JP2015176299A - 自動改札機、及び自動改札機システム - Google Patents

自動改札機、及び自動改札機システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015176299A
JP2015176299A JP2014051769A JP2014051769A JP2015176299A JP 2015176299 A JP2015176299 A JP 2015176299A JP 2014051769 A JP2014051769 A JP 2014051769A JP 2014051769 A JP2014051769 A JP 2014051769A JP 2015176299 A JP2015176299 A JP 2015176299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
automatic ticket
station
ticket gate
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014051769A
Other languages
English (en)
Inventor
明信 藤澤
Akinobu Fujisawa
明信 藤澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2014051769A priority Critical patent/JP2015176299A/ja
Publication of JP2015176299A publication Critical patent/JP2015176299A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】より利便性の高い自動改札機、及び自動改札機システムを提供することである。
【解決手段】実施形態の自動改札機は、情報読取部と、情報出力部と、判定制御部とを持つ。情報読取部は、利用者が提示する媒体に記憶された情報を読み取る。情報出力部は、情報を出力する。判定制御部は、前記情報読取部によって読み取られた情報に基づいて、前記媒体の利用履歴に関係する条件であって、入出場の許可を判定するための条件とは異なる所定の条件を満たしているか否かを判定し、前記所定の条件を満たしていないと判定した場合に、前記所定の条件を満たしていないことに関連した情報を前記情報出力部に出力させる。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、自動改札機、及び自動改札機システムに関する。
鉄道の駅等の施設には、利用者によってICカードや電子機器等の媒体が翳されると、自動的に入出場の許可判定を行う自動改札機が設置されている。また、入出場の判定を行う案内機を設置することが提案されている。利用者が入出場の許可の判定を受けるためには、案内機のある場所へ行き、その場所で媒体を提示しなければならない。このため、案内機の場所によっては、そこで判定を受けることは、利用者にとって利便性が低い場合があった。
特開2010−176223号公報
本発明が解決しようとする課題は、より利便性の高い自動改札機、及び自動改札機システムを提供することである。
実施形態の自動改札機は、情報読取部と、情報出力部と、判定制御部とを持つ。情報読取部は、利用者が提示する媒体に記憶された情報を読み取る。情報出力部は、情報を出力する。判定制御部は、前記情報読取部によって読み取られた情報に基づいて、前記媒体の利用履歴に関係する条件であって、入出場の許可を判定するための条件とは異なる所定の条件を満たしているか否かを判定し、前記所定の条件を満たしていないと判定した場合に、前記所定の条件を満たしていないことに関連した情報を前記情報出力部に出力させる。
利用者Uが自動改札機1を通過する様子を模式的に示す図である。 媒体Mが記憶する情報の形式を例示した図である。 実施形態の自動改札機1の機能構成例を示す図である。 媒体Mの利用履歴に基づいて行き先候補駅が選択され、所定の条件を満たすか否かが判定される処理を説明するための図である。 本実施形態の自動改札機1により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 表示部54が表示する画面の一例を示す図である。 本実施形態の自動改札機1により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 媒体Mの利用履歴に基づいて行き先候補駅が選択され、所定の条件を満たすか否かが判定される処理を説明するための図である。 自動改札機1を組み込んだ自動改札機システム100の機能構成例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、実施形態の自動改札機1を、図面を参照して説明する。
図1は、利用者Uが自動改札機1を通過する様子を模式的に示す図である。自動改札機1は、例えば、鉄道の駅に設置される。鉄道の利用者Uは、目的の駅までの乗車券を購入し、自動改札機1の乗車券投入口4に乗車券を挿入し、自動改札機1の扉60が開いた後に、駅の構内へ入場、または駅構内から出場する。また、鉄道の利用者Uは、IC(Integranted Circuit;集積回路)を内蔵したICカードや電子機器等の媒体Mを、自動改札機1の情報読取部10に提示して、自動改札機1の扉60が開いた後に、駅の構内へ入場、または駅の構内から出場する。図2は、媒体Mが記憶する情報の形式を例示した図である。媒体Mに内蔵されたICには、例えば、媒体Mの識別情報(媒体ID)、入場駅情報、経由駅情報、出場駅情報、入出場時刻情報、利用可能な金額の情報(残額情報)、入場・出場履歴情報、利用者情報(記名式ICカードや電子機器の場合)、利用可能な区間情報および有効期限情報(定期付きICカードや電子機器の場合)、などが記憶されている。入場・出場記録情報とは、例えば、過去の所定回数分の乗車に関する入場駅と出場駅の履歴(媒体Mの利用履歴)である。
自動改札機1は、媒体MのICに記憶された情報を認識し、駅の構内への入場が可能であるか、または駅の構内からの出場が可能であるかを判定し、入出場が可能な場合には扉60を開放状態とし、利用者Uの駅構内への入場を許可、または駅構内からの出場を許可する。自動改札機1は、利用者Uが進入する向きに応じて、入場駅としての処理(入場処理)を行ったり、出場駅としての処理(出場処理)を行ったりする。
図3は、実施形態の自動改札機1の機能構成例を示す図である。
自動改札機1は、例えば、情報読取部10と、情報書込部20と、制御部30と、記憶部40と、情報出力部50と、扉60とを備える。
情報読取部10は、例えば、磁気券読取部12と、媒体読取部14とを備え、利用者Uが提示する媒体Mに記憶された情報を読み取る。
磁気券読取部12は、磁気ヘッドを備え、乗車券投入口4より投入された磁気券に記憶された情報を読み込む。
媒体読取部14は、利用者Uより提示された媒体MのICに記憶された情報を読み取る。媒体読取部14は、例えば、媒体Mに内蔵されたICに記憶された利用可能な金額の情報、利用可能な区間情報、有効期限情報、入場・出場記録情報、利用者情報などの情報を読み取る。媒体読取部14は、RFID(Radio Frequency IDentificaito)通信部を備えている。RFDI通信部は、媒体読取部14の表面、つまり、利用者Uが媒体Mを提示する側と対向する面に磁界を発生させる。この磁界を利用した電磁誘導を介して、利用者Uが提示する媒体Mに内蔵したICに電圧を印加する。この電圧の印加により、媒体Mが内蔵するICは動作する。媒体読取部14は、動作したICと無線通信を介して、媒体MのICに記憶された情報を読み取る。
制御部30は、入出場処理部32と、判定制御部34と、扉制御部36とを備え、自動改札機1の動作を制御する。制御部30の各構成要素は、例えば、自動改札機1の備えるCPUが記憶部40に記憶されているプログラムを実行することによって機能するソフトウェア機能部である。また、制御部30の構成要素の一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってよい。
記憶部40は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPRROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory),ROM(Read Only Memory),またはRAM(Random Access Memory)等を備える。また、記憶部40は、ファームウェアやアプリケーションプログラム等、自動改札機1が備えるCPUが実行するための各種プログラムやCPUが実行した処理の結果などの他、運賃テーブル42を記憶する。
扉60は、扉制御部36から出力された信号に基づき、開閉動作を行う。情報出力部50は、スピーカ52と、表示部54とを備える。スピーカ52は、制御部30から出力された信号に対応する音声を出力する。表示部54は、制御部30から出力された信号に対応する情報を表示部54の表示画面に出力する。
入出場処理部32は、情報読取部10により読み取られた情報を取得し、改札処理を実行する。入出場処理部32は、使用された券が磁気券である場合、以下に示すような改札処理を行う。自動改札機1が入場処理を行う場合、入出場処理部32は、磁気券読取部12により読み取られた購入区間内に、当該自動改札機1が設置された駅(以下、当該駅と称する)が入っているか否かを判定し、当該駅が購入区間内に入っている場合に、入場を許可すると共に、磁気券に当該駅の情報を書き込むように磁気券書込部22に指示する。入出場判定部により入場が許可されると、扉制御部36が扉60を開放状態にする。一方、自動改札機1が出場処理を行う場合、入出場処理部32は、磁気券読取部12により読み取られた情報の中に、入場駅を示す情報が入っており、且つ、入場駅と当該駅の双方が、購入区間内に入っている場合に、出場を許可する。入出場処理部32により出場が許可されると、扉制御部36が扉を開放状態にする。
入出場処理部32は、使用された券が媒体Mである場合、以下に示すような改札処理を行う。自動改札機1が入場処理を行う場合、入出場処理部32は、媒体読取部14により読み取られた情報のうち残額情報を参照し、残額情報が所定の下限値を下回っているか否かを判定する。残額情報が所定の下限値を下回っている場合、入出場処理部32は、入場を許可しない。入出場処理部32により入場が許可されない場合、扉制御部36が扉60を閉止状態にする。所定の下限値とは、例えば、当該駅からの運賃が最も安い他の駅までの運賃である。残額情報が所定の下限値以上である場合、入出場処理部32は、入場を許可すると共に、入場駅の情報を媒体Mに書き込むように媒体書込部24に指示する。一方、自動改札機1が出場処理を行う場合、入出場処理部32は、媒体読取部14により読み取られた入場駅の情報を参照し、入場駅から当該駅までの運賃を、入場駅と運賃との対応関係を規定した運賃テーブル42を検索することで取得する。運賃テーブル42は、記憶部40に記憶されている。そして、入場駅から当該駅までの運賃が、媒体読取部14により読み取られた残額情報の示す残額以下である場合に、出場を許可すると共に、残額情報から運賃を差し引いて残額情報を更新するように媒体書込部24に指示する。
判定制御部34は、情報読取部10によって読み取られた情報に基づいて、媒体Mの利用履歴に関係する条件であって、入出場の許可を判定するための条件とは異なる所定の条件を満たしているか否かを判定する。判定制御部34は、所定の条件を満たしていないと判定した場合に、所定の条件を満たしていないことを示す情報を情報出力部50に出力させる。本実施形態における所定の条件とは、利用者Uが当該駅で入場した場合において、媒体Mの利用履歴に含まれる駅のうち、当該駅を除く駅の中で、最も利用履歴に登録された回数が多い(或いは割合が高い)行き先候補駅までの運賃が、残高情報の示す残高以下であることである。
図4は、利用履歴に基づいて行き先候補駅が選択され、所定の条件を満たすか否かが判定される処理を説明するための図である。本図の例において、当該駅はA駅であり、利用者UはA駅で入場しようとし、入場データが利用履歴として記憶されたものとする(図4、(9))。図4の(9)に示すように、利用者UはA駅で入場したので、媒体Mの利用履歴には、入場の月日、入場の時刻、種別、入場駅情報が記憶された。図4の例では、行き先候補として、当該A駅以外で、最も利用履歴に登録された回数が多い駅であるB駅が選択される。そして、判定制御部34は、当該駅からB駅までの運賃を運賃テーブル42から取得し、残額情報の示す額が運賃未満である(所定の条件を満たさない)場合に、その旨を示す情報を出力するように、情報出力部50に指示する。
これによって、利用者Uは、当該駅から良く利用する駅までの運賃が、媒体Mに残高情報として格納されていない場合には、そのことを入場段階で知ることができる。この結果、利用者Uは、出場前にチャージや清算を自発的に行うように誘導される。そのため、自動改札機1は、出場駅の自動改札機1で残高不足により制止されるという煩わしい事態が生じる可能性を低減することができる。
図5は、本実施形態の自動改札機1により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本フローチャートの処理は、自動改札機1が入場処理を行う場合の処理を示している。
まず、媒体読取部14は、利用者Uより提示された媒体MのICに記憶された情報を読み取る(ステップS100)。入出場処理部32は、媒体読取部14により読み取られた情報に基づき、改札処理を行い、入場許可の条件を満たすか否かを判定する(ステップS102)。
入出場処理部32が、入場許可の条件を満たさないと場合、扉制御部36は、扉60を所定の時間、閉止状態とし(ステップS104)、所定の時間経過した後に扉60を開放状態とする(ステップS105)。その後、ステップS100に処理が戻る。
入出場処理部32が、入場許可の条件を満たすと判定した場合、媒体書込部24は、入出場処理部32より出力された信号に基づく情報を、媒体MのIC回路に記憶させる(ステップS106)。媒体書込部24は、例えば、入場月日、入場時刻、入場駅情報など、入場処理に関する情報を媒体MのIC回路に記憶させる。
次に、判定制御部34は、予備条件を満たすか否かの判定を行う(ステップS108)。ここで、「予備条件」とは、例えば、記憶部40に記憶された、または媒体Mに設定された特定の条件である。具体的には、予備条件とは、例えば、現在の時刻が、駅の利用者が多い朝夕の所定の時間帯に該当しないことを含む。また、予備条件とは、利用者Uにより提示された媒体Mが、利用者Uが、本実施形態の処理の適用を受けないことを選択した旨の情報が記憶された媒体でないことを含んでよい。判定制御部34は、予備条件を満たさないと判定した場合には、ステップS110からステップS114までの処理を行わない。
判定制御部34は、利用者Uが提示する媒体Mの利用履歴に基づき、行き先候補を選択する(ステップS110)。前述したように図4に示す媒体Mの利用履歴においては、A駅の利用の回数が最も多く、次にB駅の利用の回数が最も多い。判定制御部34は、当該駅であるA駅の次に最も利用回数が多いB駅を、行き先候補として選択する。
判定制御部34は、記憶部40に記憶された運賃テーブル42を参照して、当該駅から行き先候補までの運賃を取得する。そして、判定制御部34は、媒体Mに記憶された残額情報が、行き先候補までの運賃以上であるか否かを判定する(ステップS112)。媒体Mに記憶された残額情報が、行き先候補までの運賃以上である場合、扉60が開放状態とされ(ステップS116)、本フローチャートの処理が終了する。
媒体Mに記憶された残額情報が、行き先候補までの運賃以上ではない場合、判定制御部34は、残額情報が、行き先候補までの運賃以上ではないことに関連した情報を利用者Uに対して出力するように、情報出力部50に指示する(ステップS114)。情報出力部50のスピーカ52は、例えば、「チャージをお勧めいたします」という音声を出力する。また、情報出力部50の表示部54は、仮に行き先候補で出場した場合に、残高不足と判定されることを通知する画面を表示する。図6は、表示部54が表示する画面の一例を示す図である。図6に示すように、例えば、表示部54は「チャージをお勧めいたします。」と表示する。スピーカ52により出力される音声、表示部54に表示される画面は、行き先候補に設置された自動改札機1により、出場を許可されないと判定されることを利用者Uに予め通知することができる音声、画面であれば、如何なるものであってもよい。次に、扉60が開放状態とされ(ステップS116)、本フローチャートの処理が終了する。
このように、判定制御部34は、情報読取部10によって読み取られた情報に基づいて、媒体Mの利用履歴に基づき、利用者Uの行き先候補を選定し、利用者Uが提示した媒体Mを利用して行き先候補に設置された自動改札機の出場が許可されるか否かを判定する。また、情報出力部50は、媒体Mの残額情報が、行き先候補までの運賃以上ではない場合に、利用者Uへ行き先候補に設置されている自動改札機1で出場許可がされないことを通知する。利用者Uは、当該駅の自動改札機1から駅構内へ入場するときに、媒体Mの残額情報が、行き先候補の自動改札機から出場できる残高となっているかどうかを知ることができるため、残高が足りない場合には自発的にチャージや清算を行い、自動改札機で制止される煩わしさを回避することができる。この結果、本実施形態の自動改札機1は、利用者Uにとっての利便性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態と共通する機能等についての説明は省略する。第1の実施形態では、所定の条件は、利用者Uが当該駅で入場した場合において、媒体Mの利用履歴に含まれる駅のうち、当該駅を除く駅の中で、最も利用履歴に登録された回数が多い(或いは割合が高い)行き先候補駅までの運賃が、残高情報の示す残高以下であることであった。これに対し、第2の実施形態における所定の条件は、利用者Uが当該駅で入場した場合において、媒体Mの利用履歴に含まれる駅のうち、当該駅を入場駅としたときに出場駅となった回数が最も多い(或いは割合が高い)行き先候補駅までの運賃が、残高情報の示す残高以下であることである。第2の実施形態に係る判定制御部34は、上記所定の条件を満たさない場合に、行き先候補駅において出場が許可されないことに関連する情報を情報出力部50に出力させる。
第2の実施形態に係る判定制御部34が実行する処理について、前述した図4を参照して説明する。図4の例において、当該駅はA駅であり、利用者UはA駅で入場しようとし、入場データが利用履歴として記憶されたものとする(図4、(9))。図4の(9)に示すように、利用者UはA駅で入場したので、媒体Mの利用履歴には、入場の月日、入場の時刻、種別、入場駅情報が記憶された。図4の例では、行き先候補として、当該駅をA駅としたときに出場駅となった駅は、B駅が3回、C駅が1回である。このうち、最も回数が多い駅であるB駅が行き先候補として選択される。そして、判定制御部34は、当該駅であるA駅からB駅までの運賃を運賃テーブル42から取得し、残額情報の示す残高が運賃未満である(所定の条件を満たさない)場合に、その旨を示す情報を出力するように、情報出力部50に指示する。
これによれば、当該自動改札機1が入場処理を行う場合において、当該自動改札機1が設置された駅から前記利用履歴において当該駅を入場駅としたときに出場駅となった回数が多い、または割合が高い出場駅において、出場が許可されるか否かの判定を行い、出場が許可されない場合には、利用者Uへ通知する。利用者Uは、入場駅を入場するときに、媒体Mの残額情報が、行き先候補とされた出場駅で出場できる残高となっているかどうかを知ることができるため、残高が足りない場合には自発的にチャージや清算を行い、自動改札機で静止される煩わしさを回避することができる。この結果、本実施形態の自動改札機1は、利用者Uにとっての利便性を向上させることができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態における所定の条件は、当該自動改札機1が出場処理を行う場合、媒体Mの利用履歴において、当該駅を入場駅とした場合に、直近の入場駅までの運賃が、残高情報の示す残高以下であることである。すなわち、第3の実施形態における所定の条件は、今回の乗車を往路とした場合に、復路の運賃以上の残高が、媒体Mの残高情報として記載されていることである。判定制御部34は、上記所定の条件を満たさない場合に、行き先候補駅において出場が許可されないことに関連する情報を情報出力部50に出力させる。
図7は、本実施形態の自動改札機1により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7を参照して、自動改札機1における処理の一例を説明する。第1の実施形態と同じ処理手順については、説明を省略する。
入出場処理部32は、媒体読取部14により読み取られた情報に基づき、改札処理を行い、出場許可の条件を満たすか否かを判定する(ステップS103)。媒体書込部24は、入出場処理部32から出力された信号に基づく情報を、媒体MのIC回路に記憶させる(ステップS107)。媒体書込部24は、例えば、出場の月日、出場の時刻、出場駅情報、残額情報、使用額情報、残額情報などを媒体MのIC回路に記録する。
判定制御部34は、利用者Uが提示する媒体Mの利用履歴に基づき、行き先候補を選択する(ステップS111)。図8は、媒体Mの利用履歴に基づいて行き先候補駅が選択され、所定の条件を満たすか否かが判定される処理を説明するための図である。本図の例において、当該駅はB駅であり、利用者UはB駅で出場しようとし、出場データが利用履歴として記憶されたものとする(図8、(9))。図8の(9)に示すように、利用者UはB駅で出場したので、媒体Mの利用履歴には、出場の月日、出場の時刻、種別、出場駅情報、残額が記憶された。図8の(9)の例では、直近の入場駅であるA駅が行き先候補として選択される。判定制御部34は、当該駅であるB駅からA駅までの運賃を運賃テーブル42から取得し、残額情報の示す残高が運賃以上であるか否か(所定の条件を満たすか否か)を判定する(ステップS113)。判定制御部34が、所定の条件を満たさないと判定した場合には、復路の運賃が足りないことに関連する情報を、利用者Uに通知する(ステップS115)。
これによれば、当該自動改札機1が出場処理を行う場合において、当該自動改札機1が設置された駅から前記利用履歴における直近の入場駅までの乗車が許可されるための条件を満たしているか否かを判定を行い、直近の入場駅までの乗車が許可されないと判定された場合には、利用者Uへ通知する。利用者Uは、出場駅を出場するときに、媒体Mの残額情報が復路の運賃以上であるかを知ることができるため、媒体Mの残額情報が復路の運賃未満である場合には自発的にチャージや清算を行い、自動改札機で静止される煩わしさを回避することができる。この結果、本実施形態の自動改札機1は、利用者Uにとっての利便性を向上させることができる。
なお、第3実施形態による処理は、第1または第2実施形態の処理と排他的なものではなく、「入場駅として処理を行う場合に第1または第2実施形態の処理を行い、出場駅として処理を行う場合に第3実施形態の処理を行う」自動改札機として実装されてよい。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について説明する。第1〜第3の実施形態では、所定の条件を満たしているか否かを、媒体Mが記憶する媒体Mの利用履歴に基づいて行うものとした。これに対し、第4の実施形態では、センターサーバ80において媒体Mの利用履歴を集約して保持し、自動改札機1は、センターサーバ80に問い合わせを行うことで、媒体Mの利用履歴を取得する。
図9は、自動改札機1を組み込んだ自動改札機システム100の機能構成例を示す図である。自動改札機システム100は、例えば、自動改札機1と、センターサーバ80とを備える。自動改札機1と、センターサーバ80は、インターネットやLAN等のネットワークNWで接続されている。
自動改札機1は、第1〜第3実施形態で説明した構成要素に加えて、通信部70を更に備える。通信部70は、コンピュータやセンターサーバ80と接続するための拡張カードやNIC(Network Interface Card)等である。自動改札機1は、通信部70およびネットワークNWを介して、センターサーバ80と通信を行う。
センターサーバ80は、センター側記憶部90を備えている。センター側記憶部90は、媒体Mの識別情報(媒体ID)に対応付けられて、入場・出場履歴情報、利用者情報(記名式ICカードや電子機器の場合)、利用可能な区間情報および有効期限情報(定期付きICカードや電子機器の場合)など、媒体M毎に、媒体Mに関係する情報が記憶されている。一方、媒体Mには、入場駅情報、経由駅情報、入場時刻情報、出場駅情報、利用可能な金額の情報(残額情報)といった、通常の入出場処理に必要な情報が記載されている。
第4実施形態では、判定制御部34は、例えば、媒体読取部14によって媒体Mから読み取られた媒体MのID情報に基づき、センター側記憶部90に記憶された媒体MのID情報に対応づけされた情報を取得する。判定制御部34は、センター側記憶部90から取得した媒体MのID情報に対応づけされた情報に基づき、残額情報が、行き先候補までの運賃以上であるか(所定の条件を満たすか)否かを判定する。
第4実施形態に係る所定の条件は、第1〜第3実施形態で説明したいずれの条件であってもよい。第1または第2実施形態と同じ所定の条件を採用する場合、自動改札機1は、図5のフローチャートを実行する。一方、第3実施形態と同じ所定の条件を採用する場合、自動改札機1は、図7のフローチャートの処理を実行する。また、第3実施形態で述べたように、図5のフローチャートと図7のフローチャートの双方を実行するものであってもよい。いずれの場合も、ステップS100における、「利用者Uより提示された媒体MのICに記憶された情報を読み取る」処理を、「利用者Uより提示された媒体MのICに記憶された情報を読み取り、読み取った媒体Mの媒体IDに対応する入場・出場履歴情報等をセンターサーバ80から取得する」と読み替える。
これによれば、判定制御部34は、例えば、センター側記憶部90に記憶された媒体MのID情報に対応づけされた情報に基づいて、所定の条件を満たすか判定する。この結果、センター側記憶部90に記憶された多くの利用履歴や多様な情報を参照して、行き先候補駅を選択することができ、より高精度に行き先候補を選択することができる。また、媒体Mに記憶させる情報を低減することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、媒体から読み取られた情報に基づいて、媒体の利用履歴に関係する条件であって、入出場の許可を判定するための条件とは異なる所定の条件を満たしているか否かを判定し、所定の条件を満たしていないと判定した場合に、所定の条件を満たしていないことに関連した情報を情報出力部に出力させる機能を持つことにより、利用者にとっての利便性を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…自動改札機、4…乗車券投入口、10…情報読取部、12…磁気券読取部、14…媒体読取部、20…情報書込部、22…磁気券書込部、24…媒体書込部、30…制御部、32…入出場処理部、34…判定制御部、36…扉制御部、40…記憶部、42…運賃テーブル、50…情報出力部、52…スピーカ、54…表示部、60…扉、70…通信部、80…センターサーバ、90…センター側記憶部、100…自動改札機システム

Claims (8)

  1. 利用者が提示する媒体に記憶された情報を読み取る情報読取部と、
    情報を出力する情報出力部と、
    前記情報読取部によって読み取られた情報に基づいて、前記媒体の利用履歴に関係する条件であって、入出場の許可を判定するための条件とは異なる所定の条件を満たしているか否かを判定し、前記所定の条件を満たしていないと判定した場合に、前記所定の条件を満たしていないことに関連した情報を前記情報出力部に出力させる判定制御部と、
    を備える自動改札機。
  2. 前記所定の条件は、当該自動改札機が入場処理を行う場合に、前記利用履歴において当該自動改札機が設置された駅を除く駅の中で入出場駅となった回数が多い、または割合が高い入出場駅において出場が許可されるための条件を、前記情報読取部によって読み取られた情報が満たしていることである、
    請求項1記載の自動改札機。
  3. 前記所定の条件は、当該自動改札機が入場処理を行う場合に、前記利用履歴において当該駅を入場駅としたときに出場駅となった回数が多い、または割合が高い出場駅において出場が許可されるための条件を、前記情報読取部によって読み取られた情報が満たしていることである、
    請求項1記載の自動改札機。
  4. 前記所定の条件は、当該自動改札機が出場処理を行う場合に、当該自動改札機が設置された駅から前記利用履歴における直近の入場駅までの乗車が許可されるための条件を、前記情報読取部によって読み取られた情報が満たしていることである、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の自動改札機。
  5. 前記情報出力部は、音声を出力するスピーカを含み、
    前記判定制御部は、前記所定の条件を満たしていない場合に、前記所定の条件を満たしていないことに関連した音声を出力するように前記スピーカを制御する、
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載の自動改札機。
  6. 前記情報出力部は、画像を表示する表示部を備え、
    前記判定制御部は、前記所定の条件を満たしていしない場合に、前記所定の条件を満たしていないことに関連した情報を表示するように前記表示部を制御する、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の自動改札機。
  7. 前記判定制御部は、前記所定の条件とは異なる予備条件を満たしていない場合には、前記所定の条件を満たしているか否かの判定を行わず、前記所定の条件を満たしていないことに関連した情報を前記情報出力部に出力させない、
    請求項1から6のうちいずれか1項に記載の自動改札機。
  8. 請求項1から7のうちいずれか1項に記載の自動改札機と、
    前記媒体に関係する情報が記憶されたセンター側記憶部と、を備え、
    前記判定制御部は、前記媒体読取部によって前記媒体から読み取られた情報に基づき、前記センター側記憶部に記憶された前記媒体の情報に対応づけされた媒体に関係する情報を取得し、前記取得した媒体に関係する情報に基づき、前記所定の条件を満たすか判定する、
    自動改札機システム。
JP2014051769A 2014-03-14 2014-03-14 自動改札機、及び自動改札機システム Pending JP2015176299A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014051769A JP2015176299A (ja) 2014-03-14 2014-03-14 自動改札機、及び自動改札機システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014051769A JP2015176299A (ja) 2014-03-14 2014-03-14 自動改札機、及び自動改札機システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015176299A true JP2015176299A (ja) 2015-10-05

Family

ID=54255454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014051769A Pending JP2015176299A (ja) 2014-03-14 2014-03-14 自動改札機、及び自動改札機システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015176299A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017107481A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 株式会社日立製作所 ゲートシステム、情報処理装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002117421A (ja) * 2000-10-11 2002-04-19 Nippon Signal Co Ltd:The 鉄道利用管理システム
JP2005050262A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Icモジュール、icカード、携帯端末、及びサービス処理方法
JP2007323337A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Ntt Docomo Inc 残高不足通知システム及び残高不足通知方法
JP2010140229A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Omron Corp 取引処理装置、自動改札装置
JP2012215999A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Fujitsu Ltd プログラム、装置、および情報記憶装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002117421A (ja) * 2000-10-11 2002-04-19 Nippon Signal Co Ltd:The 鉄道利用管理システム
JP2005050262A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Icモジュール、icカード、携帯端末、及びサービス処理方法
JP2007323337A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Ntt Docomo Inc 残高不足通知システム及び残高不足通知方法
JP2010140229A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Omron Corp 取引処理装置、自動改札装置
JP2012215999A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Fujitsu Ltd プログラム、装置、および情報記憶装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017107481A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 株式会社日立製作所 ゲートシステム、情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Nunes et al. Passenger journey destination estimation from automated fare collection system data using spatial validation
WO2019184541A1 (zh) 驾驶服务评价方法及装置、设备和存储介质
JP6995497B2 (ja) プログラム
US20180004987A1 (en) Information processing system and method, and information processing device and method
JP2007179448A (ja) 改札システム、受付装置、および自動改札機
JP2015176299A (ja) 自動改札機、及び自動改札機システム
JP2018139040A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、料金算出装置、情報処理方法、料金算出方法およびプログラム
JP6262034B2 (ja) 入出場ゲート装置
Wirtz et al. Smartphone based in/out ticketing systems: a new generation of ticketing in public transport and its performance testing
JP2008102597A (ja) 交通チケット運用管理システム、及び交通チケットサービス提供方法
JP5811701B2 (ja) 管理サーバ、および駅務システム
JP5193580B2 (ja) データ処理サーバ、データ処理方法、改札機、駅務システム、及び携帯可能電子装置
JP2011022791A (ja) 自動販売システム
JP6783532B2 (ja) 改札管理装置、および自動改札機システム
JP2010266936A (ja) 小口金精算装置、方法、及びコンピュータプログラム
JP5768704B2 (ja) タクシー利用者情報出力方法、タクシー利用者情報出力プログラム及びタクシー利用者情報出力装置
WO2013065377A1 (ja) 名寄せ装置及び名寄せ方法
JP2015049818A (ja) 自動改札機及び駅務システム
JP7179542B2 (ja) 駅務システム、サーバ装置、駅務処理方法、およびプログラム
Nabarian et al. What do customers really need in ride-hailing applications?: signaling electronic service quality via E-CRM features
JP6797653B2 (ja) 入出場管理装置、入出場管理システム、入出場管理方法、およびプログラム
JP6649131B2 (ja) 定期券処理システム、定期券処理装置、および自動改札機
JP6360577B2 (ja) インセンティブ付与システム
JP2020149292A (ja) 回数券管理サーバ、駅務システム、回数券管理方法、および回数券管理プログラム
JP6382703B2 (ja) 料金収受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170127

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170911

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171121

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180522