JP2015184105A - 指針式表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に現在位置と過去の位置との比較表示を行うことが可能な指針式表示装置を提供する。【解決手段】現在位置を取得する位置取得手段と、位置取得手段により取得された位置を記憶する記憶手段と、回動自在に配置された指針と、位置取得手段により直近に取得された直近位置を示す動作と、この直近位置より前に取得されて記憶手段に記憶された前回位置を示す動作とを、指針により各々予め設定された時間ずつ交互に行わせる位置表示制御手段と、を備える。【選択図】図5

Description

この発明は、位置情報を取得して表示する指針式表示装置に関する。
従来、多様な計測センサにより取得された情報や外部から取得された情報を表示することが出来る多機能電子時計がある。この電子時計により表示が行われる多様な機能の一つとして、GNSS(Global Navigation Satellite System)に係る測位システムの衛星(測位衛星)からの送信電波を受信して得られる位置情報がある。近年、アメリカのGPS(Global Positioning System)といった測位システムの民生利用が盛んになり、電子時計でもこれらの測位システムを利用した測位や測位結果の表示を行うことの出来るものが増えている。このような測位結果などの位置情報は、ユーザの要求による位置の取得に加えて、時刻表示に係るタイムゾーンの設定にも利用される。
このような多機能表示が可能な電子時計としては、従来、デジタル表示画面を備えた電子時計が多いが、複数の指針を用いて指針の指し示す位置に応じて各種情報を表示するアナログ式の多機能電子時計も知られている。
しかしながら、アナログ式の多機能電子時計では、実行可能な機能の数に比して操作に用いられる押しボタンなどの構成要素数が限られ、操作が煩雑になってユーザの負担が増すという問題がある。特許文献1には、ボタン操作により受け付けられる命令を機能モードに応じて切り替えて、時刻表示状態の場合と位置表示状態の場合とで適切な受信動作及び指針による位置表示を行わせるアナログ電子時計について開示されている。
特開2009−229106号公報
しかしながら、指針の数や指針を動作させるモータの数が限られ、また、限られた文字盤のエリアに各機能に係る目盛や標識を設ける必要のある電子時計のような指針式表示装置における位置の表示では、タイムゾーンの移動などに係る前回位置と今回位置といった複数の値の比較を行うという要求がある一方で、従来、このような表示やそのための操作が煩雑になるという課題があった。
この発明の目的は、容易に現在位置と過去の位置との比較表示を行うことが可能な指針式表示装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、
現在位置を取得する位置取得手段と、
当該位置取得手段により取得された位置を記憶する記憶手段と、
回動自在に配置された指針と、
前記位置取得手段により直近に取得された直近位置を示す動作と、当該直近位置より前に取得されて前記記憶手段に記憶された前回位置を示す動作とを、前記指針により各々予め設定された時間ずつ交互に行わせる位置表示制御手段と、
を備えることを特徴とする指針式表示装置である。
本発明に従うと、指針式表示装置において、容易に現在位置と過去の位置との比較表示を行うことが出来るという効果がある。
本発明のアナログ電子時計の実施形態を示す正面図である。 アナログ電子時計の内部構成を示すブロック図である。 位置情報取得処理の制御手順を示すフローチャートである。 測位結果表示処理の制御手順を示すフローチャートである。 指針による位置表示の例を示す図である。 第2実施形態のアナログ電子時計の内部構成を示すブロック図である。 第2実施形態のアナログ電子時計における機能モード指針に対応する小窓内部を示した平面図である。 第2実施形態のアナログ電子時計における測位結果表示処理の制御手順を示すフローチャートである。 第2実施形態のアナログ電子時計による位置表示の例を示す図である。 第2実施形態のアナログ電子時計における測位結果表示処理の他の例を示すフローチャートである。 第3実施形態のアナログ電子時計による位置情報取得処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の指針式表示装置の第1実施形態であるアナログ電子時計1の正面図である。
このアナログ電子時計1は、内部に各構成を収めるケーシング2と、ケーシング2内で一方の面(露出面)が外部に露出される文字盤3と、文字盤3の露出面を覆う図示略の透明部材(風防ガラス)と、文字盤3の略中心を回転軸として文字盤3の略全面に亘って回転動作し、文字盤3の外縁付近に設けられた標識や目盛を指し示す3本の時刻指針61、62、63と、文字盤3の3時位置に設けられた小窓4及び小窓4の内部で回転動作するモード指針65(指針)と、文字盤3の8時位置に設けられた小窓5及び小窓5の内部で回転動作する機能指針66、67と、文字盤3の10時位置に設けられた小窓6及び小窓6の内部で回転する24時間指針68と、文字盤3の露出面とは反対側に当該文字盤3と平行に設けられ、回転動作に応じて文字盤3の4時30分位置に設けられた開口部7から一の標識が露出される日車64と、ケーシング2における文字盤3の露出面側に対して側面側に設けられたりゅうずC1及び押しボタンスイッチB1、B2、B3などを備える。
時刻指針61〜63は、それぞれ、秒針61、分針62及び時針63であり、通常、時刻を表示する場合に、それぞれ、時刻の時、分、秒を指し示す。日車64は、その周縁部に日付を表す標識が順番に等間隔で設けられて、これらの標識のうちの一つが開口部7から露出されることで日付を示す。また、本実施形態のアナログ電子時計1では、秒針61が各種機能に係る表示や設定に用いられる。
モード指針65は、小窓4内部の3時側に設けられた7つの標識の何れかを指し示すことで曜日を示し、小窓4内部の9時側に設けられた標識の何れかを指し示すことで、実行中の機能モードを示す。機能モードとしては、ストップウォッチモード、アラームモード及びタイマーモードがあり、また、時刻表示モードに関して夏時間の実施中であるか否かについて示される。また、これらの各種機能モードと平行して、通信に係る電波送受信を禁止する機内モードの設定が可能となっている。更に、小窓4の3時側半分には、罫線が設けられた半球状の図が表示され、モード指針65の指し示す方向と3時方向(水平方向)とのなす角度により緯度が表示される。
機能指針66、67は、それぞれ、小窓5の内部において、上述の各種機能モードの実行に係る表示に用いられる。即ち、機能指針66、67は、ストップウォッチやタイマにおける計測時間、アラーム設定時刻や通常の時刻表示モードにおける他の地点での時刻(世界時計)の表示を行う。
24時間指針68は、小窓6の内部で一周することにより時刻指針61〜63による表示時刻と対応した24時間表示での時刻を指し示し、ユーザに午前又は午後の何れであるかを示す。
りゅうずC1及び押しボタンスイッチB1〜B3は、それぞれ、ユーザからの入力操作を受け付ける。ケーシング2から2段階の引き出しが可能であり、引き出された状態で回転操作が行われることにより各種設定に用いられる。押しボタンスイッチB1〜B3は、それぞれ、押下されることで機能モードの種別変更を行い、また、機能モードごとに割り当てられた動作命令を受け付ける。
図2は、アナログ電子時計1の内部構成を示すブロック図である。
アナログ電子時計1は、CPU41(Central Processing Unit)(位置表示制御手段)と、ROM42(Read Only Memory)と、RAM43(Random Access Memory)(記憶手段)と、発振回路44と、分周回路45と、計時回路46と、操作部47と、標準電波受信部48及びそのアンテナ49と、GPS受信処理部50(位置取得手段)及びそのアンテナ51と、駆動回路52と、電源部54と、上述の時刻指針61〜63、日車64、モード指針65、機能指針66、67及び24時間指針68と、輪列機構71〜75と、ステッピングモータ81〜85などを備える。
CPU41は、各種演算処理を行い、また、アナログ電子時計1の全体動作を統括制御する。CPU41は、日時の表示に係る指針動作を制御すると共に、標準電波受信部48を動作させて受信データを取得して日時を算出したり、GPS受信処理部50を動作させて日時情報を取得したりする。また、CPU41は、得られた日時データに基づいて、計時回路46の計数する日時を修正する。
ROM42は、CPU41により実行される各種制御用のプログラム42aや設定データを格納する。プログラム42aには、例えば、各種機能モードの動作制御に係るプログラムが含まれている。
RAM43は、CPU41に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。RAM43には、また、日時情報及び位置情報取得の履歴、都市設定や指針位置を示すデータなどが記憶されている。
発振回路44は、所定の周波数信号を生成して出力する。発振回路44は、例えば、水晶発振器を備える。
分周回路45は、発振回路44から出力された周波数信号をCPU41や計時回路46により利用される周波数の信号に分周して出力する。出力される周波数は、CPU41からの制御信号により変更可能に設定されていても良い。
計時回路46は、所定の日時を示す初期値に分周回路45から入力される分周信号を計数して加算していくことにより現在の日時を計数する。この計時回路46により計数される日時は、発振回路44の精度に応じた誤差(歩度)、例えば、一日に0.5秒程度、を有する。この計時回路46の計数する日時は、CPU41からの制御信号により修正されることが可能となっている。
操作部47は、ユーザからの入力操作を受け付ける。操作部47には、上述の押しボタンスイッチB1〜B3やりゅうずC1が含まれる。押しボタンスイッチB1〜B3がそれぞれ押下されたり、りゅうずC1が引き出され、押し戻され、また、回転動作がなされたりした場合には、動作種別に応じた電気信号がCPU41に出力される。
標準電波受信部48は、アンテナ49を用いて長波長帯の電波を受信して、振幅変調された標準電波の時刻信号出力(TCO)を復調し、CPU41に出力する。標準電波受信部48による長波長帯の同調周波数は、CPU41の制御により受信対象の標準電波送信局からの送信周波数に応じて変更される。また、標準電波受信部48は、受信感度を向上させるための各種処理を行い、アナログ信号を所定のサンプリング周波数でデジタル化してCPU41に出力する。
GPS受信処理部50は、アンテナ51を用いてL1帯(1.57542GHz)の電波を受信し、測位衛星、ここでは例えば、GPS(Global Positioning System)に係る測位衛星(GPS衛星)からのスペクトラム拡散された送信電波を復調して信号(航法メッセージデータ)を復号、解読する。解読された航法メッセージデータの内容に対して、更に、必要に応じて各種演算処理が行われ、CPU41からの要求に応じたデータが予め設定されたフォーマットでCPU41に出力される。これらの受信、解読、演算及び出力に係る動作制御は、GPS受信処理部50に設けられた制御部50a(マイコン)によりなされる。これらのGPS受信処理部50における受信処理に係る各構成は、まとめて一つのモジュールとしてチップ上に形成され、CPU41と接続される。GPS受信処理部50の動作は、CPU41により、アナログ電子時計1の他の各部の動作とは独立にオンオフの制御がなされる。アナログ電子時計1では、GPS受信処理部50を動作させる必要が無い場合には、GPS受信処理部50への電力供給を中断することで省電力化が図られている。
また、GPS受信処理部50は、記憶部を備える。この記憶部には、フラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)といった不揮発性メモリが用いられ、GPS受信処理部50への電力供給状態に依らず記憶された内容が保持される。記憶部には、各種動作制御プログラム、各GPS衛星の予測軌道情報や日時を取得する際の設定値、例えば、うるう秒補正値などを記憶させておくことが出来る。なお、予測軌道情報をアナログ電子時計1のRAM43に記憶させ、必要に応じて制御部50aがCPU41から情報を受け取る構成であっても良い。また、動作制御プログラムは、専用のROMに格納されて、起動時に読み出されて制御部50aのRAMにロードされても良い。
電源部54は、各部の動作に係る電力を所定電圧で供給する。電源部54は、バッテリを有し、このバッテリとしては、例えば、ソーラバッテリと二次電池とを備える。或いは、バッテリとして交換可能なボタン型の乾電池を用いても良い。また、電源部54から複数の異なる電圧が出力される場合には、例えば、スイッチング電源などを用いて所望の電圧に変換して出力可能な構成とすることが出来る。
ステッピングモータ81は、複数の歯車の配列である輪列機構71を介して秒針61を回転動作させる。ステッピングモータ81が一回駆動されると、秒針61は、1ステップ6度回転し、ステッピングモータ81の60回の動作により文字盤3上で一周する。
ステッピングモータ82は、輪列機構72を介して分針62、時針63及び24時間指針68を回転動作させる。輪列機構72は、分針62、時針63及び24時間指針68を連動して回転させる構成であり、分針62を1度ずつ回転移動させると共に時針63を1/12度ずつ回転移動させ、また、24時間指針68を1/24度ずつ回転移動させる。従って、分針62及び時針63が10秒に1回ずつ回転移動されると、分針62は、1時間で文字盤3上を一周し、これにより時針63が文字盤3上で30度移動すると共に24時間指針68が小窓6内で15度移動する。即ち、時針63は、12時間で文字盤3上を一周し、24時間指針68は、24時間で小窓6内を一周する。
ステッピングモータ83は、輪列機構73を介して日車64を回転動作させる。ステッピングモータ83が一回駆動されると、日車64は、1ステップ分の角度回転移動し、150ステップの回転移動により360/31度の回転が生じて、開口部7から露出される日付標識が1日分変化する。そして、日車64が31日分回転移動すると、再び最初の日付を示す日付標識が開口部7から露出されることになる。
ステッピングモータ84は、輪列機構74を介してモード指針65を回転動作させる。ステッピングモータ84が一回駆動されると、モード指針65は、1ステップ1度回転移動する。従って、ステッピングモータ84が360回回転駆動されることで、モード指針65が小窓4内を一周する。
ステッピングモータ85は、輪列機構75を介して機能指針66、67を回転動作させる。輪列機構75は、機能指針66及び機能指針67を連動して回転させる構成であり、機能指針66を6度ずつ回転移動させると共に機能指針67を1/2度ずつ回転移動させる。従って、機能指針66及び機能指針67が1分に1回ずつ回転移動されると、機能指針66は、1時間で小窓5内を一周し、また、機能指針67が小窓5内で30度移動する。即ち、機能指針67は、12時間で小窓5内を一周する。
時刻指針61〜63、日車64、モード指針65、機能指針66、67及び24時間指針68は、特には限られないが、正転方向(時刻が進む方向)に90pps(pulse per second)で回転移動可能であり、また、逆転方向に32ppsで回転移動可能となっている。
駆動回路52は、CPU41からの制御信号に従ってステッピングモータ81〜85に所定電圧の駆動パルスを出力する。駆動回路52は、アナログ電子時計1の状態などに応じて駆動パルスの長さ(パルス幅)を変更させることが出来る。また、複数の指針を同時に駆動させる制御信号が入力された場合に、負荷を低減させるために僅かに駆動パルスの出力タイミングをずらしたりすることが出来る。
次に、本実施形態のアナログ電子時計1による位置表示動作について説明する。
図3は、アナログ電子時計1で実行される位置情報取得処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
この位置情報取得処理は、ユーザにより押しボタンスイッチB1〜B3に対して予め設定された操作が入力された場合に実行される。
位置情報取得処理が開始されると、CPU41は、GPS受信処理部50を起動し、また、GPS受信処理部50に出力データの内容(フォーマット)や衛星軌道データなどの設定データを出力する(ステップS101)。次いで、CPU41は、指針を移動させて測位動作中であることを表示させる(ステップS102)。CPU41は、GPS受信処理部50からの入力を待ち受け、設定フォーマットによる出力データを取得する(ステップS103)。
CPU41は、GPS受信処理部50の動作を停止させる(ステップS104)。CPU41は、RAM43に記憶された前回の測位結果(前回位置)を読み出し、この前回の位置と取得された今回の測位結果(直近位置)とに基づいて、モード指針65の結果表示に係る動作を決定する(ステップS105)。CPU41は、駆動回路52に制御信号を出力して、決定された動作をモード指針65に行わせる測位結果表示処理を行う(ステップS106)。そして、CPU41は、位置情報取得処理を終了する。
図4は、ステップS106の処理で呼び出される測位結果表示処理の制御手順を示すフローチャートである。
測位結果表示処理が呼び出されると、CPU41は、先ず、今回の測位結果に係る指針位置へモード指針65を移動させる制御信号を駆動回路52に出力する(ステップS161)。CPU41は、移動開始から3秒間(予め設定された時間)経過するまで待機する(ステップS162)。
CPU41は、所定の表示時間が経過したか否かを判別する(ステップS163)。所定の経過時間が経過したと判別された場合には(ステップS163で“YES”)、CPU41は、モード指針65を元の表示位置に戻す制御信号を駆動回路52に出力して(ステップS164)、測位結果表示処理を終了し、処理を位置情報取得処理に戻す。
所定の表示時間が経過していないと判別された場合には(ステップS163で“NO”)、CPU41は、前回の位置(角度)との差が所定角度(所定の範囲、ここでは、例えば、1度や5度など、地球全体(180度)に対して十分に小さい範囲)内であるか否かを判別する(ステップS171)。所定角度内であると判別された場合には(ステップS171で“YES”)、CPU41は、1秒間(予め設定された時間)、予め設定された角度(所定の角度範囲、例えば、5〜10度など、上述の所定角度よりも大きくて良いが、1秒に比して十分に短い時間で移動が可能な範囲)内でモード指針65を前後に振る動作を行わせる(ステップS172)。そして、CPU41の処理は、ステップS162に戻る。
所定角度内ではないと判別された場合には(ステップS171で“NO”)、CPU41は、モード指針65を前回の測位結果に係る指針位置に早送り移動させる命令を駆動回路52に出力する(ステップS173)。CPU41は、3秒間経過した後に更に1秒(予め設定された時間)経過するまでの間待機し(ステップS174)、その後、モード指針65を今回の指針位置に早送り移動させる命令を駆動回路52に出力する(ステップS175)。それから、CPU41の処理は、ステップS162に戻る。
図5は、上述の位置表示処理に係る位置表示の例を示す図である。
ここでは、モード指針65により緯度が表示される場合の例を示す。
図5(a)に示すように、位置情報取得処理が開始されると、本実施形態のアナログ電子時計1では、モード指針65が小窓4内で曜日を表示させていた状態(ここでは、土曜日)から、小窓4内の12時方向(図で上向き)を指し示すように当該モード指針65を移動させることで、測位動作中であることを示す。
GPS受信処理部50から現在位置が取得され、また、RAM43から前回の測位結果が取得されると、図5(b)に示すように、先ず、現在位置の緯度が表示される。ここでは、モード指針65が1時30分方向を指し示すことで、北緯45度であることが示されている。
前回計測された位置が、例えば、北緯30度の場合、図5(c)に示されるように、モード指針65は、間欠的に北緯45度を示す位置から当該北緯30度を示す位置に移動される。この間欠的な動作としては、例えば、3秒間現在位置の表示に係る動作が行われた後、1秒間前回の位置を表示する動作が行われるといったように、表示時間を異ならせることで、どちらが現在位置であるかをユーザが知得出来るようにすることが出来る。
或いは、前回位置から現在位置にモード指針65を移動させる場合と、前回位置から現在位置にモード指針65を移動させる場合とで、指針の移動速度を異ならせることでどちらが現在位置であるかを示すことも出来る。
一方、前回の計測位置が北緯42度であった場合には、前回位置と現在位置との角度差が小さい。このような場合には、単に間欠的に前回の位置をモード指針65によって指し示させるのではなく、前回位置又は現在位置を中心に所定角度範囲、例えば、±6度の範囲でモード指針65を往復動作させることで、位置変化が殆どないことを示しても良い。
以上のように、第1実施形態のアナログ電子時計1は、現在位置を取得するGPS受信処理部50と、GPS受信処理部50により取得された位置を記憶するRAM43と、回動自在に配置されたモード指針65と、CPU41とを備え、CPU41は、GPS受信処理部50により取得された直近位置を示す動作と、当該直近位置より前に取得されてRAM43に記憶された前回位置を示す動作とを、前者について3秒間、後者について1秒間、モード指針65により交互に行わせる。
即ち、特に煩雑な操作をしなくても、ユーザは前回の位置と今回の位置とを容易に比較して知得することが出来る。従って、タイムゾーンの変更に係る設定が済んでいるか否かや、正しく行われているか否かといった情報を容易に取得することが出来る。
また、直近位置を示す動作に係る時間が3秒であり、前回位置を示す動作に係る時間が1秒であり、即ち、前者の方が後者より長くなるように定められている。従って、文字盤やベゼルなどに表示可能な標識の数や、独立に駆動可能な指針の数などに制限があるアナログ電子時計1において、無理なく容易にどちらが現在の位置であるかをユーザが容易に判断することが出来る。
また、直近位置と前回位置との差が所定の範囲、ここでは、1度や5度といった設定値より小さい値の場合には、前回位置を示す動作として、直近位置に対応する指示位置に対して所定の角度範囲内、ここでは、例えば、±5〜10度といった範囲でモード指針65を往復動作させる。このような動作により、厳密な位置情報が必要の無い場合であって、且つ、アナログ電子時計1のように表示エリアのサイズが小さくて細かい位置のずれを知得しづらい場合に、略同一の位置であることを容易に知得することが出来る。特に、前回の位置情報が無い場合と、前回の位置情報と変化がない場合とで容易に区別がつくので、位置情報の変化がほとんど無いことをユーザが容易に知得することが出来る。
また、モード指針65を往復動作させる角度範囲は、直近位置に対応する指示位置に対して当該モード指針65の正転方向及び逆転方向に等しい角度ずつ定められるので、直近位置の読み取りと、前回位置との比較結果の知得とをユーザが容易にまとめて行うことが出来る。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のアナログ電子時計1aについて説明する。
図6は、第2実施形態のアナログ電子時計1aの内部構成を示すブロック図である。
この第2実施形態のアナログ電子時計1aは、第1モード指針65a(第1指針、緯度指針)及び第2モード指針65b(第2指針、経度指針)が設けられ、それぞれ独立のステッピングモータ84a、84bにより輪列機構74a、74bを介して回転動作される。その他の構成は第1実施形態のアナログ電子時計1と同一であり、同一の符号を付して説明を省略する。
次に、第2実施形態のアナログ電子時計1aにおける位置情報取得処理について説明する。
本実施形態のアナログ電子時計1aにおいて、CPU41により制御される位置情報取得処理の内容は、ステップS106の処理内容が異なる点を除き、図3に示した位置情報取得処理と同一である。
図7は、本実施形態のアナログ電子時計1aにおける小窓4内部の外観を示した平面図である。
小窓4内には、第1モード指針65aと第2モード指針65bとが同一の回転軸に対して回転動作可能に設けられている。第1モード指針65aは、第2モード指針65bより長く、小窓4には、第1モード指針65aの長さと第2モード指針65bの長さのそれぞれに対応した半径の同心円が描かれている。第1モード指針65aは、緯度(一方の座標成分)の表示に用いられ、第1モード指針65aの長さに対応した円は、緯度目盛となっている。小窓4内における9時から3時までの範囲(12時側、図における上側半分)が北半球の緯度(北緯)を表すのに用いられ、3時から9時までの範囲(6時側、図における下側半分)が南半球の緯度(南緯)を表すのに用いられる。また、第2モード指針65bは、経度(他方の座標成分)の表示に用いられ、第2モード指針65bの長さに対応した円は、経度目盛となっている。小窓4内における12時から6時までの範囲(3時側、図における右側半分)が東経を表すのに用いられ、6時から12時までの範囲(9時側、図における左側半分)が西経を表すのに用いられる。
図8には、本実施形態のアナログ電子時計1aで実行される位置情報取得処理で呼び出される測位結果表示処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
この測位結果表示処理では、ステップS171〜S175の処理がステップS171a、S171b、S172a、S172b、S173a、S173bに置き換えられ、またステップS181、S182a、S182b、S183の処理が追加されている。これら以外の処理については、第1実施形態の測位結果表示処理に係る各処理と同一であり、同一の符号を付して詳しい内容の説明を省略する。
測位結果表示処理が開始されると、CPU41は、今回の位置が赤道より北、即ち、北半球であるか否かを判別する(ステップS181)。赤道より北であると判別された場合には(ステップS181で“YES”)、CPU41は、経度の表示を3時から9時の間、即ち、南半球の表示側(6時側)で行わせる設定を行い(ステップS182a)、処理をステップS161に移行させる。今回の位置が赤道より北ではないと判別された場合には(ステップS181で“NO”)、CPU41は、経度の表示を9時から3時の間、即ち、北半球の表示側(12時側)で行わせる設定を行い(ステップS182b)、処理をステップS161に移行させる。
ステップS163の処理で“NO”に分岐すると、CPU41は、前回との緯度差が所定角度内であるか否かを判別する(ステップS171a)。緯度差が所定角度内であると判別された場合には(ステップS171aで“YES”)、CPU41は、第1モード指針65aに設定角度内で前後動作を行わせる設定を行い(ステップS172a)、処理をステップS171bに移行させる。緯度差が所定角度内ではないと判別された場合には(ステップS171aで“NO”)、CPU41は、第1モード指針65aに前回緯度の表示を行わせる設定を行い(ステップS173a)、処理をステップS171bに移行させる。
次いで、CPU41は、ステップS171bの処理において、前回との経度差が所定角度内であるか否かを判別する(ステップS171b)。経度差が所定角度内であると判別された場合には(ステップS171bで“YES”)、CPU41は、第2モード指針65bに設定角度内で前後動作を行わせる設定を行い(ステップS172b)、処理をステップS183に移行させる。経度差が所定角度内ではないと判別された場合には(ステップS171bで“NO”)、CPU41は、第2モード指針65bに前回経度の表示を行わせる設定を行い(ステップS173b)、処理をステップS183に移行させる。
ステップS183の処理に移行すると、CPU41は、第1モード指針65aと第2モード指針65bの動作設定に基づいて各々の動作制御信号を駆動回路52に出力する(ステップS183)。CPU41は、所定時間、ここでは、1秒間、それぞれの処理により前回の位置表示に係る動作を行わせた後、現在位置の表示状態に戻し、それから、処理をステップS162に戻す。
図9は、本実施形態のアナログ電子時計1aによる位置表示の例を示す図である。
図9(a)に示すように、第1モード指針65aにより北緯45度が示されている場合、経度は、第2モード指針65bにより、南半球側の3時から9時までの範囲を使って示される。ここでは、第2モード指針65bは、3時から6時までの間、即ち、東経であることを示し、また、その値が約30度であることを示している。
一方、図9(b)に示すように、第1モード指針65aにより南緯45度が示されている場合、経度は、第2モード指針65bにより、北半球側の9時から3時までの範囲を使って示される。ここでは、第2モード指針65bは、9時から12時までの間を指し示すことで西経であることを示し、また、その値が、約70度であることを示している。
図10は、本実施形態のアナログ電子時計1aにおける測位結果表示処理の他の例を示すフローチャートである。
この例では、図8に示した測位結果表示処理におけるステップS181、S182a、S182bがそれぞれステップS181c、S182c、S182dに置き換えられた点を除き同一であり、同一の処理については同一の符号を付して説明を省略する。
測位結果表示処理が呼び出されると、CPU41は、今回の計測位置が東経の範囲であるか否かを判別する(ステップS181c)。東経の範囲であると判別された場合には(ステップS181cで“YES”)、CPU41は、緯度を6時から12時までの範囲、即ち、9時側で表示させるように設定し(ステップS182c)、処理をステップS161に移行させる。
東経の範囲ではないと判別された場合には(ステップS181cで“NO”)、CPU41は、緯度を12時から6時までの範囲、即ち、3時側で表示させるように設定し(ステップS182d)、処理をステップS161に移行させる。
この例で示した測位結果表示処理によっても、図8で示した測位結果表示処理と同様に、緯度を示す第1モード指針65aと経度を示す第2モード指針65bとが重なって結果を読み取りづらくするのを避けることが出来る。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態のアナログ電子時計について説明する。
この第3実施形態のアナログ電子時計1は、位置情報取得処理の動作内容が異なる点を除き、第1実施形態のアナログ電子時計1と同一の構成及び動作内容であり、同一の構成および処理内容については同一の符号を付して説明を省略する。
図11は、本実施形態のアナログ電子時計1による位置情報取得処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
この位置情報取得処理は、図3に示した第1実施形態の位置情報取得処理におけるステップS102の処理がステップS102e及びステップS102fに置き換えられた点を除いて同一であり、その他の処理については同一の符号を付して説明を省略する。
ステップS101の処理が実行された後、CPU41は、前回の測位結果をRAM43から取得する(ステップS102e)。CPU41は、駆動回路52に制御信号を出力してモード指針65に測位動作中であることを示す所定の指針動作を継続的に行わせながら、最終的に前回の位置を示させて停止させる(ステップS102f)。それから、CPU41の処理は、ステップS103に移行する。
このように、本実施形態のアナログ電子時計1では、GPS衛星からの電波受信中に、当該受信中を示す報知動作をモード指針65に行わせる。このとき、モード指針65の動作パターンは、適宜設定されるが、最終的に前回の計測位置を表示する位置で一時停止させ、その後、今回の計測位置に移動させることで、前回と今回の計測位置を容易に比較可能とする。
なお、前回の計測位置での停止時間が長いと、今回の計測位置であるとユーザに誤解される虞が生じるので、停止時間は、短くて良い。
以上のように、第2実施形態のアナログ電子時計1a及び第3実施形態のアナログ電子時計1では、近似的に二次元面である地球表面上における位置の表示の際に用いられる一方の座標成分である緯度を示す第1モード指針65aと、他方の座標成分である経度を示す第2モード指針65bとが含まれ、直近位置及び前回位置に係る緯度値の差及び経度値の差がそれぞれ所定角度内であるか否かに基づいて第1モード指針65a及び第2モード指針65bによる前回位置の表示に今回位置に対する前後動作を行うか、前回位置自体を表示させるかを別個に制御する。
従って、多くの場合に位置を知得するのに必要な二次元データを容易に表示させることが出来ると共に、これらを独立に制御することで、緯度のみの変化に係る表示と同様に、どの方角にどれだけ動いたかを知得することが出来る。
また、緯度を示す第1モード指針65aと経度を示す第2モード指針65bとは、それぞれ360度回動可能であり、第1モード指針65aは、小窓4内で9時から3時の位置(12時側)で北緯を表示し、3時の位置から9時の位置(6時側)で南緯を表示する。そして、第2モード指針65bによる経度の表示は、第1モード指針65aにより緯度が表示されていない側の半分を用いて行わせる。
これにより、第1モード指針65aと第2モード指針65bとの指示位置が重なって表示されている位置が読み取り難い状況が生じるのを防ぐことが出来る。即ち、アナログ電子時計1aのように小型の指針が同一の狭い領域内で回転するように配置されている場合であっても、構造上の変更を行う必要なく容易に読み取りやすく二次元データを表示させることが出来る。
同様に、360度回動可能な第1モード指針65aと第2モード指針65bにおいて、第2モード指針65bは、小窓4内で12時から6時の位置(3時側)で東経を表し、6時から12時の位置(9時側)で西経を表す。そして、第1モード指針65aによる緯度の表示は、第2モード指針65bにより経度が表示されていない側の半分を用いて行わせる。従って、この場合にも、構造上の変更を行う必要なく、緯度と経度の表示が重ならずに容易に読み取りやすい表示を行わせることが出来る。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、モード指針65、又は第1モード指針65a及び第2モード指針65bを用いて位置の表示を行う例を示したが、指針や文字盤3の本数や配置などは、これに限られない。例えば、小窓4〜6及び小窓内の指針が一切設けられないアナログ電子時計において、独立に駆動制御される時針63と分針62とにより位置が示されても良い。
また、上記実施の形態では、1本のモード指針65により緯度のみを表示する例と、第1モード指針65a及び第2モード指針65bの2本により緯度及び経度をそれぞれ表示する例とを示したが、これらに限られない。一本のモード指針65で経度のみを表示することも可能である。また、動作可能な指針が三本ある場合には、緯度及び経度に加えて三本目の指針により高度を表示可能としても良い。また、複数の指針が用いられる場合、原理的には、これらが一のステッピングモータにより連動して回転動作されても良いが、複数の指針がそれぞれ独立に回転動作される方が動作時間の短縮や動作ステップ数の削減を図ることが出来る。
また、上記実施の形態では、第1モード指針65aと第2モード指針65bがそれぞれ独立に緯度と経度を示すこととしたが、これに限られない。例えば、第1モード指針65aにより緯度、及び東経又は西経の何れであるかを示し、第2モード指針65bが経度の絶対値のみを示すことも可能である。同様に、第2モード指針65bが経度、及び南北半球の何れであるかを示し、第1モード指針65aにより緯度の絶対値のみを示すことも出来る。
また、上記実施の形態では、地球上における緯度と経度を用いて二次元的な位置の表示を行う例について説明したが、所定の基準位置からの相対的な位置をデカルト座標系(XY座標系)で表示させる場合に本発明を適用しても良い。この場合、北緯及び南緯と、東経及び西経の値をそれぞれ相対位置の正負に置き換えて、二本の指針による表示位置を定めても良い。
また、上記実施の形態では、GPS衛星からの位置データの取得を例に挙げて説明したが、これに限られない。GLONASS衛星など、他の測位衛星からのデータに基づいて位置を取得しても良いし、Bluetooth(登録商標)といった無線通信を介して外部から取得された位置情報を表示する際に本発明を適用しても良い。
また、上記実施の形態では、現在位置の表示時間を前回の位置表示時間よりも長くすることで、何れが現在位置であるかを示すこととしたが、現在位置と前回の位置との区別が付けられれば、この方法に代えて又は加えて、他の方法を用いても良い。例えば、前回の位置を示す指示位置から現在位置を示す指示位置へのモード指針65の移動速度を、現在位置を示す指示位置から前回の位置を示す指示位置へ戻す際のモード指針65の移動速度よりも遅く、又は、早く設定することが出来る。
また、上記実施の形態では、1本のモード指針65で緯度又は経度の表示を行わせ、二本の指針である第1モード指針65a及び第2モード指針65bで緯度及び経度の表示を行わせることとしたが、1本の指針で緯度と経度を交互に表示させることも出来る。この場合、緯度表示中には、前回の緯度と今回の緯度とを交互に表示し、経度表示中には、前回の経度と今回の経度とを交互に表示させることで、本発明を適用することが出来る。また、このとき、緯度表示を行う角度範囲と、経度表示を行う角度範囲とを完全に又は部分的に分離することが出来る。例えば、緯度表示と経度表示とを3時側と9時側とで完全に分離しても良い。或いは、上述のように、緯度又は経度の何れかの表示範囲を先に定めて他方の表示範囲を対応するように定めても良い。例えば、緯度表示範囲を先に定める場合、現在位置が赤道よりも北側の場合には、経度表示を6時側の180度の範囲で行わせ、現在位置が赤道よりも南側の場合には、経度表示を12時側の180度の範囲で行わせても良い。
また、上記実施の形態では、前回の計測位置が現在位置に近い場合に、当該現在位置を中心に等しい角度ずつ前後に往復動作させることとしたが、往復動作の角度範囲は、これに限られない。例えば、現在位置に対して前回の計測位置の側により大きい角度範囲を定めて往復動作を行わせても良い。
また、上記実施の形態では、緯度に係る前回位置表示のタイミングと、経度に係る前回位置表示のタイミングとを同時に行わせたが、タイミングをずらして行うことでユーザが前回位置の各座標成分を短時間で読み取りやすくすることも可能である。
また、上記実施の形態では、計測時に現在位置と前回の計測位置とを表示させる場合について説明したが、計測とは別個に、直近に計測された位置情報を確認表示させる場合に表示機能のみを呼び出して実行することとしても良い。また、表示対象の前回位置としては、1回だけではなく、例えば、予め設定された最大回数内で複数回分の取得位置、又は、予め設定された期間内での取得位置を、順番に表示可能としても良い。
また、上記実施の形態では、指針式表示装置としてアナログ電子時計1を例に挙げて説明したが、指針式の電子歩数計など、他の指針式表示を行う電子機器で位置を表示させる場合に適用しても良い。
その他、上記実施の形態で示した構成、配置や制御手順などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
現在位置を取得する位置取得手段と、
当該位置取得手段により取得された位置を記憶する記憶手段と、
回動自在に配置された指針と、
前記位置取得手段により直近に取得された直近位置を示す動作と、当該直近位置より前に取得されて前記記憶手段に記憶された前回位置を示す動作とを、前記指針により各々予め設定された時間ずつ交互に行わせる位置表示制御手段と、
を備えることを特徴とする指針式表示装置。
<請求項2>
前記予め設定された時間は、前記直近位置を示す動作に係る時間が前記前回位置を示す動作に係る時間より長くなるように定められることを特徴とする請求項1記載の指針式表示装置。
<請求項3>
前記位置表示制御手段は、前記直近位置と前記前回位置との差が所定の範囲内である場合には、前記前回位置を示す動作として、前記直近位置に対応する指示位置に対して所定の角度範囲内で前記指針を往復動作させることを特徴とする請求項1又は2記載の指針式表示装置。
<請求項4>
前記所定の角度範囲は、前記直近位置に対応する指示位置に対して前記指針の正転方向及び逆転方向に等しい角度ずつ定められることを特徴とする請求項3記載の指針式表示装置。
<請求項5>
前記指針には、二次元面内における位置の一方の座標成分を示す第1指針と他方の座標成分を示す第2指針とが含まれ、
前記位置表示制御手段は、前記直近位置及び前記前回位置に係る前記一方の座標成分の差及び前記他方の座標成分の差がそれぞれ前記所定の範囲内であるか否かに基づいて前記第1指針及び前記第2指針の動作を別個に制御する
ことを特徴とする請求項3又は4記載の指針式表示装置。
<請求項6>
前記指針には、緯度を示す緯度指針と経度を示す経度指針とが含まれ、
前記緯度指針と前記経度指針とは、それぞれ360度回動可能であり、
前記緯度指針は、所定の180度の範囲で北緯を表示し、残りの180度の範囲で南緯を表示し、
前記位置表示制御手段は、前記経度指針に、2つの前記180度の範囲のうち、前記緯度指針が緯度を表示していない側の180度の範囲で経度を表示させるように前記緯度指針及び前記経度指針を移動させる
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の指針式表示装置。
<請求項7>
前記指針には、緯度を示す緯度指針と経度を示す経度指針とが含まれ、
前記緯度指針と前記経度指針とは、それぞれ360度回動可能であり、
前記経度指針は、所定の180度の範囲で東経を表示し、残りの180度の範囲で西経を表示し、
前記位置表示制御手段は、前記緯度指針に、2つの前記180度の範囲のうち、前記経度指針が経度を表示していない側の180度の範囲で緯度を表示させるように前記緯度指針及び前記経度指針を移動させる
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の指針式表示装置。
1 アナログ電子時計
1a アナログ電子時計
2 ケーシング
3 文字盤
4 小窓
5 小窓
6 小窓
7 開口部
41 CPU
42 ROM
42a プログラム
43 RAM
44 発振回路
45 分周回路
46 計時回路
47 操作部
48 標準電波受信部
49 アンテナ
50 GPS受信処理部
50a 制御部
51 アンテナ
52 駆動回路
54 電源部
61 秒針
62 分針
63 時針
64 日車
65 モード指針
65a 第1モード指針
65b 第2モード指針
66 機能指針
67 機能指針
68 24時間指針
71 輪列機構
72 輪列機構
73 輪列機構
74 輪列機構
74a 輪列機構
75 輪列機構
81 ステッピングモータ
82 ステッピングモータ
83 ステッピングモータ
84 ステッピングモータ
84a ステッピングモータ
85 ステッピングモータ
B1-B3 ボタンスイッチ
C1 りゅうず

Claims (7)

  1. 現在位置を取得する位置取得手段と、
    当該位置取得手段により取得された位置を記憶する記憶手段と、
    回動自在に配置された指針と、
    前記位置取得手段により直近に取得された直近位置を示す動作と、当該直近位置より前に取得されて前記記憶手段に記憶された前回位置を示す動作とを、前記指針により各々予め設定された時間ずつ交互に行わせる位置表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする指針式表示装置。
  2. 前記予め設定された時間は、前記直近位置を示す動作に係る時間が前記前回位置を示す動作に係る時間より長くなるように定められることを特徴とする請求項1記載の指針式表示装置。
  3. 前記位置表示制御手段は、前記直近位置と前記前回位置との差が所定の範囲内である場合には、前記前回位置を示す動作として、前記直近位置に対応する指示位置に対して所定の角度範囲内で前記指針を往復動作させることを特徴とする請求項1又は2記載の指針式表示装置。
  4. 前記所定の角度範囲は、前記直近位置に対応する指示位置に対して前記指針の正転方向及び逆転方向に等しい角度ずつ定められることを特徴とする請求項3記載の指針式表示装置。
  5. 前記指針には、二次元面内における位置の一方の座標成分を示す第1指針と他方の座標成分を示す第2指針とが含まれ、
    前記位置表示制御手段は、前記直近位置及び前記前回位置に係る前記一方の座標成分の差及び前記他方の座標成分の差がそれぞれ前記所定の範囲内であるか否かに基づいて前記第1指針及び前記第2指針の動作を別個に制御する
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の指針式表示装置。
  6. 前記指針には、緯度を示す緯度指針と経度を示す経度指針とが含まれ、
    前記緯度指針と前記経度指針とは、それぞれ360度回動可能であり、
    前記緯度指針は、所定の180度の範囲で北緯を表示し、残りの180度の範囲で南緯を表示し、
    前記位置表示制御手段は、前記経度指針に、2つの前記180度の範囲のうち、前記緯度指針が緯度を表示していない側の180度の範囲で経度を表示させるように前記緯度指針及び前記経度指針を移動させる
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の指針式表示装置。
  7. 前記指針には、緯度を示す緯度指針と経度を示す経度指針とが含まれ、
    前記緯度指針と前記経度指針とは、それぞれ360度回動可能であり、
    前記経度指針は、所定の180度の範囲で東経を表示し、残りの180度の範囲で西経を表示し、
    前記位置表示制御手段は、前記緯度指針に、2つの前記180度の範囲のうち、前記経度指針が経度を表示していない側の180度の範囲で緯度を表示させるように前記緯度指針及び前記経度指針を移動させる
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の指針式表示装置。
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