JP2015174623A - 車両前部構造 - Google Patents

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【課題】重量やコストの上昇を招くことなく、フロントパネルの剛性を向上できるようにする。
【解決手段】フロントパネル1の裏面の上部および下部それぞれに上、下取付部1a,1bを設け、平板状の基部2aとこの基部2aに対して鈍角を成す縦壁部2bとにより構成される連結体2により、上取付部1aおよび下取付部1bを連結したため、重量やコストの上昇を招くことなく、連結体2が補強材となってフロントパネル1の剛性を向上することができる。また、連結体2の縦壁部2bが、フロントパネルの裏面から離間し基部2aに対して鈍角をなしていることから、前方衝突時により縦壁部2bが基部2aとの角度を大きく拡開するように変形し易く、連結体2の縦壁部2bの変形によって衝突時の衝撃が吸収され、歩行者に対する傷害値を大幅に改善することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車体前部に樹脂製フロントパネルを取り付けて構成される車両前部構造に関すものである。
従来、例えば図4、図5に示すように、キャビンが車体フレームの前端部に位置するキャブオーバ型トラック51は、車体フレーム52の前フレーム部52aにキャビン53を配設するとともに前輪54を配設し、後フレーム部52bに荷台55を配設するとともに後輪56を配設し、キャビン53の下方にエンジンを搭載している。
そして、キャビン53は、フロントガラス開口57aが形成されたフロントパネル57の下縁部および上縁部それぞれにフロアパネル58およびルーフパネル59を接続し、左右側縁部にサイドパネル60を接続するとともに、左右のサイドパネル60とルーフパネル59とフロアパネル58とをバックパネル61により接続した構造になっており、左右のサイドパネル60には、ドア開口60aが形成され、このドア開口60aにはフロントドア62が配設される(例えば、特許文献1参照)。
特許第4083078号公報(段落0025〜0026および図2、図3参照)
ところで近年、この種の車両において、軽量化等のためにフロントパネル57を樹脂により形成し、例えば図6、図7に示すように、フロントパネル57の上部および下部に上取付部63aおよび下取付部63bを複数個ずつ設け、これら各取付部63a,63bを車体構造部材に取り付けることが行われている。このとき、各取付部62a,62bは、フロントパネル57に一体成型された中空の櫓状取付座64と、この取付座64の側部に形成された開口より取付座64内にフランジ状の基部が嵌挿されて装着されたクリップ65とにより構成され、取付座63から後方に向かって突出したクリップ65の先端部が、車体構造部材66a,66bの係合孔に押し込まれて嵌挿されることにより、フロントパネル57が取り付けられるようになっている。なお、67はフロントガラス、68はバンパである。
しかし、このような前部構造において、車両1の前方衝突によりフロントパネル57に図6中の矢印方向への衝撃が加わったときに、フロントパネル57は補強構造を有しないため剛性が低く、例えば歩行者との衝突時における歩行者に対する傷害値も高くなる問いう問題がある。
一方、樹脂製フロントパネル57の剛性を向上するには、フロントパネル57の厚みを厚くすることが考えられるが、重量や製造コストの増大を招くという不都合がある。
本発明は、重量やコストの上昇を招くことなく、フロントパネルの剛性を向上できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車両の前部構造は、車体前部に樹脂製フロントパネルを取り付けて構成される車両の前部構造において、前記フロントパネルの裏面の上部および下部それぞれに設けられ車体構造部材に取り付けられる上、下取付部と、前記上取付部および前記下取付部を連結する連結体とを備え、前記連結体は、平板状の基部と、該基部の一側端部を前記フロントパネルの裏面に向かって折曲されて形成された縦壁部とを有し、前記縦壁部は前記フロントパネルの裏面から離間し、前記基部と前記縦壁部とが鈍角を成すことを特徴としている(請求項1)。
請求項1に係る発明によれば、フロントパネルの裏面の上部および下部それぞれに上、下取付部を設け、上取付部および下取付部を連結体により連結し、平板状の基部と該基部に対して鈍角を成す縦壁部とにより連結体を構成したため、重量やコストの上昇を招くことなく、連結体が補強材となってフロントパネルの剛性を向上することができる。
また、連結体の縦壁部がフロントパネルの裏面から離間し、かつ基部に対して鈍角をなしていることから、前方衝突時により縦壁部が、基部との角度を大きく拡開するように変形し、連結体の縦壁部の変形によって衝撃が吸収されることから、歩行者に対する傷害値を改善することができる。
本発明の一実施形態におけるフロントパネルの正面図である。 図1のA−A線における断面図である。 図1のB−B線における断面図である。 従来のキャブオーバ型トラックの側面図である。 図4の一部の斜視図である。 図4のフロントパネルの正面図である。 図6の切断側面図である。
つぎに、本発明に係る車両前部構造をキャブオーバ型トラックに適用した一実施形態について、図1ないし図3を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態でいう前後、左右とはシートに着座した状態で見た前後、左右を意味し、図中のFRは前方、UPは上方、RHは右方、LHは左方を意味する。また、キャブオーバ型トラックの基本的な構造は上記した図4と同じであるため、以下では図4も参照して説明する。
図1は、図4におけるキャブオーバ型トラック51のフロントパネル57に代わる樹脂製のフロントパネル1を示し、以下の点が大きく相違している。
本実施形態において、フロントパネル1の上部および下部に上取付部1aおよび下取付部1bを複数個(ここでは、4個)ずつ設けるが、このとき図1、図2に示すように連結体2により、上取付部1aと下取付部1bとを連結する。この連結体2は、平板状の基部2aと、該基部2aの左右の一方の端部がフロントパネル1の裏面に向かって折曲されて形成された縦壁部2bとを有し、縦壁部2bは図3に示すように、フロントパネル1の裏面から離間しており、縦壁部2bと基部2aとの成す角θが直角より大きい鈍角になるように設定されている。
また、上取付部1aは、図2に示すように、フロントパネル1の裏面に一体成型された断面L字状の取付座1a1と、この取付座1a1に形成された開口1a2と、この開口1a2内にフランジ部3aが嵌挿されたクリップ3とにより構成され、下取付部1bも同様に、フロントパネル1の裏面に一体成型された断面L字状の取付座1b1と、この取付座1b1に形成された開口1b2と、この開口1b2内にフランジ部3aが嵌挿されたクリップ3とにより構成されている。
さらに、上取付部1aの取付座1a1と、下取付部1bの取付座1b1と、連結体2の基部2aとが一体成型されることにより、上取付部1aおよび下取付部1bが連結体2により連結されている。なお、連結体2の基部2aの途中の少なくとも1箇所には、フロントパネル1の裏面に連接するリブ4が一体成型され、連結体2の補強がなされている。
そして、取付座1a1,1b1から後方に突出したクリップ3の先端部が、車体構造部材65a,65bの係合孔に押し込まれて嵌挿され、フロントパネル1が車体構造部材65a,65bの前部に取り付けられている。
したがって、上記した実施形態によれば、フロントパネル1の裏面の上部および下部それぞれに上、下取付部1a,1bを設け、平板状の基部2aとこの基部2aに対して鈍角を成す縦壁部2bとにより構成される連結体2により、上取付部1aおよび下取付部1bを連結したため、重量やコストの上昇を招くことなく、連結体2が補強材となってフロントパネル1の剛性を向上することができる。
また、連結体2の縦壁部2bが、フロントパネルの裏面から離間し基部2aに対して鈍角をなしていることから、前方衝突時により連結体2の縦壁部2bが基部2aとの角度を大きく拡開するように変形し易く、連結体2の縦壁部2bの変形によって衝突時の衝撃が吸収されることになり、歩行者との衝突の場合に歩行者に対する傷害値を大幅に改善することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
例えば、上記した実施形態は、基部2aの左右の一方の端部に連結体2の縦壁部2bを一体形成する場合について説明したが、基部2aの左右の両側端部それぞれに、基部2aに対し鈍角を成す縦壁部を一体形成するようにしてもよい。
また、上記した実施形態では、上、下取付部1a,1bを断面L字状の取付座1a1,1b1と開口1a2,1b2とクリップ3とにより構成する例を挙げたが、上、下取付部1a,1bはこの構成に限定されるものではない。
また、本発明は、上記したキャブオーバ型トラック1に限らず、その他の車両にも適用することが可能である。
1 …フロントパネル
1a …上取付部
1b …下取付部
1a1,1b1 …取付座(上取付部、下取付部)
1a2,1b2 …開口(上取付部、下取付部)
2 …連結体
2a …基部
2b …縦壁部
3 …クリップ(上取付部、下取付部)
3a …フランジ部(上取付部、下取付部)
51 …キャブオーバ型トラック(車両)
65a,65b …車体構造部材

Claims (1)

  1. 車体前部に樹脂製フロントパネルを取り付けて構成される車両前部構造において、
    前記フロントパネルの裏面の上部および下部それぞれに設けられ車体構造部材に取り付けられる上、下取付部と、
    前記上取付部および前記下取付部を連結する連結体とを備え、
    前記連結体は、平板状の基部と、該基部の一側端部を前記フロントパネルの裏面に向かって折曲されて形成された縦壁部とを有し、前記縦壁部は前記フロントパネルの裏面から離間し、前記基部と前記縦壁部とが鈍角を成すことを特徴とする車両前部構造。
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