JP3835051B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録材に画像(文字等を含む)を形成し、定着させて排出する画像形成装置に関する。主として電子写真技術を用いて記録材上にトナー像を形成し定着させて排出するプリンター、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関し、特に、その記録材の、吸引手段を用いた搬送技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真技術を用いて用紙等の記録材上にトナー像を形成する画像形成装置は、画像形成プロセス手段として、回転駆動される感光体と、この感光体に露光して表面に静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像を現像してトナー像となす現像手段と、そのトナー像を記録材に転写させる転写部と、この転写部によりトナー像が転写された記録材を通過させつつ加熱して記録材上にトナー像を定着させる定着部とを有している。
【0003】
このような画像形成装置においては、転写部から定着部にいたる記録材の搬送が円滑になされないと、記録材上の未定着トナー像に乱れが生じるおそれがある。
【0004】
そこで、従来、例えば図3に示すように、転写部1から定着部2にいたる記録材Sの搬送経路(4)に吸引手段としてのファン3を設け、このファン3で、転写部1から定着部2に向かう記録材Sをガイド面4に沿わせるべく吸引するようにした画像形成装置が知られている(特公平1−34377号公報)。なお、この画像形成装置のファン3はストックされている記録材S’に送風して、記録材S’の除湿を行なうようになっている。
【0005】
一方、近年、省資源化を図るべく、記録材の両面に画像を形成することを可能とした画像形成装置が種々提供されるようになってきている。
【0006】
そして、この種の画像形成装置の中には、定着部を通過した記録材を、その表裏を反転させて再び転写部に返送し、裏面にも画像を形成できるようにした方式のものが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
定着部を通過した記録材を再び転写部に返送して裏面にも画像を形成できるようにした方式の画像形成装置では、定着部を通過し加熱された高温の記録材が再び転写部に返送されるので、この記録材が再び転写部を通過する際、転写部の温度が急激に上昇し、表面にトナー像を転写した場合に比べて裏面にトナー像を転写する場合の転写特性が変化し、結果として記録材裏面への転写不良が発生することがあった。
【0008】
本発明の目的は、以上のような問題を解決し、転写部から定着部にいたる記録材の移動が円滑になされるともに、記録材裏面への画像の転写不良が生じ難い画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の画像形成装置は、記録材上に未定着画像を転写する転写部と、この転写部により未定着画像が転写された記録材を加熱しつつ搬送して未定着画像を記録材に定着させる定着部と、前記転写部から定着部に向かう記録材を案内するガイド面と、このガイド面に前記記録材を沿わせるべく記録材を吸引する吸引手段と、前記定着部を通過した記録材を再び前記転写部に返送可能な返送路とを備え、
前記吸引手段による排気方向が前記転写部に向けて指向されているとともに,前記返送路を形成している記録材のガイド板が前記吸引手段からの排気を前記転写部に向けて導くガイドを構成していることを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の画像形成装置は、記録材上に未定着画像を転写する転写部と、この転写部により未定着画像が転写された記録材を加熱しつつ搬送して未定着画像を記録材に定着させる定着部と、前記転写部から定着部に向かう記録材を案内するガイド面と、このガイド面に前記記録材を沿わせるべく記録材を吸引する吸引手段と、前記定着部を通過した記録材を再び前記転写部に返送可能な返送路とを備え、
前記吸引手段による排気方向が前記転写部に向けて指向されているとともに,前記転写部は、前記未定着画像を担持する像担持体に前記記録材を介して当接する転写ローラを有しており、前記排気方向は転写ローラに向けて指向されているとともに、転写ローラと像担持体との前記当接部以外の間には転写ローラと像担持体とを隔絶させる隔壁が設けられていることを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の画像形成装置は、記録材上に未定着画像を転写する転写部と、この転写部により未定着画像が転写された記録材を加熱しつつ搬送して未定着画像を記録材に定着させる定着部と、前記転写部から定着部に向かう記録材を案内するガイド面と、このガイド面に前記記録材を沿わせるべく記録材を吸引する吸引手段と、前記定着部を通過した記録材を再び前記転写部に返送可能な返送路とを備え、
前記吸引手段による排気方向が前記転写部に向けて指向されており,前記転写部は、前記未定着画像を担持する像担持体に前記記録材を介して当接する転写ローラを有しているとともに、この転写ローラの回りには転写ローラを他の部材から隔絶させる遮蔽部材が設けられており、前記排気方向は前記遮蔽部材における前記吸引手段側に位置する部位に向けて指向されていることを特徴とする。
請求項4記載の画像形成装置は,請求項1または2または3記載の画像形成装置 前記吸引手段からの排気は、前記転写部を経て機外に排出されることを特徴とする。
【0014】
【作用効果】
請求項1記載の画像形成装置によれば、転写部で未定着画像が転写された記録材が、ガイド面で案内されて定着部に向かい、定着部で加熱されつつ搬送されて未定着画像が定着される。転写部から定着部に向かう記録材は、吸引手段で吸引されてガイド面に沿うこととなるので、その姿勢が安定して円滑に移動することとなる。また、この画像形成装置は、前記定着部を通過した記録材を再び前記転写部に返送可能な返送路を備えているので、記録材の両面に画像を形成することが可能である。
【0015】
前記吸引手段は、転写部から定着部にいたる記録材を吸引するようになっているので、定着部近くの比較的高温の空気を吸引し、排気することとなる。
【0016】
そして、この請求項1記載の画像形成装置によれば、前記吸引手段による排気方向が前記転写部に向けて指向されているので、転写部は吸引手段からの高温の排気によって加熱され、高温状態に維持されることとなる。
【0017】
したがって、記録材の表面に画像が転写される際と、この記録材が返送されてその裏面に画像が転写される際との間における、転写特性の変化が低減され、結果として記録材裏面への画像の転写不良が発生し難くなる。
【0018】
以上のように、この請求項1記載の画像形成装置によれば、転写部から定着部にいたる記録材の移動が円滑になされるともに、記録材裏面への画像の転写不良が生じ難くなる。
【0019】
請求項2記載の画像形成装置によれば、請求項1記載の画像形成装置において、前記返送路を形成している記録材のガイド板が前記吸引手段からの排気を前記転写部に向けて導くガイドを構成しているので、前記ガイド以外に特別のガイド手段を設けることなく、吸引手段からの排気で転写部を効率よく加熱することができる。
【0020】
請求項3記載の画像形成装置によれば、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記吸引手段からの排気は、前記転写部を経て機外に排出されるので、機内の温度上昇が防止されることとなる。
【0021】
請求項4記載の画像形成装置によれば、請求項1,2,または3記載の画像形成装置において、前記転写部は、前記未定着画像を担持する像担持体に前記記録材を介して当接する転写ローラを有しており、前記排気方向は転写ローラに向けて指向されているので、転写ローラが吸引手段からの高温の排気によって加熱され、高温状態に維持されることで、記録材の表面に画像が転写される際と、この記録材が返送されてその裏面に画像が転写される際との間における、転写特性の変化が低減され、結果として記録材裏面への画像の転写不良が発生し難くなる。
【0022】
また、転写ローラと像担持体との前記当接部以外の間には転写ローラと像担持体とを隔絶させる隔壁が設けられているので、この隔壁によって前記排気が像担持体およびこれに画像を形成するためのプロセス手段等に向かうことが防止され、プロセス手段等の温度上昇が防止されることとなる。
【0023】
請求項5記載の画像形成装置によれば、請求項1,2,または3記載の画像形成装置において、前記転写部は、前記未定着画像を担持する像担持体に前記記録材を介して当接する転写ローラを有しているとともに、この転写ローラの回りには転写ローラを他の部材から隔絶させる遮蔽部材が設けられており、前記排気方向は前記遮蔽部材における前記吸引手段側に位置する部位に向けて指向されているので、この部位における遮蔽部材が吸引手段からの高温の排気によって加熱され、その伝熱で転写ローラが加熱されて高温状態に維持されることとなる。したがって、記録材の表面に画像が転写される際と、この記録材が返送されてその裏面に画像が転写される際との間における、転写特性の変化が低減され、結果として記録材裏面への画像の転写不良が発生し難くなる。
【0024】
また、転写ローラは前記遮蔽部材によって他の部材から隔絶されているので、この遮蔽部材によって前記排気が像担持体およびこれに画像を形成するためのプロセス手段等に向かうことが防止され、プロセス手段等の温度上昇が防止されることとなる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0026】
<第1の実施の形態>
図1は本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態の要部を示す概略正面図である。
【0027】
同図において、10は転写部であり、像担持体11と転写ローラ12とを有している。像担持体11の表面には、図示しない画像形成プロセス手段によってトナー像が形成され、このトナー像が、像担持体11と転写ローラ12との間を通過する記録材S上に転写される。
【0028】
20は定着部であり、ローラ対21,22を有している。これらローラ21,22のうち少なくとも一方(または両方)のローラはその内部に熱源を有しており、前記転写部10で未定着トナー像が転写された記録材Sを加熱しつつ搬送してトナー像を記録材Sに定着させる。
【0029】
30は吸引ユニットであり、ケース31と、このケース内に収納された吸引手段としてのファン32とを有している。吸引ユニット30は、前記転写部10と定着部20との間に配置されており、そのケース31の上面33が、転写部10から定着部20に向かう記録材Sを案内するガイド面を形成している。
【0030】
ガイド面33における定着部20側寄りの部位には、ファン32によって記録材Sを吸引するための、スリット状の吸引口(図示せず)が形成されている。
【0031】
ファン32は、その軸線34が、排気方向(この場合略下方)に向かうにつれて転写部10の転写ローラ12側へ近づく方向へ傾斜するような状態で配置されており、これによって、ファン32による排気方向(矢印A1参照)が転写部10の転写ローラ12に向けて指向されている。したがって、ファン32からの排気A1によって転写ローラ12が加熱されることとなる。
【0032】
また、ケース31の上面33における転写部10寄りの部位35は、転写ローラ12の外周面に対して極めて近接した状態となっており、転写ローラ12と像担持体11との当接部以外の間において転写ローラ12と像担持体11とを隔絶させる隔壁を形成している。
【0033】
40は記録材Sの搬送路であり、図示しない給紙装置から転写部10へ向けて記録材Sを供給する供給路41と、定着部20にてトナー像が定着された記録材Sを図示しない排紙部(例えば排紙トレイ)に排紙するための排紙路42と、両面画像形成時のための返送路43とを有している。
【0034】
供給路41には、転写部10への記録材Sの搬送タイミングを規定するゲートローラ対51が配置されている。
【0035】
排紙路42には、正逆転可能なローラ対52と、このローラ対52よりも下流側(図1において上方)に設けられた同じく正逆転可能な排紙ローラ対(図示せず)とが設けられており、これらローラ対52および排紙ローラ対が正転(図示矢印方向に回転)し続けることによって定着部20からの記録材Sが所定の場所(例えば図示しない排紙トレイ)へと排出されるようになっている。
【0036】
一方、定着部20からの記録材Sが排紙路42に進入し、その記録材Sの後端Saがローラ対52を通過した後、このローラ対52および排紙ローラ対が逆転することによって、記録材Sがその前後が逆にされた状態で(すなわち前記後端Saが先端となった状態で)、返送路43へと給送されるようになっている。すなわち、排紙路42は、記録材Sを、その前後を逆転させて返送路43へ給送するスイッチバック経路を構成している。
【0037】
返送路43は、前記吸引ユニット30の下方を通って、その終端部44が前記供給路41と合流している。返送路43の適所には、記録材Sの搬送ローラ対(図示せず)が設けられている。
【0038】
したがって、前記スイッチバック経路42から返送路43へと給送された記録材Sは、表裏が逆になった状態で前記供給路41およびゲートローラ対51を経て再び転写部10へと供給され、その裏面にも画像が形成されることとなる。
【0039】
返送路43が吸引ユニット30の下方を通過していることによって、吸引ユニット30のファン32は前記ガイド面33と返送路43との間に設けられた状態となっている。
【0040】
したがって、返送路43の記録材Sに対する内側のガイド板46は、ファン32からの排気A1を転写部の転写ローラ12に向けて導く排気ガイドを構成している。
【0041】
返送路43の終端部44近くの湾曲部45における、記録材Sに対する内外のガイド板46,47には、記録材Sの搬送方向に伸びるスリット状の開口が多数形成されており、この開口を通じて、転写ローラ12を加熱した後の排気A2が機外に排出されるようになっている。
【0042】
また、供給路41の記録材Sに対する下側のガイド板48における転写部10寄りの部位48aは、転写ローラ12の外周面に対して極めて近接した状態となっている。したがって、ガイド板48は、転写ローラ12と像担持体11との当接部以外の間において転写ローラ12と像担持体11とを隔絶させる隔壁を形成している。
【0043】
以上のような画像形成装置によれば、次のような作用効果が得られる。
【0044】
(a)転写部10で未定着トナー像が転写された記録材Sが、ガイド面33で案内されて定着部20に向かい、定着部20で加熱されつつ搬送されてトナー像が定着される。転写部10から定着部20に向かう記録材Sは、吸引手段32で吸引されてガイド面33に沿うこととなるので、その姿勢が安定して円滑に移動することとなる。また、この画像形成装置は、定着部20を通過した記録材Sを再び転写部10に返送可能な返送路43を備えているので、記録材Sの両面に画像を形成することが可能である。
【0045】
吸引手段32は、転写部10から定着部20にいたる記録材Sを吸引するようになっているので、定着部20近くの比較的高温の空気を吸引し、排気することとなる。
【0046】
そして、この実施の形態の画像形成装置によれば、吸引手段32による排気方向(A1)が転写部10に向けて指向されているので、転写部10は吸引手段32からの高温の排気A1によって加熱され、高温状態に維持されることとなる。
【0047】
したがって、記録材Sの表面に画像が転写される際と、この記録材が返送されてその裏面に画像が転写される際との間における、転写特性の変化が低減され、結果として記録材裏面への画像の転写不良が発生し難くなる。
【0048】
以上のように、この実施の形態の画像形成装置によれば、転写部10から定着部20にいたる記録材Sの移動が円滑になされるともに、記録材裏面への画像の転写不良が生じ難くなる。
【0049】
(b)返送路43を形成している記録材Sのガイド板46が吸引手段32からの排気A1を転写部10に向けて導くガイドを構成しているので、このガイド板46以外に特別のガイド手段を設けることなく、吸引手段32からの排気A1で転写部10を効率よく加熱することができる。
【0050】
(c)吸引手段32からの排気Aは、転写部10を経て矢印A2に示すように機外に排出されるので、機内の温度上昇が防止されることとなる。
【0051】
(d)転写部10は、未定着画像を担持する像担持体11に記録材Sを介して当接する転写ローラ12を有しており、ファン32からの排気方向(A1)は転写ローラ12に向けて指向されているので、転写ローラ12が吸引手段32からの高温の排気A1によって加熱され、高温状態に維持されることで、記録材の表面に画像が転写される際と、この記録材が返送されてその裏面に画像が転写される際との間における、転写特性の変化が低減され、結果として記録材裏面への画像の転写不良が発生し難くなる。
【0052】
また、転写ローラ12と像担持体11との当接部以外の間には転写ローラ12と像担持体11とを隔絶させる隔壁35,48が設けられているので、この隔壁によって排気A1が像担持体11およびこれに画像を形成するためのプロセス手段等に向かうことが防止され、プロセス手段等の温度上昇が防止されることとなる。
【0053】
(e)吸引手段32が、前記ガイド面33と返送路43との間に設けられているので、ガイド面33と返送路43との間の空間を有効利用することが可能となる。
【0054】
<第2の実施の形態>
図2は本発明に係る画像形成装置の第2の実施の形態の要部を示す概略正面図である。同図において、上述した第1の実施の形態と同一部分には同じ符号を付してある。
【0055】
この実施の形態が上記第1の実施の形態と異なる点は、転写ローラ12の回りに、転写ローラ12を他の部材から隔絶させる遮蔽部材61,62が設けられており、ファン32からの排気方向(A1)が、前記遮蔽部材におけるファン32側に位置する部位(この場合遮蔽部材61)に向けて指向されている点にあり、その他の点に変わりはない。
【0056】
この実施の形態によれば、転写ローラ12の回りには転写ローラ12を他の部材から隔絶させる遮蔽部材61,62が設けられており、吸引手段32からの排気方向A1は前記遮蔽部材における吸引手段32側に位置する部位61に向けて指向されているので、この部位における遮蔽部材(61)が吸引手段32からの高温の排気A1によって加熱され、その伝熱で転写ローラ12が加熱されて高温状態に維持されることとなる。したがって、記録材Sの表面に画像が転写される際と、この記録材が返送されてその裏面に画像が転写される際との間における、転写特性の変化が低減され、結果として記録材裏面への画像の転写不良が発生し難くなる。
【0057】
また、転写ローラ12は遮蔽部材61,62によって他の部材から隔絶されているので、この遮蔽部材61,62によって前記排気A1が像担持体およびこれに画像を形成するためのプロセス手段等に向かうことが防止され、プロセス手段等の温度上昇が防止されることとなる。
【0058】
また、上記第1の実施の形態により得られる(a)(b)(e)の作用効果も得られる。
【0059】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0060】
【発明の効果】
請求項1〜5記載のいずれの画像形成装置によっても、転写部から定着部にいたる記録材の移動が円滑になされるともに、記録材裏面への画像の転写不良が生じ難くなる。しかも、ガイド面と返送路との間の空間を有効利用することが可能となる。
【0061】
さらに、
請求項2記載の画像形成装置によれば、返送路を形成している記録材のガイド板以外に特別のガイド手段を設けることなく、吸引手段からの排気で転写部を効率よく加熱することができる。
【0062】
請求項3記載の画像形成装置によれば、機内の温度上昇が防止されることとなる。
【0063】
請求項4記載の画像形成装置によれば、プロセス手段等の温度上昇が防止されることとなる。
【0064】
請求項5記載の画像形成装置によれば、プロセス手段等の温度上昇が防止されることとなる。
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態の要部を示す概略正面図。
【図2】本発明に係る画像形成装置の第2の実施の形態の要部を示す概略正面図。
【図3】従来技術の説明図。
【符号の説明】
S 記録材
10 転写部
11 像担持体
12 転写ローラ
20 定着部
30 吸引ユニット
32 ファン(吸引手段)
33 ガイド面
35,48 隔壁
43 返送路
46 ガイド板
A1,A2 排気
61,62 遮蔽部材

Claims (4)

  1. 記録材上に未定着画像を転写する転写部と、この転写部により未定着画像が転写された記録材を加熱しつつ搬送して未定着画像を記録材に定着させる定着部と、前記転写部から定着部に向かう記録材を案内するガイド面と、このガイド面に前記記録材を沿わせるべく記録材を吸引する吸引手段と、前記定着部を通過した記録材を再び前記転写部に返送可能な返送路とを備え、
    前記吸引手段による排気方向が前記転写部に向けて指向されているとともに,前記返送路を形成している記録材のガイド板が前記吸引手段からの排気を前記転写部に向けて導くガイドを構成していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録材上に未定着画像を転写する転写部と、この転写部により未定着画像が転写された記録材を加熱しつつ搬送して未定着画像を記録材に定着させる定着部と、前記転写部から定着部に向かう記録材を案内するガイド面と、このガイド面に前記記録材を沿わせるべく記録材を吸引する吸引手段と、前記定着部を通過した記録材を再び前記転写部に返送可能な返送路とを備え、
    前記吸引手段による排気方向が前記転写部に向けて指向されているとともに,前記転写部は、前記未定着画像を担持する像担持体に前記記録材を介して当接する転写ローラを有しており、前記排気方向は転写ローラに向けて指向されているとともに、転写ローラと像担持体との前記当接部以外の間には転写ローラと像担持体とを隔絶させる隔壁が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 記録材上に未定着画像を転写する転写部と、この転写部により未定着画像が転写された記録材を加熱しつつ搬送して未定着画像を記録材に定着させる定着部と、前記転写部から定着部に向かう記録材を案内するガイド面と、このガイド面に前記記録材を沿わせるべく記録材を吸引する吸引手段と、前記定着部を通過した記録材を再び前記転写部に返送可能な返送路とを備え、
    前記吸引手段による排気方向が前記転写部に向けて指向されており,前記転写部は、前記未定着画像を担持する像担持体に前記記録材を介して当接する転写ローラを有しているとともに、この転写ローラの回りには転写ローラを他の部材から隔絶させる遮蔽部材が設けられており、前記排気方向は前記遮蔽部材における前記吸引手段側に位置する部位に向けて指向されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記吸引手段からの排気は、前記転写部を経て機外に排出されることを特徴とする請求項1または2または3記載の画像形成装置。
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