JP2015178421A - 物体のための偏向装置および物体を偏向させるための方法 - Google Patents

物体のための偏向装置および物体を偏向させるための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】偏向装置での想定し得る摩耗を最低限に抑えつつ安定した動作を可能にする横送りコンベヤ用の偏向装置を提供する。
【解決手段】偏向装置18は、物体を第1搬送面24上で第1搬送方向25に搬送し下流側コンベヤ21へ移送する上流側コンベヤ19であり、下流側コンベヤが物体を第2搬送面上で第2搬送方向26に搬送し、第1および第2搬送方向が互いに対して垂直に位置合わせされ、第1および第2搬送面が略同一平面上にある、上流側コンベヤと、物体を第3搬送面35上で第2搬送方向に搬送する下流側補助コンベヤ20であり、下流側補助コンベヤが下流側コンベヤに沿って配置され下流側補助コンベヤの一側が上流側コンベヤに沿って配置され、第2および第3搬送面が同一平面上にある、下流側補助コンベヤとを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、請求項1の前文に係る物体のための偏向装置、および、物体を偏向させるための方法に関する。
DE 196 32 376 A1は、約15°〜175°の角度で互いに配置される2つの別個に駆動される搬送装置のためのコーナーステーションであって、その偏向ローラを伴う移送領域内の一方の搬送ベルトが、通りすぎて導かれる他方の搬送ベルトに接続する、コーナーステーションを開示する。移送領域内の第1の搬送ベルトの偏向装置は、第2の搬送ベルトに延びあるいは第2の搬送ベルトに組み込まれ、この場合、偏向装置は、例えば、偏向ローラ、ホイール、または、スキッドとして設けられる。摺動部材が移送領域で第2の搬送装置に取り付けられ、この摺動部材の下側は、第1の搬送装置に沿ってベルトの経路に適合される。摺動部材は、第1の搬送装置に向かう狭い移送レールを備えあるいは移送レールを備えない。ボトルが第2の搬送ベルトから第1の搬送ベルトに移送される場合には、ボトルを第1の搬送ベルトに移送するガイドレールが設けられるが、ボトルが第1の搬送ベルトから第2の搬送ベルトに移送される場合には、ガイドレールは必要とされない。
DT 25 08 275 A1は、同じレベルの単一レーンまたはマルチレーンエプロンコンベヤの長方形配置を開示し、この場合、それらの偏向ホイール上の配送コンベヤのエプロンベルトは、2つのコンベヤの接合部で外側供給エプロンベルトの上側ベルトの下方に延びるとともに、供給コンベヤの側方凹部内に延び、また、2つのコンベヤの接合部の隙間は、ボトル直径に対して狭いスライド舌部によって埋められる。レールは、供給コンベヤ上に達するボトルをスライド舌部によって埋められる2つのコンベヤの隙間に導く。
EP 0 722 896 B1は、横方向で位置合わせされるコンベヤ間で物品を移送するための偏向装置を開示する。移送機構がコンベヤの上流側と下流側との間に配置され、この機構は、物品を運ぶ上流側および下流側のコンベヤの表面を横切って延びる2つのガイドレールと、搬送された物品を上流側コンベヤと下流側コンベヤとの間の隙間を横切って移送するための移送補助コンベヤとを備える。移送補助コンベヤは、上流側コンベヤと平行に沿って配置されるとともに、上流側コンベヤと同じ方向に移動する。物品を運ぶ移送補助コンベヤの表面は、物品を運ぶ上流側および下流側のコンベヤの表面と同一の平面上にある。下流側コンベヤと対向する移送補助コンベヤの側には、サイドプレートと平坦な上面を有する上側プレートとを備える、いわゆるアタッチメントを取り付けることができる。アタッチメントの下面は、上流側コンベヤと下流側コンベヤとの間の乗り越えられるべき空間を最小限に抑えることができるように湾曲される。移送補助コンベヤは上流側コンベヤと共に走行するため、移送補助コンベヤは搬送通路の端部で自動的に退く。
これらの装置は、第1のコンベヤから横方向に配置される第2のコンベヤへの物品の良好な移送を可能にし得るとともに、第1のコンベヤベルトから第2のコンベヤベルトへの移送中のどのような停止をも防止でき、そのため、移送領域を手動で退く必要がない。
しかしながら、粘着性の容器を処理する際には、協調移動する移送補助コンベヤを供給側で用いる場合であっても、詰まりが生じる可能性があり、それにより、生産休止時間がもたらされる。また、そのような協調移動する移送補助コンベヤのガイドレールの曲率半径は比較的小さく、そのため、ガイドレールの摩耗が増大する可能性がある。
本発明は、偏向装置での想定し得る摩耗を最低限に抑えつつ安定した動作を可能にする横送りコンベヤのための偏向装置を提供するという目的を有する。
目的は、請求項1に係る物体のための偏向装置、および、請求項15に係る物体を偏向させるための方法によって満たされる。好ましい実施形態が従属請求項に開示される。
容器、ボトル、瓶、缶などの物体のための偏向装置は、物体を第1の搬送面上で第1の搬送方向に搬送するとともに、それらの物体を下流側コンベヤへ移送するようになっている上流側コンベヤを備える。下流側コンベヤは、物体を第2の搬送面上で第2の搬送方向に搬送するようになっており、第1の搬送方向および第2の搬送方向が互いに対して垂直に位置合わせされ、また、第1の搬送面および第2の搬送面がほぼ同一平面上にある。偏向装置は、物体を第3の搬送面上で第2の搬送方向に搬送するようになっている下流側補助コンベヤを更に備え、下流側補助コンベヤは、下流側コンベヤに沿って配置されるとともに、一側が上流側コンベヤに沿って配置され、第2の搬送面および第3の搬送面が同一平面上にある。
異なる搬送面がそれぞれ少なくともほぼ同一平面上にあることにより、物体は、一方の搬送面から他方の搬送面に移送されるときに、高さの大きな違いを乗り越える必要がないため、安定した位置を有する。
上流側コンベヤ、上流側補助コンベヤ、下流側コンベヤ、および、下流側補助コンベヤは、無端チェーンとしてあるいは無端ベルトとして形成されてもよい。上流側コンベヤおよび下流側コンベヤはそれぞれ、ここでは、駆動アクスルによって駆動されて、偏向アクスルによって偏向される。特に、下流側補助コンベヤを駆動させるために以下で更に説明される実施形態を使用できる。
駆動アクスルおよび偏向アクスルの配置は、コンベヤにより形成される搬送面が駆動アクスルによって搬送方向に引かれるようになっていることが好ましい。しかしながら、コンベヤにより形成される搬送面が駆動アクスルによって搬送方向に押されるように駆動アクスルおよび偏向アクスルが配置されるようにすることもできる。
下流側補助コンベヤは、従来技術から知られる配置とは対照的に、上流側コンベヤおよび下流側コンベヤの内側でさもなければ略直角となる領域を軽減することができる。円弧形状の領域または湾曲線を伴う領域を設けることができる。
上流側コンベヤの搬送速度は下流側コンベヤの搬送速度以下であることが好ましく、それにより、第1の搬送方向から第2の搬送方向への移送および偏向の最中に物体の隘路が生じない。
下流側補助コンベヤの搬送速度を下流側コンベヤの搬送速度以下となるように選択できる。これは、下流側補助コンベヤが内側に配置されるからである。
下流側補助コンベヤの第1の幅は、下流側コンベヤの第2の幅よりも50%〜85%だけ、好ましくは50%〜75%だけ小さくなっていてもよい。“第1”および“第2”という用語は、ここでは、補助コンベヤの幅をコンベヤの幅から区別するために使用され、そのほかの点では限定的効果を有さない。
下流側補助コンベヤの第1の幅は、下流側コンベヤの第2の幅よりも小さくなるように選択されてもよい。これは、下流側補助コンベヤが、偏向装置の特に角部の領域で、すなわち、上流側コンベヤおよび下流側コンベヤの内側で、物体を第1の搬送方向から第2の搬送方向に偏向させるために必要とされるからである。また、下流側補助コンベヤの第1の幅は、下流側補助コンベヤからの物体が適度な時間内で下流側コンベヤに達するべく、大きすぎないように選択されるべきである。
下流側補助コンベヤの第1の長さは、下流側コンベヤの第2の長さの5%〜30%、好ましくは10%〜25%、特に好ましくは10%〜20%であってもよい。“第1”および“第2”という用語は、ここでは、補助コンベヤの長さをコンベヤの長さから区別するために使用され、そのほかの点では限定的効果を有さない。
下流側補助コンベヤの第1の長さは、下流側コンベヤの第2の長さよりも短くなるように選択されてもよい。これは、下流側補助コンベヤが偏向領域でのみ必要とされ、したがって、下流側補助コンベヤが下流側コンベヤの全長にわたって延びる必要がないからである。下流側補助コンベヤおよび/または下流側コンベヤの搬送速度に応じて下流側補助コンベヤの第1の長さを選択できる。
第1の実施形態において、偏向装置は、1:1〜1:2、好ましくは1:1〜1:1.5の範囲内のギア比によって下流側コンベヤの偏向アクスルに結合される下流側補助コンベヤの第1の駆動装置を更に備えることができる。
この第1の実施形態は、好適には、下流側コンベヤの第2の駆動装置、例えば駆動アクスルを備え、第2の駆動装置および偏向アクスルは、下流側コンベヤが有する第2の搬送面が第2の駆動装置によって第2の搬送方向に引かれるように配置される。少なくとも1つのスプロケットが下流側コンベヤの偏向アクスルに配置される。これは、ギア比によって下流側補助コンベヤの第1の駆動装置に結合されるトルクを偏向アクスルに与える。
偏向装置の第2の実施形態は、下流側補助コンベヤの第1の駆動装置を更に備えることができ、この場合、上流側コンベヤおよび上流側補助コンベヤの共通の駆動シャフトが下流側補助コンベヤのトルクを結合するために使用され、駆動シャフトの一端の延在部がマウントを越えて設けられ、延在部がシャフトカップリングおよびアングル歯車装置を介して下流側補助コンベヤの第1の駆動装置に接続される。この第2の実施形態は、第2の駆動装置、例えば駆動アクスルと、下流側コンベヤの偏向アクスルとを更に備えることができ、この第2の駆動装置およびこの偏向アクスルは、下流側コンベヤにより構成される第2の搬送面が駆動装置によって第2の搬送方向に引かれるように配置される。
偏向装置の第3の実施形態は、下流側補助コンベヤの第1の駆動装置を更に備えることができ、この場合、上流側コンベヤの駆動シャフトが下流側補助コンベヤのトルクを結合するために使用される。アングル歯車装置が上流側コンベヤおよび上流側補助コンベヤの延在する共通の駆動シャフトに配置される。下流側補助コンベヤの第1の駆動装置は、アングル歯車装置の伝達出力でギア比により駆動される。駆動シャフトは、上流側コンベヤおよび上流側補助コンベヤの共通の駆動シャフトとなることもできる。
伝達比および/またはギア比はまた、下流側補助コンベヤの任意の望ましい速度を上流側コンベヤの速度に関連して調整できるという利点も与える。
第4の実施形態において、偏向装置は、1:1のギア比の使用により下流側コンベヤの第2の駆動装置に結合される下流側補助コンベヤの第1の駆動装置を更に備えることができる。これにより、下流側コンベヤの駆動アクスルを下流側補助コンベヤのために使用することもできる。この場合には、下流側補助コンベヤのための別個の駆動装置が必要とされず、下流側補助コンベヤおよび下流側コンベヤの搬送速度は等しい。
第5の実施形態において、偏向装置は、1:1.5、1:2、1:3、1:4、または、1:5のギア比の使用により下流側コンベヤの第2の駆動装置に結合される下流側補助コンベヤの第1の駆動装置を更に備えることができる。
下流側補助コンベヤは偏向装置の内側に配置されるため、その搬送速度を下流側コンベヤの搬送速度よりも低くすることができる。
第6の実施形態において、偏向装置は、下流側コンベヤの第2の駆動装置とは独立した、下流側補助コンベヤの第1の駆動装置を更に備えることができる。下流側補助コンベヤのためのこの別個の駆動装置のケースでは、例えば物体の数、物体の寸法などに適合され得る、下流側補助コンベヤの個々の適合された搬送速度が可能である。
偏向装置は、物体を第5の搬送面上で第2の搬送方向に搬送するようになっている第2の下流側補助コンベヤを備えることができ、この場合、第2の下流側補助コンベヤは、第1の下流側補助コンベヤに沿って配置されるとともに、一側が上流側コンベヤに沿って配置され、第2の搬送面および第5の搬送面が同一平面上にある。
第2の下流補助コンベヤは、第1の搬送方向から第2の搬送方向へのより一層良好な物体の偏向を可能にする。これは、内側レールにおいてより大きな半径を選択できるからである。2つの下流側補助コンベヤのそれぞれに異なる搬送速度を選択することができる。個々の下流側補助コンベヤごとに補助ドライブまたは適したギア比を使用することができる。
また、偏向装置は、下流側補助コンベヤを有する上流側コンベヤと下流側コンベヤとの間の領域に固定移送プレートを備えることができる。固定移送プレートは、物体を上流側コンベヤから、下流側コンベヤまたは下流側補助コンベヤにそれぞれ移送できるように設けられ、それにより、上流側コンベヤと下流側コンベヤまたは下流側補助コンベヤのそれぞれとの間の間隔が埋められる。そのような架橋は、その間隔の領域で物体が立ち往生しおよび/またはつまずき、あるいは、同様なことを引き起こし、それにより、物体が該物体の連続搬送および連続偏向を困難にするあるいは妨げることがないように、小さい支持面を有する物体および/またはそれぞれが駆動アクスルの領域で小さい曲げ半径を有さない下流側コンベヤもしくは下流側補助コンベヤのそれぞれにおいて必要とされる。移送プレートの幅は、好適には、搬送される物体のベース領域よりも小さく、それにより、ベース領域の少なくとも一部は、常に、上流側コンベヤ上および/または下流側コンベヤ上または下流側補助コンベヤ上のそれぞれに配置される。
他の実施形態において、偏向装置は、物体を第4の搬送面上で第1の搬送方向に搬送するようになっている上流側補助コンベヤを更に備えることができ、この場合、上流側補助コンベヤは、上流側コンベヤに沿って配置されるとともに、一側が下流側コンベヤに沿って配置され、第1の搬送面および第4の搬送面が同一平面上にある。
偏向装置は、上流側コンベヤの内側面から下流側コンベヤの内側面に延びる内側レールを更に備えることができる。偏向装置の構造に応じて、内側レールは、a)下流側補助コンベヤの第3の搬送面よりも上側、b)下流側補助コンベヤの第3の搬送面よりも上側および更なる下流側補助コンベヤの第5の搬送面よりも上側、c)下流側補助コンベヤの第3の搬送面よりも上側および上流側補助コンベヤの第4の搬送面よりも上側、d)下流側補助コンベヤの第3の搬送面よりも上側、更なる下流側補助コンベヤの第5の搬送面よりも上側、および上流側補助コンベヤの第4の搬送面よりも上側、e)下流側補助コンベヤの第3の搬送面よりも上側および固定移送プレートの表面よりも上側、f)下流側補助コンベヤの第3の搬送面よりも上側、更なる下流側補助コンベヤの第5の搬送面よりも上側、および固定移送プレートの表面よりも上側へ延びる。
内側レールは、ここでは、円弧の形状を有することができる。円弧としての形態を有することにより、偏向装置の内側角部領域を緩和することができ、すなわち、上流側コンベヤから下流側コンベヤへの移行がさほど急激にならない。内側レールはまた、湾曲線であってもよく、より好適には円形線として構成することもできる。従来技術と比べた利点は、半径が大きい点である。このため、内側レールは、上流側コンベヤまたは上流側補助コンベヤと下流側補助コンベヤとの間の角部のポイントのほぼ上側へ延び、それにより、最大可能半径のためにコンベヤの表面全体を使用できる。容器のベース領域だけが依然としてコンベヤの全表面上にあるとともにベース表面よりも上側の領域において容器の横方向に幅広い突出が既にコンベヤ表面の外側に位置することができるように、レールを構成することも特に好適である。
偏向装置は、上流側コンベヤの外側面から下流側コンベヤの外側面に延びる外側レールを更に備えることができ、外側レールは、ここでは、好ましくは円弧の形状を有し、内側レールと略平行に延びることが特に好適である。
例えば、Xmmの幅を有する上流側補助コンベヤおよび下流側補助コンベヤと、上流側コンベヤおよび下流側コンベヤのためのYmmのレール幅とを使用する場合には、内側レールはX+Ymmの半径を有することができ、外側レールは約X+2Ymmの半径を有することができる。
外側レールおよび/または内側レールは、物体表面との接触時に僅かな摩擦しか引き起こさない表面を有することができ、それにより、摩耗が最小限に抑えられる。
外側レールは、好適には上流側コンベヤの搬送速度に等しい速度で協調移動するように構成されてもよい。外側レールを協調移動させることにより、より一層小さい移送抵抗が確保される。外側レールは、ここでは、無端ベルトとしてあるいは複数の従動ロールとして形成されてもよい。
また、本発明は、前述したまたは後述する偏向装置を用いて容器、ボトル、瓶などの物体を偏向させるための方法に関する。
添付図面は、より良い理解のためおよび例示目的のため、本発明の態様を一例として示す。本明細書中に記載されおよび/または図示される全ての特徴は、特許請求の範囲におけるそれらの組み合わせまたはそれらの関係にかかわらず、基本的に単独または無作為な組み合わせにおいて本発明の主題である。特許請求の範囲の内容も明細書本文の一部を成す。
従来技術の偏向装置の概略図を示す。 下流側補助コンベヤを有する偏向装置の一実施形態の概略図を示す。 固定移送プレートと下流側補助コンベヤとを有する偏向装置の一実施形態の概略図を示す。 上流側補助コンベヤと下流側補助コンベヤとを有する偏向装置の一実施形態の概略図を示す。 上流側補助コンベヤと2つの下流側補助コンベヤとを有する偏向装置の一実施形態の概略図を示す。 上流側コンベヤに対する下流側補助コンベヤの駆動結合を伴う偏向装置の一実施形態の概略図を示す。
図1は、上流側コンベヤ2と、それぞれが上流側コンベヤ2に沿って配置されるとともに一側が下流側コンベヤ4に向かう移送プレート3または上流側補助コンベヤ3とを備える、従来技術から知られる偏向装置1を示す。上流側コンベヤ2は、ここでは、循環無端ベルトまたはチェーンであってもよい。上流側コンベヤ2は、例示では、駆動アクスル5によって駆動される。モータなどの駆動のために必要な要素は、駆動アクスル5と共に、駆動装置とも称される。図1には、上流側コンベヤ2の無端ベルトまたはチェーンがその周囲で走行する第2のアクスルが示されない。上流側コンベヤ2から第1の搬送方向6に搬送される搬送面10上の物体は外側レール7に到達し、それにより、物体は下流側コンベヤ4に導かれる。外側レール7は、上流側コンベヤ2の外側面8から下流側コンベヤ4の外側面9に延び、ここでは、上流側コンベヤ2の搬送面10よりも上側および移送プレート3または上流側補助コンベヤ3の搬送面11よりも上側へそれぞれ延びる。
下流側コンベヤ4は、上流側コンベヤ2に対して直角に配置されるとともに、偏向された物体を第1の搬送方向6に対して垂直に延びる第2の搬送方向12に搬送する。ここでは、下流側コンベヤ4も同様に循環無端ベルトまたはチェーンであってもよい。下流側コンベヤ4は、例示では、それぞれの駆動アクスル13によって駆動される。図1には、無端ベルトまたはチェーンがその周囲で走行する下流側コンベヤ4の第2のアクスルが示されない。
固定移送プレート3または上流側補助コンベヤ3は、物体を上流側コンベヤ2から下流側コンベヤ4に移送できるように更に設けられ、それにより、さもなければ上流側コンベヤ2と下流側コンベヤ4との間に存在する間隔を固定移送プレート3または上流側補助コンベヤ3によって埋めることができる。そのような架橋は、そのような間隔の領域で物体が立ち往生し、つまずき、および/または、同様なことを引き起こし、それにより、物体が該物体の連続搬送および/または連続偏向を困難にするあるいは妨げることがないように、例えば、小さい支持面を有する物体においておよび/または駆動アクスル13の領域で小さい曲げ半径を有さない下流側コンベヤ4において必要とされ、あるいは望ましい。内側レール14は、上流側コンベヤ2の内側面15から下流側コンベヤ4の内側面16に延び、ここでは、上流側コンベヤ2の搬送面10および移送プレート3または上流側補助コンベヤ3の搬送面11よりも上側へそれぞれ延びる。
固定移送プレート3は、好適には、移送プレート3上で物体の立ち止まりが起こらないように、搬送されるべき物体のベース領域の最小直線延在部よりも小さい幅を有する。
偏向装置1における物体を搬送するための搬送面は、外側レール7と内側レール14との間に延びる。したがって、搬送面は、上流側コンベヤ2の搬送面10の一部と、移送プレート3の搬送面11の一部と、下流側コンベヤ4の搬送面の一部とを備える。
従来技術から知られる偏向装置1が固定移送プレート3の代わりに上流側補助コンベヤ3を備える場合、上流側補助コンベヤは、無端ベルトとしてあるいはチェーンとして構成されるとともに、例えば上流側コンベヤ2の駆動アクスル5により共駆動されてもよい。また、ベルトまたはチェーンはそれぞれ第2のアクスル17上にわたっても走行する。上流側補助コンベヤ3のための別個の駆動部を設けることもできる。上流側補助コンベヤ3は物体を第1の搬送方向6にも搬送する。
物体を搬送するための偏向装置1のこの実施形態は、外側レール7と内側レール14との間に延びる物体のための搬送面、すなわち、上流側コンベヤ2の搬送面10の一部と、上流側補助コンベヤ3の搬送面11の一部と、下流側コンベヤ4の搬送面の一部とを備える。
図2は、上流側コンベヤ19と、下流側補助コンベヤ20と、下流側コンベヤ21とを備える偏向装置18の一実施形態を示す。間隔22がそれぞれ上流側コンベヤ19と下流側補助コンベヤ20または下流側コンベヤ21のそれぞれとの間に存在し、この間隔は、下流側補助コンベヤ20または下流側コンベヤ21のそれぞれの構造的状況に起因する。下流側補助コンベヤ20および下流側コンベヤ21は、偏向アクスル27の領域で限られた曲げ半径を有する循環無端ベルトまたは無端チェーンとして構成される。
例えば、下流側コンベヤ21は、並んで配置され、互いに接続される幾つかのモジュールまたはベルトであって、連続した表面を形成して下流側コンベヤ21と総称されるモジュールまたはベルトから構成されてもよい。
チェーンが使用される場合には、チェーンピッチが小さければ小さいほど、間隔22を小さくすることができる。これは、それに対応してチェーンの曲げ半径が小さくなり、下流側コンベヤ21または下流側補助コンベヤ20をそれぞれ上流側コンベヤ19に近接して配置させることができるからである。
例示において、上流側コンベヤ19は、物体が上流側コンベヤの搬送面24上で第1の搬送方向25に搬送されるように駆動アクスル23によって駆動される。モータなどの駆動のために必要な要素は、駆動シャフト23と共に、駆動装置とも称される。図2には、上流側コンベヤ19の無端ベルトまたはチェーンがその周囲で走行する第2のアクスルが示されない。
下流側コンベヤ21および下流側補助コンベヤ20は、上流側コンベヤ19に対して直角に配置されるとともに、上流側コンベヤ19から偏向されて搬送される物体を第1の搬送方向25に対して垂直に延びる第2の搬送方向26に搬送する。ここでは、下流側コンベヤ21も同様に循環無端ベルトまたはチェーンであってもよい。下流側コンベヤ21は、例示では、それぞれの駆動アクスル89によって駆動される。無端ベルトまたはチェーンがその周囲で走行する下流側コンベヤ21の第2のアクスルは、図2では、下流側補助コンベヤ20と共通の偏向アクスル27として示される。下流側補助コンベヤ20は、無端ベルトとしてあるいはチェーンとして構成されるとともに、例えば駆動アクスル28によって駆動されてもよい。ベルトまたはチェーンは共通の偏向アクスル27上にわたっても同様に走行する。
少なくとも1つのスプロケットが下流側コンベヤ21の引張り領域でこの偏向アクスル27に取り付けられる。これは、ギア比(図示せず)により下流側補助コンベヤ20の駆動アクスル28に結合されるトルクを偏向アクスル27に与える。
また、下流側コンベヤ20が下流側コンベヤ21の駆動アクスル89とは独立してあるいは共通の偏向アクスル27とは独立してそれぞれ例えば補助モータの使用により駆動されるようにすることもできる。
上流側コンベヤ19によって第1の搬送方向25に搬送される物体は外側レール29に到達し、それにより、物体は、下流側コンベヤ21に、場合により下流側補助コンベヤ20に導かれる。外側レール29は、上流側コンベヤ29の外側面30から下流側コンベヤ21の外側面31に延び、ここでは、上流側コンベヤ19の搬送面24よりも上側へ延びる。
内側レール32は、上流側コンベヤ29の内側面33から下流側コンベヤ21の内側面34に延び、ここでは、下流側補助コンベヤ20の搬送面35よりも上側へ延びる。内側レール32は、物体を下流側補助コンベヤ20の搬送面35から下流側コンベヤ21に確実に導く。
したがって、物体を搬送するための偏向装置18のこの実施形態は、外側レール29と内側レール32との間に延びるとともに、上流側コンベヤ19の搬送面24の一部と、下流側補助コンベヤ20の搬送面35の一部と、下流側コンベヤ21の搬送面の一部とを備える、物体のための搬送面をもたらす。
図3は、上流側コンベヤ37と、固定移送プレート38と、下流側補助コンベヤ39と、下流側コンベヤ40とを備える偏向装置36の一実施形態を示す。固定移送プレート38は、上流側コンベヤ37と下流側コンベヤ40と下流側補助コンベヤ39との間の間隔を固定移送プレート38によって埋めることができるように設けられる。そのような架橋は、さもなければ存在するその間隔の領域で物体が立ち往生しおよび/またはつまずき、あるいは、同様なことを引き起こし、それにより、物体が該物体の連続搬送および連続偏向を困難にするあるいは妨げることがないように、例えば、小さい支持面を有する物体においておよび/または小さい曲げ半径を有さない下流側コンベヤ40または下流側補助コンベヤ39のそれぞれにおいて必要とされあるいは望ましい。固定移送プレート38は、好適には、移送プレート38上で物体の停止が起こらないように、搬送されるべき物体のベース領域の最小直線延在部よりも小さい幅を有する。
上流側コンベヤ37は、ここでは、循環無端ベルトまたはチェーンであってもよい。上流側コンベヤ37は、例示では、駆動アクスル43によって駆動される。図3には、上流側コンベヤ37の無端ベルトまたはチェーンがその周囲で走行する第2のアクスルが示されない。上流側コンベヤ37から第1の搬送方向41に搬送される物体は外側レール44に到達し、それにより、物体は、固定移送プレート38を介して下流側コンベヤ40に、場合により下流側補助コンベヤ39に導かれる。外側レール44は、上流側コンベヤ37の外側面45から下流側コンベヤ40の外側面46に延び、ここでは、上流側コンベヤ37の搬送面47よりも上側および移送プレート38の搬送面48よりも上側へ延びる。
下流側コンベヤ40および下流側補助コンベヤ39は、上流側コンベヤ37に対して直角に配置されるとともに、移送プレート38により偏向されて搬送される物体を第1の搬送方向41に対して垂直に延びる第2の搬送方向42に搬送する。ここでは、下流側コンベヤ40も同様に循環無端ベルトまたはチェーンであってもよい。下流側コンベヤ40は、例示では、それぞれの駆動アクスル90によって駆動される。下流側補助コンベヤ39は、無端ベルトとしてあるいはチェーンとして構成されるとともに、下流側コンベヤ40および下流側補助コンベヤ39に共通する偏向アクスル49を介して共駆動されるようにすることもできる。
少なくとも1つのスプロケットが下流側コンベヤ40の引張り領域でこの偏向アクスル49に取り付けられる。これは、ギア比(図示せず)により下流側補助コンベヤ39の駆動アクスル50に結合されるトルクを偏向アクスル49に与える。また、下流側コンベヤ39が下流側コンベヤ40の駆動アクスル90とは独立して例えば補助モータの使用により駆動されるようにすることもできる。
内側レール51は、上流側コンベヤ37の内側面52から下流側コンベヤ40の内側面53に延び、ここでは、移送プレート38の搬送面48および下流側補助コンベヤ39の搬送面54よりも上側へ延びる。内側レール51は、物体を下流側補助コンベヤ39の搬送面54から下流側コンベヤ40に確実に導く。
したがって、物体を搬送するためのこの偏向装置36は、外側レール44と内側レール51との間に延びるとともに、上流側コンベヤ37の搬送面47の一部と、移送プレート38の搬送面48の一部と、下流側補助コンベヤ39の搬送面54の一部と、下流側コンベヤ40の搬送面の一部とを備える、物体のための搬送面を備える。
図4は、上流側コンベヤ56と、上流側補助コンベヤ57と、下流側補助コンベヤ58と、下流側コンベヤ59とを備える偏向装置55の一実施形態の概略図を示す。
上流側コンベヤ56は、ここでは、循環無端ベルトまたはチェーンであってもよい。上流側コンベヤ56は、例示では、駆動アクスル62によって駆動される。図4には、上流側コンベヤ56の無端ベルトまたはチェーンがその周囲で走行する第2のアクスルが示されない。上流側コンベヤ56によって搬送面66上で第1の搬送方向60に搬送される物体は外側レール63に到達し、それにより、物体は、上流側補助コンベヤ57を介して下流側コンベヤ59に、場合により下流側補助コンベヤ58に導かれる。外側レール63は、上流側コンベヤ56の外側面64から下流側コンベヤ59の外側面65に延び、ここでは、上流側コンベヤ56の搬送面66よりも上側および上流側補助コンベヤ57の搬送面67よりも上側へ延びる。上流側補助コンベヤ57は、無端ベルトとしてあるいはチェーンとして構成されるとともに、上流側コンベヤ56の駆動アクスル62により共駆動されてもよい。ベルトまたはチェーンはそれぞれ第2のアクスル68上にわたっても走行する。また、上流側補助コンベヤ57が上流側コンベヤ56の駆動アクスル62とは独立して例えば補助モータの使用により駆動されるようにすることもできる。
上流側補助コンベヤ57は、上流側コンベヤ56と下流側コンベヤ59と下流側補助コンベヤ58との間の間隔が上流側補助コンベヤ57によって埋められるように、物体を上流側コンベヤ56から下流側コンベヤ59または下流側補助コンベヤ58にそれぞれ、移送できるようにするべく設けられる。下流側コンベヤ59および下流側補助コンベヤ58は、上流側コンベヤ56および上流側補助コンベヤ57に対して直角に配置されるとともに、偏向される物体を第1の搬送方向60に対して垂直に延びる第2の搬送方向61に搬送する。ここでも同様に、下流側コンベヤ59は循環無端ベルトまたはチェーンであってもよい。下流側コンベヤ59は、例示では、それぞれの駆動アクスル83によって駆動される。下流側補助コンベヤ58は、無端ベルトあるいはチェーンとして構成されるとともに、下流側コンベヤ59および下流側補助コンベヤ58の共通の偏向アクスル69によって共駆動されてもよい。
少なくとも1つのスプロケットが下流側コンベヤ59の引張り領域でこの偏向アクスル69に取り付けられる。これは、ギア比(図示せず)により下流側補助コンベヤ58の駆動アクスル70に結合されるトルクを偏向アクスル69に与える。また、下流側コンベヤ58が下流側コンベヤ59の駆動アクスル69とは独立して例えば補助モータの使用により駆動されるようにすることもできる。
内側レール71は、上流側コンベヤ56の内側面72から下流側コンベヤ59の内側面73に延び、ここでは、上流側補助コンベヤ57の搬送面67および下流側補助コンベヤ58の搬送面74よりも上側へ延びる。内側レール71は、物体を下流側補助コンベヤ58の搬送面74から下流側コンベヤ59に確実に導く。
物体を搬送するための偏向装置55は、外側レール63と内側レール71との間に延びるとともに、上流側コンベヤ56の搬送面66の一部と、上流側補助コンベヤ57の搬送面67の一部と、下流側補助コンベヤ58の搬送面74の一部と、下流側コンベヤ59の搬送面の一部とを備える、物体のための搬送面を備える。
図5は、図4の実施形態にほぼ対応する偏向装置75の一実施形態を示す。しかしながら、1つの下流側補助コンベヤではなく、2つの下流側補助コンベヤ76,77が存在する。また、2つの下流側補助コンベヤ76,77は、ここでは、それらが部分的に上流側補助コンベヤ57よりも下側へ延びるように配置される。2つの下流側補助コンベヤ76,77の使用は、内側レール78のためにより大きな半径を選択できるため、第1の搬送方向60から第2の搬送方向61へのより一層良好な偏向を可能にする。内側レール78は、上流側コンベヤ56の内側面72から下流側コンベヤ59の内側面73に延び、ここでは、上流側補助コンベヤ57の搬送面67、第1の下流側補助コンベヤ76の搬送面79、第2の下流側補助コンベヤ77の搬送面80よりも上側へ延びる。
下流側補助コンベヤ76,77の一方または両方は、下流側コンベヤ59の偏向アクスル69によって駆動されてもよい。しかしながら、一方または両方の下流側補助コンベヤ76,77が下流側コンベヤ59の偏向アクスル69とは独立して例えば1つ以上の補助モータの使用により駆動されるようにすることもできる。また、2の下流側コンベヤ76,77に関して異なる搬送速度を選択することもできる。更に、2つの下流側補助コンベヤ76,77はそれぞれ更なるアクスル81,82上にわたって走行する。
容器を搬送するためのこの偏向装置75の搬送面は、物体を搬送するために、外側レール63と内側レール78の間に延びるとともに、上流側コンベヤ56の搬送面66の一部と、上流側補助コンベヤ57の搬送面67の一部と、第1の下流側補助コンベヤ76の搬送面79の一部と、第2の下流側補助コンベヤ77の搬送面80の一部と、下流側コンベヤ59の搬送面の一部とを備える。
図6は、図4の実施形態にほぼ対応する偏向装置55の一実施形態を示す。しかしながら、下流補助コンベヤ58と下流側コンベヤ59との駆動結合の代わりに、下流側補助コンベヤ58と上流側コンベヤ56との駆動結合が与えられる。ここでは、上流側コンベヤ56の駆動アクスル62がトルク源として使用される。アングル歯車装置87が、プラス嵌めタップ(positive−fit tap)または圧力嵌めタップの使用により、駆動シャフト62の延在部に同一平面上で装着される。想定し得る位置ずれが駆動アクスル62の軸受84,85に影響を及ぼさないように、好適には、シャフトカップリングが駆動アクスル62のアクスル延在部とアングル歯車装置87の入力側との間に配置される。下流側補助コンベヤ58の駆動アクスル70は、出力側で、アングル歯車装置87によって駆動される。これは、コンパクトで好適な構造を可能にする。
最適化された伝達比に関して、伝達比は、1:1〜1:2、好ましくは1:1〜1:1.5の範囲内にある。
また、下流側補助コンベヤ58の駆動アクスル70のシャフト軸受の一側をトルク支持体88と組み合わせることができ、好ましくは、シャフト軸受がトルク支持体88に直接に装着される。
1,18,36,55,75 偏向装置
2,19,37,56,57 上流側コンベヤ
3 (固定)移送プレートまたは上流側補助コンベヤ
4,21,40,59 下流側コンベヤ
5,13,28,43,50,62,70,83,90 駆動アクスル
6,25,41,60 第1の搬送方向
7,29,44,63 外側レール
8,30,45,64 上流側コンベヤの外側面
9,31,36,46,65 下流側コンベヤの外側面
10,24,47,66 上流側コンベヤの搬送面
11 移送プレートまたは上流側コンベヤの搬送面
12,26,42,61 第2の搬送方向
14,32,51,71,78 内側レール
15,33,52,72 上流側コンベヤの内側面
16,34,53,73 下流側コンベヤの内側面
17,68 第2のアクスル
20,39,58,76 下流側補助コンベヤ
27,49,69 偏向アクスル
35,54,74 下流側補助コンベヤの搬送面
38 固定移送プレート
43,62 駆動シャフト
48 移送プレートの搬送面
67 上流側補助コンベヤの搬送面
76 第1の下流側補助コンベヤ
77 第2の下流側補助コンベヤ
79 第1の下流側補助コンベヤの搬送面
80 第2の下流側補助コンベヤの搬送面
89,90 下流側コンベヤの駆動アクスル

Claims (15)

  1. 容器、ボトル、瓶、缶その他の物体のための偏向装置(18,36,55,75)であって、
    物体を第1の搬送面(24,47,66)上で第1の搬送方向(25,41,60)に搬送するとともに、当該物体を下流側コンベヤ(21,40,59)へ移送するようになっている上流側コンベヤ(19,37,56)と、
    物体を第2の搬送面上で第2の搬送方向(26,42,61)に搬送するようになっている前記下流側コンベヤ(21,40,59)であり、前記第1の搬送方向(25,41,60)および前記第2の搬送方向(26,42,61)が互いに対して垂直に位置合わせされ、前記第1の搬送面(24,47,66)および前記第2の搬送面がほぼ同一平面上にある、前記下流側コンベヤ(21,40,59)と、
    を備える偏向装置(18,36,55,75)において、
    物体を第3の搬送面(35,54,74,79)上で前記第2の搬送方向(26,42,61)に搬送するようになっている下流側補助コンベヤ(20,39,58,76)を備え、
    前記下流側補助コンベヤ(20,39,58,76)は、前記下流側コンベヤ(21,40,59)に沿って配置されるとともに、一側が前記上流側コンベヤ(19,37,56)に沿って配置され、
    前記第2の搬送面および前記第3の搬送面(35,54,74,79)が同一平面上にあることを特徴とする偏向装置。
  2. 前記下流側補助コンベヤ(20,39,58,76)の第1の幅が、前記下流側コンベヤ(21,40,59)の第2の幅よりも50%〜85%だけ、好ましくは50%〜75%だけ小さい、請求項1に記載の偏向装置。
  3. 前記下流側補助コンベヤ(20,39,58,76)の第1の長さが、前記下流側コンベヤ(21,40,59)の第2の長さの5%〜30%、好ましくは10%〜25%である、請求項1または2に記載の偏向装置。
  4. 1:1〜1:2、好ましくは1:1〜1:1.5の範囲内のギア比によって前記下流側コンベヤ(21,40,59)の偏向アクスル(27,49,69)に結合される前記下流側補助コンベヤ(20,39,58,76)の第1の駆動装置を更に備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の偏向装置。
  5. 前記下流側コンベヤ(21,40,59)の第2の駆動装置(83,89,90)を更に備え、
    前記第2の駆動装置(83,89,90)および前記偏向アクスル(27,49,69)は、前記下流側コンベヤ(21,40,59)により構成される前記第2の搬送面が前記第2の駆動装置(83,89,90)によって前記第2の搬送方向(26,42,61)に引かれるように配置され、
    少なくとも1つのスプロケットが前記偏向アクスル(27,49,69)に配置され、
    前記偏向アクスルにより与えられるトルクが、前記ギア比により、前記下流側補助コンベヤ(20,39,58,76)の前記第1の駆動装置に結合される、請求項4に記載の偏向装置。
  6. 前記下流側補助コンベヤ(20,39,58,76)の第1の駆動装置を更に備え、
    前記上流側コンベヤ(19,37,56)の駆動シャフト(43,62)が前記下流側補助コンベヤ(20,39,58,76)のトルクを結合するために使用され、
    前記駆動シャフト(43,62)の一端の延在部が軸受を越えて設けられ、
    前記延在部がアングル歯車装置を介して前記下流側補助コンベヤの前記第1の駆動装置に接続される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の偏向装置。
  7. 前記下流側コンベヤ(21,40,59)の第2の駆動装置とは独立した、前記下流側補助コンベヤ(20,39,58,76)の第1の駆動装置を更に備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の偏向装置。
  8. 前記偏向装置(75)が、物体を第5の搬送面(80)上で前記第2の搬送方向(61)に搬送するようになっている第2の下流側補助コンベヤ(77)を備え、
    前記第2の下流側補助コンベヤ(77)は、前記下流側補助コンベヤ(76)に沿って配置されるとともに、一側が前記上流側コンベヤ(56)に沿って配置され、
    前記第2の搬送面および前記第5の搬送面(80)が同一平面上にある、請求項1〜7のいずれか一項に記載の偏向装置。
  9. 前記上流側コンベヤ(37)と前記下流側補助コンベヤ(39)を伴う前記下流側コンベヤ(40)との間の領域に固定移送プレート(38)を更に備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の偏向装置。
  10. 物体を第4の搬送面(67)上で前記第1の搬送方向(60)に搬送するようになっている上流側補助コンベヤ(57)を更に備え、
    前記上流側補助コンベヤ(57)は、前記上流側コンベヤ(56)に沿って配置されるとともに、一側が前記下流側コンベヤ(59)に沿って配置され、
    前記第1の搬送面(66)および前記第4の搬送面(67)が同一平面上にある、請求項1〜8のいずれか一項に記載の偏向装置。
  11. 前記上流側コンベヤ(19,37,56)の内側面(33,52,72)から前記下流側コンベヤ(21,40,59)の内側面(34,53,73)に延びる内側レール(32,51,71,78)を更に備える、請求項1〜10のいずれか一項に記載の偏向装置。
  12. 前記内側レール(32,51,71,78)が円弧の形状を有する、請求項11に記載の偏向装置。
  13. 前記上流側コンベヤ(19,37,56)の外側面(30,45,64)から前記下流側コンベヤ(21,40,59)の外側面(31,36,65)に延びるとともに、好ましくは円弧の形状を有する外側レールを更に備える、請求項1〜12のいずれか一項に記載の偏向装置。
  14. 前記外側レール(29,44,63)が、好適には前記上流側コンベヤ(19,37,56)の搬送速度に等しい速度で協調移動するように構成される請求項13に記載の偏向装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の偏向装置(18,36,55,75)を用いて容器、ボトル、瓶、缶その他の物体を偏向させるための方法。
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