JP2015185893A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの給電プローブ間の管軸方向に沿う間隔を任意の間隔として、2つの給電回路部とアンテナ部とのインピーダンス整合をとることができる直交偏波共用のアンテナ装置を提供する。【解決手段】短絡導波管部と、ダブルリッジ導波管部と、クアッドリッジ導波管部とを連通して設けている。また、ダブルリッジ導波管部に第1給電プローブ5を設け、クアッドリッジ導波管部に第2給電プローブ6を設けている。さらに、ダブルリッジ導波管部は、第2給電プローブ6から入力されてクアッドリッジ導波管部を伝搬する第2電波の伝搬モードにおける遮断周波数が、第2電波の周波数よりも高い周波数に設定されている。これにより、ダブルリッジ導波管部の管軸方向の長さL2を長くしても、第1給電回路部200及び第2給電回路部300とアンテナ部100とのインピーダンス整合をとることができる。【選択図】図2B

Description

この発明は、導波管を用いたアンテナ装置に関するものである。
従来、衛星通信用あるいはレーダ用のアンテナ装置において、航空機、車両及び衛星等の移動体への搭載を容易にするために、薄型なアレーアンテナが使用されている。また、近年、より高機能なアンテナ装置の要求が高まっており、広い周波数範囲にわたって動作し(いわゆる「広帯域特性」を有し)、かつ直交する2つの偏波で使用可能な(いわゆる「直交偏波共用」の)アンテナが求められている。
従来、広帯域特性を有する直交偏波共用のアンテナの一つとして、いわゆる「クアッドリッジホーンアンテナ」が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
従来のクアッドリッジホーンアンテナは、断面の形状が正方形状の方形導波管を用いて構成されている。この方形導波管は、一端部の開口が板状の導体(以下「短絡導体壁」という)で塞がれており、電気的に短絡されている。また、方形導波管の4枚の側壁(以下「第1側壁」「第2側壁」「第3側壁」「第4側壁」という)の内面部には、長手方向が管軸方向に沿ったリッジ状の突条(以下「第1リッジ」「第2リッジ」「第3リッジ」「第4リッジ」という)がそれぞれ設けられている。方形導波管及び第1リッジ〜第4リッジによって、いわゆる「クアッドリッジ導波管」が構成されている。
互いに対向する第1リッジと第3リッジ間に、第1給電プローブが設けられている。互いに対向する第2リッジと第4リッジ間に、第2給電プローブが設けられている。第1給電プローブと第2給電プローブとは、方形導波管の管軸方向に対して互いに直交した向きに設けられている。クアッドリッジ導波管、第1給電プローブ及び第2給電プローブによって、アンテナ部が構成されている。
第1給電プローブは、クアッドリッジ導波管の外部に設けた第1給電回路に接続されている。第2給電プローブは、クアッドリッジ導波管の外部に設けた第2給電回路に接続されている。
このようにして構成された従来のクアッドリッジホーンアンテナの動作について、送信アンテナとしての動作について説明する。
第1給電回路から第1給電プローブに入力された高周波電流は、クアッドリッジ導波管の管内を伝搬する第1電波に変換される。クアッドリッジ導波管の開口部に達した第1電波は、アンテナ部の外部空間に放射される。また、第2給電回路から第2給電プローブに入力された高周波電流は、クアッドリッジ導波管の管内を伝搬する第2電波に変換される。クアッドリッジ導波管の開口部に達した第2電波は、アンテナ部の外部空間に放射される。
このとき、第1給電プローブと第2給電プローブとを管軸方向に対して互いに直交した向きに設けていることから、クアッドリッジ導波管の管内を伝搬する第1電波の電磁界分布の向きと第2電波の電磁界分布の向きとは管軸方向に対して互いに直交した向きとなる。このため、開口部から放射された第1電波の偏波の向きと第2電波の偏波の向きとは管軸方向に対して互いに直交した向きとなる。このようにして、直交偏波共用を実現している。
また、クアッドリッジホーンアンテナにおいては、短絡導体壁と第1給電プローブ間の管軸方向に沿う間隔(以下「第1間隔」という)が、第1給電回路の出力インピーダンスにアンテナ部の入力インピーダンスを合わせる(いわゆる「インピーダンス整合」をとる)ための設計パラメータの一つである。また、短絡導体壁と第2給電プローブ間の管軸方向に沿う間隔(以下「第2間隔」という)が、第2給電回路とアンテナ部とのインピーダンス整合をとるための設計パラメータの一つである。
通常、クアッドリッジホーンアンテナは、方形導波管の管軸に対して線対称な構造を有している。そのため、第1給電回路とアンテナ部とのインピーダンス整合と、第2給電回路とアンテナ部とのインピーダンス整合との両方をとるために、第1給電プローブと第2給電プローブとを管軸方向に互いに近接させて、第1間隔と第2間隔とを互いに同程度の間隔にしている。
特開平9−162631号公報
一般に、アレーアンテナにおいては、可視領域内にグレーティングローブが発生するのを防ぐために、アンテナ素子は動作周波数における波長よりも短い間隔を設けて配列されている。また、薄型なアレーアンテナを実現するために、各アンテナ素子に高周波電流を供給する給電回路は、各アンテナ素子の背面に設けるのではなく、アンテナ素子間の間隙部に設けるのが好ましい。
しかしながら、従来のクアッドリッジホーンアンテナをアンテナ素子としてアレーアンテナを構成した場合、クアッドリッジ導波管の断面寸法が大きいため、アンテナ素子間の間隙部の幅が狭くなる。その結果、各給電プローブに接続される給電回路を配置する間隙部の幅を十分に確保できない問題があった。さらに、第1給電プローブ及び第2給電プローブを管軸方向に互いに近接させて設ける必要があるため、各給電プローブに接続される給電回路同士が物理的に干渉して、給電回路を設けることが困難になる問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、2つの給電プローブ間の管軸方向に沿う間隔を任意の間隔として、2つの給電回路部とアンテナ部とのインピーダンス整合をとることができる直交偏波共用のアンテナ装置を提供することを目的とする。
この発明のアンテナ装置は、一端部を電気的に短絡した短絡導波管部と、短絡導波管部の他端部と一端部を介して連通し、かつ内面部の長手方向に沿って1対の第1突条を対向配置したダブルリッジ導波管部と、ダブルリッジ導波管部の他端部と一端部を介して連通し、かつ第1突条と連続して内面部の長手方向に沿って対向配置した1対の第2突条を有するとともに、第2突条間の内面部に対向配置した1対の第3突条を有するクアッドリッジ導波管部と、対向する第1突条間に給電する第1給電プローブと、対向する第3突条間に給電する第2給電プローブとを具備し、第2給電プローブによって入出力される電波の伝搬モードにおける遮断周波数が、電波の周波数よりも高い周波数になるように、ダブルリッジ導波管部にて設定されているものである。
また、この発明のアンテナ装置は、一端部を電気的に短絡した短絡導波管部と、短絡導波管部の他端部に一端部を連通するように設けられ、かつ内面部の長手方向に沿って1対の第1突条を対向配置したダブルリッジ導波管部と、ダブルリッジ導波管部の他端部に一端部を連通するように設けられ、かつ第1突条と連続するように内面部の長手方向に沿って対向配置した1対の第2突条を有するとともに、第2突条間の内面部に対向配置した1対の第3突条を有するクアッドリッジ導波管部と、短絡導波管部とダブルリッジ導波管部間に設けた第1誘電体基板と、第1誘電体基板に設けられ、かつ対向する第1突条間に給電する第1給電線路と、ダブルリッジ導波管部とクアッドリッジ導波管部間に設けた第2誘電体基板と、第2誘電体基板に設けられ、かつ対向する第3突条間に給電する第2給電線路とを具備し、第2給電線路によって入出力される電波の伝搬モードにおける遮断周波数が、電波の周波数よりも高い周波数になるように、ダブルリッジ導波管部にて設定されているものである。
この発明によれば、2つの給電プローブ間の管軸方向に沿う間隔を任意の間隔として、2つの給電回路部とアンテナ部とのインピーダンス整合をとることができる直交偏波共用のアンテナ装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1の短絡導波管部及びダブルリッジ導波管部の分解斜視図である。 この発明の実施の形態1のクアッドリッジ導波管部の分解斜視図である。 この発明の実施の形態1のアンテナ装置の開口部から見た構成を示す説明図である。 (a)は、図2Aに示すアンテナ装置のA−A’断面から見た構成を示す説明図である。(b)は、図2Aに示すアンテナ装置のB−B’断面から見た構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態1の他のアンテナ装置の開口部から見た構成を示す説明図である。 (a)は、図3Aに示すアンテナ装置のA−A’断面から見た構成を示す説明図である。(b)は、図3Aに示すアンテナ装置のB−B’断面から見た構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態1の他のアンテナ装置の開口部から見た構成を示す説明図である。 (a)は、図4Aに示すアンテナ装置のA−A’断面から見た構成を示す説明図である。(b)は、図4Aに示すアンテナ装置のB−B’断面から見た構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態1の他のアンテナ装置の開口部から見た構成を示す説明図である。 (a)は、図5Aに示すアンテナ装置のA−A’断面から見た構成を示す説明図である。(b)は、図5Aに示すアンテナ装置のB−B’断面から見た構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態1の他のアンテナ装置の開口部から見た構成を示す説明図である。 (a)は、図6Aに示すアンテナ装置のA−A’断面から見た構成を示す説明図である。(b)は、図6Aに示すアンテナ装置のB−B’断面から見た構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態2の短絡導波管部及びダブルリッジ導波管部の分解斜視図である。 この発明の実施の形態2のクアッドリッジ導波管部の分解斜視図である。 この発明の実施の形態2のアンテナ装置の開口部から見た構成を示す説明図である。 (a)は、図8Aに示すアンテナ装置のA−A’断面から見た構成を示す説明図である。(b)は、図8Aに示すアンテナ装置のB−B’断面から見た構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態2の他のアンテナ装置の開口部から見た構成を示す説明図である。 (a)は、図9Aに示すアンテナ装置のA−A’断面から見た構成を示す説明図である。(b)は、図9Aに示すアンテナ装置のB−B’断面から見た構成を示す説明図である。
実施の形態1.
図1A、図1B、図2A及び図2Bを参照して、この発明の実施の形態1のアンテナ装置について説明する。
図中、1は第1導波管である。第1導波管1は、断面の形状が正方形状の方形導波管で構成されている。第1導波管1の一端部の開口は、板状の導体からなる短絡導体壁4で塞がれており、電気的に短絡されている。第1導波管1及び短絡導体壁4によって、短絡導波管部が構成されている。
第1導波管1と連通して、第2導波管2が設けられている。第2導波管2は、第1導波管1と一体の方形導波管で構成されている。第2導波管2の互いに対向する側壁21a,21bの内面部の互いに対向する部位に、長手方向が第2導波管2の管軸方向(図中z方向)に沿う1対のリッジ状の第1突条(第1リッジ部)22a,22bが設けられている。第2導波管2及び第1リッジ部22a,22bによって、ダブルリッジ導波管部が構成されている。
一般に、導波管においては、管内を伝搬する電波の電磁界分布の各形態を「伝搬モード」という。ダブルリッジ導波管部は、第2導波管2及び第1リッジ部22a,22bの管軸方向と直交する方向(図中x方向及びy方向)の寸法などを調整することにより、各伝搬モードで電波が伝搬する最低周波数(いわゆる「遮断周波数」)の値が変化するようになっている。
ダブルリッジ導波管部の側壁21b及び第1リッジ部22bを管軸方向と直交する方向(図中y方向)に貫通して、第1プローブ挿通孔7が設けられている。第1プローブ挿通孔7の軸心に沿うように、棒状の導体からなる第1給電プローブ5が挿通されている。第1給電プローブ5の一端部51は、第1リッジ部22a,22b間に設けられている。
第2導波管2と連通して、第3導波管3が設けられている。第3導波管3は、第1導波管1及び第2導波管2と一体の方形導波管で構成されている。第3導波管3の互いに対向する側壁31a,31bの内面部の互いに対向する部位に、第1リッジ部22a,22bと連続して、長手方向が第3導波管3の管軸方向(図中z方向)に沿う1対のリッジ状の第2突条(第2リッジ部)32a,32bが設けられている。第2リッジ部32a,32bは、第3導波管3の開口部35に向けて傾斜した平面状のテーパ面34a,34bを有している。
第3導波管3の互いに対向する側壁31c,31dの内面部の互いに対向する部位に、長手方向が第3導波管3の管軸方向に沿う1対のリッジ状の第3突条(第3リッジ部)33a,33bが設けられている。第3リッジ部33a,33bは、第3導波管3の開口部35に向けて傾斜した平面状のテーパ面34c,34dを有している。第3導波管3、第2リッジ部32a,32b及び第3リッジ部33a,33bによって、クアッドリッジ導波管部が構成されている。
クアッドリッジ導波管部の側壁31d及び第3リッジ部33bを管軸方向と直交する方向(図中x方向)に貫通して、第2プローブ挿通孔8が設けられている。第2プローブ挿通孔8の軸心に沿うように、棒状の導体からなる第2給電プローブ6が挿通されている。第2給電プローブ6の一端部61は、第3リッジ部33a,33b間に設けられている。
短絡導波管部、ダブルリッジ導波管部、クアッドリッジ導波管部、第1プローブ挿通孔7、第1給電プローブ5、第2プローブ挿通孔8及び第2給電プローブ6よって、アンテナ部100が構成されている。
また、第1給電プローブ5の他端部52は、ダブルリッジ導波管部の外部に設けた第1給電回路部200と電気的に接続されている。第2給電プローブ6の他端部62は、クアッドリッジ導波管部の外部に設けた第2給電回路部300と電気的に接続されている。第1給電回路部200及び第2給電回路部300は、例えば、管状の外部導体とこの外部導体の軸心に沿うように設けた内部導体との間に絶縁体を充填してなる伝送線路(いわゆる「同軸線路」)で構成されている。
次に、このようにして構成されたアンテナ装置400の動作について、送信アンテナとしての動作について説明する。
第1給電回路部200から第1給電プローブ5に入力された高周波電流は、この高周波電流の周波数に応じた周波数の電波(以下「第1電波」という)に変換されて、ダブルリッジ導波管部に出力される。出力された第1電波は、ダブルリッジ導波管部を伝搬する所定の伝搬モード(以下「第1伝搬モード」という)でダブルリッジ導波管部を伝搬して、クアッドリッジ導波管部に出力される。
ここで、クアッドリッジ導波管部は、第1伝搬モードで電波が伝搬するようになっている。このため、ダブルリッジ導波管部から出力された第1電波は、クアッドリッジ導波管部を伝搬して、第3導波管3の開口部35に達する。開口部35に達した第1電波は、アンテナ部100の外部空間に放射される。
このとき、第1伝搬モードの電磁界分布は、電界の方向が図中y方向に沿う電磁界分布になっている。このため、開口部35から放射された第1電波の主偏波は、y方向に沿う方向の偏波成分となる。
また、第1導波管1の管軸方向の長さL1、短絡導体壁4と第1給電プローブ間の管軸方向に沿う間隔L3、第1プローブ挿通孔7の構造及び第1給電プローブ5の形状などを調整することで、第1給電回路部200の出力インピーダンスにアンテナ部100の入力インピーダンスを合わせる(いわゆる「インピーダンス整合」をとる)ことができる。
次に、第2給電回路部300から第2給電プローブ6に入力された高周波電流は、この高周波電流の周波数に応じた周波数の電波(以下「第2電波」という)に変換されて、クアッドリッジ導波管部に出力される。出力された第2電波は、クアッドリッジ導波管部を伝搬する所定の伝搬モード(以下「第2伝搬モード」という)でクアッドリッジ導波管部を伝搬する。
ここで、ダブルリッジ導波管部は、第2伝搬モードの遮断周波数が、第2電波の周波数よりも高い周波数となるように設定しておく。これにより、クアッドリッジ導波管部に出力された第2電波は、ダブルリッジ導波管に向かう方向には伝搬しなくなる。すなわち、第2電波は、第3導波管3の開口部35に向かう方向にのみ伝搬するようになる。
開口部35に達した第2電波は、アンテナ部100の外部空間に放射される。このとき、第2伝搬モードの電磁界分布は、電界の方向が図中x方向に沿う電磁界分布になっている。このため、開口部35から放射された第2電波の主偏波は、x方向に沿う方向の偏波成分となる。
これにより、第1電波と第2電波とは主偏波の向きが互いに直交した電波となり、直交偏波共用を実現することができる。
また、第2電波はダブルリッジ導波管部に向かう方向には伝搬しないため、第2給電回路部300に対するアンテナ部100のインピーダンス特性は、第2導波管2の管軸方向の長さL2の影響をほとんど受けない。そのため、長さL2の値によらず、短絡導体壁4と第2給電プローブ6間の管軸方向に沿う間隔L4、第2プローブ挿通孔8の構造及び第2給電プローブ6の形状などを調整することにより、第2給電回路部300とアンテナ部100とのインピーダンス整合をとることができる。
すなわち、ダブルリッジ導波管部の管軸方向の長さL2を長くして、第1給電プローブ5と第2給電プローブ6間の管軸方向に沿う間隔(L4−L3)を広くしても、第1給電回路部200とアンテナ部100とのインピーダンス整合と、第2給電回路部300とアンテナ部100とのインピーダンス整合との両方をとることができる。
なお、アンテナ装置400は、いわゆる「アンテナの可逆性」により、受信アンテナとして動作する場合も以下のように送信アンテナとして動作する場合と同様に動作する。
すなわち、第3導波管3の開口部35に照射されたy方向の偏波成分を主偏波とする電波は、クアッドリッジ導波管部及びダブルリッジ導波管部を第1伝搬モードで伝搬する。この電波は、第1給電プローブ5で高周波電流に変換される。この高周波電流は、第1給電回路部200に出力される。
また、第3導波管3の開口部35に照射されたx方向の偏波成分を主偏波とする電波は、クアッドリッジ導波管部を第2伝搬モードで伝搬する。この電波は、第2給電プローブ6で高周波電流に変換される。この高周波電流は、第2給電回路部300に出力される。このとき、第2伝搬モードの電波は、ダブルリッジ導波管部には伝搬しない。
以上のように、この発明の実施の形態1のアンテナ装置400は、短絡導波管部と、ダブルリッジ導波管部と、クアッドリッジ導波管部とを連通して設けている。また、ダブルリッジ導波管部に第1給電プローブ5を設け、クアッドリッジ導波管部に第2給電プローブ6を設けている。さらに、ダブルリッジ導波管部は、第2伝搬モードの遮断周波数が、第2電波の周波数よりも高い周波数となるように設定されている。
これにより、第1給電プローブ5と第2給電プローブ6間の管軸方向に沿う間隔(L4−L3)を任意の間隔として、第1給電回路部200とアンテナ部100とのインピーダンス整合と、第2給電回路部300とアンテナ部100とのインピーダンス整合との両方をとることができる。
その結果、複数のアンテナ部100を配列してなるアレーアンテナにおいて、第1給電回路部200と第2給電回路部300とが互いに物理的に干渉しなくなるため、アンテナ部100間の間隙部の幅を狭くした小型なアレーアンテナを実現することができる。
なお、第1導波管1、第2導波管2及び第3導波管3の断面の形状は、正方形状に限定されるものではない。第1導波管1、第2導波管2及び第3導波管3を、断面の形状が矩形状の矩形導波管、又は断面の形状が円形状の円形導波管を用いて構成したものとしてもよい。
また、第2リッジ部32a,32b及び第3リッジ部33a,33bの形状は、図1B及び図2Bに示す平面状のテーパ面34a〜34dを有する形状に限定されるものではない。図3Bに示す如く、指数関数に従って傾斜した曲面状のテーパ面を有する形状としてもよい。図4Bに示す如く、階段状のテーパ面を有する形状としてもよい。図5Bに示す如く、テーパ面を有さない形状としてもよい。
また、図6Bに示す如く、第1導波管1の内面部に第1リッジ部22a,22bと連続した1対の第4リッジ部11a,11bを設けて、第1導波管1、第2導波管2、第4リッジ部11a,11b及び第1リッジ部22a,22bによってダブルリッジ導波管部を構成したものとしてもよい。
実施の形態2.
図7A、図7B、図8A及び図8Bを参照して、第1給電プローブ及び第2給電プローブを、誘電体基板に設けた導体箔(いわゆる「ストリップ導体」)で構成したアンテナ装置について説明する。
図中、1は第1導波管である。第1導波管1は、断面の形状が正方形状の方形導波管で構成されている。第1導波管1の一端部の開口は、板状の導体からなる短絡導体壁4で塞がれており、電気的に短絡されている。第1導波管1及び短絡導体壁4によって、短絡導波管部が構成されている。
第1導波管1と連通するように、第2導波管2が設けられている。第2導波管2は、断面の形状が第1導波管1と同じ形状の方形導波管で構成されている。第2導波管2の互いに対向する側壁21a,21bの内面部の互いに対向する部位に、長手方向が第2導波管2の管軸方向(図中z方向)に沿う1対のリッジ状の第1突条(第1リッジ部)22a,22bが設けられている。第2導波管2及び第1リッジ部22a,22bによって、ダブルリッジ導波管部が構成されている。
このようにして構成されたダブルリッジ導波管部は、第2導波管2及び第1リッジ部22a,22bの管軸方向と直交する方向(図中x方向及びy方向)の寸法などを調整することにより、各伝搬モードの遮断周波数の値が変化するようになっている。
第1導波管1と第2導波管2間に、第1誘電体基板7aが設けられている。第1誘電体基板7aの表面71aは、間隙部72a,72bを介して第1リッジ部22a,22bと対向している。表面71aには、長手方向が管軸方向と直交する方向(図中y方向)に沿って、かつ第1リッジ部22a,22b間に介在するように、線状の導体箔からなる第1給電線路5aが設けられている。
第2導波管2と連通するように、第3導波管3が設けられている。第3導波管3は、断面の形状が第1導波管1及び第2導波管2と同じ形状の方形導波管で構成されている。第3導波管3の互いに対向する側壁31a,31bの内面部の互いに対向する部位に、第1リッジ部22a,22bと連続するように、長手方向が第3導波管3の管軸方向(図中z方向)に沿う1対のリッジ状の第2突条(第2リッジ部)32a,32bが設けられている。第2リッジ部32a,32bは、第3導波管3の開口部35に向けて傾斜した平面状のテーパ面34a,34bを有している。
第3導波管3の互いに対向する側壁31c,31dの内面部の互いに対向する部位に、長手方向が第3導波管3の管軸方向に沿う1対のリッジ状の第3突条(第3リッジ部)33a,33bが設けられている。第3リッジ部33a,33bは、第3導波管3の開口部35に向けて傾斜した平面状のテーパ面34c,34dを有している。第3導波管3、第2リッジ部32a,32b及び第3リッジ部33a,33bによって、クアッドリッジ導波管部が構成されている。
第2導波管2と第3導波管3間に、第2誘電体基板8aが設けられている。第2誘電体基板8aの裏面81aは、間隙部82a,82bを介して第1リッジ部22a,22bと対向している。第2誘電体基板8aの表面83aは、間隙部84a,84bを介して第2リッジ部32a,32bと対向している。表面83aは、間隙部85a,85bを介して第3リッジ部33a,33bと対向している。また、表面83aには、長手方向が管軸方向と直交する方向(図中x方向)に沿って、かつ第3リッジ部33a,33b間に介在するように、線状の導体箔からなる第2給電線路6aが設けられている。
短絡導波管部、ダブルリッジ導波管部、クアッドリッジ導波管部、第1誘電体基板7a、第1給電線路5a、第2誘電体基板8a及び第2給電線路6aによって、アンテナ部100aが構成されている。
また、第1給電線路5aの一端部は、ダブルリッジ導波管部の外部に設けた第1給電回路部200aと電気的に接続されている。第2給電線路6aの一端部は、クアッドリッジ導波管部の外部に設けた第2給電回路部300aと電気的に接続されている。第1給電回路部200a及び第2給電回路部300aは、例えば、誘電体基板の表面又は内部に線状の導体箔を設けてなる伝送線路(いわゆる「ストリップ線路」)で構成されている。又は、管状導体の中空部にストリップ線路を設けてなる伝送線路(いわゆる「サスペンデッドストリップ線路」)で構成されている。
次に、このようにして構成されたアンテナ装置400aの動作について、送信アンテナとしての動作について説明する。
第1給電回路部200aから第1給電線路5aに入力された高周波電流は、この高周波電流の周波数に応じた周波数の電波(以下「第1電波」という)に変換されて、ダブルリッジ導波管部に出力される。出力された第1電波は、ダブルリッジ導波管部を伝搬する所定の伝搬モード(以下「第1伝搬モード」という)でダブルリッジ導波管部を伝搬して、クアッドリッジ導波管部に出力される。
クアッドリッジ導波管部は、第1伝搬モードで電波が伝搬するようになっている。このため、ダブルリッジ導波管部から出力された第1電波は、クアッドリッジ導波管部を伝搬して、第3導波管3の開口部35に達する。開口部35に達した第1電波は、アンテナ部100aの外部空間に放射される。
このとき、第1伝搬モードの電磁界分布は、電界の方向が図中y方向に沿う電磁界分布になっている。このため、開口部35から放射された第1電波の主偏波は、y方向に沿う方向の偏波成分となる。
また、第1導波管1の管軸方向の長さL1、第1給電線路5aの長さ、太さ及び形状、並びに第1給電線路5aと第1リッジ部22a,22b間の管軸方向に沿う間隔L3などを調整することで、第1給電回路部200aとアンテナ部100aとのインピーダンス整合をとることができる。
次に、第2給電回路部300aから第2給電線路6aに入力された高周波電流は、この高周波電流の周波数に応じた周波数の電波(以下「第2電波」という)に変換されて、クアッドリッジ導波管部に出力される。出力された第2電波は、クアッドリッジ導波管部を伝搬する所定の伝搬モード(以下「第2伝搬モード」という)でクアッドリッジ導波管部を伝搬する。
ここで、ダブルリッジ導波管部は、第2伝搬モードの遮断周波数が、第2電波の周波数よりも高い周波数となるように設定しておく。これにより、クアッドリッジ導波管部に出力された第2電波は、ダブルリッジ導波管部に向かう方向には伝搬しなくなる。すなわち、第2電波は、第3導波管3の開口部35に向かう方向にのみ伝搬するようになる。
開口部35に達した第2電波は、アンテナ部100aの外部空間に放射される。このとき、第2伝搬モードの電磁界分布は、電界の方向が図中x方向に沿う電磁界分布になっている。このため、開口部35から放射された第2電波の主偏波は、x方向に沿う方向の偏波成分となる。
これにより、第1電波と第2電波とは主偏波の向きが互いに直交した電波となり、直交偏波共用を実現することができる。
また、第2電波はダブルリッジ導波管部に向かう方向には伝搬しないため、第2給電回路部300aに対するアンテナ部100aのインピーダンス特性は、第2導波管2の管軸方向の長さL2の影響をほとんど受けない。そのため、長さL2の値によらず、第2給電線路6aの太さ、長さ及び形状、並びに第2給電線路6aと第3リッジ部33a,33b間の管軸方向に沿う間隔L4などを調整することにより、第2給電回路部300aとアンテナ部100aとのインピーダンス整合をとることができる。
すなわち、ダブルリッジ導波管部の管軸方向の長さL2を長くして、第1給電線路5aと第2給電線路6a間の管軸方向に沿う間隔を広くしても、第1給電回路部200aとアンテナ部100aとのインピーダンス整合と、第2給電回路部300aとアンテナ部100aとのインピーダンス整合との両方をとることができる。
なお、アンテナ装置400aは、いわゆる「アンテナの可逆性」により、受信アンテナとして動作する場合も以下のように送信アンテナとして動作する場合と同様に動作する。
すなわち、第3導波管3の開口部35に照射されたy方向の偏波成分を主偏波とする電波は、クアッドリッジ導波管部及びダブルリッジ導波管部を第1伝搬モードで伝搬する。この電波は、第1給電線路5aで高周波電流に変換される。この高周波電流は、第1給電回路部200aに出力される。
また、第3導波管3の開口部35に照射されたx方向の偏波成分を主偏波とする電波は、クアッドリッジ導波管部を第2伝搬モードで伝搬する。この電波は、第2給電線路6aで高周波電流に変換される。この高周波電流は、第2給電回路部300aに出力される。このとき、第2伝搬モードの電波は、ダブルリッジ導波管部には伝搬しない。
以上のように、この発明の実施の形態2のアンテナ装置400aは、短絡導波管部と、ダブルリッジ導波管部と、クアッドリッジ導波管部とを連通するように設けている。また、短絡導波管部とダブルリッジ導波管部間に設けた第1誘電体基板7aに、第1給電線路5aを設けている。ダブルリッジ導波管部とクアッドリッジ導波管部間に設けた第2誘電体基板8aに、第2給電線路6aを設けている。さらに、ダブルリッジ導波管部は、第2伝搬モードの遮断周波数が、第2電波の周波数よりも高い周波数となるように設定されている。
これにより、第1給電線路5aと第2給電線路6a間の管軸方向に沿う間隔を任意の間隔として、第1給電回路部200aとアンテナ部100aとのインピーダンス整合と、第2給電回路部300aとアンテナ部100aとのインピーダンス整合との両方をとることができる。
その結果、複数のアンテナ部100aを配列してなるアレーアンテナにおいて、第1給電回路部200aと第2給電回路部300aとが互いに物理的に干渉しなくなるため、アンテナ部100a間の間隙部の幅を狭くした小型なアレーアンテナを実現することができる。
なお、第1給電線路5aは、第1誘電体基板7aの表面71aに代えて、第1誘電体基板7aの内部に設けたものとしてもよい。第2給電線路6aは、第2誘電体基板8aの表面83aに代えて、第1誘電体基板7aの内部に設けたものとしてもよい。
また、間隙部82a,82bを除いて、第2誘電体基板8aの裏面81aが第1リッジ部22a,22bと当接したものとしてもよい。間隙部84a,84bを除いて、第2誘電体基板8aの表面83aが第2リッジ部32a,32bと当接したものとしてもよい。
また、第1導波管1、第2導波管2及び第3導波管3の断面の形状は、正方形状に限定されるものではない。第1導波管1、第2導波管2及び第3導波管3を、断面の形状が矩形状の矩形導波管、又は断面の形状が円形状の円形導波管を用いて構成したものとしてもよい。
また、第2リッジ部32a,32b及び第3リッジ部33a,33bの形状は、図7B及び図8Bに示す平面状のテーパ面34a〜34dを有する形状に限定されるものではない。実施の形態1と同様に、図3B、図4B又は図5Bに示す形状のリッジ部としてもよい。
また、図9Bに示す如く、第1導波管1の内面部に第1リッジ部22a,22bと連続するように1対の第4リッジ部11a,11bを設けて、第1導波管1、第2導波管2、第4リッジ部11a,11b及び第1リッジ部22a,22bによってダブルリッジ導波管部を構成したものとしてもよい。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 第1導波管、2 第2導波管、3 第3導波管、4 短絡導体壁、5 第1給電プローブ、5a 第1給電線路、6 第2給電プローブ、6a 第2給電線路、7 第1プローブ挿通孔、7a 第1誘電体基板、8 第2プローブ挿通孔、8a 第2誘電体基板、11a,11b 第4リッジ部、21a,21b 側壁、22a,22b 第1リッジ部(第1突条)、31a,31b,31c,31d 側壁、32a,32b 第2リッジ部(第2突条)、33a,33b 第3リッジ部(第3突条)、34a,34b,34c,34d テーパ面、35 開口部、51 一端部、52 他端部、61 一端部、62 他端部、71a 表面、72a,72b 間隙部、81a 裏面、82a,82b 間隙部、83a 表面、84a,84b 間隙部、85a,85b 間隙部、100,100a アンテナ部、200,200a 第1給電回路部、300,300a 第2給電回路部、400,400a アンテナ装置。

Claims (16)

  1. 一端部を電気的に短絡した短絡導波管部と、
    前記短絡導波管部の他端部と一端部を介して連通し、かつ内面部の長手方向に沿って1対の第1突条を対向配置したダブルリッジ導波管部と、
    前記ダブルリッジ導波管部の他端部と一端部を介して連通し、かつ前記第1突条と連続して前記内面部の長手方向に沿って対向配置した1対の第2突条を有するとともに、前記第2突条間の前記内面部に対向配置した1対の第3突条を有するクアッドリッジ導波管部と、
    対向する前記第1突条間に給電する第1給電プローブと、
    対向する前記第3突条間に給電する第2給電プローブとを具備し、
    前記第2給電プローブによって入出力される電波の伝搬モードにおける遮断周波数が、前記電波の周波数よりも高い周波数になるように、前記ダブルリッジ導波管部にて設定されている
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記第1突条を貫通した第1プローブ挿通孔と、前記第3突条を貫通した第2プローブ挿通孔とを具備し、
    前記第1給電プローブは、前記第1プローブ挿通孔に挿通され、
    前記第2給電プローブは、前記第2プローブ挿通孔に挿通してなる
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 対向する前記第1突条を含む面と対向する前記第3突条を含む面とは、互いに直交していることを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  4. 前記ダブルリッジ導波管部の外部に設けられ、かつ前記第1給電プローブに接続した第1給電回路部と、
    前記クアッドリッジ導波管部の外部に設けられ、かつ前記第2給電プローブに接続した第2給電回路部と、
    を具備することを特徴とする請求項2又は請求項3記載のアンテナ装置。
  5. 前記第1給電回路部及び前記第2給電回路部は、同軸線路で構成してなることを特徴とする請求項4記載のアンテナ装置。
  6. 前記短絡導波管部、前記ダブルリッジ導波管部及び前記クアッドリッジ導波管部は、断面の形状が矩形状の矩形導波管で構成してなることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  7. 前記短絡導波管部、前記ダブルリッジ導波管部及び前記クアッドリッジ導波管部は、断面の形状が正方形状の方形導波管で構成してなることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  8. 前記短絡導波管部、前記ダブルリッジ導波管部及び前記クアッドリッジ導波管部は、断面の形状が円形状の円形導波管で構成してなることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  9. 一端部を電気的に短絡した短絡導波管部と、
    前記短絡導波管部の他端部に一端部を連通するように設けられ、かつ内面部の長手方向に沿って1対の第1突条を対向配置したダブルリッジ導波管部と、
    前記ダブルリッジ導波管部の他端部に一端部を連通するように設けられ、かつ前記第1突条と連続するように前記内面部の長手方向に沿って対向配置した1対の第2突条を有するとともに、前記第2突条間の前記内面部に対向配置した1対の第3突条を有するクアッドリッジ導波管部と、
    前記短絡導波管部と前記ダブルリッジ導波管部間に設けた第1誘電体基板と、
    前記第1誘電体基板に設けられ、かつ対向する前記第1突条間に給電する第1給電線路と、
    前記ダブルリッジ導波管部と前記クアッドリッジ導波管部間に設けた第2誘電体基板と、
    前記第2誘電体基板に設けられ、かつ対向する前記第3突条間に給電する第2給電線路とを具備し、
    前記第2給電線路によって入出力される電波の伝搬モードにおける遮断周波数が、前記電波の周波数よりも高い周波数になるように、前記ダブルリッジ導波管部にて設定されている
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  10. 対向する前記第1突条を含む面と対向する前記第3突条を含む面とは、互いに直交していることを特徴とする請求項9記載のアンテナ装置。
  11. 前記ダブルリッジ導波管部の外部に設けられ、かつ前記第1給電線路に接続した第1給電回路部と、
    前記クアッドリッジ導波管部の外部に設けられ、かつ前記第2給電線路に接続した第2給電回路部と、
    を具備することを特徴とする請求項9又は請求項10記載のアンテナ装置。
  12. 前記第1給電回路部及び前記第2給電回路部は、ストリップ線路で構成してなることを特徴とする請求項11載のアンテナ装置。
  13. 前記第1給電回路部及び前記第2給電回路部は、サスペンデッドストリップ線路で構成してなることを特徴とする請求項11記載のアンテナ装置。
  14. 前記短絡導波管部、前記ダブルリッジ導波管部及び前記クアッドリッジ導波管部は、断面の形状が矩形状の矩形導波管で構成してなることを特徴とする請求項9から請求項13のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  15. 前記短絡導波管部、前記ダブルリッジ導波管部及び前記クアッドリッジ導波管部は、断面の形状が正方形状の方形導波管で構成してなることを特徴とする請求項9から請求項13のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  16. 前記短絡導波管部、前記ダブルリッジ導波管部及び前記クアッドリッジ導波管部は、断面の形状が円形状の円形導波管で構成してなることを特徴とする請求項9から請求項13のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
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