JP2015182483A - 鞍乗型車両の懸架装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リンク機構の長さを抑え且つブラケット大型化を抑える鞍乗型車両の懸架装置を提供する。
【解決手段】リンク機構20Lは、車体フレームに、第1リンク上端部21aが回動可能に支持される第1リンク部材21と、第1リンク部材21の第1リンク下端部21bに第2リンク前端部22aが回動可能に支持される第2リンク部材22と、第2リンク部材22の第2リンク後端部22bに第3リンク下端部23bを回動可能に支持される第3リンク部材23と、を備え、ピボット部50pは、第2リンク後端部で支持され、第3リンク上端部23aと第3リンク中間部24とが車体フレームに支持され、第3リンク中間部24を前方に突出され、第3リンク中間部を支持する中間部支持軸24fが、第3リンク上端部の上端支持部23cの外周及び第3リンク下端部の下端支持部23dの外周に車体前方側で接する共通接線よりも前方に配置される。
【選択図】図4

Description

本発明は鞍乗型車両の懸架装置に関し、特に、車体フレームにユニットスイング式エンジンを懸架する鞍乗型車両の懸架装置に関する。
従来の鞍乗型車両の懸架装置として、例えば、ヘッドパイプから下方に延びるダウンフレーム、このダウンフレームの下端からヘッドパイプから下方に延びるダウンフレーム、ダウンフレームの下端から後方に延びるロアフレーム、ロアフレームの後端から上後方に延びるリアフレームを備え、このロアフレームとユニットスイング式エンジンの下部とを接続するリンク機構が設けられ、このリンク機構を介してユニットスイング式エンジンが車体フレームに懸架される構造が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2011−20524号公報
特許文献1に記載されたように、エンジン下側でエンジンを懸架する構造にあっては、リンク機構のリンクの距離が長くなりすぎると走行フィーリングに影響を与える。そこで、リンクの距離が長くなるのを抑えるために、車体フレーム側に大型ブラケットやサブフレームを設けてリンク機構を支える構造としているのが現状である。
しかしながら、従来の構造のように大型ブラケットやサブフレームを設けると、懸架構造が大型化するという課題があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車体フレーム側に大型ブラケットやサブフレームを設けることなく、リンク機構の車体前後方向の距離が長くなるのを抑え且つブラケットの大型化を抑えることができる鞍乗型車両の懸架装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、ヘッドパイプから下方に延びるダウンフレームと、前記ダウンフレームの下端から後方に延びるロアフレームと、前記ロアフレームの後端から上後方に延びるリアフレームと、を備える車体フレームと、後輪に駆動力を与えるユニットスイング式エンジンと、前記ユニットスイング式エンジンを前記車体フレームに懸架するリンク機構と、を備える鞍乗型車両の懸架装置において、
前記リンク機構は、
前記車体フレームに第1リンク上端部が回動可能に支持される第1リンク部材と、
前記第1リンク部材の第1リンク下端部に第2リンク前端部が回動可能に支持される第2リンク部材と、
前記第2リンク部材の第2リンク後端部に第3リンク下端部が回動可能に支持される第3リンク部材と、を備え、
前記ユニットスイング式エンジンのピボット部は、前記第2リンク後端部および前記第3リンク下端部で支持され、
前記第3リンク部材の第3リンク上端部と、前記第3リンク上端部と前記第3リンク下端部の間に設けられた第3リンク中間部とが前記車体フレームに支持され、
前記第3リンク中間部は、前方に突出するように形成され、
前記第3リンク中間部を支持する中間部支持軸が、前記第3リンク上端部の上端支持部の外周及び前記第3リンク下端部の下端支持部の外周に車体前方側で接する共通接線よりも前方に配置されることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記中間部支持軸と前記上端支持部の上端部支持軸を結んだ連結直線は、前記リアフレームの上後方に延びるリアフレーム傾斜部に略沿っていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の構成に加えて、前記第3リンク部材は、左右一対設けられ、前記第3リンク部材の後方直後に冷却水ポンプが設けられることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の構成に加えて、前記冷却水ポンプから延びるラジエータホースは、前記第3リンク部材の車体内側を通り、且つ上面視で、前記ラジエータホースの一部が第3リンク部材と重なるように配索されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、ヘッドパイプから下方に延びるダウンフレームと、前記ダウンフレームの下端から後方に延びるロアフレームと、前記ロアフレームの後端から上後方に延びるリアフレームと、を備える車体フレームと、後輪に駆動力を与えるユニットスイング式エンジンと、前記ユニットスイング式エンジンを前記車体フレームに懸架するリンク機構と、を備える鞍乗型車両の懸架装置において、
前記リンク機構は、
前記車体フレームに第1リンク上端部が回動可能に支持される第1リンク部材と、
前記第1リンク部材の第1リンク下端部に第2リンク前端部が回動可能に支持される第2リンク部材と、
前記第2リンク部材の第2リンク後端部に第3リンク下端部が回動可能に支持される第3リンク部材と、を左右一対ずつ備え、
前記ユニットスイング式エンジンのピボット部は、前記第2リンク後端部で支持され、
一方の前記第3リンク部材は、第3リンク上端部と、前記第3リンク上端部と前記第3リンク下端部の間に設けられた第3リンク中間部とが前記車体フレームに支持され、
前記第3リンク中間部は、前方に突出するように形成され、
前記第3リンク中間部を支持する中間部支持軸が、前記第3リンク上端部の上端支持部の外周及び前記第3リンク下端部の下端支持部の外周に車体前方側で接する共通接線よりも前方に配置され、
他方の前記第3リンク部材は、前記第3リンク上端部と前記第3リンク下端部の間の第3リンク中間部が前方に突出するように湾曲した湾曲アームにて形成され、
前記第3リンク中間部の中間後端部が、前記第3リンク上端部の上端支持部の外周及び前記第3リンク下端部の下端支持部の外周に車体前方側で接する共通接線よりも前方に配置されることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の構成に加えて、
前記湾曲アームは、車幅方向において、前記ユニットスイング式エンジンの後輪駆動伝達部が配置された側とは反対側に設けられていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項5または6に記載の構成に加えて、
前記第3リンク部材に内装された弾性部材の弾性係数は、車幅方向において、前記後輪駆動伝達部が配置された側のものよりも小さく設定されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ユニットスイング式エンジンを懸架するリンク機構の第3リンク部材は、その第3リンク中間部が、車体前方側に突出する湾曲状部分として形成され、更に第3リンク中間部を支持する中間部支持軸が、第3リンク上端部の上端支持部の外周及び第3リンク下端部の下端支持部の外周に車体前方側で接する共通接線よりも前方に配置されるので、リンク機構の第3リンク部材は、車体前後方向に延びる第2リンク部材の上方側において車両前方へ湾曲して小さいスペースに纏まった状態に取り付けられる。この結果、リンク機構の取付け箇所が車体前方寄りに位置されるので、取付け箇所を形成するブラケットが車両後方に向かって大きく延出する構造とならず最小限の大きさにでき、ブラケットの大型化を回避することができる。
請求項2の発明によれば、リンク機構における第3リンク部材のブラケットへの取付け部分である中間部支持軸と上端支持部の上端部支持軸を結んだ連結直線は、リアフレームの上後方に延びるリアフレーム傾斜部に略沿っているので、リアフレームから上端部支持軸および中間部支持軸までの距離を概ね同じにできることから、従来のように、リアフレームからの距離の長い方にあわせてブラケット全体の剛性を高めるような大型化の必要がなく、ブラケットの小型軽量化を図ることができる。
請求項3の発明によれば、第3リンク部材が左右一対設けられることで、エンジン支持に必要な力を車体幅方向に分散して均等化できるので、車体フレームやブラケットの軽量化を図ることができる。また、冷却水ポンプが、第3リンク部材の後方直後に位置することにより、エンジン全体を前方につめることができ、懸架構造全体の小型化、車両小型化に寄与することができる。
請求項4の発明によれば、冷却水ポンプから延びるラジエータホースは、第3リンク部材の車体内側を通るように配索されるとともに、ラジエータホースの一部が第3リンク部材の湾曲部分と上下重なるように配索されるので、リンク機構の隙間を有効に活用することができ、車両の小型化を図ることができる。
請求項5の発明によれば、ユニットスイング式エンジンを懸架するリンク機構の第3リンク部材は、その第3リンク中間部が、車体前方側に突出する湾曲状部分として形成され、更に第3リンク中間部が、第3リンク上端部の上端支持部の外周及び第3リンク下端部の下端支持部の外周に車体前方側で接する共通接線よりも前方に配置されるので、リンク機構の第3リンク部材は、車体前後方向に延びる第2リンク部材の上方側において車両前方へ湾曲して小さいスペースに纏まった状態に取り付けられ、車体前方寄りに位置されるので、取付け箇所を形成するブラケットが車両後方に向かって大きく延出する構造とならず最小限の大きさにでき、ブラケットの大型化を回避することができる。
また、左右の一方側の第3リンク部材は、第3リンク上端部と第3リンク下端部の間の第3リンク中間部が車体フレームに支持なくされることなく前方へ突出するように湾曲した湾曲アームにて形成されたので、第3リンク中間部の固定部材が必要なく、軽量化に寄与することができる。
請求項6の発明によれば、湾曲アームは、車幅方向において、ユニットスイング式エンジンの後輪駆動伝達部が配置された側とは反対側に設けられているので、ユニットスイング式エンジンが配置された例えば車幅方向左側に、第3リンク中間部を固定した構造で対応して支持剛性を高めるとともに、車幅方向右側に設けた湾曲アームによって支持部間の間隔が長くなり柔軟性を持たせることができ、振動吸収がし易い構造とすることができる。
請求項7の発明によれば、第3リンク部材に内装された弾性部材の弾性係数は、車幅方向において、後輪駆動伝達部が配置された側のものよりも小さく設定されているので、車幅方向の左右側で弾性部材の柔軟性に差異により、ユニットスイング式エンジンの支持機能を、剛性機能を発揮する側と柔軟性を発揮する側とにけることができ、車両性能の向上に寄与することができる。
本発明に係る懸架装置を備えた鞍乗型車両の左側から見た側面図である。 図1に示す鞍乗型車両の懸架装置におけるリンク機構の要部の左側面図である。 図1に示す鞍乗型車両の懸架装置におけるリンク機構の要部の右側面図である。 図1に示す鞍乗型車両の懸架装置におけるリンク機構の要部の分解斜視図である。 図4に示すリンク機構における第1リンク部材の一部を破断し後方から見た背面図である。 図4に示すリンク機構における第2リンク部材の一部を破断した平面図である。 図6に示す第2リンク部材とピボット部の連結状態を示す上方から見た一部破断した要部の平面図である。 図4に示すリンク機構における第3リンク部材を示し、(a)は左側の第3リンク部材の斜視図であり、(b)は左側の第3リンク部材の側面図である。 本実施形態におけるリンク機構およびラジエータホースの配索を示す上方から見た一部破断した平面図である。 本発明に係る第2実施形態の懸架装置におけるリンク機構の要部の右側面図である。 図10に示すリンク機構における第3リンク部材の要部断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両であるスクータ型車両について、添付図1〜図9を参照して説明する。
なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、操縦者から見た方向に従い記載し、また、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
図1に示すように、スクータ型車両10は、骨格となる車体フレーム11と、前輪81を懸架及び操舵するために車体フレーム11の前部に設けられた前輪懸架操舵機構16と、後輪82を懸架及び駆動するために車体フレーム11のほぼ中央部に懸架装置20を介して連結されたユニットスイング式エンジン50と、エンジン上方の収納ボックス71と収納ボックス71の後方に取付けられた燃料タンク72とを有している。
車体フレーム11は、前端に設けられたヘッドパイプ15と、このヘッドパイプ15から下方に延びる左右一対のダウンフレーム12と、ダウンフレーム12の下端から後方に延びるロアフレーム13と、ロアフレーム13の後端から上後方に延びるリアフレーム14と、を備える。
なお、ダウンフレーム12に沿って一対のサブフレーム43およびロアフレーム13に沿って一対のステップフロアフレーム44が設けられ、また、左右一対のダウンフレーム12、ロアフレーム13、リアフレーム14の各フレーム間には、左右フレーム間を連結するクロス部材(不図示)が適宜設けられている。
前輪懸架操舵機構16は、ヘッドパイプ15に操舵自在に取付けられるとともに前輪81を支持したフロントフォーク17と、このフロントフォーク17に設けられたステアリング軸18の上端に取付けられたバーハンドル19とを有する。
ユニットスイング式エンジン50を車体フレーム11に取り付ける懸架装置20は、エンジン前方側かつ下方側を保持するリンク機構20Lと、エンジン後方側の後輪駆動伝達部60の後方端部60rを保持するリヤクッションユニット20Rと、を有する。
リンク機構20Lは、後述する第1リンク部材21、第2リンク部材22、第3リンク部材23を備えてユニットスイング式エンジン50をスイング自在に支持している。一方、リヤクッションユニット20Rは、後輪駆動伝達部60の後方端部60rとリアフレーム14の後部ブラケット26との間に渡されて取付けられた緩衝・支持部である。
なお、ユニットスイング式エンジン50の後方に設けられた後輪駆動伝達部60の上部には、吸気装置67が取り付けられ、また、ユニットスイング式エンジン50の下部には、排気管91を有する排気装置(不図示)が取り付けられている。
ユニットスイング式エンジン50は、車体前方向に若干上向きでほぼ水平に延びるシリンダ部50aを備え、エンジン後部に一体的に設けられた無段変速機等を備えた後輪駆動伝達部60を備えている。この後輪駆動伝達部60の後端側には、後輪82の車軸となる出力軸60aが設けられ、クランクケース62内のクランク軸52aの駆動力が、出力軸60aに適宜伝達される。なお、クランクケース62の下部に取付けられたメインスタンド63が設けられている。
また、車体は、ハンドルカバー65、フロントカバー69、ステップフロア74、フロントフェンダ78、リヤフェンダ79などのカバー部材ならびにシート73により適宜覆われている。また、車両の前部にはヘッドランプ66が設けられ、後部にはテールランプ76が設けられている。
本実施形態におけるリンク機構20Lについて、拡大図である図2、図3および斜視図である図4を参照して説明する。
前掲のように、リンク機構20Lは、ユニットスイング式エンジン50の前部下側を車体フレーム11に取り付ける懸架装置である。そして、このリンク機構20Lは、3つのリンク部材、すなわち、第1リンク部材21と、第2リンク部材22と、第3リンク部材23と、を有しており、リアフレーム傾斜部14aに設けられたブラケット25とエンジン前部下側のピボット部50pとを連結している。
図2および図3において、第1リンク部材21は、リアフレーム傾斜部14aに設けられたブラケット25に、第1支持軸21fを介して第1リンクアーム21mの第1リンク上端部21aが回動可能に支持されている。
第2リンク部材22は、第2リンク前端部22aが第1リンクアーム21mの下端側の第1リンク下端部21bに連結軸22fを介して回動可能に支持されている。
第3リンク部材23は、上側の上部アーム23mと下側の下部アーム23nとを有する「く」の字とも言える形状であって、第3リンク下端部23bが第2リンク後端部22bにピボット部50pのピボット支持軸50fを介して回動可能に支持されている。したがって、ピボット部50pと、第2リンク後端部22bと、第3リンク部材23の第3リンク下端部23bは、ピボット支持軸50fにより貫通されて回転可能に支持されている。
また、第3リンク部材23は、その上端側の第3リンク上端部23aおよび下端側の第3リンク下端部23bの間に第3リンク中間部24を有し、第3リンク中間部24から上後方へ延びる上部アーム23mと下後方に延びる下部アーム23nとを有する構造となっている。そして、この第3リンク中間部24ならびに第3リンク上端部23aが中間部支持軸24fならびに上端部支持軸23fを介してブラケット25に支持される。
また、第3リンク部材23は、側面視で、第3リンク中間部24が、車体前方側へ突出する形状であり、さらに、下部アーム23nが前方に膨らむように湾曲している。このように、上部アーム23mおよび下部アーム23nが前方側に延出していることで、第3リンク中間部24は、第3リンク上端部23aおよび第3リンク下端部23bよりも車体前方側に位置する。したがって、この第3リンク中間部24を支持する中間部支持軸24fは、上端部支持軸23f並びにピボット支持軸50fよりも車両前方側に位置している。更に、本実施形態においては、第3リンク中間部24を支持する中間部支持軸24fは、第3リンク上端部23aの上端支持部23cの外周に及び第3リンク下端部23bの下端支持部23dの外周に車体前方側で接する共通接線BL(図2および図3参照)よりも前方に配置されている。
ここで、ブラケット25は、ロアフレーム13の後端部からリアフレーム14が上後方に延びる箇所に、例えば溶接にて取り付けられている。また、本実施形態においては、例えば上下2つのブラケットから形成され、下ブラケット25aと上ブラケット25bが一部重なるように適宜接続されて配置されている。そして、第1支持軸21fが下ブラケット25aに支持され、中間部支持軸24fおよび上端部支持軸23fが上ブラケット25bに支持される構造となっている。
図4に示すように、第1リンク部材21は、筒状の第1リンク軸部21p内を第1支持軸21fが貫通した構造であり、第1リンク軸部21pの左右両端側において、一対の第1リンクアーム21m,21mが下方へ延出された構造である。
また、この第1リンク部材21は、図5に示すように、第1リンク軸部21p内に適宜設けられた第1リンク用ブッシュ21g,21gを介して第1支持軸21f周りに回動可能に取り付けられる。また、第1リンクアーム21m,21mの第1リンク下端部21b,21bには、第2リンク部材22の連結軸22fが貫通されるアーム孔21h,21hが形成されている。
また、図4に示すように、第2リンク部材22は、筒状の第2リンク軸部22p内に連結軸22fを貫通させた構造(図6参照)であり、第2リンク軸部22pの左右両端側で後方へ延出された一対の第2リンクアーム22m,22mが設けられている。
この第2リンク部材22は、図6に示すように、第2リンク軸部22p内に設けられたベアリング22g,22gおよびこのベアリング22g,22g間の内部カラー22kを介して連結軸22f周りに回動可能に取り付けられる。また、第2リンクアーム22m,22mの後端部には、第3リンク部材23と連結する取付け部22r,22rが形成されている。この取付け部22r,22rは、第2リンクアーム22m,22mの後端部の軸受ブッシュ22j,22jおよび第2リンクアーム22m,22mの外側で後方に向かって延出したヨーク部22y,22yの開口孔22h,22hによりピボット支持軸50fを貫通可能に構成されている。
図7に示すように、第2リンクアーム22m,22mの後端部の取付け部22r,22rには、ピボット支持軸50fが貫通され、第3リンク部材23の下端支持部23dが回転可能に支持される。また、取付け部22r,22r間には、ピボット部50pが回転可能に支持される。このピボット部50pは、例えば、左右一対の取付け孔51,51内に、ピボット部ブッシュ52およびカラー53を設けてピボット支持軸50fを受けるように形成されている。更に、左右カラー53,53間には、ディスタンスカラー54が設けられた構造である。また、カラー53の幅方向中央には、例えばグリース等の潤滑剤を保持する溝57が形成され、この溝57の左右両側にはオーリング56,56が装着されている。これにより、ピボット部ブッシュ52とカラー53との間の周方向の回転が円滑になる。なお、左右の下端支持部23d,23dは、ピボット支持軸50fに対して、弾性部材であるブッシュ23j,23jを介して回転可能に支持されている。
図4および図8に示すように、第3リンク部材23,23は、左右一対設けられている。この第3リンク部材23,23は、前掲したように側面視で第3リンク中間部24が、車体前方側へ突出するように湾曲している。そして、上端部支持軸23fと中間部支持軸24fとが上ブラケット25bに取り付けられ(図2参照)、ピボット支持軸50fが下端支持部23d,23dとピボット部50pに取り付けられる。
また、第3リンク部材23,23においては、第3リンク上端部23a、第3リンク下端部23bおよび第3リンク中間部24と、それらの各支持軸23f,24f,50fとの間には、例えば、軸周りに金属スリーブ23sを介在させてブッシュ23jが介装されている。
第3リンク部材23,23は、その取付け状態においては、前掲のごとく、中間部支持軸24fを、共通接線BLよりも前方に配置されているだけでなく、更に、中間部支持軸24fと上端部支持軸23fを結んだ連結直線AL(図2及び図3参照)が、リアフレーム傾斜部14aにほぼ沿うように傾いている。
また、図3および図9に示すように、第3リンク部材23の後方直後には、冷却水ポンプ40が設けられている。したがって、冷却水ポンプ40から延びるラジエータホース41は、上面視で、右側の第3リンク部材23の上に重なるようにスペースSP1を通って左右方向に延び、更に第3リンク部材23,23間のスペースSP2(第3リンク部材23,23の内側)を通るようにして配索されている。
なお、図示しないが、他のホース等の配索部材もスペースSP1,SP2を利用することができる。
このように本実施形態においては、ユニットスイング式エンジン50を懸架するリンク機構20Lの第3リンク部材23は、その第3リンク中間部24が、車体前方側に突出する湾曲状部分として形成され、更に第3リンク中間部24を支持する中間部支持軸24fが、第3リンク上端部23aの上端支持部23cの外周に及び第3リンク下端部23bの下端支持部23dの外周にも車体前方側で接する共通接線BLよりも前方に配置される。このことから、第3リンク部材23は、第3リンク中間部24を前方にオフセットされた湾曲状態で取付けられる。この結果、リンク機構20Lの第3リンク部材23は、車体前後方向に延びる第2リンク部材22の上方側において車両前方へ湾曲(折り曲げ)して小さいスペースに纏まった状態となっている。したがって、リンク機構20Lの取付け箇所を車体前方寄りに位置させることができるので、取付け箇所を形成するブラケット25を車両後方に向かって大きく延出する構造を必要とせず最小限の大きさに形成することができ、ブラケット25の大型化を回避することができる。
また、本実施形態においては、リンク機構20Lにおける第3リンク部材23のブラケット25への取付け部分である中間部支持軸24fと上端部支持軸23fとを結ぶ連結直線ALが、リアフレーム傾斜部14aに略沿っている。このことから、ブラケット25の構造において、リアフレーム傾斜部14aから上端部支持軸23fおよび中間部支持軸24fまでの距離を概ね同じに且つ小さくでき、従来のように、フレームからの距離の長い方にあわせてブラケット全体の剛性を高めるような大型化の必要が回避され、ブラケット25の小型化を図ることができる。
また、本実施形態においては、第3リンク部材23が左右一対設けられることで、エンジン支持に必要な力を車体幅方向に分散して均等化できる。これにより、従来の片側支持の場合のように偏った大きい支持力に対応するように車体フレーム11やブラケット25を頑丈に形成する必要がなくなり、車体フレーム11やブラケット25を軽量化することができる。また、冷却水ポンプ40を、第3リンク部材23の後方直後に位置するように設けることにより、エンジン全体を前方につめることができ、懸架構造全体の小型化、車両小型化に寄与することができる。
また、本実施形態においては、冷却水ポンプ40から延びるラジエータホース41が、第3リンク部材23,23の内側のスペースSP2を通るように配索されるとともに、一部が第3リンク部材23の湾曲した部分と上下重なるスペースSP1を通るように配索されるので、リンク機構20Lによって形成される両スペースSP1,SP2を有効に活用して、車両の小型化を図ることができる。また、第3リンク部材23,23によりラジエータホース41を保護することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態について、図10および11を参照して説明する。なお、本実施形態の説明においては、第1実施形態と同様の構成については、図面に同符号を付して説明を省略する。
図10には、懸架装置20の右側の構造を示すが、本実施形態においては、図示しない左側の懸架装置20の構造は、前掲の第1実施形態と同じである。
本実施形態に懸架装置20の右側においては、第3リンク部材23は、第3リンク上端部23aと第3リンク下端部23bの間の第3リンク中間部24が前方に突出するように湾曲した湾曲アーム23Aにて形成されている。この湾曲アーム23Aは、例えば、下方に向かって若干幅が狭くなるように形状であり、第3リンク中間部24の中間後端部24rが、第3リンク上端部23aの上端支持部23cの外周及び第3リンク下端部23bの下端支持部23dの外周に車体前方側で接する共通接線BLよりも前方に配置されている。したがって、左側の第3リンク部材23(図2参照)と同様に、ホース等の配索用のスペースSP1を形成することができる。
また、本実施形態においては、湾曲アーム23Aは、車幅方向において、前掲のごとく右側に配置されている。したがって、ユニットスイング式エンジン50(図1および図2参照)の後輪駆動伝達部60が配置された側とは反対側に設けられていることになる。
また、本実施形態の第3リンク部材23においては、第3リンク上端部23aおよび第3リンク下端部23bは、第1実施形態と同様に金属スリーブ23sを備える弾性部材であるブッシュ23jが介装されている。ここで、本実施形態では、湾曲アーム23Aに内装されたブッシュ23jは、その弾性係数が、図示しない左側の第3リンク部材23(図2および図8参照)に内装されたブッシュ23jよりも小さく設定されている。すなわち、車幅方向において、後輪駆動伝達部60が配置された側の第3リンク部材23におけるブッシュ23jの弾性係数よりも小さく設定されている。
本実施形態においては、第1実施形態と同様の効果を奏するだけでなく、左右の一方側の第3リンク部材において、第3リンク上端部と第3リンク下端部の間の第3リンク中間部が車体フレームに支持なくされることなく前方へ突出するように湾曲した湾曲アームにて形成されたので、第3リンク中間部の固定部材が必要なく、軽量化に寄与することができる。
また、本実施形態の湾曲アームは、車幅方向において、ユニットスイング式エンジンの後輪駆動伝達部が配置された側とは反対側に設けられているので、ユニットスイング式エンジンが配置された例えば車幅方向左側に、第3リンク中間部を固定した構造で対応して支持剛性を高めるとともに、車幅方向右側に設けた湾曲アームによって支持部間の間隔が長くなり柔軟性を持たせることができ、振動吸収がし易い構造とすることができる。
さらに、本実施形態においては、第3リンク部材に内装された弾性部材の弾性係数は、車幅方向において、後輪駆動伝達部が配置された側のものよりも小さく設定されているので、車幅方向の左右側で弾性部材の柔軟性に差異により、ユニットスイング式エンジンの支持機能を、剛性機能を発揮する側と柔軟性を発揮する側とにけることができ、車両性能の向上に寄与することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、適宜変更できる。例えば、ブラケット25は、上下2つの構成としたが、この上下2つを一体型にしてもよく、また、支持軸ごとに上下に3つに分けた構造でもよい。また、第3リンク部材23の湾曲形状や湾曲の大きさについても適宜設定することができる。また、リンク機構20Lにおける支持軸の軸受け構造においても、前掲の実施形態に限るものではない。
10 スクータ型車両(鞍乗型車両)
11 車体フレーム
15 ヘッドパイプ
12 ダウンフレーム
13 ロアフレーム
14 リアフレーム
14a リアフレーム傾斜部
20 懸架装置
20L リンク機構
21 第1リンク部材
21a 第1リンク上端部
21b 第1リンク下端部
21f 第1支持軸
22 第2リンク部材
22a 第2リンク前端部
22b 第2リンク後端部
22f 連結軸
23,23A 第3リンク部材
23a 第3リンク上端部
23b 第3リンク下端部
23c 上端支持部
23d 下端支持部
23f 上端部支持軸
23j ブッシュ(弾性部材)
24 第3リンク中間部
24f 中間部支持軸
24r 中間後端部
40 冷却ポンプ
41 ラジエータホース
50 ユニットスイング式エンジン
50p ピボット部
81 前輪
82 後輪
BL 共通接線
AL 連結直線

Claims (7)

  1. ヘッドパイプ(15)から下方に延びるダウンフレーム(12)と、
    前記ダウンフレーム(12)の下端から後方に延びるロアフレーム(13)と、
    前記ロアフレーム(13)の後端から上後方に延びるリアフレーム(14)と、を備える車体フレーム(11)と、
    後輪(82)に駆動力を与えるユニットスイング式エンジン(50)と、
    前記ユニットスイング式エンジン(50)を前記車体フレーム(11)に懸架するリンク機構(20L)と、を備える鞍乗型車両(10)の懸架装置(20)において、
    前記リンク機構(20L)は、
    前記車体フレーム(11)に第1リンク上端部(21a)が回動可能に支持される第1リンク部材(21)と、
    前記第1リンク部材(21)の第1リンク下端部(21b)に第2リンク前端部(22a)が回動可能に支持される第2リンク部材(22)と、
    前記第2リンク部材(22)の第2リンク後端部(22b)に第3リンク下端部(23b)が回動可能に支持される第3リンク部材(23)と、を備え、
    前記ユニットスイング式エンジン(50)のピボット部(50p)は、前記第2リンク後端部(22b)で支持され、
    前記第3リンク部材(23)の第3リンク上端部(23a)と、前記第3リンク上端部(23a)と前記第3リンク下端部(23b)の間に設けられた第3リンク中間部(24)とが前記車体フレーム(11)に支持され、
    前記第3リンク中間部(24)は、前方に突出するように形成され、
    前記第3リンク中間部(24)を支持する中間部支持軸(24f)が、前記第3リンク上端部(23a)の上端支持部(23c)の外周及び前記第3リンク下端部(23b)の下端支持部(23d)の外周に車体前方側で接する共通接線(BL)よりも前方に配置されることを特徴とする鞍乗型車両(10)の懸架装置(20)。
  2. 前記中間部支持軸(24f)と上端部支持軸(23f)を結んだ連結直線(AL)は、前記リアフレーム(14)の上後方に延びるリアフレーム傾斜部(14a)に略沿っていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両(10)の懸架装置(20)。
  3. 前記第3リンク部材(23)は、左右一対設けられ、
    前記第3リンク部材(23)の後方直後に冷却水ポンプ(40)が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両(10)の懸架装置(20)。
  4. 前記冷却水ポンプ(40)から延びるラジエータホース(41)は、前記第3リンク部材(23)の車体内側を通り、且つ上面視で、前記ラジエータホース(41)の一部が前記第3リンク部材(23)と重なるように配索されることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両(10)の懸架装置(20)。
  5. ヘッドパイプ(15)から下方に延びるダウンフレーム(12)と、
    前記ダウンフレーム(12)の下端から後方に延びるロアフレーム(13)と、
    前記ロアフレーム(13)の後端から上後方に延びるリアフレーム(14)と、を備える車体フレーム(11)と、
    後輪(82)に駆動力を与えるユニットスイング式エンジン(50)と、
    前記ユニットスイング式エンジン(50)を前記車体フレーム(11)に懸架するリンク機構(20L)と、を備える鞍乗型車両(10)の懸架装置(20)において、
    前記リンク機構(20L)は、
    前記車体フレーム(11)に第1リンク上端部(21a)が回動可能に支持される第1リンク部材(21)と、
    前記第1リンク部材(21)の第1リンク下端部(21b)に第2リンク前端部(22a)が回動可能に支持される第2リンク部材(22)と、
    前記第2リンク部材(22)の第2リンク後端部(22b)に第3リンク下端部(23b)が回動可能に支持される第3リンク部材(23)と、を左右一対ずつ備え、
    前記ユニットスイング式エンジン(50)のピボット部(50p)は、前記第2リンク後端部(22b)で支持され、
    一方の前記第3リンク部材(23)は、第3リンク上端部(23a)と、前記第3リンク上端部(23a)と前記第3リンク下端部(23b)の間に設けられた第3リンク中間部(24)とが前記車体フレーム(11)に支持され、
    前記第3リンク中間部(24)は、前方に突出するように形成され、
    前記第3リンク中間部(24)を支持する中間部支持軸(24f)が、前記第3リンク上端部(23a)の上端支持部(23c)の外周及び前記第3リンク下端部(23b)の下端支持部(23d)の外周に車体前方側で接する共通接線(BL)よりも前方に配置され、
    他方の前記第3リンク部材(23)は、前記第3リンク上端部(23a)と前記第3リンク下端部(23b)の間の第3リンク中間部(24)が前方に突出するように湾曲した湾曲アーム(23A)にて形成され、
    前記第3リンク中間部(24)の中間後端部(24r)が、前記第3リンク上端部(23a)の上端支持部(23c)の外周及び前記第3リンク下端部(23b)の下端支持部(23d)の外周に車体前方側で接する共通接線(BL)よりも前方に配置される
    ことを特徴とする鞍乗型車両(10)の懸架装置(20)。
  6. 前記湾曲アーム(23A)は、車幅方向において、前記ユニットスイング式エンジン(50)の後輪駆動伝達部(60)が配置された側とは反対側に設けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型車両(10)の懸架装置(20)。
  7. 前記第3リンク部材(23)に内装された弾性部材(23j)の弾性係数は、車幅方向において、前記後輪駆動伝達部(60)が配置された側のものよりも小さく設定されていることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗型車両(10)の懸架装置(20)。
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