JP2015184324A - 画像形成装置,調整方法,およびプログラム - Google Patents

画像形成装置,調整方法,およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のセンサを有する画像形成装置であって,各センサの寿命のばらつきを抑制する技術を提供すること。
【解決手段】MFP100は,それぞれ発光部62と受光部63とを備える2個以上のマークセンサ61A,61Bを有する。MFP100は,マークセンサ61A,61Bのうち,周辺温度が高い位置に配置されているマークセンサ61Aの発光部62を発光させる発光時間を,周辺温度が低い位置に配置されているマークセンサ61Bの発光部62を発光させる発光時間に比較して,短くする。そして,各マークセンサ61A,61Bの受光部63の受光結果に基づいて画像形成部10を調整する。
【選択図】図7

Description

本発明は,画像形成装置,調整方法,およびプログラムに関する。さらに詳細には,マークを形成し,そのマークをセンサで読み取ることで調整を行う調整技術に関するものである。
従来から,画像形成装置において,位置ずれを調整する位置ずれ調整や,濃度ムラを調整する濃度調整を行う技術が知られている。これらの調整では,調整用のマークを調整の種類ごとに形成し,そのマークをセンサによって読み取り,その読取結果に応じた補正値に基づいて調整を行う。
前述した調整に関する文献としては,例えば特許文献1がある。特許文献1では,転写ベルトの幅方向の両端にそれぞれセンサを配置し,位置ずれ補正の条件を満たしたことに応じて,転写ベルトの幅方向の両端にそれぞれ位置ずれ補正用のマークを形成し,各センサにてマークを読み取る技術が開示されている。
特開2013−125108号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,センサの発光素子を所定の光量で発光させるために必要な電流値が,センサの周辺温度に応じて変化する。また,センサの寿命は,電流値の累積値と密接な関係にある。そのため,複数のセンサによってマークを読み取る場合,周辺温度の違いによってセンサ間で電流値に高低ができ,電流値に高低のある状態で繰り返し使用すれば,各センサの寿命にばらつきが生じる。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,複数のセンサを有する画像形成装置であって,各センサの寿命のばらつきを抑制する技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は,画像を形成する画像形成部と,発光部と受光部とを備えるセンサを複数有するセンサ群と,制御部とを備え,前記制御部は,前記センサ群のうち,周辺温度が高い側のセンサである第1センサの発光部を,周辺温度が低い側のセンサである第2センサの発光部よりも,発光時間を短く発光させる発光処理と,前記受光部の受光結果に基づいて,位置ずれ調整と濃度調整との少なくとも一方を含む調整をする調整処理とを実行することを特徴としている。
本明細書に開示される画像形成装置は,発光部と受光部とを備えるセンサを複数有するセンサ群を有し,センサ群のうち周辺温度の高い側のセンサと周辺温度の低い側のセンサとで,発光部の発光時間を異ならせている。つまり,周辺温度が高い側のセンサである第1センサの発光部を,周辺温度が低い側のセンサである第2センサの発光部よりも,発光時間を短く発光させる。そして,各センサの受光部の受光結果に基づいて調整を行う。なお,調整には,位置ずれ調整や濃度調整,光量調整が該当する。
すなわち,所定の光量で発光させるための電流値は,周辺温度が高いほど高い傾向にある。そのため,本明細書に開示される画像形成装置では,周辺温度が高い側の第1センサの発光部の発光時間を,周辺温度が低い側の第2センサの発光部の発光時間よりも,短くすることで,所定の光量で発光させるための電流値が高い第1センサの劣化が抑えられる。従って,第1センサと第2センサとの寿命のばらつきが抑えられる。
また,本明細書に開示される画像形成装置は,気流を発生させるファンを備え,前記センサ群のうち,前記気流の下流側に位置するセンサを前記第1センサとし,前記気流の上流側に位置するセンサを前記第2センサとするとよい。気流の下流側は熱が籠り易く,周辺温度が高くなり易い。そのため,気流の下流側に位置するセンサを第1センサとすることが好ましい。
また,本明細書に開示される画像形成装置は,前記センサ群の各センサから等距離にあり,前記画像形成部がシートに形成した画像を,当該シートに熱定着させる定着部を備え,前記ファンは,前記定着部の長手方向の一方の端部側に位置するとよい。定着部は熱源を有しており,ファンに近い側と遠い側とで温度差が生じやすい。そのため,本発明が好適である。
また,前記制御部は,画調整用のマークを前記画像形成部に形成させるマーク形成処理を実行し,前記発光処理では,前記発光部に前記マークに対して光を発光させ,前記調整処理では,前記受光部の受光結果に基づいて画調整を行い,前記マーク形成処理では,前記第1センサによる発光の対象となるマークの数を,前記第2センサによる発光の対象となるマークの数よりも少なく形成させるとよい。前記第1センサでは発光時間が短いことから,読み取れるマーク数が第2センサと比較して少ない。そのため,第1センサで読み取られるマーク数を始めから少なくすることで,トナーの消費を抑えることができる。
また,本明細書に開示される画像形成装置は,ベルトを備え,前記制御部は,前記ベルト上に画調整用のマークを前記画像形成部に形成させるマーク形成処理を実行し,前記発光処理では,前記発光部に前記マークに対して光を発光させ,前記調整処理では,前記受光部の受光結果に基づいて画調整を行い,前記マーク形成処理では,前記ベルトの移動方向について,前記第1センサによる発光の対象となるマークの全長を,前記第2センサによる発光の対象となるマークの全長よりも短く形成させるとよい。第1センサで読み取られるマークの全長を始めから少なくすることで,トナーの消費を抑えることができる。
また,前記制御部は,濃度補正用のマークを前記画像形成部に形成させるマーク形成処理を実行し,前記発光処理では,前記発光部に前記マークに対して光を発光させ,前記調整処理では,前記受光部の受光結果に基づいて濃度補正を行い,前記マーク形成処理では,濃度補正用のマークを,前記第2センサによる発光の対象となる位置に形成させるとよい。濃度補正の補正値は,一方のセンサの受光結果のみによっても取得できる。そのため,濃度補正用のマークを第2センサ側に形成する方が好ましい。
また,本明細書に開示される画像形成装置は,温度計を備え,前記制御部は,既定の温度である第1の温度よりも高い温度が前記温度計にて計測されたことに応じて,前記発光処理を実行するとよい。既定の温度よりも高い温度が検知されている状況では,周辺温度の高低差が大きくなっている可能性が高い。そのため,既定の温度よりも高い温度が検知されている場合に,発光時間に差を設ける方がセンサの寿命のばらつきを抑える上で好ましい。一方で,既定の温度よりも高い温度が検知されていない状況では,周辺温度の高低差が大きくなっている可能性が低い。そのため,発光時間に差を設けずに両センサを利用する方が正確な画調整を行う上で好ましい。
また,前記制御部は,前記第1の温度よりも高い温度である第2の温度よりも高い温度が前記温度計にて計測されたことに応じて,前記発光処理を実行しないとよい。既定の温度より高い第2の温度よりもさらに高い温度が検知されている状況でセンサを利用した場合,いずれのセンサの電流値も高くなる可能性が高い。高い温度が検知されているときには,発光部を発光させない方が,センサの劣化を抑制できるので好ましい。
また,前記画像形成部は,複数の色の画像を形成し,前記制御部は,前記第1の温度よりも高い温度である第2の温度よりも高い温度が前記温度計にて計測されたことに応じて,シート上に位置ずれ補正用のマークを前記画像形成部に形成させる位置ずれマーク形成処理と,位置ずれ量の入力を受け付け,入力結果に基づいて画像の位置ずれを調整する位置ずれ調整処理とを実行するとよい。既定の温度より高い第2の温度よりもさらに高い温度が検知されている状況でセンサを利用した場合,いずれのセンサの電流値も高くなる可能性が高い。そこで,センサを使用する代わりに,シートに位置ずれ補正用のマークを形成して,ユーザから入力された位置ずれ量を用いる方が,センサの劣化を抑制できるので好ましい。
また,上記画像形成装置の機能を実現するための制御方法,および,コンピュータプログラムも,新規で有用である。
また,本明細書には,画像を形成する画像形成部と,発光部と受光部とを備えるセンサを複数有するセンサ群と,制御部とを備え,前記画像形成部は,複数の色の画像を形成し,前記制御部は,前記第1の温度よりも高い温度である第2の温度よりも高い温度が前記温度計にて計測されたことに応じて,シート上に位置ずれ補正用のマークを前記画像形成部に形成させる位置ずれマーク形成処理と,位置ずれ量の入力を受け付け,入力結果に基づいて画像の位置ずれを調整する位置ずれ調整処理とを実行する画像形成装置が開示されている。
本発明によれば,複数のセンサを有する画像形成装置であって,各センサの寿命のばらつきを抑制する技術が実現される。
実施の形態にかかるMFPの概略構成を示す断面図である。 マークセンサの例を示す説明図である。 定着部周辺の配置の例を示す説明図である。 MFPの電気的構成を示すブロック図である。 位置調整用のマークの例を示す説明図である。 濃度補正用のマークの例を示す説明図である。 補正量取得処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本発明にかかる画像形成装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,カラー画像形成機能を備えた複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に本発明を適用したものである。
本形態のMFP100は,図1に示すように,シートに画像を印刷する画像形成部10と,原稿の画像を読み取る原稿読取部20とを備えている。原稿読取部20は,原稿とイメージセンサとを相対的に移動させつつ,原稿の画像を読み取る。
画像形成部10は,電子写真方式によりシートにトナー像を形成するプロセス部5と,プロセス部5に対向する位置にシートを搬送する搬送ベルト7と,シート上の未定着のトナー像をシートに熱定着させる定着部8とを有している。プロセス部5は,イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの色ごとに,それぞれ同様の構成を有し,それらが搬送ベルト7の片側(図1中で上方)に沿って並べられている。図1では,プロセス部5の各色の構成を,イエロー部50Y,マゼンタ部50M,シアン部50C,ブラック部50Kとしている。なお,プロセス部5の各色の構成の配置や順序は,この図の例に限らず,どのような順でもよい。
プロセス部5は,色ごとにそれぞれ,感光体51と,帯電部52と,現像部54と,転写部55とを有し,その上方に各色に共通の露光部53が設けられている。露光部53もプロセス部5の一部である。画像形成時には,MFP100は,感光体51の表面を帯電部52によって帯電し,続いて,露光部53によって露光する。これにより,感光体51の表面上に画像データに基づいた静電潜像を形成する。さらに,形成された静電潜像に対して現像部54によってトナーを供給し,感光体51上にトナー像を形成する。
搬送ベルト7は,ベルトローラ73と74とに巻きかけられている無端ベルトである。搬送ベルト7は,ベルトローラ73,74の回転によって,図1中で反時計回り方向に回転移動される。そして,搬送ベルト7は,その外周側の面にて,プロセス部5から定着部8に向かう向きに,シートを搬送する。MFP100の内部には,シートが搬送される経路であるシートの搬送路11が形成されている。
また,MFP100は,印刷用のシートを収納する給紙トレイ12と,印刷済みのシートを排出する排紙トレイ13とを有している。MFP100は,シートへの印刷時には,印刷用のシートを給紙トレイ12から引き出し,搬送ベルト7へと搬送する。
そして,MFP100は,前述したように感光体51上に形成されたトナー像を,搬送ベルト7によって搬送されているシートに転写する。例えば,各色のプロセス部5によって各色の感光体51上に形成されたトナー像を,1枚のシートに重ねて転写することにより,シート上にカラー画像のトナー像を形成する。その後,シートに載ったトナー像を,定着部8にてシートに定着させる。さらに,画像が定着されたシートを,排紙トレイ13に排出する。
本形態のMFP100は,さらに,図1に示すように,搬送ベルト7上のトナー像を検出するための2つのマークセンサ61A,61Bを有している。マークセンサ61Aとマークセンサ61Bとは,図1では重なった位置に表されているが,搬送ベルト7の幅方向に互いに離れた位置で,搬送ベルト7からほぼ等しい距離の位置に配置されている。つまり,マークセンサ61Aとマークセンサ61Bとは,ベルトローラ74の軸方向に平行な線上に互いに離れて配置されている。具体的に,図2に示すように,マークセンサ61Aは奥側に配置されており,マークセンサ61Bは手前側に配置されている。
各マークセンサ61A,61Bは,図2に示すように,それぞれ発光部62と受光部63とを有する光反射型センサである。マークセンサ61A,61Bは,それぞれの発光部62にて発光し,搬送ベルト7にて反射した光を,受光部63にて受光する。
そして,MFP100は,例えば図2に示すようなマーク66を搬送ベルト7上に形成し,マークセンサ61A,61Bを用いてマーク66を検出する。具体的に,搬送ベルト7を移動させつつ,マークセンサ61A,61Bを作動させる。そして,MFP100は,各受光部63による受光量に対応する出力信号に基づいて,搬送ベルト7上のマーク66の形成されている位置を取得する。なお,MFP100は,マークセンサ61Aと61Bとをそれぞれ独立に制御する。各マークセンサ61A,61Bはセンサの一例であり,2つのマークセンサ61A,61Bの組はセンサ群の一例である。マーク66については後述する。
本形態のMFP100では,図1に示したように,各マークセンサ61A,61Bは,定着部8の比較的近くに配置されている。定着部8は,長尺状のヒータを内蔵する加熱ローラを有している。そのため,画像形成時には,定着部8の周辺は,MFP100内の他の箇所に比較して高温となる場合がある。なお,定着部8の長手方向は,ベルトローラ74の軸方向とほぼ平行である。つまり,2つのマークセンサ61A,61Bは,定着部8からも等距離の位置に配置されている。
そして,本形態のMFP100は,図3に示すように,気流Rを発生させるファン81を有している。ファン81は,定着部8の熱を装置外に排出するための排気ファンであり,ファン81の排気側がMFP100の外部に開口するように,MFP100のハウジングに取り付けられている。そして,ファン81は,定着部8の長手方向について,一方の端部側に配置されている。
ファン81を稼動させると,MFP100の内部に,図3中に矢印で示すように,定着部8の長手方向に沿った流れを含む気流Rが発生する。そして,気流Rによって,装置内の高温の空気が,ファン81の周辺に集まる。そのため,MFP100の内部のうちファン81の近傍は,熱がこもりやすく,温度が高い状態となりやすい。つまり,MFP100の内部に発生する気流Rについて,気流Rの下流側は,気流Rの上流側より高温になりやすい。
そして,2つのマークセンサ61A,61Bは,前述したように,ベルトローラ74の軸方向に並んでいる。ベルトローラ74の軸方向は,定着部8の長手方向や,気流Rの方向とほぼ平行である。そして,図3に示すように,マークセンサ61Aは,マークセンサ61Bよりファン81に近い側に配置されている。つまり,図1中で奥側に配置されているマークセンサ61Aは,図1中で手前側に配置されているマークセンサ61Bより,気流Rの下流側に配置されている。そのため,マークセンサ61Aの周辺温度は,マークセンサ61Bの周辺温度より,高温となる可能性がある。マークセンサ61Aは,第1センサの一例であり,マークセンサ61Bは,第2センサの一例である。
本形態のMFP100は,また,図3に示すように,搬送ベルト7のベルトローラ74の表面の温度を測定するためのサーミスタ83を有している。この図では,サーミスタ83は,ベルトローラ74の長手方向について,マークセンサ61Aに近い側に配置されている。ただし,サーミスタ83の位置は,これに限らず,ベルトローラ74の温度を測定できる位置であればよい。サーミスタ83は,温度計の一例である。
続いて,MFP100の電気的構成について説明する。MFP100は,図4に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(不揮発性RAM)34と,ASIC35とを含むコントローラ30を備えている。また,MFP100は,画像形成部10と,原稿読取部20と,ネットワークインターフェース37と,USBインターフェース38と,操作パネル40と,マークセンサ61Aと,マークセンサ61Bと,サーミスタ83とを備え,これらがコントローラ30に電気的に接続されている。
ROM32には,MFP100を制御するための各種制御プログラムや各種設定,初期値等が記憶されている。ROM32は,記憶媒体の一例である。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは,データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムに従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,MFP100の各構成要素を制御する。
CPU31は,制御部の一例である。なお,コントローラ30が制御部であってもよいし,ASIC35が制御部であってもよい。なお,図4中のコントローラ30は,CPU31等,MFP100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にMFP100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ネットワークインターフェース37は,LANケーブル等を用いてネットワークを介して接続された装置と通信を行うためのハードウェアである。USBインターフェース38は,USBケーブル等を介して接続された装置と通信を行うためのハードウェアである。また,操作パネル40は,ユーザに向けた各種の表示を行い,ユーザによる指示の入力を受け付けるためのハードウェアである。
続いて,本形態のMFP100において実行される,画像形成部10を調整するための各種の調整処理について説明する。本形態のMFP100では,調整処理として,例えば,シート中の画像の形成位置を調整する位置調整処理,シート中の各色のプロセス部5にて形成されるトナー像の重なり位置のずれを調整する色間ずれ調整処理,画像の濃度を補正する濃度補正処理,センサの発光量を調整するための発光量調整処理を実行する。
本形態のMFP100は,各種の調整のための補正値を予め取得し,RAM33またはNVRAM34に記憶している。画像形成時には,記憶されている補正値を利用して,画像形成のための各部の動作を調整することにより,調整された画像を形成できる。
そして,本形態のMFP100は,補正値取得のための実行条件が満たされると,各種の調整のための補正値を取得する動作を実行する。補正値取得のための実行条件としては,例えば,前回の補正値の取得後の印刷枚数が所定の枚数を超えたこと,プロセス部5の少なくとも一部が交換されたこと,開閉扉が開閉されたこと,温度変化が検出されたこと,湿度変化が検出されたことが該当する。
本形態のMFP100は,補正値を取得するために,例えば,図5に示す位置調整用のマーク66や,図6に示す濃度補正用のマーク67を搬送ベルト7上に形成する。そして,搬送ベルト7を移動させることにより,マーク66,67を搬送ベルト7の移動方向に沿って移動させる。なお,各マーク66,67の搬送ベルト7の移動方向に直交する方向についての位置は,マーク66,67の少なくとも一部がマークセンサ61A,61Bの発光部62によって発光される光の照射範囲内に含まれていればよい。
さらに,MFP100は,マーク66,67が各マークセンサ61A,61Bの検出対象の位置を通過するタイミングに合わせて,マークセンサ61A,61Bを作動させる。つまり,マークセンサ61A,61Bに,発光部62にて発光させ,受光部63にて受光させ,受光量に基づく信号を出力させる。MFP100は,マークセンサ61A,61Bの出力信号に基づいて,マーク66,67の位置や濃度を把握し,理想の位置や理想の濃度との差から,以後の画像形成に使用する補正値を算出する。
本形態のMFP100は,連続して形成した複数のマーク66,67よりなるマーク群をマークセンサ61A,61Bにて検出する場合には,マーク群の先頭がマークセンサ61A,61Bの検出位置に到達すると予測されるタイミングの少し前の時点からマークセンサ61A,61Bを作動させ始め,マーク群の最終端の通過が確認されるまで,マークセンサ61A,61Bを作動させ続ける。つまり,搬送ベルト7の移動によって,マーク群の全てが検出対象の位置を通り過ぎるまでの期間中,発光部62に発光し続ける。
本形態のMFP100のマークセンサ61A,61Bの発光部62に使用されている発光素子は,温度特性を有している。具体的には,周辺温度が高い状態では,周辺温度が低い状態に比較して,所定の光量で発光するために発光部62に流される電流値が高くなる。マークセンサ61A,61Bでは,発光部62に高い電流値の電流が流されると,低い電流値の場合よりも劣化の進行の程度が大きい。つまり,2つのマークセンサ61A,61Bを周辺温度の異なる状態で使用し続けると,2つのマークセンサ61A,61Bにおける寿命到達の時期が異なる可能性がある。
そして,本形態のMFP100では,前述したように,マークセンサ61Aと61Bとで周辺温度が異なる可能性が高い。そこで,本形態のMFP100では,周辺温度が異なると推測される状況では,周辺温度が高い側のセンサであるマークセンサ61Aの発光部62による発光時間を,周辺温度が低い側のセンサであるマークセンサ61Bの発光部62による発光時間より短くする。
本形態のMFP100では,例えば,位置調整用の補正値を取得する際には,図5に示すように,マークセンサ61Aによる検出の対象となるマーク群のマーク66の数を,マークセンサ61Bによる検出の対象となるマーク群のマーク66の数より少なくする。または,マークセンサ61Aによる検出の対象となるマーク群の搬送方向の全長L1を,マークセンサ61Bによる検出の対象となるマーク群の搬送方向の全長L2より短くする。そして,対応するマーク群の全体が通過するまでの間だけ,マークセンサ61A,61Bを作動させる。
このようにマーク群を形成すれば,マークセンサ61Aの発光の対象であるマーク群が通り過ぎるのに要する時間は,マークセンサ61Bの発光の対象であるマーク群が通り過ぎるのに要する時間より短い。従って,それぞれ対応するマーク66を検出すれば,マークセンサ61Aの発光部62による発光時間を,マークセンサ61Bの発光部62による発光時間より短くできる。
また,本形態のMFP100では,例えば,濃度補正用の補正値を取得する際では,図6に示すように,マークセンサ61Bによる検出の対象となる位置に,複数段階の濃度による濃度補正用のマーク67を形成する。マークセンサ61Aによる検出の対象となる位置には,マークを形成しない。そして,マークセンサ61Bの出力信号に基づいて各マーク67の濃度を取得する。
濃度補正用の補正値を取得する場合には,マークセンサ61A,61Bのうちのいずれか一方にてマーク67を検出する処理をすればよい。そこで,周辺温度の低い側のマークセンサ61Bのみを使用することで,マークセンサ61Aの発光部62による発光時間を,マークセンサ61Bの発光部62による発光時間より短くできる。
また,本形態のMFP100では,例えば,色間ずれ調整の処理では,図5に示したマーク66と同様のマークを,プロセス部5の色ごとにそれぞれ形成させる。この場合でも,位置調整と同様に,マークセンサ61Aによる検出の対象となるマークの数を,マークセンサ61Bによる検出の対象となるマークの数より少なくする。そして,それぞれ対応するマークが通過する間だけ,マークセンサ61A,61Bを作動させる。これにより,マークセンサ61Aの発光部62による発光時間を,マークセンサ61Bの発光部62による発光時間より短くできる。
また,本形態のMFP100では,マークセンサ61A,61Bの発光量を調整する処理では,搬送ベルト7のトナー像の形成されていない箇所にてマークセンサ61A,61Bを作動させる。そして,各マークセンサ61A,61Bの出力信号に基づいて,適切な発光量となるようにマークセンサ61A,61Bを調整する。本形態のMFP100では,2つのマークセンサ61A,61Bで周辺温度が異なると推測される場合には,発光量の調整のための発光時間を,マークセンサ61Aの発光部62による発光時間を,マークセンサ61Bの発光部62による発光時間より短くする。
続いて,本形態のMFP100にて,位置調整用の補正値を取得して記憶する動作を実現するための補正量取得処理について,図7のフローチャートを参照して説明する。この補正量取得処理は,前述した各種の実行条件が満たされたことを契機に,CPU31にて実行される。
本形態のMFP100は,補正量取得処理を開始すると,まず,サーミスタ83によって温度を取得する(S101)。S101にて取得された温度に基づいて,マークセンサ61A,61Bの周辺温度を推測できる。例えば,取得された温度が充分低い場合は,例えば,長時間画像形成を実行していない状態であり,マークセンサ61Aの周辺温度とマークセンサ61Bの周辺温度との差は,さほど大きくないと推測できる。
そこで,S101にて取得された温度が,予め決めた第1基準温度より低いか否かを判断する(S103)。第1基準温度は,マークセンサ61A,61Bの寿命への影響が小さいと判断できる閾値の温度である。第1基準温度は,規定の温度の一例である。そして,取得された温度が第1基準温度より低いと判断したことに応じて(S103:YES),マークセンサ61A,61Bとにそれぞれ対応する両側の位置に,同じ全長で同じ数のマーク66を形成する(S105)。
そして,両側のマークセンサ61A,61Bにて,S105にて形成したマーク66を検出する(S106)。具体的には,対応するマーク群の全体が通過するまでの間だけ,マークセンサ61A,61Bを作動させる。つまり,温度が低い場合には,多少の温度差があったとしても寿命への影響の差は小さいので,検知精度を優先して,両側のマークセンサ61A,61Bを同程度の時間作動させる。そして,マーク66の検出結果に基づいて現状の位置ずれ量を取得し,位置調整用の補正値を算出する(S108)。この補正値の算出もMFP100を調整する処理の一部であり,S108の処理は,調整処理の一部の一例である。
さらに,算出した補正値をRAM33またはNVRAM34に記憶し(S109),補正量取得処理を終了する。なお,MFP100は,以後の画像形成時には,記憶している補正値を読み出して,読み出した補正値に基づいて画像形成の位置を調整することにより,位置ずれを抑制した画像を形成する。補正値に基づいて画像形成を調整する処理も,調整処理の一部の一例である。
一方,サーミスタ83にて測定した温度が,第1基準温度より低くはないと判断した場合には(S103:NO),その温度が第2基準温度より低いか否かを判断する(S111)。第2基準温度は,第1基準温度より高い温度である。
サーミスタ83にて測定した温度が第1基準温度より高いと,マークセンサ61Aと61Bとの周辺温度にある程度以上の差が生じている可能性が高い。つまり,温度が第1基準温度以上の温度である場合に,マークセンサ61Aと61Bとを同じように作動させると,マークセンサ61Aと61Bとの寿命に差が生じる可能性がある。
その一方で,温度が第2基準温度以上では,マークセンサ61Aと61Bとのいずれにおいても,検知精度が著しく低下する可能性がある。そのため,高精度の調整が困難となる。また,このような温度環境下でマークセンサ61A,61Bを作動させると,センサの寿命を大きく縮める原因となり得る。
そこで,MFP100は,温度が第2基準温度より低いと判断したことに応じて(S111:YES),高温側のマークセンサ61Aの検出位置には低温側よりも少ない数のマーク66を,低温側のマークセンサ61Bの検出位置には高温側よりも多い数のマーク66を,それぞれ形成する(S113)。これにより,例えば,図5に示したように,異なる数のマーク66によるマーク群が形成される。なお,個々のマーク66の間隔は等しいものとしている。S113の処理は,マーク形成処理の一例である。
次に,形成されたマーク66をマークセンサ61A,61Bにて検出する(S114)。具体的には,対応するマーク群の全体が通過するまでの間だけ,マークセンサ61A,61Bを作動させる。つまり,それぞれの検出対象の位置のマーク66の数に対応して,高温側のマークセンサ61Aの発光部62を短い時間発光させ,低温側のマークセンサ61Bの発光部62をマークセンサ61Aより長い時間発光させ,それぞれの受光部63にて受光させる。S114の処理は,発光処理の一例である。
さらに,MFP100は,マークセンサ61A,61Bによる受光結果に基づいて,補正値を算出する(S108)。そして,算出した補正値を,RAM33またはNVRAM34に記憶して(S109),補正量取得処理を終了する。
一方,サーミスタ83にて測定した温度が第2基準温度より低くはないと判断した場合は(S111:NO),マニュアルチャートを印刷する(S116)。つまり,前述したように,マークセンサ61A,61Bをいずれも作動させない。マニュアルチャートは,画像の位置ずれを視認できるようにマークを印刷したチャートであり,例えば,各色のマークを並べてシートに印刷したものである。S116の処理は,位置ずれマーク形成処理の一例である。
そして,ずれ量の入力を促す表示を行い,ずれ量の入力を受け付けたか否かを判断する(S118)。つまり,ユーザにマニュアルチャートを確認してもらい,現状の位置ずれの程度を入力してもらう。ずれ量の入力を受け付けていない場合は(S118:NO),受け付けるまで待機する。なお,待機時間にタイムアウトを設けてもよい。
そして,ずれ量の入力を受け付けたことに応じて(S118:YES),入力されたずれ量に基づく補正値を取得する(S120)。例えば,NVRAM34等にずれ量と補正値との対応表を記憶して,その対応表を参照することで補正値を取得する。あるいは,ずれ量から補正値を取得する換算式を記憶して,入力されたずれ量に基づく補正値を算出してもよい。
さらに,取得した補正値を,RAM33またはNVRAM34に記憶して(S109),補正量取得処理を終了する。マニュアルチャートに基づいて取得した位置ずれ量の入力を受け付け,入力された補正値に基づいて画像の位置ずれを調整する処理は,位置ずれ調整処理の一例である。
以上,詳細に説明したように,本形態のMFP100は,発光部62と受光部63とを有するマークセンサ61A,61Bを有し,マークセンサ61A,61Bの受光結果に基づいて,各種の調整処理を実行する。2つのマークセンサ61A,61Bの周辺温度が異なると推測される状況では,周辺温度が高い側のマークセンサ61Aの発光部62を,周辺温度が低い側のマークセンサ61Bの発光部62よりも,発光時間を短く発光させる。このように発光時間に差を設けることにより,温度差によるセンサの劣化度合いの差を抑制できる。従って,両側のマークセンサ61A,61Bにおける寿命のばらつきを抑制することが期待できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,MFPに限らず,複写機,FAX装置等,画像形成機能を備えるものであれば適用可能である。また,電子写真方式に限らず,インクジェット方式の画像形成装置にも適用可能である。
また,例えば,実施の形態では,温度が第1基準温度を超えている場合には,奥側と手前側とでマーク66を形成する数,または,マーク66の全長を変えるとしたが,マーク66は同じでもよい。マークセンサ61A,61Bの発光時間に差を設けることができればよく,マーク66自体は変更しなくてもよい。このようにすれば,マーク形成の処理は1種類でよく,より簡単な処理となる。一方,マーク66の形成数を変えることとすれば,マークを形成するためのトナーの使用量を節約できる。また,形成するマークの形状や個数は,実施の形態に例示したものに限らず,対象となる調整の種類や周辺温度に応じて適切に選択すればよい。
また,例えば,第1基準温度と第2基準温度との2段階に分けて温度を判断しているが,1段階としてもよい。つまり,S111や,S116以降を削除し,S103にてNOの場合は,S113へ進むとしてもよい。
また,例えば,温度計を2つ備えることにより,両側のマークセンサ61A,61Bにおける周辺温度の差を直接取得できる場合は,温度差に基づいて,マークセンサ61A,61Bの発光時間や,マーク66の形成する数等を調整してもよい。このようにすれば,サーミスタ83にて測定した温度から温度差を推測するものに比較して,温度差をより正確に取得できる。また,定着部8やファン81の配置や稼働状況に関わらず,マークセンサ61A,61Bのうち,いずれの側が高温となる場合にも対応可能である。
また,例えば,温度が第2基準温度より低くはないと判断した場合には,マニュアルチャートを印刷して,いずれのマークセンサ61A,61Bも発光させないとしたが,周辺温度の低いマークセンサ61Bのみ発光させるとしてもよい。つまり,片側だけでマーク66の検出を行うとしてもよい。あるいは,マニュアルチャートの印刷の代わりに,エラー表示をするとしてもよい。ただし,この場合には,補正値の取得はできない。
また,実施の形態では,2つのマークセンサ61A,61Bを有する装置について説明したが,マークセンサの数は3つ以上でもよい。
また,マーク66,67を形成する箇所は,シート搬送用の搬送ベルト7上に限らない。例えば,2次転写方式の画像形成装置では,中間転写ベルト上にマーク66,67を形成してもよい。また,4サイクル方式の画像形成装置では,感光体上にマーク66,67を形成してもよい。
なお,センサを,周辺温度の高い状態で使用すると,所定の光量で発光させるための電流値が高い。そのため,センサの寿命を縮める原因となる可能性がある。
本形態のMFP100では,測定した温度が第2基準温度より低くはない場合には,マニュアルチャートを印刷し,マークセンサ61A,61Bを作動させないとしている。これにより,センサの寿命の短縮を抑制する効果が得られる。なお,この場合には,センサ間で発光時間に差を設けることは必須ではない。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
8 定着部
10 画像形成部
31 CPU
61A,61B マークセンサ
81 ファン
83 サーミスタ
100 MFP

Claims (11)

  1. 画像を形成する画像形成部と,
    発光部と受光部とを備えるセンサを複数有するセンサ群と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記センサ群のうち,周辺温度が高い側のセンサである第1センサの発光部を,周辺温度が低い側のセンサである第2センサの発光部よりも,発光時間を短く発光させる発光処理と,
    前記受光部の受光結果に基づいて,位置ずれ調整と濃度調整との少なくとも一方を含む調整をする調整処理と,
    を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    気流を発生させるファンを備え,
    前記センサ群のうち,前記気流の下流側に位置するセンサを前記第1センサとし,前記気流の上流側に位置するセンサを前記第2センサとする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載する画像形成装置において,
    前記センサ群の各センサから等距離にあり,前記画像形成部がシートに形成した画像を,当該シートに熱定着させる定着部を備え,
    前記ファンは,前記定着部の長手方向の一方の端部側に位置することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    画調整用のマークを前記画像形成部に形成させるマーク形成処理を実行し,
    前記発光処理では,前記発光部に前記マークに対して光を発光させ,
    前記調整処理では,前記受光部の受光結果に基づいて画調整を行い,
    前記マーク形成処理では,前記第1センサによる発光の対象となるマークの数を,前記第2センサによる発光の対象となるマークの数よりも少なく形成させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    ベルトを備え,
    前記制御部は,
    前記ベルト上に画調整用のマークを前記画像形成部に形成させるマーク形成処理を実行し,
    前記発光処理では,前記発光部に前記マークに対して光を発光させ,
    前記調整処理では,前記受光部の受光結果に基づいて画調整を行い,
    前記マーク形成処理では,前記ベルトの移動方向について,前記第1センサによる発光の対象となるマークの全長を,前記第2センサによる発光の対象となるマークの全長よりも短く形成させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    濃度補正用のマークを前記画像形成部に形成させるマーク形成処理を実行し,
    前記発光処理では,前記発光部に前記マークに対して光を発光させ,
    前記調整処理では,前記受光部の受光結果に基づいて濃度補正を行い,
    前記マーク形成処理では,濃度補正用のマークを,前記第2センサによる発光の対象となる位置に形成させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    温度計を備え,
    前記制御部は,
    既定の温度である第1の温度よりも高い温度が前記温度計にて計測されたことに応じて,前記発光処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記第1の温度よりも高い温度である第2の温度よりも高い温度が前記温度計にて計測されたことに応じて,前記発光処理を実行しないことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載する画像形成装置において,
    前記画像形成部は,複数の色の画像を形成し,
    前記制御部は,
    前記第1の温度よりも高い温度である第2の温度よりも高い温度が前記温度計にて計測されたことに応じて,シート上に位置ずれ補正用のマークを前記画像形成部に形成させる位置ずれマーク形成処理と,
    位置ずれ量の入力を受け付け,入力結果に基づいて画像の位置ずれを調整する位置ずれ調整処理と,
    を実行することを特徴とする画像形成装置。
  10. 画像を形成する画像形成部と,発光部と受光部とを備えるセンサを複数有するセンサ群とを備える画像形成装置の,調整方法において,
    前記センサ群のうち,周辺温度が高い側のセンサである第1センサの発光部を,周辺温度が低い側のセンサである第2センサの発光部よりも,発光時間を短く発光させる発光ステップと,
    前記受光部の受光結果に基づいて,位置ずれ調整と濃度調整との少なくとも一方を含む調整をする調整ステップと,
    を含むことを特徴とする調整方法。
  11. 画像を形成する画像形成部と,
    発光部と受光部とを備えるセンサを複数有するセンサ群と,
    を備える画像形成装置に,
    前記センサ群のうち,周辺温度が高い側のセンサである第1センサの発光部を,周辺温度が低い側のセンサである第2センサの発光部よりも,発光時間を短く発光させる発光処理と,
    前記受光部の受光結果に基づいて,位置ずれ調整と濃度調整との少なくとも一方を含む調整をする調整処理と,
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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