JP2015183363A - 小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法 - Google Patents

小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ある程度の変形は許容するが、壊滅的な破壊に至ることのない、小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法を提供する。【解決手段】 小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、掘削機との作業効率を高めるために、小口径角型鋼管11からなる地山補強材による地山補強土工3と、中詰工を施したジオセル敷設からなるセル型補強のり面保護工1と、前記地山補強材と前記ジオセルとの頭部定着工4とを施す。【選択図】 図1

Description

本発明は、小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法に係り、のり面へ小口径角型棒状補強体を挿入した補強土構造体と、この補強土構造体の表面に連結されるジオセルからなる法面保護工と、そのジオセルへの補強土構造体の連結工と、それらを組み合わせた土構造物のり面の安定化を図り得る、土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法に関する。換言すれば、ある程度の変形は許容するが、壊滅的な破壊を至ることのない「修復が簡便なねばり強さ」を有する斜面安定化工法に関するものである。
近年、自然地山あるいは既設盛土を対象に土構造物内に棒状補強材を構築し、補強土構造体を形成することにより地盤の安定化を図ろうとする地山補強土工法が広く用いられるようになってきている。この地山補強土工法の適用範囲が拡大するにつれて、多機能の補強材の開発も求められるようになってきた。
特に、既設盛土のような緩い地山のり面の掘削や地盤の掘削土留め工事に用いる場合には、ロックボルトのような鉄筋補強材では効率よく補強することができず、また、永久構造物への適用に当たっては補強材の耐久性や品質向上に対する要求が高まっている。このため使用目的によって特徴ある補強材が多数提案されているが、現状では各種の補強材を補強材の機能によってネイリング、ダウアリング、マイクロパイリングの3種類に大きく分類されている。
ここで、ネイリングとは補強材直径が10cm程度以下のもので、主として補強材の引張り抵抗によって地山の安定性を向上させる工法であり、マイクロパイリングは、補強材直径10〜20cm程度でネイリングに比べれば直径や補強材剛性も大きく、引張り抵抗に加えて曲げや圧縮抵抗も期待できるため支持力補強などにも用いられている。また、ダウアリングは補強材直径30〜50cm程度で直径や剛性が大きいため特に周面摩擦抵抗力が得られにくい盛土や崩壊性地山で使用されている。
ダウアリングの代表的な工法に、機械攪拌混合方式の深層混合処理工法の技術を応用することで地盤条件に応じて30〜50cm(一般的には40cm)の大径の補強体の構築を可能にしたラディッシュアンカー工法がある。ラディッシュアンカー工法は、ネイリング工法と比べて大径であるため、その合理的な補強効果を生かして既設盛土のり面や地山の急勾配化、掘削土留め工の支保工としての適用、既設擁壁の耐震補強、既設のり面の耐震・降雨対策などにも適用されている。ダウアリングおよびマイクロパイリングの代表的な工法を表1に示す。
Figure 2015183363
表1に示すように、棒状補強材の築造方法としては、機械撹拌混合方式、ケーシング削孔等があり、地山との定着材としては、セメントミルクやソイルセメントが、また芯材の種類としては、FRPロッド、ネジ節異形棒鋼等が用いられている。
また、上述した補強材直径が10cm程度以下のネイリングの場合、インナーロッドのみで削孔を行うロッド方式、孔壁が自立しない場合に用いられる自穿孔式、およびケーシングにより孔壁を安定させながら削孔を行う二重管方式等がある。二重管方式の場合、削孔時にエアーや水によってスライム除去を行い、芯材建込後にはケーシングを引き抜く必要がある。
以上のように、地山補強土工法に用いられる補強材の内、補強材自身に曲げ剛性がほとんど無い場合には補強材の引張り抵抗を期待する工法となる。この引張り補強土工法では土の変形に伴って、補強材表面に軸方向のせん断力が発生し、その結果、補強材に引張り力が受動的に発生すると考えられる。したがって、引張り補強材の表面は、土との間にせん断力が発生するように粗で、補強材周面と地盤との摩擦力が十分に発揮される必要がある。
しかしながら、これら地山補強土工法においては、補強材周面と地盤との摩擦力を確保するためにケーシング削孔の場合には、セメントミルクを加圧注入したり、あるいは、セメントミルクに膨張材を添加するなどして対応しているが、適用地盤の種類、地下水の状況等の影響を受けて必ずしも十分な補強効果を発揮していないのが現状である。
特表2012−504058号公報 実用新案登録第3128107号公報 特開2005−9146号公報 特開2010−168888号公報 特開平5−222732号公報 特開2012−167508号公報
このような状況に鑑みて、本発明が解決しようとする課題は以下の通りである。
(1)低廉な工法とするために、施工時には大型掘削機械を用いなくても、掘削効率を上げることができる棒状補強材形状とすること。
(2)また同様に、低廉な工法とするためには工期を短縮する必要があり、掘削時のスライム処理をしなくても済む工法とすること。
(3)棒状補強材と周辺地盤との摩擦力が十分に確保できること。
(4)硬質地盤にもある程度の硬さまで対応できること。基本的にはパーカッションを用いず削孔が可能なこと、すなわち、無(低)振動・無(低)騒音であること。
(5)2009年8月に東名高速道路牧の原サービスエリア付近で発生した斜面崩壊は、台風9号による先行降雨があった後に比較的小規模の地震が原因で起きている。これまでは豪雨と地震は同時に考慮してこなかったが、今後重要構造物等では豪雨と地震を同時に考慮する必要性が増し、降雨対策と耐震対策の両対策に効果のある工法であること。
(6)のり面保護工には、補強効果を増大させるために必要な一体型剛壁面に加え、景観上およびヒートアイランド対策として緑化の機能を有する複合構造体にすること。
(7)耐震補強、耐降雨および緑化の3機能を有する補強構造体をシステマティックに打設することが可能な施工技術とすること。
本発明は、上記状況に鑑みて、ある程度の変形は許容するが、壊滅的な破壊に至ることのない、小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、掘削機との作業効率を高めるために、小口径角型鋼管からなる地山補強材による地山補強土工と、中詰工を施したジオセル敷設からなるセル型補強のり面保護工と、前記地山補強材と前記ジオセルとの頭部定着工とを施すことを特徴とする。
〔2〕上記〔1〕記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記小口径角型鋼管は、標準寸法50×50〜150×150mm程度、厚さ1.6〜12.0mm程度であることを特徴とする。
〔3〕上記〔1〕記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策対策斜面安定化工法において、前記地山補強材の先端付近、もしくは先端から連続してスクリューフィンを溶接し(先端開放型)、あるいはスパイラルビット(先端閉塞型)を取り付け、スクリューフィンの回転による推進力、もしくは、スパイラルビットの回転力によって地盤を掘削・削孔することを特徴とする。
〔4〕上記〔1〕記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記補強材としての小口径角型鋼管には、削孔対象の地盤条件に応じて50〜100cm程度の間隔で注入孔を開け、その注入孔の外側にはセメントペーストの注入の際にバルブとして作用するゴムスリーブで覆うことを特徴とする。
〔5〕上記〔1〕記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記小口径角型鋼管と周辺地盤との摩擦力を確保するために、セメントペーストを繰り返し注入を実施し、その際には注入予定箇所の上下に採用し前記小口径角型鋼管の寸法に応じた矩形パッカーを使用し、二重管方式によって入念な注入工事を実施することを特徴とする。
〔6〕上記〔5〕記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記矩形パッカーの位置を上下させることによって、注入位置を所定の位置に変更することができ、必要と判断される個所には計画的に再注入を実施することを特徴とする小口径角型棒状補強体による。
〔7〕上記〔1〕記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記掘削対象地盤が逸散しやすい、亀裂が発達している、もしくは空洞がある場合には、当初、セメントミルク系の注入材を、その後、浸透型の注入材を二重管ダブルパッカーを用いて繰り返し注入することによって地山補強体の径を拡大可能にすることを特徴とする。
〔8〕上記〔1〕記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記小口径角型鋼管内にはセメントペーストを充填し、二重防食構造とし、その頭部には複数枚の押圧板を設置し、地山部ならびに地山補強材周辺の充填材を確実に押印し、最下部に設置する押圧板の寸法は、前記小口径角型鋼管の寸法より若干小さくしてその内部に固定し、高剛性プレートを構築することを特徴とする。
〔9〕上記〔8〕記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記高剛性プレートにはあらかじめ鉄筋を溶接しておき、前記のり面保護工として採用した立体ハニカム構造のジオセルの縦・横方向に挿入されている連結用鉄筋と一体化させることを特徴とする。
〔10〕上記〔8〕記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記高剛性プレートは、1つのセル内に収まる形状を基本とし、その押圧効果による高い補強・拘束効果をのり面保護工として採用した立体ハニカム構造のジオセルに伝達させるために、求められる要求に応じて複数のセルにまたがる構造としたことを特徴とする。
〔11〕上記〔9〕記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記立体ハニカム構造のジオセルの高さは、10〜15cm程度を標準とし、縦・横方向に挿入する連結用鉄筋の径、防錆対策、ならびに施工性を考慮して、適切な径および位置にパンチングすることを特徴とする。
〔12〕上記〔8〕記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、地山補強材、前記高剛性プレート、およびのり面保護工としてのジオセルの三構造体を一体化させるために、前記ジオセルの高さの1/2程度までモルタル充填を基本とし、その上部は中詰め材として植生土のう、種子吹付、あるいは砕石で充填することを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(1) 地山に対する補強機能としての小口径角型補強材、高剛性プレート、およびのり面保護工としての立体ハニカム構造体の三構造体を一体化させたために、耐震および耐降雨対策の両効果が期待できる。
(2) 多様な地盤性状と不確定性・不規則性が著しい地震動に対して、耐震および耐降雨対策を考える場合、設定外力を超えた地震動に対しても壊滅的な破壊に至らしめない耐震対策として、あまり要求性能の高くない土構造物に対しての低廉な補強対策となる。
(3) 大地震時の場合にも、あまり要求性能の高くない土構造物に対してはある程度の変形は許容するが、壊滅的な破壊までには至らしめないことから、「ねばり強さ」を有する対策工法である。
(4) 騒音・振動を伴う施工機械は積極的には用いない低公害型工法であり、都市域、特に耐震対策にいまだ着手していない既設構造物にも有効に適用できる。
(5) のり法面保護工の被覆コンクリートの上部を緑化することによって、ヒートアイランドの原因の一部になっているコンクリート壁の高温化を防ぐことができる。
本発明の実施例を示す小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法の標準横断面図である。 本発明の実施例を示すジオセルを示す図である。 本発明の実施例を示すジオセルの接続方法を示す図である。 本発明の実施例を示す小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法の施行フローチャートである。 本発明の実施例を示す小口径角型鋼管の斜視図である。 本発明の実施例を示す小口径角型鋼管とその内部構造の概略を示す図である。 本発明の実施例を示すのり面への小口径角型鋼管の打設状態を示す模式図である。 本発明の実施例を示すのり面への小口径角型鋼管のジオセルへの頭部定着工の模式図である。
本発明の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法は、掘削機との作業効率を高めるために、小口径角型鋼管からなる地山補強材による地山補強土工と、中詰工を施したジオセル敷設からなるセル型補強のり面保護工と、前記地山補強材と前記ジオセルとの頭部定着工とを施す。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施例を示す小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法の標準横断面図である。
この図において、1はのり面保護工であり、ジオセル内に中詰材(砕石、モルタル、植生土のう、現地発生土等)を充填した連続のり面保護工である。2は連結工であり、ジオセルのセル面に設けた溝または孔に連結用棒鋼を通して、セル展開面の縦・横方向を連結・一体化させ、ジオセルによるのり面保護工を強化する(ジオセルの構造及びジオセルの接続方法については図6参照)。3は地山補強土工であり、対象とする斜面のすべり崩壊に対して、地山補強材の引抜き抵抗により安定を確保するための斜面補強工である。のり面保護工と一体化させた構造とすることにより、すべりの規模に応じた補強材を選定・適用することができる。4は頭部定着工であり、のり面保護工1と地山補強土工3を一体化させる目的で、支圧板を補強材頭部にナット等で定着し、連結することにより、対象構造物の耐震性や耐降雨性を向上させる。
図2は本発明の実施例を示すジオセルを示す図であり、図2(a)は標準展開図、図2(b)は上面図、図2(c)は側面図である。図3は本発明の実施例を示すジオセルの接続方法を示す図であり、図3(a)は結束バンドによる結束の様子を示す図、図3(b)結束された状態を示す図である。
ジオセルとは、ジオシンセティックスに分類される高密度ポリエチレン(HDPE)製の帯状シート材料を超音波で千鳥配置に熱溶着した、立体ハニカム構造の製品である。ジオセル本体を展開し、セル内に中詰材(砕石、モルタル、植生土のう、現地発生土等)を充填して、セル内の中詰材を拘束して強度を確保することにより、連続した構造物を形成することができる。
ジオセルの特徴を以下のように示すことができる。
(1)軽量・コンパクトである。
ジオセルは軽量でコンパクトに畳んであるため広い保管場所を必要とせず、小運搬が容易である。
(2)多様な中詰材を活用できる。
ジオセルの中詰材には砕石、モルタル、植生土のう、現地発生土等が利用できる。
(3)施工が容易である。
施工はジオセル本体を展開し、設置後に中詰材を充填して締固めるだけである。
(4)柔軟性がある。
ジオセルは柔軟性があるため、多少の凹凸のあるのり面や地盤に追随できる。
(5)緑化が容易である。
植生土や植生土のうを使用することにより緑化が容易にできる。
図4は本発明の実施例を示す小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法の施行フローチャートである。
この図において、(1)のり面へ地山補強材を打設し、地山補強土工を施す(ステップS1)。
(2)次に、のり面へジオセルの敷設を行い、のり面保護工を施す(ステップS2)。
(3)次に、連結工を施す(ステップS3)。
(4)次に、頭部定着工を施す(ステップS4)。
(5)次に、中詰工(砕石やモルタル)を施す(ステップS5)。
(6)最後に、モルタル吹付・植生を行い完成する(ステップS6)。
図5は本発明の実施例を示す小口径角型鋼管の斜視図であり、図5(a)はその小口径角型補強材の全体標準寸法を示す斜視図、図5(b)はその小口径角型補強材の先端と先端付近の形状を示す斜視図、図5(c)はその小口径角型補強材の先端閉塞型を示す図、図5(d)はその小口径角型補強材の開放型を示す図である。
図5(a)に示すように、補強材としての小口径角型鋼管11の標準寸法は、小口径の幅Wは標準寸法50×50〜150×150mm程度、厚さt1.6〜12.0mm程度の角型鋼管とし、掘削対象地盤によって適切なものを適時選択する。
その先端とその先端の形状は、図5(b)に示すようである。
その先端付近、もしくは先端に図5(c)に示すようスパイラルビット12(先端閉塞型)を取り付け、さらに先端付近に連続してスクリューフィン13を溶接し(先端開放型)、スクリューフィン13の回転による推進力、もしくは、スパイラルビット12の回転力によって地盤を掘削・削孔する。
図6は本発明の実施例を示す小口径角型鋼管とその内部構造の概略を示す図、図7は本発明の実施例を示すのり面への小口径角型鋼管の打設状態を示す模式図、図8は本発明の実施例を示すのり面への小口径角型鋼管のジオセルへの頭部定着工の模式図であり、図8(a)はその頭部定着工を示すのり面保護工の断面図、図8(b)はその頭部定着工を示す平面図である。
図6に示すように、小口径角型鋼管11の内部には矩形パッカー15が設けられた棒状補強材14が配置されている。また、その小口径角型鋼管11には、削孔対象の地盤条件に応じて50〜100cm程度の間隔で注入孔16を開ける。その注入孔16の外側にはセメントペースト等の注入の際にバルブとして作用するゴムスリーブ17で覆う。また、小口径角型鋼管11と周辺地盤との摩擦力を確保するために、セメントペースト等を繰り返し注入を実施するが、その際には注入予定箇所の上下に採用し小口径角型鋼管11の寸法に応じた矩形パッカー15を使用し、二重管方式によって入念な注入工事を実施する。
更に、矩形パッカー15の位置を上下させることによって、注入位置を所定の位置に変更することができるので、必要と判断される個所には計画的に再注入を実施することができる。
また、対象地盤が逸散しやすい、亀裂が発達している、もしくは空洞がある場合などには、当初、セメントミルク系の注入材を、その後、浸透型の注入材を二重管方式のダブルパッカー15を用いて繰り返し注入することによって補強体径を拡大することができる。
そのため、従来の地山補強土工と比較して大きな極限引抜力を得ることができる(補強材の許容引張り力に対しては、必要な鋼材厚を選定する)。
小口径角型鋼管11内にはセメントペーストを充填し、二重防食構造とし、その頭部には複数枚の押圧板を設置し、地山部ならびに補強材周辺の充填材を確実に押印する。最下部に設置する押圧板の寸法は、角型鋼管11の寸法より若干小さくしてその内部に固定し、図7および図8に示すように、高剛性プレート18を構築する。
この高剛性プレート18にはあらかじめ鉄筋19を溶接しておき、法面保護工として採用した立体ハニカム構造のジオセル21の縦・横方向に挿入されている連結用鉄筋22,23と一体化させる。
この高剛性プレート18は、1つのセル内に収まる形状を基本とするが、その押圧効果による高い補強・拘束効果を法面保護工として採用した立体ハニカム構造のジオセル21に伝達させるために、求められる要求に応じて複数のセルにまたがる構造でも良い。
立体ハニカム構造のジオセル21の高さは、10〜15cm程度を標準とするが、縦・横方向に挿入する連結用鉄筋22,23の径、防錆対策、ならびに施工性を考慮して、適切な径および位置にパンチングするものとする。
図8に示すように、棒状補強材14、高剛性プレート18、およびのり面保護工としてのジオセル21の三構造体を一体化させるために、ジオセル21の高さの1/2程度まで吹付モルタル24のモルタル充填を基本とし、その上部は中詰め材として植生土のう25、種子吹付、あるいは砕石等で充填する。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法は、ある程度の変形は許容するが、壊滅的な破壊に至ることのない、小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法として利用可能である。
1 のり面保護工
2 連結工
3 地山補強土工
4 頭部定着工
11 小口径角型鋼管
12 スパイラルビット
13 スクリューフィン
14 棒状補強材
15 矩形パッカー
16 注入孔
17 ゴムスリーブ
18 高剛性プレート
19 鉄筋
21 ジオセル
22,23 連結用鉄筋
24 吹付モルタル
25 植生土のう

Claims (12)

  1. 掘削機との作業効率を高めるために、小口径角型鋼管からなる地山補強材による地山補強土工と、中詰工を施したジオセル敷設からなるセル型補強のり面保護工と、前記地山補強材と前記ジオセルとの頭部定着工とを施すことを特徴とする小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法。
  2. 請求項1記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記小口径角型鋼管は、標準寸法50×50〜150×150mm程度、厚さ1.6〜12.0mm程度であることを特徴とする小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法。
  3. 請求項1記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策対策斜面安定化工法において、前記地山補強材の先端付近、もしくは先端から連続してスクリューフィンを溶接し(先端解放型)、あるいはスパイラルビット(先端閉塞型)を取り付け、スクリューフィンの回転による推進力、もしくは、スパイラルビットの回転力によって地盤を掘削・削孔することを特徴とする小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法。
  4. 請求項1記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記補強材としての小口径角型鋼管には、削孔対象の地盤条件に応じて50〜100cm程度の間隔で注入孔を開け、その注入孔の外側にはセメントペーストの注入の際にバルブとして作用するゴムスリーブで覆うことを特徴とする小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法。
  5. 請求項1記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記小口径角型鋼管と周辺地盤との摩擦力を確保するために、セメントペーストを繰り返し注入を実施し、その際には注入予定箇所の上下に採用し、前記小口径角型鋼管の寸法に応じた矩形パッカーを使用し、二重管方式によって入念な注入工事を実施することを特徴とする小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法。
  6. 請求項5記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記矩形パッカーの位置を上下させることによって、注入位置を所定の位置に変更することができ、必要と判断される個所には計画的に再注入を実施することを特徴とする小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法。
  7. 請求項1記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記掘削対象地盤が逸散しやすい、亀裂が発達している、もしくは空洞がある場合には、当初、セメントミルク系の注入材を、その後、浸透型の注入材を二重管ダブルパッカーを用いて繰り返し注入することによって地山補強体の径を拡大可能にすることを特徴とする小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法。
  8. 請求項1記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記小口径角型鋼管内にはセメントペーストを充填し、二重防食構造とし、その頭部には複数枚の押圧板を設置し、地山部ならびに地山補強材周辺の充填材を確実に押印し、最下部に設置する押圧板の寸法は、前記小口径角型鋼管の寸法より若干小さくしてその内部に固定し、高剛性プレートを構築することを特徴とする小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法。
  9. 請求項8記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記高剛性プレートにはあらかじめ鉄筋を溶接しておき、前記のり面保護工として採用した立体ハニカム構造のジオセルの縦・横方向に挿入されている連結用鉄筋と一体化させることを特徴とする小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法。
  10. 請求項8記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記高剛性プレートは、1つのセル内に収まる形状を基本とし、その押圧効果による高い補強・拘束効果をのり面保護工として採用した立体ハニカム構造のジオセルに伝達させるために、求められる要求に応じて複数のセルにまたがる構造としたことを特徴とする小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法。
  11. 請求項9記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、前記立体ハニカム構造のジオセルの高さは、10〜15cm程度を標準とし、縦・横方向に挿入する連結用鉄筋の径、防錆対策、ならびに施工性を考慮して、適切な径および位置にパンチングすることを特徴とする小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法。
  12. 請求項8記載の小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法において、地山補強材、前記高剛性プレート、およびのり面保護工としてのジオセルの三構造体を一体化させるために、前記ジオセルの高さの1/2程度までモルタル充填を基本とし、その上部は中詰め材として植生土のう、種子吹付、あるいは砕石で充填することを特徴とする小口径角型棒状補強体による土構造物の耐震・耐降雨対策斜面安定化工法。
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