JP2015179973A - 画像処理システム、画像処理装置、処理制御装置及びプログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置、処理制御装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】処理制御装置と画像処理装置との間で圧縮した画像データをやりとりしながら画像データに対する処理を進める中で画像に対して非可逆圧縮が何度も行われることによる画像劣化を低減する。
【解決手段】処理制御装置20から画像処理装置30への処理要求50aには、処理対象画像の圧縮画像とその処理結果画像の画像IDが含まれる。画像処理装置30の対象画像判定部38は、処理要求50a中の画像IDに対応する処理結果画像(生)が処理結果記憶部33にあるかを調べ、あればその処理結果画像を処理部34に処理させる。なければ、対象画像判定部38は処理要求50a中の圧縮画像を伸長部32に伸長させ、伸張結果の画像を処理部34に処理させる。記憶制御部35は、処理部34から出力される処理結果画像に画像IDを付与して処理結果記憶部33に記憶する。処理結果画像は圧縮され、画像IDと共に処理制御装置20に返信される。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理システム、画像処理装置、処理制御装置及びプログラムに関する。
汎用のコンピュータやデジタル複合機(プリンタ、スキャナ、コピー機、ファクシミリ等の機能を兼ね備えた多機能装置のこと)等の情報処理機能を備えたシステムに、画像処理を高速に実行可能な補助システムを追加して機能向上を図ることはよく行われている。このような補助システムには、例えば、バスを介してメインシステムのプロセッサに接続されるグラフィックアクセラレータや、メインシステムに対してUSB(ユニバーサルシリアルバス)やLAN(ローカルエリアネットワーク)等の通信経路を介して接続された画像処理用コンピュータとして実現される。
このようなシステムでは、解像度が高い等の理由で処理対象の画像のデータ量が大きい場合、メインシステムと補助システムとの間の通信帯域の不足が問題となることがある。これに対する対策として、メインシステムと補助システムとの間でやりとりする画像にデータ圧縮を施しておくことで、帯域不足を避ける方式も知られている。この場合の画像の圧縮方式として、圧縮率を稼ぐためにJPEG(Joint Photographic Experts Group)等の非可逆圧縮方式が用いられることも多い。
1つの画像に対する一連の処理のためにメインシステムと補助システムとの間で何度も画像データのやりとりを行う場合があり、このような場合、度重なる非可逆圧縮により画像の画質が著しく劣化してしまう。
特許文献1には、画像圧縮ファイルを伸張処理しその伸張処理された画像を画像処理した後に再度の圧縮処理して画像圧縮ファイルを作成する装置において、その再度の圧縮処理を行うに際し、画像処理を施した領域の画像データのみを圧縮処理する画像データ処理装置が示される。この装置の圧縮処理では、ブロック画像が画像処理によりデータ変更されているか否かを付加された所定の変更識別子に基づいて判別し、データ変更が生じたブロック画像の場合には画像圧縮した画像データを用い、データ変更の生じていないブロック画像の場合には前記の伸張処理前の画像データを用いて画像圧縮ファイルを合成するような処理を行う。
特開平9−139846号公報
本発明は、処理制御装置と画像処理装置との間で圧縮した画像データをやりとりしながら画像データに対する処理を進めるシステムにおいて、同じ画像データに対して非可逆圧縮が何度も行われることによる画像劣化を、低減することを目的とする。
請求項1に係る発明は、処理制御装置と、画像処理装置と、を有し、前記処理制御装置は、1以上の画像処理を含む処理手順に従って、前記処理手順中の各画像処理の実行を要求する処理要求を前記画像処理装置に送信する要求送信手段と、前記画像処理装置から、前記処理要求に対応する処理結果の画像の識別情報と、前記処理結果の画像を圧縮した圧縮画像と、を含む処理結果情報を受信する結果受信手段と、を有し、前記要求送信手段は、前記処理手順中の第1の画像処理の処理結果の画像に対する第2の画像処理を要求する場合に、前記第2の画像処理を特定する情報、並びに、前記第1の画像処理の処理要求に対して前記結果受信手段が前記画像処理装置から受信した処理結果情報に含まれる識別情報及び圧縮画像を含む処理要求を、前記画像処理装置に送信し、前記画像処理装置は、圧縮画像を伸長する伸長手段と、前記処理制御装置から前記処理要求を受信する要求受信手段と、前記要求受信手段が受信した前記処理要求に含まれる前記識別情報に対応する画像に対して、前記処理要求に特定された画像処理を実行することにより、処理結果の画像を生成する実行手段と、前記処理結果の画像を、当該処理結果の画像の識別情報と対応づけて記憶する処理結果記憶手段と、前記処理結果の画像に対して圧縮処理を施すことにより、処理結果の圧縮画像を生成する圧縮手段と、前記処理結果の画像の識別情報と、前記処理結果の圧縮画像と、を含む処理結果情報を前記処理制御装置に返信する結果返信手段と、前記処理制御装置から受信した前記処理要求に含まれる前記識別情報に対応づけられた画像が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合には前記記憶手段に記憶されている当該画像に対して、記憶されていない場合には前記処理要求に含まれる圧縮画像を前記伸長手段に伸長させることにより得られた画像に対して、前記実行手段に画像処理を実行させるよう制御する実行制御手段と、を有する、画像処理システムである。
請求項2に係る発明は、前記記憶手段は、前記処理結果の画像の識別情報として前記処理結果の画像の圧縮画像を、当該処理結果の画像と対応づけて記憶し、前記処理要求に含まれる前記圧縮画像の一部又は全部が当該圧縮画像の圧縮前の画像に対応する前記識別情報として用いられ、前記処理要求は当該圧縮画像の一部又は全部とは別に画像の識別情報を含まない、ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システムである。
請求項3に係る発明は、前記画像処理装置は、前記実行手段が生成した前記処理結果の画像を前記記憶手段に記憶するか否かを制御する記憶制御手段、を更に備え、前記記憶制御手段は、前記圧縮手段が前記処理結果の画像に対して施す圧縮処理が可逆圧縮に該当する場合には当該処理結果の画像を前記記憶手段に記憶せず、前記圧縮手段が前記処理結果の画像に対して施す圧縮処理が非可逆圧縮に該当する場合には当該処理結果の画像を前記記憶手段に記憶するよう制御する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理システムである。
請求項4に係る発明は、前記記憶制御手段は、前記処理結果の画像を生成するために前記実行手段が実行する前記画像処理の種類が、当該処理結果の画像に対して後で前記画像処理装置による画像処理が実行されないと想定される、あらかじめ定められた種類の画像処理である場合、当該処理結果の画像を前記記憶手段に記憶しないよう制御する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理システムである。
請求項5に係る発明は、前記記憶制御手段は、前記処理結果の画像を生成するために前記実行手段が実行する前記画像処理の種類が、当該処理結果の画像に対して後で前記画像処理装置による画像処理が実行されないと想定される、あらかじめ定められた種類の画像処理である場合、当該処理結果の画像の元になった画像を前記記憶手段に記憶するよう制御する、ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理システムである。
請求項6に係る発明は、前記記憶制御手段は、前記処理結果の圧縮画像のデータ量が白紙を識別するためのあらかじめ定められた閾値以下である場合に、当該圧縮画像の圧縮前の前記処理結果の画像を前記記憶手段に記憶しないよう制御する、ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の画像処理システムである。
請求項7に係る発明は、前記記憶手段に記憶された画像を削除することで前記記憶手段の空き容量を増大させる手段であって、前記記憶手段に記憶された画像のうち解像度が低い画像ほど削除対象に選ばれにくくなるよう制御する手段、を更に備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理システムである。
請求項8に係る発明は、1以上の画像処理を含む処理手順に従って、前記処理手順中の各画像処理の実行を要求する処理要求を画像処理装置に送信する要求送信手段と、前記画像処理装置から、前記処理要求に対応する処理結果の画像の識別情報と、前記処理結果の画像を圧縮した圧縮画像と、を含む処理結果情報を受信する結果受信手段と、を有し、前記要求送信手段は、前記処理手順中の第1の画像処理の処理結果の画像に対する第2の画像処理を要求する場合に、前記第2の画像処理を特定する情報、並びに、前記第1の画像処理の処理要求に対して前記結果受信手段が前記画像処理装置から受信した処理結果情報に含まれる識別情報及び圧縮画像を含む処理要求を、前記画像処理装置に送信する、ことを特徴とする処理制御装置である。
請求項9に係る発明は、コンピュータを、1以上の画像処理を含む処理手順に従って、前記処理手順中の各画像処理の実行を要求する処理要求を画像処理装置に送信する要求送信手段、前記画像処理装置から、前記処理要求に対応する処理結果の画像の識別情報と、前記処理結果の画像を圧縮した圧縮画像と、を含む処理結果情報を受信する結果受信手段、として機能させるプログラムであって、前記要求送信手段は、前記処理手順中の第1の画像処理の処理結果の画像に対する第2の画像処理を要求する場合に、前記第2の画像処理を特定する情報、並びに、前記第1の画像処理の処理要求に対して前記結果受信手段が前記画像処理装置から受信した処理結果情報に含まれる識別情報及び圧縮画像を含む処理要求を、前記画像処理装置に送信する、ことを特徴とするプログラムである。
請求項10に係る発明は、処理制御装置から処理要求を受信する要求受信手段であって、1以上の画像処理を含む処理手順中の第1の画像処理の処理結果の画像に対する第2の画像処理を要求する前記処理要求として、前記第2の画像処理を特定する情報、並びに、前記第1の画像処理の処理要求に対して前記結果受信手段が前記画像処理装置から受信した処理結果情報に含まれる識別情報及び圧縮画像を含む処理要求を受信する要求受信手段と、前記要求受信手段が受信した前記処理要求に含まれる前記識別情報に対応する画像に対して、画像処理実行手段が前記処理要求に特定された画像処理を実行することにより得られた処理結果の画像を、当該処理結果の画像の識別情報と対応づけて記憶する処理結果記憶手段と、前記処理結果の画像の識別情報と、前記処理結果の画像に対して圧縮処理を施すことにより得られた処理結果の圧縮画像と、を含む処理結果情報を前記処理制御装置に返信する結果返信手段と、前記処理制御装置から受信した前記処理要求に含まれる前記識別情報に対応づけられた画像が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合には前記記憶手段に記憶されている当該画像に対して、記憶されていない場合には前記処理要求に含まれる圧縮画像を伸長手段に伸長させることにより得られた画像に対して、前記画像処理実行手段に画像処理を実行させるよう制御する実行制御手段と、を有する画像処理装置である。
請求項11に係る発明は、コンピュータを、処理制御装置から処理要求を受信する要求受信手段であって、1以上の画像処理を含む処理手順中の第1の画像処理の処理結果の画像に対する第2の画像処理を要求する前記処理要求として、前記第2の画像処理を特定する情報、並びに、前記第1の画像処理の処理要求に対して前記結果受信手段が前記画像処理装置から受信した処理結果情報に含まれる識別情報及び圧縮画像を含む処理要求を受信する要求受信手段、前記要求受信手段が受信した前記処理要求に含まれる前記識別情報に対応する画像に対して、画像処理実行手段が前記処理要求に特定された画像処理を実行することにより得られた処理結果の画像を、当該処理結果の画像の識別情報と対応づけて記憶する処理結果記憶手段、前記処理結果の画像の識別情報と、前記処理結果の画像に対して圧縮処理を施すことにより得られた処理結果の圧縮画像と、を含む処理結果情報を前記処理制御装置に返信する結果返信手段、前記処理制御装置から受信した前記処理要求に含まれる前記識別情報に対応づけられた画像が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合には前記記憶手段に記憶されている当該画像に対して、記憶されていない場合には前記処理要求に含まれる圧縮画像を伸長手段に伸長させることにより得られた画像に対して、前記画像処理実行手段に画像処理を実行させるよう制御する実行制御手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項1、8、9、10又は11に係る発明によれば、処理制御装置と画像処理装置との間で圧縮した画像データをやりとりしながら画像データに対する処理を進める場合において、同じ画像データに対して非可逆圧縮が何度も行われることによる画像劣化を、低減することができる。
請求項2に係る発明によれば、圧縮画像とは別に画像の識別情報を用いる必要がない。
請求項3、4又は6に係る発明によれば、この発明を用いない場合よりも、記憶手段の容量を有効に活用することができる。
請求項5に係る発明によれば、処理結果の画像に対して後で前記画像処理装置による画像処理が実行されないと想定される、あらかじめ定められた種類の画像処理の後、その画像処理に関連する画像処理の際に、圧縮画像を伸長する手間を省くことができる。
請求項7に係る発明によれば、非可逆圧縮により画像劣化が生じやすい低解像度の画像に対して非可逆圧縮が行われる可能性を、低減することができる。
実施形態の制御が適用されるシステムの一例を示す図である。 図1のシステムにより一連の処理が実行される流れの具体例を説明するための図である。 実施形態のシステム構成の一例を示す図である。 対象画像判定部の処理手順の一例を示す図である。 記憶制御部の処理手順の一例を示す図である。 実施形態のシステムにおける具体的な処理の流れの中の一場面を説明するための図である。 実施形態のシステムにおける具体的な処理の流れの中の別の一場面を説明するための図である。 実施形態のシステムにおける具体的な処理の流れの中の更に別の一場面を説明するための図である。 記憶制御部による、処理結果画像を記憶するか否かを判定する手順の一例を示す図である。 記憶制御部の処理手順の別の例を示す図である。
まず、図1を参照して、本実施形態の方式が適用される画像処理システムの構成例を概説する。
図1に示す画像処理システムは、記憶装置10、処理制御装置20、画像処理装置30を含む。このシステムが1台のコンピュータとして実現される場合、記憶装置10はハードディスク等の二次記憶装置であり、処理制御装置20は、そのコンピュータのCPU(中央演算装置)やメモリ等のハードウエアと、CPUで実行されるソフトウエアにより構成される。この場合、画像処理装置30は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス等のバスを介して処理制御装置20のCPUに接続されるグラフィックアクセラレータ等として構成される。もちろんこれは一例であり、記憶装置10、処理制御装置20及び画像処理装置30がそれぞれ別々のコンピュータとして実行され、それらがLAN等のデータ通信ネットワークにより接続されたシステムであってもよい。本実施形態の方式は、処理制御装置20と画像処理装置30との間の通信接続の形態に特に依存しない。
記憶装置10は、処理の対象となる画像データや処理結果の画像データ等のデータを記憶する装置である。記憶装置10に記憶される画像データは、処理制御装置20の内外の様々な装置で生成され、例えば処理制御装置20を介して記憶装置10に記憶される。例えば、処理制御装置20の制御下にあるスキャナで紙文書を読み取ることで生成された画像データが記憶装置10に記憶されたり、外部の編集装置で生成された印刷文書を表す画像データがネットワーク経由で処理制御装置20に送られ、記憶装置10に記憶されたりする。また、処理制御装置20が、記憶装置10から読み出した画像データを、画像処理装置30を利用しつつ処理し、その処理の結果得られた画像データを記憶装置10に記憶することも行われる。画像データのフォーマットは特に限定されない。
また、記憶装置10に記憶されるデータは、画像データを内部に含んだ文書データであってもよい。例えば、JPEGやビットマップ等のフォーマットで表現されたイメージオブジェクトを内部に含んだPDF(Portable Document Format)データがその一例である。また、PostScript(登録商標)等のページ記述言語で記述された印刷データもその例の1つである。
画像処理装置30は、1以上の画像処理を実行する機能を有する。画像処理装置30が実行可能な画像処理には、例えば、画像の二値化、スキュー(傾き)補正、カラードロップアウト(画像中からあらかじめ定められた1以上の色範囲に属する画像を消去する処理)、拡大・縮小等がある。ただしこれらはあくまで一例にすぎない。画像処理装置30は、例示したすべての画像処理を実行できる必要はないし、また例示した画像処理以外の画像処理を実行する機能を有していてもよい。
画像処理装置30は、典型的には、それら1以上の画像処理をハードウエア回路により実行する。例えば、画像処理装置30は、それら個々の画像処理のために、それぞれ個別の処理回路を有する構成であってもよい。また、画像処理装置30は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やDRP(Dynamically Reconfigurable Processor)のように、プログラマブルな回路を用いて構成されてもよい。プログラマブル回路は、内部の回路構成を随時変更することで、複数種類の画像処理を実行可能である。また、画像処理装置30は、1以上の画像処理をソフトウエア処理で実現するものであってもよい。
画像処理装置30は、要求受信部31、伸長部32、1以上の処理部34、圧縮部36、及び結果返信部37を有する。
要求受信部31は、処理制御装置20から処理要求50を受信する機能モジュールである。処理要求50には、処理制御装置20が要求する画像処理の処理種別を特定する情報(例えばコマンド名)、その画像処理のパラメータ(もし必要であれば)、及びその画像処理の対象である画像(「処理対象画像」と呼ぶ)の圧縮データが含まれる。画像処理のパラメータには、例えば拡大・縮小処理のための倍率等がある。
伸長部32は、圧縮された画像データを伸長する機能モジュールである。伸長部32は、処理要求50に含まれる圧縮された処理対象画像を伸長することで、処理対象画像の生画像(例えばビットマップ形式)を再現する。
個々の処理部34は、それぞれ対応する画像処理を実行する機能モジュールである。処理要求50に含まれる処理対象画像の圧縮データは、伸長部32で伸長された上で、処理要求50中の処理種別に対応する処理部34により処理される。
圧縮部36は、処理部34から出力される処理結果の画像(以下「処理結果画像」と呼ぶ)を圧縮する。結果返信部37は、圧縮部36から出力された処理結果画像の圧縮データを含んだ処理結果情報55を、処理要求50に対する応答として、処理制御装置20に返信する。
処理制御装置20は、記憶装置10内の画像データ又は文書データに対する処理指示を外部のユーザ等から受け取り、その指示に従った一連の処理の実行を制御する。その一連の処理の中で、画像処理装置30が担当する特定の1以上の画像処理については、画像処理装置30に画像データを送って処理を要求する。この際に送られる画像データは圧縮した状態(図中の処理要求50中の処理対象画像の圧縮データ)である。
処理制御装置20は、フロー制御部22、圧縮部24及び伸長部26を備える。フロー制御部22は、外部からの指示に応じた一連の処理の流れ(以下「処理フロー」と呼ぶ)を制御する機能モジュールである。外部からの指示は、例えば、対象の画像データに対して処理Aを実行し、この処理結果に対して処理Bを実行し、この処理結果に対して更に処理Cを実行する等といった処理フローを規定した指示情報を含んでいる。指示情報が規定する処理フローは、上述の例のような一本道の流れに限られるものではない。例えば、処理が途中で枝分かれし、個々の枝に対応する複数の処理結果が生成されたり、分岐した個々の枝での処理結果が最終的に統合されて1つの処理結果が生成されたりするものもあり得る。また、一連の処理の対象となる画像データや文書データは1つに限られるものではなく、複数の入力(画像又は文書等)に対してそれぞれいくつかの処理を行い、それぞれの処理結果を統合することで最終的な処理結果を生成するという処理フローもあり得る。
フロー制御部22は、そのような処理フローを規定する指示情報に従って、1以上の画像又は画像を含む文書に対する一連の処理の流れを制御する。処理フローを構成する個々の処理(以下では「単位処理」と呼ぶ)の中には、処理制御装置20が担当する処理もあれば、画像処理装置30が担当する処理もあり得る。また、場合によっては、LANやインターネット等を介して処理制御装置20と通信可能な外部装置にて実行される処理が処理フローに含まれていてもよい。
フロー制御部22は、指示情報が表す処理フローに従って順に処理を進めていく中で、画像処理装置30が担当する単位処理に行き当たると、その単位処理の実行を要求する処理要求50を生成し、その処理要求50を画像処理装置30に送信する。処理要求50には、前述の通り、要求する単位処理の対象である処理対象画像の圧縮データが含まれる。その処理対象画像が生画像(ビットマップ形式等)の形式である場合、圧縮部24により圧縮された上で、処理要求50に組み込まれる。そして、その処理要求50に対する処理結果情報が画像処理装置30から返信されてくると、その処理結果情報に含まれる処理結果画像の圧縮データを用いて、処理フローにおける次の単位処理に進む。次の単位処理が処理制御装置20内のアプリケーションで実行される処理の場合、伸長部26によりその圧縮データを伸長し、伸張の結果得られた画像データを、そのアプリケーションに対して処理対象画像として渡す。そのアプリケーションによる処理の結果が画像であり、その処理結果の画像に対して画像処理装置30で更に別の画像処理を施す旨が処理フローに規定されている場合、フロー制御部22は、その処理結果の画像を圧縮部24により圧縮し、圧縮結果の画像を処理対象として含んだ処理要求50を生成し、画像処理装置30に送る。
なお、処理制御装置20内で行われる単位処理は、処理結果として画像が得られる種類のものに限らない。処理制御装置20は、例えば、画像からバーコード等の機械可読コードや文字などを認識する認識処理や、処理結果の画像を分類する処理、処理結果の画像を組み込んだ文書や電子メールを作成する処理、処理結果の画像をファイルシステムに格納する処理等、様々な処理を行うことができる。処理制御装置20は、例えば、ハードウエア回路での処理になじまない各種の処理を担当する。
この図1のシステムでの処理フローの一例を、図2を参照して説明する。この処理フローは、文書画像に含まれるバーコードを認識するとともに、その文書画像をあらかじめ定められたサイズに縮小し、その縮小画像に対してそのバーコードが示す文書名を含んだファイル名を付与してファイルシステムに格納する、という一連の処理である。
この処理フローでは、まず処理制御装置20のフロー制御部22が、処理指示が規定する処理フローの先頭の単位処理が、処理対象の文書画像に対する「バーコード認識用の二値化」であること、及び、その「バーコード認識用の二値化」が画像処理装置30の担当であることを認識する。この認識に従い、フロー制御部22は、処理対象の文書画像を記憶装置10から読み出し、(a)その文書画像を圧縮部24に圧縮させる。(b)またフロー制御部22は、処理フローにその文書画像の縮小処理が含まれていることを認識し、圧縮部24が生成した圧縮画像をその縮小処理に備えてメモリ等に記憶する。(c)また、フロー制御部22は、その圧縮画像を処理対象画像のデータとして含み、処理種別として「バーコード認識用の二値化」処理を指定した処理要求を作成し、作成した処理要求を画像処理装置30に送信する。
画像処理装置30では、(d)まず要求受信部31がその処理要求を受信し、伸長部32がその処理要求中の圧縮画像を伸長する。(e)次に、伸長部32から出力された伸張結果の画像データが、処理要求中で指定されている処理種別に対応する「バーコード認識用の二値化」を実行する処理部34に供給され、その処理部34によりその画像に対して「バーコード認識用の二値化」が実行される。なお、「バーコード認識用の二値化」とは、文書画像をバーコード認識に適したかたちに二値化する処理のことである。そして、(f)処理部34が出力した二値化結果の画像を圧縮部36が圧縮し、圧縮された画像を含んだ処理結果情報が結果返信部37により処理制御装置20に返される。
(g)処理制御装置20はその処理結果情報を受信する。フロー制御部22は、処理フローにおいて「バーコード認識用の二値化処理」の処理結果に対して次に実行すべき単位処理が、その処理結果の画像からのバーコード認識であることを認識する。(h)バーコード認識を行うために、フロー制御部22は、その処理結果情報中の圧縮画像を伸長部26に伸長させ、(i)伸長部26から出力された画像を、処理制御装置20のCPUが実行するバーコード認識プログラムに渡し、バーコード認識を実行させる。バーコード認識プログラムは、その画像に含まれるバーコードを認識し、そのバーコードが表すデータ内容を求める。ここでは、一例として、バーコードはその文書画像の文書名を表しているとする。
フロー制御部22は、処理フローの解析結果から、バーコード認識の認識結果を用いて次に行うべき単位処理が、その認識結果のデータ(文書名)を含んだファイル名を、別途生成されたその文書画像の縮小画像に付してファイリングする処理(後述する処理(q))であると認識する。この認識に従い、フロー制御部22はそのバーコード認識結果を、文書画像の縮小処理が完了するまでメモリ等に一時記憶する。
またフロー制御部22は、処理フローの解析結果から、文書画像の縮小処理を実行すべきことを認識する。文書画像の縮小を担当するのは画像処理装置30なので、(j)フロー制御部22は、縮小処理を指示する処理要求を生成し、画像処理装置30に送信する。この処理要求には、処理対象画像のデータとして、前述の処理(b)で記憶した圧縮画像データが含まれる。また、この処理要求には、縮小処理のパラメータとして縮小率の情報が含まれる。
(k)画像処理装置30は、その処理要求を受信し、その処理要求に含まれる圧縮画像を伸長部32にて伸長する。(l)次に、伸張結果の画像を縮小処理を担当する処理部34により縮小し、(m)縮小結果の画像を圧縮部36により圧縮し、圧縮された画像を含む処理結果情報を処理制御装置20に返信する。
(o)処理制御装置20は、その処理結果情報を受信する。(p)フロー制御部22は、処理フローにおいて縮小処理の処理結果に対して実行すべき次の単位処理が、処理制御装置20にてその縮小画像をファイリングする処理(後述する(q))であると認識し、そのファイリング処理のために、(p)処理結果情報から取り出した圧縮画像を伸長部26に伸長させる。(q)そして、伸張結果の画像(文書画像の縮小画像)に対し、前述の処理(i)のバーコード認識処理で認識した文書名をファイル名として付与し、記憶装置10にファイリングする。
図2に示したように、このシステムでは、処理制御装置20と画像処理装置30との間でやりとりする画像を圧縮しておくことで、両者間の通信経路(バスやネットワーク等)の通信帯域の不足を回避しようとしている。やりとりする画像が写真等の連続調の画像である場合、高い圧縮率を得るためにJPEG等の非可逆圧縮が用いられる。非可逆圧縮を用いる場合、図2の例には現れないが、処理フローの中で何度の圧縮・伸長が繰り返されると、画像が劣化してしまう。
図2の例には現れていないが、例えば、入力画像に対して画像処理装置30にて第1の画像処理を行い、この画像処理の結果に対して画像処理装置30にて第2の画像処理を行うという処理フローもあり得る。この処理フローでは、まず入力画像を処理制御装置20から画像処理装置30に送る際に非可逆圧縮が行われ、その入力画像に対する第1の画像処理の結果を画像処理装置30から処理制御装置20に返す際に2回目の非可逆圧縮が行われる。処理制御装置20から第2の画像処理を要求する際には、その前に画像処理装置30から受け取った第1の画像処理の結果の圧縮データをそのまま画像処理装置30に送ればよいので、新たな非可逆圧縮を行う必要がないが、第2の画像処理の結果を画像処理装置30から処理制御装置20に返す際には3回目の非可逆圧縮が行われる。このように、順に何回も画像処理を行う処理フローの場合、非可逆圧縮が何回も繰り返され、著しい画像劣化が生じる場合がある。
上述の例では処理フロー中で連続する第1及び第2の画像処理が共に画像処理装置30で行われるため、第1の画像処理の結果を処理制御装置20に送り返す必要は必ずしもない。しかし、第1の画像処理の結果に対して処理制御装置20のソフトウエア処理により別の画像処理を施し、この画像処理の結果に対して画像処理装置30で第2の画像処理を施す処理フローの場合、第1の画像処理の結果を処理制御装置20に返さなければならない。なお、この場合、第2の画像処理の対象の画像が処理制御装置20から画像処理装置30に送られる際にも非可逆圧縮が施されるため、非可逆圧縮の回数が上述の例よりも多くなる。
また、画像処理装置30は、処理フローを規定する処理指示のデータを解析するためのプロセッサを持たなかったり、制御のためのプロセッサを有している場合でも、その能力がきわめて限定的であったりする。このため、画像処理装置30での画像処理が連続する場合でも、画像処理装置30にそれら連続する複数の画像処理のフローの実行を行わせることは不可能又は困難である。例えば、分岐や合流を含むフローを画像処理装置30にて制御することはほぼ不可能である。このようなことから、このシステムでは、処理フローの制御は処理制御装置20で一括して行い、画像処理装置30は、処理制御装置20からの単位処理の要求を1つずつ受け取って処理し、その処理結果を返すという単純な処理を行うものとしている。このようなシステムでは、処理制御装置20と画像処理装置30との間で画像のやりとりが繰り返されるため、非可逆圧縮の繰り返しによる画像劣化が起こることとなる。
このような非可逆圧縮の繰り返しによる画像劣化を低減するため、本実施形態では、図3に示すように、画像処理装置30aの処理部34が実行した画像処理の結果の生画像を記憶する処理結果記憶部33を設ける。そして、処理要求50aに含まれる圧縮された処理対象画像の代わりに、処理結果記憶部33に記憶されている、対応する生画像を用いて画像処理を行う。
以下、図3を参照して、本実施形態のシステム構成について更に詳しく説明する。なお、図3に示すシステム構成は、図1のシステム構成のうち特に画像処理装置30に改良を加えたものである。図3に示す各要素のうち、図1に示す要素に対応する要素には、同一符号を付し、重複する説明を省略する。なお、図3では記憶装置10の図示を省略している。
図3に例示する画像処理装置30aは、図1の画像処理装置30の備える要素群に加え、処理結果記憶部33、記憶制御部35、及び対象画像判定部38を備える。
処理結果記憶部33は、半導体ランダムアクセスメモリ等の高速な記憶装置を用いて構成されており、処理部34群の処理結果の生画像を保管する記憶場所として機能する。
記憶制御部35は、処理部34により生成された処理結果画像(生画像)を処理結果記憶部33に記憶する際の制御を行う。1つの例では、記憶制御部35は、生成された処理結果画像をすべて処理結果記憶部33に記憶する。また、別の例では、記憶制御部35は、生成された処理結果画像を処理結果記憶部33に記憶するか否かを各種の条件に基づいて判断する。この実施形態では、いずれの場合も、記憶制御部35は、処理結果記憶部33に記憶する処理結果画像に対して、一意な識別情報を付与する。この識別情報を以下では画像IDと呼ぶ。画像IDとして例えばUUID(Universally Unique Identifier)を用いれば、システム内に画像処理装置30が複数存在する場合でも、中央管理を必要とせずに一意なIDを付与できる。なお、UUIDはあくまで一例にすぎない。処理結果画像は、画像IDと対応づけて処理結果記憶部33に記憶される。付与された画像IDは、結果返信部37aによりその画像IDに対応する処理結果画像の圧縮結果と共に処理結果情報55aに組み込まれ、処理制御装置20に返信される。
また記憶制御部35は、処理結果記憶部33に記憶されている処理結果画像のいくつかを削除することで、処理結果記憶部33の空き容量を増大させる制御も行う。これら記憶制御部35の制御については、後で詳しく説明する。ここではまず生成された処理結果画像をすべて記憶する場合を例にとって説明を進め、記憶するか否かを判断する例については後で説明することとする。
対象画像判定部38は、処理制御装置20からの処理要求50aが示す処理対象の画像が処理結果記憶部33に記憶されているか否かを判定する。この例では、その判定は、処理要求50aに含まれる画像IDを用いて行う。この判定の仕組みについて、以下に説明する。
処理制御装置20(特にフロー制御部22)は、以前の処理要求に対して画像処理装置30aから受け取った処理結果画像に対して更なる画像処理を要求する場合、その処理結果画像(圧縮後)に加え、その処理結果画像と共に受け取った画像ID(共に処理結果情報55aに含まれる)を含む処理要求50aを画像処理装置30に送る。その画像IDは、過去に生成され、処理結果記憶部33に記憶された生の処理結果画像を指し示している。対象画像判定部38は、処理結果記憶部33の記憶内容を調べることで、処理要求50aに含まれる画像IDに対応する処理結果画像が処理結果記憶部33に記憶されているかどうかを判定する。画像IDに対応する処理結果画像(生画像)は、過去に生成され、処理結果記憶部33に一度記憶されているはずであるが、その後処理結果記憶部33の空き容量不足等で削除される場合がある。このように削除された場合には、処理要求50a内の画像IDに対応する処理結果画像は処理結果記憶部33内に存在しない。
対象画像判定部38は、処理要求50aに含まれる画像IDに対応する生の処理結果画像(生)を処理結果記憶部33から見つけた場合は、その生の処理結果画像を処理部34に渡し、処理させる。渡す先の処理部34は、その処理要求50aに指定された処理種別に対応するものである。また、処理要求50aに画像IDが含まれていない場合、又は、処理要求50aに含まれる画像IDに対応する生の処理結果画像(生)が処理結果記憶部33内にない場合は、対象画像判定部38は、その処理要求50a内の処理対象の圧縮画像を伸長部32に伸長させ、伸張結果の画像を、指定された処理種別に対応する処理部34に処理させる。
なお、画像IDが含まれない処理要求50aは、処理制御装置20が処理フロー内の最初の画像処理を要求する場合に生じる。また、処理制御装置20が、画像処理装置30から返信された処理結果画像に対して自分の中で画像処理を施し、この画像処理の結果の画像に対する画像処理を要求する場合にも、画像IDが含まれない処理要求50aが生成される。
次に、図4を参照して、対象画像判定部38が実行する処理手順の一例を示す。この手順では、画像処理装置30(特に圧縮部36)が処理結果画像を圧縮する際に、処理結果画像に応じて可逆圧縮方式と非可逆圧縮方式とを使い分ける場合を想定した手順である。
例えば、画像処理装置30が行う画像処理が二値化処理の場合、処理結果画像は二値画像となる。二値画像の場合、連続調画像に適したJPEG等の圧縮方式ではなく、二値画像に適したランレングス圧縮等の圧縮方式が用いられる。ランレングス圧縮等の方式は可逆圧縮方式である。生の処理結果画像を可逆圧縮しても画像劣化は生じないので、圧縮前の画像劣化のない生の処理結果画像を処理結果記憶部33に記憶しておく必要はない。すなわち、圧縮部36で可逆圧縮された処理結果画像が処理制御装置20に返され、その処理結果画像に対して別の画像処理が行われる場合、その可逆圧縮された処理結果画像を処理対象画像として含んだ処理要求50aが処理制御装置20から画像処理装置30に送られることとなる。この場合、画像処理装置30は、その処理要求50aに含まれる可逆圧縮された処理対象画像を伸長することで、その画像処理の前の画像処理の処理結果である、劣化のない生画像を得ることができる。このため、1つの例では、圧縮部36が可逆圧縮を行う処理結果画像は、貴重なメモリ容量を消費してまで処理結果記憶部33に記憶することはしない。なお、圧縮部36が処理結果画像に施す圧縮が可逆圧縮又は非可逆圧縮のいずれであるかは、その処理結果画像を生成した画像処理の種別から判定すればよい。
図4の手順では、まず対象画像判定部38は、受け取った処理要求50aに含まれる処理対象の圧縮画像のフォーマット情報を調べ、その圧縮画像が可逆圧縮によるものか否かを判定する(S10)。すなわち、フォーマット情報に含まれる圧縮方式の情報が、可逆圧縮に該当する圧縮方式を示すものであれば、その圧縮画像が可逆圧縮されたものと判定し、そうでなければ非可逆圧縮で圧縮されたものと判定する。
S10で可逆圧縮と判定した場合、対象画像判定部38は、処理要求50aが示す画像処理の対象として、その処理要求50a中の圧縮画像(可逆圧縮されているもの)を使用すると判定し、その圧縮画像を伸長部32に渡す(S12)。これにより、その圧縮画像が可逆伸長され、この伸張結果の画像が、その処理要求50a中の処理種別に対応する処理部34にて処理される。
逆に、S10で非可逆圧縮と判定した場合、対象画像判定部38は、処理要求50aが示す画像処理の対象として、その処理要求50a中の画像IDに対応する生の処理結果画像を第1の候補と判断する。そして、その画像IDに対応する処理結果画像(生)が処理結果記憶部33に記憶されているか否かを調べる(S14)。処理要求50aに画像IDが含まれていない場合や、処理要求50a中の画像IDに対応する処理結果画像が既に削除されている場合は、S14の判定結果は否定(No)となり、対象画像判定部38は、処理要求50a中の圧縮画像を伸長部32に渡し、これに応じて伸長部32が出力する伸張結果の画像を、対応する処理部34に処理させる(S12)。
S14の判定結果が肯定(Yes)の場合、対象画像判定部38は、処理結果記憶部33内のその画像IDに対応する処理結果画像(生画像)を、対応する処理部34に処理させる(S16)。
さて、処理部34が生成した処理結果画像を処理結果記憶部33に記憶しようとする際、空き容量が足りない場合がある。その場合、記憶制御部35は、処理結果記憶部33に記憶されているいくつかの処理結果画像を削除することで、必要な空き容量を確保する。このとき削除する処理結果画像を選択する方法としては、LRU(Last Recently Used)等の一般的なアルゴリズムをそのまま用いてもよい。また、別の例として、画像の劣化を考慮に入れた選択方法を用いることも考えられる。この方法の一例を図5に示す。
図5の手順では、記憶制御部35は、処理部34から出力された処理結果画像を記憶しようとする際、その画像のサイズSの情報を取得する(S20)。次に、処理結果記憶部33の空き容量がそのサイズSの画像を収容するのに足りているか否かを判定する(S22)。S22で「足りない」と判定した場合(判定結果No)、記憶制御部35は、処理結果記憶部33内の処理結果画像のうち、あらかじめ定めた閾値以上の解像度を持つもののみを選抜し、選抜した処理結果画像の中からLRU等の従来の削除対象選択アルゴリズムにより削除する画像を選択する(S24)。すなわち、S24では、解像度が閾値未満の処理結果画像は、削除対象には選ばれない。これは、解像度が低い画像ほど非可逆圧縮により画像の劣化が激しくなるため、後の使用に備えて生画像を保持しておくメリットが大きいからである。
なお、S24では、1つの閾値を用いる単純な二分法の代わりに、解像度が低いほど段階的に又は連続的に削除対象に選ばれにくくなるような判定を行ってもよい。もっとも、図5に例示した閾値未満の解像度の画像は絶対に削除対象に選ばれないS24の判定処理は、「段階的又は連続的」ではないものの、「解像度が低い処理対象画像ほど削除対象に選ばれにくくなるような判定」には該当する。
S24で選んだ画像を処理結果記憶部33から削除した後、再びS22で処理結果記憶部33の空き容量を判定する。処理結果記憶部33の空き容量が、記憶しようとする処理対象画像のサイズS以上となるまで、S22及びS24の処理を繰り返す。そして、S22で処理結果記憶部33の空き容量が記憶しようとする処理対象画像のサイズS以上と判定すると、記憶制御部35は、その処理結果画像を、その処理結果画像に付与した画像IDと対応づけて、処理結果記憶部33に記憶する(S26)。
次に、図3に例示したシステムが処理フローを実行していく様子を、図6〜図8に示す具体例を参照して説明する。
図6は、処理フロー中の1番目の処理(「処理(1)」)が実行される様子を示す。この場合、(ア)まず処理制御装置20は、処理(1)の処理要求を画像処理装置30に送る。この例では、処理(1)の種別は「A」(例えばスキュー補正など)であるとする。また、この場合、その処理要求には、処理フロー中で処理(1)の処理対象に指定された画像の圧縮データが含まれる。処理(1)は処理フロー中の最初の処理なので、その処理対象の画像は画像処理装置30の処理結果記憶部33に存在しない。したがって、その処理要求中の画像IDの値は「なし」(画像IDが存在しないことを示す値)である。その処理要求を受け取った画像処理装置30の対象画像判定部38は、その処理要求中の画像IDの値が「なし」なので、(イ)その処理要求中に含まれる圧縮された処理対象画像を伸長部32に伸長させる。(ウ)伸長部32は、その圧縮画像を対応する伸長アルゴリズムで伸長し、伸長の結果得られた生画像データを処理対象画像として、処理要求中の処理種別「A」に対応する処理部34に入力する。処理部34は、処理対象画像に対して画像処理を実行する。(エ)画像処理の結果得られた処理結果画像は、圧縮部36及び記憶制御部35に渡される。(オ)記憶制御部35は、その処理結果画像(生画像)に対して一意な画像ID「1」を付与し、その処理結果画像をその画像ID「1」と対応づけて処理結果記憶部33に格納する。(カ)また記憶制御部35は、その画像ID「1」を結果返信部37aに渡す。(キ)処理結果画像は圧縮部36で圧縮され、その結果得られた圧縮画像は結果返信部37aに渡される。(ク)結果返信部37aは、受け取った画像ID「1」と圧縮画像とを含む処理結果情報を、処理(1)の処理結果として、処理制御装置20に返信する。
図7は、その処理フロー中の2番目の処理(「処理(2)」)が実行される様子を示す。ここで処理(2)は、処理(1)の処理結果画像を対象とする画像処理であるとする。また処理(2)の種別は「B」であるとする。この場合、処理制御装置20は、(ケ)処理対象画像を示す情報として、受け取った処理(1)の処理結果情報に含まれる画像ID「1」及び圧縮画像を含んだ処理要求を画像処理装置30に送る。その処理要求を受け取った画像処理装置30の対象画像判定部38は、その処理要求中の画像ID「1」に対応する処理結果画像が処理結果記憶部33に記憶されているかどうかを調べる。この例では、画像ID「1」に対応する処理結果画像がまだ記憶されているとする。この場合、対象画像判定部38は、(コ)その処理結果画像、すなわち図6の処理(1)で生成された処理結果画像を、(サ)今度の処理(2)の処理対象画像として、処理種別「B」に対応する処理部34に供給する。以降の処理(シ)〜(タ)は、図6の(エ)〜(ク)と同様なので、説明を省略する。
図8は、その処理フロー中の6番目の処理(「処理(6)」)が実行される様子を示す。ここで処理(6)は、処理(1)の処理結果画像を対象とする画像処理であるが、処理(1)の処理結果の画像は、この時点では既に処理結果記憶部33から削除されているとする。この場合、処理制御装置20は、(チ)処理対象画像を示す情報として、図6の(ク)で処理(1)の処理結果として受け取った画像ID「1」及び圧縮画像を含んだ処理要求を画像処理装置30に送る。その処理要求を受け取った画像処理装置30の対象画像判定部38は、その処理要求中の画像ID「1」に対応する処理結果画像が処理結果記憶部33に記憶されているかどうかを調べる。(ツ)この例では、画像ID「1」に対応する処理結果画像は処理結果記憶部33内には既に存在しない。そこで、対象画像判定部38は、(テ)その処理要求中に含まれる圧縮された処理対象画像を伸長部32に伸長させる。以降の処理(ト)〜(ノ)は、図6の(ウ)〜(ク)と同様なので、説明を省略する。
以上、本発明の1つの実施形態を説明した。
次に第1の変形例を説明する。上記実施形態では、処理結果記憶部33に記憶する処理結果画像に記憶制御部35が画像IDを付与した。この第1の変形例では、画像IDを付与する代わりに、その処理結果画像に対応する圧縮画像を画像IDの代わりに用いる。すなわち、記憶制御部35は、記憶しようとする処理対象画像(生)に対応づけて、圧縮部36がその処理対象画像を圧縮した結果である圧縮画像を、処理結果記憶部33に記憶する。圧縮画像自体が画像IDとして機能するので、結果返信部37aが返信する処理結果情報には圧縮画像とは別の画像IDは含まれない。また、この変形例では、処理制御装置20は、図1の例と同様、画像IDを含まない処理要求50を画像処理装置30に送る。画像処理装置30は、その処理要求50に含まれる圧縮画像と同じ圧縮画像が処理結果記憶部33内にあるかどうかを調べ、そのような圧縮画像があれば、その圧縮画像に対応づけて処理結果記憶部33に記憶されている生の処理結果画像を、その処理要求の処理対象として、対応する処理部34に処理させる。処理要求50に含まれる圧縮画像と処理結果記憶部33内の圧縮画像が「同じ」であるかどうかの判定は、例えば、ヘッダ等を除いた圧縮画像の画像データ部分のバイナリデータ同士を比較することで行えばよい。
このように圧縮画像を画像IDとして用いることで、処理要求や処理結果情報に(圧縮画像とは別の)画像IDを含める必要がなくなる。
なお、この変形例において、処理結果記憶部33に画像IDとして記憶する圧縮画像は、処理結果画像を圧縮部36で圧縮して得られる圧縮画像データ全部出なくてもよい。その圧縮画像データのうちのあらかじめ定められた部分(例えば先頭のあらかじめ定められたデータ量の部分)を画像IDとして記憶するようにしてもよい。この場合、記憶制御部35は、処理要求50に含まれる圧縮画像から、そのあらかじめ定められた部分を抽出し、その抽出したデータに一致する画像ID(圧縮画像データの一部)が処理結果記憶部33にあるかどうかを調べる。
次に、第2の変形例を、図9を参照して説明する。
上記実施形態では、記憶制御部35は、処理部34が生成した処理結果画像のうち圧縮部36で可逆圧縮される画像以外をすべて処理結果記憶部33に記憶した。これに対し、この第2の変形例では、処理結果記憶部33に記憶する処理結果画像を、他の条件も考慮して更に絞り込む。図9に示されるのは、この第2の変形例において記憶制御部35が実行する手順の一例である。
図9の手順では、上記実施形態の場合と同様、処理制御装置20から要求された画像処理に対応する圧縮方式が可逆圧縮かどうかを判定する(S30)。例えば、処理要求が「二値化」を要求するものである場合、S30の判定結果は肯定(「可逆」)となる。この場合、その画像処理の処理結果画像は処理結果記憶部33に記憶しない(S36)。
また、記憶制御部35は、要求された画像処理が、あらかじめ定められた「認識系処理の前処理」に該当するかどうかを判定する(S32)。ここで「認識系処理」とは、バーコード認識や光学文字認識(OCR)等のように、画像の一部又は全部の内容を認識する処理のことである。そして「認識系処理の前処理」とは、そのような認識系処理の対象画像に対して、認識精度向上等を目的として行う前処理的な画像処理のことである。例えば、バーコード認識の対象画像に対して行うバーコード用の二値化処理がその一例である。「認識系処理の前処理」の処理により得られた処理結果画像は、処理制御装置20に返された後、処理制御装置20にて、その前処理に対応する認識系処理(例えばバーコード認識)を受ける。このように認識系処理の前処理の処理結果画像は処理制御装置20で認識系処理を受けることが通常であり、その処理結果画像が画像処理装置30で行われる別の画像処理の処理対象となることは一般にない。このため、認識系処理の前処理の処理結果は、処理結果記憶部33に記憶しておく必要がない。このような考え方に従い、S32の判定結果が肯定の場合には、処理結果画像を処理結果記憶部33に記憶しないこととする(S36)。
なお、どの画像処理が「認識系処理の前処理」に該当するかは、画像処理装置30にあらかじめ設定しておけばよい。
ここでは「認識系処理の前処理」を例に挙げたが、他の種類の画像処理であっても、その画像処理の処理結果画像に対して更に画像処理装置30で別の画像処理が施されることが想定されない場合、その画像処理の処理結果画像を記憶する必要はない。したがって、そのような種類の画像処理としてあらかじめ設定された画像処理については、処理結果画像を処理結果記憶部33に記憶しないようにしてもよい。
また、記憶制御部35は、処理部34が生成した処理結果画像の圧縮部36による圧縮結果のデータサイズが、あらかじめ定めた閾値Th未満であるかどうかを判定する。この閾値Thは、処理結果画像がほぼ白紙であるかどうかを判定するための閾値である。ほぼ白紙の処理結果画像は、処理制御装置20で不要なものとして削除される可能性がある。また、ほぼ白紙であれば、圧縮前の生画像でも、その生画像を非可逆圧縮した後伸長して得た画像であっても大差がない。そこで、ほぼ白紙の処理結果画像は処理結果記憶部33に記憶しないこととする。処理結果画像がほぼ白紙であればその圧縮結果のデータ量はきわめて小さいものとなるので、図9の手順では、圧縮画像のサイズが閾値Th未満であれば元の処理結果画像がほぼ白紙とS34で判定し、その処理結果画像を処理結果記憶部33に記憶しないようにする(S36)。閾値Thは、白紙と見なせる画像を圧縮した場合の圧縮データのデータ量に基づき定めればよい。
そして、S30、S32、及びS34の検査の結果がすべてNoの場合、すなわち処理結果画像に対応する圧縮方式が非可逆圧縮であり、実行した画像処の理種別が「認識系処理の前処理」ではなく、且つ、処理結果画像の圧縮データのサイズが閾値Th以上である場合は、処理結果画像を記憶することと決定する(S38)。この場合、図5(又は後述する図10)の処理に進み、その処理結果画像を処理結果記憶部33に記憶する。
なお、S30、S32、S34は図示の順序で実行する必要はない。それら3つの検査のいずれかが肯定(Yes)判定を得た場合に、処理結果画像を記憶しないように判定するものであれば、どのような順序で検査を行ってもよい。
また、図9の処理において、画像処理装置30が実行する処理が「認識系処理の前処理」である場合、その処理を要求する処理要求内の圧縮画像を伸長部32で伸長することで得られた処理対象画像の生画像を画像処理装置30内に記憶するようにしてもよい。これは、「認識系処理の前処理」の対象となった画像は、後で別の画像処理の対象となる可能性が高いからである。例えば、スキャンした文書の画像からバーコードを認識すると共に、その画像をスキュー補正し、補正後の画像をバーコードから認識した書誌事項に対応づけてファイリングするという処理フローでは、バーコード認識で処理対象となった画像が、後でスキュー補正の対象となる。このような場合に、「認識系処理の前処理」の際に得た伸長後の処理結果画像を保存しておくと、同じ画像に対する後の処理の際に、保存しておいたその処理結果画像を用いることが、後の処理の際に圧縮画像を再度伸長する必要がない。
次に、図10を参照して、記憶制御部35の処理の変形例を説明する。図10において、図5の手順のステップと同様のステップには同じ符号を付す。
図10の手順では、処理結果内に複数のジョブの処理結果画像が記憶されることを想定し、処理結果記憶部33から削除する処理結果画像を選択する際に、その処理結果画像の属するジョブの優先度を考慮に入れる。ここでいう「ジョブ」とは、処理指示が規定する1つの処理フローのことである。この例では、各ジョブに対してそれぞれ優先度が設定されているものとする。優先度の設定の仕方は特に限定されない。例えばジョブを指示するユーザが優先度を設定してもよいし、ジョブの種類等に応じてあらかじめ定められた規則に従って自動的優先度が設定されるようにしてもよい。
この変形例では、これから処理結果記憶部33に記憶しようとする処理結果画像が属するジョブの優先度と、処理結果記憶部33に記憶されている各処理結果画像の優先度(その処理結果画像が属するジョブの優先度)とを比較し、この比較結果も考慮に入れて削除対象を判定する。
すなわち、図10の手順では、記憶制御部35は、処理部34から出力された処理結果画像を記憶しようとする際、その画像のサイズSと、その処理結果画像が属するジョブの優先度Pの情報を取得する(S20a)。この例では、処理制御装置20は、画像処理装置30に対して送る処理要求50、50aに、ジョブの識別情報や優先度の情報を含める。記憶制御部35は、その処理要求からジョブの優先度の情報を取得すればよい。次に処理結果記憶部33の空き容量がそのサイズSの画像を収容するのに足りているか否かを判定し(S22)、「足りない」と判定した場合、S24aに進む。S24aでは、記憶制御部35は、処理結果記憶部33内の処理結果画像の中から、あらかじめ定めた閾値以上の解像度を持ち、且つS20aで取得された優先度P未満の優先度を持つ画像を抽出する。そして、抽出した処理結果画像の中からLRU等の従来の削除対象選択アルゴリズムにより削除する画像を選択する。
図10の手順は、S20a及びS24aを除き、図5の手順と同様でよい。ただし、S26で処理結果画像を記憶する際、その処理結果画像の属するジョブの優先度も合わせて記憶する。その優先度は、その処理結果画像の生成を指示した処理要求からS20aで取得したものである。
以上の実施形態及び各変形例は、画像処理装置30を複数備えるシステムにも適用可能である。
以上に例示した処理制御装置20及び画像処理装置30は、例えば、汎用のコンピュータに当該装置の各機能モジュールの処理を表すプログラムを実行させることにより実現してもよい。ここで言うコンピュータは、例えば、ハードウエアとして、CPU等のマイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)およびリードオンリメモリ(ROM)等のメモリ(一次記憶)、HDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)、フラッシュメモリ等の二次記憶を制御する二次記憶コントローラ、各種I/O(入出力)インタフェース、無線又は有線のネットワークとの接続のための制御を行うネットワークインタフェース等が、たとえばバスを介して接続された回路構成を有する。また、そのバスに対し、例えばI/Oインタフェース経由で、CDやDVD、ブルーレイディスクなどの可搬型ディスク記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのディスクドライブ、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのメモリリーダライタ、などが接続されてもよい。上に例示した各機能モジュールの処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク等の通信手段経由で、フラッシュメモリ等の二次記憶装置に保存され、コンピュータにインストールされる。二次記憶装置に記憶されたプログラムがRAMに読み出されCPU等のマイクロプロセッサにより実行されることにより、上に例示した機能モジュール群が実現される。また、処理制御装置20及び画像処理装置30のうちの機能の一部、例えばいくつかの種別の画像処理をハードウエア回路(FPGA等で再構成されるものも含む)として実現し、プログラムで実現される制御機能と組み合わせてもよい。
10 記憶装置、20 処理制御装置、22 フロー制御部、24 圧縮部、26 伸長部、30、30a 画像処理装置、31 要求受信部、32 伸長部、33 処理結果記憶部、34 処理部、35 記憶制御部、36 圧縮部、37,37a 結果返信部、38 対象画像判定部、50,50a 処理要求、55,55a 処理結果情報。

Claims (11)

  1. 処理制御装置と、画像処理装置と、を有し、
    前記処理制御装置は、
    1以上の画像処理を含む処理手順に従って、前記処理手順中の各画像処理の実行を要求する処理要求を前記画像処理装置に送信する要求送信手段と、
    前記画像処理装置から、前記処理要求に対応する処理結果の画像の識別情報と、前記処理結果の画像を圧縮した圧縮画像と、を含む処理結果情報を受信する結果受信手段と、
    を有し、
    前記要求送信手段は、前記処理手順中の第1の画像処理の処理結果の画像に対する第2の画像処理を要求する場合に、前記第2の画像処理を特定する情報、並びに、前記第1の画像処理の処理要求に対して前記結果受信手段が前記画像処理装置から受信した処理結果情報に含まれる識別情報及び圧縮画像を含む処理要求を、前記画像処理装置に送信し、
    前記画像処理装置は、
    圧縮画像を伸長する伸長手段と、
    前記処理制御装置から前記処理要求を受信する要求受信手段と、
    前記要求受信手段が受信した前記処理要求に含まれる前記識別情報に対応する画像に対して、前記処理要求に特定された画像処理を実行することにより、処理結果の画像を生成する実行手段と、
    前記処理結果の画像を、当該処理結果の画像の識別情報と対応づけて記憶する処理結果記憶手段と、
    前記処理結果の画像に対して圧縮処理を施すことにより、処理結果の圧縮画像を生成する圧縮手段と、
    前記処理結果の画像の識別情報と、前記処理結果の圧縮画像と、を含む処理結果情報を前記処理制御装置に返信する結果返信手段と、
    前記処理制御装置から受信した前記処理要求に含まれる前記識別情報に対応づけられた画像が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合には前記記憶手段に記憶されている当該画像に対して、記憶されていない場合には前記処理要求に含まれる圧縮画像を前記伸長手段に伸長させることにより得られた画像に対して、前記実行手段に画像処理を実行させるよう制御する実行制御手段と、
    を有する、
    画像処理システム。
  2. 前記記憶手段は、前記処理結果の画像の識別情報として前記処理結果の画像の圧縮画像を、当該処理結果の画像と対応づけて記憶し、
    前記処理要求に含まれる前記圧縮画像の一部又は全部が当該圧縮画像の圧縮前の画像に対応する前記識別情報として用いられ、前記処理要求は当該圧縮画像の一部又は全部とは別に画像の識別情報を含まない、ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記画像処理装置は、前記実行手段が生成した前記処理結果の画像を前記記憶手段に記憶するか否かを制御する記憶制御手段、を更に備え、
    前記記憶制御手段は、前記圧縮手段が前記処理結果の画像に対して施す圧縮処理が可逆圧縮に該当する場合には当該処理結果の画像を前記記憶手段に記憶せず、前記圧縮手段が前記処理結果の画像に対して施す圧縮処理が非可逆圧縮に該当する場合には当該処理結果の画像を前記記憶手段に記憶するよう制御する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理システム。
  4. 前記記憶制御手段は、前記処理結果の画像を生成するために前記実行手段が実行する前記画像処理の種類が、当該処理結果の画像に対して後で前記画像処理装置による画像処理が実行されないと想定される、あらかじめ定められた種類の画像処理である場合、当該処理結果の画像を前記記憶手段に記憶しないよう制御する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  5. 前記記憶制御手段は、前記処理結果の画像を生成するために前記実行手段が実行する前記画像処理の種類が、当該処理結果の画像に対して後で前記画像処理装置による画像処理が実行されないと想定される、あらかじめ定められた種類の画像処理である場合、当該処理結果の画像の元になった画像を前記記憶手段に記憶するよう制御する、ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理システム。
  6. 前記記憶制御手段は、前記処理結果の圧縮画像のデータ量が白紙を識別するためのあらかじめ定められた閾値以下である場合に、当該圧縮画像の圧縮前の前記処理結果の画像を前記記憶手段に記憶しないよう制御する、ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  7. 前記記憶手段に記憶された画像を削除することで前記記憶手段の空き容量を増大させる手段であって、前記記憶手段に記憶された画像のうち解像度が低い画像ほど削除対象に選ばれにくくなるよう制御する手段、を更に備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  8. 1以上の画像処理を含む処理手順に従って、前記処理手順中の各画像処理の実行を要求する処理要求を画像処理装置に送信する要求送信手段と、
    前記画像処理装置から、前記処理要求に対応する処理結果の画像の識別情報と、前記処理結果の画像を圧縮した圧縮画像と、を含む処理結果情報を受信する結果受信手段と、
    を有し、
    前記要求送信手段は、前記処理手順中の第1の画像処理の処理結果の画像に対する第2の画像処理を要求する場合に、前記第2の画像処理を特定する情報、並びに、前記第1の画像処理の処理要求に対して前記結果受信手段が前記画像処理装置から受信した処理結果情報に含まれる識別情報及び圧縮画像を含む処理要求を、前記画像処理装置に送信する、ことを特徴とする処理制御装置。
  9. コンピュータを、
    1以上の画像処理を含む処理手順に従って、前記処理手順中の各画像処理の実行を要求する処理要求を画像処理装置に送信する要求送信手段、
    前記画像処理装置から、前記処理要求に対応する処理結果の画像の識別情報と、前記処理結果の画像を圧縮した圧縮画像と、を含む処理結果情報を受信する結果受信手段、
    として機能させるプログラムであって、
    前記要求送信手段は、前記処理手順中の第1の画像処理の処理結果の画像に対する第2の画像処理を要求する場合に、前記第2の画像処理を特定する情報、並びに、前記第1の画像処理の処理要求に対して前記結果受信手段が前記画像処理装置から受信した処理結果情報に含まれる識別情報及び圧縮画像を含む処理要求を、前記画像処理装置に送信する、ことを特徴とするプログラム。
  10. 処理制御装置から処理要求を受信する要求受信手段であって、1以上の画像処理を含む処理手順中の第1の画像処理の処理結果の画像に対する第2の画像処理を要求する前記処理要求として、前記第2の画像処理を特定する情報、並びに、前記第1の画像処理の処理要求に対して前記結果受信手段が前記画像処理装置から受信した処理結果情報に含まれる識別情報及び圧縮画像を含む処理要求を受信する要求受信手段と、
    前記要求受信手段が受信した前記処理要求に含まれる前記識別情報に対応する画像に対して、画像処理実行手段が前記処理要求に特定された画像処理を実行することにより得られた処理結果の画像を、当該処理結果の画像の識別情報と対応づけて記憶する処理結果記憶手段と、
    前記処理結果の画像の識別情報と、前記処理結果の画像に対して圧縮処理を施すことにより得られた処理結果の圧縮画像と、を含む処理結果情報を前記処理制御装置に返信する結果返信手段と、
    前記処理制御装置から受信した前記処理要求に含まれる前記識別情報に対応づけられた画像が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合には前記記憶手段に記憶されている当該画像に対して、記憶されていない場合には前記処理要求に含まれる圧縮画像を伸長手段に伸長させることにより得られた画像に対して、前記画像処理実行手段に画像処理を実行させるよう制御する実行制御手段と、
    を有する画像処理装置。
  11. コンピュータを、
    処理制御装置から処理要求を受信する要求受信手段であって、1以上の画像処理を含む処理手順中の第1の画像処理の処理結果の画像に対する第2の画像処理を要求する前記処理要求として、前記第2の画像処理を特定する情報、並びに、前記第1の画像処理の処理要求に対して前記結果受信手段が前記画像処理装置から受信した処理結果情報に含まれる識別情報及び圧縮画像を含む処理要求を受信する要求受信手段、
    前記要求受信手段が受信した前記処理要求に含まれる前記識別情報に対応する画像に対して、画像処理実行手段が前記処理要求に特定された画像処理を実行することにより得られた処理結果の画像を、当該処理結果の画像の識別情報と対応づけて記憶する処理結果記憶手段、
    前記処理結果の画像の識別情報と、前記処理結果の画像に対して圧縮処理を施すことにより得られた処理結果の圧縮画像と、を含む処理結果情報を前記処理制御装置に返信する結果返信手段、
    前記処理制御装置から受信した前記処理要求に含まれる前記識別情報に対応づけられた画像が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合には前記記憶手段に記憶されている当該画像に対して、記憶されていない場合には前記処理要求に含まれる圧縮画像を伸長手段に伸長させることにより得られた画像に対して、前記画像処理実行手段に画像処理を実行させるよう制御する実行制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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