JP5625011B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタドライバ、情報処理装置、画像形成装置、画像形成システム及び画像形成方法に関する。
従来、情報処理装置及び画像形成装置を備える印刷システムにおいては、情報処理装置が、文書データ等の印刷対象データを、画像形成装置が認識可能な言語に変換した印刷データを画像形成装置に送付し、画像形成装置は、当該印刷データの全体を解析して印刷していた。
例えば、印刷データのフォーマットとして、複数のバージョンが定められている場合がある。このような場合には、画像形成装置は、情報処理装置から受け取った印刷データのフォーマットのバージョンと、自装置が対応しているバージョンとの間の互換性を確保する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−187243号公報
しかしながら、従来の技術では、互換性を確保する必要があるか否かに拘わらず、印刷データの全体を解析して、情報処理装置から受け取った印刷データのフォーマットのバージョンと、自装置が対応しているバージョンとの間の互換性を確保する処理を行っていたため、その処理に非常に時間がかかっていた。
そこで、本発明は、印刷データの互換性を確保するための処理を効率的に行うことを目的とする。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、データを受信するデータ受信部と、前記データ受信部で受信されたデータを解析するデータ解析部と、を備え、前記データ解析部は、前記データ受信部で受信されたデータに対して互換性を確保する機能が有効か否かを判断する設定解析部と、前記データ受信部で受信されたデータに対して互換性を確保する処理を行う互換性解析部と、前記データ受信部で受信されたデータ、又は、前記互換性解析部で処理されたデータを解析する要素解析部と、を含み、前記設定解析部が、互換性を確保する機能が有効であると判断した場合には、前記互換性解析部は、前記データ受信部で受信されたデータに対して互換性を確保する処理を行い、前記要素解析部は、前記互換性解析部で処理されたデータを解析し、前記設定解析部が、互換性を確保する機能が有効ではないと判断した場合には、前記互換性解析部は、前記データ受信部で受信されたデータに対して互換性を確保する処理を行わず、前記要素解析部は、前記データ受信部で受信されたデータを解析することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る画像形成方法は、データを受信するデータ受信過程と、前記データ受信過程で受信されたデータを解析するデータ解析過程と、を有し、前記データ解析過程は、前記データ受信過程で受信されたデータに対して互換性を確保する機能が有効か否かを判断する設定解析過程と、前記データ受信過程で受信されたデータに対して互換性を確保する処理を行う互換性解析過程と、前記データ受信過程で受信されたデータ、又は、前記互換性解析過程で処理されたデータを解析する要素解析過程と、を含み、前記設定解析過程で、互換性を確保する機能が有効であると判断された場合には、前記互換性解析過程では、前記データ受信過程で受信されたデータに対して互換性を確保する処理が行われ、前記要素解析では、前記互換性解析過程で処理されたデータが解析され、前記設定解析過程で、互換性を確保する機能が有効ではないと判断された場合には、前記互換性解析過程では、前記データ受信過程において受信されたデータに対して互換性を確保する処理が行われず、前記要素解析過程では、前記データ受信過程で受信されたデータが解析されることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、印刷データの互換性を確保するための処理を効率的に行うことができる。
実施の形態1及び2に係る印刷システムの構成を示す概略図である。 実施の形態1におけるプリンタの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1におけるホストPCの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における、伸張後のXPSデータのファイル構成の一例を示す概略図である。 実施の形態1における、XPSのマークアップによるMarkupCompatibilityの記述の一例を示す概略図である。 実施の形態1におけるホストPCのドライバ部が行う処理を示すフローチャートである。 (A)及び(B)は、MarkupCompatibilityの有効指示及び無効指示の一例を示す概略図である。 実施の形態1におけるプリンタでの処理を示すフローチャートである。 実施の形態1における、MarkupCompatibility有効モードにおける解析処理を示すフローチャートである。 実施の形態1における、MarkupCompatibility無効モードにおける解析処理を示すフローチャートである。 実施の形態1における、MarkupCompatibility有効モードとMarkupCompatibility無効モードとの両方で処理した際の処理時間を計測した結果を示す表である。 実施の形態2におけるプリンタの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2におけるMarkupCompatibility動作モード設定メニュー画面の一例を示す概略図である。 実施の形態2におけるホストPCの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2におけるホストPCのアプリケーション部が行う処理を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるプリンタでの処理を示すフローチャートである。
実施の形態1.
(構成の説明)
図1は、実施の形態1に係る印刷システム100の構成を示す概略図である。印刷システム100は、画像形成装置としてのプリンタ110と、情報処理装置としてのホストPC130とを備える。プリンタ110とホストPC130との間の接続は、LAN(Local Area Network)等を介したネットワーク接続であってもよく、また、USB(Universal Serial)、パラレルポート、IrDA(Infrared Data Association)及びシリアルポート等を用いたローカル接続であってもよい。なお、図1の括弧内の符号は、実施の形態2における構成を示している。
図2は、プリンタ110の構成を概略的に示すブロック図である。プリンタ110は、インターフェース部(以下、IF部という)111と、データ取得部としてのデータ受信部112と、データ格納部113と、データ解析部としてのXPSデータ解析部114と、イメージ生成部としての印刷イメージ生成部120と、画像形成部としての印刷部121とを備える。
IF部111は、ホストPC130との間の通信を実行する。
データ受信部112は、IF部111を介して、ホストPC130から画像形成データとしてのXPSデータを受信する。
データ格納部113は、受信されたXPSデータを格納する。
XPSデータ解析部114は、データ格納部113に格納されたXPSデータを解析して、このXPSデータから、印刷イメージ生成部120が解釈可能な中間データを生成する。
印刷イメージ生成部120は、XPSデータ解析部114で生成された中間データから、画像形成用のイメージである印刷イメージを生成する。
印刷部121は、印刷イメージ生成部120によって生成された印刷イメージを利用して印刷処理を行う。
XPSデータ解析部114は、データ伸張部としてのXPSデータ伸張部115と、設定解析部としてのPrintTicket解析部116と、要素分解部としてのXPSマークアップ分解部117と、互換性解析部としてのMarkupCompatibility解析部118と、要素解析部としてのXPSエレメント解析部119とを備える。
XPSデータ伸張部115は、XPSデータに対して、Zipにより伸張処理を行う。XPSデータは、フォルダ構造を持ったファイル群をZipにより圧縮してファイル化したデータフォーマットである。XPSデータ伸張部115により伸張されたXPSデータを、伸張XPSデータとする。
PrintTicket解析部116は、伸張XPSデータ内の設定ファイルであるPrintTicketファイルを解析して、XPSデータのバージョンの互換性を確保するための機能であるMarkupCompatibility機能(互換性確保機能)を有効にするか無効にするかを判断する。例えば、PrintTicket解析部116は、伸張XPSデータ内に、PrintTicketファイルが存在するか否かを解析する。また、PrintTicket解析部116は、PrintTiketファイル内に、互換性を確保するための機能を有効にするための有効指示又は互換性を確保するための機能を無効にするための無効指示が含まれているか否かを解析する。そして、PrintTicket解析部116は、PrintTiketファイル内に有効指示が含まれている場合には、MarkupCompatibility機能を有効にすると判断する。一方、PrintTicket解析部116は、伸張XPSデータ内にPrintTicketファイルが存在しない場合、PrintTiketファイル内に有効指示及び無効指示の何れもが含まれていない場合、並びに、PrintTiketファイル内に無効指示が含まれている場合には、MarkupCompatibility機能を無効にすると判断する。なお、PrintTicketファイルは、両面印刷指定及び部数指定等の画像を形成するために必要な設定を示す設定データである。
XPSマークアップ分解部117は、PrintTicket解析部116がMarkupCompatibility機能を有効にすると判断した場合には、互換性を確保するための機能が有効なモードであるMarkupCompatibility有効モードで処理を行い、一方、PrintTicket解析部116がMarkupCompatibility機能を無効にすると判断した場合には、互換性を確保するための機能が無効なモードであるMarkupCompatibility無効モードで処理を行う。例えば、XPSマークアップ分解部117は、MarkupCompatibility有効モードでは、伸張XPSデータのXPSのマークアップにおいて、エレメント単位で分割を行い、各エレメントをMarkupcompatibility解析部118に与えて、互換性を確保するための処理を行わせてから、XPSエレメント解析部119に処理を行わせて中間データを生成させる。一方、XPSマークアップ分解部117は、MarkupCompatibility無効モードでは、伸張XPSデータのXPSマークアップにおいて、エレメント単位で分割を行い、各エレメントをXPSエレメント解析部119に与えて処理を行わせて中間データを生成させる。
MarkupCompatibility解析部118は、XPSマークアップ分解部117から与えられた各エレメントに対して、MarkupCompatibility機能を実現するための互換性確保処理を行う。
XPSエレメント解析部119は、XPSマークアップ分解部117で分解された各エレメント、及び、MarkupCompatibility解析部118で互換性確保処理が施された各エレメントの言語解析を行い、中間データを生成する。
図3は、ホストPC130の構成を概略的に示すブロック図である。ホストPC130は、入力部131と、表示部132と、制御部133と、IF部142と、記憶部143とを備える。
入力部131は、指示の入力を受け付ける。
表示部132は、画像を表示する。
制御部133は、入力部131からの指示に応じて、XPSデータを生成する。
IF部142は、プリンタ110との間の通信を実行する。
記憶部143は、制御部133での処理に必要な情報を記憶する。
制御部133は、アプリケーション部134と、ドライバ部135とを備える。
アプリケーション部134は、文書データ等の印刷対象データを生成し、入力部131からの指示に応じて、印刷対象データからスプールファイルを生成する。スプールファイルは、アプリケーション部134がドライバ部135に渡す、印刷対象データの一時データである。
ドライバ部135は、プリンタ110に対応したXPSデーを生成する。例えば、ドライバ部135は、アプリケーション部134で生成されたスプールファイルから、XPSデータを生成する。ドライバ部135は、画像形成データ生成部としてのXPSデータ生成部136と、データ伸張部としてのXPSデータ伸張部137と、互換性確保記述検出部としてのMarkupCompatibility検出部138と、設定データ更新部としてのPrintTicket更新部139と、データ圧縮部としてのXPSデータ圧縮部140と、データ出力部としてのデータ送信部141とを備える。ここで、XPSデータ伸張部137、MarkupCompatibility検出部138、PrintTicket更新部139、及び、XPSデータ圧縮部140により、画像形成データ更新部が構成される。
XPSデータ生成部136は、アプリケーション部134から与えられたスプールファイルより、XPSデータを生成する。
XPSデータ伸張部137は、Zipにより圧縮されているXPSデータを伸張する。ここで伸張されたXPSデータを、伸張一時XPSデータとする。
MarkupCompatibility検出部138は、伸張一時XPSデータ内のファイル群に、MarkupCompatibilityの記述、言い換えると、XPSデータのバージョンの互換性を確保するための記述があるか否かを確認する。
PrintTicket更新部139は、PrintTicketファイルを更新する。例えば、PrintTicket更新部139は、MarkupCompatibility検出部138が、伸張一時XPSデータ内のファイル群に、MarkupCompatibilityの記述があると判断した場合には、互換性を確保するための機能を有効にするための有効指示をPrintTicketファイルに追記する。一方、PrintTicket更新部139は、MarkupCompatibility検出部138が、伸張一時XPSデータ内のファイル群に、MarkupCompatibilityの記述がないと判断した場合には、互換性を確保するための機能を無効にするための無効指示をPrintTicketファイルに追記する。
XPSデータ圧縮部140は、PrintTicket更新部139によりPrintTicketファイルが更新された後に、伸張一時XPSデータを、Zipにより圧縮してXPSデータを生成する。ここで生成されるXPSデータを、互換指示付きXPSデータともいう。
データ送信部141は、XPSデータ圧縮部140で生成されたXPSデータを、IF部142を介して、プリンタ110に送信する。
以上に記載した情報処理端末100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、メモリと、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置と、CD(Compact Disk)及びDVD(Digital Versatile Disk)等の可搬性を有する記憶媒体に対して情報を読み書きする読取/書込装置と、キーボード及びマウス等の入力装置と、ディスプレイ等の出力装置と、通信ネットワークに接続するためのNIC(Network Interface Card)等の通信装置とを備えた一般的なコンピュータで実現できる。
例えば、記憶部143は、CPUがメモリ又は外部記憶装置を利用することにより実現可能であり、制御部133は、外部記憶装置に記憶されている所定のプログラムをメモリにロードしてCPUで実行することで実現可能であり、入力部131は、CPUが入力装置を利用することで実現可能であり、表示部132は、CPUが出力装置を利用することで実現可能であり、IF部142は、CPUが通信装置を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読取/書込装置を介して記憶媒体から、あるいは、通信装置を介してネットワークから、外部記憶装置にダウンロードされ、それから、メモリ上にロードされてCPUにより実行されるようにしてもよい。また、この所定のプログラムは、読取/書込装置を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置を介してネットワークから、メモリ上に直接ロードされ、CPUにより実行されるようにしてもよい。
なお、本実施の形態においては、例えば、ドライバ部135は、CPUが記憶部143に記憶されているプリンタドライバ(プログラム)をメモリにロードして実行することで実現可能である。また、アプリケーション部134についても、CPUが記憶部143に記憶されているアプリケーション(プログラム)をメモリにロードして実行することで実現可能である。
図4は、伸張後のXPSデータ150のファイル構成の一例を示す概略図である。
XPSデータ150には、[Content_Types].xmlファイル150aと、_refs/.refsファイル150bとが必ず含まれている。プリンタ110は、この2つのファイルを解析することで、以降どのファイルをどのように解析すべきかを判断することができる。PrintTicketファイルは、[Content_Types].xmlファイル150aに、その格納場所が記載されており、プリンタ110は、印刷設定を参照するため、まずPrintTicketファイルの解析を行う。XPSデータ150には、イメージデータファイル及びフォントファイルがそのままのファイル形式で含まれている。なお、イメージデータファイル及びフォントファイルが形成する画像を示す画像データに対応する。
図5は、XPSのマークアップによるMarkupCompatibilityの記述の一例を示す概略図である。図5に示されている記述は、例えば、図4に示されている1.fpageファイル150cの記述の一部であるが、図5に示されている記述はその他のファイルに記載されていてもよい。
符号M10で示されているエレメントは、“Circles”というXPSエレメントである。
符号M20で示されている記述は、MarkupCompatibilityを表現するネームスペースである。
符号M30で示されている記述は、“aaa”というネームスペースで定義されたエレメントが必ず解析できなければならないことを示す。
符号M40で示されている記述は、“v2”というネームスペースで定義されたエレメントは、解析できなければ無視してもよいことを示す。
符号M50で示されている記述は、符号M30で示されている記述で定義されたネームスペースに対応する“Watermark”というエレメントであり、符号M30で示されている記述によりこのエレメントは必ず解析できなければならず、プリンタ110においてこのエレメントが解析できない場合には、プリンタ110は、そのXPSデータをエラーとしなければならない。
符号M60で示されている記述は、符号M40で示されている記述で定義されたネームスペースに対応する“Blink”というエレメントであり、符号M40で示されている記述により、プリンタ110においてこのエレメントが解析できなければ、プリンタ110は、このエレメントを無視することができる。
符号M70で示されているエレメントは、符号M80で示されているChoiceエレメントと、符号M90で示されているFallbackエレメントとから構成されている。そして、符号M70で示されているエレメントの記載は、“v2”というネームスペースが解釈できる場合には、符号M80で示されているChoiceエレメントを解析し、“v2”というネームスペースが解釈できない場合には、符号M90で示されているFallbackエレメントを解析することを示している。
(動作の説明)
以下、実施の形態1に係る印刷システム100における動作を説明する。
図6は、実施の形態1におけるホストPC130のドライバ部135が行う処理を示すフローチャートである。アプリケーション部134は、入力部131を介して利用者からの印刷指示(画像形成指示)の入力を受けることにより、スプールデータを生成して、このスプールデータをドライバ部135に与える。
ドライバ部135は、アプリケーション部134よりスプールデータを受け取る(S10)。XPSデータ生成部136は、受け取ったスプールデータに基づいて、XPSデータを生成する(S11)。
XPSデータ伸張部137は、XPSデータ生成部136で圧縮されたXPSデータを伸張することで、伸張一時XPSデータを生成する(S12)。
MarkupCompatibility検出部138は、XPSデータ伸張部137で生成された伸張一時XPSデータに含まれているファイル内に、MarkupCompatibilityの記述が含まれているか否かを検索する(S13)。例えば、MarkupCompatibility検出部138は、ファイル内に“http://schemas.openxmlformats.org/markup−compatibility/2006”というネームスペースが含まれている場合には、MarkupCompatibilityの記述が含まれていると判断する。ここでは、MarkupCompatibility検出部138は、伸張一時XPSデータ内のファイルの内、イメージデータファイル及びフォントデータファイル以外の全てのファイルを検索する。そして、MarkupCompatibility検出部138は、その検索(S13)の結果、MarkupCompatibilityの記述が含まれている場合(S14:Yes)には、ステップS15の処理に進み、MarkupCompatibilityの記述が含まれていない場合(S14:No)には、ステップS16の処理に進む。
ステップS15では、PrintTicket更新部139は、伸張一時XPSデータ内のPrintTickeファイルに、MarkupCompatibility機能を有効にするための有効指示の記述を追加する。例えば、PrintTicket更新部139は、図7(A)に示されている記述をPrintTickeファイルに追加する。
一方、ステップS16では、PrintTicket更新部139は、伸張一時XPSデータ内のPrintTickeファイルに、MarkupCompatibility機能を無効にするための無効指示の記述を追加する。例えば、PrintTicket更新部139は、図7(B)に示されている記述をPrintTickeファイルに追加する。
そして、XPSデータ圧縮部140は、PrintTickeファイルが更新された伸張一時XPSデータを、Zipにより圧縮することで、XPSデータを生成する(S17)。
データ送信部141は、XPSデータ圧縮部140で生成されたXPSデータを、IF部142を介して、プリンタ110に送信する(S18)。
図8は、プリンタ110での処理を示すフローチャートである。
プリンタ110のデータ受信部112は、IF部111を介して、XPSデータを受信する(S20)と、受信したXPSデータをデータ格納部113に格納させる。
XPSデータ伸張部115は、データ格納部113に格納されたXPSデータを伸張することで、伸張XPSデータを生成する(S21)。
PrintTicket解析部116は、伸張XPSデータに含まれるファイル内に、PrintTicketファイルが存在するか否かを確認する(S22)。PrintTicket解析部116は、PrintTicketファイルが存在する場合(S22:Yes)には、ステップS23の処理に進み、PrintTicketファイルが存在しない場合(S22:No)には、ステップS25の処理に進む。
ステップS23では、PrintTicket解析部116は、PrintTicketファイル内に、MarkupCompatibility機能を有効又は無効にするための指示があるか否かを確認する。PrintTicket解析部116は、このような指示がある場合(S23:Yes)には、ステップS24の処理に進み、このような指示がない場合(S23:No)には、ステップS25の処理に進む。
ステップS24では、PrintTicket解析部116は、PrintTicketファイル内のMarkupCompatibility機能に関する指示が、有効指示(On)及び無効指示(Off)の何れであるかを確認する。ここで、PrintTicket解析部116は、PrintTicketファイル内に、図7(A)に示されているような記述がある場合には、この記述が有効指示を示すものと判断し、図7(B)に示されているような記述がある場合には、この記述が無効指示を示すものと判断する。そして、PrintTicket解析部116は、有効指示である場合(S24:On)には、ステップS25の処理に進み、無効指示である場合(S24:Off)には、ステップS26の処理に進む。
ステップS25では、XPSマークアップ分解部117は、MarkupCompatibility有効モードにおいて、MarkupCompatibility解析部118及びXPSエレメント解析部119にマークアップ解析を行わせ、中間データを生成させる。ここでの処理については、図9を用いて詳細に説明する。
一方、ステップS26では、XPSマークアップ分解部117は、MarkupCompatibility無効モードにおいて、XPSエレメント解析部119にマークアップ解析を行わせ、中間データを生成させる。ここでの処理については、図10を用いて詳細に説明する。
そして、印刷イメージ生成部120は、XPSマークアップ分解部117から渡された中間データから印刷イメージを生成する(S27)。
また、印刷部121は、印刷イメージ生成部120で生成された印刷イメージに基づいて、印刷を実行する(S28)
図9は、MarkupCompatibility有効モードにおける解析処理を示すフローチャートである。
XPSマークアップ分解部117は、XPSのマークアップによる記述をエレメント単位に分解する(S30)。そして、XPSマークアップ分解部117は、分解したエレメントを、MarkupCompatibility解析部118に与え、解析を要求する(S31)。
MarkupCompatibility解析部118は、分解されたエレメントに、MarkupCompatibilityとして定義されているネームスペースが含まれるか否かを確認する(S32)。例えば、MarkupCompatibility解析部118は、図5を用いて説明したように符号30又は符号40で示されているネームスペースを含むエレメントが存在するか否かを確認する。
そして、MarkupCompatibility解析部118は、MarkupCompatibilityとして定義されているネームスペースを含むエレメントが、例えば、図5の符号40で示されているように、Ignorable属性の指定がなされているものであるか否かを確認する(S33)。
MarkupCompatibility解析部118は、Ignorable属性の指定がなされているエレメントについては、自装置であるプリンタ110がサポートしているバージョンを確認して、Ignorable属性の指定がなされているエレメントを無視するか否かを判断する。そして、MarkupCompatibility解析部118は、無視しないと判断したエレメントを解析対象エレメントとする。
また、MarkupCompatibility解析部118は、図5の符号30で示されているように、必ず解析しなければならないと指定されているエレメントについても解析対象エレメントとする。
また、MarkupCompatibility解析部118は、分解されたエレメントに、図5の符号M70に示されているように、択一選択指示がなされているエレメントが含まれているか否かを確認する。そして、MarkupCompatibility解析部118は、択一選択指示がなされているエレメントについて、MarkupCompatibility処理を行う(S34)。
MarkupCompatibility解析部118は、択一選択指示がなされているエレメントの内、どちらのエレメントを選択するかを確認して、選択したエレメントを解析対象エレメントとする。例えば、図5に示されている符号M70で示されているようなAlternateContent要素の場合、自装置であるプリンタ110がサポートしているバージョンで、“v2”というネームスペースが解析可能であれば符号M80で示されているエレメントを解析対象エレメントとし、“v2”というネームスペースが解析不可能であれば符号M90で示されているエレメントを解析対象エレメントとする。
MarkupCompatibility解析部118は、ステップS32〜S34で解析対象エレメントと判断したエレメントをXPSエレメント解析部119に与えて、解析を要求する(S35)。
XPSエレメント解析部119は、与えられたエレメントにネームスペースが含まれている場合には、そのネームスペースが解析可能か否かを確認する(S36)。
また、XPSエレメント解析部119は、与えられたエレメントに含まれているXPSのマークアップによる記述が解析可能であるか否かを確認する(S37)。
そして、XPSエレメント解析部119は、与えられたエレメントを解析して、印刷イメージ生成部10が解釈可能な中間データを生成する(S38)。なお、XPSエレメント解析部119は、ステップS36及びS37で解析できないと判断した場合には、予め定められたエラー処理を行う。このようなエラー処理が行われた場合には、XPSエレメント解析部119は、中間データを作成しないため、受信されたXPSデータに基づく印刷は実行されない。
XPSエレメント解析部119は、解析結果として、生成した中間データをMarkupCompatibility解析部118に与え(S39)、MarkupCompatibility解析部118は、解析結果として、この中間データをXPSマークアップ分解部117に与える(S40)。
図10は、MarkupCompatibility無効モードにおける解析処理を示すフローチャートである。
XPSマークアップ分解部117は、XPSのマークアップによる記述をエレメント単位に分解する(S50)。そして、XPSマークアップ分解部117は、分解したエレメントを、XPSエレメント解析部119に与え、解析を要求する(S51)。
XPSエレメント解析部119は、与えられたエレメントにネームスペースが含まれている場合には、そのネームスペースが解析可能か否かを確認する(S52)。
また、XPSエレメント解析部119は、与えられたエレメントに含まれているXPSのマークアップによる記述が解析可能であるか否かを確認する(S53)。
そして、XPSエレメント解析部119は、与えられたエレメントを解析して、印刷イメージ生成部100が解釈可能な中間データを生成する(S54)。なお、XPSエレメント解析部119は、ステップS52及びS53で解析できないと判断した場合には、予め定められたエラー処理を行う。このようなエラー処理が行われた場合には、XPSエレメント解析部119は、中間データを作成しないため、受信されたXPSデータに基づく印刷は実行されない。
XPSエレメント解析部119は、解析結果として、生成した中間データをXPSマークアップ分解部117に与える(S55)。
図11は、MarkupCompatibilityの記述が含まれていないXPSデータを、MarkupCompatibility有効モードとMarkupCompatibility無効モードとの両方で処理した際の処理時間を計測した結果を示す表である。図11に示されているように、データにより差はあるが、MarkupCompatibility無効モードで処理すると、MarkupCompatibility有効モードで処理した場合と比べ、平均して約7.8%速度が向上している。
なお、図6に示されているフローチャートにおいて、ホストPC130側に追加される処理(S12〜S17)の処理時間は、ホストPC130の性能に依存するが、一般に市販のPCのCPUの周波数は、プリンタ110のCPUの周波数より100倍以上高速であるため、その影響は無視できる。
以上のように、実施の形態1によれば、ホストPC130において、XPSデータ中にMarkupCompatibilityが含まれているかどうかチェックし、PrintTicketファイルにて、プリンタ110にそのチェック結果を伝えることができる。このため、MarkupCompatibilltyが含まれていない場合にはMarkupCompatibility機能を無効にしてマークアップ解析を行うことができ、XPSデータの処理速度を向上させることができる。また、これによってプリンタ110側の処理負荷が軽減されるため、プリンタ110における省電力効果も期待できる。
実施の形態2.
実施の形態2は、プリンタドライバを利用せずにXPSデータをダイレクトに印刷する場合の例である。
(構成の説明)
図1に示すように、実施の形態2に係る印刷システム200は、プリンタ210と、ホストPC230とを備える。
図12は、実施の形態2におけるプリンタ210の構成を概略的に示すブロック図である。プリンタ210は、IF部111と、データ受信部112と、データ格納部113と、XPSデータ解析部214と、印刷イメージ生成部120と、印刷部121と、設定部222と、機能設定保存部223とを備える。実施の形態2におけるプリンタ210は、XPSデータ解析部214での処理の点、並びに、設定部222及び機能設定保存部223が備えられている点において、実施の形態1におけるプリンタ110と異なっている。
設定部222は、MarkupCompatibility機能の動作モードの設定の入力を受け付ける。例えば、設定部222は、タッチパネル等により構成することができる。例えば、設定部222は、図13に示すようなMarkupCompatibility動作モード設定メニュー画面251を表示して、動作モードの入力を受け付ける。
図13は、MarkupCompatibility動作モード設定メニュー画面251の一例を示す概略図である。
MarkupCompatibility動作モード設定メニュー画面251は、Enable入力領域251aと、Disabele入力領域251bとを備える。プリンタ210のユーザがEnable入力領域251aをタッチすると、設定部222は、MarkupCompatibility機能を有効にするMarkupCompatibility有効モードの設定が入力されたと判断し、その動作モードを示す機能設定情報を機能設定保存部223に保存させる。一方、プリンタ210のユーザがDisable入力領域251bをタッチすると、設定部222は、MarkupCompatibility機能を無効にするMarkupCompatibility無効モードの設定が入力されたと判断し、その動作モードを示す機能設定情報を機能設定保存部223に保存させる。なお、本実施の形態では、設定部222が入力を受け付けた動作モードよりもPrintTicketファイルにおける設定が優先される。
機能設定保存部223は、XPSデータ解析部214をMarkupCompatibility有効モード及びMarkupCompatibility無効モードの何れで動作させるかを示す機能設定情報を保存する。
XPSデータ解析部214は、データ格納部113に格納されたXPSデータを解析して、このXPSデータから、印刷イメージ生成部120が解釈可能な中間データを生成する。ここで、XPSデータ解析部214は、XPSデータ伸張部115と、PrintTicket解析部216と、XPSマークアップ分解部117と、MarkupCompatibility解析部118と、XPSエレメント解析部119とを備える。実施の形態2におけるXPSデータ解析部214は、PrintTicket解析部216での処理において、実施の形態1におけるXPSデータ解析部114と異なっている。
PrintTicket解析部216は、PrintTicketファイルを解析して、MarkupCompatibility機能を有効とするか無効とするかを判断する。例えば、PrintTicket解析部16は、伸張XPSデータ内に、PrintTicketファイルが存在するか否かを解析する。また、PrintTicket解析部216は、PrintTiketファイル内に、互換性を確保するための機能を有効にするための有効指示又は互換性を確保するための機能を無効にするための無効指示が含まれているか否かを解析する。そして、PrintTicket解析部216は、PrintTiketファイル内に有効指示が含まれている場合には、MarkupCompatibility機能を有効にすると判断する。一方、PrintTicket解析部216は、伸張XPSデータ内にPrintTicketファイルが存在しない場合、及び、PrintTiketファイル内に有効指示及び無効指示の何れもが含まれていない場合には、機能設定保存部223に保存されている動作モードを確認し、この動作モードに従って、MarkupCompatibility機能を有効にするか、無効にするかを判断する。さらに、PrintTicket解析部216は、PrintTiketファイル内に無効指示が含まれている場合には、MarkupCompatibility機能を無効にすると判断する。
図14は、実施の形態2におけるホストPC230の構成を概略的に示すブロック図である。ホストPC230は、入力部131と、表示部132と、制御部233と、IF部142と、記憶部143とを備える。実施の形態2におけるホストPC230は、制御部233での処理において、実施の形態1におけるホストPC130と異なっている。
制御部233は、入力部131からの指示に応じて、XPSデータを生成する。ここで、実施の形態2における制御部233は、ドライバ部を備えず、アプリケーション部234がXPSデータを生成する点において、実施の形態1における制御部133と異なっている。
アプリケーション部234は、文書データ等の印刷対象データを生成し、入力部131からの指示に応じて、印刷対象データからスプールファイルを生成し、このスプールファイルから、XPSデータを生成する。
(動作の説明)
以下、実施の形態2に係る印刷システム200における動作を説明する。
図15は、実施の形態2におけるホストPC230のアプリケーション部234が行う処理を示すフローチャートである。
アプリケーション部234は、入力部131を介して利用者からの印刷指示(画像形成指示)の入力を受けることにより、印刷対象とされた文書データ等からスプールデータを生成し、このスプールデータに基づいて、XPSデータを生成する(S60)。
そして、アプリケーション部234は、生成したXPSデータを、IF部142を介して、プリンタ210に送信する(S61)。
図16は、プリンタ210での処理を示すフローチャートである。
プリンタ210のデータ受信部112は、IF部111を介して、XPSデータを受信する(S70)と、受信したXPSデータをデータ格納部113に格納させる。
XPSデータ伸張部115は、データ格納部113に格納されたXPSデータを伸張することで、伸張XPSデータを生成する(S71)。
PrintTicket解析部216は、伸張XPSデータに含まれるファイル内に、PrintTicketファイルが存在するか否かを確認する(S72)。PrintTicket解析部216は、PrintTicketファイルが存在する場合(S72:Yes)には、ステップS73の処理に進み、PrintTicketファイルが存在しない場合(S72:No)には、ステップS75の処理に進む。
ステップS73では、PrintTicket解析部216は、PrintTicketファイル内に、MarkupCompatibility機能を有効又は無効にするための指示があるか否かを確認する。PrintTicket解析部216は、このような指示がある場合(S73:Yes)には、ステップS74の処理に進み、このような指示がない場合(S73:No)には、ステップS75の処理に進む。
ステップS74では、PrintTicket解析部216は、PrintTicketファイル内のMarkupCompatibility機能に関する指示が、有効指示(On)及び無効指示(Off)の何れであるかを確認する。そして、PrintTicket解析部16は、有効指示である場合(S74:On)には、ステップS76の処理に進み、無効指示である場合(S74:Off)には、ステップS77の処理に進む。
また、ステップS75では、PrintTicket解析部216は、機能設定保存部223に記憶されている機能設定情報を確認し、機能設定情報により示される動作モードがEnabe(MarkupCompatibility有効モード)である場合には、ステップS76の処理に進み、機能設定情報により示される動作モードがDisable(MarkupCompatibility無効モード)である場合には、ステップS77の処理に進む。
ステップS76では、XPSマークアップ分解部117は、MarkupCompatibility有効モードにおいて、MarkupCompatibility解析部118及びXPSエレメント解析部119にマークアップ解析を行わせ、中間データを生成させる。ここでの処理は、図9に示されている処理と同様である。
一方、ステップS77では、XPSマークアップ分解部117は、MarkupCompatibility無効モードにおいて、XPSエレメント解析部119にマークアップ解析を行わせ、中間データを生成させる。ここでの処理は、図10に示されている処理と同様である。
そして、印刷イメージ生成部120は、XPSマークアップ分解部117から渡された中間データから印刷イメージを生成する(S78)。
また、印刷部121は、印刷イメージ生成部120で生成された印刷イメージに基づいて、印刷を実行する(S79)
以上のように、実施の形態2に係る印刷システム200によれば、MarkupCompatibility動作をプリンタ210に予め設定することができ、MarkupCompatibilityの有無判定機能を持つプリンタドライバを利用しないダイレクト印刷時にも、MarkupCompatibility無効モードにて印刷を行うことで、高速な印刷が可能となる。
実施の形態1及び2では、画像形成装置としてプリンタ110、210を例に挙げたが、XPSデータを処理することのできる装置であれば、MFP、ファクシミリ及び複写装置にも本発明を適用することができる。
また、実施の形態2では、プリンタ210にMarkupCompatibilityの動作モードを設定する方法としてオペレーションパネルを例に挙げたが、Web等を介して、プリンタと通信が可能なソフトウェアを備える通信装置での設定も可能である。
100,200:印刷システム、 110,210:プリンタ、 111:インターフェース部、 112:データ受信部、 113:データ格納部、 114,214:XPSデータ解析部、 115:XPSデータ伸張部、 116,216:PrintTicket解析部、 117:XPSマークアップ分解部、 118:MarkupCompatibility解析部、 119:XPSエレメント解析部、 120:印刷イメージ生成部、 121:印刷部、 222:設定部、 223:機能設定保存部、 130:ホストPC、 131:入力部、 132:表示部、 133:制御部、 142:IF部、 143:記憶部。

Claims (7)

  1. データを受信するデータ受信部と、
    前記データ受信部で受信されたデータを解析するデータ解析部と、を備え、
    前記データ解析部は、
    前記データ受信部で受信されたデータに対して互換性を確保する機能が有効か否かを判断する設定解析部と、
    前記データ受信部で受信されたデータに対して互換性を確保する処理を行う互換性解析部と、
    前記データ受信部で受信されたデータ、又は、前記互換性解析部で処理されたデータを解析する要素解析部と、を含み、
    前記設定解析部が、互換性を確保する機能が有効であると判断した場合には、前記互換性解析部は、前記データ受信部で受信されたデータに対して互換性を確保する処理を行い、前記要素解析部は、前記互換性解析部で処理されたデータを解析し、
    前記設定解析部が、互換性を確保する機能が有効ではないと判断した場合には、前記互換性解析部は、前記データ受信部で受信されたデータに対して互換性を確保する処理を行わず、前記要素解析部は、前記データ受信部で受信されたデータを解析すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記データ受信部で受信されるデータは、XPSフォーマットのデータであること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記設定解析部は、前記データ受信部で受信されたデータにPrintTicketファイルが含まれ、かつ、当該PrintTicketファイルに互換性を確保するための機能を有効にするための有効指示が含まれている場合に、前記データ受信部で受信されたデータに対して互換性を確保する機能が有効であると判断すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記互換性解析部は、前記データ受信部で受信されたデータに含まれている、MarkupCompatibilityとして定義されているネームスペースを有する要素を検索し、当該検索された要素の内、前記要素解析部で解析する必要のある要素を特定し、
    前記要素解析部は、前記互換性解析部で特定された要素を解析すること
    を特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記データ受信部で受信されたデータに対して互換性を確保する機能を有効とするか無効とするかの設定の入力を受け付ける設定部と、
    前記設定部に入力された設定を記憶する機能設定保存部をさらに備え、
    前記設定解析部は、前記機能設定保存部に記憶された設定に従って、前記データ受信部で受信されたデータに対して互換性を確保する機能が有効か否かを判断すること
    を特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記設定解析部は、前記受信されたデータに互換性を確保する機能が有効か否かを示す情報が含まれていない場合に、前記機能設定保存部に記憶された設定に従って、前記データ受信部で受信されたデータに対して互換性を確保する機能が有効か否かを判断すること
    を特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. データを受信するデータ受信過程と、
    前記データ受信過程で受信されたデータを解析するデータ解析過程と、を有し、
    前記データ解析過程は、
    前記データ受信過程で受信されたデータに対して互換性を確保する機能が有効か否かを判断する設定解析過程と、
    前記データ受信過程で受信されたデータに対して互換性を確保する処理を行う互換性解析過程と、
    前記データ受信過程で受信されたデータ、又は、前記互換性解析過程で処理されたデータを解析する要素解析過程と、を含み、
    前記設定解析過程で、互換性を確保する機能が有効であると判断された場合には、前記互換性解析過程では、前記データ受信過程で受信されたデータに対して互換性を確保する処理が行われ、前記要素解析では、前記互換性解析過程で処理されたデータが解析され、
    前記設定解析過程で、互換性を確保する機能が有効ではないと判断された場合には、前記互換性解析過程では、前記データ受信過程において受信されたデータに対して互換性を確保する処理が行われず、前記要素解析過程では、前記データ受信過程で受信されたデータが解析されること
    を特徴とする画像形成方法。
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