JP2013114111A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置で加熱された空気が検知部材周りに流れ込むのを抑えることを目的とする。
【解決手段】画像形成装置(カラープリンタ1)は、複数の感光ドラム51とともに記録シートを搬送する搬送ベルト73と、複数の感光ドラム51上の現像剤像を搬送ベルト73上の記録シートに転写する複数の転写部材(転写ローラ74)と、記録シートを加熱する発熱体(ハロゲンランプ81A)を有し、搬送ベルト73の搬送方向下流側に配置される定着装置80と、搬送ベルト73の搬送方向下流側、かつ、発熱体よりも下方に配置され、搬送ベルト73上に転写された現像剤を検知する検知部材100と、検知部材100の下側の空気を吸い込むように配置されるファン110を備える。そして、定着装置80と検知部材100との間には、定着装置80と検知部材100とを仕切るための遮蔽部材(フィルム130)が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録シートに画像を形成するための画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置として、用紙上にトナー像を熱定着するための定着装置の近傍にファンを設けて、定着装置で加熱された空気を外部に排気するものが知られている(特許文献1参照)。
一方、画像形成装置として、複数の感光ドラムと、複数の感光ドラムとともに用紙(記録シート)を搬送する搬送ベルトと、複数の感光ドラム上のトナー像を搬送ベルト上の用紙に転写する複数の転写部材と、搬送ベルトの搬送方向下流側に設けられる定着装置とを備えるものも知られている(特許文献2参照)。
具体的に、この技術では、搬送ベルト上に転写されたトナー像を検知する検知部材が、搬送ベルトの搬送方向下流側で、かつ、下方の位置に配置されている。これにより、用紙の非搬送時において感光ドラムから搬送ベルト上に印字したテスト用のトナー像の位置のずれを検知部材によって検出することが可能となっている。
特開2006−209025号公報 特開平09−222764号公報
ところで、特許文献2のような構造において、特許文献1のように定着装置の近傍にファンを設けることが考えられる。この場合、ファンによって吸い込んだ定着装置で加熱された空気が、検知部材周りに流れ込んで、検知部材に影響を及ぼす可能性があった。
そこで、本発明は、定着装置で加熱された空気が検知部材周りに流れ込むのを抑えることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、複数の感光ドラムと、前記複数の感光ドラムとともに記録シートを搬送する搬送ベルトと、前記複数の感光ドラムに対して前記搬送ベルトを挟んで対向し、前記複数の感光ドラム上の現像剤像を前記搬送ベルト上の記録シートに転写する複数の転写部材と、前記記録シートを加熱する発熱体を有し、前記搬送ベルトの搬送方向下流側に配置される定着装置と、前記搬送ベルトの搬送方向下流側、かつ、前記発熱体よりも下方に配置され、前記搬送ベルト上に転写された現像剤を検知する検知部材と、前記検知部材の下側の空気を吸い込むように配置されるファンと、を備える。
そして、前記定着装置と前記検知部材との間には、前記定着装置と前記検知部材とを仕切るための遮蔽部材が設けられている。
この構成によれば、定着装置と検知部材との間が遮蔽部材で仕切られるので、定着装置内で加熱された空気が検知部材周りに流れ込むのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記ファンは、前記感光ドラムの軸方向の一方に配置される装置本体の側壁に設けられ、前記遮蔽部材は、前記軸方向に延びるように形成され、前記軸方向の他方に配置される装置本体の側壁には、前記遮蔽部材よりも下側に前記装置本体の内外を連通させる吸気口が設けられているのが望ましい。
これによれば、装置本体外から吸気口を介して装置本体内に取り込んだ空気を、遮蔽部材の下側に流すことができるので、検知部材を冷却することができる。
また、前記した構成において、前記軸方向に延びるとともに、前記検知部材を囲うダクトをさらに備える場合には、前記遮蔽部材が前記ダクトの少なくとも一部を構成するのが望ましい。
これによれば、遮蔽部材とは別にダクトを設ける構造に比べ、部品点数を削減することができる。また、ダクト内に検知部材を配置するので、検知部材をより冷却することができる。
また、前記した構成において、前記検知部材が、前記搬送ベルトの前記軸方向における一端側と他端側にそれぞれ設けられる場合には、前記遮蔽部材は、前記一端側の検知部材から前記他端側の検知部材に亘って延びているのが望ましい。
これによれば、2つの検知部材を確実に冷却することができる。
また、前記した構成において、前記ダクトは、前記軸方向から見て前記ファンと重なっているのが望ましい。
これによれば、ファンによってダクト内の空気を直接吸い込むことが可能となるので、ダクト内に空気が流れ易くなり、検知部材をより冷却することができる。
また、前記した構成において、前記搬送ベルトと前記検知部材の下方に配置された電源基板を覆う電源カバーを備える場合には、前記ダクトは、前記遮蔽部材と、前記搬送ベルトと、前記電源カバーとで構成され、前記ファンは、前記軸方向から見て、前記ダクトと前記電源カバーとに重なっているのが望ましい。
これによれば、ダクト専用の部材を用いずにダクトを構成するので、部品点数を削減することができる。電源カバー内を通る空気によって冷却される電源カバーの壁を用いてダクトの一部が構成されるので、ダクト内の空気、ひいては検知部材をより冷却することができる。
また、前記した構成において、前記検知部材は、前記搬送方向下流側が下方になるように傾斜して配置され、前記遮蔽部材は、前記検知部材に沿って傾斜して配置されていてもよい。
また、前記した構成において、前記搬送ベルトと前記定着装置の間には、前記記録シートを前記定着装置内に案内するためのガイド部材が設けられ、前記遮蔽部材は、前記ガイド部材に固定されたフィルムであってもよい。
これによれば、遮蔽部材がフィルムであるため、狭いスペースであっても遮蔽部材を簡単に取り付けることができる。
本発明によれば、定着装置で加熱された空気が検知部材周りに流れ込むのを抑えることができる。
本発明の実施形態に係るカラープリンタの全体構成を示す断面図である。 検知部材周りの構造を示す拡大断面図である。 装置本体内のダクト構造を簡略的に示す説明図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、画像形成装置の一例としてのカラープリンタの全体構成を簡単に説明した後、本発明の特徴部分を詳細に説明することとする。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側」、紙面に向かって右側を「後側」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、装置本体10内に、記録シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90とを備えている。
給紙部20は、画像形成部30の下方に配置され、用紙Pを収容する給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30へ搬送する用紙供給装置22とを備えている。そして、この給紙部20では、用紙供給装置22によって、給紙トレイ21から画像形成部30に向けて用紙Pを前から後にUターンするように搬送している。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスカートリッジ50と、転写ユニット70と、定着装置80とを備えている。
LEDユニット40は、複数のLEDを有しており、後述する感光ドラム51を露光している。
プロセスカートリッジ50は、前後方向に並んで配置され、感光ドラム51、帯電器52、符号を省略して示す公知の現像ローラ、トナー収容室などを備えて構成されている。
転写ユニット70は、給紙部20と各プロセスカートリッジ50との間に設けられ、駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73および転写部材の一例としての転写ローラ74を備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が張設されている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光ドラム51に接しており、各感光ドラム51とともに用紙Pを後方に搬送するようになっている。
また、搬送ベルト73の内側には、各感光ドラム51に対して搬送ベルト73を挟んで対向する4つの転写ローラ74が配置されている。この転写ローラ74には、転写時に転写バイアスが印加される。
さらに、搬送ベルト73の後斜め下側には(搬送方向下流側、かつ、後述する発熱体の一例としてのハロゲンランプ81Aよりも下方)、搬送ベルト73上に転写されたトナーを検知する検知部材100が配置されている。なお、検知部材100やその周りの構造については、後で詳述する。
定着装置80は、各プロセスカートリッジ50および転写ユニット70の後側(搬送ベルト73の搬送方向下流側)に配置され、ハロゲンランプ81Aを内部に備える加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。そして、定着装置80のハロゲンランプ81Aよりも下方の位置には、装置本体10内の空気を機外に排出するファン110が、検知部材100の下側の空気を吸い込むように配置されている。なお、ファン110やその周りの構造については、後で詳述する。
また、定着装置80は、加熱ローラ81の下側に配置される加圧ローラ82が加熱ローラ81よりも後側に位置するように配置されている。つまり、定着装置80は、後斜め下方に傾斜するように配置されている。
このように構成される画像形成部30では、まず、各感光ドラム51の表面が、各帯電器52により一様に帯電された後、各LEDユニット40で露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、各感光ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、静電潜像に現像ローラから現像剤の一例としてのトナーが供給されることで、感光ドラム51上にトナー像が担持される。
次に、搬送ベルト73上に供給された用紙Pが各感光ドラム51と各転写ローラ74との間を通過することで、各感光ドラム51上に形成されたトナー像が用紙P上に転写される。そして、用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過することで、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、用紙Pを搬送する搬送ローラ91と、装置本体10のうち定着装置80よりも上方の位置で前方に開口するように形成される排出口92から用紙Pを機外(排紙トレイ11)に排出する排紙ローラ93と、用紙Pを定着装置80から排出口92に向けてUターンするように案内するガイド94を備えている。そして、排紙部90では、定着装置80から出た用紙Pが、ガイド94によって後から前にUターンするように搬送され、排出口92を通って機外の排紙トレイ11に排出される。
また、初期稼動時などにおいて画像形成部30による印字が適正に行われるかを知るための印字テストを行う場合には、感光ドラム51から搬送ベルト73にテストパターン(トナー)が印字され、この搬送ベルト73上のテストパターンが検知部材100で検知される。
<検知部材100周りの構造>
図2および図3に示すように、検知部材100は、搬送ベルト73上のテストパターンの位置や濃度を検出するセンサであり、搬送ベルト73の右端側(軸方向における一端側)と左端側(他端側)にそれぞれ1つずつ設けられている。なお、検知部材100としては、例えば発光素子と受光素子を組み合わせた光反射型センサなどを用いればよい。
そして、定着装置80と検知部材100との間には、定着装置80と検知部材100とを仕切るための遮蔽部材の一例としてのフィルム130が設けられている。このように定着装置80と検知部材100との間をフィルム130で仕切ることで、定着装置80で加熱された空気が検知部材100周りに流れ込むのを抑えることが可能となっている。
ここで、定着装置80内の空気の大部分は、ファン110によって定着装置80の下方に配置された定着装置用ダクト200を介して外部に排気されるが、一部の空気が、定着装置用ダクト200に入らずに、加圧ローラ82の下側を通って検知部材100側に向かう場合がある。この場合であっても、前述したように、定着装置80と検知部材100との間がフィルム130で仕切られることで、加熱された空気が検知部材100周りに流れ込むのを抑えることが可能となっている。なお、定着装置用ダクト200は、後述するファン側ダクト111に連通している。
具体的に、フィルム130は、右端側の検知部材100から左端側の検知部材100に亘って左右方向に延びるように形成されている。これに対して、装置本体10の右側の側壁12には、フィルム130の下側の空間に左右方向で対向するようにファン110が設けられ、装置本体10の左側の側壁13のうちフィルム130よりも下側には、装置本体10の内外を連通させる複数の吸気口13Aが形成されている。
これにより、装置本体10外から吸気口13Aを介して装置本体10内に取り込んだ空気を、フィルム130の下側に流すことができるので、2つの検知部材100を冷却することが可能となっている。また、フィルム130が右端側の検知部材100から左端側の検知部材100に亘って延びているので、2つの検知部材100を確実に冷却することが可能となっている。
より詳しくは、フィルム130は、検知部材100の周りに配置される搬送ベルト73と電源カバー140とともにダクトDを構成している。具体的に、搬送ベルト73は、検知部材100の前斜め上方に配置され、ダクトDの前斜め上側の部位を構成している。
電源カバー140は、機外の電源から電気が供給される板状の電源基板150を覆うカバーであり、左右方向に貫通する筒状に形成され、搬送ベルト73と検知部材100の下方に配置されている。そして、この電源カバー140は、ダクトDの下側の部位を構成している。
電源カバー140には、搬送ベルト73の下流側端部付近において、凹部140Aが設けられている。検知手段100は、その一部が電源カバー140の凹部140A内に収納されるように配置されている。
フィルム130は、後側が下方になるように傾斜して配置された検知部材100に沿うように、搬送ベルト73の後端部付近から後斜め下方に傾斜して、電源カバー140の上面まで延びている。そして、このフィルム130は、ダクトDの後斜め上側の部位を構成している。詳しく述べると、フィルム130の後側端部は、電源カバー140の凹部140Aの後端部付近まで延び、電源カバー140の上面に当接している。
このように搬送ベルト73、電源カバー140およびフィルム130によって、検知部材100を囲うダクトDを構成することで、検知部材100を効率的に冷却することができるとともに、例えばフィルム130等とは別の専用部材でダクトを構成する構造に比べ、部品点数を削減することが可能となっている。
ダクトDは、軸方向から見てファン110と重なるように配置されている。これにより、ファン110によってダクトD内の空気を直接(直線的に)吸い込むことが可能となるので、ダクトD内に空気が流れ易くなり、検知部材100をより冷却することが可能となっている。
電源カバー140は、軸方向から見てファン110と重なるように配置されるとともに、装置本体10の左側の側壁13には、電源カバー140内と装置本体10外とに連通する複数の連通孔13Bが形成されている。詳しくは、電源カバー140の左端部は、複数の連通孔13Bを囲った状態で装置本体10の左側の側壁13に固定され、右端部は、ファン110の近傍に設けられるファン側ダクト111内に連通するとともに当該ファン側ダクト111に固定されている。
このように電源カバー140が軸方向から見てファン110と重なることで、電源カバー140内に空気が流れ易くなり、電源基板150をより冷却することが可能となっている。また、電源カバー140内を通る空気によって冷却される電源カバー140の上壁を用いてダクトDの一部が構成されるので、ダクトD内の空気、ひいては検知部材100をより冷却することが可能となっている。
また、フィルム130は、搬送ベルト73と定着装置80との間に設けられるガイド部材160に固定されている。ここで、ガイド部材160は、用紙Pを定着装置80内(加熱ローラ81と加圧ローラ82との間のニップ部)に案内するための部材であり、装置本体10の左右の側壁12,13に固定されている。
ガイド部材160は、搬送ベルト73の上面(用紙Pを搬送する搬送面)の後端付近から後斜め下方に向けて傾斜する第1壁161と、第1壁161の後端付近から後斜め上方に向けて傾斜しつつ前記ニップ部付近まで延びる第2壁162とを備えている。つまり、ガイド部材160は下方に凹む凹形状に形成されている。
これにより、前記ニップ部に用紙Pの先端が当接したときに、用紙Pの略中央部が下方に撓むのを、凹形状のガイド部材160内で吸収することが可能となっている。そして、後斜め下方に傾斜する第1壁161の下面には、フィルム130が貼り付けられている。
なお、このようにガイド部材160が下方に凹む凹形状である場合には、ガイド部材160の下方のスペースが狭くなるが、本実施形態では、遮蔽部材をフィルム130とすることで、狭いスペースであってもフィルム130を簡単に取り付けることが可能となっている。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、遮蔽部材の一例としてフィルム130を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば遮蔽部材は樹脂等でもよく、また、遮蔽部材を厚めの部材としてもよい
前記実施形態では、遮蔽部材(フィルム130)でダクトDの一部を構成したが、本発明はこれに限定されず、例えば遮蔽部材を筒状に形成することで遮蔽部材自体をダクトとしてもよい。
前記実施形態では、フィルム130は、搬送ベルト73の後端部付近から後斜め下方に傾斜して、電源カバー140に当接する位置まで延びているが、本発明はこれに限らず、例えばフィルムが電源カバー140に当接せず、電気カバー140付近まで延びている構成でもよい。
前記実施形態では、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙Pを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
前記実施形態では、転写部材の一例として転写ローラ74を例示したが、本発明はこれに限定されず、転写部材は、導電性ブラシや導電性板バネなど、転写バイアスが印加されるものであればよい。
前記実施形態では、発熱体の一例としてハロゲンランプ81Aを例示したが、本発明はこれに限定されず、発熱体は、例えば誘導加熱方式のIH(Induction Heating)ヒータや発熱抵抗体などであってもよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば、複写機、複合機などに本発明を適用してもよい。
1 カラープリンタ
51 感光ドラム
73 搬送ベルト
74 転写ローラ
80 定着装置
81A ハロゲンランプ
100 検知部材
110 ファン
130 フィルム
P 用紙

Claims (8)

  1. 複数の感光ドラムと、
    前記複数の感光ドラムとともに記録シートを搬送する搬送ベルトと、
    前記複数の感光ドラムに対して前記搬送ベルトを挟んで対向し、前記複数の感光ドラム上の現像剤像を前記搬送ベルト上の記録シートに転写する複数の転写部材と、
    前記記録シートを加熱する発熱体を有し、前記搬送ベルトの搬送方向下流側に配置される定着装置と、
    前記搬送ベルトの搬送方向下流側、かつ、前記発熱体よりも下方に配置され、前記搬送ベルト上に転写された現像剤を検知する検知部材と、
    前記検知部材の下側の空気を吸い込むように配置されるファンと、を備え、
    前記定着装置と前記検知部材との間には、前記定着装置と前記検知部材とを仕切るための遮蔽部材が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ファンは、前記感光ドラムの軸方向の一方に配置される装置本体の側壁に設けられ、
    前記遮蔽部材は、前記軸方向に延びるように形成され、
    前記軸方向の他方に配置される装置本体の側壁には、前記遮蔽部材よりも下側に前記装置本体の内外を連通させる吸気口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記軸方向に延びるとともに、前記検知部材を囲うダクトをさらに備え、
    前記遮蔽部材が前記ダクトの少なくとも一部を構成することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記検知部材は、前記搬送ベルトの前記軸方向における一端側と他端側にそれぞれ設けられ、
    前記遮蔽部材は、前記一端側の検知部材から前記他端側の検知部材に亘って延びていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ダクトは、前記軸方向から見て前記ファンと重なっていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記搬送ベルトと前記検知部材の下方に配置された電源基板を覆う電源カバーを備え、
    前記ダクトは、前記遮蔽部材と、前記搬送ベルトと、前記電源カバーとで構成され、
    前記ファンは、前記軸方向から見て、前記ダクトと前記電源カバーとに重なっていることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記検知部材は、前記搬送方向下流側が下方になるように傾斜して配置され、
    前記遮蔽部材は、前記検知部材に沿って傾斜して配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記搬送ベルトと前記定着装置の間には、前記記録シートを前記定着装置内に案内するためのガイド部材が設けられ、
    前記遮蔽部材は、前記ガイド部材に固定されたフィルムであることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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