JP2015176182A - 現金取引装置、記番号再読取装置及び記番号再読取システム - Google Patents

現金取引装置、記番号再読取装置及び記番号再読取システム Download PDF

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Hiroichi Iwashita
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Abstract

【課題】機能性を高め得る。
【解決手段】記番号再読取システム1は、紙幣を入金する接客部14と、紙幣の記番号の画像を撮像し記番号画像データを取得すると共に、当該記番号画像データから記番号を識別する鑑別部18と、鑑別部18が取得した記番号画像データを記番号再読取装置4へ送信する制御部12とを有する現金自動取引装置2と、現金取引装置2から記番号画像データを取得する制御部32と、鑑別部18よりも高精度な記番号読取機能を有し、受信した記番号画像データから記番号を再度識別する鑑別部36とを有する記番号再読取装置4とを具えるようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は現金取引装置、記番号再読取装置及び記番号再読取システムに関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金するようになされている。
現金自動取引装置としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別すると共に紙幣の記番号を識別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を搬送する搬送部と、金種毎に紙幣を格納する紙幣収納庫とを有するものがある。
このような現金自動取引装置には、入金取引において鑑別部で記番号を識別する際、識別できない文字である不読文字や、読み誤った可能性がある誤読文字が存在した場合、オペレータが当該不読文字や誤読文字を手入力や音声入力で修正するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−252672号公報
しかしながら、不読文字や誤読文字を正しい識別結果になるよう人手で修正するのは、膨大な作業時間がかかってしまっていた。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、機能性を高め得る現金取引装置、記番号再読取装置及び記番号再読取システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の現金取引装置においては、紙幣の記番号の画像を撮像し記番号画像を取得すると共に、当該記番号画像から記番号を識別する記番号読取部と、記番号読取部が取得した記番号画像を送信する記番号画像送信部と、記番号読取部よりも高精度な記番号読取機能を有する記番号再読取部において記番号画像から識別された記番号である再識別記番号を受信する再識別記番号受信部とを設けるようにした。
この現金取引装置は、不読文字や誤読文字をオペレータに人手で修正させる必要なく、記番号画像から識別した読取記番号を高精度に識別された正しい記番号を有する再読取記番号で修正することができる。
また本発明の記番号再読取装置においては、記番号が識別された記番号画像を現金取引装置から取得する記番号画像取得部と、現金取引装置よりも高精度な記番号読取機能を有し、取得した記番号画像から記番号を再度識別する記番号再読取部とを設けるようにした。
この記番号再読取装置は、記番号画像から識別した記番号である再識別記番号を現金取引装置へ送出することにより、現金取引装置において不読文字や誤読文字をオペレータに人手で修正させる必要なく、現金取引装置において記番号画像から識別された読取記番号を高精度に識別された正しい記番号を有する再読取記番号で修正させることができる。
さらに本発明の記番号再読取システムにおいては、紙幣を入金する入金部と、紙幣の記番号の画像を撮像し記番号画像を取得すると共に、当該記番号画像から記番号を識別する記番号読取部と、記番号読取部が取得した記番号画像を送信する記番号画像送信部とを有する現金取引装置と、記番号画像を現金取引装置から取得する記番号画像取得部と、記番号読取部よりも高精度な記番号読取機能を有し、取得した記番号画像から記番号を再度識別する記番号再読取部とを有する記番号再読取装置とを設けるようにした。
この記番号再読取システムは、記番号画像から識別した記番号である再識別記番号を記番号再読取装置から現金取引装置へ送出することにより、現金取引装置において不読文字や誤読文字をオペレータに人手で修正させる必要なく、現金取引装置において記番号画像から識別した読取記番号を高精度に識別した正しい記番号を有する再読取記番号で修正することができる。
本発明によれば、現金取引装置において不読文字や誤読文字をオペレータに人手で修正させる必要なく、現金取引装置において記番号画像から識別した読取記番号を高精度に識別した正しい記番号を有する再読取記番号で修正することができる。かくして本発明は、機能性を高め得る現金取引装置、記番号再読取装置及び記番号再読取システムを実現できる。
記番号再読取システムの構成を示す略線図である。 記番号再読取システムの機能構成を示すブロック図である。 記番号再読取処理手順を示すシーケンスチャートである。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.実施の形態]
[1−1.記番号再読取システムの構成]
図1に示すように、記番号再読取システム1は、現金自動取引装置2及び記番号再読取装置4が、LAN(Local Area Network)6を介して互いに接続されている。現金自動取引装置2は、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行う。また現金自動取引装置2は、顧客から入金された紙幣の記番号の画像を撮像して取得した記番号画像データに基づき記番号を識別し記憶すると共に、当該記番号画像データを記番号再読取装置4に送信する。記番号再読取装置4は、現金自動取引装置2から受信した記番号画像データに基づき、現金自動取引装置2よりも高精度に記番号を識別する記番号再読取を行い、識別結果を現金自動取引装置2に送信する。現金自動取引装置2は、記番号再読取装置4から受信した記番号の識別結果を受信し、自身が記憶した記番号の識別結果に上書きする。
[1−2.現金自動取引装置の構成]
現金自動取引装置2は、制御部10が各部(記憶部12、接客部14、一時保留部16、鑑別部18、紙幣収納庫20及びリジェクト庫22)を統轄制御する。制御部10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部12から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。記憶部12は、鑑別部18が紙幣を鑑別した鑑別結果及び紙幣の記番号の識別結果等を取引情報と合わせて記憶する。制御部10は、LAN6を介し記番号再読取装置4の制御部32と各種データの送受信を行う。
現金自動取引装置2の内部には、上側に顧客と紙幣の授受を行う接客部14と、紙幣の金種や真偽を判定すると共に紙幣に付された記番号を読み取り識別する鑑別部18と、入金紙幣等を一時的に保留する一時保留部16とが設けられている。
搬送部24は、図示しないローラやベルト等により、図中太線で示す搬送路に沿って長方形の紙幣を短辺方向に搬送する。搬送部24は、鑑別部18を前後方向に挿通させるように紙幣を搬送し、接客部14、一時保留部16、鑑別部18、紙幣収納庫20及びリジェクト庫22を互いに接続している。
鑑別部18は、その内部で紙幣を搬送しながら、光学素子や磁気検出素子等を用いて当該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等(正損)を鑑別し、その鑑別結果を制御部10へ通知する。
また鑑別部18は、撮像した紙幣の画像データから、紙幣毎に付与されその紙幣の一面に予め印刷された英数字等で構成された記番号を読み取り識別する。このとき鑑別部18は、汚れ等により識別できなかった不定な文字又は数字を、例えば「A?C12?4567」のように、不定を示し記番号では使用されない不読文字(例えば「?」)として識別する。また鑑別部18は、記番号の桁毎に、識別した文字又は数字の信頼性を表す数値である確信度データを対応付ける。この確信度データは、0〜100の数値で表され、数値が小さいほど誤読の可能性が高く、数値が大きいほど誤読の可能性が低くなる。鑑別部18は、撮像した記番号の画像データである記番号画像データと、識別した記番号である識別記番号データと、確信度データとを、記番号読取結果として制御部10へ送出する。これに応じて制御部10は、取得した記番号読取結果を取引情報と対応付けて読取記番号データとして紙幣毎に記憶部12に記憶し、当該読取記番号データに基づいて紙幣の搬送先を決定する。
この記番号は、紙幣が現金自動取引装置2内部でジャムした場合や、顧客が取り忘れた紙幣を現金自動取引装置2が取り込んだ場合等、紙幣の特定が必要な際に、保存された読取記番号データから紙幣を特定し、顧客へ証拠情報として提示する際に用いられる。また記番号は、現金自動取引装置2において偽札が発見された場合、偽札の記番号と、保存された記番号読取結果及び取引情報を照合し、現金自動取引装置2へ入金された経緯を特定したり、顧客が入金した紙幣の場合、顧客へ証拠情報として提示したりする際に用いられる。さらに記番号は、大量に流通している偽札がありそれらの偽札の記番号が特定されている場合、予めそれらの記番号を鑑別部18に登録し、ある一定数以上の字数が一致した紙幣が入金された場合にその紙幣を偽札として検出する際にも用いられる。
一時保留部16は、入金時に顧客が接客部14へ投入した紙幣を一時的に保留し、鑑別部18で入金可能と鑑別された紙幣を入金が確定するまで一時的に保留する一方、入金不可と鑑別された紙幣を接客部14へ排出する。また一時保留部16は、出金時において鑑別部18で出金不可能と鑑別された紙幣を、出金可能な紙幣が出金されるまで一時的に保留し、出金不可能と鑑別された紙幣をその後リジェクト庫22へ排出する。
また現金自動取引装置2の内部には、下側に金種別の紙幣収納庫20と、鑑別部18において例えば破損した紙幣と鑑別され鑑別結果が異常であった紙幣、5千券や2千券等の還流されない金種の紙幣、並びに鑑別部18において読み取った記番号の識別結果が異常であった紙幣を格納するリジェクト庫22とが設けられている。
紙幣収納庫20は、収納排出機構により、搬送部24から搬送されてきた紙幣を取り込んで収納すると共に、収納されている紙幣を排出して搬送部24へ供給する。
かかる構成において現金自動取引装置2は、鑑別部18による紙幣の鑑別結果及び記番号読取結果等をもとに制御部10が各部を制御して、紙幣の入金処理及び出金処理を行う。
すなわち現金自動取引装置2は、入金取引時、顧客により入金取引が選択され、さらに接客部14に紙幣が投入されると、投入された紙幣を接客部14から1枚ずつ鑑別部18に搬送する。現金自動取引装置2は、鑑別部18の記番号読取結果(記番号画像データ、識別記番号データ及び確信度データ)を、取引情報と対応付けて読取記番号データとして紙幣毎に記憶部12に記憶する。
ここで現金自動取引装置2は、鑑別部18の鑑別結果及び記番号読取結果に基づき入金可能と判定された紙幣については一時保留部16に搬送して一時的に収納する。一方で現金自動取引装置2は、入金に適さないと判定された紙幣については接客部14へ戻して、シャッタを開くことで顧客に返却する。
その後顧客により入金金額が確定されると、現金自動取引装置2は、一時保留部16に収納している紙幣をその金種に応じて各紙幣収納庫20へ搬送して保管する。一方で現金自動取引装置2は、収納に適さないと判定された紙幣については、リジェクト庫22へ搬送して保管する。
このように現金自動取引装置2は、入金された紙幣を鑑別部18において高速に搬送させつつ記番号を読み取り取得した識別記番号データに基づき、紙幣の搬送先を決定する。これにより現金自動取引装置2は、識別記番号データに不読文字又は誤読する可能性が高い誤読文字が含まれる可能性はあるものの、入金取引をスムーズに行わせることができる。
入金取引が完了すると、制御部10は、記憶部12から読取記番号データを読み出し、LAN6を介して記番号再読取装置4に送信すると共に、記番号の再読取を要求する。
所定時間経過後、制御部10は、記番号再読取装置4から、記番号画像データから記番号を再度読み取られた再読取記番号データを受信し、当該再読取記番号データに含まれる取引情報と一致する取引情報が対応付けられ記憶部12に記憶された読取記番号データにおける識別記番号データを、再読取記番号データに含まれ記番号画像データを再度識別された再識別記番号データで上書き保存することにより、記憶された記番号を修正する。
[1−3.記番号再読取装置の構成]
記番号再読取装置4は、制御部32が各部(記憶部34及び鑑別部36)を統轄制御する。制御部32は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部34から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して記番号再読取処理等の種々の処理を行う。記憶部34は、鑑別部36が紙幣の記番号を再読み取りした識別結果等を取引情報と合わせて記憶する。
鑑別部36は、現金自動取引装置2から受信した読取記番号データにおける記番号画像データから記番号を読み取り再度識別し、再識別した記番号である再識別記番号データを記番号再読取結果として制御部32へ通知する。この鑑別部36は、現金自動取引装置2の鑑別部18と比較して、より高度な画像処理を行うと共により高度な文字識別を行うことができ、より高精度な記番号読取機能を有している。制御部32は、取得した記番号再読取結果を取引情報と対応付けて読取記番号データとして現金自動取引装置2に送信する。
かかる構成において制御部32は、LAN6を介して現金自動取引装置2から読取記番号データを受信すると、当該読取記番号データを記憶部34に記憶する。続いて制御部32は、記憶部34から読取記番号データを読み出し、鑑別部36により記番号再読取処理を行う。このとき制御部32は、誤読文字と判定するための確信度の閾値を設定する。続いて制御部32は、不読文字が設定されている桁の字と、閾値を下回る確信度が付された桁の字に関してのみ、鑑別部36において再読取処理を行わせる。
鑑別部36は、読取記番号データに含まれる記番号画像データを再度識別して再識別記番号データを作成し、制御部32へ送出する。制御部32は、再識別記番号データを取引情報と対応付けて紙幣毎に記憶部34に記憶すると共に、LAN6を介し現金自動取引装置2に送信する。
[1−4.記番号再読取処理]
次に、記番号再読取システム1による記番号再読取処理の具体的な処理手順について、図3に示すシーケンスチャートを用いて詳細に説明する。ここで、記番号再読取システム1における記番号再読取処理に関係する基本的な機能を機能ブロック図により表すと、図2のようになる。
図2において、搬送先設定部40、記番号画像送信部44及び再識別記番号受信部46は制御部10(図1)と、記番号記憶部48は記憶部12と、入金部50は接客部14と、記番号読取部52及び判定部42は鑑別部18とそれぞれ対応しており、記番号画像取得部54及び再識別記番号送信部56は制御部32(図1)と、再識別記番号記憶部58は記憶部34と、記番号再読取部60は鑑別部36とそれぞれ対応している。
ステップSP1において現金自動取引装置2の制御部10は、入金取引時に入金部50から記番号読取部52に紙幣を搬送して記番号を読み取り、ステップSP2へ移る。このとき判定部42は、記番号における確信度を桁毎に判定する。ステップSP2において制御部10は、読取記番号データを記番号記憶部48に記憶し、ステップSP3へ移る。ステップSP3において制御部10は、鑑別部18の鑑別結果及び記番号読取結果に基づき、搬送先設定部40により紙幣の搬送先を設定し、ステップSP4へ移る。ステップSP4において制御部10は、記番号画像送信部44により読取記番号データを記番号再読取装置4へ送信する。
現金自動取引装置2から読取記番号データを記番号画像取得部54により受信すると、ステップSP5において記番号再読取装置4の制御部32は、読取記番号データに含まれる記番号画像データから記番号を記番号再読取部60により再度読み取ってステップSP6へ移り、再読取記番号データを再識別記番号記憶部58に記憶し、ステップSP7へ移る。ステップSP7において制御部32は、再読取記番号データを再識別記番号送信部56により現金自動取引装置2へ送信する。
再読取記番号データを記番号再読取装置4から再識別記番号受信部46により受信すると、ステップSP8において現金自動取引装置2の制御部10は、記番号記憶部48の読取記番号データを再読取記番号データで上書き保存する。
[1−5.効果]
以上の構成において、現金自動取引装置2は、鑑別部18において紙幣の記番号を読み取り取得した読取記番号データを紙幣毎に記憶部12に記憶すると共に当該読取記番号データを記番号再読取装置4に送信し、鑑別部18よりも高精度な記番号読取機能を有する鑑別部36において読取記番号データの記番号画像データから記番号を再度識別させ、当該記番号再読取装置4から再読取記番号データを受信し、記憶部12の読取記番号データに上書き保存するようにした。
これにより現金自動取引装置2は、不読文字や誤読文字をオペレータに人手で修正させる必要なく、高精度に識別された正しい記番号を有する再読取記番号データで読取記番号データを修正することができ、利便性を向上させることができる。
ここで、鑑別部18の記番号読取機能を鑑別部36と同等とすることにより、記番号再読取装置4を用いることなく、現金自動取引装置2において入金された紙幣の記番号を1枚ずつ鑑別部18において高精度に識別し、当該紙幣の搬送先を切り替えることも考えられる。しかしながらその場合、記番号を識別する際に多くの時間を要し、取引の利便性が保てなくなってしまう。
これに対し現金自動取引装置2は、鑑別部18の記番号読取機能は従来と同等とし、入金された紙幣を当該鑑別部18において高速に搬送させつつ記番号を読み取り、取得した識別記番号データに基づき、紙幣の搬送先を決定するようにした。これにより現金自動取引装置2は、識別記番号データに不読文字又は誤読文字が含まれる可能性はあるものの、入金取引をスムーズに行わせることができる。
また入金取引終了後に現金自動取引装置2は、読取記番号データを記番号再読取装置4に送信して再読取記番号データを受信し、記憶部12の読取記番号データに上書き保存するようにした。これにより現金自動取引装置2は、最終的に記憶部12に保存する記番号のデータを正しいものとし、証拠情報としての信用性を向上させて信頼性を向上させることができる。
以上の構成によれば、記番号再読取システム1は、紙幣を入金する接客部14と、紙幣の記番号の画像を撮像し記番号画像データを取得すると共に、当該記番号画像データから記番号を識別する鑑別部18と、鑑別部18が取得した記番号画像データを記番号再読取装置4へ送信する制御部10とを有する現金自動取引装置2と、現金自動取引装置2から記番号画像データを取得する制御部32と、鑑別部18よりも高精度な記番号読取機能を有し、受信した記番号画像データから記番号を再度識別する鑑別部36とを有する記番号再読取装置4とを具えるようにした。これにより記番号再読取システム1は、不読文字や誤読文字をオペレータに人手で修正させる必要なく、記番号画像から識別した記番号である再識別記番号データを記番号再読取装置4から現金自動取引装置2へ送出することにより、現金自動取引装置2において不読文字や誤読文字をオペレータに人手で修正させる必要なく、現金自動取引装置2において記番号画像データから識別した読取記番号データを高精度に識別した正しい記番号を有する再読取記番号データで修正することができる。
[2.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、記番号再読取装置4の鑑別部36において、確信度が所定の閾値を下回っている桁の文字のみ再読み込みする場合について述べた。本発明はこれに限らず、記番号再読取装置4の鑑別部36において、全ての桁の文字を再読み込みしても良い。
また上述した実施の形態においては、全ての紙幣の読取記番号データを現金自動取引装置2から記番号再読取装置4へ送信する場合について述べた。本発明はこれに限らず、制御部10において、不読文字や誤読文字が識別記番号データに存在するか否かを判別し、再読取が必要と判断した紙幣の読取記番号データのみを選別して記番号再読取装置4に送信するようにしても良い。
また、再読取処理が必要な識別記番号データと現金自動取引装置2が判断した場合であっても、例えばその識別記番号データの前後の紙幣の識別記番号データから、不読文字や誤読文字が推測できる場合(例えば「1111」→「111?」→「1113」のような並びの記番号であるの場合は、不読文字「?」は「2」であると推測される)、読取記番号データを現金自動取引装置2から記番号再読取装置4へ送信しないようにしても良い。この場合、データ通信量を削減できると共に処理を高速化することができる。
さらに、鑑別部18において記番号を読み取る際、例えば「2」と「Z」とや、「0」と「O」とは誤読し易い傾向にあるが、数字しか存在し得ない桁において「2」や「0」を識別した場合、それらは「Z」や「O」である可能性はないため、その桁の確信度は100としても良い。逆に、文字しか存在し得ない桁において「Z」や「O」を識別した場合、それらは「2」や「0」である可能性はないため、その桁の確信度は100としても良い。
さらに上述した実施の形態においては、鑑別部18において記番号を読み取る際の各桁の確信度データを0〜100の数値で表す場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば0、1、2等の種々の数値や、A、B、C等の種々のアルファベット等、誤読している可能性の高低をつけることができるものであれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、入金取引終了後に読取記番号データを現金自動取引装置2から記番号再読取装置4に送信するようにしたが、本発明はこれに限らず、入金取引が行われている最中に、搬送先が決定した紙幣の読取記番号データを順次現金自動取引装置2から記番号再読取装置4に送信するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、撮像した記番号の画像データを記番号画像データとする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、紙幣全体を撮像した紙幣画像データと記番号の読取領域からなるデータ等、記番号の画像領域が特定でき、鑑別部36で再読取できる構成の情報であれば良い。
さらに上述した実施の形態においては記番号画像データ、識別記番号データ及び確信度を、取引情報と紐付けて記憶部12に記憶すると共に現金自動取引装置2から記番号再読取装置4へ送信する場合について述べた。本発明はこれに限らず、記番号画像データ、識別記番号データ及び確信度を、所定のIDと対応付けて記憶部12に記憶すると共に現金自動取引装置2から記番号再読取装置4へ送信しても良い。要は、記憶部12に記憶している読取記番号データを、記番号再読取装置4から受信した再読取記番号データで上書き保存できれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、現金自動取引装置2と記番号再読取装置4とをLANにより接続する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えばインターネット、USB(Universal Serial Bus)ケーブル、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3abやIEEE802.11a/b/g/n等の規格に準じた有線又は無線のLANの種々の通信手段を介して接続しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、記番号再読取装置4を、現金自動取引装置2とは別の機器として設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、現金自動取引装置2内に記番号再読取装置4を設けても良い。しかしながら、現金自動取引装置2の外部に記番号再読取装置4が配置されている場合、他の現金自動取引装置から当該記番号再読取装置4に接続することにより、現金自動取引装置2と他の現金自動取引装置との両方から、1つの記番号再読取装置4を利用できる。
さらに上述した実施の形態においては、現金を取引する現金自動取引装置2において、媒体としての紙幣を内部で搬送し、鑑別部18により記番号を読み取り記憶する装置に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば商品券や金券、入場券等のような薄い紙状の媒体を搬送し、その当該媒体に付された固有な識別字を鑑別部により読み取り記憶する種々の装置に本発明を適用しても良い。また、例えば紙幣を入出する紙幣入出金機や紙幣を所定枚数毎に施封する施封小束支払機等、紙幣や硬貨の取引に関する種々の処理を行う複数種類の装置の組み合わせにより構成された現金処理装置に本発明を適用してもよい。
さらに上述した実施の形態においては、入金取引及び出金取引を行う現金自動取引装置に本発明を適用する場合について述べたが、入金取引のみを行う装置に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、入金部としての入金部50と、記番号読取部としての記番号読取部52と、記番号画像送信部としての記番号画像送信部44とによって、現金取引装置としての現金自動取引装置2を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる入金部と、記番号読取部と、記番号画像送信部とによって、現金取引装置を構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、記番号画像取得部としての記番号画像取得部54と、記番号再読取部としての記番号再読取部60とによって、記番号再読取装置としての記番号再読取装置4を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる記番号画像取得部と、記番号再読取部とによって記番号再読取装置を構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、入金部としての入金部50と、記番号読取部としての記番号読取部52と、記番号画像送信部としての記番号画像送信部44とを有する現金取引装置としての現金自動取引装置2と、記番号画像取得部としての記番号画像取得部54と、記番号再読取部としての記番号再読取部60とを有する記番号再読取装置としての記番号再読取装置4とによって、記番号再読取システムとしての記番号再読取システム1を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる入金部と、記番号読取部と、記番号画像送信部とを有する現金取引装置と、記番号画像取得部と、記番号再読取部とを有する記番号再読取装置とによって、記番号再読取システムを構成しても良い。
本発明は、読み取った紙幣の記番号を修正する種々の装置でも利用できる。
1……記番号再読取システム、2……現金自動取引装置、4……記番号再読取装置、6……LAN、10……制御部、12……記憶部、14……接客部、16……一時保留部、18……鑑別部、20……紙幣収納庫、22……リジェクト庫、24……搬送部、32……制御部、34……記憶部、36……鑑別部、40……搬送先設定部、42……判定部、44……記番号画像送信部、46……再識別記番号受信部、48……記番号記憶部、50……入金部、52……記番号読取部、54……記番号画像取得部、56……再識別記番号送信部、58……再識別記番号記憶部、60……記番号再読取部。

Claims (14)

  1. 紙幣を入金する入金部と、
    前記紙幣の記番号の画像を撮像し記番号画像を取得すると共に、当該記番号画像から記番号を識別する記番号読取部と、
    前記記番号読取部が取得した前記記番号画像を送信する記番号画像送信部と、
    前記記番号読取部よりも高精度な記番号読取機能を有する記番号再読取部において前記記番号画像から識別された記番号である再識別記番号を受信する再識別記番号受信部と
    を有する現金取引装置。
  2. 前記記番号読取部において識別した記番号である識別記番号を記憶する記番号記憶部と、
    前記記番号記憶部に記憶された前記識別記番号に基づき前記紙幣の搬送先を制御する搬送先設定部と
    をさらに有し、
    前記記番号記憶部は、前記再識別記番号を前記識別記番号に上書きして記憶する
    請求項1に記載の現金取引装置。
  3. 前記再識別記番号を記憶する記番号記憶部
    をさらに有する請求項1に記載の現金取引装置。
  4. 前記記番号画像から識別された記番号である読取記番号における確信度を桁毎に判定する判定部
    をさらに有し、
    前記記番号画像送信部は、前記記番号画像と共に前記確信度を送信する
    請求項1に記載の現金取引装置。
  5. 前記記番号画像から識別された記番号である読取記番号が、不読文字又は誤読文字が存在し再度識別すべきものであるか否かを判別する判別部
    をさらに有し、
    前記記番号画像送信部は、再度識別すべきものであると前記判別部において判別された記番号画像のみ送信する
    請求項1に記載の現金取引装置。
  6. 前記判別部は、前記読取記番号に不読文字又は誤読文字が存在した場合であっても、当該不読文字又は誤読文字の正しい文字が推測可能な場合は、再度識別すべきものではないと判別し、
    前記記番号画像送信部は、再度識別すべきものではないと前記判別部において判別された記番号画像は送信しない
    請求項5に記載の現金取引装置。
  7. 前記記番号画像送信部は、前記入金部から入金された紙幣の入金取引終了後に前記記番号画像を送信する
    請求項1に記載の現金取引装置。
  8. 前記記番号画像送信部は、前記入金部から入金された紙幣の入金取引中に前記記番号画像を送信する
    請求項1に記載の現金取引装置。
  9. 記番号が識別された記番号画像を現金取引装置から取得する記番号画像取得部と、
    前記現金取引装置よりも高精度な記番号読取機能を有し、取得した前記記番号画像から記番号を再度識別する記番号再読取部と
    を有する記番号再読取装置。
  10. 前記記番号再読取部により識別された記番号である再識別記番号を前記現金取引装置へ送信する再識別記番号送信部
    をさらに有する請求項9に記載の記番号再読取装置。
  11. 前記記番号再読取部により識別された記番号である再識別記番号を記憶する再識別記番号記憶部
    をさらに有する請求項9に記載の記番号再読取装置。
  12. 前記記番号画像取得部は、前記現金取引装置において前記記番号画像から識別された読取記番号における桁毎の確信度を前記記番号画像と共に取得し、
    前記記番号再読取部は、前記確信度が所定の閾値を下回っている桁のみ、記番号を再度識別する
    請求項9に記載の記番号再読取装置。
  13. 前記記番号再読取部は、前記記番号画像における記番号の全ての桁を再度識別する
    請求項9に記載の記番号再読取装置。
  14. 紙幣を入金する入金部と、前記紙幣の記番号の画像を撮像し記番号画像を取得すると共に、当該記番号画像から記番号を識別する記番号読取部と、
    前記記番号読取部が取得した前記記番号画像を送信する記番号画像送信部と
    を有する現金取引装置と、
    前記記番号画像を前記現金取引装置から取得する記番号画像取得部と、
    前記記番号読取部よりも高精度な記番号読取機能を有し、取得した前記記番号画像から記番号を再度識別する記番号再読取部と
    を有する記番号再読取装置と
    を具える記番号再読取システム。
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