JP2015186253A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルに取り付けられた磁性シートと部品とが接触することを抑制すること可能な技術を提供する。
【解決手段】電子機器1は、第1の面80と当該第1の面とは反対側の第2の面81とを有する第1磁性シート21と、第1磁性シート21の第1の面80上に配置されたコイル20と、第2の面80と対向する第3の面96を有する基板23とを備える。基板23は、第3の面96に第1部品24aを有する。第1磁性シート21は、第1の面80における、コイル20によって取り囲まれた領域に、当該第1の面80から第2の面81まで貫通する貫通穴40を有する。第1部品24aは、貫通穴40と対向する第1部分41を有する。
【選択図】図13

Description

本発明は、電子機器に関する。
特許文献1にも記載されているように、従来からコイルを備える電子機器に関して様々な技術が提案されている。
特開2012−209997号公報
さて、コイルを備える電子機器では、当該コイルに磁性シートが取り付けられることがある。このような場合、磁性シートと部品とが接触することがある。
そこで、本発明は上述した点に鑑みて成されたものであり、コイルに取り付けられた磁性シートと部品とが接触することを抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電子機器の一態様は、第1の面と当該第1の面とは反対側の第2の面とを有する第1磁性シートと、前記第1磁性シートの前記第1の面上に配置されたコイルと、前記第2の面と対向する第3の面を有する基板とを備え、前記基板は前記第3の面に第1部品を有し、前記第1磁性シートは、前記第1の面における、前記コイルによって取り囲まれた領域に、当該第1の面から前記第2の面まで貫通する貫通穴を有し、前記第1部品は、前記貫通穴と対向する第1部分を有する。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記第1部品は第2部分を有し、前記第2部分は、前記貫通穴のうち、前記第1の面を含む面と、前記第2の面を含む面とに挟まれた空間内に位置する。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記第1部品は、前記第3の面に対向する第4の面と、当該第4の面とは反対側の第5の面とを有し、前記第3の面と前記第5の面との間の長さは、当該第3の面と前記第2の面との間の長さより長い。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記第1磁性シートと前記第1部品との間にシールド板をさらに備え、前記シールド板は、前記第1部品を覆う突起部分を有する。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記第1磁性シートの前記第1の面側に配置された、前記貫通穴と対向する第2磁性シートをさらに備える。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記第2磁性シートは、前記第1磁性シートより薄い。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記基板は、前記第1部品を含む複数の第2部品を有し、前記第1部品は、前記複数の第2部品のうち最も背が高い部品である。
本発明によれば、コイルに取り付けられた磁性シートと部品とが接触することを抑制することができる。
実施の形態に係る電子機器の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る電子機器の外観を示す前面図である。 実施の形態に係る電子機器の外観を示す裏面図である。 実施の形態に係る電子機器の電気的構成を示すブロック図である。 非接触充電部の外観の一例を示す図である。 圧電振動素子の構造を示す上面図である。 圧電振動素子の構造を示す側面図である。 圧電振動素子が撓み振動する様子を示す図である。 圧電振動素子が撓み振動する様子を示す図である。 気導音及び伝導音を説明するための図である。 実施の形態に係る電子機器の断面を示す図である。 実施の形態に係る電子機器の内部を説明するための図である。 実施の形態に係る電子機器の断面を示す図である。 比較対象機器の断面を示す図である。 実施の形態に係る電子機器の断面を示す図である。 実施の形態に係る電子機器の断面を示す図である。 実施の形態に係る電子機器の断面を示す図である。 実施の形態に係る電子機器の断面を示す図である。
<電子機器の外観>
図1〜3は、それぞれ、実施の形態に係る電子機器1の外観を示す斜視図、前面図及び裏面図である。本実施の形態に係る電子機器1は、例えば、スマートフォン等の携帯電話機であって、基地局及びサーバー等を通じて他の通信装置と通信することが可能である。図1,2に示されるように、電子機器1の形状は、平面視において略長方形の板状形状となっている。電子機器1の外面(表面)は、図1〜3に示されるように、カバーパネル2と筐体3とによって構成されている。
カバーパネル2は、板状であって、平面視において略長方形を成している。カバーパネル2は、図1,2に示されるように、電子機器1の前面部分における、周縁部分以外の部分を構成している。カバーパネル2は、電子機器1の前面の一部を構成する第1主面70と、第1主面70とは反対側に位置する第2主面71とを有している(後述の図11参照)。以後、第1主面70を「外側主面70」と呼び、第2主面71を「内側主面71」と呼ぶことがある。
カバーパネル2は、透明の硬い材料で形成されている。カバーパネル2の材料には、例えば、透明のサファイア、透明のガラスあるいは透明のアクリル樹脂が採用される。また、カバーパネル2は表示領域2aと周縁領域2bとを備えている。後述する表示装置によって表示された文字、記号、図形、映像等の各種情報は、カバーパネル2における表示領域2aを通して使用者に視認される。カバーパネル2における、表示領域2aを取り囲む周縁領域2bは、例えばフィルム等が貼られることで黒色となっており、当該周縁領域2bでは表示装置による表示が使用者に視認されにくい。
また、カバーパネル2の上端部には、前面側撮像部4が備えられている。また、カバーパネル2の内側主面71には、後述するタッチパネルが貼り付けられている。使用者は、カバーパネル2の表示領域2aを指等で操作することによって、電子機器1に対して各種指示を与えることができる。
筐体3は、電子機器1の前面部分の周縁部分、側面部分及び裏面部分を構成している。筐体3は、例えば、樹脂で形成されている。筐体3を形成する樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂あるいはナイロン系樹脂が採用される。筐体3は、1つの部材のみで構成されても良いし、複数の部材が組み合わされて構成されても良い。
電子機器1の側面部分には、操作キー5が備えられている。操作キー5は、例えば、電子機器1の起動を行うときに使用者に押下される。電子機器1の裏面には、裏面側撮像部6と、スピーカー穴7とが備えられている。
<電子機器の電気的構成>
図4は、電子機器1の電気的構成を示すブロック図である。図4に示されるように、電子機器1には、制御部10、無線通信部11、表示装置13、タッチパネル14、操作キー5、マイク15、圧電振動素子16、スピーカー17、前面側撮像部4、裏面側撮像部6、非接触充電部18及び電池22が設けられている。電子機器1に設けられた、これらの構成要素は、電子機器1の筐体3内に収められている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)101、DSP(Digital Signal Processor)102及び記憶部103等を備えている。制御部10は、電子機器1の他の構成要素を制御することによって、電子機器1の動作を統括的に管理する。記憶部103は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等で構成されている。記憶部103には、電子機器1を制御するための、具体的には電子機器1が備える無線通信部11、表示装置13等の各構成要素を制御するための制御プログラムであるメインプログラム及び複数のアプリケーションプログラム等が記憶されている。制御部10の各種機能は、CPU101及びDSP102が記憶部103内の各種プログラムを実行することによって実現される。
無線通信部11は、アンテナ12を有している。無線通信部11は、電子機器1とは別の携帯電話機あるいはインターネットに接続されたウェブサーバ等の通信装置との通信信号の送受信を、基地局等を介してアンテナ12を用いて行う。
表示装置13は、例えば、液晶ディスプレイあるいは有機ELディスプレイである。前述した通り、表示装置13によって表示された各種情報は、表示領域2aを通して電子機器1の外部から視認される。
タッチパネル14は、例えば、投影型静電容量方式のタッチパネルである。タッチパネル14は、カバーパネル2の内側主面71に貼り付けられている。タッチパネル14は、互いに対向配置されたシート状の二つの電極センサを備えている。使用者が指等の操作子で表示領域2aに対して接触すると、タッチパネル14における、当該操作子と対向する部分の静電容量が変化する。そして、タッチパネル14は、静電容量の変化に応じた電気的な信号を制御部10に出力する。このように、タッチパネル14は、操作子の表示領域2aに対する接触を検出することができる。
操作キー5は、押下されることで、電気的な指示信号を制御部10に出力する。マイク15には、通話等の際に使用者の音声等が入力され、入力された音声等を電気的な信号に変換して制御部10に出力する。
圧電振動素子16は、カバーパネル2の内側主面71に貼り付けられている。圧電振動素子16は、制御部10から与えられる駆動電圧によって振動させられる。制御部10は、音信号に基づいて駆動電圧を生成し、当該駆動電圧を圧電振動素子16に与える。圧電振動素子16が、制御部10によって音信号に基づいて振動させられることによって、カバーパネル2が音信号に基づいて振動する。その結果、カバーパネル2から使用者に受話音が伝達される。この受話音の音量は、使用者がカバーパネル2に耳を近づけた際に適切に聞こえる程度の音量となっている。圧電振動素子16の詳細およびカバーパネル2から使用者に伝達される受話音については後で詳細に説明する。
なお、以下の説明では、圧電振動素子16によって、カバーパネル2から使用者に受話音が伝達される場合について説明するが、圧電振動素子16の代わりに、例えば、制御部10からの電気的な音信号を音に変換して出力するダイナミックスピーカーを採用してもよい。ダイナミックスピーカーを採用する場合には、カバーパネル2もしくは筐体3に、レシーバ穴が設けられる。ダイナミックスピーカーから出力される音は、カバーパネル2もしくは筐体3に設けられるレシーバ穴から外部に出力される。レシーバ穴から出力される音の音量は、スピーカー穴7から出力される音の音量よりも小さくなっている。
スピーカー17は、制御部10から入力される電気的な音信号を音に変換して出力することで、電子機器1から離れた場所に存在するユーザに着信音などを提供する。前面側撮像部4及び裏面側撮像部6は、静止画像及び動画像を撮像する。
非接触充電部18は、電子機器1の外部から供給される電力に基づいて電池22を充電する。非接触充電部18は、コイルアセンブリ19を備えている。コイルアセンブリ19は、コイル20及び第1磁性シート21を有している。非接触充電部18は、コイル20と、電子機器1とは別体の充電機が有するコイルとの間に生じる電磁誘導によってコイル20に発生する電力を蓄積する。そして、非接触充電部18は蓄積した電力を電池22に供給することによって、電池22を充電する。
第1磁性シート21は、充電時の伝送効率を向上させるためなどに設けられる。第1磁性シート21は、コイル20を通る磁束が外側に漏れるのを抑制する。また、コイルアセンブリ19は、電力の伝送効率を向上させるために、充電が行われる際に充電機が有するコイルと近い位置に配置される。例えば、コイルアセンブリ19は、筐体3の内側に貼り付けられる。
図5は、コイルアセンブリ19の一例を示す図である。コイル20は、図5に例示されるように、導線を渦巻き状に巻いて形成される。本実施の形態に係るコイル20は、例えば、導線が平面上に十数回巻かれることで、一辺が37mmの略正方形の形状に形成される。コイル20の中央部分における、一辺が19mmの略正方形の領域には導線は巻かれない。コイル20の形成に用いられる導線には、例えば、線径が0.15〜0.3mmのものが採用される。コイル20は、図5に例示されるように1本の導線を渦巻き状に巻いて形成されるのではなく、複数本の導線から成る導線束を渦巻き状に巻いて形成されてもよい。導線の巻き数、線径及び本数は、製品仕様よって適宜選択される。コイル20の形状は、図5に例示されるような略正方形の形状に限定されない。例えば、コイル20の形状は円形であってもよい。
第1磁性シート21は、図5に示されるように、略正方形の形状をしている。第1磁性シート21は、例えば、厚さが0.2〜1.0mmのものが採用される。第1磁性シート21は、第1主面80と、当該第1主面80とは反対側に位置する第2主面81とを有している。第1磁性シート21の第1主面80には、コイル20が両面テープ等の接着シートによって貼り付けられる。
また、本実施の形態に係る第1磁性シート21には、第1主面80から第2主面81まで貫通する貫通穴40が設けられる。貫通穴40は、図5に示されるように、第1主面80に貼り付けられたコイル20に取り囲まれた領域に設けられる。
なお、本実施の形態では、コイル20及び第1磁性シート21が、電池22を非接触で充電するために利用される場合を例に挙げて説明する。しかし、コイル20及び第1磁性シート21は、他の用途で利用されても良い。例えば、コイル20及び第1磁性シート21は、RFID(Radio Frequency Identification)を用いて情報の伝送を行う近距離無線通信のために利用されても良い。
電池22は、非接触充電部18から供給された電力を蓄積する。電池22に蓄積された電力は、電子機器1の電源として、電子機器1が備える制御部10及び無線通信部11などに含まれる各電子部品に対して出力される。
<圧電振動素子の詳細>
図6,7は、それぞれ、圧電振動素子16の構造を示す上面図及び側面図である。図6,7に示されるように、圧電振動素子16は一方向に長い形状を成している。具体的には、圧電振動素子16は、平面視で長方形の細長い板状を成している。圧電振動素子16は、例えばバイモルフ構造を有している。圧電振動素子16は、シム材16cを介して互いに貼り合わされた第1圧電セラミック板16a及び第2圧電セラミック板16bを備えている。本実施の形態では、第1圧電セラミック板16a及び第2圧電セラミック板16bを備える圧電振動素子が使用されているが、圧電振動素子の構成はこの具体例に限定されない。例えば、圧電板がポリフッ化ビニリデン及びポリ乳酸などの有機圧電材料などで構成された圧電振動素子が使用されても良い。
圧電振動素子16では、第1圧電セラミック板16aに対して正の電圧を印加し、第2圧電セラミック板16bに対して負の電圧を印加すると、第1圧電セラミック板16aは長手方向に沿って伸び、第2圧電セラミック板16bは長手方向に沿って縮むようになる。これにより、図8に示されるように、圧電振動素子16は、第1圧電セラミック板16aを外側にして山状に撓むようになる。
一方で、圧電振動素子16では、第1圧電セラミック板16aに対して負の電圧を印加し、第2圧電セラミック板16bに対して正の電圧を印加すると、第1圧電セラミック板16aは長手方向に沿って縮み、第2圧電セラミック板16bは長手方向に沿って伸びるようになる。これにより、図9に示されるように、圧電振動素子16は、第2圧電セラミック板16bを外側にして山状に撓むようになる。
圧電振動素子16は、図8の状態と図9の状態とを交互にとることによって、撓み振動を行う。制御部10は、第1圧電セラミック板16aと第2圧電セラミック板16bとの間に、正の電圧と負の電圧とが交互に現れる交流電圧を印加することによって、圧電振動素子16を撓み振動させる。
なお、図6〜9に示される圧電振動素子16では、シム材16cを間に挟んで貼り合わされた第1圧電セラミック板16a及び第2圧電セラミック板16bから成る構造が1つだけ設けられていたが、複数の当該構造を積層させても良い。
このような構造を有する圧電振動素子16は、カバーパネル2の内側主面71の周端部に配置される。具体的には、圧電振動素子16は、カバーパネル2の内側主面71の上側端部における、短手方向(左右方向)の中央部に配置される。また、圧電振動素子16は、その長手方向が、カバーパネル2の短手方向に沿うように配置される。これにより、圧電振動素子16は、カバーパネル2の短手方向に沿って撓み振動を行う。そして、圧電振動素子16の長手方向の中心は、カバーパネル2の内側主面71の上側端部における短手方向の中心と一致している。
ここで、上述の図8,9に示されるように、撓み振動を行う圧電振動素子16では、その長手方向の中心が最も変位量が大きくなる。したがって、圧電振動素子16の長手方向の中心が、カバーパネル2の内側主面71の上側端部における短手方向の中心と一致することによって、圧電振動素子16における、撓み振動での変位量が最大となる箇所が、カバーパネル2の内側主面71の上側端部における短手方向の中心に一致するようになる。
<受話音の発生>
本実施の形態に係る電子機器1では、圧電振動素子16がカバーパネル2を振動させることによって、当該カバーパネル2から気導音及び伝導音が使用者に伝達される。言い換えれば、圧電振動素子16自身の振動がカバーパネル2に伝わることにより、当該カバーパネル2から気導音及び伝導音が使用者に伝達される。
ここで、気導音とは、外耳道孔(いわゆる「耳の穴」)に入った音波(空気振動)が鼓膜を振動させることによって、人の脳で認識される音である。一方で、伝導音とは、耳介が振動させられ、その耳介の振動が鼓膜に伝わって当該鼓膜が振動することによって、人の脳で認識される音である。以下に、気導音及び伝導音について詳細に説明する。
図10は気導音及び伝導音を説明するための図である。図10には、電子機器1の使用者の耳の構造が示されている。図10においては、波線400は気道音が脳で認識される際の音信号(音情報)の伝導経路を示している。実線410は伝導音が脳で認識される際の音信号の伝導経路を示している。
カバーパネル2に取り付けられた圧電振動素子16が、受話音を示す電気的な音信号に基づいて振動させられると、カバーパネル2が振動して、当該カバーパネル2から音波が出力される。使用者が、電子機器1を手に持って、当該電子機器1のカバーパネル2を当該使用者の耳介300に近づけると、あるいは当該電子機器1のカバーパネル2を当該使用者の耳介300に当てると(接触させると)、当該カバーパネル2から出力される音波が外耳道孔310に入る。カバーパネル2からの音波は、外耳道孔310内を進み、鼓膜320を振動させる。鼓膜320の振動は耳小骨330に伝わり、耳小骨330が振動する。そして、耳小骨330の振動は蝸牛340に伝わって、蝸牛340において電気信号に変換される。この電気信号は、聴神経350を通って脳に伝達され、脳において受話音が認識される。このようにして、カバーパネル2から使用者に対して気導音が伝達される。
また、使用者が、電子機器1を手に持って、当該電子機器1のカバーパネル2を当該使用者の耳介300に当てると、耳介300が、圧電振動素子16によって振動させられているカバーパネル2によって振動させられる。耳介300の振動は鼓膜320に伝わり、鼓膜320が振動する。鼓膜320の振動は耳小骨330に伝わり、耳小骨330が振動する。そして、耳小骨330の振動は蝸牛340に伝わり、蝸牛340において電気信号に変換される。この電気信号は、聴神経350を通って脳に伝達され、脳において受話音が認識される。このようにして、カバーパネル2から使用者に対して伝導音が伝達される。図10では、耳介300内部の耳介軟骨300aも示されている。
なお、ここでの伝導音は、骨導音(「骨伝導音」とも呼ばれる)とは異なるものである。骨導音は、頭蓋骨を振動させて、頭蓋骨の振動が直接蝸牛などの内耳を刺激することによって、人の脳で認識される音である。図10においては、例えば下顎骨500を振動させた場合において、骨伝導音が脳で認識される際の音信号の伝達経路を複数の円弧420で示している。
このように、本実施の形態では、圧電振動素子16が前面のカバーパネル2を適切に振動させることによって、カバーパネル2から電子機器1の使用者に対して気導音及び伝導音を伝えることができる。使用者は、カバーパネル2に耳(耳介)を近づけることによって当該カバーパネル2からの気導音を聞くことができる。また使用者は、カバーパネル2に耳(耳介)を接触させることによって当該カバーパネル2からの気導音及び伝導音を聞くことができる。本実施の形態に係る圧電振動素子16では、使用者に対して適切に気導音及び伝導音を伝達できるように、その構造が工夫されている。使用者に対して気導音及び伝導音を伝えることができるように電子機器1を構成することによって様々なメリットが発生する。
例えば、使用者は、カバーパネル2を耳に当てれば音が聞こえることから、電子機器1において耳を当てる位置をそれほど気にすることなく通話を行うことができる。
また、使用者は、周囲の騒音が大きい場合には、耳をカバーパネル2に強く押し当てることによって、伝導音の音量を大きくしつつ、周囲の騒音を聞こえにくくすることができる。よって、使用者は、周囲の騒音が大きい場合であっても、適切に通話を行うことができる。
また、使用者は、耳栓やイヤホンを耳に取り付けた状態であっても、カバーパネル2を耳(より詳細には耳介)に当てることによって、電子機器1からの受話音を認識することができる。また、使用者は、耳にヘッドホンを取り付けた状態であっても、当該ヘッドホンにカバーパネル2を当てることによって、電子機器1からの受話音を認識することができる。
<電子機器の断面>
ここでは、電子機器1の内部構造について説明する。図11は、図1〜3に示される矢視A−Aにおける電子機器1の断面図を示している。図11は、電子機器1の前面を下方に向けた場合の断面図を示している。また、図11では、図面の煩雑さを避けるために、複数の電子部品を電気的に互いに接続する複数のケーブルなど、電子機器1の一部の部品の図示を省略して示している。
図11に示されるように、カバーパネル2の内側主面71には、タッチパネル14が両面テープ、接着剤等で貼り付けられている。表示装置13は、タッチパネル14上に設けられている。したがって、表示装置13は、カバーパネル2及びタッチパネル14に対向する。表示装置13の裏面(表示装置13における、タッチパネル14側の面とは反対側の面)上には電池22が配置されている。電池22は、表示装置13と対向する第1主面90と、当該第1主面90とは反対側の第2主面91とを有している。プリント基板(プリント配線板)23は、電池22の第2主面91と対向する第1主面95と、当該第1主面95とは反対側の第2主面96とを有している。
プリント基板23は、当該プリント基板23の第1主面95が電池22の第2主面91に対向するように配置される。プリント基板23の第2主面96には、CPU101及びDSP102等の電子部品を含む複数の部品24が搭載されている。プリント基板23の第1主面95には部品は搭載されていない。したがって、プリント基板23上の部品24は電池側とは反対側に位置している。プリント基板23は、図示されないケーブルによって、電子機器1が備える電子部品と電気的に接続される。図11に示される例では、プリント基板23は、ケーブルによって、タッチパネル14、表示装置13、電池22及び非接触充電部18等と接続されている。
また、図11に示されるように、シールド板25が、プリント基板23上の各部品24を覆っている。シールド板25は、例えば、金属で形成されており、プリント基板23に取り付けされている。シールド板25は、プリント基板23上のグランド配線に電気的に接続されている。シールド板25は、プリント基板23に搭載された、CPU101等の部品24から放出されるノイズを遮蔽するため、プリント基板23に搭載された部品24から発生した熱を放熱するため等に使用される。
また、シールド板25は、プリント基板23に搭載された複数の部品24のうちの少なくとも一つを覆う突起部分25aを有している。突起部分25aは、シールド板25における、プリント基板23側の主面に凹部25bが形成されるように、シールド板25に設けられている。したがって、複数の部品24の少なくとも一つは凹部25b内に位置している。なお、本実施の形態では、シールド板25が設けられる場合を例に挙げて説明するが、シールド板25は必ずしも電子機器1に設けられていなくてもよい。
図12は、電子機器1の内部構造を説明するための図である。図12は、電子機器1を裏面から見たときの図を示している。図12では、筐体3については、電子機器1の内部の構成が見えるように断面構造で示されている。図12に示される図では、電池22と、電池22の第2主面91上に配置されたプリント基板23とが示されている。プリント基板23には、電池22と対向していない他方の主面に、複数の部品24が搭載されている。また、プリント基板23に搭載された部品24を覆うように、シールド板25がプリント基板23に取り付けされる。図12に例示されるように、シールド板25は、プリント基板23に搭載された複数の部品24の全てを覆っていなくてもよい。
図11に戻り、プリント基板23に対向するように、コイルアセンブリ19(コイル20及び第1磁性シート21)が配置される。本実施の形態では、コイルアセンブリ19が筐体3の内面に貼り付けられている場合を例に挙げて説明する。
より具体的には、第1磁性シート21の第1主面80に貼り付けられたコイル20が、筐体3の内面に、具体的には、筐体3の内面のうち、電子機器1の裏面と対向する領域に、両面テープ等の接着シートによって貼り付けられる。第1磁性シート21の第2主面81は、プリント基板23と対向している。このように、コイルアセンブリ19(コイル20及び第1磁性シート21)が筐体3に貼り付けられることによって、充電が行われる際にコイル20と、充電機のコイルとを互いに近い位置に配置することが可能となり、電力の伝送効率を向上することができる。また、第1磁性シート21によって、コイル20に通る磁束の漏れを抑制することができることから、当該磁束が漏れることによってシールド板25等の金属部品および電池22等に発生する発熱を抑制することができる。
また、図11に示されるように、第1磁性シート21には貫通穴40が設けられている。本実施の形態では、第1磁性シート21に貫通穴40を設けることによって、プリント基板23に搭載された部品24と、第1磁性シート21とが接触することを抑制している。したがって、本実施の形態のように、電子機器1において、部品24を覆うシールド板25が設けられた場合には、シールド板25に部品24を覆う突起部分25aを設けることによって、部品24だけでなく、シールド板25が第1磁性シート21と接触することも抑制する。
また、図11に示されるように、第1磁性シート21の第1主面80側には、貫通穴40と対向する第2磁性シート26が配置される場合もある。本実施の形態では、第2磁性シート26が、コイルアセンブリ19と同様に、筐体3の内面に貼り付けられる場合を例に挙げて説明する。第2磁性シート26は、例えば、両面テープ等の接着シートによって筐体3に貼り付けられる。貫通穴40及び第2磁性シート26については後で詳しく説明する。
<貫通穴について>
図13は、図11に示される断面図の一部を拡大した図である。図13には、筐体3、コイルアセンブリ19、シールド板25及びプリント基板23が示されている。図13には、図11では図示が省略されていた、第1磁性シート21とコイル20とを貼り付けるための両面テープ等の接着シート27と、コイル20と筐体3とを貼り付けるための両面テープ等の接着シート28と、第2磁性シート26と筐体3とを貼り付けるための両面テープ等の接着シート29とが図示されている。
図13に示されるように、コイル20を第1磁性シート21に貼り付ける接着シート27における、コイル20で取り囲まれた部分には貫通穴27aが設けられている。この貫通穴27aは、第1磁性シート21の貫通穴40に連通している。また、コイル20を筐体3に貼り付ける接着シート28における、コイル20で取り囲まれた部分には貫通穴28aが設けられている。この貫通穴28aは、第1磁性シート21の貫通穴40及び接着シート27の貫通穴27aに対向している。第2磁性シート26は、筐体3の内面における、接着シート28の貫通穴28aによって露出する領域に、接着シート29によって貼り付けられている。
また、プリント基板23に搭載された部品24aは、第1磁性シート21が有する貫通穴40に対向する第1部分(下側部分)41と、貫通穴40の内面のうち、第1主面80を含む面および第2主面81を含む面に挟まれた空間内に位置する第2部分(上側部分)42とを有している。つまり、第2部分42は、貫通穴40内に位置している。
また、部品24aはプリント基板23の第2主面96と対向する第1の面85と、当該第1の面85とは反対側の第2の面86とを有している。そして、図13に示されるように、プリント基板23の第2主面96と部品24aの第2の面86との間の長さ(つまり、部品24aの高さ)は、プリント基板23の第2主面96と第1磁性シート21の第2主面81との間の長さより長いとも言える。
部品24aは、例えば、プリント基板23に搭載された複数の部品24のうち最も背が高い部品である。部品24aは、例えば、POP(Package On Package)実装が施された部品である。例えば、部品24aの第1部分41にはCPU101が設けられ、部品24aの第2部分42には、記憶部103に含まれるRAMが設けられている。
ここで、第1磁性シート21に貫通穴40が存在しない場合には、第1磁性シート21とプリント基板23とを互いに近づけると、背の高い部品24aが第1磁性シート21と接触してしまう。
本実施の形態では、第1磁性シート21に貫通穴40が設けられているため、図13に示されるように、部品24aの第1部分(下側部分)41が貫通穴40に対向するように当該部品24aを配置することによって、第1磁性シート21及びプリント基板23を互いに近づけても、部品24aと第1磁性シート21とが接触することを抑制することができる。その結果、電子機器1を薄型化することができる。
つまり、本実施の形態においては、プリント基板23に搭載された複数の部品24のうち最も背の高い部品24aを、プリント基板23における、貫通穴40と対向する領域に搭載することで、当該部品24aと第1磁性シート21とが接触することを抑制している。
また、図13に示されるように、電子機器1に各部品24を覆うシールド板25が設けられた場合でも、背の高い部品24aを覆う突起部分25aをシールド板25に設けることによって、シールド板25と第1磁性シート21とが接触することを抑制することができる。なお、図13に示される例では、シールド板25の突起部分25aのすべてが貫通穴40内に存在しているが、突起部分25aの一部が貫通穴40内に位置していてもよい。
図14は、図13に示される電子機器1の断面図に対応する、本実施の形態の電子機器1と比較される電子機器(以後、「比較対象機器」と呼ぶ)の断面図である。
図14に示されるように、比較対象機器の第1磁性シート21には貫通穴40が設けられていない。また、シールド板25には突起部分25aが設けられていない。
このような比較対象機器においては、プリント基板23及び第1磁性シート21を互いに近づけると、背の高い部品24aと第1磁性シート21とが接触する。したがって、本実施の形態の電子機器1とは異なり、装置の薄型化が困難となる。
これに対して、本実施の形態の電子機器1では、背が高い部品24aが貫通穴40のうち、第1主面80を含む面および第2主面81を含む面に挟まれた空間内に位置する第2部分42を有する。言い換えると、プリント基板23の第2主面96と部品24aの第2の面86との間の長さは、プリント基板23の第2主面96と第1磁性シート21の第2主面81との間の長さより長い。そのため、本実施の形態の電子機器1では、第1磁性シート21と部品24aとが接触することを抑制することができる。その結果、電子機器1を薄型化することができる。
図13に示される例では、部品24aが、貫通穴40と対向する第1部分41と、貫通穴40内に位置する第2部分42との両方を有する場合について説明した。しかし、部品24aは、貫通穴40内に位置する第2部分42を有していなくてもよい。つまり、部品24aのすべてが貫通穴40内に存在していなくても良い。
図15は、図13に示される断面図に対応する電子機器1の断面図の一例である。また、図15に示される例では、電子機器1にシールド板25が設けられていない場合を例に挙げて説明する。図15に示される部品24aは、貫通穴40内に位置しておらず、その全体が貫通穴40と対向する第1部分41となっている。
ここで、組立公差等によって、プリント基板23及びシールド板25の位置が設計値よりもコイルアセンブリ19側に位置することがある。また、電池22は充電時等において膨張することがあり、電池22の膨張によって、プリント基板23及びシールド板25がコイルアセンブリ19側に移動することがある。したがって、プリント基板23とコイルアセンブリ19との間の距離が小さくて、上記の例(図13)のように背の高い部品24aの一部が貫通穴40内に位置する場合には、プリント基板23上の複数の部品24において、貫通穴40内に位置する部品24a以外の部品24が、コイルアセンブリ19と接触する可能性がある。また、図13に示される例のように、シールド板25が設けられる場合には、プリント基板23に取り付けられたシールド板25において、貫通穴40内に位置する突起部分25a以外の部分が、コイルアセンブリ19と接触する可能性がある。
これに対して、図15の例のように、背の高い部品24aのすべてが貫通穴40内に位置しない場合、つまり部品24aが第2部分42を有しない場合には、プリント基板23とコイルアセンブリ19との間の距離を大きくすることができることから、複数の部品24において、貫通穴40内に位置する部品24a以外の部品24が、コイルアセンブリ19と接触することを抑制することができる。また、シールド板25が設けられている場合には、シールド板25において、貫通穴40内に位置する突起部分25a以外の部分が、コイルアセンブリ19と接触することを抑制することができる。
図13に示される例では、プリント基板23に搭載された複数の部品24のうち最も背の高い部品24aのみが第1部分41及び第2部分42を有する場合について説明したが、複数の部品24が第1部分41及び第2部分42を有していてもよい。
図16は、図13に示される断面図に対応する電子機器1の断面図の一例である。図16の例では、複数の部品24のうち、最も背の高い部品24aと、2番目に背の高い部品24bとのそれぞれが、第1部分41及び第2部分42を有している。このように、プリント基板23上の複数の部品24のうち背の高いものから順に選択された複数の部品24を、プリント基板23における、貫通穴40に対向する領域に搭載することで、第1磁性シート21と部品24とがより接触し難くなる。その結果、電子機器1をより一層薄型化することができる。
なお、シールド板25には、図16に示されるように、部品24a及び部品24bをまとめて覆う1つの突起部分25aが設けられてもよいし、部品24a及び部品24bをそれぞれ覆う2つの突起部分が設けられてもよい。
また、プリント基板23における、貫通穴40に対向する領域に、複数の部品24が搭載された場合においても、当該複数の部品24は第2部分42を有していなくてもよい。例えば、プリント基板23における、貫通穴40に対向する領域に搭載された複数の部品24の全てが、第2部分42を有していなくてもよいし、当該複数の部品24のうちの一部が第2部分42を有していなくてもよい。
上述した実施の形態では、部品24aがプリント基板23に搭載された複数の部品24のうち最も背の高い部品24であるとして説明したが、部品24aはプリント基板23に搭載された複数の部品24のうち最も背の高い部品24でなくても良い。
例えば、プリント基板23の面積に対して第1磁性シート21の面積が十分に小さい場合には、プリント基板23に搭載された複数の部品24のうち最も背の高い部品24を、プリント基板23における、第1磁性シート21と対向していない領域に配置することができる。したがって、この場合には、プリント基板23上の最も背の高い部品24と第1磁性シート21とは接触しにくい。このような場合には、プリント基板23における、第1磁性シート21と対向する領域に搭載された複数の部品24のうち最も背の高い部品24を、プリント基板23における、貫通穴40と対向する領域に配置することで、当該部品24と第1磁性シート21とが接触することを抑制することができる。
<第2磁性シートについて>
既述したように、第2磁性シート26は、第1磁性シート21の第1主面80側に、貫通穴40と対向するように配置される。第2磁性シート26は、コイル20を通る磁束が外側に漏れるのを抑制するために設けられる。電子機器1に第2磁性シート26を設けることで、充電時の電力の伝送効率を向上させるとともに、磁束の漏れによりシールド板25等の金属部品および電池22等で発生する発熱を抑制することができる。
また、第2磁性シート26は、第1磁性シート21より薄いことが好ましい。第2磁性シート26は、例えば、0.05〜0.1mmの厚さのものが採用される。第2磁性シート26の厚さを薄くすることで、部品24aと第2磁性シート26とが接触しにくくなる。
ただし、第2磁性シート26の厚さは、必ずしも第1磁性シート21より薄くなくてもよい。例えば、第1磁性シート21と、第2磁性シート26とが同じ厚さであってもよい。
また、第1磁性シート21に貫通穴40を設ける代わりに、図17に示されるように、第1磁性シート21の第2主面81に凹部43aが形成されるように、第1磁性シート21における、コイル20に取り囲まれた領域に対してコイル20側に突出する突起部分43を設けても良い。この場合には、第2磁性シート26を設けなくても良い。図17の例では、部品24aは、凹部43aに対向する第1部分41と、凹部43a内に位置する第2部分42とを有するようになる。
ここで、磁性シートは、脆いもしくは割れやすい材質のものが多く、曲げ加工がし辛いことが多い。したがって、図17の例のように第1磁性シート21に突起部分25aを設ける場合よりも、第1磁性シート21に貫通穴40を設ける場合の方が、第1磁性シート21に対する加工は容易である。
なお、図18に示されるように、第1磁性シート21に突起部分43を設けるのではなく、第1磁性シート21の第2主面81だけを加工することによって、第2主面81に凹部43aを設けても良い。
以上のように、電子機器1は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。また、上述した各種変形例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 電子機器
20 コイル
21 第1磁性シート
23 プリント基板
24 部品
24a 部品
25 シールド板
40 貫通穴
41 第1部分
42 第2部分
80 第1主面
81 第2主面
85 第1の面
86 第2の面
95 第1主面
96 第2主面

Claims (7)

  1. 第1の面と当該第1の面とは反対側の第2の面とを有する第1磁性シートと、
    前記第1磁性シートの前記第1の面上に配置されたコイルと、
    前記第2の面と対向する第3の面を有する基板と、
    を備え、
    前記基板は、前記第3の面に第1部品を有し、
    前記第1磁性シートは、前記第1の面における、前記コイルによって取り囲まれた領域に、当該第1の面から前記第2の面まで貫通する貫通穴を有し、
    前記第1部品は、前記貫通穴と対向する第1部分を有する、電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記第1部品は、第2部分を有し、
    前記第2部分は、前記貫通穴のうち、前記第1の面を含む面と、前記第2の面を含む面とに挟まれた空間内に位置する、電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記第1部品は、前記第3の面に対向する第4の面と、当該第4の面とは反対側の第5の面とを有し、
    前記第3の面と前記第5の面との間の長さは、当該第3の面と前記第2の面との間の長さより長い、電子機器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記第1磁性シートと前記第1部品との間にシールド板をさらに備え、
    前記シールド板は、前記第1部品を覆う突起部分を有する、電子機器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記第1磁性シートの前記第1の面側に配置された、前記貫通穴と対向する第2磁性シートをさらに備える、電子機器。
  6. 請求項5に記載の電子機器であって、
    前記第2磁性シートは、前記第1磁性シートより薄い、電子機器。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記基板は、前記第1部品を含む複数の第2部品を有し、
    前記第1部品は、前記複数の第2部品のうち最も背が高い部品である、電子機器。
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