JP2015181213A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低ダイナミック・レンジの撮像素子を用いて高ダイナミック・レンジの画像を撮像する。【解決手段】レンズ・アレイ302は、低露光レンズの特性を持つLレンズと高露光レンズの特性を持つHレンズという2種類のマイクロ・レンズを2次元平面上に交互に配置して構成され、撮像素子301の1画素に対して1個のマイクロ・レンズを設置する。LレンズとHレンズの撮像画像が各々、撮像素子301上の画素に入力して、光電変換が行なわれる。H画素からは高露光画素信号103、L画素からは低露光画素信号104がそれぞれ出力される。【選択図】 図3

Description

本明細書で開示する技術は、低ダイナミック・レンジの撮像素子を用いて高ダイナミック・レンジの画像を撮像する撮像装置に関する。
撮像素子(イメージセンサー)の高ビット化、ディスプレイでの高ビット対応などによって、画像の高ダイナミック・レンジ(HDR:High Dynamic Range)化が進んでいる。HDR画像は、最大明度色と最低明度色の間のコントラスト比が例えば10000:1以上に達し、現実世界をリアルに表現することができる。HDR画像は、陰影をリアルに表現できる、露出をシミュレーションできる、眩しさを表現できるなどの利点がある。
HDR技術の応用分野として、撮像素子(CMOS(Complementary etal Oxyde Semiconcudtor)、CCD(Charge Couopled Device)センサー)からキャプチャーした画像を用いた機器やデバイス、ディジタル・スチル・カメラ、動画用カムコーダー、医療用画像カメラ、監視カメラ、ディジタル・シネマ撮影用カメラ、両眼画像カメラ、ディスプレイなどを挙げることができる。
低ダイナミック・レンジの撮像素子を用いて高ダイナミック・レンジの画像を撮像するさまざまの技術が提案されている。
例えば、露光量の異なる複数の撮像画像からHDR画像を合成する撮像装置について提案がなされている(例えば、特許文献1を参照のこと)。しかしながら、複数のフレームから1フレームのHDR画像を合成する場合、以下のような問題点がある。
(1)複数のフレーム分のメモリーが必要
(2)複数のフレームの撮影と処理のための遅延時間
(3)動被写体でのMotion Blur
また、露光値に対応する透明度が異なるセルの2次元アレイからなるマスク板を画像センシング・デバイスの前に置いて、1フレーム内で画素毎に露出が異なるような仕組みを施して撮像し、得られた画像信号に所定の画像処理を施して高ダイナミック・レンジの画像信号を生成する撮像装置について提案がなされている(例えば、特許文献2を参照のこと)。
他方、1フレームから特性又は撮像条件が異なる画像信号を得る技術として、Light Field Photography(LFP)技術が知られている。LFPを用いた撮像装置は、撮像レンズとイメージ・センサーの間にレンズ・アレイを配置したものである。被写体からの入射光線は、レンズ・アレイにおいて各視点の光線に分離された後に、イメージ・センサーで受光される。そして、イメージ・センサーから得られる画素データを用いて、同時刻に多視点の画像を生成する(例えば、特許文献3、非特許文献1を参照のこと)。
LPF技術は、レンズ・アレイを用いて視点分割して、1フレーム内に複数の視点の画像を生成する。具体的には、LFP技術を用いた撮像装置では、レンズ・アレイの1つのレンズを通過した光線は、イメージ・センサー上のm×n画素(但し、m、nはそれぞれ1以上の整数とする)の画素において受光される。すなわち、各レンズに対応する画素数(m×n個)分の視点画像を得ることができる。LFP技術を用いた撮像装置のこのような特徴を利用すれば、位相差の異なる他視点のうち、左方向と右方向の各視点における視差画像を生成することができる。つまり、両眼視差を使ったストレオ画像視が可能になる。
本明細書で開示する技術の目的は、低ダイナミック・レンジの撮像素子を用いて高ダイナミック・レンジの画像を撮像することができる、優れた撮像装置を提供することにある。
本願は、上記課題を参酌してなされたものであり、請求項1に記載の技術は、
撮像レンズと、
前記撮像レンズにより集光された光を光電変換する撮像素子と、
露光条件が異なるマイクロ・レンズを2次元平面上に配列して構成され、前記撮像素子の撮像面の前面に離間して配置されて、各マイクロ・レンズが出力する光を前記撮像素子の撮像面に結像させるレンズ・アレイと、
を具備する撮像装置である。
本願の請求項2に記載の技術によれば、請求項1に記載の撮像装置は、前記撮像素子から出力される露光条件の異なる複数の撮像画像を合成して、高ダイナミック・レンジの画像を生成する画像合成部をさらに備えている。
本願の請求項3に記載の技術によれば、請求項2に記載の撮像装置の前記レンズ・アレイは、低露光レンズ特性を持つマイクロ・レンズと高露光レンズ特性を持つマイクロ・レンズを含んでいる。そして、前記撮像素子は、前記低露光レンズ特性及び前記高露光レンズ特性を持つ各マイクロ・レンズの出力光をそれぞれ光電変換して低露光画像と高露光画像を撮影し、前記画像合成部は、前記低露光画像と前記高露光画像を合成して高ダイナミック・レンジの画像を生成するように構成されている。
本願の請求項4に記載の技術によれば、請求項2に記載の撮像装置の前記レンズ・アレイは、露光レンズ特性が異なる3種類以上のマイクロ・レンズを含んでいる。そして、前記撮像素子は、露光レンズ特性毎のマイクロ・レンズの出力光をそれぞれ光電変換して露光条件が異なる3種類以上の画像を撮影し、前記画像合成部は、前記露光条件が異なる3種類以上の撮像画像を合成して高ダイナミック・レンジの画像を生成するように構成されている。
本願の請求項5に記載の技術によれば、請求項1乃至4に記載の撮像装置は、前記撮像素子で結像した後に、露光条件が異なる各撮像画像について、露光条件が同じ隣接画素値を用いて他の露光条件の画素位置の画素を補間して解像度を向上させる補間手段をさらに備えている。
本願の請求項6に記載の技術によれば、請求項5に記載の撮像装置の前記補間手段は、露光条件が異なる各撮像画像を前記の画素補間により入力画像と同一の解像度に向上させるように構成されている。
本願の請求項7に記載の技術によれば、請求項1乃至6に記載の撮像装置の前記マイクロ・レンズは、対応する露光条件に合わせた光量を制御するための絞りを備えている。
また、本願の請求項8に記載の技術は、
撮像レンズと、
前記撮像レンズにより集光された光を光電変換する撮像素子と、
前記撮像素子のm×n個の画素がそれぞれ割り当てられた複数のマイクロ・レンズを2次元平面上に配列して構成され、前記撮像素子の撮像面の前面に離間して配置されたレンズ・アレイと、
前記レンズ・アレイの各マイクロ・レンズを通過した光を受光するm×n個の画素のうち少なくとも一部の画像データを合成する画像合成部と、
を具備する撮像装置である。
本願の請求項9に記載の技術によれば、請求項8に記載の撮像装置の前記画像合成部は、前記レンズ・アレイの各マイクロ・レンズを通過した光を受光するm×n個の画素のうち少なくとも一部の画像データに基づいて、ステレオ画像を生成するように構成されている。
本願の請求項10に記載の技術によれば、請求項8に記載の撮像装置の前記画像合成部は、各マイクロ・レンズを通過する左眼用の光線を受光する画素から読み出した画像データに基づいて左眼用画像を合成するとともに、右眼用のように構成されている。
本願の請求項11に記載の技術によれば、請求項8に記載の撮像装置の前記画像合成部は、前記レンズ・アレイの各マイクロ・レンズを通過した光を受光するm×n個の画素のうち少なくとも一部の画像データに基づいて、露光条件の異なる複数の画像を同時に生成するように構成されている。
本願の請求項12に記載の技術によれば、請求項11に記載の撮像装置の前記画像合成部は、各マイクロ・レンズを通過する光を受光するm×n個の画素のうち、低露光条件に設定された画素から読み出した画像データに基づいて低露光画像を生成するとともに、高露光条件に設定された画素から読み出した画像データに基づいて高露光画像を前記低露光画像と同時に生成するように構成されている。
本願の請求項13に記載の技術によれば、請求項8に記載の撮像装置の前記画像合成部は、前記レンズ・アレイの各マイクロ・レンズを通過した光を受光するm×n個の画素のうち少なくとも一部の画像データに基づいて、ステレオ画像と、低露光画像及び高露光画像を同時に生成するように構成されている。
本願の請求項14に記載の技術によれば、請求項11乃至13のいずれかに記載の撮像装置の前記画像合成部は、同時に生成した低露光画像と高露光画像を合成して、高ダイナミック・レンジ画像を生成するように構成されている。
本願の請求項15に記載の技術によれば、請求項8に記載の撮像装置の前記撮像素子は、水平方向及び垂直方向に沿って格子状に正方配列した画素群を、受光面内において所定の角度だけ回転した状態で配設している。
本願の請求項16に記載の技術によれば、請求項11乃至13のいずれかに記載の撮像装置は、それぞれの露光条件に合わせた光量となるように各画素の露光時間を制御するように構成されている。
本願の請求項17に記載の技術によれば、請求項11乃至13のいずれかに記載の撮像装置は、それぞれの露光条件に合わせた光量となるように各画素に入射する光の絞り量を制御するように構成されている。
本願の請求項18に記載の技術によれば、請求項13に記載の撮像装置は、前記画像合成部で生成した画像をエンコードしてコード・ストリームを出力するエンコード部をさらに備えている。
本願の請求項19に記載の技術によれば、請求項18に記載の撮像装置は、指示情報に基づいてステレオ画像又は高ダイナミック・レンジ画像のいずれを生成するかを選択し、前記エンコード部は、ステレオ画像を生成することが選択されたときにはステレオ画像のエンコード結果を出力し、高ダイナミック・レンジ画像を生成することが選択されたときには高ダイナミック・レンジ画像のエンコード結果を出力するように構成されている。
本願の請求項20に記載の技術によれば、請求項19に記載の撮像装置の前記エンコード部は、高ダイナミック・レンジ画像をエンコードする際に、高ダイナミック・レンジ画像をトーン・マッピングするトーン・マッピング部と、トーン・マッピングした後の画像をエンコードする第1のエンコーダー部と、前記第1のエンコーダー部によるエンコード結果をデコードするデコーダー部と、前記デコーダー部によるデコード結果を逆トーン・マッピングする逆トーン・マッピング部と、元の高ダイナミック・レンジ画像と逆トーン・マッピングした画像の差分を計算する差分計算部と、前記差分計算部による差分画像をエンコードする第2のエンコーダー部を備えている。
本明細書で開示する技術によれば、低ダイナミック・レンジの撮像素子を用いて高ダイナミック・レンジの画像を撮像することができる、優れた撮像装置を提供することができる。
本明細書で開示する技術によれば、低ダイナミック・レンジの撮像素子を用いた1フレームの画像から高ダイナミック・レンジの画像を生成するので、複数のフレームから高ダイナミック・レンジの画像を生成する場合の、メモリー、遅延、動被写体のMotion Blurといった問題を解決することができる。
本明細書で開示する技術によれば、撮像素子の前面にLFP技術におけるレンズ・アレイを配置し、レンズ・アレイの各マイクロ・レンズを通過する光線を異なる露光条件で出力するように制御して、同時刻に露光条件の異なる複数の露光画像を得ると、これらを合成することによって1フレーム内で高ダイナミック・レンジの画像を生成することができる。本明細書で開示する技術によれば、高ダイナミック・レンジの画像を生成する処理が1フレームで完結するので、フレーム・メモリーを節約することができ、また、遅延時間が短くなることから動被写体のMotion Blurといった問題も解決することができる。さらに、本明細書で開示する技術によれば、LFPの原理から、両名視差を利用したステレオ画像を生成することができる。
なお、本明細書に記載された効果は、あくまでも例示であり、本発明の効果はこれに限定されるものではない。また、本発明が、上記の効果以外に、さらに付加的な効果を奏する場合もある。
本明細書で開示する技術のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
図1は、本明細書で開示する技術の第1の実施例に係る撮像装置100を概念的に示した図である。 図2は、本明細書で開示する技術の第1の実施例に係る撮像装置の変形例200を概念的に示した図である。 図3は、図1に示した撮像部101の構成例を示した図である。 図4は、撮像素子301の撮像面401を示した図である。 図5は、L成分画素の補間処理を行なう様子を示した図である。 図6は、H成分画素の補間処理を行なう様子を示した図である。 図7は、L成分画素及びH成分画素の両方について補間処理を行なって、原画像と同一解像度のL成分画像とH成分画像が生成される様子を示した図である。 図8は、図2に示した撮像部201の構成例を示した図である。 図9は、撮像素子201の撮像面901を示した図である。 図10は、L成分画素、M成分画素、及びH成分画素の各々について補間処理を行なって、原画像と同一解像度のL成分画像とM成分画像、H成分画像が生成される様子を示した図である。 図11は、絞り窓(絞り量を小さくして、画素を高露光量に設定した場合)を例示した図である。 図12は、絞り窓(絞り量を中程度にして、対応する画素を中露光量に設定した場合)を例示した図である。 図13は、絞り窓(絞り量を大きくして、対応する画素を低露光量に設定した場合)を例示した図である。 図14は、本明細書で開示する技術の第2の実施例に係る撮像装置1400の全体構成を示した図である。 図15は、レンズ・アレイ1402と撮像素子1403との配置例を示した図である。 図16は、撮像素子1403の画素配列(斜め配列)を示した図である。 図17は、通常の正方配列をした画素配列例を示した図である。 図18は、斜め配列した画素群から視差画像の画像データを読み出す様子を示した図である。 図19は、正方配列した画素群から視差画像の画像データを読み出す様子を示した図である。 図20は、LFP技術を適用し、各マイクロ・レンズが左右視差分離を行なう撮像素子の構成例(正方配列の場合)を示した図である。 図21は、LFP技術を適用し、斜め配列した撮像素子の各画素の分割画素からマイクロ・レンズの左右視差分離により視差画像を取得する仕組みを説明するための図である。 図22は、図21に示した撮像素子の画素配列を概念的に示した図である。 図23は、LFP技術を適用し、斜め配列した撮像素子の2×2個の画素の各分割画素からマイクロ・レンズの左右視差分離により視差画像を取得する仕組みを説明するための図である。 図24は、LFP技術を適用し、斜め配列した撮像素子の各画素の分割画素から低露光時間(Se)及び長露光時間(Le)の画像データを取得する仕組みを説明するための図である。 図25は、LFP技術を適用し、斜め配列した撮像素子の2×2個の画素の各分割画素から低露光時間(Se)及び長露光時間(Le)の画像データを取得する仕組みを説明するための図である。 図26は、LFP技術を適用し、斜め配列した撮像素子から高ダイナミック・レンジのステレオ画像を取得する仕組みを説明するための図である。 図27は、図26の変形例を示した図である。 図28は、高ダイナミック・レンジ画像を圧縮する画像圧縮装置2800の構成例を示した図である。 図29は、画像圧縮装置2800から出力される圧縮画像を復号する画像復号装置2900の構成例を示した図である。 図30は、高ダイナミック・レンジのステレオ画像を圧縮する画像圧縮装置3000の構成例を示した図である。 図31は、画像圧縮装置3000から出力される圧縮ステレオ画像を復号する画像復号装置3100の構成例を示した図である。
以下、図面を参照しながら本明細書で開示する技術の実施形態について詳細に説明する。
図1には、本明細書で開示する技術の第1の実施例に係る撮像装置100を概念的に示している。
撮像部101は、1回の撮像で、高露光量の画像信号103と低露光量の画像信号104を含んだ1フレームを出力する。そして、画像合成部102は、高露光量の画像信号103と低露光量の画像信号104を合成して、1フレームすなわち1回の撮像で、HDR画像を生成する。高露光量、低露光量といった露光条件の相違は、画素毎の露光時間や露光時の絞り窓の絞り量などで制御することができる。
また、図2には、本明細書で開示する技術の第1の実施例に係る撮像装置の変形例200を概念的に示している。
撮像部201は、1回の撮像で、高露光量の画像信号203と低露光量の画像信号204と中露光量の画像信号205を含んだ1フレームを出力する。そして、画像合成部202は、高露光量の画像信号203と低露光量の画像信号204と中露光量の画像信号205を合成して、1フレームすなわち1回の撮像で、HDR画像を生成する。高露光量、低露光量といった露光条件の相違は、画素毎の露光時間や露光時の絞り窓の絞り量などで制御することができる。
1フレームから特性又は撮像条件が異なる画像信号を得る技術として、Light Field Photography(LFP)技術が知られている。LFPを用いた撮像装置は、撮像レンズとイメージ・センサーの間にレンズ・アレイを配置したものである。被写体からの入射光線は、レンズ・アレイにおいて各視点の光線に分離された後に、イメージ・センサーで受光される。そして、イメージ・センサーから得られる画素データを用いて、同時刻に多視点の画像を生成する(例えば、特許文献3、非特許文献1)。
LPF技術は、レンズ・アレイを用いて視点分割して、1フレーム内に複数の視点の画像を生成する。これに対し、第1の実施例では、撮像部101(若しくは、201)の撮像素子面の前面にレンズ・アレイを配置する点では従来のLPFと同様であるが、露光特性の異なるマイクロ・レンズを組み合わせたレンズ・アレイを用いることで、1フレームで露光量の異なる画像を生成する点で相違する。そして、本実施形態では、露光量の異なる画像を合成することで、1フレームからHDR画像を生成することができる。
図3には、図1に示した撮像部101の構成例を示している。図示のように、撮像部101は、LFP技術を適用して構成されており、撮像素子301の撮像面の前面には、レンズ・アレイ302が配置されている。レンズ・アレイ302は、マイクロ・レンズを2次元平面上に交互に配置して構成され、撮像レンズ303の焦点面に対して光軸方向に間隔を空けて配置されている。具体的には、レンズ・アレイ302は、撮像レンズ303の焦点面(結像面)に配置され、また、レンズ・アレイ302のマイクロ・レンズの焦点位置に撮像素子301が配設されている。
本実施例では、レンズ・アレイ302は、低露光レンズの特性を持つLレンズと高露光レンズの特性を持つHレンズという2種類のマイクロ・レンズを2次元平面上に交互に配置して構成される。そして、撮像素子301の1画素に対して1個のマイクロ・レンズを設置する(すなわち、画素とマイクロ・レンズが1対1に対応する)という構成であり、各画素には、対応するマイクロ・レンズを通過した光が照射される。したがって、LレンズとHレンズの撮像画像が各々、撮像素子301上の画素に入力して、光電変換が行なわれる。その結果、Hレンズの通過光が照射されたH画素からは高露光画素信号103され、Lレンズの通過光が照射されたL画素からは低露光画素信号104が出力される。
図4には、撮像素子301の撮像面401を示している。図示のように、2次元平面上ではH画素とL画素が水平及び垂直方向に交互に配置されている。1フレームに高露光画素信号と低露光画素信号を含むことから、ダイナミック・レンジが向上する。しかしながら、1フレームすなわち1回の撮影で撮像素子301から得られる高露光画像並びに低露光画像はともに、原画像に対して解像度が2分の1の画像に低下することが、図4からも理解できよう。ダイナミック・レンジは向上するが、解像度が落ちるのは、これが理由である。
そこで、撮像部101内では、撮像素子301から出力される撮像画像に対し、隣接するL成分画素同士の補間処理(例えば、平均値算出)によって、本来はH成分画素のある位置に新たなL成分画素L1、L2を生成する。これによって、実際には存在しないL成分画素であるが隣接画素は値が類似していることが多いので、補填する効果は高く、本手段によって入力画像の元の解像度も維持できる。図5には、L成分画素の補間処理を行なう様子を示している。
また、H成分画素についても同様に、図6に示すように、隣接するH成分画素同士の補間処理(例えば、平均値算出)によって、本来はL成分画素のある位置に新たなH成分画素H1、H2を生成する。これによって、実際には存在しないH成分画素であるが隣接画素は値が類似していることが多いので、補填する効果は高く、本手段によって入力画像の元の解像度も維持できる。
図5及び図6に示したように、L成分画素及びH成分画素の両方について、他の成分の画素位置に、隣接する同一成分の画素同士の補間処理を行なうと、図7に示すように、原画像と同一解像度のL成分画像701とH成分画像702が生成される。
画像合成部102は、この2枚の画像701、702を合成して、白飛びや黒潰れなどが生じない、高ダイナミック・レンジの画像を生成することができる。但し、露光特性が異なる複数の画像を合成して高ダイナミック・レンジの画像を生成するための幾つかの方法が既に当業界で知られており、本実施例は特定の画像合成方法には限定されない。一般には、高い露光量の画像での白飛び画像を低減し、低い露光量での黒潰れを解消しながら、且つ、画像全体のダイナミック・レンジが上がるような画像処理を施す方法が知られている。
図1及び図3に示した例では、2種類の露光特性を持つレンズ・アレイ302を用いて2種類の露光条件で撮影した画像を生成して、高ダイナミック・レンジの画像を合成する。さらに3種類以上の露光条件で撮影した画像を生成すれば、さらに高品位な高ダイナミック・レンジの画像を合成するためには、有効である。
図8には、図2に示した撮像部201の構成例を示している。図示のように、撮像部201の撮像素子801の撮像面の前面には、レンズ・アレイ802が配置されている。レンズ・アレイ802は、マイクロ・レンズを2次元平面上に交互に配置して構成され、撮像レンズ803の焦点面に対して光軸方向に間隔を空けて配置されている。具体的には、レンズ・アレイ802は、撮像レンズ801の焦点面(結像面)に配置され、また、レンズ・アレイ802のマイクロ・レンズの焦点位置に撮像素子801が配設されている。
本実施例では、レンズ・アレイ802は、低露光レンズの特性を持つLレンズと、高露光レンズの特性を持つHレンズと、中露光レンズの特性を持つMレンズという3種類のマイクロ・レンズを2次元平面上に交互に配置して構成される。そして、撮像素子801の1画素に対して1個のマイクロ・レンズを設置する(すなわち、画素とマイクロ・レンズが1対1に対応する)という構成であり、各画素には、対応するマイクロ・レンズを通過した光が照射される。したがって、LレンズとHレンズとMレンズの撮像画像が各々、撮像素子801上の画素に入力して、光電変換が行なわれる。その結果、Hレンズの通過光が照射されたH画素からは高露光画素信号203され、Lレンズの通過光が照射されたL画素からは低露光画素信号204が出力され、Mレンズの通過光が照射されたM画素からは中露光画素信号205が出力される。
図9には、撮像素子201の撮像面901を示している。図示のように、2次元平面上ではH画素とM画素とL画素が水平及び垂直方向に順に配置されている。1フレームに高露光画素信号と中露光画素信号と低露光画素信号を含むことから、ダイナミック・レンジは図4に示した例よりもさらに向上する。しかしながら、1フレームすなわち1回の撮影で撮像素子801から得られる高露光画像、中露光画像、並びに低露光画像はともに、原画像に対して解像度が3分の1の画像に低下することが、図9からも理解できよう。
そこで、撮像部201内では、撮像素子801から出力される撮像画像に対し、L成分画素と、M成分画素、H成分画素の各々について、他の成分の画素位置に、隣接する同一成分の画素同士の補間処理を行なう。これによって、実際には存在しない他の成分画素であるが隣接画素は値が類似していることが多いので、補填する効果は高く、本手段によって入力画像の元の解像度も維持できる。図10には、L成分画素、M成分画素、及びH成分画素の各々について補間処理を行なって、原画像と同一解像度のL成分画像1001とM成分画像1002、H成分画像1003が生成される様子を示している。
画像合成部202は、これら3枚の画像1001、1002、1003を合成して、白飛びや黒潰れなどが生じない、さらに高ダイナミック・レンジの画像を生成することができる。但し、露光特性が異なる複数の画像を合成して高ダイナミック・レンジの画像を生成するための幾つかの方法が既に当業界で知られており、本実施例は特定の画像合成方法には限定されない。
なお、レンズ・アレイ302、802の各マイクロ・レンズの露光条件の設定には各種の手法が考えられる。レンズの前面にフィルターを置いて光の透過率を制御する手法や、メカニカル的に難しいが、マイクロ・レンズの前面にメカニカル・シャッターを配置して、シャッター速度の制御によって露光量を決める手段などを挙げることができる。シャッター速度を速めれば光量が減るので低露光になりL成分画像が得られる。他方、シャッター速度を遅くすれば光量が増えるので高露光になりH成分画像が得られる。
また、レンズ・アレイ802(若しくは302)を構成する個々のマイクロ・レンズの外周に絞り窓を配置し、対応する画素の露光特性に応じた絞り量にそれぞれ設定することで、比較的容易で且つ効果的に露光条件を設定することができる。図11には、絞り量を小さくして、対応する画素を高露光量に設定した場合を例示している。また、図12には、絞り量を中程度にして、対応する画素を中露光量に設定した場合を例示している。また、図13には、絞り量を大きくして、対応する画素を低露光量に設定した場合を例示している。これは、実際の一眼レフカメラでの絞りと原理的には同じである。図示の絞り窓を微細加工によりマイクロ・レンズ毎に取り付けることで実現することができる。
以上説明してきたように、本実施例に係る撮像装置は、撮像素子の撮像素子の前面に、マイクロ・レンズを2次元平面上に配置して構成されたレンズ・アレイが配置されている。各マイクロ・レンズはそれぞれ撮像素子の1画素と1対一に対応し、且つ、異なる露光条件が設定されているので、この撮像装置は、同時刻に露光条件の異なる複数の撮像画像を生成し、これら撮像画像から高ダイナミック・レンジの画像を合成することができる。従来は、複数の時刻のフレームをあらかじめキャプチャーしてから合成していたのに対し(例えば、特許文献1を参照のこと)、本実施例では1フレーム内で処理が完結するので、フレーム・メモリーを節約でき、遅延時間が短くなるという効果がある。
図14には、本明細書で開示する技術の第2の実施例に係る撮像装置1400の全体構成を示している。図示の撮像装置1400は、LFP技術を適用して構成されており、撮像レンズ1401と、レンズ・アレイ1402と、撮像素子1403と、画像処理部1404と、撮像素子駆動部1405と、制御部1406を備えている。撮像装置1400は、被写体1410を撮影して、所定の画像処理を施すことにより、画像データDoutを出力する。
撮像レンズ1401は、被写体1410を撮像するための主レンズであり、例えば、ビデオカメラやスチルカメラで使用される一般的な光学レンズにより構成されている。撮像レンズ1401の光入射側又は光出射側(図示の例では光入射側)には、開口絞り1407が配設されている。この開口絞り1407の開口形状(例えば、円形状)に相似形となる被写体1410の像が、撮像素子1403上に、レンズ・アレイ1402の各マイクロ・レンズの結像領域毎に形成される。
レンズ・アレイ1402は、複数のマイクロ・レンズが例えばガラス基板上などの2次元平面上に配置して構成されたものである。レンズ・アレイ1402は、撮像レンズ301の焦点面(結像面)に配置され、また、レンズ・アレイ1402のマイクロ・レンズの焦点位置に撮像素子1403が配設されている。各マイクロ・レンズは、例えば個体レンズや液晶レンズ、回折レンズなどにより構成されている。詳細は後述するが、レンズ・アレイ1402におけるマイクロ・レンズの2次元配列は、撮像素子1403における画素配列に対応している。
撮像素子1403は、レンズ・アレイ1402を介して受光した光線を光電変換して、撮像データD0を出力する。撮像素子1403は、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を利用して構成され、複数の画素がマトリックス上に配列された構造を持つ。
レンズ・アレイ1402の各マイクロ・レンズを通過した光線はそれぞれ、撮像素子1403のm×n個(例えば、2×2個)の画素のブロックで受光されるようになっている。すなわち、1つのマイクロ・レンズにm×n個の画素のブロックが割り当てられている。言い換えれば、レンズ・アレイ1402により、各マイクロ・レンズに割り当てられた画素数(=撮像素子1403の全画素数/レンズ・アレイ1402のレンズ数)分の視点分離が可能である。
ここで言う視点分離とは、撮像レンズ1401を通過した光線が撮像レンズ1401のどの位置(領域)を通過してきたものかを、その方向性を含めて、撮像素子1403の画素単位で記憶しておくことである。図15には、レンズ・アレイ1402と撮像素子1403との配置例を示している。図示の例では、1つのマイクロ・レンズ1402aに対して、撮像素子1403上の3×3画素が割り当てられ、1つのマイクロ・レンズ1402aを通過した光線が3×3画素で受光されるようになっている。したがって、合計9個の視点に分離されることになる。
分離する視点数が大きくなると視差画像における角度分解能が高くなる一方、1つのマイクロ・レンズに割り当てられる画素数が少なくなるに従って視差画像における2次元解像度が高くなる。すなわち、視差画像の角度分解能と2次元解像度はトレードオフの関係にある。図15に示した例では、合計9個の視点分離が可能であるが、オリジナルの入力画像に対して9分の1の解像度に落ちてしまう。
画像処理部1404は、撮像素子1403で得られた撮像データD0に対して、所定の画像処理を施し、出力画像データDoutとして、本実施例では視差画像あるいは高ダイナミック・レンジ画像を出力する。視差画像や高ダイナミック・レンジの画像を生成する画像処理の詳細については、後述に譲る。
撮像素子駆動部1405は、撮像素子1403を駆動して、その受光動作の制御を行なう。
制御部1406は、例えばマイクロ・コンピューターなどにより構成され、画像処理部1404及び撮像素子駆動部1405の動作の制御を行なう。
次に、撮像素子1403における画素配列について説明する。図16には、本実施例における撮像素子1403の画素配列例を示している。但し、図面の簡素化のため、1つのマイクロ・レンズに割り当てられる2×2個の画素のみを抽出して示している。
図16に示す例では、撮像素子1403は、受光面内において、水平方向A及び垂直方向Bのそれぞれに対して斜めとなる2方向、例えば45°をなす2方向C及びDに沿って、1辺の長さaの正方形状の画素Pを2次元配列(以下、単に「斜め配列」とする)した構造となっている。図17には、比較として、複数の画素Pを、水平方向A及び垂直方向Bに沿って格子状に配列した、通常の画素配列例(以下、単に「正方配列」とする)を示しておく。但し、図面の簡素化のため、1つのマイクロ・レンズに割り当てられる2×2個の画素のみを抽出して示している。
言い換えると、図16に示した斜め配列は、図17に示した正方配列された複数の画素Pを、受光面内において所定の角度(この場合は45°)だけ回転した状態で配設したものである。また、図12に示した撮像素子1403の斜め配列に対応して、レンズ・アレイ1402についても、水平方向A及び垂直方向Bに対して所定の角度(この場合は45°)だけ回転した2方向に沿ってマイクロ・レンズを2次元配列した平面構成となる。なお、撮像素子1403の受光面側にはカラー・フィルターが配設されるが、このカラー・フィルターの色配列の構成例については、例えば特許文献3を参照されたい。
図17に示した正方配列では、1辺の長さaの正方形状の画素Pを水平方向A及び垂直方向Bに沿って2次元配置させているので、画素Pのピッチd1は画素Pの1辺の長さaと等しくなる(すなわち、d1=a)。但し、ピッチd1は、隣り合う画素の中心M1同士の間の水平方向A及び垂直方向Bにおける距離とする。
一方、図16に示した斜め配列では、画素Pの画素サイズ自体は同じ(すなわち、1辺が長さa)であるが、水平方向A及び垂直方向Bを基準にした場合の画素Pのピッチdは正方配列の場合のピッチd1の1/√2倍に縮小される。これにより、水平方向A及び垂直方向Bにおける画素ピッチが狭くなる(d<d1)。但し、ピッチdは、隣り合う画素の中心M1同士の間の水平方向A及び垂直方向Bにおける距離とする。
要するに、図14並びに図16に示した撮像装置1400の構成例では、撮像レンズ1401と撮像素子1403の間に、各マイクロ・レンズに2×2個の画素を割り当てたレンズ・アレイ1402を配置しているので、被写体1410の光線を、互いに視点の異なる光線ベクトルとして受光することができる。また、撮像素子1403における画素Pの配列を、図16に示した斜め配列とすることで、同一サイズの画素を水平方向A及び垂直方向Bに沿って2次元配列した正方配列の場合と比べ、水平方向A及び垂直方向Bにおける画素ピッチを狭くすることができる。一般に、画像の解像度は、斜め方向よりも水平、垂直方向において人間の眼によって認識され易い。したがって、斜め配列とすることによって、正方配列と比較して、見かけの画素数(2次元解像度)を向上させることができる。すなわち、見かけの解像度の低下を抑制室、示唆についての情報を取得することが可能となる。
本実施例に係る撮像装置1400によれば、LFP技術の原理から、レンズ・アレイ1402の各マイクロ・レンズでは被写体1410の光線を互いに視点の異なる光線ベクトルを受光することができる。したがって、取得した視差画像を、例えば両眼視差を有するステレオ画像として利用することができる。通常のステレオ画像の撮影では、左目用のカメラと右目用のカメラの2台を用いて両眼視差のある視差画像を取得する。これに対し、本実施例に係る撮像装置1400は、LFP技術の原理とマイクロ・レンズを用いた視差画像の生成によって、1台だけで容易にステレオ画像を取得することができる。また、上述したように、各視差画像の解像度の低下も少ない。
次に、撮像装置1400において視差画像を生成する場合の、具体的な画像データの読み出しと生成方法について説明する。
図18には、斜め配列した画素群から視差画像の画像データを読み出す様子を示している。また、図19には、比較として、正方配列した画素群から視差画像の画像データを読み出す様子を示している。但し、各図において、着目する一つのマイクロ・レンズに割り当てられた2×2個の各画素には、便宜上、1〜4の番号で示すことにする。
図19に示した正方配列の場合には、光軸対象となる左右の視差画像を得るためには、上下の画素間、すなわち、図19中の1と3の画素同士、及び、2と4の画素同士を積分して視差画像を生成する。このため、同じマイクロ・レンズに割り当てられた4個の画素1〜4のすべてから画像データを読み出す必要がある。この場合、マイクロ・レンズ毎に2つの読み出しラインRa、Rbを必要とする。
これに対し、図18に示した斜め配列の場合には、マイクロ・レンズ毎に画素2と画素3の画像データを読み出すことにより、光軸対象となる左右の視差画像を生成することができる。画像データを読み出す画素2と画素3は同じライン上に配置されていることから、1つの読み出しラインRaにおいて読み出しを行なえばよく、したがって、正方配列に比べて高速に画像データを読み出すことが可能となる。また、斜め配列の場合には、積分処理が不要であるので、被写体震度の深い視差画像を得ることができる。なお、図18では、左右の視差画像を例に挙げて説明したが、上下2つの視差画像を生成する場合についても同様である。この場合には、マイクロ・レンズ毎に画素1と画素4の画像データを1つの読み出しラインで読み出せばよい。
しかしながら、図18に示した斜め配列の場合、画素2と画素3から画像データを読み出して左右の視差画像を生成する場合、上方向の画素1とした方向の画素4の画像データが未使用のままで、無駄になってしまうという問題がある。同様に、画素1と画素4から画像データを読み出して上下の視差画像を生成する場合も、左方向の画素2と右方向の画素3の画像データが未使用のままとなる。
このような一部の画像データが未使用のままとなり無駄となるという問題を解決するために、図14や図16に示したような、1つのマイクロ・レンズに複数(m×n個)の画素を割り当てる構成に代えて、図20に示すように、1つのマイクロ・レンズに水平方向に隣接する2画素のうち左側の画素の右半分と右側の画素の左半分を割り当てて、各マイクロ・レンズが左右視差分離を行なうという撮像素子の構成を用いることが考えられる。
図20において、レンズ・アレイ1402の1つのマイクロ・レンズML1は、被写体1410の光線を、左眼の視点及び右眼の視点それぞれの光線ベクトルとして受光すると、水平方向に隣接する対応2画素のうち左側の画素の右半分に左眼用の像を結像するとともに、右側の画素の左半分に右眼用の像を結像する。画素毎に、左半分から左眼用の画像データが読み出されるとともに、右半分から右眼用の画像データが読み出されるので、未使用の画像データがなく、無駄がない。図20に示す、マイクロ・レンズで左右視差分離を行なう構成では、水平解像度は2分の1になるが、サイド・バイ・サイド(SBS)記録方式と合致することで有用性がある。図20中、Lはステレオ画像における左(Left)を示し、Rはステレオ画像における右(Right)を示す。光学特性によっては、LとRが逆転するケースもあり、その場合はLとRを入れ替えて捉えることで対応可能である。図20に示す構成では、2×2の配列になるように、色フィルター・アレイが形成されている。
なお、図20では、理解を容易にするために撮像素子1403の画素を正方配列にした構成例を示している。画素を斜め配列にした構成については、後述に譲る。また、マイクロ・レンズが左右ではなく上下視差分離を行なう構成にしたい場合には、図示を省略するが、1つのマイクロ・レンズに上下方向に隣接する2画素のうち上側の画素の下半分と下側の画素の上半分を割り当てるようにすればよい。
図20に示した撮像素子において、画素アレイ部2010は、正方配列で、且つ、ベイヤー配列の色フィルター・アレイが配設されている。R画素(PCR)2011、G画素(PCG)2012、G画素(PCG)2013、B画素(PCB)2014、R画素(PCR)2015、G画素(PCG)2016、…が、2×2のベイヤー配列となるように、色フィルター・アレイ2003が形成されている。第1行にG画素(PCG)2012、B画素(PCB)2014、G画素(PCB)2016、…が配置され、第2行にR画素(PCR)2011、G画素(PCG)2013、R画素(PCR)2015、…が配置されている。図20では、画素アレイ部2010の一部のみを示しているが、図示しない部分でも、B画素の水平方向(X方向)に、隣接のベイヤー配列のG画素が配置され、G画素の水平方向(X方向)に、隣接のベイヤー配列のR画素が配置されている。
また、図20に示す例では、R画素(PCR)2011、G画素(PCG)2012、G画素(PCG)2013、B画素(PCB)2014、R画素(PCR)2015、G画素(PCG)2016、…は、それぞれ水平方向(X方向)に2分割されている。
R画素(PCR)2011は、画素DPC−AR1とDPC−BR1の2の分割画素を含んで構成されている。そして、分割画素DPC−AR1はステレオ画像のR用に割り当てられ、分割画素DPC−BR1はステレオ画像のL用に割り当てられている。R画素(PCR)2015についても同様である。
また、G画素(PCG)2012は、画素DPC−AG1とDPC−BG1の2の分割画素を含んで構成されている。そして、分割画素DPC−AG1はステレオ画像のR用に割り当てられ、分割画素DPC−BG1はステレオ画像のL用に割り当てられている。G画素(PCG)2013並びにG画素(PCG)2016についても同様である。
また、B画素(PCB)2014は、画素DPC−AB1とDPC−BB1の2の分割画素を含んで構成されている。そして、分割画素DPC−AB1はステレオ画像のR用に割り当てられ、分割画素DPC−BB1はステレオ画像のL用に割り当てられている。
図20に示す画素配列では、同一列(Y方向の配列)の各分割画素は、同一のステレオ画像のR用又はL用に割り当てられている。
半導体基板2001には、遮光部(BLD)や配線が形成され、その上層に色フィルター・アレイ2003が形成され、さらに色フィルター・アレイ2003の上層にオンチップ・レンズ・アレイ2005が形成されている。オンチップ・レンズ・アレイ2005の各オンチップ・レンズ(OCL)は、画素アレイ部2010における各分割画素に対応するように行列状に形成されている。そして、オンチップ・レンズ・アレイ2005の光入射側に対向して、マイクロ・レンズが2次元配列されたレンズ・アレイ1402が配設されている。
図20に示す例では、1つのマイクロ・レンズ(ML)に水平方向に隣接する2画素のうち左側の画素の右半分と右側の画素の左半分を割り当てて、各マイクロ・レンズが左右視差分離を行なうように構成されている。また、同じマイクロ・レンズを共有する画素は同色ではなく異色となるように色フィルター・アレイ2003が配置されている。
例えば、第1のマイクロ・レンズML1は、第1行において、G画素(PCG)2012のステレオ画像のL用分割画素DPC−BG1と、これに隣接するB画素(PCB)2014のステレオ画像のR用分割画素DPC−AB1とで共有するように配置されている。同様に、第1のマイクロ・レンズML1は、第2行において、R画素(PCG)2011のステレオ画像のL用分割画素DPC−BR1と、これに隣接するG画素(PCB)2013のステレオ画像のR用分割画素DPC−AG1とで共有するように配置されている。
また、第2のマイクロ・レンズML2は、第1行において、B画素(PCB)2014のステレオ画像のL用分割画素DPC−BB1と、これに隣接するG画素(PCG)2016のステレオ画像のR用分割画素DPC−AG1とで共有するように配置されている。同様に、第2のマイクロ・レンズML2は、第2行において、G画素(PCG)2013のステレオ画像のL用分割画素DPC−BG1と、これに隣接するR画素(PCR)2015のステレオ画像のR用分割画素DPC−AR1とで共有するように配置されている。
図20には、撮像素子1403の画素を正方配列にした構成例を示した。これに対し、図21には、画素を水平方向(X方向)及び垂直方向(Y方向)のそれぞれに対して斜めとなる2方向、例えば45°をなす2方向に沿って、正方形状の画素を斜め配列した撮像素子1403の構造を示している。なお、図面の簡素化のため、色フィルター・アレイの配列を省略して描いている。
斜め配列された各画素は、それぞれ水平方向(X方向)に2分割されている。そして、各画素の左側の分割画素はステレオ画像のL用に、右側の分割画素はステレオ画像のR用に、それぞれ割り当てられている。また、図21に示す画素配列では、同一列(Y方向の配列)の各分割画素は、同一のステレオ画像のR用又はL用に割り当てられている。すなわち、斜め配列した画素を左右に2分割することで、左右の2視差を検出することができる。
図21に示すような、斜め配列の撮像素子の各単位画素は、例えば図22に示すように、少なくとも受光機能(マイクロ・レンズ並びにオンチップ・レンズを含む)を含む第1の画素部2201と、第1の画素部に対向するように形成され、少なくとも検出機能を含む第2の画素部2202が積層するように構成される。第1の画素部2201は斜め配列として形成され、第2の画素部2202は正方配列として形成される。第1の画素部2201の行配列及び列配列と、第2の画素部2202の行配列及び列配列は互いに対応するように形成されている。例えば、第1の画素部2201がオンチップ・レンズを含み、第2の画素部2202が検出素子とともに配線層及びフォト・ダイオードを含む。あるいは、第1の画素部2201がオンチップ・レンズとともに色フィルターを含み、第2の画素部2202が検出素子とともに配線層及びフォト・ダイオードを含む。あるいは、第1の画素部2201が、オンチップ・レンズとともに色フィルター及びフォト・ダイオードを含み、第2の画素部2202が検出素子とともに配線層を含むという構成も挙げられる。
斜め配列された第1の画素部2201の各画素は、正方配列された第2の画素部2202の対応する行の隣接する2列に跨るように、例えばY方向からX方向に45°だけ回転された状態で形成されている。そして、第1の画素部2201の各画素は、Y軸を中心に左右に2分割された3角形状の分割画素DPC1とDPC2を含むように構成され、各分割画素DPC1は第2の画素部2202の隣接する2列の左側の列に配置され、DPC2は右側の列に配置される。また、同色の2つの分割画素DPC1とDPC2に跨って共有するように、1つのマイクロ・レンズ(ML)が配置されている。そして、一方の分割画素DPC1はステレオ画像のL用に割り当てられ、他方の分割画素DPC2はステレオ画像のR用に割り当てられている。第1の画素部2201の各画素に含まれるL用及びR用の各分割画素DPC1とDPC2の同色の画像データは、第2の画素部2202側の隣接する2列の画素から読み出すことができ、その仕組みは図20に示した撮像素子と同様である。
図21に示した斜め配列の撮像素子の場合には、マイクロ・レンズ毎にステレオ画像のL用の分割画素とステレオ画像のR用の分割画素の画像データを読み出すことにより、光軸対象となる左右の視差画像を生成することができる。また、画像データを読み出すL用及びR用の分割画素は同じライン上に配置されていることから、1つの読み出しラインにおいて読み出しを行なえばよく、したがって、正方配列に比べて高速に画像データを読み出すことが可能となる。また、斜め配列の場合には、積分処理が不要であるので、被写体震度の深い視差画像を得ることができる。さらに、L用及びR用の分割画素から画像データを読み出して左右の視差画像を生成する場合、未使用の画像データはない。すなわち、無駄な画素配列がなく、ステレオ化による解像度の低下を抑制することができる。
図21に示した撮像素子(画素アレイ部)の構成例では、1つのマイクロ・レンズに1個の画素を割り当て、且つ、各画素を左右に2分割した構造であり、両眼視差のある視差画像を効率的に取得することができる。この変形例として、1つのマイクロ・レンズに複数の画素を割り当て、且つ、各画素を左右に2分割した構造にすると、多視差の画像を包含する視差画像を効率的に取得することができる。
図23には、斜め45°に斜め配列された画素配列において、1つのマイクロ・レンズに2×2個の画素を割り当てた様子を示している。なお、図面の簡素化のため、色フィルター・アレイの配列を省略して描いている。
図示を省略するが、図23に示す撮像素子も、各単位画素は、少なくとも受光機能(マイクロ・レンズ並びにオンチップ・レンズを含む)を含む第1の画素部と、第1の画素部に対向するように形成され、少なくとも検出機能を含む第2の画素部が積層するように構成される。第1の画素部は斜め配列として形成され、第2の画素部は正方配列として形成される。
第1の画素部の行配列及び列配列と、第2の画素部の行配列及び列配列は互いに対応するように形成されている。斜め配列された第1の画素部の各画素は、正方配列された第2の画素部の対応する行の隣接する2列に跨るように、例えばY方向からX方向に45°だけ回転された状態で形成されている。そして、第1の画素部の各画素は、Y軸を中心に左右に2分割された3角形状の分割画素を含むように構成され、各分割画素は第2の画素部の隣接する2列の左右それぞれの列に配置される。また、同色の2×2個の画素に跨って共有するように、1つのマイクロ・レンズ(ML)が配置されている。第1の画素部の各画素に含まれる各分割画素の画像データは、第2の画素部側の隣接する2列の画素から読み出すことができ、その仕組みは図20に示した撮像素子と同様である。
図23に示す撮像素子(画素アレイ部)の構成例では、1つのマイクロ・レンズに割り当てられた2×2個の画素は、Y軸を中心として図中左側半分の各分割画素がステレオ画像のL用に割り当てられ、右側半分の各分割画素がステレオ画像のR用に割り当てられている。但し、図23は、撮像素子を斜め配列した場合のステレオ画像の一例であり、他の構成例も多数存在する。
図23において、斜め45°に斜め配列された2×2個の画素の左側半分から読み出されたすべての画像データを積分処理するとともに右側半分から読み出されたすべての画像データを積分処理することによって、左右の視差画像を取得することができる。また、任意の2個以上のL用の分割画素から読み出した画像データと、任意の2個以上のR用の分割画素から読み出した画像データとを組み合わせて処理して、3視差以上の多視差画像を取得することもできる。
図23において、各分割画素から読み出された画像データの処理(合成)方法は任意である。最大で、(L1,R1)、(L2,R2)、(L3,R3)、(L4,R4)という8視差画像を生成することができる。また、(L1,R1)と(L2,R2)、及び、(L3,R3)と(L4,R4)という2組の分割画素の組み合わせにより、4視差画像を生成することができる。勿論、すべての分割画素の画像データを使用する必要はなく、一部の分割画素の画像データを未使用のままとした画像処理方法も考え得る。
図23に示した撮像素子(画素アレイ部)の構成例によれば、図21に示した構成例よりも多くの視差画像を得ることができる。その反面、解像度が低下することも十分留意すべきである。
これまでは、LFP技術を適用した撮像装置1400で、左右の両眼視差を利用してステレオ画像を生成する方法について説明してきた。LFP技術を適用した同様の撮像装置1400を用いて、高ダイナミック・レンジ(HDR)画像を生成することもできる。以下では、LFP技術を適用した撮像装置1400を用いてHDR画像を生成する実施例について説明する。
図21には、画素を水平方向(X方向)及び垂直方向(Y方向)のそれぞれに対して斜めとなる2方向、例えば45°をなす2方向に沿って、正方形状の画素を斜め配列した撮像素子1403の構造を示した。斜め配列された各画素はそれぞれ、Y軸を中心に水平方向(X方向)すなわち左右に2分割された3角形状の分割画素を含んでおり、第2の実施例では、各画素の左側の分割画素はステレオ画像のL用に、右側の分割画素はステレオ画像のR用に、それぞれ割り当てることにより、両眼の視差画像を取得する。
これに対し、本実施例では、図24に示すように、各画素の左側の分割画素からステレオ画像のL用の画像データを読み出す代わりに、短時間露光(Short Exposure:Se)を行ない、また、右側の分割画素からステレオ画像のR用の画像データを読み出す代わりに、長時間露光(Long Exposure:Le)を行なう。既に述べたように、露光特性が異なる複数の画像を合成してHDR画像を生成するための幾つかの方法が当業界で知られている。本実施例では、短時間露光(Se)などの低露光量で露光した分割画素、長時間露光(Le)などの高露光量で露光した分割画素の各々から得られる画像データを、マイクロ・レンズ単位で合成することにより、HD画像を生成することができる。
また、図23には、斜め配列された画素配列において、1つのマイクロ・レンズに2×2個の画素を割り当てた撮像素子1403の構造を示した。斜め配列された各画素は、それぞれ水平方向(X方向)すなわち左右に2分割された3角形状の分割画素を含む。第2の実施例では、1つのマイクロ・レンズに割り当てられた2×2個の画素のうち、Y軸を中心として図中左側半分の各分割画素をステレオ画像のL用に割り当てるとともに、右側半分の各分割画素をステレオ画像のR用に割り当てることにより、両眼の視差画像を取得する。
これに対し、本実施例では、図25に示すように、各2×2個の画素のY軸を中心として左側半分の各分割画素からステレオ画像のL用の画像データを読み出す代わりに、第2の画素部の対応画素で短時間露光(Se)を行ない、また、Y軸を中心として右側半分の各分割画素からステレオ画像のR用の画像データを読み出す代わりに、第2の画素部の対応画素で長時間露光(Le)を行なう。既に述べたように、露光特性が異なる複数の画像を合成してHDR画像を生成するための幾つかの方法が当業界で知られている。本実施例では、短時間露光(Se)などの低露光量で露光した画素、並びに、長時間露光(Le)などの高露光量で露光した画素の各々から得られる画像データを、マイクロ・レンズ単位で合成することにより、HD画像を生成することができる。
なお、図24並びに図25では図示を省略したが、短時間露光(Se)と短時間露光(Se)の他に、中露光時間(Middle Exposure:Me)で中露光を行なう分割画素をさらにも受けて、中露光量の画像データを取得し、露光特性の異なる3種類の画像データをマイクロ・レンズ単位で合成することにより、HD画像を生成するようにしてもよい。
また、異なる複数種類の露光特性の画像データを得るために、分割画素毎の露光時間の相違を設定する以外に、図11〜図13に示したような絞り量の調整をオンチップ・レンズ毎に行なう方法も考えられる。
さらに、LFP技術を適用した撮像装置1400において、マイクロ・レンズによる左右視差分離と、露光時間などによる複数の露光特性の設定を同時に行うことで、
図26には、LFP技術を適用し、斜め配列した撮像素子から高ダイナミック・レンジのステレオ画像を取得する仕組みを示している。撮像素子の各単位画素は、少なくとも受光機能(マイクロ・レンズ並びにオンチップ・レンズを含む)を含む第1の画素部と、第1の画素部に対向するように形成され、少なくとも検出機能を含む第2の画素部が積層するように構成される。そして、第1の画素部は斜め配列として形成され、第2の画素部は正方配列として形成される(同上)。
第1の画素部の行配列及び列配列と、第2の画素部の行配列及び列配列は互いに対応するように形成されている。斜め配列された第1の画素部の各画素は、正方配列された第2の画素部の対応する行の隣接する2列に跨るように、例えばY方向からX方向に45°だけ回転された状態で形成されている。そして、第1の画素部の各画素は、Y軸を中心に左右に2分割された3角形状の分割画素を含むように構成され、各分割画素は第2の画素部の隣接する2列の左右それぞれの列に配置される。また、同色の2×2個の画素に跨って共有するように、1つのマイクロ・レンズ(ML)が配置されている。第1の画素部の各画素に含まれる各分割画素の画像データは、第2の画素部側の隣接する2列の画素から読み出すことができ、その仕組みは図20に示した撮像素子と同様である。
図26に示す撮像素子(画素アレイ部)の構成例では、1つのマイクロ・レンズに割り当てられた2×2個の画素は、Y軸を中心として図中左側半分の各分割画素がステレオ画像のL用に割り当てられ、右側半分の各分割画素がステレオ画像のR用に割り当てられている。但し、図26は、撮像素子を斜め配列した場合のステレオ画像の一例であり、他の構成例も多数存在する。
また、各2×2個の画素のY軸を中心として左側半分の各分割画素に対応する第2の画素部の画素では、それぞれ短時間露光(Se)を行なう。また、Y軸を中心として右側半分の各分割画素に対応する第2の画素部の画素では、それぞれ長時間露光(Le)を行なう。
図26に示す例では、各2×2個の画素内、すなわち、1つのマイクロ・レンズ内には、以下に示す4つの異なる条件の画像データがある。
LLe:Left+Long Exposure (左画像で長時間露光)
LSe:Left+Short Exposure (左画像で短時間露光)
RLe:Right+Long Exposure (右画像で長時間露光)
RSe:Right+Short Exposure (右画像で短時間露光)
既に述べたように、露光特性が異なる複数の画像を合成してHDR画像を生成するための幾つかの方法が当業界で知られている。1つのマイクロ・レンズ内に上記の4条件の画像データがある場合、LLeとLSeの画像データを合成することで、左画像の高ダイナミック・レンジ画像を生成することができる。また、RLeとRSeの画像データを合成することで、右画像の高ダイナミック・レンジ画像を生成することができる。
なお、図26は、高ダイナミック・レンジの視差画像を得るための1つの構成例であり、本明細書で開示する技術はこれに限定されるものではない。図27には、高ダイナミック・レンジの視差画像を得る他の構成例を示している。いずれの構成にせよ、1つのマイクロ・レンズ内で、LLeとLSeの画像データを合成することで、左画像の高ダイナミック・レンジ画像を生成するとともに、RLeとRSeの画像データを合成することで、右画像の高ダイナミック・レンジ画像を生成することができる。
また、画素の露光条件の設定には、上述したような露光時間を制御する方法以外にも、各種の方法が考えられる。レンズの前面にフィルターを設置して光の透過率を制御する方法(レンズ自体の光の透過率を制御する方法を含む)、レンズ(マイクロ・レンズ又はオンチップ・レンズ)の前面にメカニカル・シャッターを設置して、シャッター・スピードの制御によって露光量を決める方法などが挙げられる。シャッター速度を速くすれば、光量が減るので、上記の短時間露光Seに相当し、低露光量成分の画像データが得られる。他方、シャッター速度を遅くすれば、光量が増えるので、上記の長時間露光Leに相当し、高露光量成分の画像データが得られる。
また、レンズ(マイクロ・レンズ又はオンチップ・レンズ)の外周に図11〜図13に示したような絞り窓を設置する方法は、比較的容易で、且つ、効果が高い。絞り窓は、例えばレンズ毎に微細加工して取り付けることができるが、実際の一眼レフカメラで使用される絞りと同じ原理である。図11に示したように絞り解放のときには、高露光なので上記の長時間露光Leに相当する。他方、図13に示したように絞りを閉じたときには、低露光なので上記の短時間露光Seに相当する。
これまで、LFP技術を適用した撮像装置で高ダイナミック・レンジ画像や視差画像を生成する方法について説明してきた。通常、画像は情報量が多い。したがって、画像圧縮によって情報量を削減するのが一般的である。特に動画像の場合、画像圧縮は必須である。
図28には、高ダイナミック・レンジ画像を圧縮する画像圧縮装置2800の構成例を示している。図示の画像圧縮装置2800は、例えば画像処理部1404の後段に配設され、画像処理部1404から出力される非圧縮の画像データDoutを所定の圧縮率で圧縮処理する。図示の画像圧縮装置2800は、トーン・マッピング部2801と、第1のエンコーダー部2802と、デコーダー部2803と、逆トーン・マッピング部2804と、差分計算部2805と、第2のエンコーダー部2806を備えている。画像圧縮装置2800は、トーン・マッピングを行なうことで低ビット深度画像を作成し、その復号画像と原画像との差分をさらに別の符号化器で符号化するという2段構成の符号化方法を採用している。
画像圧縮装置2800に入力されるデータ2811は、高ダイナミック・レンジの画像であり、例えば8ビット以上の高ビット深度及び小数点精度で表現されることを想定している。高ビット深度画像を符号化する方法については、数多の提案がなされている。例えば、トーン・マッピングを用いてビット深度を変換する処理が当業界で知られている。本実施例では、トーン・マッピング部2801は、入力された高ダイナミック・レンジ画像2811をトーン・マッピングして、8ビットの画像2812に変換する。したがって、後続の第1のエンコーダー部2802は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)やMPEG(Moving Picture Experts Group)などの8ビット深度の画像に対応するエンコード処理を適用する。
デコーダー部2803は、第1のエンコーダー部2802のエンコード結果2813に対し、第1のエンコーダー部2802によるエンコード処理の逆変換に相当するデコード処理を行なって、デコード画像2814を得る。第1のエンコーダー部2802によるエンコード処理とデコーダー部2803によるデコード処理が可逆方式であれば、エンコード前の8ビット画像2812とデコード後の画像2814は完全に一致するが、通常は圧縮率向上のために非圧縮を行なうので両者は一致しない(デコード後の画像2814は、エンコード前の画像2812よりも劣化した画像になる)。
逆トーン・マッピング部2804は、デコーダー部2803によるデコード後の画像2814に対して、トーン・マッピング部2801によるトーン・マッピング処理の逆変換に相当する逆トーン・マッピング処理を行なう。
上述したように、第1のエンコーダー部2802におけるエンコード処理は非圧縮方式なので、逆トーン・マッピング部2804により逆トーン・マッピングした画像2815は、入力画像2811とは一致しない。差分計算部2805は、逆トーン・マッピング部2804により逆トーン・マッピングした画像2815と入力画像2811との差分を計算して、差分画像2816を出力する。
第2のエンコーダー部2806は、差分画像2816に対してエンコード処理を行ない、エンコード結果2817を出力する。
したがって、画像圧縮装置2800全体としては、例えば通常の8ビット深度画像対応の、第1のエンコーダー部2802のエンコード結果2813と、高ダイナミック・レンジ画像との差分画像(すなわち、エンコードの誤差に対する)のエンコード結果2817の2つを出力することになる。
この利点としては、例えば既存の8ビット深度の画像にのみ対応可能な機器と、高ダイナミック・レンジまで対応可能な機器の双方に対して圧縮画像を提供することができることが挙げられる(但し、ここで言う「機器」は、画像ビューワーや各種ソフトウェア、ハードウェアを含むものとする)。
画像圧縮装置2800は、既存の8ビット深度の画像にのみ対応可能な機器に対しては、第1のエンコーダー部2802のエンコード結果2813のみを出力すればよい。また、画像圧縮装置2800は、高ダイナミック・レンジまで対応可能な機器に対しては、第1のエンコーダー部2802によるエンコード結果2813と、第2のエンコーダー部2806による差分画像のエンコード結果2817の2つを出力すればよい。すなわち、画像圧縮装置2800は、既存の8ビット深度の画像対応の画像圧縮装置に対する後方互換性を有していると言える。
後方互換性は非常に大きな利点である。何故ならば、JPEGやMPEGなどの8ビット対応のソフトウェアやディジタルカメラ、カメラ付き多機能端末などが既に大量に普及しているからである。
また、図29には、画像圧縮装置2800から出力される圧縮画像を復号する画像復号装置2900の構成例を示している。図示の画像復号装置2900は、第1のデコーダー部2901と、逆トーン・マッピング部2902と、第2のデコーダー部2903と、加算計算部2904を備え、第1のエンコーダー部2802による高ダイナミック・レンジ画像のエンコード結果2813と第2のエンコーダー部2806による差分画像のエンコード結果2817の2つを入力するように構成されており、高ダイナミック・レンジまで対応可能である。
第1のデコーダー部2901は、画像圧縮装置2800側の第1のエンコーダー部2802によるエンコード結果を入力2911とし、第1のエンコーダー部2802によるエンコード処理の逆変換に相当するデコード処理を行なって、デコード画像2912を得る。
逆トーン・マッピング部2902は、第1のデコーダー部2901によるデコード後の画像2912に対して、画像圧縮装置2800側のトーン・マッピング部2801によるトーン・マッピング処理の逆変換に相当する逆トーン・マッピング処理を行なって、逆トーン・マッピング画像2913を出力する。
一方、第2のデコーダー部2903は、画像圧縮装置2800側の第2のエンコーダー部2806によるエンコード結果を入力2914とし、第2のエンコーダー部2806によるエンコード処理の逆変換に相当するデコード処理を行なって、デコード画像2915を得る。
上述したように、画像圧縮装置2800側でのエンコード処理は非圧縮方式なので、逆トーン・マッピング部2902により逆トーン・マッピングした画像2913は、画像圧縮装置2800に入力された元の高ダイナミック・レンジ画像2811とは一致しない。加算計算部2904は、逆トーン・マッピング部2902により逆トーン・マッピングした画像2913に、第2のデコーダー部2903によるデコード結果2915であるエンコードの誤差成分を加算して、元の状態により近い高ダイナミック・レンジ画像2916を生成して、画像復号装置2900の出力とする。
続いて、高ダイナミック・レンジのステレオ画像の圧縮処理について説明する。ステレオ画像の圧縮方式については、例えば、H.264/AVCを拡張する形で、多視点映像符号化(MVC:Multiview Video Coding)規格として既に標準化され、ブルーレイ・ディスクでのステレオ画像表示などでも実用化されている。本実施例でも、このような国際規格を用いればよい。
図30には、高ダイナミック・レンジ画像を圧縮する画像圧縮装置3000の他の構成例を示している。図示の画像圧縮装置3000は、トーン・マッピングを行なうことで低ビット深度画像を作成し、その復号画像と原画像との差分をさらに別の符号化器で符号化するという2段構成の符号化方法を採用しており(同上)、トーン・マッピング部3001と、第1のエンコーダー部3002と、デコーダー部3003と、逆トーン・マッピング部3004と、差分計算部3005と、第2のエンコーダー部3006を備えている。また、画像圧縮装置3000は、高ダイナミック・レンジのステレオ画像を所定の圧縮率で圧縮処理するように構成されている。
トーン・マッピング部3001は、入力された左右の高ダイナミック・レンジ画像3011L及び3011Rを別々にトーン・マッピングして、それぞれ例えば8ビットの画像3012L及び3012Rに変換する。トーン・マッピング部3001は、左右の画像3011L及び3011Rに対して、特に異なるトーン・マッピングの手法を用いる必要はない。
第1のエンコーダー部3002は、左右のトーン・マッピング画像3012L及び3012Rに対して、例えば所定の規格に則ったエンコード処理を適用して、各々のエンコード画像3013L及び3013Rを出力する。
デコーダー部3003は、第1のエンコーダー部3002の左右のエンコード画像3013L及び3013Rに対し、第1のエンコーダー部2802によるエンコード処理の逆変換に相当するデコード処理をそれぞれ行なって、左右のデコード画像3014L及び3014Rを得る。第1のエンコーダー部3002によるエンコード処理とデコーダー部3003によるデコード処理が可逆方式であれば、エンコード前の左右の画像3012L及び3012Rとデコード後の左右の画像3014L及び3014Rはそれぞれ完全に一致するが、通常は圧縮率向上のために非圧縮を行なうので両者は一致しない(デコード後の画像3014L及び3014Rは、エンコード前の画像3012L及び3012Rよりも劣化した画像になる)。
逆トーン・マッピング部3004は、デコーダー部3003によるデコード後の画像3014L及び3014Rに対して、トーン・マッピング部3001によるトーン・マッピング処理の逆変換に相当する逆トーン・マッピング処理をそれぞれ行なう。
上述したように、第1のエンコーダー部3002におけるエンコード処理は非圧縮方式なので、逆トーン・マッピング部3004により逆トーン・マッピングした左右の画像3015L及び3015Rは、左右の入力画像3011L及び3011Rとは一致しない。差分計算部3005は、逆トーン・マッピング部2804により逆トーン・マッピングした左右の画像3015L及び3015Rと左右の入力画像3011L及び3011R1との差分をそれぞれ計算して、左右の差分画像3016L及び3016Rを出力する。
第2のエンコーダー部3006は、左右の差分画像3016L及び3016Rに対してエンコード処理をそれぞれ行ない、エンコード画像3017L及び3017Rを出力する。
したがって、画像圧縮装置3000全体としては、例えば通常の8ビット深度画像対応の、第1のエンコーダー部3002による左右のエンコード画像3013L及び3013Rと、左右それぞれの高ダイナミック・レンジ画像との差分画像(すなわち、エンコードの誤差に対する)のエンコード画像3017L及び3017Rの2通りを出力することになる。
この利点としては、例えば既存の8ビット深度の画像にのみ対応可能な機器と、高ダイナミック・レンジまで対応可能な機器の双方に対して圧縮画像を提供することができること、すなわち後方互換性を有することが挙げられる(同上)。
また、図31には、画像圧縮装置3000から出力される圧縮ステレオ画像を復号する画像復号装置3100の構成例を示している。図示の画像復号装置3100は、第1のデコーダー部3101と、逆トーン・マッピング部3102と、第2のデコーダー部3103と、加算計算部3104を備え、第1のエンコーダー部3002による高ダイナミック・レンジのステレオ画像のエンコード結果3013と第2のエンコーダー部3006による左右の差分画像のエンコード結果3017の2つを入力するように構成されており、高ダイナミック・レンジまで対応可能である。
第1のデコーダー部3101は、画像圧縮装置3000側の第1のエンコーダー部3002による左右のエンコード画像3111L及び3111Rを入力し、第1のエンコーダー部3002によるエンコード処理の逆変換に相当するデコード処理をそれぞれ行なって、左右のデコード画像3112L及び3112Rを得る。
逆トーン・マッピング部3102は、第1のデコーダー部3101による左右のデコード画像3112L及び3112Rに対して、画像圧縮装置3000側のトーン・マッピング部3001によるトーン・マッピング処理の逆変換に相当する逆トーン・マッピング処理をそれぞれ行なって、左右の逆トーン・マッピング画像3113L及び3113Rを出力する。
一方、第2のデコーダー部3103は、画像圧縮装置3000側の第2のエンコーダー部3006による左右のエンコード画像3114L及び3114Rを入力し、第2のエンコーダー部3006によるエンコード処理の逆変換に相当するデコード処理を行なって、左右のデコード画像3115L及び3115Rを得る。
上述したように、画像圧縮装置3000側でのエンコード処理は非圧縮方式なので、逆トーン・マッピング部3102から出力される左右の逆トーン・マッピング画像3113L及び3113Rは、画像圧縮装置3000に入力された元の高ダイナミック・レンジのステレオ画像3011L及び3011Rとは一致しない。加算計算部3104は、逆トーン・マッピング部3102により逆トーン・マッピングした左右の画像3113L及び3113Rに、第2のデコーダー部3103による左右のデコード画像3115L及び3115Rをそれぞれ加算して、元の状態により近い高ダイナミック・レンジのステレオ画像3116L及び3116Rを生成して、画像復号装置3100の出力とする。
撮像装置1400の内部に画像圧縮装置を組み込んで、生成した画像をエンコードして、コード・ストリームを出力するように構成することもできる。実施例3として説明したように、1台の撮像装置1400は、ステレオ画像を生成することも、高ダイナミック・レンジ画像を生成することもできる。
また、撮像装置1400を、ユーザーや外部機器などからの指示情報に基づいて、ステレオ画像又は高ダイナミック・レンジ画像を選択的に生成できるように構成することもできる。高ダイナミック・レンジ画像を生成する旨の指示情報が入力されたときには、撮像装置1400に組み込まれた画像圧縮装置は、図28に示したような動作特性で振る舞って、高ダイナミック・レンジ画像のエンコード結果を出力すればよい。他方、ステレオ画像を生成する旨の指示情報が入力されたときには、撮像装置1400に組み込まれた画像圧縮装置は、図30に示したような動作特性で振る舞って、ステレオ画像のエンコード結果を出力すればよい。
特開2013−255201号公報 特許第4494690号公報 特開2010−154493号公報
Ren.Ng外著"Light Field Photography with a Hand−Held Plenoptic Camera"(Stanford Tech Report CTSR 2005−02)
以上、特定の実施形態を参照しながら、本明細書で開示する技術について詳細に説明してきた。しかしながら、本明細書で開示する技術の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書で開示する技術は、静止画並びに動画のいずれの高ダイナミック・レンジの画像を撮影する際にも適用することができる。また、本明細書で開示する技術は、多視点画像又は高ダイナミック・レンジの画像の撮影、並びに、多視点画像と高ダイナミック・レンジの画像を組み合わせた撮影に適用することができる。
本明細書で開示する技術の第3の実施例に係る撮像装置は、同時刻に多視点の画像を生成することができるLFP技術を応用して、各画素の露光条件を変えることで、高ダイナミック・レンジ画像を生成することができる。また、多視点の画像を生成することを利用して、ステレオ画像も同時に生成することができる。
さらに第4の実施例では、撮像装置の後段に画像圧縮装置を備えることで、本来大きなデータ・サイズになる高ダイナミック・レンジ画像(並びに、高ダイナミック・レンジのステレオ画像)のデータ量を大幅に削減しながら、高画質を維持することができる。
また、第2の実施例では、撮像素子の画素の2次元配列を例えば水平方向及び垂直方向のそれぞれに対して45°だけ斜めにした斜め配列にする(すなわち、ハニカム構造化する)ことで、正方配列では画像データが未使用で無駄になっていた画素を有効利用することができ、解像度の低下を防止することができる。
要するに、例示という形態により本明細書で開示する技術について説明してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本明細書で開示する技術の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
なお、本明細書の開示の技術は、以下のような構成をとることも可能である。
(1)撮像レンズと、
前記撮像レンズにより集光された光を光電変換する撮像素子と、
露光条件が異なるマイクロ・レンズを2次元平面上に配列して構成され、前記撮像素子の撮像面の前面に離間して配置されて、各マイクロ・レンズが出力する光を前記撮像素子の撮像面に結像させるレンズ・アレイと、
を具備する撮像装置。
(2)前記撮像素子から出力される露光条件の異なる複数の撮像画像を合成して、高ダイナミック・レンジの画像を生成する画像合成部をさらに備える、
上記(1)に記載の撮像装置。
(3)前記レンズ・アレイは、低露光レンズ特性を持つマイクロ・レンズと高露光レンズ特性を持つマイクロ・レンズを含み、
前記撮像素子は、前記低露光レンズ特性及び前記高露光レンズ特性を持つ各マイクロ・レンズの出力光をそれぞれ光電変換して低露光画像と高露光画像を撮影し、
前記画像合成部は、前記低露光画像と前記高露光画像を合成して高ダイナミック・レンジの画像を生成する、
上記(2)に記載の撮像装置。
(4)前記レンズ・アレイは、露光レンズ特性が異なる3種類以上のマイクロ・レンズを含み、
前記撮像素子は、露光レンズ特性毎のマイクロ・レンズの出力光をそれぞれ光電変換して露光条件が異なる3種類以上の画像を撮影し、
前記画像合成部は、前記露光条件が異なる3種類以上の撮像画像を合成して高ダイナミック・レンジの画像を生成する、
上記(2)に記載の撮像装置。
(5)前記撮像素子で結像した後に、露光条件が異なる各撮像画像について、露光条件が同じ隣接画素値を用いて他の露光条件の画素位置の画素を補間して解像度を向上させる補間手段をさらに備える、
上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の撮像装置。
(6)前記補間手段は、露光条件が異なる各撮像画像を前記の画素補間により入力画像と同一の解像度に向上させる、
上記(5)に記載の撮像装置。
(7)前記マイクロ・レンズは、対応する露光条件に合わせた光量を制御するための絞りを備える、
上記(1)乃至(6)のいずれかに記載の撮像装置。
(8)撮像レンズと、
前記撮像レンズにより集光された光を光電変換する撮像素子と、
前記撮像素子のm×n個の画素がそれぞれ割り当てられた複数のマイクロ・レンズを2次元平面上に配列して構成され、前記撮像素子の撮像面の前面に離間して配置されたレンズ・アレイと、
前記レンズ・アレイの各マイクロ・レンズを通過した光を受光するm×n個の画素のうち少なくとも一部の画像データを合成する画像合成部と、
を具備する撮像装置。
(9)前記画像合成部は、前記レンズ・アレイの各マイクロ・レンズを通過した光を受光するm×n個の画素のうち少なくとも一部の画像データに基づいて、ステレオ画像を生成する、
上記(8)に記載の撮像装置。
(10)前記画像合成部は、各マイクロ・レンズを通過する左眼用の光線を受光する画素から読み出した画像データに基づいて左眼用画像を合成するとともに、右眼用の光線を受光する画素から読み出した画像データに基づいて右眼用画像を合成する、
上記(8)に記載の撮像装置。
(11)前記画像合成部は、前記レンズ・アレイの各マイクロ・レンズを通過した光を受光するm×n個の画素のうち少なくとも一部の画像データに基づいて、露光条件の異なる複数の画像を同時に生成する、
上記(8)に記載の撮像装置。
(12)前記画像合成部は、各マイクロ・レンズを通過する光を受光するm×n個の画素のうち、低露光条件に設定された画素から読み出した画像データに基づいて低露光画像を生成するとともに、高露光条件に設定された画素から読み出した画像データに基づいて高露光画像を前記低露光画像と同時に生成する、
上記(11)に記載の撮像装置。
(13)前記画像合成部は、前記レンズ・アレイの各マイクロ・レンズを通過した光を受光するm×n個の画素のうち少なくとも一部の画像データに基づいて、ステレオ画像と、低露光画像及び高露光画像を同時に生成する、
上記(8)に記載の撮像装置。
(14)前記画像合成部は、同時に生成した低露光画像と高露光画像を合成して、高ダイナミック・レンジ画像を生成する、
上記(11)乃至(13)のいずれかに記載の撮像装置。
(15)前記撮像素子は、水平方向及び垂直方向に沿って格子状に正方配列した画素群を、受光面内において所定の角度だけ回転した状態で配設する、
上記(8)に記載の撮像装置。
(16)それぞれの露光条件に合わせた光量となるように各画素の露光時間を制御する、
上記(11)乃至(13)のいずれかに記載の撮像装置。
(17)それぞれの露光条件に合わせた光量となるように各画素に入射する光の絞り量を制御する、
上記(11)乃至(13)のいずれかに記載の撮像装置。
(18)前記画像合成部で生成した画像をエンコードしてコード・ストリームを出力するエンコード部をさらに備える、
上記(13)に記載の撮像装置。
(19)指示情報に基づいてステレオ画像又は高ダイナミック・レンジ画像のいずれを生成するかを選択し、
前記エンコード部は、ステレオ画像を生成することが選択されたときにはステレオ画像のエンコード結果を出力し、高ダイナミック・レンジ画像を生成することが選択されたときには高ダイナミック・レンジ画像のエンコード結果を出力する、
上記(18)に記載の撮像装置。
(20)前記エンコード部は、高ダイナミック・レンジ画像をエンコードする際に、高ダイナミック・レンジ画像をトーン・マッピングするトーン・マッピング部と、トーン・マッピングした後の画像をエンコードする第1のエンコーダー部と、前記第1のエンコーダー部によるエンコード結果をデコードするデコーダー部と、前記デコーダー部によるデコード結果を逆トーン・マッピングする逆トーン・マッピング部と、元の高ダイナミック・レンジ画像と逆トーン・マッピングした画像の差分を計算する差分計算部と、前記差分計算部による差分画像をエンコードする第2のエンコーダー部を備える、
上記(19)に記載の撮像装置。
100…撮像装置、101…撮像部、102…画像合成部
200…撮像装置、201…撮像部、202…画像合成部
301…撮像素子、302…レンズ・アレイ、303…撮像レンズ
801…撮像素子、802…レンズ・アレイ、803…撮像レンズ
1400…撮像装置、1401…撮像レンズ、1402…レンズ・アレイ
1403…撮像素子、1404…画像処理部、1405…撮像素子駆動部
1406…制御部、1407…開口絞り、1410…被写体
2800…画像圧縮装置、2801…トーン・マッピング部
2802…第1のエンコーダー部、2803…デコーダー部
2804…逆トーン・マッピング部、2805差分計算部
2806…第2のエンコーダー部
2900…画像復号装置、2901…第1のデコーダー部
2902…逆トーン・マッピング部、2903…第2のデコーダー部
2904…加算計算部
3000…画像圧縮装置、3001…トーン・マッピング部
3002…第1のエンコーダー部、3003…デコーダー部
3004…逆トーン・マッピング部、3005差分計算部
3006…第2のエンコーダー部
3100…画像復号装置、3101…第1のデコーダー部
3102…逆トーン・マッピング部、3103…第2のデコーダー部
3104…加算計算部

Claims (20)

  1. 撮像レンズと、
    前記撮像レンズにより集光された光を光電変換する撮像素子と、
    露光条件が異なるマイクロ・レンズを2次元平面上に配列して構成され、前記撮像素子の撮像面の前面に離間して配置されて、各マイクロ・レンズが出力する光を前記撮像素子の撮像面に結像させるレンズ・アレイと、
    を具備する撮像装置。
  2. 前記撮像素子から出力される露光条件の異なる複数の撮像画像を合成して、高ダイナミック・レンジの画像を生成する画像合成部をさらに備える、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記レンズ・アレイは、低露光レンズ特性を持つマイクロ・レンズと高露光レンズ特性を持つマイクロ・レンズを含み、
    前記撮像素子は、前記低露光レンズ特性及び前記高露光レンズ特性を持つ各マイクロ・レンズの出力光をそれぞれ光電変換して低露光画像と高露光画像を撮影し、
    前記画像合成部は、前記低露光画像と前記高露光画像を合成して高ダイナミック・レンジの画像を生成する、
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記レンズ・アレイは、露光レンズ特性が異なる3種類以上のマイクロ・レンズを含み、
    前記撮像素子は、露光レンズ特性毎のマイクロ・レンズの出力光をそれぞれ光電変換して露光条件が異なる3種類以上の画像を撮影し、
    前記画像合成部は、前記露光条件が異なる3種類以上の撮像画像を合成して高ダイナミック・レンジの画像を生成する、
    請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像素子で結像した後に、露光条件が異なる各撮像画像について、露光条件が同じ隣接画素値を用いて他の露光条件の画素位置の画素を補間して解像度を向上させる補間手段をさらに備える、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記補間手段は、露光条件が異なる各撮像画像を前記の画素補間により入力画像と同一の解像度に向上させる、
    請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記マイクロ・レンズは、対応する露光条件に合わせた光量を制御するための絞りを備える、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 撮像レンズと、
    前記撮像レンズにより集光された光を光電変換する撮像素子と、
    前記撮像素子のm×n個の画素がそれぞれ割り当てられた複数のマイクロ・レンズを2次元平面上に配列して構成され、前記撮像素子の撮像面の前面に離間して配置されたレンズ・アレイと、
    前記レンズ・アレイの各マイクロ・レンズを通過した光を受光するm×n個の画素のうち少なくとも一部の画像データを合成する画像合成部と、
    を具備する撮像装置。
  9. 前記画像合成部は、前記レンズ・アレイの各マイクロ・レンズを通過した光を受光するm×n個の画素のうち少なくとも一部の画像データに基づいて、ステレオ画像を生成する、
    請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記画像合成部は、各マイクロ・レンズを通過する左眼用の光線を受光する画素から読み出した画像データに基づいて左眼用画像を合成するとともに、右眼用の光線を受光する画素から読み出した画像データに基づいて右眼用画像を合成する、
    請求項8に記載の撮像装置。
  11. 前記画像合成部は、前記レンズ・アレイの各マイクロ・レンズを通過した光を受光するm×n個の画素のうち少なくとも一部の画像データに基づいて、露光条件の異なる複数の画像を同時に生成する、
    請求項8に記載の撮像装置。
  12. 前記画像合成部は、各マイクロ・レンズを通過する光を受光するm×n個の画素のうち、低露光条件に設定された画素から読み出した画像データに基づいて低露光画像を生成するとともに、高露光条件に設定された画素から読み出した画像データに基づいて高露光画像を前記低露光画像と同時に生成する、
    請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記画像合成部は、前記レンズ・アレイの各マイクロ・レンズを通過した光を受光するm×n個の画素のうち少なくとも一部の画像データに基づいて、ステレオ画像と、低露光画像及び高露光画像を同時に生成する、
    請求項8に記載の撮像装置。
  14. 前記画像合成部は、同時に生成した低露光画像と高露光画像を合成して、高ダイナミック・レンジ画像を生成する、
    請求項11乃至13のいずれかに記載の撮像装置。
  15. 前記撮像素子は、水平方向及び垂直方向に沿って格子状に正方配列した画素群を、受光面内において所定の角度だけ回転した状態で配設する、
    請求項8に記載の撮像装置。
  16. それぞれの露光条件に合わせた光量となるように各画素の露光時間を制御する、
    請求項11乃至13のいずれかに記載の撮像装置。
  17. それぞれの露光条件に合わせた光量となるように各画素に入射する光の絞り量を制御する、
    請求項11乃至13のいずれかに記載の撮像装置。
  18. 前記画像合成部で生成した画像をエンコードしてコード・ストリームを出力するエンコード部をさらに備える、
    請求項13に記載の撮像装置。
  19. 指示情報に基づいてステレオ画像又は高ダイナミック・レンジ画像のいずれを生成するかを選択し、
    前記エンコード部は、ステレオ画像を生成することが選択されたときにはステレオ画像のエンコード結果を出力し、高ダイナミック・レンジ画像を生成することが選択されたときには高ダイナミック・レンジ画像のエンコード結果を出力する、
    請求項18に記載の撮像装置。
  20. 前記エンコード部は、高ダイナミック・レンジ画像をエンコードする際に、高ダイナミック・レンジ画像をトーン・マッピングするトーン・マッピング部と、トーン・マッピングした後の画像をエンコードする第1のエンコーダー部と、前記第1のエンコーダー部によるエンコード結果をデコードするデコーダー部と、前記デコーダー部によるデコード結果を逆トーン・マッピングする逆トーン・マッピング部と、元の高ダイナミック・レンジ画像と逆トーン・マッピングした画像の差分を計算する差分計算部と、前記差分計算部による差分画像をエンコードする第2のエンコーダー部を備える、
    請求項19に記載の撮像装置。
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