JP2015172484A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドルの手が直接触る部分の表面温度の上昇を低減して、ユーザに不快感を与えない加熱調理器を提供する。【解決手段】扉本体3の上部に連なる連結部43と、この連結部43に連なると共に、連結部43との間にハンドル開口45を形成する把手部44とを有するハンドル4を備える。このハンドル4の連結部43に、空気層51を形成する少なくとも1つの溝41を設ける。【選択図】図4

Description

この発明は、加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、特開昭58−179732号公報の第2図(特許文献1)に記載されたものがある。この加熱調理器では、加熱室を開閉する扉本体にハンドルを取り付けている。そして、このハンドルは、扉本体の上部に連なる連結部と、この連結部に連なると共に、上記連結部との間に指挿入空間を形成する把手部とを有している。
特開昭58−179732号公報の第2図
しかしながら、上記従来の加熱調理器では、上記ハンドルの連結部に扉本体からの熱が伝わってくるため、上記指挿入空間に指を入れ、上記把手部を掴んだときに、手が高温の連結部に触れて、ユーザに不快感を与えるという問題があった。
そこで、この発明の課題は、ハンドルの手が直接触る部分の表面温度の上昇を低減して、ユーザに不快感を与えない加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加熱調理器は、
ケーシングと、
上記ケーシング内に設けられた加熱室と、
上記ケーシング内に設けられ、上記加熱室内に収容した食品を加熱する加熱装置と、
上記加熱室を開閉する扉本体と、この扉本体に取り付けたハンドルとを有する扉と
を備え、
上記ハンドルは、上記扉本体の上部に連なる連結部と、この連結部に連なると共に、上記連結部との間に指挿入空間を形成する把手部とを有し、
上記ハンドルの上記連結部は、この連結部に空気層を形成する空気層形成部を有し、
上記空気層形成部は、上記扉の下方からの空気の流れを上記扉本体から離れるように案内するガイド部を有することを特徴とする。
上記構成によれば、連結部に空気層を形成する空気層形成部を有し、この空気層形成部に扉の下方からの空気の流れを扉本体から離れるように案内するガイド部を有するので、扉本体から連結部に伝導する加熱室からの熱は、空気層形成部により形成される空気層によって断熱されると共に、扉の下方から上昇する加熱室からの熱は、ガイド部により扉本体から離される。そのため、加熱室からハンドルの連結部の指挿入空間に面する表面に伝わる熱を低減すると共に、扉本体のガイド部よりも上側部分に伝わる熱を低減することができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記空気層形成部は、上記扉の前後方向に複数並べられている。
上記実施形態によれば、空気層形成部が扉の前後方向に複数並べられているので、上記扉から連結部の上部表面に伝わる熱を断熱する空気層が空気層形成部の数だけ大きくなる。そのため、加熱室からハンドルの連結部の指挿入空間に面する表面に伝わる熱をさらに低減することができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記空気層形成部のうち少なくとも1つが溝であり、
上記溝の底部が上記ガイド部である。
上記実施形態によれば、空気層形成部のうち少なくとも1つが溝であり、この溝の底部がガイド部であるので、扉本体から連結部に伝導する加熱室からの熱は、空気層形成部により形成される空気層によって断熱され、加熱室からハンドルの連結部の指挿入空間に面する表面に伝わる熱を低減することができる。また、上記溝の底部がガイド部であるため、高温の空気が入りにくく、空気層の断熱効果を高めることができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記空気層形成部のうち少なくとも1つが上記連結部を貫通するスリットであり、
上記スリット内に上記ガイド部を有する。
上記実施形態によれば、空気層形成部のうち少なくとも1つが連結部を貫通するスリットであり、このスリット内にガイド部を有するので、このスリット内を常に新しい空気が流れて、熱がこもらない。また、扉本体の前面を下方から上昇する加熱室からの熱は、上記スリット内を通過し、ガイド部により扉本体から離されて外部に放出されるため、加熱室からハンドルの把手部側に伝わる熱をより低減することができると共に、扉本体のガイド部よりも上側部分に伝わる熱を低減することができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記溝の少なくとも1つは、上記スリットよりも上記扉本体側ある。
上記実施形態によれば、溝がスリットよりも扉本体側にあるため、まず、扉本体からの熱を溝内の空気層で断熱でき、次に、スリット内を上昇する空気によって、ハンドルの連結部の把手部側の表面に伝わる熱を低減することができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記空気形成部がスリットであり、
上記ガイド部が、上記スリットの内部の扉本体側に位置する。
上記実施形態によれば、空気形成部がスリットであり、このスリットの内部の扉本体側にガイド部を有するので、扉本体の前面を下方から上昇する加熱室からの熱は、スリット内を上昇して、ガイド部により扉本体から離されて外部に放出され、扉本体のガイド部よりも上側部分に、加熱室からの熱が殆んど伝わることがない。したがって、加熱室からハンドルの把手部側に伝わる熱を低減すると共に、扉本体のガイド部よりも上側部分に伝わる熱を低減することができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記連結部の高さが、上記把手部の上下方向の高さよりも低くて、上記連結部の上端が上記把手部の上端よりも下に位置している。
上記実施形態によれば、スリットの高さが把手部の上下方向の高さよりも低くて、連結部の上端が把手部の上端よりも下に位置しているので、ユーザが扉を開閉する際に、扉本体のハンドルよりも上側部分にユーザの手が触れる場合がある。従来の加熱調理器では、
扉本体の上側部分も高温になるため、扉を開閉する際に、ユーザの手が高温の扉本体の上側部分に触れて、ユーザに不快感を与えていた。
上記実施形態の加熱調理器では、スリットにガイド部を有しているので、加熱室からハンドルの把手部側に伝わる熱を低減すると共に、扉本体のガイド部よりも上側部分に伝わる熱を低減することができるので、扉本体の上側部分の温度上昇を低減して、ユーザに不快感を与えることはない。
また、本発明の加熱調理器は、
ケーシングと、
上記ケーシング内に設けられた加熱室と、
上記ケーシング内に設けられ、上記加熱室内に収容した食品を加熱する加熱装置と、
上記加熱室を開閉する扉本体と、この扉本体に取り付けたハンドルとを有する扉と
を備え、
上記ハンドルは、上記扉本体の上部に連なる連結部と、この連結部に連なると共に、上記連結部との間に指挿入空間を形成する把手部とを有し、
上記ハンドルの上記連結部は、空気層を形成する少なくとも1つの溝を有することを特徴とする。
上記構成によれば、連結部に空気層を形成する溝を少なくとも1つ有しているので、扉本体から連結部に伝導する加熱室からの熱は、この空気層によって断熱され、加熱室からハンドルの連結部の指挿入空間に面する表面に伝わる熱を低減することができる。また、上記溝は底が塞がれているため、高温の空気が入りにくく、空気層の断熱効果を高めることができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記溝は、上記扉の前後方向に複数並べられている。
上記実施形態によれば、溝が扉の前後方向に複数並べられているので、上記扉から連結部の上部表面に伝わる熱を断熱する空気層が溝の数だけ大きくなる。そのため、加熱室からハンドルの連結部の指挿入空間に面する表面に伝わる熱をさらに低減することができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
さらに、上記連結部を貫通するスリットを備える。
上記実施形態によれば、連結部を貫通するスリットをさらに備えるので、このスリット内を常に新しい空気が流れて、熱がこもらない。また、扉本体の前面を下方から上昇する加熱室からの熱が、上記スリット内を通過して外部に放出されるため、加熱室からハンドルの把手部側に伝わる熱をより低減することができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記溝の少なくとも1つは、上記スリットよりも上記扉本体側にある。
上記実施形態によれば、溝がスリットよりも扉本体側にあるため、まず、扉本体からの熱を溝内の空気層で断熱でき、次に、スリット内を上昇する空気によって、ハンドルの連結部の把手部側の表面に伝わる熱を低減することができる。
以上より明らかなように、この発明の加熱調理器によれば、ハンドルの手が直接触る、特にハンドルの連結部の指挿入空間に面する表面の温度の上昇を低減して、ユーザに不快感を与えない加熱調理器を実現することができる。
図1は、この発明の第1実施形態の加熱調理器の扉を開いた状態の正面図である。 図2は、上記加熱調理器の右側方からみた縦断面の模式図である。 図3は、上記加熱調理器のハンドルの平面図である。 図4は、上記加熱調理器の右側方からみたハンドル部分の縦断面の模式図である。 図5は、この発明の第2実施形態の加熱調理器の左方向からみたハンドル部分の縦断面図である。
以下、この発明の加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
この実施形態の加熱調理器は、図1に示すように、直方体形状のケーシング1と、このケーシング1内に設けている加熱室2と、上記ケーシング1の正面側に、下端の回転軸(図示せず)を中心に回動自在に取り付けている扉3とを備えている。
上記扉3は、扉本体33とハンドル4とからなり、加熱室2の正面開口を開閉する。上記扉本体33の上部には、耐熱樹脂製のハンドル4を取り付けていて、扉本体33の略中央部は、耐熱ガラス5からなる。
上記ハンドル4は、扉本体33の上部に連結している連結部43と、指挿入空間であるハンドル開口45を形成するように連結部43に取り付けている略コ字状の把手部44とからなっている。
上記連結部43は、図1および図3に示すように、ハンドル開口45の周縁部から扉本体33側に向かって上昇する斜面部42を有している。そして、この斜面部42には、図3に示すように、空気層形成部の一例としてのスリット40と溝41とを設けている。なお、溝41は、どのような方法で作ってもよく、例えば、スリットの底部分に蓋をして形成してもよい。
上記扉3の加熱室2側には、耐熱ガラス5を取り囲むように耐熱樹脂製のパッキン60を固着している。このパッキン60は、扉3を閉じると、加熱室2の正面開口の周縁部に強く密着するようになっている。これにより、扉3と加熱室2の正面開口の周縁部との間から、加熱室2内の水蒸気などが漏れ出るのを防いでいる。
上記ケーシング1の正面の右側には、操作パネル6を設けている。この操作パネル6は、液晶表示部7と、ダイヤル8と、複数のボタン9とを有している。また、ダイヤル8の下側には、給水タンク10を着脱自在に収納している。
上記ケーシング1の上面かつ後部に、排気ダクト30を設け、上記加熱室2内の後面側には、加熱室側排気口19を設けている。また、図2に示すように、上記ケーシング1の前部下側には、露受容器50を着脱自在に取り付けている。この露受容器50は、扉3の内側とケーシング1の正面側を伝わって落下する水滴を受ける。
図2に示すように、上記ケーシング1内には、加熱室2の天面上に加熱装置の一例の上ヒータ14,14と、上ヒータカバー15,15を設けている。また、加熱室2の後面側に水蒸気を生成する加熱装置の一例の蒸気発生装置20を、加熱室2の底面下に給水タンク10と加熱装置の一例の下ヒータ17を設けている。
上記給水タンク10には、給水ポンプ12を連結していて、この給水ポンプ12は、給水タンク10内の水を吸い込み、給水管13を介して蒸気発生装置20に水を供給する。この蒸気発生装置20に供給された水は加熱され水蒸気または過熱水蒸気となり、この水蒸気または過熱水蒸気が加熱室2内に供給される。加熱室2内に供給された水蒸気または過熱水蒸気は、加熱室側排気口19を介して排気ダクト30に流れ込み、外部に排出される。
図3に示すように、上記ハンドル4の斜面部42には、溝41とスリット40とを扉3の前後方向に並べて配置している。上記溝41は、スリット40よりも扉本体33側に位置する。
上記スリット40と溝41は、同じ長さ,同じ幅である。このスリット40と溝41の長さは、ハンドル開口42の長手方向(図3の上下方向)の長さよりもやや短くしていて、把手部44を手で掴むときに触れる可能性のある部分に設けている。また、上記スリット40と溝41内には、長手方向に一定の間隔にリブ46を設けて補強している。
図4は、上記加熱調理器の右側方からみたハンドル4部分の縦断面の模式図である。図4に示すように、上記ハンドル開口45側に位置しているスリット40は、斜面部42を貫通していて、扉本体33側に位置している溝41は、上方が開口している。上記溝41の深さは、斜面部42の厚さ方向の長さよりもやや短くなるように設けている。また、上記溝41の底部は、ガイド部47になっている。
上記構成において、上記加熱調理器の運転中は、加熱室2内に収容した食品を加熱するため加熱室2内の温度は非常に高くなり、例えば、200℃を越える場合もある。この加熱室2内の高温の熱は、食品だけでなく扉3をも加熱してしまうため、扉本体33を介してハンドル4の連結部43に加熱室2内の高温の熱が伝導する。上記ハンドル4の連結部43に伝導した熱は、溝41によって形成される空気層51に到達する。この空気層51によって、扉本体33からハンドル4の連結部43に伝わった熱が遮断される。
上記溝41内の空気層51の温度が高くなると対流が生じて、熱が溝41の外へ放出される。そのため、溝41内に熱がこもりにくく、溝41からハンドル開口45側へ伝導する熱を低減することができる。
さらに、上記溝41の空気層51よりも前方に到達した熱にスリット40内の空気層52を加熱して、スリット40内の空気に上昇気流が発生する。この上昇気流によって、スリット40内に空気が吸い込まれるため、このスリット40内の空気層52に常に新しい空気が流れて、熱がこもらない。そのため、スリット40からハンドル開口45側へ伝導する熱を低減することができる。
このように、上記ハンドル4の連結部43にスリット40と溝41を設けて、溝41の空気層51の断熱性能を向上させると共に、スリット40内を通る空気で冷却性能を向上させ、ハンドル4の把手部44を掴むときに、手や指が触れる可能性のある連結部43のハンドル開口45側の面が高温になることがなく、ユーザに不快感を与えることがない。
上記実施形態では、溝41とスリット40をそれぞれ1つ設けているが、これに限られず、1つの溝41のみ設けてもいいし、複数の溝41とスリット40を設けてもよく、少なくとも1つの溝41を設けていればよい。
なお、ハンドル4の溝41やスリット40の幅を過度に大きくしないようにして、溝41やスリット40に指を入れることがないようにする必要がある。
また、上記溝41とスリット40は、ハンドル4の前後方向に並んでいればよく、扉3の前面に平行でなくともよい。つまり、加熱室2の熱が、扉本体33からハンドル開口45側に伝導しないように断熱できる配置であればよい。
(第2実施形態)
図5は、この発明の第2実施形態の加熱調理器の左方向からみたハンドル部分の縦断面図である。この第2実施形態の加熱調理器は、基本的には、第1実施形態と同様の構成であり、ケーシング1と、このケーシング1内に設けている加熱室2と、上記ケーシング1の正面側に取り付けている扉3とを備えている。なお、上記第1実施形態と同一の構成部には同一番号を付しており、第1実施形態の説明を援用する。
図5に示すように、上記加熱調理器のハンドル70の連結部71は、扉本体33側から把手部75に向かって下るようにやや傾斜している斜面部74を有し、この斜面部74に連結部71を貫通するスリット72を設けている。そして、このスリット72の内部には、ガイド部73を設けている。
上記連結部71は、上下方向の高さが把手部75の上下方向の高さよりも低くなるように形成している。このように、連結部71の上下方向の高さを把手部75の上下方向の高さよりも低くすることで、扉3の正面から連結部71が見えにくくなり、加熱調理器の美観を向上させることができる。
上記スリット72は、上記第1実施形態のスリット40や溝41よりも幅を大きく形成している。そのため、扉本体33から連結部71の把手部75側に伝わる熱を十分に遮断することができる。また、図示していないが、上記スリット72には、長手方向に一定間隔のリブを設けて補強している。
上記ガイド部73は、上記スリット72の下側から上側に向かって上昇する傾斜面を有し、扉本体33側の上記斜面部74側の開口よりもやや下側に位置している。なお、上記加熱調理器では、ガイド部73は、連結部71と一体形成しているが、ガイド部73を別部材として形成して、スリット72内部に取り付けてもよい。
また、上記扉本体33の内部に空気層77を形成している。この空気層77は、上記扉本体33のガイド部73から上側部分である上側表面部81と、扉本体33の上端部82と、扉本体33の内部仕切り83とで形成している。この空気層77によって、加熱室2から伝わる熱が断熱されて、扉本体33の表面部81に伝わる熱を低減することができる。
上記構成の加熱調理器において、加熱室2内の高温の熱は、扉本体33を介して連結部71に伝わるだけではなく、耐熱ガラス5を透過し、気流となって扉本体33の表面に沿って上昇する。そして、この気流はハンドル70の下側に到達し、スリット72の内部に流入する。
上記スリット72内部に流入した気流はそのまま上昇し、ガイド部73の傾斜面により扉本体33から離れるように案内される。そして、斜面部74側から外部に放出されて、冷却される。そのため、耐熱ガラス5を透過した熱は、扉本体33の上側表面部81に殆んど伝わることがなく、扉本体33の上側表面部81に伝わる熱を低減することができる。
上記加熱調理器の扉3を開閉する場合、ユーザの手は、把手部75や連結部74のハンドル開口76側だけでなく、扉本体33の上側表面部81に接触することがある。特に、把手部75の高さが連結部74の高さよりも低いため、手の甲が扉本体33の上側表面部81に接触し易い。しかし、上記加熱調理器では、スリット72内部にガイド部73を設けているので、耐熱ガラス5を透過した熱が扉本体33の上側表面部81に殆んど伝わることがなく、また、扉本体33内部の空気層77によって、加熱室2から伝わる熱が断熱されるので、調理中や調理後にユーザの手が扉本体33の上側表面部81に接触しても熱くなく、ユーザに不快感を与えない。
上記加熱調理器では、扉本体33内部に空気層77を設けているが、これに限られず、空気層77を設けていなくてもよい。尤も、空気層77を設けることで扉本体33の上側表面部33に伝わる熱をより低減することができる。
また、上記加熱調理器では、スリット72のみを連結部71に設けているが、これに限られず、スリット72と共に、複数のスリット40および溝41を設けてもよい。
また、上記加熱調理器では、スリット72は、扉3の前面と略平行に設けているが、これに限られず、例えば、連結部71の下側から上側に向かって、扉本体33から離れるように傾斜させてもよい。
上記第1、第2実施形態の加熱調理器では、加熱装置として蒸気発生装置20と上ヒータ14,14と下ヒータ17を備えているが、これに限られず、例えば、マグネトロンまたはヒータのみであってもいいし、蒸気発生装置とマグネトロンとヒータとのうちの複数を備えていてもよい。
1…ケーシング
2…加熱室
3…扉
4,70…ハンドル
5…耐熱ガラス
6…操作パネル
7…液晶表示部
8…ダイヤル
9…ボタン
10…給水タンク
12…給水ポンプ
13…給水管
14…上ヒータ
15…上ヒータカバー
17…下ヒータ
19…加熱室側排気口
20…蒸気発生装置
30…排気ダクト
33…扉本体
40,72…スリット
41…溝
42,74…斜面部
43,71…連結部
44,75…把手部
45,76…ハンドル開口
46…リブ
50…露受容器
51…空気層
52…空気層
60…パッキン
47,73…ガイド部
77…空気層
81…上側表面部
82…上端部
83…内部仕切り

Claims (11)

  1. ケーシングと、
    上記ケーシング内に設けられた加熱室と、
    上記ケーシング内に設けられ、上記加熱室内に収容した食品を加熱する加熱装置と、
    上記加熱室を開閉する扉本体と、この扉本体に取り付けたハンドルとを有する扉と
    を備え、
    上記ハンドルは、上記扉本体の上部に連なる連結部と、この連結部に連なると共に、上記連結部との間に指挿入空間を形成する把手部とを有し、
    上記ハンドルの上記連結部は、この連結部に空気層を形成する空気層形成部を有し、
    上記空気層形成部は、上記扉の下方からの空気の流れを上記扉本体から離れるように案内するガイド部を有することを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記空気層形成部は、上記扉の前後方向に複数並べられていることを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    上記空気層形成部のうち少なくとも1つが溝であり、
    上記溝の底部が上記ガイド部であることを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項3に記載の加熱調理器において、
    上記空気層形成部のうち少なくとも1つが上記連結部を貫通するスリットであり、
    上記スリット内に上記ガイド部を有することを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項4に記載の加熱調理器において、
    上記溝の少なくとも1つは、上記スリットよりも上記扉本体側あることを特徴とする加熱調理器。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の加熱調理器において、
    上記空気形成部がスリットであり、
    上記ガイド部が、上記スリットの内部の扉本体側に位置することを特徴とする加熱調理器。
  7. 請求項6に記載の加熱調理器において、
    上記連結部の高さが、上記把手部の上下方向の高さよりも低くて、上記連結部の上端が上記把手部の上端よりも下に位置していることを特徴とする加熱調理器。
  8. ケーシングと、
    上記ケーシング内に設けられた加熱室と、
    上記ケーシング内に設けられ、上記加熱室内に収容した食品を加熱する加熱装置と、
    上記加熱室を開閉する扉本体と、この扉本体に取り付けたハンドルとを有する扉と
    を備え、
    上記ハンドルは、上記扉本体の上部に連なる連結部と、この連結部に連なると共に、上記連結部との間に指挿入空間を形成する把手部とを有し、
    上記ハンドルの上記連結部は、空気層を形成する少なくとも1つの溝を有することを特徴とする加熱調理器。
  9. 請求項8に記載の加熱調理器において、
    上記溝は、上記扉の前後方向に複数並べられていることを特徴とする加熱調理器。
  10. 請求項8または9に記載の加熱調理器において、
    さらに、上記連結部を貫通するスリットを備えることを特徴とする加熱調理器。
  11. 請求項10に記載の加熱調理器において、
    上記溝の少なくとも1つは、上記スリットよりも上記扉本体側にあることを特徴とする加熱調理器。
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