JP2015174366A - 伝票 - Google Patents

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JP2015174366A JP2014053236A JP2014053236A JP2015174366A JP 2015174366 A JP2015174366 A JP 2015174366A JP 2014053236 A JP2014053236 A JP 2014053236A JP 2014053236 A JP2014053236 A JP 2014053236A JP 2015174366 A JP2015174366 A JP 2015174366A
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Hiroyuki Funatsu
博之 船津
広和 石山
Hirokazu Ishiyama
広和 石山
岡本 紀彦
Norihiko Okamoto
紀彦 岡本
卓 渡部
Taku Watabe
卓 渡部
明男 谷
Akio Tani
明男 谷
修 河谷
Osamu Kawatani
修 河谷
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Abstract

【課題】
それぞれに切取可能な切取領域を設けた2枚シートを重ね合わせ、その一部が接着された伝票であって、廃材となる部位の少ない伝票を提供する。
【解決手段】
配送する際に送り状として用いられる第1のシートの面と、納品する際に納品書として用いられる第2のシートの面とが接着されることで構成されていて、第1のシートと第2のシートとにそれぞれ、互いに剥がされないように接着剤が施された接着領域があり、第1のシートは、第1のシートの接着領域と連接し、第1のシートから切り取り可能な第1の領域を備え、第2のシートは、第2のシートの接着領域と連接し、第1の領域と相対する位置にあり、第2のシートから切り取り可能な第2の領域を備えることを特徴とする伝票。
【選択図】 図2

Description

本発明は、伝票に関する。
従来、配送品を送付するための配送伝票の一つに、特許文献1のような、2枚のシートから構成され、送り状と納品書(明細書)とが一体化した伝票が提案されている。
そして特許文献1のような配送伝票は、納品書などを保護しながら配送が可能である。なぜならば、特許文献1のように設けることで、伝票の送り状の部分と配送品の包装(包装箱、包装容器や包装紙などの包みなど)との間に納品書を封入することができるからである。
また、特許文献1のような配送伝票は、送達後に送り状や納品書を切り取って、重ねて保管することが容易である。なぜならば、特許文献1のように設けることで、送り状や納品書に粘着性を極力低減した伝票を構成できるからである。
特開2011−156833号公報
しかし、特許文献1の伝票は、印字面が一方のシート(上側基材)にしか設けられておらず、他方のシート(下側基材)を印字面(納品書や送り状)として活用していない。つまり、片面印刷の伝票である。
このような片面印刷の伝票では、印字面をより広く取ると、必然的に他方のシートも大きくなる。つまり、印字面を広く取った分だけ、印字面として使えない部位(=廃材となる部位)が増えるという問題がある。
たとえば、上記特許文献1の伝票では、他方のシートの全てが「廃材となる部位」となるため、伝票として非常に無駄が出やすい。
そこで、片側印刷伝票と同じサイズの印刷用紙の印字面を取っても、よりも廃材となる部位が少ない伝票、すなわち、一方の面と他方の面とに印字領域が取れる(両面印刷が可能である)伝票の提供が望まれている。
本発明は、廃材となる部位の少ない伝票を提供するために、2枚のシートが重ねあわされて、その一部が接着された伝票であって、2枚のシートそれぞれに切取可能な切取領域を設けた伝票を提供することを目的とする。
本発明は、配送する際に送り状として用いられる第1のシートの面と、納品する際に納品書として用いられる第2のシートの面とが接着されることで構成される伝票であって、前記第1のシートと前記第2のシートとに、それぞれのシートと接着する接着領域であって、前記第1のシートと前記第2のシートとを剥がされないように接着剤が施された接着領域を備え、前記第1のシートは、前記第1のシートの前記接着領域と連接し、前記第1のシートから切り取り可能な第1の領域を備え、前記第2のシートは、前記第2のシートの前記接着領域と連接し、前記第1の領域と相対する位置にあり、前記第2のシートから切り取り可能な第2の領域を備えることを特徴とする。
このように設けることで、廃材となる部位の少ない伝票を提供するために、2枚のシートが重ねあわされて、その一部が接着された伝票であって、2枚のシートそれぞれに切取可能な切取領域を設けた伝票を提供することができる。
本発明の伝票を構成する2枚のシート(第1のシートと第2のシート)を重ね合わせる様子の一例を、側面図や斜視図で示した構成図である。 本発明の第1の実施例の伝票を構成する2枚のシートのそれぞれの上面と下面の一例を示した構成図である。 図2で示した上2枚のシートの対接する点、各部位の位置関係、寸法の一例を示した構成図である。 伝票から、ピッキングリスト101と荷札102を、ミシン目に沿って切り取り、分離した状態の一例を示した構成図である。 図4の状態の後、作業者が伝票を配送品に貼りつけて、配送準備を完了するまでの一連の手順の一例を示した構成図である。 配送品の包装に貼られた本発明の第1の実施例伝票であって、送り状103・受領書104の切取前と切取後の一例を示した構成図である。 図6(b)の後、納品書131が切り取られる様子の一例を示した構成図である。 図7から納品書131を分離した後の状態の一例を示した構成図である。 本願発明の伝票の第2の実施例の一例を示した構成図である。 本願発明の伝票の第3の実施例の一例を示した構成図である。 本願発明の伝票の第4の実施例の一例を示した構成図である。 配送品が複数個口である場合に、各個口ごとにそれぞれ添付するシート片の一例を示した構成図である。 2個口目以降に貼りつける伝票の構成の一例を示した構成図である。 1つの注文で複数個口の配送品を送付する際に、特許文献1の伝票と図13の伝票とを組み合わせて用いた配送品の出庫作業の一例を示した構成図である。 図14の続きの一例を示した構成図である。 1つの注文で複数個口の配送品を送付する際に、本発明の伝票と図13の伝票とを組み合わせて用いた配送品の出庫作業の一例を示した構成図である。
図1は、図1(a)乃至図1(c)の総称であり、本発明の伝票を構成する2枚のシート(第1のシートと第2のシート)を重ね合わせる様子の一例を、側面図や斜視図で示した構成図である。2枚のシートは、同一または略同一の形状のシートであり、対接する面の一部が接着されている。そして、これらの図1(a)乃至図1(c)における破線の矢印は、2枚のシートのそれぞれの角の重なり合う位置を示している。なお、面の詳細については図2および図3で行う。
図1(a)は、本発明の伝票を構成する2枚のシートの一例を、側面図で示した構成図である。
第1のシート上面(A−1面)は、印字領域を持つとともに、第2のシートを対接しない面である。
第1のシート下面(A−2面)は、第2のシート上面(B−2面)と対接する面である。
第2のシート下面(B−1面)は、第1のシート下面(A−2面)と対接する面である。
第2のシート上面(B−2面)は、印字領域を持つとともに、第1のシートを対接しない面である。
このように、本発明の伝票においては印字可能な印字領域が、A−1面とB−2面に備えられており、プリンターなどの印刷機械によって、A−1面とB−2面の両面印刷が可能に設けられている。
なお、本発明のシートの材料には、一般用紙、上質紙、感圧紙(登録商標)や感熱紙等の機能性用紙、複写用紙、クラフト紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルムなどによりラミネートされた紙等の紙が好適に用いられる。そして、セロファン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、発泡PET、延伸ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルム等であってもよい。
図1(b)は、伝票を構成する2枚のシートを重ね合わせる様子の一例を、A−1面側から見た斜視図で示した構成図である。
図1(c)は、本発明の伝票を構成する2枚のシート(第1のシートシートと第2のシートシート)を重ね合わせる様子の一例を、B−2面側から見た斜視図で示した構成図である。
図2は、本発明の第1の実施例の伝票を構成する2枚のシートのそれぞれの上面と下面の一例を示した構成図である。以下、図8まで第1の実施例の伝票について述べてゆく。
<第1のシートの構成>
ここから、第1のシートの構成について述べる。
第1のシートは、伝票の外周縁(部位の外側の周囲の縁)のうち、平行する2辺の外周縁に垂直な、1本の直線上に形成されたスリット1a、ミシン目2、スリット1bで連接する2つの部位(一方を上側部位10、他方を下側部位20とする)を備えている。
なお、スリット1aおよびスリット1bとは、それぞれ第1のシートの異なる外周縁の1辺に達しており、ミシン目2はスリット1aとスリット1bとの間に挟まれている。
[上側部位10の構成]
上側部位10は、ピッキングリスト101、荷札102、廃棄部105の3つの部位から構成されている。
ピッキングリスト101と荷札102とは、それぞれ矩形で同一または略同一のサイズであり、互いにミシン目で切取が可能に連接されている。そして、外周縁のうち一辺は、それぞれミシン目2で下側部位20と切取が可能に連接している。
廃棄部105は、コの字の部材である。コの字の外側の三周縁(コの字の外側の三辺)は、上側部位10の三周縁(上側基材の四辺の外周縁のうちの三辺)である。(周縁:もののまわり。ふち。三周縁は、任意の部位の三辺の縁を指す)また、コの字の内側の三周縁は、ピッキングリスト101と荷札102の外周のうち、互いに連接された辺およびミシン目2の辺以外の辺とミシン目で切取が可能に連接している。
そして、廃棄部105の外周縁のうち、コの字の部材の外側の三周縁でもコの字の部材の内側の三周縁でもない辺は、スリット1aまたはスリット1bで下側部位20と連接している。
[ピッキングリスト101の概要と構成]
ピッキングリスト101は、本発明におけるシート片の一つである。
なお、本発明におけるシート片とは、ピッキングリスト101、荷札102、送り状103、受領書104、納品書131のことであり、次のような部位である。
1.伝票のシートの一部であり、伝票に切取が可能に連接している。
2.A−1面またはB−2面に、情報を印字するための領域(印字領域)を備える。
また、ピッキングリストとは、倉庫内の作業者が、ピックアップ作業の際に同梱する品物を確認するために用いられ、ピッキング作業終了後は廃棄されるシート片である。1注文で必要となる枚数は、ピックアップ作業者の数である。なお、ピッキング作業とは、物流での仕分け作業のひとつであり、例えば、注文のあった品物などを選んで取り出す作業を指す。
ピッキングリスト101は、A−1面が印字可能な印字領域である。また、ピッキングリスト101のA−2面は、納品書131(後述)及び、台紙部135と対接している。また、ピッキングリスト101のA−2面は、繰り返し貼ったり剥がしたりできる接着剤(再剥離可能な粘着剤)が塗布されている構成であるか、粘着性が低い構成であることが望ましい。(再剥離は、付箋紙のように、貼り付けた後に再び(綺麗に)剥がすことを表している。)
粘着剤について補足すると、本実施例では、対接するA−2面とB−1面とのうち、後で剥がせるように設けた接着面に用いる接着剤を特に、「粘着剤」と表現している。なお、ピッキングリスト101のA−2面に繰り返し貼ったり剥がしたりできる接着剤(再剥離可能な粘着剤)が塗布されている構成の場合、ピックアップ作業者が、ピッキングリスト101を付箋紙のように棚や壁に貼り付けられるようになる。そして、作業者がピッキング作業を行う際に、ピッキングリストを手に持たずにハンズフリーで作業を行うために役立てることができる。
ピッキングリスト表面111は、ピッキングリスト101のA−1面である。
ピッキングリスト裏面121は、ピッキングリスト101のA−2面である。
[荷札102の概要と構成]
荷札102は、A−1面に配送先の情報や伝票番号とその枝番などが印字されるシート片である。そして、配送品の送達後は受取人によって、廃棄される。荷札102は、個口数分貼付けられるシート片だが、個口数が1である場合、送り状103(後述)を貼ることで荷札102を省くこともできる。
荷札102は、A−1面が印字可能な印字領域である。荷札102のA−2面は、納品書131や、台紙部135と対接している。また、荷札102のA−2面は、対接するB−1面から剥がせるような構成で接着剤が塗布されている。なお、荷札102のA−2面に塗布される接着剤の性質は、繰り返し貼ったり剥がしたりできる性質であってもよいし、できなくともよい(再剥離可能な粘着剤であってもなくともよい)。B−1面から剥がされた荷札102は、A−2面の接着剤(粘着剤)の塗布された面を、配送時に荷札を配送品の包装(包装箱、包装容器や包装紙などの包みなど)に貼り付けて使う。
荷札表面112は、荷札102のA−1面である。
荷札裏面122は、荷札102のA−2面である。
荷札裏面122は、荷札は個口毎に貼りつけるシート片であり、独立して配送品の外装に貼りつけられる。したがって塗布される接着剤は、次のようなタイプが好適である。
第1の荷札裏面122は、再剥離する接着剤(再剥離可能な粘着剤)を塗布されているタイプである。
このタイプのメリットは、配送品の配送後に荷札を容易に剥がせることである。
配送後、配送品の包装に荷札を残しておきたくない場合に好適である。
第2の荷札裏面122は、再剥離しない接着剤(再剥離可能でない粘着剤)を塗布されているタイプである。
このタイプのメリットは、再剥離する接着剤を塗布されているタイプよりも、一般的に、強い接着力が期待できることである。包装から荷札を剥がす必要のない場合に好適である。
[ピッキングリスト101や荷札102を備えるメリットについて]
ここで、本発明において、ピッキングリスト101や荷札102を、従来技術(特許文献1)で提案されている、後述の送り状103と受領書104と納品書131とを備えた伝票に、さらに備えさせたメリットについて説明する。
メリットは、作業者のヒューマンエラーや業務負荷を軽減が期待できることである。
シート片を一つの伝票で出力することで、シート片を別々に出力した場合に起こるシート片を組み合わせる手間を省き、シート辺の組み合わせ間違いを防止することができる。
上述の通り、ピッキングリスト101と荷札102は、伝票に一体で備わっていることに意味があるので、その位置や並びは図2に限定されるものではない。
[廃棄部105の構成]
廃棄部105は、2枚のシートを接着して保持する(固着する)役割と、ピッキングリスト101や荷札102を保護する役割を持っている。そして伝票を配送品の包装に貼り付ける際に、台紙部135とともに伝票から切り取られ、剥がされて廃棄される。詳細は図5(a)と図5(b)の説明の際に述べる。(固着について補足する。本実施例における「固着」は、対接するA−2面とB−1面のうち、剥がせないよう、接着、保持されている領域に対して、特に「固着した」という表現を用いている。)
廃棄部105は、A−2面が台紙部135と対接し、台紙部135と対接する領域は、接着剤によって接着(固着)されている。なお、図9−1のように、2枚のシートを別の方法で接着しているケースにおいては、このパーツを廃してしまうこともできる。
廃棄部表面115は、廃棄部105のA−1面である。
廃棄部裏面125は、廃棄部105のA−2面である。
廃棄部裏面125の台紙部135と対接する領域は、本発明の伝票を作る際、対接する台紙部135と廃棄部裏面125とが剥離しないよう、対接面に接着剤等の薬剤を塗布し、接着(固着)する。
<下側部位20の構成>
下側部位20は、送り状103、受領書104、シート片囲み部106の3つの部位から構成されている。
送り状103と受領書104とは、それぞれ矩形で同一または略同一のサイズであり、外周縁のうち1辺が、互いにミシン目で切取が可能に連接されている。
シート片囲み部106は、ロの字の部材であり、送り状103及び受領書104を囲うように、送り状103及び受領書104の外周縁のうち、送り状103と受領書104とが互いに連接された辺以外の辺と、ミシン目で切取が可能に連接されている。
また、廃棄部105の外周縁のうち、一辺は、上側部位10と下側部位20との連接部分であり、スリット1a、ミシン目2、スリット1bで上側部位10と連接している。
したがって、シート片囲み部106の1辺は、ミシン目2を連接箇所としてピッキングリスト101及び荷札102と連接し、スリット1a及びスリット1bを連接箇所として廃棄部105と連接する。シート片囲み部106の外周縁のうち、上側部位10と連接していない残りの3辺は、下側部位20(あるいは伝票)の三周縁である。
[送り状103の概要と構成]
送り状103は、配送先の情報などが印字されるシート片である。そして、配送品の送達後に容易に切取って重ねて保管できる構成であることが望ましい。
送り状103は、A−1面が印字可能な印字領域である。そしてA−2面は、納品書131と対接している。また、送り状103のA−2面は、剥離剤が塗布されている、あるいは何も塗布されていないなど、粘着性が低い構成であることが望ましい。これは、送達後に送り状103を重ねて容易に保管できるようにするためである。
送り状表面113は、送り状103のA−1面である。
送り状裏面123は、送り状103のA−2面である。
送り状裏面123は、粘着性を低減した仕様にするため、次のようなタイプが好適な例として考えられる。
第1の送り状裏面123は、何も塗布されていないタイプである(図2)。
このように、何も塗布しないことで、粘着性も小さくコストも抑えられる。
第2の送り状裏面123は、周囲の塗布剤の厚みと同一または略同一の厚みを持たせるような、粘着性の小さな剥離剤(シリコンなど)を塗布したタイプである(不図示)。このような塗布剤を用いて周囲と厚みを揃えることで、印刷のむらの防止や精度の向上が期待できる。
なお、送り状裏面123は、重ねて保管可能な構成であることを目的としているので、目的を達することができれば、必ずしも上記のような構成でなくともよい。
[受領書104の概要と構成]
受領書104は、配送者が受取人に配送品を引き渡す際に、配送者が受取人から受領印や受領のサインを受領し、配送の証拠(控え)として保管するシート片である。そして受領書104は、切り取られ重ねて容易に保管できることが望ましい。
受領書104は、送り状103と同じく、シート片囲み部106(後述)の内側の縁とミシン目などで切取が可能に連接され、A−1面は印字可能な印字領域である。受領書104のA−2面は、納品書131(後述)と対接している。また、受領書104のA−2面は、剥離剤が塗布されている、あるいは何も塗布されていないなど、粘着性が低い構成であることが望ましい。送達後に受領書104を重ねて容易に保管できるようにするためである。
受領書表面114は、受領書104のA−1面である。
受領書裏面124は、受領書104のA−2面である。
送り状裏面123は、送り状103と同様に粘着性を低減した仕様にするため、好適な仕様は送り状裏面123と同様である。
106は、シート片囲み部である。
シート片囲み部106は、次のような役割果たしている。
1.送り状103、受領書104、ピッキングリスト101、荷札102を、伝票本体に切取が可能に保持する。
2.納品書連接部137(後述)と対接し、対接面で第1のシートと第2のシートとを接着する。
3.配送時に伝票を、配送品の包装に接着する。
[シート囲み部106の構成]
シート片囲み部106は、A−2面が台紙部135や納品書連接部137と対接している。そして、台紙部135との対接面は、台紙部135から剥がせるような構成で接着剤(粘着剤)が塗られている。納品書連接部137との対接面は、接着剤によって剥がれないように接着、保持されて(固着されて)いる。
シート片囲み部表面116は、シート片囲み部106のA−1面である。
配送品粘着部126は、シート片囲み部106のA−2面のうち、台紙部135と対接する領域である(詳細は後述)。
配送品粘着部126は、台紙部135から剥離可能な構成で対接しており、台紙部135との対接面には、配送品に伝票を貼り付けるための接着剤(粘着剤)が塗布されている。なお、好適に塗布される接着剤(粘着剤)は、荷札裏面122に準ずる。
なお、伝票を配送品の外装に貼りつけるための詳しい手順については、図5にて後述する。
対接面固着部127は、シート片囲み部106のA−2面のうち、納品書連接部137と対接する領域である(詳細は後述)。
納品書連接部137と対接するシート片囲み部106の対接面固着部127は、本発明の伝票を作る際、対接する納品書連接部137と対接面固着部127とが剥離しないよう、対接面に接着剤を塗布し、接着(固着)させる。
以上が第1のシートの構成の一例である。
<第2のシートの構成>
ここからは、第2のシートの構成について述べる。
第2のシートは、納品書131、台紙部135、納品書連接部137の3つの部位で構成されている。
納品書131は矩形の部位である。そして、納品書131の外周縁は、台紙部135及び納品書連接部137とミシン目で切取が可能に連接されている。
納品書連接部137はコの字の部位である。そして、納品書連接部137のコの字の内側の三周縁は、納品書131の外周縁のうち三周縁を覆う形で、ミシン目で切取が可能に接している。また、納品書131と納品書連接部137との連接部分は、第1のシートのシート片囲み部106と送り状103及び受領書104の外周との連接部分に対応する位置にある。
台紙部135は外周縁が矩形の部位である。そして、納品書131または納品書連接部137の外周縁と接する閉じられた内側の縁(内周縁)を、備えている。そして、納品書131の外周縁と接する箇所は、ミシン目で切取が可能に連接されており、納品書連接部137の外周縁と接する箇所は、スリットで分離されて連接している。なお、納品書連接部137の外周縁と接する箇所は、ミシン目で構成されていても構わない。しかし、スリットによって分離されていることが望ましい。これは、台紙部135をシート囲み部106から剥がす際、台紙部135を剥がす力が納品書131と納品書連接部137の連接部分に加わって、納品書131と納品書連接部137とが分離することを防ぐためである。
[納品書の概要と構成]
納品書131は、配送品の配送後に受取人が、受領した配送品の種類、個数、金額などに間違いがないかを確認や、受領した配送品の詳細な目録として保管する目的で用いられるシート片である。そして、配送品の送達後は重ねて容易に保管できるよう、粘着性の低い構成であることが望ましい。
納品書131は、B−1面が、送り状103、受領書104、シート片囲み部106、ピッキングリスト101、荷札102と対接し、これらの部位と対接する領域は、剥離剤が塗布されている、あるいは何も塗布されていないなど、粘着性が低い構成となっている。これは、送達後に納品書131を重ねて容易に保管できるようにするためである。特に再剥離可能な接着剤が塗られている部位と対接する納品書131の領域には、剥離剤が塗布されていることが望ましい。これは、接着剤が塗られている側の面と容易に剥離が可能にするためである。また、納品書131のB−2面は、印字可能な印字領域を備えている。
納品書表面141は、納品書131のB−2面である。
納品書裏面151は、納品書131のB−1面である。
[台紙部135の概要と構成]
台紙部135は、次のような役割がある。
1.廃棄部105や台紙部135と対接し、2枚のシートを接着する。
(廃棄部105とは、剥がれないように接着(固着)し、台紙部135とは、後で剥がせるように対接面B−1に剥離剤を塗って対接(再剥離可能に対接)する。)
2.台紙部135を剥がして配送品の包装に貼りつけるまでの間、配送品粘着部126と対接し、配送品粘着部126を保護する。
そして、廃棄部105と同様、配送品に伝票を貼り付ける際に、作業者が剥がして廃棄する。
台紙部135のB−1面は、廃棄部105やシート片囲み部106と対接している。廃棄部105と対接する台紙部135の領域は、剥がされないように接着剤で接着(固着)されている。シート片囲み部106と対接し接着(粘着)している台紙部135の領域は、剥がせるように剥離剤(シリコンなど)が塗布されている。
台紙部表面145は、台紙部のB−2面である。
台紙部裏面155は、台紙部のB−1面である。
[納品書連接部137の構成]
納品書連接部137は、納品書131を第2のシートに保持するとともに、2枚のシートを剥がされないように接着(固着)する役割を果たしている。
納品書連接部137のB−1面は、シート片囲み部106と対接し、対接面が剥がされないように、接着剤によって接着(固着)されている。そして、本発明の伝票は、納品書連接部137を備えることで、2枚のシートそれぞれに、印字可能で切取が可能に連接されたシート片を備えた伝票を、提供することができる。つまり、両面印刷が可能で、廃材となる部位の少ない伝票を提供することができる。
受領書連接部表面147は、納品書連接部137のB−2面である。
受領書連接部裏面157は、納品書連接部137のB−1面である。
受領書連接部裏面157は、対接面固着部127との対接面が、接着剤等の薬剤によって剥がされないように接着(固着)されている。
[ミシン目160とスリット161について]
ミシン目160は、各部位を切取が可能に連接する手段の一つである。ミシン目160は、伝票のシート片(101、102、103、104、105、131)が切り離しやすいように、シートに入れた連続した小穴(目打ち)や小さな切れ目である。手で引っ張れば切り離せる程度に設けられていればよく、特に形状、間隔、パターンなどは問わない。
161はスリットである。スリット161はミシン目160でも代用可能であるが、より容易に台紙部135を剥がすことができるよう、設けられている。なお、スリット161はミシン目160でも代用可能であるが、ミシン目160の全てがスリット161に置き換え可能であるわけではない。
台紙部135と納品書連接部137との連接部分のスリットは、台紙部135を剥がす際に、誤って納品書131と納品書連接部137との連接部分が切り取られることを防ぐために設けられている。
また、1a及び1bのスリットは、台紙部135を剥がす際に、基材片囲み部106を誤って破ってしまうことを防ぐために設けられている。
[折り目162について]
折り目162は、納品書131につけられていて、図5(b)にて、納品書を折りたたむ際に用いられる。
折り目162は、基材片囲み部106と送り状103及び受領書の外周縁との連接部のうち、上側部位10に最も近い辺に対応する位置に設けられている。そして、この位置に設けられた折り目で納品書を折りたたむことで、納品書は伝票を貼り付ける際に、配送品と伝票との間に封入できる。
以上が第2のシートの説明である。
[伝票の各部位同士の対応関係について(一例)]
図3は、図2で示した上2枚のシートの対接する点、各部位の位置関係、寸法の一例である。
ここで、図3に用いられている記号を説明する。
X1乃至X4およびX1´乃至X4´は、シートの角であり対接する位置を示している。
X1はX1´と、X2はX2´と、X3はX3´と、X4はX4´と、それぞれ対接する。
a、b、c、d、e、f、g、h、i、j、k、lは、任意の距離を示している。
なお、図3の任意の距離はあくまでも一例であり、変形例(例えば図9に例示するような)によっては、特定の部位の位置がずれたり、なくなることもあり得る。したがって、これらの距離が他の変形例においても全て適用されるわけではない。
<本発明の伝票の使用手順について>
図4乃至図8は、本発明の伝票の使用手順の一例を示した構成図である。
[伝票の貼付け準備]
まず、本発明の伝票は、印刷機(例えばプリンタ)にセットされ、伝票の両面に備えられたそれぞれの印字領域(シート片)に、それぞれ必要な情報が印刷される。(不図示)なお、それぞれの印字領域に記載される情報は、手書きで記入する場合も含まれる。また、伝票を貼り付けた後に、必要な情報を付加(書き加える、印字する)してもよい。
[ピッキングリスト101と荷札102の切り離し]
図4は、伝票から、ピッキングリスト101と荷札102が、ミシン目に沿って切り取られ、分離した状態を示している。
はじめに、ピッキングリスト101が、本発明の伝票からミシン目に沿って切り取られ、剥がされる。そして、切り取られピッキングリスト101は、配送品のピックアップ作業に用いられる。この際、ピッキングリスト101のA−2面に再剥離が可能な接着剤(粘着剤)が塗布されていた場合、作業者は倉庫の棚などに貼り付けて、ハンズフリーでピッキング作業を行うことができる。
次に、荷札102が、本発明の伝票からミシン目に沿って切り取られ、剥がされる。
そして、図5の補足図のように、接着剤(粘着剤)が塗布されているA−2面を、配送品の包装に対接させる形で貼り付ける。
[台紙部135と廃棄部105の切り離し]
図5は、図5(a)乃至図5(d)の総称である。そして、図5は、図4の状態の後、作業者が伝票を配送品に貼りつけて、配送準備を完了するまでの一連の手順の一例を示した構成図である。なお、図5(a)乃至図5(c)は、伝票をB−2面側から見た状態を示しており、図5(d)は、伝票をA−1面側から見た状態を示している。
図5(a)は、作業者が台紙部135を右下からつまんでめくりあげ、剥がす様子の一例を示した図である。台紙部135は、下側部位20と台紙部135の角からめくられて剥がされてゆく。そしてその際、台紙部135と納品書連接部137の対接部のスリットと、台紙部135と納品書131の対接部のミシン目に沿って、伝票から切り離される。
また、台紙部135に剥離しないよう対接面が接着された廃棄部105も、廃棄部105とピッキングリスト101及び荷札102とのミシン目で連接された連接部分(廃棄部105の、内側の三周縁)で切り離され、台紙部135と共に剥がされる。
また、シート片囲み部106と対接していた台紙部135のB−1面には剥離剤が塗布されており、台紙部135と対接していたシート片囲み部106のA−2面には接着剤(粘着剤)が塗布されている。したがって、台紙部135(および廃棄部105)が切り離された後は、接着剤(粘着剤)の塗布されたシート片囲み部106のA−2面が露出する。
なお、剥がした後の台紙部135は、廃棄される。
ここで、台紙部135と納品書連接部137の対接部について補足する。
台紙部135と納品書連接部137の対接部はミシン目で連接されていてもよいが、スリットであるほうが望ましい。
これは、台紙部135と納品書連接部137の対接部がスリットである場合、連接部がミシン目であるよりも、台紙部135をめくりあげる力を、納品書131と納品書連接部137の連接部のミシン目以外の場所に大きく逃がすことができるからである。
そして、このように設けることで、台紙部135のめくりあげと切り離しの際、納品書131と納品書連接部137の連接部のミシン目が意図せずに切れてしまうリスクを軽減することができる。
[伝票の貼付け]
図5(b)は、伝票から台紙部135が切り離された後の状態の一例を示している。
そして次に、納品書131が、B−2面同士が対接するように折り目162で折られる。
ここで、納品書131とシート片囲み部106とが対接する対接面について補足する。
シート片囲み部106と対接していた納品書131のB−1面には剥離剤が塗布されており、納品書131と対接していたシート片囲み部106のA−2面には接着剤(粘着剤)が塗布されている。したがって、納品書131が、折り目162で折られた後は、接着剤(粘着剤)の塗布されたシート片囲み部106のA−2面が露出する。
このように設けることで、シート片囲み部は、次のような特徴を持つことができる。
1.シート片囲み部106の粘着剤を塗布された面を、4辺が閉じられた形(ロの字型)に持つことができる。その結果、4辺が閉じられた領域(ロの字の内側)に納品書131封入ができるようになり、高い密封性を実現できる。
2.シート片囲み部106の4辺が閉じられた領域よりも大きなサイズの納品書131を、伝票に保持したまま封入できる。
[納品書の貼付け]
図5(c)は、図5(b)で納品書131が折り込まれた状態の一例を示している。
そして、この時点で伝票には、1枚目のシートのうち、シート片囲み部106と送り状103と受領書104とが残り、2枚目のシートのうち、納品書131と納品書連接部137とが残っている。
納品書連接部137の外周縁とシート片囲み部106の内周縁とが対応して対接し、対接面は、剥がれないように接着(固着)されている。このように設けられていることで、本願発明の伝票は、送り状103及び受領書104を含む1枚目のシートと納品書131を含む2枚目のシートとが、一体となっている。
また、送り状103及び受領書104と納品書131とが対接している(図5(c)の補足図 X−X´断面参照)。そして、送り状103及び受領書104と納品書131との対接面は、極力粘着性を低減した構成となっている(剥離剤が塗布されている、何も塗られていないなど)。このように設けることで、いずれのシート片も、切り取った後に容易に重ねて保管できるようになる。
そして次に、伝票を配送品粘着部126が配送品に対接するよう伝票を裏返し、配送品の包装に貼りつける。
図5(d)は、図5(c)で伝票が配送品の包装に貼りつけられた状態の一例である。
このように伝票が貼り付けられることで、配送品の包装と第1のシート部分(シート片囲み部106と送り状103と受領書104)との間の空間に、第2のシート部分(納品書131と納品書連接部137)が密封される。
この状態で、配送品の発送準備が完了となる。
[配送品の送達]
図6は、図6(a)、図6(b)の総称である。そして図6は、配送品の包装に貼られた本発明の第1の実施例伝票であって、送り状103・受領書104の切取前と切取後の一例を示した構成図である。
図6(a)は、配送品の包装に貼られた伝票(送り状103・受領書104の切取前)を、A−1面から見た構成図の一例である。つまり、図5(d)の正面図である。
配送品は、この状態で送り元から送り先へと送達される。
[配送品の送達後(送り状103、受領書104、納品書131の切取り)]
図6(b)は、配送品の包装に貼られた伝票(送り状103・受領書104の切取後)の一例を示す図である。
配送品に貼り付けられた本願発明の伝票の受領書104は、配送品の配送者から荷受人に引き渡される際に、荷受人によってミシン目に沿って切り取られ、受領印(あるいはサインなど)を押印・記載し、配送者に配送完了控えとして渡される。そして、引き渡された受領書104は、配送者によって保管される。
次に、送り状103も荷受人によってミシン目に沿って切り取られ、保管される。
図7は、納品書131が切り取られる様子の一例を示した構成図である。
送り状103に続き、納品書131が、荷受人によって納品書連接部137から連接部のミシン目に沿って切り取られる。切り取り方は、まず納品書131の折り目162をつまみ、続いてシート片囲み部106と連接している方向に、納品書131を引き込む。そして、つまんだ辺に平行する連接部をミシン目に沿って切離す。この一連の動作により、納品書131は納品書連接部137から連接部であるミシン目に沿って切取られる。
そして、切り取られた納品書131は、発注時の種類、個数、金額と受取り内容とに瑕疵がないか確認するために用いられる。
図7補足図aは、図7のX−X´断面である。
納品書131の折り目162と平行な方向の断面の一例を示している。
図7補足図bは、図7のY−Y´断面である。
納品書131の折り目162と直行する方向の断面の一例を示している。
図8は、図7から納品書131を分離した後の状態を示している。
配送品の包装に貼り付けられているシート片囲み部106(納品書連接部137もついている)と荷札102は、この後配送品に容易に貼られたまま包装ごと廃棄されるか、剥がされて廃棄されることになる。
どちらになるかは、裏面の配送品粘着部126の接着剤が再度剥がせるものか、そうでないものかによって異なる。そして、配送品の化粧箱などに伝票が直接貼られて送達されるような場合、シート片囲み部106と荷札102に塗布される接着剤は、再度剥がせる接着剤であるほうが、外装が損なわれないためより望ましい。
図9乃至図11は、図2に示した本発明の伝票の変形例(第2乃至第4の実施例)である。
図9は、本願発明の伝票の第2の実施例の一例を示した構成図である。
第1の実施例との違いは、1つある。
一つ目の違いは、第1のシートに廃棄部105がない点である。
2つ目の違いは、納品書の一辺が、第2のシートの外周部に達している点である。
このような構成の場合、第1のシートと第2のシートとを剥離可能に接着しておくために、第1のシートの上側部位10には接着剤(粘着剤)を塗布し、上側部位10と対接する第2のシートの面には剥離剤を塗布し、剥離可能に接着しておく。
このような構成の利点は、第1の実施例よりもピッキングリスト101、荷札102、納品書131の領域を大きく取れ、廃棄する部材を減らせることである。
図10は、本願発明の伝票の第3の実施例の一例を示した構成図である。
第1の実施例との違いは、送り状103と受領書104の外周部分がミシン目2となっていることである。
このような構成の利点は、第1の実施例よりも送り状103と受領書104の領域を大きく取れ、廃棄する部材を減らせることである。
図11は、本願発明の伝票の第4の実施例の一例を示した構成図である。
第1の実施例との違いは、送り状103と受領書104の外周部分が第1のシートの外周縁に、納品書131の外周部分が第2のシートの外周縁に、それぞれ達していることである。
このような構成の利点は、第1の実施例よりも送り状103、受領書104、納品書131の領域を大きく取れ、廃棄する部材を減らせることである。
図12は、配送品が複数個口である場合に、各個口ごとにそれぞれ添付するシート片の一例を示した構成図である。
送り状・受領書・明細書は、1回の発注で1部だけ必要なものであるので、一個口目に添付する。そして、荷札は各個口ごとに貼りつける伝票なので、全ての個口の配送品に添付する。
図13は、2個口目以降に貼りつける伝票の構成の一例を示した構成図である。
第1のシートと第2のシートが重ね合わさり、対接する面はそれぞれ第1のシート側の面に接着剤(粘着剤)が、第2のシート側に剥離剤が、それぞれ塗布され、第1のシートと第2のシートとは剥がせるように接着されている。
また第1のシートは、スリットで分割されたシート片が連接しており、それぞれのシート片を個別に剥がすことができるようになっている。
粘着剤は、再剥離粘着剤と、再剥離を想定しない粘着剤とが好適に用いられるが、用途に応じて使い分ければよい。
ピッキングリストは、作業者の数に応じて印刷する。2個口目以降の作業者が1個口目の作業者と同一であった場合、省くことができる。
図14および図15は、1つの注文で複数個口の配送品を送付する際に、特許文献1の伝票と図13の伝票とを組み合わせて用いた配送品の出庫作業の一例である。
なお、図15は図14の続きとなる。また、この事例では作業者は作業者1と作業者2の2名であるが、作業者1が全ての作業を行ってもよいし、作業者2の作業と同じ手順の作業を行う作業者が、複数いても構わない。
作業者1は、次のような手順で発送作業を行う。
1.図13の荷札とピッキングリストの伝票2201を用意する。
2.ピッキングリストを切り離してピッキング作業(在庫棚2202から注文のあった品物をピックアップする)を行う。
3.荷札を切取り、配送品の包装(配送箱)へ貼りつける。
4.最初に用いた伝票と同じ注文に対応した特許文献1の伝票を準備する。
5.準備した、特許文献1の伝票を配送品の外装(配送箱)に貼りつける。
作業者2は、次のような手順で作業を行う。
1.荷札とピッキングリストの伝票2201を用意する。
2.ピッキングリストを切り離し、ピッキング作業を行う。
3.荷札を切取り、配送箱2203へ貼りつける。
そして、それぞれの作業者の出荷作業が完了したら、配送品を出庫することになる。
ここで、問題となるのは、作業者1の4番目の作業である。この作業には、最初に用いた伝票と同じ注文に対応した特許文献1の伝票を準備する際、違う伝票を選択してしまうリスクがある。
図16は、1つの注文で複数個口の配送品を送付する際に、本発明の伝票と図13の伝票とを組み合わせて用いた配送品の出庫作業の一例である。
作業者1は、次のような手順で発送作業を行う。
1.本発明の伝票2210を用意する。
2.ピッキングリストを伝票から切り離してピッキング作業を行う。
3.荷札を切取り、荷札と伝票とを配送品の外装(配送箱)へ貼りつける。
このように、本発明の伝票は、従来の伝票に備えられているシート片に加えて、ピッキングリスト101と荷札102をさらに備えているため、図14と図15で説明した、特許文献1のような伝票の選択作業が省かれる。そしてその結果、伝票を取り違えるリスクを低減することができる。
なお、この図における2210は、表面と裏面のシート片のみを簡易的に表現したものである。先に述べたとおり、実際には第1のシートにピッキングリスト101、荷札102、送り状103、受領書104が切取可能に連接しており、第2のシートに納品書131が切取可能に連接している。
また、本発明の伝票2210のイラストは、表面にピッキングリスト、荷札、送り状、受領書を、裏面に納品書を備えていることを示している。
以上説明したように、本発明は、印字が可能な領域を両面に設けることで、これまで全てシート片として活用されていなかった第2のシートをシート片として活用できる伝票の提供が可能となった。そしてその結果、先行技術文献1の伝票よりも、廃棄される部位の少ない伝票の提供が可能となった。
そして、本発明の伝票は、次のことを特徴とするものである。
1.配送する際に送り状(送り状103)として用いられる第1のシートの面(第1のシートのA−2面)と、納品する際に納品書(納品書131)として用いられる第2のシートの面(第2のシートのB−1面)とが接着(シート片囲み部106と納品書連接部137との接着)されることで構成される伝票であって、前記第1のシートと前記第2のシートとに、それぞれのシートと接着する接着領域であって、前記第1のシートと前記第2のシートとを剥がされないように接着剤が施された接着領域(シート片囲み部106と納品書連接部137の接着部分。すなわち対接面固着部127と受領書連接部裏面157)を備え、前記第1のシートは、前記第1のシートの前記接着領域と連接し、前記第1のシートから切り取り可能な第1の領域(送り状103、受領書104)を備え、前記第2のシートは、前記第2のシートの前記接着領域と連接し、前記第1の領域と相対する位置にあり、前記第2のシートから切り取り可能な第2の領域(納品書131)を備えることを特徴とする伝票。
2.前記第1のシートは、前記接着領域と前記第1の領域とが連接していない第1のシートの第3の領域(シート片囲み部106)であって、前記第1のシートと前記第2のシートとを剥がせるように、前記第2のシートの面と接着された前記第1のシートの面に接着剤が施された第3の領域(シート片囲み部106のA−2面で、接着剤を塗布した領域、すなわち配送品粘着部126)を更に備えることを特徴とする伝票。
3.前記第2のシートは、前記接着領域(納品書連接部137のB−1面)と前記第2の領域(納品書131)とが連接していない第2のシートの第4の領域(台紙部135)であって、前記第1のシートと前記第2のシートとを剥がせるように、前記第1のシートの面と接着された前記第2のシートの面に剥離剤が施された第4の領域(台紙部135)を更に備えることを特徴とする伝票。
4.前記第2のシートは、前記第4の領域(台紙部135)と前記第2のシートの前記接着領域(納品書連接部137のB−1面)との間にスリット(台紙部135と納品書連接部137との間のスリット161)を備えていることを特徴とする伝票。
5.前記第2のシートは、
前記第4の領域(台紙部135)と前記第2のシートの前記接着領域との間に設けられたスリット(台紙部135と納品書連接部137との間のスリット161)は、ミシン目(ミシン目160)を含むことを特徴とする伝票。
6.前記第1の領域(送り状103、受領書104)は、前記第1のシートの前記接着領域(対接面固着部127)と連接し、前記第1のシートから切り取り可能に構成されていることを特徴とする(外周縁がシート囲み部106とミシン目160で連接された送り状103や受領書104)伝票。
7.前記第1のシートは、前記第1のシートの前記接着領域(対接面固着部127)と前記第1の領域(送り状103、受領書104)との間にミシン目(ミシン目160)を備え、前記第1の領域は、前記第1のシートの前記接着領域(対接面固着部127)と前記第1の領域(送り状103、受領書104)との間に設けられた前記ミシン目(ミシン目160)により、前記第1のシートの前記接着領域(対接面固着部127)と連接し、前記第1のシートから切り取り可能な領域であることを特徴とする伝票。
8.前記第1の領域(送り状103、受領書104)は、前記第3の領域(シート片囲み部106)と連接し、前記第1のシートから切り取り可能に構成(送り状103または受領書104とシート片囲み部106とがミシン目160で連接されている)されていることを特徴とする伝票。
9.前記第1のシートは、前記第3の領域(シート片囲み部106)と前記第1の領域(送り状103、受領書104)との間にミシン目を備え、前記第1の領域は、前記第3の領域と前記第1の領域との間に設けられた前記ミシン目により、第3の領域と連接し、前記第1のシートから切り取り可能な領域(シート片囲み部106との連接部分が、ミシン目である送り状103または受領書104)であることを特徴とする伝票。
10.前記第2の領域(納品書131)は、前記第2のシートの前記接着領域(納品書連接部137)と連接し、前記第1のシートから切り取り可能に構成(納品書131と納品書連接部137とがミシン目160で連接されている)されていることを特徴とする伝票。
11.前記第2のシートは、前記第2のシートの前記接着領域(納品書連接部137のB−1面)と前記第2の領域(納品書131)との間にミシン目を備え、前記第2の領域は、前記第2のシートの前記接着領域(納品書連接部137のB−1面)と前記第2の領域(納品書131)との間に設けられた前記ミシン目により、前記第2のシートの前記接着領域と連接し、前記第2のシートから切り取り可能な領域である(納品書連接部137との連接部が、ミシン目160で連接されている納品書131)ことを特徴とする伝票。
12.前記第2の領域(納品書131)は、前記第2のシートの前記第4の領域(台紙部135)と連接し、前記第1のシートから切り取り可能に構成されている(納品書131と台紙部135との連接部分がミシン目160で連接されている)ことを特徴とする伝票。
13.前記第2のシートは、第4の領域(台紙部135)と前記第2の領域(納品書131)との間にミシン目を備え、前記第2の領域は、第4の領域と前記第2の領域との間に設けられた前記ミシン目により、第4の領域(台紙部135)と連接し、前記第2のシートから切り取り可能な領域(台紙部135との連接部が、ミシン目160で連接されている納品書131)であることを特徴とする伝票。
14.前記第1のシートは、前記第3の領域(シート片囲み部106)と切取りが可能に連接し、前記第2のシートと相対する第5の領域(ピッキングリスト101、荷札102)を更に備えることを特徴とする請求項2乃至9のいずれか1項に記載の伝票。
15.前記第1のシートは、前記第3の領域(シート片囲み部106)と前記第5の領域(ピッキングリスト101、荷札102)とに切取りが可能に連接し、前記第3の領域(シート片囲み部106)との間にスリット(スリット1a、スリット1b)を備える第6の領域であって、前記第4の領域(台紙部135)に相対し、前記第1のシートと前記第2のシートとを剥がされないように接着剤が施された第6の領域(廃棄部105)を、更に備えることを特徴とする伝票。
16.前記第2の領域(納品書131)は、さらに前記第3の領域(シート片囲み部106)と相対する前記第2の領域(納品書131)であって、前記第1のシートの面と接着された前記第2のシートの面に剥離剤が塗布された前記第2の領域であることを特徴とする伝票。
103 送り状
104 受領書
131 納品書
127 対接面固着部
137 納品書連接部
157 受領書連接部裏面

Claims (16)

  1. 配送する際に送り状として用いられる第1のシートの面と、納品する際に納品書として用いられる第2のシートの面とが接着されることで構成される伝票であって、
    前記第1のシートと前記第2のシートとに、それぞれのシートと接着する接着領域であって、前記第1のシートと前記第2のシートとを剥がされないように接着剤が施された接着領域を備え、
    前記第1のシートは、
    前記第1のシートの前記接着領域と連接し、前記第1のシートから切り取り可能な第1の領域を備え、
    前記第2のシートは、
    前記第2のシートの前記接着領域と連接し、前記第1の領域と相対する位置にあり、前記第2のシートから切り取り可能な第2の領域を備えることを特徴とする伝票。
  2. 前記第1のシートは、
    前記接着領域と前記第1の領域とが連接していない第1のシートの第3の領域であって、前記第1のシートと前記第2のシートとを剥がせるように、前記第2のシートの面と接着された前記第1のシートの面に接着剤が施された第3の領域を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の伝票。
  3. 前記第2のシートは、
    前記接着領域と前記第2の領域とが連接していない第2のシートの第4の領域であって、前記第1のシートと前記第2のシートとを剥がせるように、前記第1のシートの面と接着された前記第2のシートの面に剥離剤が施された第4の領域を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の伝票。
  4. 前記第2のシートは、
    前記第4の領域と前記第2のシートの前記接着領域との間にスリットを備えていることを特徴とする請求項3に記載の伝票。
  5. 前記第2のシートは、
    前記第4の領域と前記第2のシートの前記接着領域との間に設けられたスリットは、ミシン目を含むことを特徴とする請求項4に記載の伝票。
  6. 前記第1の領域は、前記第1のシートの前記接着領域と連接し、前記第1のシートから切り取り可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の伝票。
  7. 前記第1のシートは、
    前記第1のシートの前記接着領域と前記第1の領域との間にミシン目を備え、
    前記第1の領域は、前記第1のシートの前記接着領域と前記第1の領域との間に設けられた前記ミシン目により、前記第1のシートの前記接着領域と連接し、前記第1のシートから切り取り可能な領域であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の伝票。
  8. 前記第1の領域は、前記第3の領域と連接し、前記第1のシートから切り取り可能に構成されていることを特徴とする請求項2乃至7の何れか1項に記載の伝票。
  9. 前記第1のシートは、
    前記第3の領域と前記第1の領域との間にミシン目を備え、
    前記第1の領域は、前記第3の領域と前記第1の領域との間に設けられた前記ミシン目により、前記第3の領域と連接し、前記第1のシートから切り取り可能な領域であることを特徴とする請求項2乃至8の何れか1項に記載の伝票。
  10. 前記第2の領域は、前記第2のシートの前記接着領域と連接し、前記第1のシートから切り取り可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の伝票。
  11. 前記第2のシートは、
    前記第2のシートの前記接着領域と前記第2の領域との間にミシン目を備え、
    前記第2の領域は、前記第2のシートの前記接着領域と前記第2の領域との間に設けられた前記ミシン目により、前記第2のシートの前記接着領域と連接し、前記第2のシートから切り取り可能な領域であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の伝票。
  12. 前記第2の領域は、前記第2のシートの前記第4の領域と連接し、前記第1のシートから切り取り可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の伝票。
  13. 前記第2のシートは、
    前記第4の領域と前記第2の領域との間にミシン目を備え、
    前記第2の領域は、前記第4の領域と前記第2の領域との間に設けられた前記ミシン目により、前記第4の領域と連接し、前記第2のシートから切り取り可能な領域であることを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の伝票。
  14. 前記第1のシートは、
    前記第3の領域と切取りが可能に連接し、前記第2のシートと相対する第5の領域を更に備えることを特徴とする請求項2乃至9のいずれか1項に記載の伝票。
  15. 前記第1のシートは、
    前記第3の領域と前記第5の領域とに切取りが可能に連接し、前記第3の領域との間にスリットを備える第6の領域であって、前記第4の領域に相対し、前記第1のシートと前記第2のシートとを剥がされないように接着剤が施された第6の領域を、更に備えることを特徴とする請求項10に記載の伝票。
  16. 前記第2の領域は、さらに前記第3の領域と相対する前記第2の領域であって、前記第1のシートの面と接着された前記第2のシートの面に剥離剤が塗布された前記第2の領域であることを特徴とする請求項2乃至11のいずれか1項に記載の伝票。
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