JP2015185425A - 圧着接続端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】銅線とアルミニウム線とからなる複合線が用いられ、かつ銅線およびアルミニウム線の表面に絶縁膜が設けられたステータの巻線と電気的に接続することができる圧着接続端子を提供する。【解決手段】圧着接続端子11は電源線圧着部15、接続部16、巻線圧着部17を有する。電源線圧着部15は絶縁被覆圧着部13および撚線圧着部14を有する。巻線圧着部17に対向する第1、第2のバレルタブ26,27が設けられ、第1のバレルタブ26は第2のバレルタブ27よりも短い。巻線圧着部17の内面には、複数の突起28が設けられている。突起28は截頭四角錐形状であり、突起28は4つの台形状の傾斜面を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、モータのステータに巻き付けられた巻線と電源に接続された電源線とを接続する圧着接続端子に関する。
エアコン用のモータ等のステータにおいては、従来は巻線として銅線が用いられていた。しかし、ステータの巻線として銅線を用いた場合には、ステータの重量が重くなり、またステータの製造コストが高価となる。そこで、ステータの重量を軽くし、またステータの製造コストを安価にするために、ステータの巻線としてアルミニウム線を用いることが考えられる。
しかしながら、アルミニウム線の導電率は銅線の導電率よりも小さいから、ステータの巻線としてアルミニウム線を用いた場合には、モータの出力を大きくすることができない。そこで、ステータの巻線として銅線とアルミニウム線とからなる複合線を用いることが考えられている。
特開2010−183788号公報
ステータの巻線として銅線とアルミニウム線とからなる複合線を用いた場合には、銅線とアルミニウム線との間で電食が生ずるから、銅線およびアルミニウム線の表面に絶縁膜を設ける必要がある。
しかし、銅線およびアルミニウム線の表面に絶縁膜を設けたときには、圧着接続端子により巻線と電源線とを接続するときに、巻線と圧着接続端子とを電気的に接続することができない。
本発明は上述の問題を解決するためになされたもので、銅線とアルミニウム線とからなる複合線が用いられ、かつ銅線およびアルミニウム線の表面に絶縁膜が設けられたステータの巻線と電気的に接続することができる圧着接続端子を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、銅線とアルミニウム線とからなる複合線が用いられ、かつ上記銅線および上記アルミニウム線の表面に絶縁膜が設けられたステータの巻線と電源線とを電気的に接続する圧着接続端子であって、上記巻線を圧着する巻線圧着部と上記電源線を圧着する電源線圧着部とを有し、上記巻線圧着部の内面に傾斜面を有する複数の突起を設けたことを特徴とする。
また、本発明の第2の態様としては、上記巻線圧着部に対向する第1、第2のバレルタブが設けられ、上記第1のバレルタブが上記第2のバレルタブよりも短いことを特徴とするのが好ましい。
上記の第1の態様によれば、銅線およびアルミニウム線の表面に絶縁膜が設けられたステータの巻線と圧着接続端子とを電気的に接続することができる。また、アルミニウム線と圧着接続端子との間の電気抵抗が時間の経過に伴って大きくなるのを抑制することができる。
また、上記の第2の態様によれば、巻線と圧着接続端子とを確実に電気的に接続することができ、またアルミニウム線と圧着接続端子との間の電気抵抗が時間の経過に伴って大きくなるのを確実に抑制することができる。
図1は本発明の実施態様に係る圧着接続端子を示す平面図である。 図2は図1に示した圧着接続端子を示す正面図である。 図3は図1に示した圧着接続端子を示す側断面図である。 図4は図1〜図3に示した圧着接続端子の一部を示す詳細図である。 図5は図4のA−A断面図である。 図6は図1〜図3に示した圧着接続端子により圧着される電源線の端部を示す図である。 図7は図1〜図3に示した圧着接続端子により圧着される巻線を示す断面図である。 図8は図1〜図3に示した圧着接続端子の絶縁被覆圧着部の圧着状態を示す断面図である。 図9は図1〜図3に示した圧着接続端子の撚線圧着部の圧着状態を示す断面図である。 図10は図1〜図3に示した圧着接続端子の巻線圧着部の圧着状態を示す断面図である。 図11は図1〜図3に示した圧着接続端子の巻線圧着部の圧着状態を示し、図1紙面左右方向面で切断した状態を示す詳細断面図である。 図12は図1〜図3に示した圧着接続端子の巻線圧着部の圧着状態を示し、他の図1紙面左右方向面で切断した状態を示す詳細断面図である。
図1〜図3により本発明の実施形態に係る圧着接続端子を説明する。図に示すように、圧着接続端子11は第1キャリアストリップ12、電源線圧着部15、接続部16、巻線圧着部17および第2キャリアストリップ18を有する。そして、電源線圧着部15は絶縁被覆圧着部13および撚線圧着部14を有する。絶縁被覆圧着部13、撚線圧着部14および巻線圧着部17はオープンバレル型である。また、圧着接続端子11の母材は厚さが0.4mmのコルソン系銅合金からなり、Niからなる下地めっきおよびSnまたはAgからなる仕上げめっきが施されている。また、圧着接続端子11はプレス加工により製造されている。
絶縁被覆圧着部13には対向する2つのバレルタブ21、22が設けられており、バレルタブ21、22の長さは同じである。撚線圧着部14には対抗する2つのバレルタブ23、24が設けられており、バレルタブ23、24の長さは同じである。また、撚線圧着部14の底部の内面には複数の溝25が設けられている。溝25の長手方向は、圧着接続端子11の長手方向(図1紙面左右方向)とは直角の方向である。
巻線圧着部17には対向する第1、第2のバレルタブ26、27が設けられている。第1のバレルタブ26は第2のバレルタブ27よりも短い。また、巻線圧着部17の内面には、複数の突起28が設けられている。突起28は市松模様状に並べて設けられている。図4、図5に示すように、突起28は截頭四角錐形状であり、突起28は4つの台形状の傾斜面29を有している。そして、傾斜面29の底辺の長さは0.18mmであり、上辺の長さは0.08mmである。
図6に示すように、電源に接続された電源線31は撚線32、絶縁被覆33を有し、撚線32に絶縁被覆33が被せられている。撚線32は複数の銅素線を撚り合わせたものである。絶縁被覆33はポリエステル編組チューブからなる。そして、電源線31の先端部の絶縁被覆33は除去されている。絶縁被覆33から突出した撚線32の長さは、撚線圧着部14の長さ(図1紙面左右方向寸法)とほぼ等しい。
図7に示すように、モータのステータに巻き付けられた巻線41は、2本の銅線42と2本のアルミニウム線43とからなる複合線である。銅線42、アルミニウム線43の断面積は1mmである。銅線42、アルミニウム線43の表面に絶縁膜が設けられている。絶縁膜は上層ポリアミドイミド、下層ポリエステルイミドのダブルコートもしくはポリアミドイミドのシングルコートからなる。絶縁膜の厚さは0.03mmである。
図8に示すように、電源線31の絶縁被覆33が除去されない部分が絶縁被覆圧着部13に圧着される。
また、図9に示すように、電源線31の先端部の撚線32が撚線圧着部14に圧着される。
さらに、図10に示すように、巻線41の先端部が巻線圧着部17に圧着される。この場合、第2のバレルタブ27を巻線41の外周にC字状に巻き付けて圧着する。
巻線41の先端部を巻線圧着部17に圧着した場合には、図11に示すように、突起28が銅線42に圧入されるから、銅銭42の表面に設けられた絶縁膜44が突起28によって破られる。このため、銅線42と圧着接続端子11とが電気的に接続される。また同様に、表面に絶縁膜44が設けられたアルミニウム線43と圧着接続端子11とが電気的に接続される。
また、図12に示すように、突起28がアルミニウム線43の表面に圧入され、アルミニウム線43の表面部に傾斜面29に沿ったひずみ領域51が形成される。そして、アルミニウム線43の表面部にはひずみ領域51が閉じている独立領域が複数形成されている。すなわち、アルミニウム線43の表面部には、4つの突起28によって囲まれた領域内に存在する切れ目のないひずみ領域51が形成されており、この切れ目のないひずみ領域51によって囲まれた独立領域が複数形成されている。
このように、アルミニウム線43の表面部にはひずみ領域51が閉じている独立領域が複数形成され、ひずみ領域51のどの部分にも同じひずみ領域51の他の部分が対向している。したがって、ひずみ領域51のある部分からの冷間流れを同じひずみ領域51の他の部分によって止めることができるから、冷間流れを確実に止めることができる。このため、冷間流れによるひずみ領域51の応力の低下を抑制することができるから、突起28の傾斜面29とアルミニウム線43のひずみ領域51との間の圧着力(密着力)の時間の経過に伴う低下を抑制することができるので、アルミニウム線43と圧着接続端子11との間の電気抵抗が時間の経過に伴って大きくなるのを抑制することができる。
さらに、巻線圧着部17は第2のバレルタブ27を巻線41の外周にC字状に巻き付けて圧着するから、巻線圧着部17では第1、第2のバレルタブ26、27の先端部が巻線41に食い込むことがない。この結果、巻線圧着部17では巻線41を均一に圧着することができる。このため、銅線42、アルミニウム線43の表面に設けられた絶縁膜44を突起28により確実に破ることができるから、巻線41と圧着接続端子とを確実に電気的に接続することができる。さらに、アルミニウム線43の表面部にひずみ領域51を確実に形成することができるから、冷間流れによるひずみ領域51の応力の低下を確実に抑制することができるので、アルミニウム線43と圧着接続端子11との間の電気抵抗が時間の経過に伴って大きくなるのを確実に抑制することができる。
また、撚線圧着部14の底部の内面には複数の溝25が設けられているから、撚線32の銅素線の表面に酸化膜が形成されていたとしても、電源線31の先端部の撚線32が撚線圧着部14に圧着された状態では、撚線32の銅素線の表面に形成された酸化膜が溝25の角部によって破られるので、撚線32と圧着接続端子11との間の電気抵抗を小さくすることができる。
また、圧着接続端子11の母材はコルソン系銅合金からなるから、圧着接続端子11の熱クリープ性が良好であり、かつ圧着接続端子11の導電率が大きい。さらに、圧着接続端子11の母材にNiからなる下地めっきを施しているから、圧着接続端子11が高温で使用された場合の銅拡散を防止することができる。また、圧着接続端子11の母材にSnまたはAgからなる仕上げめっきが施されているから、巻線41の先端部が巻線圧着部17に圧着された状態では、アルミニウム線43の傾斜面29と接触した部分に合金層が形成されやすいので、アルミニウム線43と圧着接続端子11との間の電気抵抗が時間の経過に伴って大きくなるのを抑制することができる。
また、巻線41は2本の銅線42と2本のアルミニウム線43とからなり、銅線42とアルミニウム線43とが同数であるから、従来と比較してステータの重量を軽くし、またステータの製造コストを安価にすることができ、しかもモータの出力の低下を軽減することができる。また、銅線42、アルミニウム線43の本数が多くなると、圧着接続端子11の巻線圧着部17と接触しない銅線42、アルミニウム線43が存在するようになる。この場合、銅線42、アルミニウム線43の表面に絶縁膜が設けられているから、圧着接続端子11の巻線圧着部17と接触しない銅線42、アルミニウム線43には電流が流れない。これに対して、銅線42、アルミニウム線43の本数を2本としたときには、より確実に全ての銅線42、アルミニウム線43と圧着接続端子11の巻線圧着部17とを接触させることができ、全ての銅線42、アルミニウム線43に電流を流すことができる。
なお、上述実施形態においては、巻線41の銅線42が2本、アルミニウム線43が2本の場合について説明したが、銅線42が3本、アルミニウム線43が3本であってもよい。
11…圧着接続端子、12…第1キャリアストリップ、13…絶縁被覆圧着部、14…撚線圧着部、15…電源線圧着部、16…接続部、17…巻線圧着部、18…第2キャリアストリップ、21…バレルタブ、22…バレルタブ、23…バレルタブ、24…バレルタブ、25…溝、26…第1のバレルタブ、27…第2のバレルタブ、28…突起、29…傾斜面、31…電源線、32…撚線、33…絶縁被膜、41…巻線、42…銅線、43…アルミニウム線、44…絶縁膜、51…ひずみ領域

Claims (2)

  1. 銅線とアルミニウム線とからなる複合線が用いられ、かつ上記銅線および上記アルミニウム線の表面に絶縁膜が設けられたステータの巻線と電源線とを電気的に接続する圧着接続端子であって、
    上記巻線を圧着する巻線圧着部と上記電源線を圧着する電源線圧着部とを有し、
    上記巻線圧着部の内面に傾斜面を有する複数の突起を設けた
    ことを特徴とする圧着接続端子。
  2. 上記巻線圧着部に対向する第1、第2のバレルタブが設けられ、上記第1のバレルタブが上記第2のバレルタブよりも短いことを特徴とする請求項1に記載の圧着接続端子。
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WO2017104667A1 (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 株式会社ピー・エル アルミニウム体の接続構造およびコネクタ

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