JP2015182454A - ポリマーナノファイバ構造体とこれを用いたポリマーナノファイバ複合体、及びこれらの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材1上にエレクトロスピニング法によりポリマーナノファイバが不規則に集積した第1の層1aを形成し、該第1の層1aを基材17ごと切り出して、破断面に平行に基材17側からアルゴンビーム21を照射することにより、第1の層1aの基材側のポリマーナノファイバの長手方向を該第1の層1aの厚さ方向に向けて細孔構造が第1の層1aとは異なる第2の層1bを形成し、複数の細孔構造を有し、明確な界面を持たないポリマーナノファイバ構造体を得る。
【選択図】図3
Description
前記第1の層は、ポリマーナノファイバの長さ方向が不規則に向いており、
前記第2の層は、長さ方向が第2の層の厚さ方向に対してなす角度が45°未満であるポリマーナノファイバが45°以上のポリマーナノファイバよりも多数であり、
前記第1の層と第2の層とにまたがるポリマーナノファイバを有することを特徴とする。
前記第1の層及び第3の層は、ポリマーナノファイバの長さ方向が不規則に向いており、
前記第2の層は、長さ方向が第2の層の厚さ方向に対してなす角度が45°未満であるポリマーナノファイバが45°以上のポリマーナノファイバよりも多数であり、
前記第1の層と第2の層とにまたがるポリマーナノファイバを有し、
前記第2の層と第3の層との界面において、前記第2の層のポリマーナノファイバと前記第3の層のポリマーナノファイバとが互いに絡み合っていることを特徴とする。
前記第1の層及び第3の層は、ポリマーナノファイバの長さ方向が不規則に向いており、
前記第2の層及び第4の層は、長さ方向が第2の層及び第4の層の厚さ方向に対してなす角度が45°未満であるポリマーナノファイバが45°以上のポリマーナノファイバよりも多数であり、
前記第1の層と第2の層とにまたがるポリマーナノファイバを有し、
前記第3の層と第4の層とにまたがるポリマーナノファイバを有し、
前記第2の層と前記第4の層との界面において、前記第2の層のポリマーナノファイバが第4の層のポリマーナノファイバと互いに絡み合っていることを特徴とする。
基材上にポリマーナノファイバを不規則に集積させて第1の層を形成する工程と、
前記第1の層を前記基材ごと厚さ方向に切断して破断面を露出させる工程と、
前記基材側から前記破断面に平行にアルゴンビームを照射することにより、前記第1の層の基材側の一部を、長さ方向が第1の層の厚さ方向に対してなす角度が45°未満であるポリマーナノファイバが45°以上のポリマーナノファイバよりも多数となる第2の層とする工程と、
を有することを特徴とする。
上記本発明の第4のポリマーナノファイバ構造体の製造方法により第1の基材上にポリマーナノファイバ構造体を形成する工程と、
第2の基材上にポリマーナノファイバを不規則に集積させて第3の層を形成する工程と、
前記ポリマーナノファイバ構造体から前記第1の基材を剥離して前記第2の層を露出させる工程と、前記第2の層の表面と前記第3の層の表面とを接触させて加圧し、前記ポリマーナノファイバ構造体と前記第3の層とを一体化する工程と、
を有することを特徴とする。
上記本発明の第4のポリマーナノファイバ構造体の製造方法により第1の基材上に第1のポリマーナノファイバ構造体を、第2の基材上に第2のポリマーナノファイバ構造体を形成する工程と、
前記第1のポリマーナノファイバ構造体から第1の基材を剥離して第2の層を露出させる工程と、前記第2のポリマーナノファイバ構造体から第2の基材を剥離して第2の層を露出させる工程と、前記第1のポリマーナノファイバ構造体の第2の層の表面と前記第2のポリマーナノファイバ構造体の第2の層の表面とを接触させて加圧し、前記第1のポリマーナノファイバ構造体と前記第2のポリマーナノファイバ構造体とを一体化する工程と、
を有することを特徴とする。
本発明におけるポリマーナノファイバとは、少なくとも1種類以上のポリマーを有し、そのポリマーナノファイバの太さよりも長さの方が長いものである。
(a)ポリマーナノファイバを構成する繰り返し構造に含まれる官能基が低分子エポキシ化合物の非架橋性部位を構成する官能基骨格の少なくとも一部と同一又は類似していること。
(b)ポリマーナノファイバを構成するポリマー材料にオキシランを含む置換基が導入されていること。
図1(a)に本発明のポリマーナノファイバ構造体の厚さ方向の断面模式図を示す。本発明のポリマーナノファイバ構造体1は、細孔構造が互いに異なる第1の層1aと第2の層1bとを有する。ポリマーナノファイバ構造体の細孔構造を決定する局所的な構造の定量的な指標としてファイバ存在率と平均細孔径がある。
本発明のポリマーナノファイバ構造体の製造方法としては、基材上に先ずポリマーナノファイバを集積させて不規則層を形成し、次いで、該不規則層の一部を規則層とする工程を施すことにより得られる。
(i)様々なポリマーに対してファイバ形状に紡糸できること。
(ii)ファイバ形状のコントロールが比較的簡便であり、ファイバ径が数十μmからナノサイズのファイバを容易に得ることができること。
(iii)作製プロセスが簡便であること。
本発明のポリマーナノファイバ複合体について、図1を参照して説明する。図1(b)乃至(d)に示される本発明のポリマーナノファイバ複合体は、図1(a)に示されるポリマーナノファイバ構造体1を用いて製造される。
本発明のポリマーナノファイバ複合体は、先に説明した本発明のポリマーナノファイバ構造体の製造方法により製造したポリマーナノファイバ構造体を用いることに特徴を有する。
ポリマーナノファイバとして紡糸されている過程は、ファイバ径が数百nm以上であれば目視で確認することができる。また、ファイバ径に関わらず、紡糸後にSEMやレーザー顕微鏡による直接観察により確認できる。特に一方の表面から他方の表面に向かう方向(厚さ方向)でポリマーナノファイバの状態がどのように変化しているかの情報得るためには、厚さ方向に切断して露出した破断面の観察が有効である。破断面出しにはナイフを用いての切断やアルゴンビーム照射による切断などが有効である。
エレクトロスピニング装置(株式会社メック製NANON)を用いてポリマーナノファイバ構造体1の作製を行った。ポリマー溶液の貯蔵タンクとして金属針付きのシリンジを用い、コレクターはアルミニウム板を用いた。前記金属針部が配置されたヘッドから、コレクターまでの距離は18cmと一定であった。コレクターにはポリマーナノファイバ構造体を作製する基材としてアルミニウム箔を乗せた。
上記ポリマーナノファイバ構造体1乃至5のそれぞれについて、細孔構造観察用にミクロトームにより試料を切り出し、破断面を露出させた。
次に、上記で作製したポリマーナノファイバ構造体1乃至5を用いてポリマーナノファイバ複合体を製造した。表3に示す組み合わせで二つのポリマーナノファイバ構造体を重ね、0.98Nの圧力をかけて超音波振動子の付属する台上で1分間振動させて一体化した。接触面となる不規則層については、一体化する前に表面に付着している基材であるアルミニウム箔を剥離した。この際、液体窒素中で低温に冷却した後にナイフを接触部付近に当てながらアルミ箔側を剥がしていく方法を用いた。
実施例及び比較例のポリマーナノファイバ構造体及びポリマーナノファイバ複合体の剥離耐性は、曲げ試験により評価した。図6を参照して説明する。尚、図6はポリマーナノファイバ構造体の曲げ試験について例示するが、ポリマーナノファイバ複合体についても同様である。
基材上にポリマーナノファイバを不規則に集積させて第1の層を形成する工程と、
前記第1の層を前記基材ごと厚さ方向に切断して破断面を露出させる工程と、
前記基材側から前記破断面に平行にアルゴンビームを照射することにより、前記第1の層の基材側の一部を第2の層とする工程と、
を有することを特徴とするポリマーナノファイバ構造体の製造方法。
第1の基材上に細孔構造が互いに異なる第1の層と第2の層とを有するポリマーナノファイバ構造体を形成する工程と、
第2の基材上にポリマーナノファイバを不規則に集積させて第3の層を形成する工程と、
前記ポリマーナノファイバ構造体から前記第1の基材を剥離して前記ポリマーナノファイバ構造体の前記第2の層を露出させる工程と、
前記第2の層の表面と前記第3の層の表面とを接触させて加圧し、前記ポリマーナノファイバ構造体と前記第3の層とを一体化する工程と、
を有し、
前記第1の基材上にポリマーナノファイバ構造体を形成する工程が、
前記第1の基材上にポリマーナノファイバを不規則に集積させて前記第1の層を形成する工程と、
前記第1の層を前記第1の基材ごと厚さ方向に切断して破断面を露出させる工程と、
前記第1の基材側から前記破断面に平行にアルゴンビームを照射することにより、前記第1の層の前記第1の基材側の一部を前記第2の層とする工程と、
を有することを特徴とする。
第1の基材上に細孔構造が互いに異なる第1の層と第2の層とを有する第1のポリマーナノファイバ構造体を、第2の基材上に細孔構造が互いに異なる第3の層と第4の層とを有する第2のポリマーナノファイバ構造体を形成する工程と、
前記第1のポリマーナノファイバ構造体から前記第1の基材を剥離して前記第1のポリマーナノファイバ構造体の前記第2の層を露出させる工程と、
前記第2のポリマーナノファイバ構造体から前記第2の基材を剥離して前記第2のポリマーナノファイバ構造体の前記第4の層を露出させる工程と、
前記第1のポリマーナノファイバ構造体の前記第2の層の表面と前記第2のポリマーナノファイバ構造体の前記第4の層の表面とを接触させて加圧し、前記第1のポリマーナノファイバ構造体と前記第2のポリマーナノファイバ構造体とを一体化する工程と、
を有し、
前記第1の基材上に第1のポリマーナノファイバ構造体を形成する工程が、
前記第1の基材上にポリマーナノファイバを不規則に集積させて前記第1の層を形成する工程と、
前記第1の層を前記第1の基材ごと厚さ方向に切断して破断面を露出させる工程と、
前記第1の基材側から前記破断面に平行にアルゴンビームを照射することにより、前記第1の層の前記第1の基材側の一部を前記第2の層とする工程と、
を有し、
前記第2の基材上に第2のポリマーナノファイバ構造体を形成する工程が、
前記第2の基材上にポリマーナノファイバを不規則に集積させて前記第3の層を形成する工程と、
前記第3の層を前記第2の基材ごと厚さ方向に切断して破断面を露出させる工程と、
前記第2の基材側から前記破断面に平行にアルゴンビームを照射することにより、前記第3の層の前記第2の基材側の一部を前記第4の層とする工程と、
を有することを特徴とする。
Claims (6)
- 細孔構造が互いに異なる第1の層と第2の層とを有するポリマーナノファイバ構造体であって、
前記第1の層は、ポリマーナノファイバの長さ方向が不規則に向いており、
前記第2の層は、長さ方向が第2の層の厚さ方向に対してなす角度が45°未満であるポリマーナノファイバが45°以上のポリマーナノファイバよりも多数であり、
前記第1の層と第2の層とにまたがるポリマーナノファイバを有することを特徴とするポリマーナノファイバ構造体。 - 細孔構造が互いに異なる第1の層と第2の層と、前記第2の層とは細孔構造が異なる第3の層とを有するポリマーナノファイバ複合体であって、
前記第1の層及び第3の層は、ポリマーナノファイバの長さ方向が不規則に向いており、
前記第2の層は、長さ方向が第2の層の厚さ方向に対してなす角度が45°未満であるポリマーナノファイバが45°以上のポリマーナノファイバよりも多数であり、
前記第1の層と第2の層とにまたがるポリマーナノファイバを有し、
前記第2の層と第3の層との界面において、前記第2の層のポリマーナノファイバと前記第3の層のポリマーナノファイバとが互いに絡み合っていることを特徴とするポリマーナノファイバ複合体。 - 細孔構造が互いに異なる第1の層と第2の層、及び細孔構造が互いに異なる第3の層と第4の層と、を有し、前記第2の層と第4の層とが互いに接して一体化されているポリマーナノファイバ複合体であって、
前記第1の層及び第3の層は、ポリマーナノファイバの長さ方向が不規則に向いており、
前記第2の層及び第4の層は、長さ方向が第2の層及び第4の層の厚さ方向に対してなす角度が45°未満であるポリマーナノファイバが45°以上のポリマーナノファイバよりも多数であり、
前記第1の層と第2の層とにまたがるポリマーナノファイバを有し、
前記第3の層と第4の層とにまたがるポリマーナノファイバを有し、
前記第2の層と前記第4の層との界面において、前記第2の層のポリマーナノファイバが第4の層のポリマーナノファイバと互いに絡み合っていることを特徴とするポリマーナノファイバ複合体。 - 請求項1に記載のポリマーナノファイバ構造体の製造方法であって、
基材上にポリマーナノファイバを不規則に集積させて第1の層を形成する工程と、
前記第1の層を前記基材ごと厚さ方向に切断して破断面を露出させる工程と、
前記基材側から前記破断面に平行にアルゴンビームを照射することにより、前記第1の層の基材側の一部を、長さ方向が第1の層の厚さ方向に対してなす角度が45°未満であるポリマーナノファイバが45°以上のポリマーナノファイバよりも多数となる第2の層とする工程と、
を有することを特徴とするポリマーナノファイバ構造体の製造方法。 - 請求項2に記載のポリマーナノファイバ複合体の製造方法であって、
請求項4に記載のポリマーナノファイバ構造体の製造方法により第1の基材上にポリマーナノファイバ構造体を形成する工程と、
第2の基材上にポリマーナノファイバを不規則に集積させて第3の層を形成する工程と、
前記ポリマーナノファイバ構造体から前記第1の基材を剥離して前記第2の層を露出させる工程と、前記第2の層の表面と前記第3の層の表面とを接触させて加圧し、前記ポリマーナノファイバ構造体と前記第3の層とを一体化する工程と、
を有することを特徴とするポリマーナノファイバ複合体の製造方法。 - 請求項3に記載のポリマーナノファイバ複合体の製造方法であって、
請求項4に記載のポリマーナノファイバ構造体の製造方法により第1の基材上に第1のポリマーナノファイバ構造体を、第2の基材上に第2のポリマーナノファイバ構造体を形成する工程と、
前記第1のポリマーナノファイバ構造体から第1の基材を剥離して第2の層を露出させる工程と、前記第2のポリマーナノファイバ構造体から第2の基材を剥離して第2の層を露出させる工程と、前記第1のポリマーナノファイバ構造体の第2の層の表面と前記第2のポリマーナノファイバ構造体の第2の層の表面とを接触させて加圧し、前記第1のポリマーナノファイバ構造体と前記第2のポリマーナノファイバ構造体とを一体化する工程と、
を有することを特徴とするポリマーナノファイバ複合体の製造方法。
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