であると判断して路面が不整地である旨の信号を最高速度設定部44に向けて出力する。電流積分値及び/又は加速度積分値が所定の範囲以内であれば、所定時間の経過後に路面検出部48は車椅子10が走行している路面が整地であると判断して路面が整地である旨の信号を最高速度設定部44に向けて出力する。路面検出部48は路面状態の判断結果を最高速度設定部44に出力すると、直ちに次の所定時間の計測を開始し、路面状態の新たな検出を開始する。
最高速度設定部44は、路面検出部48からの信号が入力されると、現在設定されている最高速度を確認し、設定された最高速度が第2速度(高速)である場合には、最高速度の設定を第1速度(低速)に変更して、変更された設定値を速度制御部46に出力する。速度制御部46は、車椅子10の最高速度を第1速度に抑えるようにモータ16を制御する。最高速度設定部44で設定された最高速度が第1速度である場合には、最高速度の設定値は変更されずにそのまま維持される。
最高速度設定部44に入力される路面検出部48からの路面状態が不整地である旨の指示は、操作検出部42からの最高速度の設定値の変更指示に対して優先される。例えば、最高速度設定部44が最高速度を第1速度に設定している場合において、操作検出部42から最高速度の設定を第2速度に変更するような指示が出力されたときに、既に路面検出部48から路面状態が不整地である旨の指示が出力されていたときには、最高速度設定部44は路面検出部48からの指示を優先し、最高速度の設定を第2速度に変更せず、第1速度を維持する。この場合、最高速度設定部44は操作検出部42に対して、最高速度の設定が第1速度のままである旨の情報を出力し、これにより、操作検出部42は、現在設定されている最高速度が指示した速度とは異なっていることを認識する。
本実施形態においては、速度調節具としてジョイスティック22を用いたがこれに限られるものではない。ジョイスティック22に代えて、4方向或いは8方向のボタンスイッチ等任意の方法で速度調節を行ってもよい。
本実施形態においては、第1速度は5km/h、第2速度は10km/hに設定されていたが、これに限られるものではない。例えば、第1速度を2km/h、第2速度を5km/hのように互いの大小関係を維持していれば、それぞれを任意の速度に設定することができる。
本実施形態においては、第1速度から第2速度へ設定を変更するための所定時間を10秒〜30秒としたが、これに限られるものではない。走行環境の判断と操縦者の意思を迅速に反映できる時間であればよい。また、変化速度を算出する時間を1秒としたがこれに限られるものではない。ジョイスティック22の操作を適切に判断できる時間であればよい。
本実施形態においては、最高速度設定部44で第1速度と第2速度の2種類の最高速度を設定したが、これだけに限られるものではない。3種類以上の最高速度を設定する構成にしてもよい。
本実施形態においては、標準型(椅子型)電動車椅子10を用いて説明したが、これに限られるものではない。本実施形態に係る制御を、例えば、ハンドル型電動車椅子、搭乗型の移動体(車両、移動ロボット等)に適用してもよい。
2.第2実施形態
以下、本発明の第2実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。本実施形態においては、移動体は自動車50である。図14に示すように、自動車50はハンドル52とアクセル54とを備えている。ハンドル52は走行方向調節具の一例であり、アクセル54は速度調節具の一例である。
このような自動車50においては、ハンドル52とアクセル54の操作態様、例えば、一定量以上アクセル54を踏んだ状態が所定時間以上継続すること、及び、一定方向にハンドル52を操舵した状態が所定時間以上継続することの少なくとも一方により、最高速度の設定を第1速度から第2速度へ変更するような構成を具備している。これにより、祖運転者(操縦者)の意思を反映させつつ、自動車50を安全に走行させることができる。
本発明は、移動体に利用することが可能である。
10 電動車椅子(移動体)
16 モータ(駆動部)
22 ジョイスティック(速度調節具、走行方向調節具、操縦者操作具)
30 加速度センサ
40 コントローラ(制御部)
42 操作検出部
44 最高速度設定部
48 路面検出部
50 自動車(移動体)
52 ハンドル(走行方向調節具)
54 アクセル(速度調節具)

Claims (11)

  1. 操縦者の操作により走行速度が調節される速度調節具と、走行するための駆動力を発生する駆動部と、走行可能な最高速度の設定を変更する制御部と、を備える移動体であって、
    前記制御部は、
    前記速度調節具からの信号に基づいて前記速度調節具の操作量を表す位置を算出する操作検出部と、
    前記操作検出部からの出力に基づいて走行可能な最高速度として少なくとも低速側の第1速度と高速側の第2速度とを設定可能な最高速度設定部と、を備え、
    前記制御部において、前記最高速度が前記第1速度に設定された状態で、前記速度調節具の操作可能領域のうち、前記位置が予め設定した速度以上の速度が指示される第1領域に存在するときに、前記最高速度設定部は、前記第1領域における前記速度調節具の操作態様に応じて前記最高速度の設定を前記第2速度に変更する移動体。
  2. 前記最高速度が前記第1速度に設定された状態で前記速度調節具が前記第1領域にあるときにおいて、前記速度調節具の前記第1領域内での前記位置の1つである初期位置に基づいて予め設定された第2領域に前記速度調節具が所定時間に亘って存在するときに、前記操作検出部は前記最高速度を増加させる前記出力を前記最高速度設定部に送り、
    前記最高速度設定部は前記出力に基づいて前記最高速度の設定を前記第2速度に変更する請求項1に記載の移動体。
  3. 前記最高速度が前記第2速度に設定された状態で、前記速度調節具の前記位置が変化するときの前記位置の変化速度が第1変化速度以上且つ第2変化速度未満であれば、前記速度調節具の前記位置が前記初期位置から変化して前記第1領域又は前記第2領域から外れると、前記操作検出部は直ちに前記最高速度を低くする前記出力を前記最高速度設定部に送り、
    前記最高速度設定部は前記出力に基づいて前記最高速度の設定を前記第2速度から前記第1速度に変更する請求項2に記載の移動体。
  4. 前記最高速度が前記第2速度に設定された状態で前記速度調節具の前記位置が前記初期位置から変化する場合において、前記速度調節具の前記位置が変化するときの前記位置の変化速度が第1変化速度未満であれば、前記初期位置及び前記第2領域は前記速度調節具の前記位置の変化に応じて移動する請求項2又は3に記載の移動体。
  5. 前記速度調節具の前記位置が前記初期位置から変化して前記第1領域を外れても、前記最高速度設定部は前記最高速度の設定を前記第2速度に維持する請求項4に記載の移動体。
  6. 前記最高速度が前記第2速度に設定された状態で前記速度調節具の前記位置が前記初期位置から変化する場合において、前記速度調節具の前記位置が変化するときの前記位置の変化速度が第2変化速度以上であれば、変化後の前記速度調節具の前記位置に関係なく、前記操作検出部は直ちに前記最高速度を減少させる前記出力を前記最高速度設定部に送り、
    前記最高速度設定部は前記出力に基づいて前記最高速度の設定を前記第2速度から前記第1速度に変更する請求項2〜5のいずれか一項に記載の移動体。
  7. 走行する路面の状態を判断する路面検出部をさらに備え、
    前記路面検出部が前記路面を不整地であると判断したときは、前記速度調節具の前記初期位置及び前記操作検出部からの前記出力に関わらず、前記最高速度設定部は前記最高速度の設定を前記第1速度にする請求項2〜6のいずれか一項に記載の移動体。
  8. 走行時の上下方向の加速度を検出し、検出値を前記路面検出部へ送る加速度センサをさらに備え、
    前記路面検出部は、前記所定時間内の前記駆動部の駆動電流値及び/又は前記加速度センサからの前記検出値に基づいて前記路面を前記不整地であると判断する請求項7に記載の移動体。
  9. 前記第1速度から前記第2速度へ変更される際の前記最高速度の変化は、前記第2速度から前記第1速度へ変更される際の前記最高速度の変化よりも緩慢である請求項3に記載の移動体。
  10. 操縦者の操作により走行速度が調節される速度調節具と、前記操縦者の操作により走行方向が調節される走行方向調節具と、走行するための駆動力を発生する駆動部と、走行可能な最高速度の設定を変更する制御部と、を備える移動体であって、
    前記制御部は、
    前記速度調節具からの信号に基づいて前記速度調節具の操作量を表す位置を算出する操作検出部と、
    前記操作検出部からの出力に基づいて走行可能な最高速度として少なくとも低速側の第1速度と高速側の第2速度とを設定可能な最高速度設定部と、を備え、
    前記制御部において、前記最高速度が前記第1速度に設定された状態で、前記速度調節具の操作可能領域のうち、前記位置が予め設定した速度以上の速度が指示される第1領域に存在し、且つ、前記走行方向調節具で調節される走行方向が所定領域に存在するときに、前記最高速度設定部は、前記第1領域における前記速度調節具及び前記走行方向調節具の少なくとも一方の操作態様に応じて前記最高速度の設定を前記第2速度に変更する移動体。
  11. 前記速度調節具と前記走行方向調節具とが一体化されて、操縦者操作具を構成している請求項10に記載の移動体。
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