JP2012242754A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位置ずれ補正の精度を確保する。
【解決手段】担持体上に複数のマーク70を互いに間隔を空けて形成する画像形成部と、前記担持体に光を照射する投光部、及び、前記投光部から前記担持体に照射された光の拡散反射光を受光し、受光量に応じた受光信号を出力する第1受光部を有するマークセンサと、前記担持体を前記マークセンサに対して移動させる移動部と、前記担持体上の前記マーク70の形成された部分が前記投光部から照射される前記光の光路を横切るときに前記投光部を点灯させ、前記担持体の前記マーク70間の部分が前記光路を横切るときに前記投光部を一時的に消灯させる点灯制御部と、前記受光信号に基づいて前記マークの位置を測定し、その測定結果に基づいて画像形成位置のずれを補正する補正部と、を備える画像形成装置。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置において、画像形成位置のずれを測定し、そのずれを補正する技術に関する。
従来より画像形成装置において、画像の品質を確保するために、画像形成位置のずれを測定し、そのずれを補正する技術が知られている。この技術によれば、例えば、用紙搬送用のベルト上に複数の色を用いて複数のマークを形成し、センサの投光部からベルト上に光を照射して、正反射した光をセンサの受光部にて受光する。そして、センサの受光量に応じて出力される受光信号によってマークの位置を測定し、その測定結果に基づいて画像形成位置のずれを補正する。
特開2008−225192号公報
しかしながら、上記の技術では、測定結果が、ベルト表面の傷または汚れや、センサの取付位置の誤差などの影響を受け易いため、位置ずれ補正の精度を確保できないおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、位置ずれ補正の精度を確保することを目的とする。
本明細書によって開示される画像形成装置は、担持体上に複数のマークを互いに間隔を空けて形成する画像形成部と、前記担持体に光を照射する投光部、及び、前記投光部から前記担持体に照射された光の拡散反射光を受光し、受光量に応じた受光信号を出力する第1受光部を有するマークセンサと、前記担持体を前記マークセンサに対して移動させる移動部と、前記担持体上の前記マークの形成された部分が前記投光部から照射される前記光の光路を横切るときに前記投光部を点灯させ、前記担持体の前記マーク間の部分が前記光路を横切るときに前記投光部を一時的に消灯させる点灯制御部と、前記受光信号に基づいて前記マークの位置を測定し、その測定結果に基づいて画像形成位置のずれを補正する補正部と、を備える。
また、上記画像形成装置は、前記マークセンサが、前記投光部から前記担持体に照射された光の正反射光を受光し、受光量に応じた受光信号を出力する第2受光部を有し、前記画像形成部は、前記担持体上に濃度パッチを形成し、前記補正部は、前記投光部から前記濃度パッチに光を照射したときに、前記第1受光部から出力される受光信号と前記第2受光部から出力される受光信号とに基づいて、画像形成濃度を補正し、前記点灯制御部は、前記投光部から前記マークに対して光を照射する場合には、前記濃度パッチに対して照射する場合よりも光量を大きくする、構成としても良い。
また、上記画像形成装置は、前記点灯制御部が、前記担持体上の前記複数のマークのうち前記担持体の移動方向前側にある一部のマークの想定位置が前記光路に至るよりも第1時間前に前記投光部を点灯させ、前記測定結果に基づいて前記一部のマークよりも前記移動方向後側にあるマークの想定位置を修正し、前記修正されたマークの想定位置が前記光路に至るよりも、前記第1時間より短い第2時間前に前記投光部を点灯させる、構成としてもよい。
また、上記画像形成装置は、前記マークセンサの周囲の温度を検出する温度センサを備え、前記画像形成部は、前記温度センサにより検出される温度が高いほど、前記マークの間隔を大きくし、前記点灯制御部は、前記マークの間隔が大きいほど、前記マーク間において前記投光部を消灯させる時間を長くする、構成としてもよい。
また、上記画像形成装置は、前記画像形成部が、ブラック以外の色の第1マークと、前記ブラック以外の色のマークの上に前記担持体の移動方向に間隔を空けて2つのブラックのマークを重ねることで前記2つのブラックのマーク間に構成される第2マークとを形成し、前記補正部は、前記第1マークの位置の測定結果と前記第2マークの位置の測定結果とに基づいて、前記ブラック以外の色とブラックとの相対的な画像形成装置のずれを求め、当該ずれを補正する、構成としてもよい。
また、上記画像形成装置は、前記点灯制御部が、前記2つのブラックのマークのうち前記担持体の移動方向前側のマークが前記光路に到ってから前記第2マークが前記光路に至る前に前記投光部を点灯させる、構成としてもよい。
また、上記画像形成装置は、前記点灯制御部が、前記2つのブラックのマークのうち前記担持体の移動方向後側のマークが前記光路に至ってから前記光路を通過する前に前記投光部を消灯させる、構成としてもよい。
本発明によれば、マークセンサで担持体に照射した光の拡散反射光を受光し、その受光量に基づいてマークの位置を測定することによって、測定結果が担持体表面の傷や汚れ等の影響を受けにくくなる。これにより、位置ずれ補正の精度を確保することができる。
一実施形態におけるプリンタの概略構成を示す側断面図 プリンタの電気的構成を概略的に示すブロック図 マークセンサの回路構成を示す図 点灯制御信号のPWM信号の例を示す波形図 濃度測定用のパターンを示す平面図 位置ずれ補正処理のフローチャート LEDをパルス点灯させる際のパルス順電流(IFP)とデューティ比との関係を例示するグラフ 点灯制御信号のPWM値と投光素子に流れる電流値との関係を示すグラフ 位置ずれ補正用のパターンと、点灯制御信号、拡散反射光を受光する受光素子の受光信号、コンパレータの出力信号の時間変化との関係を説明する図 周囲温度が25℃の場合と50℃の場合における、マークの距離間隔及び投光素子の点灯間隔の相違を説明する図
次に本発明の一実施形態について図1から図10を参照して説明する。
(プリンタの全体構成)
図1は、プリンタ10の概略構成を示す側断面図である。本プリンタ10(画像形成装置の一例)は4色(ブラックK、イエローY、マゼンタM、シアンC)のトナーを用いてカラー画像を形成する直接転写タンデム式のカラープリンタである。以下の説明においては、図1における左側を本プリンタ10の前方とし、紙面奥側を本プリンタ10の左側とする。また、図1において、各色間で同一の構成部品については適宜符号を省略する。
プリンタ10は、本体ケーシング11を備えており、その上面には開閉可能なカバー11Aが設けられている。本体ケーシング11の底部には、複数のシート12を積載可能な供給トレイ13が設けられている。供給トレイ13に積載されたシート12は、供給ローラ14によって1枚ずつ送り出され、レジストレーションローラ15によって画像形成部18のベルトユニット19上に搬送される。
画像形成部18は、ベルトユニット19と、4つの露光部27と、4つのプロセスユニット28と、定着器33とを備えている。
ベルトユニット19は、前後一対のベルト支持ローラ20A,20B間に環状のベルト21(担持体の一例)を張架した構成となっている。ベルト21は、ポリカーボネート等の樹脂材からなり、その表面は鏡面状に加工されているため、拡散反射率に比して大きい正反射率を有している。後側のベルト支持ローラ20B(移動部の一例)は、図示しない駆動モータの動力によって回転駆動され、それに伴ってベルト21が図示時計回り方向に循環移動し、その上面に静電吸着されたシート12を後方へ搬送する。ベルト21の内側には、後述する各プロセスユニット28の感光ドラム30とベルト21を挟んで対向する位置にそれぞれ転写ローラ23が設けられている。
ベルト21の下方には、後述するようにベルト21上に形成されるパターンP1,P2の検出等に用いられるマークセンサ50が設けられている。さらに、ベルトユニット19の下側には、ベルト21表面に付着したトナーや紙粉等を回収するクリーナ25が設けられている。
4つの露光部27は、それぞれ、左右方向に一列に並んだ複数のLED(図示せず)を有しており、供給される印刷データに基づいてLEDを発光させ、感光ドラム30上に光を照射する。
4つのプロセスユニット28は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応して設けられており(順に28Y,28M,28C,28Kで示す)、それぞれの色のトナー(現像剤の一例)を収容する現像器29と、感光ドラム30と、帯電器31とを有している。感光ドラム30の外周面は、帯電器31からの放電によって一様に正帯電された後、露光部27によって露光されることで、そこに静電潜像が形成される。そして、現像器29から感光ドラム30上にトナーが供給されることにより、静電潜像がトナー像として可視化される。
各感光ドラム30上のトナー像は、ベルト21上のシート12が感光ドラム30と転写ローラ23との間を通過する間に、転写ローラ23に印加される転写バイアス電圧によってシート12に順次重ねて転写される。トナー像が転写されたシート12は、ベルトユニット19によって定着器33に送り込まれ、そこでトナー像の熱定着が行われた後、カバー11Aの上面に排出される。
(プリンタの電気的構成)
次にプリンタ10の電気的構成について説明する。図2は、プリンタ10の電気的構成を概略的に示すブロック図である。
同図に示すように、プリンタ10は、制御部41、ROM42、RAM43、NVRAM44、ネットワークインターフェース45、画像形成部18、温度センサ46、マークセンサ50を備えている。制御部41(点灯制御部、補正部の一例)は、CPUおよび特定用途向け集積回路(ASIC)などにより構成されている。ROM42は、後述する濃度補正処理や位置ずれ補正処理など、プリンタ10の各種動作を実行するための制御プログラムを記憶しており、制御部41は、ROM42から読み出したプログラムに従って各部の制御を行う。
RAM43は、制御部41の作業領域として用いられる揮発性のメモリであり、NVRAM44は、各種設定値等を記憶する不揮発性のメモリである。ネットワークインターフェース45は、例えばLANなどのネットワーク回線に接続され、そのネットワーク回線上に接続された端末装置(図示せず)等との間で通信を行う。温度センサ46は、マークセンサ50の周囲の温度を検出する。
(マークセンサの構成)
図3は、マークセンサ50の回路構成を示す図である。マークセンサ50は、2つの投光回路51A,51Bと、3つの受光回路52A,52B,52Cとを備えている。投光回路51A,51Bは、それぞれLEDからなる投光素子53A,53Bを備えている。一方の投光素子53Aはベルト21の左端寄りに配置され、他方の投光素子53Bはベルト21の右端寄りに配置され、それぞれベルト21に対して斜めに光を照射する。
制御部41は、投光回路51A,51Bに対しそれぞれ投光素子53A,53Bの点灯状態を制御するための点灯制御信号S1,S2を入力する。この点灯制御信号S1,S2は、PWM(パルス幅変調)信号を所定の間隔で繰り返す信号である。点灯制御信号S1,S2のPWM信号は、それぞれ投光回路51A,51Bが有するRC回路55A,55Bによって平滑化され、平滑化された電圧が投光回路51A,51Bが有する駆動トランジスタ54A,54Bに与えられ、上記電圧に応じた電流が投光素子53A,53Bに流される。
図4は、点灯制御信号S1,S2のPWM信号の例を示す波形図である。この例では、10μs周期、デューティ比50%のPWM信号が20msの間出力されており、この点灯制御信号S1,S2が投光回路51A,51Bに入力されると上記20msの間投光素子53A,53Bが所定の光量で点灯される。制御部41は、点灯制御信号S1,S2のPWM信号のデューティ比を変化させることによって投光素子53A,53Bに流れる電流を調整し、その光量を調整する。
受光回路52A,52B,52Cは、それぞれフォトトランジスタからなる受光素子56A,56B,56Cを備えている。受光素子56Aは、投光素子53Aからベルト21に照射される光の正反射光を受光するように、その正反射光の光軸上に配置されている。受光素子56B,56Cは、それぞれ投光素子53A,53Bからベルト21に照射される光の拡散反射光を受光するように、ベルト21に照射される光の正反射光の光軸から外れた位置に配されている。
受光素子56A,56Bは、それぞれ受光量に応じた受光信号を出力し、その受光信号は、受光回路52A,52Bがそれぞれ有する増幅回路57A,57Bによって増幅され、アナログの受光信号S3,S4として制御部41に入力される。制御部41は、入力された受光信号S3,S4をAD変換してそのデジタル値を取得する。また、受光回路52Bにおいて受光素子56Bからの増幅された受光信号は、コンパレータ58Aにも入力される。また、受光素子56Cは、受光量に応じた受光信号を出力し、この受光信号は、受光回路52Cが有する増幅回路57Cによって増幅され、コンパレータ58Bに入力される。
制御部41は、PWM信号である基準レベル信号S5をRC回路59に出力する。この基準レベル信号S5は、RC回路59によって平滑化され、コンパレータ58A,58Bにそれぞれ入力される。コンパレータ58A,58Bは、それぞれ受光素子56B,56Cからの受光信号を基準レベル信号S5によって与えられる基準レベルと比較して、その結果を2値化した検知信号S6,S7を制御部41に出力する。
(濃度補正)
次に濃度補正の動作について説明する。図5は、濃度測定用のパターンP1を示す平面図である。
制御部41は、印刷時の画像品質を確保するための補正処理として、濃度補正と位置ずれ補正との2種類を実行する。濃度補正及び位置ずれ補正処理は、それぞれ、例えば、電源投入直後や、プロセスユニット28の着脱が検知された場合、若しくは前回の補正処理から所定の時間が経過するか、あるいは所定枚数の印刷が行われた場合など、所定の条件が満たされた場合に実行される。
制御部41は、濃度補正を開始すると、まず画像形成部18によって図5に示すような濃度測定用のパターンP1をベルト21上の左端寄り位置、即ちベルト21移動時に投光素子53Aの光路を横切るような位置に形成する。この濃度パターンP1は、複数の濃度パッチ65をベルト21の移動方向(矢線A方向)に沿って並べたものであって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色について濃度が段階的に異なる複数のパッチ(イエローのパッチ65Y、マゼンタのパッチ65M、シアンのパッチ65C、ブラックのパッチ65Kで示す)を有している。
そして、制御部41は、パターンP1がベルト21の移動に伴って投光素子53Aから照射される光の光路を横切る間、点灯制御信号S1によって投光素子53Aを一定の光量で連続的に点灯させる。このとき、各濃度パッチ65が光路上を通過する間に、受光信号S3またはS4の値を複数回サンプリングして、それらの平均値に基づいて各濃度パッチ65の濃度を求める。
ここで、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーで形成された濃度パッチ65Y,65M,65Cは、トナーの濃度が大きくなるにつれ、その拡散反射光が増加する性質を有している。このため、正反射光を受光するように配置された受光素子56Aでは、正反射光に加えて拡散反射光が受光される量が大きくなる。
そこで、制御部41は、これら3色の濃度パッチ65Y,65M,65Cについては、拡散反射光を受光する受光素子56Bからの受光信号S4に基づいて濃度を測定する。また、ブラックの濃度パッチ65Kについては、拡散反射光が比較的少ない性質を有することから、正反射光を受光する受光素子56Aからの受光信号S3に基づいて濃度を測定する。
制御部41は、上述のように各濃度パッチ65の濃度を測定した後、その測定結果に基づいて、例えば濃度0%から100%までを256等分した各階調において、画像形成部18によりシート12上に画像を印刷した時の濃度が理想濃度となるような濃度補正データを各色毎に算出してNVRAM44上に記憶し、この補正処理を終える。制御部41は、印刷時には、NVRAM44に記憶された濃度補正データを読み込み、そのデータに基づいて露光部27のLEDの発光強度や現像バイアス電圧等を設定することによって印刷される画像の濃度を調整する。
(位置ずれ補正処理)
次に位置ずれ補正処理の動作について説明する。図6は、位置ずれ補正処理のフローチャートである。
制御部40は、図6に示す位置ずれ補正処理を開始すると、まず温度センサ46によって、マークセンサ50の周囲の温度を取得する(S101)。
ここで、投光素子53A,53Bとして使用されるLEDは、一般に、絶対最大定格として順電流(IF)とパルス順電流(IFP)とが定められている。順電流は、LEDを連続的に点灯させる場合に許容される電流であり、パルス順電流は、LEDをパルス点灯させる場合に許容される電流である。LEDに流される電流がこれらの定格値を超えると、LEDが故障したり、寿命が極端に短くなったりする可能性が高くなる。
図7は、LEDをパルス幅20msでパルス点灯させる場合のパルス順電流(IFP)とデューティ比との関係を例示するグラフである。同図に示すように、パルス順電流及び順方向電流の値は、周囲の温度が高くなるほど小さくなる。例えば、LEDをデューティ比0.1、即ち100ms周期で20ms点灯させる場合には、周囲温度が25℃では160mA、40℃では136mA、50℃では118.4mAの電流を流すことができる。また、デューティ比1、即ちLEDが連続点灯される場合には、25℃では50mA、40℃では43mA、50℃では37mAの順電流を流すことができる。
同図に示すように、LEDは、パルス点灯時には連続点灯時よりも大きな電流を流すことができ、また、パルス点灯のデューティ比が小さいほどより大きな電流を流すことができる。そして、LEDに流される電流が大きくなるのに伴って、その光量が増加する。
制御部41は、図6のS101にて、マークセンサ50の周囲の温度を取得した後、適度な感度で測定を行うために、投光素子53A,53Bの点灯時の光量を決定する(S102)。言い換えれば、ここでは、投光素子53A,53Bの点灯時の電流値、若しくは点灯制御信号S1,S2によって投光回路51A,51Bに与えるPWM値(デューティ)を決定する。
投光素子53A,53Bの点灯時の電流値は、少なくとも現在の周囲温度におけるパルス順電流の定格値よりも小さい値とする。また、光量を確保するために、少なくとも濃度補正の際における連続点灯時に流す電流よりも大きい値とするか、あるいは、現在の周囲温度における連続点灯時の順電流の定格値よりも大きい値とする。
より具体的には、制御部41は、投光素子53A,53Bからの受光信号の最大出力が4VになるようなPWM値を求める。ここで、図8は、点灯制御信号S1,S2のPWM値と投光素子53A,53Bに流れる電流値との関係を示すグラフである。このグラフに示されるPWM値と電流値との関係は、駆動トランジスタ54A,54Bの特性とPWM信号によって与えられる電圧との関係等に基づいて概算することができ、概算されたデータ若しくは概算するため数式のデータがNVRAM44等に記憶されている。
制御部41は、イエロー、マゼンタ、シアンのいずれかのトナーでベルト21上に十分な大きさのパッチを形成し、コンパレータ58A,58Bに与える基準レベルを例えば0.5V及び2.0Vに設定し、それぞれの場合において、点灯制御信号S1,S2のPWM値を段階的に変更して受光信号が基準レベルに到達したときのPWM値と、そのとき投光素子53A,53Bに流れる電流値とを求める。
例えば、受光信号の出力が0.5Vの場合に、PWM値が29%だと、そのとき投光素子53A,53Bに流れる電流は上記データに基づいて概算で12.9mAと推定でき、出力が2.0Vの場合に、PWM値が50%だと、電流は概算で47.5mAの推定ができる。それらの結果から線形近似計算によって、受光信号の出力が4VになるPWM値は78%で、そのとき投光素子53A,53Bに流れる電流が93.7mAと算出することができる。
続いて、制御部41は、S101にて取得した周囲温度に基づいてパルス点灯時のデューティ比を決定し、そのデューティ比に対応する位置ずれ補正用のパターンP2を選択する(S103)。例えば、ROM42がパルス点灯時のデューティ比が5%、10%、20%、30%…のときのそれぞれに対応するパターンP2のデータを記憶しており、制御部41は、それらのうちから現在の周囲温度において許容される範囲内の一つのデューティ比に対応するパターンP2を選択する。
例えば、点灯時の電流値を100mAと定めた場合、図7より、周囲温度が25℃であれば、約40%のデューティ比まで許容され、周囲温度が50℃であれば、約20%のデューティ比まで許容される。本実施形態では、余裕をみて、25℃であれば30%デューティ、50℃であれば10%デューティというようにデューティ比を定め、それに対応するパターンP2を選択する。
図9は、位置ずれ補正用のパターンP2と、点灯制御信号S1(またはS2)、拡散反射光を受光する受光素子56B(56C)からの受光信号S4、及びコンパレータ58A(58B)の出力信号S6(S7)の時間変化との関係を説明する図である。図9には、パターンP2の一部分が示されており、このパターンP2は、ベルト21上における左端寄り位置と右端寄り位置とに形成され、それぞれベルト21移動時に投光素子53A,53Bの光路を横切るように配置される。
パターンP2は、シアン、マゼンタ、イエローの左右方向に細長い第1マーク70C,70M,70Yと、以下に述べる第2マーク71Yとを一組として、複数組のマーク70C,70M,70Y,71Yをベルト21の移動方向(矢線A方向)に間隔を空けて並べたものである。なお、以下の説明では、これらのマーク70C,70M,70Y,71Yを総称する場合にはマーク70という。
第2マーク71Yは、第1マーク70C〜70Yよりも幅広のイエローのマーク72Yの上面に2つのブラックのマーク72Kをベルト21の移動方向に間隔を空けて重ねて形成することによって、両ブラックのマーク72K間に構成されるイエローのマークである。第2マーク71Yの幅、即ち2つのブラックのマーク72Kの間隔は、第1マーク70C〜70Yの幅とほぼ同じにされている。
また、パターンP2は、マーク70同士の間隔が大きい第1グループG1と、間隔が第1グループG1よりも小さい第2グループG2とを有している。第1グループG1は、ベルト21の移動方向前側に位置する1組または複数組のマーク70からなり、第2グループG2は、ベルト21の移動方向後側に位置する複数組のマーク70からなる。なお、各グループG1,G2内においては、隣り合うマーク70C,70M,70Y,71Y間の間隔が等しくされている。
制御部41は、移動されるベルト21上に画像形成部18によってパターンP2を形成し(S104)、続いて、パターンP2がマークセンサ50の位置に至ったときにまず第1グループG1の各マーク70の測定を行う(S105)。ここで、制御部41は、ベルト21上の各マーク70の形成された部分がマークセンサ50の投光素子53A,53Bの光路を横切るタイミングで、点灯制御信号S1(S2)によって投光素子53A、53Bを点灯させ、ベルト21上のマーク70間の部分が光路を横切る間は、投光素子53A,53Bを一時的に消灯する。
なお、図9及び後述の図10では、便宜上、投光素子53A,53Bを点灯させる点灯時間t1またはt3の間、点灯制御信号S1(S2)が常にオンの値を有するように示したが、実際には既述のように、上記点灯時間t1,t3の間オンとオフの値を周期的に繰り返すPWM信号(図4参照)が制御部41から出力される。
制御部41は、各マーク70の想定位置(位置ずれ量が0と仮定した場合にマーク70が形成される位置)が、投光素子53A,53Bの光路上に到達する時間よりも所定時間前に投光素子53A,53Bを点灯させ、想定位置が光路上を通過した後、所定時間後に投光素子53A,53Bを消灯する。ここでは、第2グループG2の各マーク70の時間間隔t2に対する、マーク70毎の点灯時間t1の割合「t1/t2」をS103において定めたデューティ比とする。
図10は、周囲温度が25℃の場合と50℃の場合における、マーク70の距離間隔と、投光素子53A,53Bの点灯間隔の相違を説明する図である。例えば、周囲温度が25℃でパルス点灯のデューティ比を30%に定めた場合、1回の点灯時間t1を20msとすると、マーク70間の時間間隔t2は66.7msになる。このとき、第2グループG2のマーク70間の距離間隔は、ベルト21移動速度を200mm/sとした場合、13.3mmを狙いとしたパターンP2を使用する。
また、周囲温度が50℃でパルス点灯のデューティ比を10%に定めた場合、1回の点灯時間t1を20msとすると、マーク70間の時間間隔t2は200msになる。このとき、第2グループG2のマーク70間の距離間隔は、ベルト21移動速度を200mm/sとすると40mmを狙いとしたパターンP2を使用する。
このように、制御部41は、マークセンサ50の周囲温度が高いほど、マーク70間の距離間隔が大きいパターンを選択し、それに応じてマーク70間において投光素子53A、53Bを消灯させる時間を長くする。これにより、投光素子53A、53Bに流す電流を周囲温度に応じて許容範囲内に抑えつつ、マーク70間の距離間隔もしくは時間間隔を抑えることができる。
また、制御部41は、図9に示すように、第2グループG2の各マーク70に対しては、1回の点灯時間t1を20msとするのに対し、第1グループG1の各マーク70に対しては、第2グループG2に対する点灯時間よりも長い時間、ここでは30msを点灯時間t3とする。
1回の点灯時間t3を30msとし、例えば、周囲温度が25℃でパルス点灯のデューティ比を30%に定めた場合には、マーク70間の時間間隔t4を100ms(距離間隔20mm相当)かそれ以上とする。また、周囲温度が50℃でデューティ比を10%に定めた場合には、マーク70間の時間間隔t4を300ms(距離間隔60mm相当)か、それ以上とする。
制御部41は、第1グループG1の測定を開始すると、各マーク70の想定位置が投光素子53A,53Bの光路上に至る10ms(第1時間の例)前に投光素子53A,53Bを点灯させる。そして、マーク70の想定位置が光路上を通過する時間(ここでは10ms)が経過した後、さらに10ms経過後に投光素子53A,53Bを消灯する。
シアン、マゼンタ、イエローの第1マーク70C〜70Yを測定する際の受光信号の出力は、投光素子53A、53Bの点灯直後は、ベルト21の表面の拡散反射率が低いことから比較的小さく、各第1マーク70C〜70Yが光路上を横切るときに拡散反射光を受光することによって大きくなり、各第1マーク70C〜70Yの通過後に再び小さくなる。この出力をコンパレータ58A,58Bで基準レベルThと比較することによって出力される検知信号S6(S7)の値が、第1マーク70の位置でHからLに変化するタイミングに基づいて、制御部41は、各第1マーク70C〜70Yの位置を測定することができる。
また、第2マーク71Yを測定する際には、ベルト21の移動方向前側のブラックのマーク72Kが光路上にある間に投光素子53A,53Bが点灯され、第2マーク71Yが光路を通過した後、移動方向後側のブラックのマーク72Kが光路上にあるときに投光素子53A,53Bが消灯される。
両ブラックのマーク72Kは、拡散反射率が低いことから、第2マーク71Yを測定する際の受光信号は、イエローの第1マーク70Yを測定するときと同様に変化するため、同様に制御部41はコンパレータ58A,58Bの出力に基づいて第2マーク71Yの位置を測定することができる。但し、第2マーク71Yの移動方向前側及び後側の端縁の位置は、それぞれブラックのマーク72Kの位置によって定まることから、第2マーク71Yの位置はブラックの画像形成位置を反映する。
制御部41は、第1グループG1の測定結果から、各マーク70の想定位置からのずれ量を求める。第1グループG1が複数組のマーク70を有する場合には、各組のマーク70について想定位置からのずれ量を求め、それらの平均値をとる。そして、制御部41は、第2グループG2の各マーク70の想定位置に上記ずれ量を加えて想定位置を修正する(S106)。
続いて制御部41は、第2グループG2の各マーク70の位置の測定を行う(S107)。このとき、第2グループG2の各マーク70の修正された想定位置が光路に至る、例えば5ms(第2時間の例)前に投光素子53A,53Bを点灯する。そして、マーク70の想定位置が光路上を通過する時間(ここでは10ms)が経過した後、さらに5ms経過後に投光素子53A,53Bを消灯する。
即ち、現実のマーク70の位置と想定位置とのずれが比較的大きい可能性が高い第1グループG1のマーク70については、投光素子53A,53Bを想定位置が光路に至るタイミングよりも早めに点灯し、想定位置が光路を通過するタイミングよりも遅めに消灯することによって、点灯タイミングのずれによるマーク70の測定エラーを回避することができる。
これに対し、第2グループG2のマーク70については、第1グループG1の測定結果に基づいて想定位置を修正するため、現実のマーク70の位置と想定位置とのずれは相対的に小さくなる。このため、第2グループG2の各マーク70の想定位置が光路に至る前には、第1グループG1よりも遅いタイミングで点灯し、想定位置が通過し後は第1グループG1よりも早いタイミングで消灯することができる。これにより、マーク70間の距離間隔を小さくし、短時間で多数のマーク70の測定を行うことができる。
こうして、制御部41は、第1グループG1及び第2グループG2の各マーク70の位置を測定した後、各組のマーク70において、第2マーク71Yを基準とする各第1マーク70C〜70Yの位置ずれ量を求め、それらを全ての組のマーク70について平均することにより、ブラックに対するシアン、マゼンタ、イエローの画像形成位置のずれ量を求める。そしてこれらの位置ずれを打ち消すための補正値を算出し、それらの補正値をNVRAM44に位置ずれ補正データとして記憶し(S108)、この位置ずれ補正処理を終了する。
なお、印刷時には、制御部41は、NVRAM44に記憶された位置ずれ補正データを読み込み、そのデータに基づいて露光部27のLEDの露光タイミング等を設定することによって印刷される画像の位置を調整する。
(本実施形態の効果)
以上のように本実施形態によれば、マークセンサ50でベルト21に照射した光の拡散反射光を受光し、その受光量に基づいてマーク70の位置を測定することによって、測定結果がベルト21表面の傷や汚れ等の影響を受けにくくなる。即ち、従来のように、ベルトに照射する光の正反射光を受光する場合には、ベルト表面の傷や異物の付着などによってできた凹凸部分に光が照射されたときに、正反射光の角度が変わるために受光量が大きく変動して測定結果が悪影響を受ける。これに対し、本実施形態のように、ベルト21に照射する光の拡散反射光を受光する場合には、ベルト21表面の凹凸部分に光が照射されたときでも受光量が変動しにくく、そのため測定結果が受ける影響が少ない。従って、位置ずれ補正の精度を確保することができる。
また、一般に、ベルトに照射される光の拡散反射光の受光量は、同じ光の正反射光の受光量に比べて小さくなるため、測定の精度の低下が懸念される。精度の精度を確保するために、発光強度の高い投光素子や受光感度の高い受光素子を用いると、コスト増を招く。
これに対し、本実施形態によれば、ベルト21上のマーク70が投光素子53A,53Bの光路を横切るときに投光素子53A,53Bを点灯させ、マーク70間の部分が横切るときには一時的に消灯させることにより、投光素子53A、53Bに連続点灯時よりも大きな電流を流して光量を上げることができる。これにより測定の精度を確保することができる。また、比較的発光強度が低い投光素子や、受光素子の低い受光素子を用いても精度を保つことができるため、コストを抑えることができる。
また、位置ずれ補正時にマーク70に対して光を照射する場合には、濃度補正時に濃度パッチ65に対して照射する場合よりも光量を大きくする。これにより、位置ずれ補正の精度を確保することができる。
また、パターンP2が有する複数のマーク70のうち、ベルト21の移動方向前側にある第1グループG1のマーク70の想定位置が光路上に至るよりも第1時間前に投光素子53A,53Bを点灯させ、その測定結果に基づいて残りのマーク70の想定位置を修正し、修正されたマーク70の想定位置が光路に至るよりも、第1時間より短い第2時間前に投光素子53A,53Bを点灯させる。
これにより、移動方向前側のマーク70(第1グループG1)については、マークセンサ50の光路がマーク70の想定位置に至る前に余裕をもって点灯させることにより、測定エラーの発生を抑制することができる。また、移動方向後側のマーク70(第2グループG2)については、前側のマーク70の測定結果に基づいて想定位置を修正した上で、その想定位置が光路に至る直前で点灯させることにより、投光素子53A,53Bの点灯時間を短縮することができる。
また、温度センサ46によって検出されるマークセンサ50の周囲温度が高いほど、マーク70の距離間隔を大きくし、それに応じて、マーク間において投光素子53A、53Bを消灯させる時間を長くする。マークセンサ50の投光素子53A,53Bとして用いられるLEDは、一般に周囲の温度が高いほど、一定の電流で点灯できる時間の割合(デューティ比)が小さくなる。そこで、検出される温度が高いほど、マーク70の距離間隔を大きくし、それに応じてマーク70間で投光素子53A、53Bを消灯させる時間を長くすることで、投光素子53A,53Bの特性に応じてパルス点灯の間隔を調整することができる。
また、位置ずれ補正用のマーク70として、ブラック以外の色の第1マーク70C〜70Yと、ブラック以外の色のマーク72Yの上に2つのブラックのマーク72Kを間隔を空けて重ねることで両ブラックのマーク72K間に構成した第2マーク71Yとを用いる。一般にブラックのマークは反射率が低いために測定しにくいが、上述の構成によりブラックとブラック以外の色との相対的な画像形成装置のずれを精度良く測定し、補正することができる。
また、第2マーク71Yの前側のブラックのマーク72Kが投光素子53A,53Bの光路上に至ってから第2マーク71Yが光路に至る前に、投光素子53A,53Bを点灯させる。これにより、前側のブラックのマーク72Kの手前で投光素子53A、53Bを点灯させる場合に比べて消灯の時間を長くすることができ、不要な受光信号の出力を回避できる。
また、第2マーク71Yの後側のブラックのマーク72Kが投光素子53A,53Bの光路上に至ってから光路を通過する前に投光素子53A,53Bを消灯させる。これにより、後側のブラックのマーク72Kが光路を通過した後で投光素子53A、53Bを消灯させる場合に比べて消灯の時間を短くすることができ、不要な受光信号の出力を回避できる。
<関連発明>
上記発明に関連する技術として、以下の発明を実施することもできる。
1.温度センサ46によって検出されるマークセンサ50の周囲温度が高いほど、マーク70の距離間隔を大きくし、それに応じてマーク70間において投光素子53A、53Bを消灯させる時間を長くする発明は、位置ずれ補正時に拡散反射光でなく正反射光の受光量に基づいてマーク70の位置を測定する場合にも適用することができる。この場合、例えば、マークセンサに、正反射光を受光する受光素子56Aを有する受光回路52Aをベルト21の左右2つ設け、それぞれの受光信号をコンパレータで基準レベルと比較した値を制御部41に入力する構成としてもよい。
2.先に測定したマークの測定結果に基づいて後続のマークの想定位置を修正し、点灯時間を短くする発明は、位置ずれ補正時に拡散反射光でなく正反射光の受光量に基づいてマーク70の位置を測定する場合にも適用することができる。この場合、マークセンサに、例えば、正反射光を受光する受光素子56Aを有する受光回路52Aをベルト21の左右2つ設け、それぞれの受光信号をコンパレータで基準レベルと比較した値を制御部41に入力する構成としてもよい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、温度センサ46によって検出されるマークセンサ50の周囲温度が高いほど、マーク70の距離間隔を大きくし、それに応じてマーク70間において投光素子53A、53Bを消灯させる時間を長くするものを示したが、本発明は、温度によってマーク70の距離間隔及びマーク70間において投光素子53A、53Bを消灯させる時間を変更しないものにも適用することができる。
(2)上記実施形態では、先に測定したマークの測定結果に基づいて後続のマークの想定位置を修正し、点灯時間を短くするものを示したが、本発明は、パターンに含まれる各マークに対する点灯時間やマーク70間の距離間隔を変更しないものにも適用することができる。
(3)上記実施形態では、予め記憶された位置ずれ補正用のパターンP2から決められたデューティ比に対応するものを選択するものを示したが、本発明によれば、決められたデューティ比に基づいてマーク70間の距離間隔を決定し、動的にパターンP2を形成してもよい。
(4)上記実施形態では、本発明を直接転写タンデム方式のカラーLEDプリンタに適用した例を示したが、これに限らず、本発明は、例えばレーザプリンタや、中間転写方式や、4サイクル方式など他の方式の画像形成装置に適用することができる。
10…プリンタ、18…画像形成部、20B…ベルト支持ローラ、21…ベルト、41…制御部、46…温度センサ、50…マークセンサ、70C,70M,70Y…第1マーク、71Y…第2マーク、72Y…イエローのマーク、72K…ブラックのマーク、G1…第1グループ、G2…第2グループ

Claims (7)

  1. 担持体上に複数のマークを互いに間隔を空けて形成する画像形成部と、
    前記担持体に光を照射する投光部、及び、前記投光部から前記担持体に照射された光の拡散反射光を受光し、受光量に応じた受光信号を出力する第1受光部を有するマークセンサと、
    前記担持体を前記マークセンサに対して移動させる移動部と、
    前記担持体上の前記マークの形成された部分が前記投光部から照射される前記光の光路を横切るときに前記投光部を点灯させ、前記担持体の前記マーク間の部分が前記光路を横切るときに前記投光部を一時的に消灯させる点灯制御部と、
    前記受光信号に基づいて前記マークの位置を測定し、その測定結果に基づいて画像形成位置のずれを補正する補正部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記マークセンサは、前記投光部から前記担持体に照射された光の正反射光を受光し、受光量に応じた受光信号を出力する第2受光部を有し、
    前記画像形成部は、前記担持体上に濃度パッチを形成し、
    前記補正部は、前記投光部から前記濃度パッチに光を照射したときに、前記第1受光部から出力される受光信号と前記第2受光部から出力される受光信号とに基づいて、画像形成濃度を補正し、
    前記点灯制御部は、前記投光部から前記マークに対して光を照射する場合には、前記濃度パッチに対して照射する場合よりも光量を大きくする、画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記点灯制御部は、前記担持体上の前記複数のマークのうち前記担持体の移動方向前側にある一部のマークの想定位置が前記光路に至るよりも第1時間前に前記投光部を点灯させ、前記測定結果に基づいて前記一部のマークよりも前記移動方向後側にあるマークの想定位置を修正し、前記修正されたマークの想定位置が前記光路に至るよりも、前記第1時間より短い第2時間前に前記投光部を点灯させる、画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記マークセンサの周囲の温度を検出する温度センサを備え、
    前記画像形成部は、前記温度センサにより検出される温度が高いほど、前記マークの間隔を大きくし、
    前記点灯制御部は、前記マークの間隔が大きいほど、前記マーク間において前記投光部を消灯させる時間を長くする、画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記画像形成部は、ブラック以外の色の第1マークと、前記ブラック以外の色のマークの上に前記担持体の移動方向に間隔を空けて2つのブラックのマークを重ねることで前記2つのブラックのマーク間に構成される第2マークとを形成し、
    前記補正部は、前記第1マークの位置の測定結果と前記第2マークの位置の測定結果とに基づいて、前記ブラック以外の色とブラックとの相対的な画像形成装置のずれを求め、当該ずれを補正する、画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記点灯制御部は、前記2つのブラックのマークのうち前記担持体の移動方向前側のマークが前記光路に到ってから前記第2マークが前記光路に至る前に前記投光部を点灯させる、画像形成装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の画像形成装置において、
    前記点灯制御部は、前記2つのブラックのマークのうち前記担持体の移動方向後側のマークが前記光路に至ってから前記光路を通過する前に前記投光部を消灯させる、画像形成装置。
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