JP6383271B2 - 端子付き電線及び圧着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、端子付き電線、及び、当該端子付き電線を製造するための圧着装置に関するものである。
電線を筒状の端子に挿入した状態で、圧着装置を用いて端子を上下から圧縮することで、電線と端子を圧着する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−326053号公報
上記の技術では、上下方向の圧縮により端子の外形形状を円形から略六角形に変形させるため、余肉により端子の径方向に突出したバリが発生してしまう。このバリによって周囲の部材が損傷してしまい、所望の品質を確保し得ない場合がある、という問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、バリの突出方向を制御することで、所望の品質を確保し得る端子付き電線、及び、当該端子付き電線を製造するための圧着装置を提供することである。
[1]本発明に係る端子付き電線は、電線と、前記電線が圧着された筒状の圧着部を有する端子と、を備えた端子付き電線であって、前記端子は、前記圧着部の径方向に対して交差する方向に突出するバリを有することを特徴とする。
[2]上記発明において、前記圧着部は、前記圧着部の径方向外側に向かってそれぞれ突出する複数の頂点部と、相互に隣り合う前記頂点部をそれぞれ連結すると共に、前記圧着部の径方向内側に向かって曲線状に突出する湾曲部と、から構成された断面形状を有しており、前記バリは、複数の前記頂点部の中で相互に対向する2つの前記頂点部の少なくとも一方から突出していてもよい。
[3]上記発明において、前記バリは、前記圧着部の断面における一方の端部から突出する第1のバリと、前記圧着部の断面における他方の端部から突出する第2のバリと、を含み、前記第1のバリと前記第2のバリは、前記圧着部の延在方向において交互に形成されていてもよい。
[4]本発明に係る圧着装置は、電線と端子を圧着する圧着装置であって、前記電線を前記端子の圧着部に挿入した状態で、前記圧着部を上下から圧縮する第1及び第2の金型を備えており、前記第1及び前記第2の金型の少なくとも一方は、前記第2及び前記第1の金型の少なくとも他方に向かって突出する凸部を有し、前記第2及び前記第1の金型の少なくとも他方は、前記凸部を受容する凹部を有しており、前記凸部は、前記第1及び前記第2の金型のキャビティに隣接し、前記凹部のうちの少なくとも一つは、前記凸部が前記凹部に入り込んだ状態で前記凸部と前記凹部との間に隙間が形成されるように、前記凸部よりも相対的に広く形成されており、前記隙間は、前記キャビティに連通していることを特徴とする。
[5]上記発明において、前記キャビティは、前記キャビティの径方向外側に向かってそれぞれ突出する複数の頂点部と、相互に隣り合う前記頂点部をそれぞれ連結すると共に、前記キャビティの径方向内側に向かって曲線状に突出する湾曲部と、から構成された断面形状を有していてもよい。
[6]上記発明において、前記凸部は、前記第1の金型に形成された第1の凸部と、前記第2の金型に形成された第2の凸部と、を含み、前記凹部は、前記第1の金型に形成され、前記第2の凸部を受容する第1の凹部と、前記第2の金型に形成され、前記第1の凸部を受容する第2の凹部と、を含んでおり、前記第1の凸部と前記第1の凹部は、前記キャビティの延在方向に沿って交互に形成され、前記第2の凸部と前記第2の凹部も、前記第1の凸部及び前記第1の凹部に対応するように、前記キャビティの延在方向に沿って交互に形成されていてもよい。
[7]上記発明において、前記第1の凹部は、前記第2の凸部が前記第1の凹部に入り込んだ状態で前記第2の凸部と前記第1の凹部との間に前記隙間が形成されるように、前記第2の凸部よりも相対的に広く形成されていてもよい。
本発明では、バリを圧着部の径方向に対して交差する方向に突出させるので、当該バリによる周囲の部材の損傷を抑制することができ、所望の品質を確保することができる。
また、本発明によれば、第1の金型と第2の金型が相互に接近した際に、凸部が凹部に入り込み、これに伴って、圧着部の断面における端部が圧着部の径方向に対して交差する方向に引き寄せられる。これにより、圧着部の径方向に対して交差する方向に突出したバリが圧着部に形成されるので、当該バリによる周囲の部材の損傷を抑制することができ、所望の品質を確保することができる。
図1は、本発明の実施形態における端子付き電線を示す側面図である。 図2は、本発明の実施形態における端子付き電線を示す平面図である。 図3は、本発明の実施形態における端子付き電線の分解斜視図である。 図4は、本発明の実施形態における電線の断面図であり、図2のIV-IV線に沿った断面図である。 図5は、図2のV-V線に沿った断面図である。 図6は、本発明の実施形態における防水処理後の端子付き電線を示す断面図である。 図7は、本発明の実施形態における圧着装置の金型を示す斜視図である。 図8は、本発明の実施形態における上型を示す斜視図である。 図9は、本発明の実施形態における下型を示す斜視図である。 図10は、図7のX-X線に沿った断面図である。 図11は、本発明の実施形態における上型の変形例を示す斜視図である。 図12(a)及び図12(b)は、本発明の実施形態における電線と端子の接続工程を示す断面図であり、図12(a)は、電線が挿入された端子に金型を接近させている状態を示す図であり、図12(b)は、金型により電線と端子を圧着している状態を示す図である。 図13(a)は、図12(a)のXIIIA部の拡大図であり、図13(b)は、図12(a)のXIIIB部の拡大図である。 図14(a)は、図12(b)のXIVA部の拡大図であり、図14(b)は、図12(b)のXIVB部の拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本実施形態における端子付き電線を示す側面図及び平面図、図3は本実施形態における端子付き電線の分解斜視図である。
本発明の実施形態における端子付き電線1は、図1〜図3に示すように、撚線11及び絶縁層13を有する電線10と、圧着部30を有する端子20と、を備えている。電線10の端部で絶縁層13が剥かれて撚線11が露出しており、当該撚線11が端子20の圧着部30に挿入された状態で当該圧着部30が内側に向かって圧縮されることで、電線10と端子20が圧着されている。
図4は本実施形態における電線の断面図であり、図2のIV-IV線に沿った図である。
本実施形態における電線10は、図4に示すように、複数(本例では10本)の素線12を撚り合わせて構成された撚線11と、当該撚線11の外周を被覆する絶縁層13と、を備えている。なお、撚線11を構成する素線12の本数は、特に上記の数に特に限定されない。また、撚線に代えて、電線が導体として単線を有してもよい。
それぞれの素線12は、アルミニウム線121と、当該アルミニウム線121の外周を被覆する銅被覆層122と、を有している。アルミニウム線121は、例えば、アルミニウム、又は、アルミニウムを主成分とするアルミニウム合金から構成されている。銅被覆層122は、例えば、銅、又は、銅を主成分とする銅合金から構成されている。
アルミニウム線121と銅被覆層122から構成される銅被覆アルミニウム線(以下単に「CA線」とも称する。)は、例えば、銅管の内孔にアルミニウム線を挿入し伸線加工することで形成されている。なお、アルミニウム線121の外周面に銅めっき処理を施すことで、CA線を形成してもよい。こうしたCA線を用いることで、電線10の軽量化を図ることができる。なお、CA線に代えて、銅線、或いは、銅めっき処理が施された鋼線(いわゆるCS線)等を、素線12として用いてもよい。
絶縁層13は、樹脂材料等の電気絶縁性を有する材料から構成されている。図3に示すように、電線10の端部から所定の長さLの絶縁層13が剥かれており、当該電線10の端部において撚線11が露出している。この露出している撚線11が、端子20の圧着部30に挿入され、端子20と圧着される。
本実施形態における端子20は、図1〜図3に示すように、圧着部30と接続部40を備えている。この端子20は、例えば、銅、又は、銅を主成分とした銅合金から構成されており、その表面全体に錫めっき層をさらに有してもよい。
圧着部30は、端子20の一端に設けられており、有底の円筒形状を有している。この圧着部30は、端子20の一端側に向かって開口する挿入穴31を有している。この挿入穴31に電線10の撚線11が挿入された状態で、圧着部30が内側に向かって圧縮されることで、電線10と端子20が圧着される(所謂クローズドバレル)。
こうしたクローズドバレル型の端子20を用いることで、電線10を圧着部30で包むことができる。このため、たとえCA線のアルミニウム線121が露出した場合であっても、ガルバニック腐食による接触不良の発生を抑制することができる。
なお、図1〜図3に示す例では、圧着部30は、真円環状の断面形状を有しているが、特にこれに限定されない。例えば、圧着部30の断面形状を、楕円形、四角形、六角形等の環状としてもよい。
接続部40は、端子20の他端に設けられており、一様の厚さを有する板状の部分を折り曲げることで形成された略L型形状を有している。この接続部40は、第1の板状部41と、折り曲げ部42と、第2の板状部43と、を有している。
第1の板状部41は、圧着部30の他端から当該圧着部30の延在方向(図中のX方向)と実質的に同一の方向に沿って延在している。この第1の板状部41の下面は、圧着部30の最下端と実質的に同一直線上に位置している。また、第1の板状部41は、圧着部30に対して相対的に薄くなっている。このため、圧着部30は、当該圧着部30の他端に傾斜面32を有しており、この傾斜面32は、圧着部30の一端に向かうに従って高くなるように傾斜している。
折り曲げ部42は、第1の板状部41と第2の板状部43との間に介在している。接続部40は、この折り曲げ部42で実質的に直角に折り曲げられている。なお、この折り曲げ部42の折り曲げ角度は、直角に特に限定されず、任意に設定することができる。また、接続部40に折り曲げ部42を設けずに、第2の板状部43を第1の板状部41と実質的に同一平面上に設けてもよい。
第2の板状部43は、圧着部30の延在方向(図中のX方向)に対して実質的に直交する方向(図中のZ方向)に延在している。また、この第2の板状部43には、ネジ穴431が形成されている。このネジ穴431にボルト等が挿入されることで、例えば、自動車のバッテリの端子等に端子20の接続部40が締結される。
本実施形態では、圧着部30の他端に傾斜面32が設けられているので、電線10が取り付けられた端子20をバッテリの端子等に固定する際に、端子20と周囲の部材との干渉を回避することができる。
以上に説明した電線10と端子20は、撚線11が圧着部30に挿入された状態で、当該圧着部30が内側に圧縮されることで圧着されている。この圧着によって、図1及び図2に示すように、圧着部30の軸方向の両端部分において、当該圧着部30の断面形状が、円環形状から略六角環形状に変形している。また、圧着部30の軸方向の中央部分においては、当該圧着部30の断面形状が、円環形状から、次のような断面形状に変形している。
具体的には、図5に示すように、変形後の圧着部30の中央部分の断面形状は、6つの頂点部331,332と、6つの湾曲部34と、を有している。それぞれの頂点部331,332は、圧着部30の径方向外側に向かってそれぞれ凸状に突出している。また、それぞれの湾曲部34は、相互に隣り合う頂点部331,332同士を連結していると共に、圧着部30の径方向内側に向かって湾曲状に突出している。すなわち、変形後の圧着部30の断面形状は、六角形の頂点間を凹状に湾曲させたような環状形状となっている。なお、図5は図2のV-V線に沿った断面図である。
因みに、本実施形態における6つの頂点部331,332は、2つの第1の頂点部331と、4つの第2の頂点部332を含んでいる。2つの第1の頂点部331は、圧着部30の断面における両端部に位置しており、矩形状の断面形状をそれぞれ有している。一方、4つの第2の頂点部332は、圧着部30の断面における端部以外の箇所に位置しており、凸状に湾曲した断面形状をそれぞれ有している。なお、6つの頂点部を同一の断面形状としてもよく、例えば、全ての頂点部を、第2の頂点部332のように凸状に湾曲した形状としてもよい。
また、上記の圧着によって、図5に示すように、第1のバリ351が、圧着部30の断面における一方の第1の頂点部331(図5中において左側の第1の頂点部331)から突出している。同様に、第2のバリ352が、圧着部30の断面における他方の第1の頂点部331(図5中において右側の第1の頂点部331)から突出している。
第1及び第2のバリ351,352はいずれも、0.2mm〜1.0mmの厚さtを有している(0.2mm≦t≦1.0mm)。バリ351,352の厚さを0.2mm以上とすることで、当該バリ351,352が折れて端子付き電線1の他の部分に付着してしまうのを抑制することができる。
本実施形態では、図5に示すように、第1のバリ351は、圧着部30の径方向(より具体的には、圧着部30の断面における中心OLと、一方の第1の頂点部331と、を通過する方向)に対して実質的に直交する方向(図5中において上方向)に突出している。同様に、第2のバリ352も、圧着部30の径方向(より具体的には、圧着部30の断面における中心OLと、他方の第1の頂点部331と、を通過する方向)に対して実質的に直交する方向(図5中において上方向)に突出している。
なお、第1及び第2のバリ351,352を下方向に突出させてもよい。或いは、第1のバリ351を上方向に突出させ、第2のバリ352を下方向に突出されてもよい。或いは、第1のバリ351を下方向に突出され、第2のバリ352を上方向に突出させてもよい。
また、本実施形態では、後述する金型60,70を用いて圧着部30が圧縮されているため、図2に示すように、複数(本例では2つ)の第1のバリ351が、圧着部30の断面における一方の第1の頂点部331に形成されている。同様に、複数(本例では2つ)の第2のバリ352が、圧着部30の断面における他方の第1の頂点部331に形成されている。そして、複数の第1のバリ351と複数の第2のバリ352が、圧着部30の延在方向(図中におけるX方向)において交互に形成されている。
なお、バリ351,352の突出方向は、圧着部30の径方向に対して交差する方向であれば特に限定されないが、バリ351,352が圧着部30側に傾斜しているほど、所望の品質を確保しやすい。また、バリ351,352の突出方向を、圧着部30の径方向に対して実質的に直交する方向とすることで、後述する圧着装置60の金型70,80による形成が容易となる。
以上のように、本実施形態では、バリ351,352が、圧着部30の径方向に対して交差する方向に突出している。このため、当該バリ351,352による周囲の部材の損傷を抑制することができ、所望の品質を確保することができる。また、圧着部30における圧縮率が大きいほど、バリ351,352の突出量が大きくなるため、バリの突出量(図5中において上下方向の長さ)に基づいて、圧着部30が十分に圧縮されて電線と端子を確実に圧着できているか否かを品質管理することができる。
一例を挙げれば、図6に示すように、防水性能を高めるために、圧着後の圧着部30を熱収縮チューブ51で覆うと共に、当該圧着部30と熱収縮チューブ51との間に充填剤52を充填する場合がある。この場合に、バリ351,352が熱収縮チューブ51に接触して当該熱収縮チューブ51を損傷させるのを抑制することができるので、所望の防水性能を確保することができる。なお、図6は本実施形態における防水処理後の端子付き電線を示す断面図である。
次に、以上に説明した端子付き電線1を製造する際に用いられる圧着装置の構造について、図7〜図11を参照しながら説明する。
図7は本実施形態における圧着装置の金型を示す斜視図、図8は本実施形態における上型を示す斜視図、図9は本実施形態における下型を示す斜視図、図10は図7のX-X線に沿った断面図、図11は本実施形態における上型の変形例を示す斜視図である。
図7に示すように、本実施形態における圧着装置60は、一対の金型70,80と、当該金型70,80を相互に接近/離反させるプレス装置(不図示)と、を備えている。電線10が挿入された圧着部30を金型70,80のキャビティ72,82内に挟んだ状態で、プレス装置によって上下から当該圧着部30を圧縮することで、電線10と端子20が接続される。
なお、本実施形態における上側70が、本発明における第1の金型の一例に相当し、本実施形態における下型80が、本発明における第2の金型の一例に相当し、金型70,80を当接させた状態における第1及び第2のキャビティ72,82が、本発明におけるキャビティの一例に相当する。
本実施形態における上型70は、図8に示すように、下型80に対向する第1の対向面71に、第1のキャビティ72と、複数(本例では4つ)の第1の凸部73と、複数(本例では4つ)の第1の凹部74と、を有している。
一方、下型80も、図9に示すように、上型70に対向する第2の対向面81に、第2のキャビティ82と、複数(本例では4つ)の第2の凸部83と、複数(本例では4つ)の第2の凹部84と、を有している。
第1のキャビティ72と第2のキャビティ82は、金型70,80を当接させた状態において、圧縮後の端子20の圧着部30の外形に対応した断面形状を有している。具体的には、第1及び第2のキャビティ72,82は、その軸方向の両端部分では、略六角形の断面形状を有しているのに対し、その軸方向の中央部分では、次のような断面形状を有している。
すなわち、図10に示すように、キャビティ72,82の断面形状は、6つの頂点部911,912と、6つの湾曲部92と、を有している。それぞれの頂点部911,912は、キャビティ72,82の径方向外側に向かってそれぞれ凸状に突出している。また、それぞれの湾曲部92は、相互に隣り合う頂点部911,912同士を連結していると共に、キャビティ72,82の径方向内側に向かって湾曲状に突出している。すなわち、キャビティ71,82の断面形状は、六角形の頂点間を凹状に湾曲させたような形状となっている。
因みに、本実施形態における6つの頂点部911,912は、2つの第1の頂点部911と、4つの第2の頂点部912を含んでいる。2つの第1の頂点部911は、キャビティ72,82の断面における両端部に位置しており、矩形状の断面形状をそれぞれ有している。一方、4つの第2の頂点部912は、キャビティ72,82の断面における端部以外の箇所に位置しており、凸状に湾曲した断面形状をそれぞれ有している。なお、6つの頂点部を同一の断面形状としてもよく、例えば、全ての頂点部を、第2の頂点部912のように凸状に湾曲した形状としてもよい。
本実施形態では、相互に対向する2つの第1の頂点部911が、金型70,80のパーティングラインPL(図7参照)と一致している。このため、金型70,80にアンダーカットが生じないようになっている。
図8に示すように、上型70は、第1のキャビティ72に対して一方の側(図中の+Y側)に、2つの第1の凸部73と2つの第1の凹部74を有しており、これらの第1の凸部73及び第1の凹部74は、キャビティ72,82の軸方向(図中のX方向)に沿って交互に配置されている。また、この上型70は、第1のキャビティ72に対して他方の側(図中の−Y側)にも、2つの第1の凸部73と2つの第1の凹部74を有しており、これらの第1の凸部73及び第1の凹部74は、キャビティ72,82の軸方向(図中のX方向)に沿って交互に配置されている。さらに、この上型70では、第1のキャビティ72に対して一方の側に設けられた2つの第1の凸部73と、当該第1のキャビティ72に対して他方の側に設けられた2つの第1の凸部73とが、キャビティ72,82の軸方向(図中のX方向)において交互に配置され、千鳥状に配置されている。
いずれの第1の凸部73も、金型70,80のパーティングラインPLよりも下型80に向かって突出している。また、いずれの第1の凸部73も、金型70,80の接近方向(図中のZ方向)に対して実質的に直交する方向(図中のY方向)において、第1のキャビティ72に隣接するように設けられている。
これに対し、いずれの第1の凹部74も、金型70,80のパーティングラインPLよりも凹んでいる。また、いずれの第1の凹部74も、下型80の第2の凸部83を受け入れ可能なように、第2の凸部83に対向するように配置されている。当該第1の凹部74は、第2の凸部83よりも相対的に広く形成されており、第2の凸部83が第1の凹部74に入り込んだ状態で、第2の凸部83と第1の凹部74との間に隙間741が形成される(後述する図10、図13(a)及び図14(b)参照)。この隙間741は、第1のキャビティ72の第1の頂点部911に連通していると共に、金型70,80の接近方向(図中のZ方向)に延在している。この隙間741によって、上述した端子20のバリ351,352が形成される。なお、隙間741が、第1の凹部74の深さと同一の深さを有してもよい。
図9に示すように、下型80も、上型70と同様に、第2のキャビティ82に対して一方の側(図中の+Y側)に、2つの第2の凸部83と2つの第2の凹部84を有しており、これらの第2の凸部83及び第2の凹部84は、キャビティ72,82の軸方向(図中のX方向)に沿って交互に配置されている。また、この下型80は、第2のキャビティ82に対して他方の側(図中の−Y側)にも、2つの第2の凸部83と2つの第2の凹部84を有しており、これらの第2の凸部83及び第2の凹部84は、キャビティ72,82の軸方向(図中のX方向)に沿って交互に配置されている。さらに、この下型80では、第2のキャビティ82に対して一方の側に設けられた第2の凸部83と、当該第2のキャビティ82に対して他方の側に設けられた2つの第2の凸部83とが、キャビティ72,82の軸方向(図中のX方向)において交互に配置され、千鳥状に配置されている。
いずれの第2の凸部83も、金型70,80のパーティングラインPLよりも上型70に向かって突出しており、上述の上型70の第1の凹部74に対向するように配置されている。また、いずれの第2の凸部83も、金型70,80の接近方向(図中のZ方向)に対して実質的に直交する方向(図中のY方向)において、第2のキャビティ82に隣接するように設けられている。
これに対し、いずれの第2の凹部84も、金型70,80のパーティングラインPLよりも凹んでいる。また、いずれの第2の凹部84も、上型70の第1の凸部73を受け入れ可能なように、第1の凸部73に対向するように配置されている。
このように、本実施形態では、第1の凸部73と第1の凹部74が、キャビティ72,82の軸方向(図中のX方向)に沿って交互に配置されていると共に、第1のキャビティ72に対して一方の側に設けられた第1の凸部73と他方の側に設けられた第1の凸部73とが、キャビティ72,82の軸方向(図中のX方向)において交互に配置され、千鳥状に配置されている。同様に、第2の凸部83と第2の凹部84も、キャビティ72,82の軸方向(図中のX方向)に沿って交互に配置されていると共に、第2のキャビティ82に対して一方の側に設けられた第1の凸部83と他方の側に設けられた第1の凸部83が、キャビティ72,82の軸方向(図中のX方向)において交互に配置され、千鳥状に配置されている。このため、金型70,80の接近方向(図中のZ方向)に対して実質的に直交する2つの方向(図中のX方向及びY方向)に、上型70と下型80が動かなくなくなり、上型70と下型80の良好なかみ合わせを確保することができる。
さらに、本実施形態では、この第2の凹部84は、第1の凸部73と実質的に同一の大きさを有しているため、上述の第1の凸部74のような隙間741が形成されない。従って、この第2の凹部84も、第2の凸部83と同様に、金型70,80の接近方向(図中のZ方向)に対して実質的に直交する方向(図中のY方向)において、第2のキャビティ82に隣接するように設けられている。
なお、本実施形態では、上述のように、上型70は、第1のキャビティ72の一方の側(図中の+Y側)に2つの第1の凸部73を有すると共に、第1のキャビティ72の他方の側(図中の−Y側)にも2つの第1の凸部73を有している。しかしながら、上型70が有する第1の凸部73の数は、特にこれに限定されない。例えば、図11のように上型70Bを構成してもよい。図11は本実施形態における上型の変形例を示す斜視図である。
具体的には、図11に示すように、上型70Bが、第1のキャビティ72の一方の側(図中の+Y側)に4つの第1の凸部73Bを有すると共に、第1のキャビティ72の他方の側(図中の−Y側)にも4つの第1の凸部73Bを有してもよい。この場合には、特に図示しないが、下型も、第2のキャビティの一方の側に4つの第2の凸部を有すると共に、第2のキャビティの他方の側にも4つの第2の凸部を有する。
また、第1及び第2の凹部74,84の両方が隙間を有してもよい。或いは、第2の凹部84が隙間を有し、第1の凹部74が隙間を有さなくてもよい。なお、第1及び第2の凹部74,84の両方が隙間を有する場合には、上型70の形状と下型80の形状とが同一となる。
次に、以上に説明した圧着装置60を用いて端子付き電線1を製造する手順について、図12〜図14を参照しながら説明する。
図12(a)及び図12(b)は本実施形態における電線と端子の接続工程を示す断面図であり、図12(a)は電線が挿入された端子に金型を接近させている状態を示す図、図12(b)は金型により電線と端子を圧着している状態を示す図である。また、図13(a)は図12(a)のXIIIA部の拡大図、図13(b)は図12(a)のXIIIB部の拡大図、図14(a)は図12(b)のXIVA部の拡大図、図14(b)は図12(b)のXIVB部の拡大図である。
先ず、電線10の端部から所定の長さLの絶縁層13を剥いて、撚線11を露出させた後に、当該撚線11の端部を端子20の圧着部30の挿入穴31に挿入する(図3参照)。次いで、端子20の圧着部30を圧着装置60にセットする。
具体的には、図12(a)に示すように、圧着部30を下型80の第2のキャビティ82上に載置して、当該圧着部30の上型70と下型80の間に介在させる。この際、図13(a)に示すように、第1の上型70は、第1の凸部73と第1の凹部74と有しており、第1の凹部74は、隙間741を有している。これに対し、図13(b)に示すように、下型80は、第2の凸部83と第2の凹部84を有しており、第2の凹部84は、隙間を有していない。
そして、プレス装置(不図示)によって金型70,80を相互に接近させると、図12(b)に示すように、金型70,80によって端子20の圧着部30が内側に向かって圧縮される。これにより、当該圧着部30の断面形状が、六角形の頂点間を凹状に湾曲させたような環状形状に変形し、電線10と端子20が圧着される。
この際、図14(a)に示すように、下型80の第2の凸部83が上型70の第1の凹部74に入り込み、これに伴って、圧着部30の断面における端部が当該圧着部30の径方向に対して実質的に直交する方向(図中のZ方向)に引き寄せられる。これにより、圧着部30の径方向に対して実質的に直交する方向(図中の+Z方向)に突出したバリ351,352が形成される。
一方、図14(b)に示すように、上型70の第1の凸部73も下型80の第2の凹部84に入り込むが、第2の凹部84は隙間を有していないため、この部分にバリが形成されることはなく、圧着部30の径方向に対して実質的に直交する方向(図中の−Z方向)に突出したバリは形成されない。なお、第1の凸部73と第1の凹部74が、キャビティ72,82の軸方向(図中のX方向)に沿って交互に配置されていると共に、第2の凸部83と第2の凹部84も、キャビティ72,82の軸方向(図中のX方向)に沿って交互に配置されている。このため、圧着部30の径方向に対して実質的に直交する方向(図中の+Z方向)に突出したバリ351,352は、圧着部の延在方向において交互に形成される。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上述の実施形態では、クローズドバレルタイプの端子20を対象とした圧着装置60について説明したが、特にこれに限定されない。
1…端子付き電線
10…電線
11撚線
12…素線
121…アルミニウム線
122…銅被覆層
13…絶縁層
20…端子
30…圧着部
31…挿入穴
32…傾斜面
331…第1の頂点部
332…第2の頂点部
34…湾曲部
351,352…バリ
40…接続部
41…第1の板状部
42…折り曲げ部
43…第2の板状部
431…ネジ穴
51…熱収縮チューブ
52…充填剤
60…圧着装置
70…上型
71…第1の対向面
72…第1のキャビティ
73…第1の凸部
74…第1の凹部
741…隙間
80…下型
81…第2の対向面
82…第2のキャビティ
83…第2の凸部
84…第2の凹部
911…第1の頂点部
912…第2の頂点部
92…湾曲部
PL…パーティングライン

Claims (5)

  1. 電線と、
    前記電線が圧着された筒状の圧着部を有する端子と、を備えた端子付き電線であって、
    前記端子は、前記圧着部の径方向に対して交差する方向に突出するバリを有し、
    前記バリは、
    前記圧着部の断面における一方の端部から突出する第1のバリと、
    前記圧着部の断面における他方の端部から突出する第2のバリと、を含み、
    前記第1のバリと前記第2のバリは、前記圧着部の延在方向において交互に形成されていることを特徴とする端子付き電線。
  2. 請求項1に記載の端子付き電線であって、
    前記圧着部は、
    前記圧着部の径方向外側に向かってそれぞれ突出する複数の頂点部と、
    相互に隣り合う前記頂点部をそれぞれ連結すると共に、前記圧着部の径方向内側に向かって曲線状に突出する湾曲部と、
    から構成された断面形状を有しており、
    前記バリは、複数の前記頂点部の中で相互に対向する2つの前記頂点部から突出していることを特徴とする端子付き電線。
  3. 電線と端子を圧着する圧着装置であって、
    前記電線を前記端子の圧着部に挿入した状態で、前記圧着部を上下から圧縮する第1及び第2の金型を備えており、
    前記第1及び前記第2の金型の少なくとも一方は、前記第2及び前記第1の金型の少なくとも他方に向かって突出する凸部を有し、
    前記第2及び前記第1の金型の少なくとも他方は、前記凸部を受容する凹部を有しており、
    前記凸部は、
    前記第1の金型に形成された第1の凸部と、
    前記第2の金型に形成された第2の凸部と、を含み、
    前記凹部は、
    前記第1の金型に形成され、前記第2の凸部を受容する第1の凹部と、
    前記第2の金型に形成され、前記第1の凸部を受容する第2の凹部と、を含んでおり、
    前記凸部は、前記第1及び前記第2の金型のキャビティに隣接し、
    前記第1の凸部と前記第1の凹部は、前記キャビティの延在方向に沿って交互に形成され、
    前記第2の凸部と前記第2の凹部も、前記第1の凸部及び前記第1の凹部に対応するように、前記キャビティの延在方向に沿って交互に形成され、
    記凹部のうちの少なくとも一つは、前記凸部が前記凹部に入り込んだ状態で前記凸部と前記凹部との間に隙間が形成されるように、前記凸部よりも相対的に広く形成されており、
    前記隙間は、前記キャビティに連通していることを特徴とする圧着装置。
  4. 請求項3に記載の圧着装置であって、
    前記キャビティは、
    前記キャビティの径方向外側に向かってそれぞれ突出する複数の頂点部と、
    相互に隣り合う前記頂点部をそれぞれ連結すると共に、前記キャビティの径方向内側に
    向かって曲線状に突出する湾曲部と、
    から構成された断面形状を有していることを特徴とする圧着装置。
  5. 請求項3又は4に記載の圧着装置であって、
    前記第1の凹部は、前記第2の凸部が前記第1の凹部に入り込んだ状態で前記第2の凸部と前記第1の凹部との間に前記隙間が形成されるように、前記第2の凸部よりも相対的に広く形成されていることを特徴とする圧着装置。
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