JP2015172320A - セグメントのリング間継手およびリング間連結方法 - Google Patents

セグメントのリング間継手およびリング間連結方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 シールド工法におけるセグメントをトンネル軸方向に連結している端面同士が離れる方向の力が加えられた場合も、セグメント間の連結を十分に維持することが可能なリング間継手およびリング間連結方法を提供する。
【解決手段】 セグメント10Aとセグメント10Bとをトンネル軸方向に連結するリング間継手30であって、セグメント10Aの雄ピン31と、セグメント10Bの雄ピン31に対応する位置に設けられている雌窯32と、楔33とを備えており、雄ピン31が割れ目34を有しており、雌窯32が雄ピン31の割れ目34に対応する位置に押し棒35を有しており、楔33が、押し棒35によって割れ目34に押し込まれることにより、雄ピン31の外径が雌窯内32において太くなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シールド工法に用いられるセグメントをトンネルの軸方向に一体連結するセグメントのリング間継手およびリング間連結方法に関する。
シールドマシンを使用して掘削するシールド工法は、都市トンネルや海底トンネルの構築に用いられている。シールド工法において用いられるセグメントは、一般に、ボルトナット等の締結部材(セグメント間継手)を用いてトンネル周方向にリング状に連結されるとともに、トンネル軸方向に連続的に連結されてトンネル本体を構成する。リング状に連結されたセグメントをトンネル軸方向に連結するための手段として、種々の連結構造(リング間継手)が採用されている(例えば、特許文献1、2)。
特許文献1には、対向するセグメントの各端面に、周方向に所定間隔を置き互いに合致する位置に設けた所定長のアンカー挿入孔と、セグメントの連結面と交差して双方のセグメントのアンカー挿入孔に配設したアンカー部材と、アンカー挿入孔とアンカー部材との間隙を充填してアンカー部材を定着するアンカー定着材とからなるセグメントの連結構造が記載されている。
特許文献2には、セグメントの連結端面の一方にアンカーピンを突設し、連結端面の他方にアンカーピンの挿入孔を設けた連結構造が記載されている。同文献に記載された連結構造では、楔体がアンカーピンの挿入孔の底に当接するまで挿入されて、アンカーピンが挿入孔内で開脚することにより抜け止めとなる。
特開平5−59892号公報 特開2009−46958号公報
リング間継手には、推進ジャッキの開放、シールド機械からの脱出時のテール落ち、カーブ施工時に内側に生じる力、地震などにより、種々の外力が加えられる。これら外力は、トンネルを長くする方向(トンネル軸方向)に働き、セグメントのリング間の目開きによる漏水の原因となる。このように、目開きの原因としては、種々の外力が考えられるが、以下では、推進ジャッキの開放を例として説明する。
シールド工法において用いられるシールドマシンは、その後部に配置されたジャッキの推進力により前進し、先端の切羽を地盤に押しつけて掘削しながら前進する。掘削が1リングのセグメント分ほど前進すると、シールドマシン内部で組み上げられたセグメントがトンネル軸方向に追加されて、トンネル断面の1周分(リングセグメント)が構築される。上記のようにしてリングセグメントを追加する際、シールドマシンの推進に用いられていたジャッキが開放される。このとき、ジャッキにより既に配置されたセグメントに対して加えられていた大きな力に緩みが生じる。この力の緩みにより、トンネル軸方向に連結された既設のリングセグメントが相互に離れる方向に移動することがある。これはジャッキによる大きな力に緩みが生じた際に、リングセグメントを接合する端面に設けられている止水用のシール材が、膨張または復元して配設用の溝の外に突出することによる。
すなわち、ジャッキの大きな力によって溝の中に納まっていた止水用のシール材は、ジャッキを開放すると、その弾性力および復元力により瞬時に復元膨張する。この復元膨張により、既に配置されたリングセグメントには、連結された隣接する端面が離れる方向へ力が加えられる。連結構造がシール材の復元膨張による力に対抗して連結を維持するために十分な接合力を備えていなければ、セグメントのリング間の連結が弱くなって、セグメント間にいわゆる目開きが生じるおそれがあるという問題があった。
本発明はかかる従来の問題に着目してなされたものであり、シールド工法におけるリング間の連結(接続)を十分に保持することができるセグメントのリング間継手およびリング間連結方法を提供することを目的としている。
本発明のセグメントのリング間継手は、セグメントをトンネル軸方向に連結するリング間継手であって、雄ピンと、前記雄ピンに対応する位置に設けられる雌窯と、楔とを備えており、前記雄ピンが、割れ目を有しており、前記雌窯が、前記雄ピンの前記割れ目に対応する位置に突起部を有しており、前記楔が、前記突起部によって前記割れ目に押し込まれることにより、前記雄ピンの外径が前記雌窯内において太くなるものである。
本発明のセグメントのリング間継手は、前記雄ピンの外周面に第1の凹凸が形成されており、前記雌窯の内周面に第2の凹凸が形成されている構成としてもよい。前記第1の凹凸および前記第2の凹凸は、例えば、溝により構成してもよい。この場合、前記楔が前記割れ目の所定位置に押し込まれるまで、前記雄ピンの外径が太くならず、前記楔が前記所定位置からさらに奥側に押し込まれると、前記雄ピンの外径が太くなって、前記第1の凹凸および前記第2の凹凸である前記溝同士がかみ合うものとすることが好ましい。
本発明のセグメントのリング間継手は、前記雄ピンの外周面または前記雌窯の内周面が、階段状に形成されている構成としてもよい。この場合、前記雄ピンの外周面が曲面状に形成されており、前記雌窯の内周面は、その幅が奥に行くほど広くなる階段状に形成されている構成としてもよい。
本発明のセグメントのリング間継手は、セグメントをトンネル軸方向に連結するリング間継手であって、その奥側に移動可能な状態で楔が挿入されている割れ目を有しており、前記楔が前記割れ目の奥側に移動することにより外径が太くなる雄ピンを備えている。
本発明のセグメントのリング間継手は、セグメントをトンネル軸方向に連結するセグメント間継手であって、端部に楔が設けられた突起部をその内部に有している雌窯を備えている。
本発明のセグメントのリング間継手は、前記セグメントが、トンネル軸方向の端面にシール材を備えた溝を有していてもよい。
本発明において、「楔」とは、突起部により押し込まれると割れ目の奥側に移動して、割れ目を押し広げて雄ピンの外径を太くする機能を備えたものをいう。楔は、突起部とは別体のものとして構成されていることから、一度、押し込まれた後は、突起部が割れ目の奥側とは反対側に移動したときに、突起部と共に割れ目の内部を移動することなく、押し込まれた位置にとどまって、割れ目を押し広げる機能を維持する。
本発明のセグメントのリング間連結方法は、セグメントをトンネル軸方向に連結する方法であって、第1のセグメントの端面に設けられている割れ目を有している雄ピンを、第2のセグメントの端面に設けられている、前記割れ目に対応する位置に突起部を有している雌窯に挿入することにより、前記突起部によって楔を前記割れ目に押しこんで、前記雄ピンを前記雌窯内で広げるステップを備えている。
本発明によれば、雄ピンを雌窯に挿入することにより、雌窯内の突起部で楔を雄ピンの割れ目内に押し込むことができる。これにより、雌窯内において雄ピンが押し広げられて抜け止めとなるから、セグメントを強固に連結することが可能となる。楔は、突起部により割れ目に押し込まれた後は、その後の突起部の移動に関わらず、押し込まれた位置にとどまる。このため、トンネル軸方向の力の緩みにより既設のリングセグメントが相互に離れる方向に移動したとしても、楔によって雄ピンが押し広げられた状態を維持することができる。
したがって、本発明のセグメントのリング間継手およびリング間連結方法によれば、雌窯内の突起部が雄ピンの割れ目から抜ける方向に移動したとしても、雄ピンによる抜け止め機能を維持することができる。これにより、シールド工法におけるトンネル軸方向のリング間の連結を強固に維持することが可能となる。
雄ピンの外周面に第1の凹凸が形成され、雌窯の内周面に第2の凹凸が形成された構成とすれば、楔が押し込まれて雄ピンの外径が太くなると、第1の凹凸と第2の凹凸とが接触して、トンネル軸方向のズレを抑制することができる。これにより、雌窯と雄ピンとの連結強度を向上させることが可能となる。
雄ピンの外周面または雌窯の内周面が階段状に形成された構成とすれば、階段状に形成された面に加えられた力は、当該面から突き出した角に集中する。したがって、雄ピンが雌窯から引き抜かれる方向に力が加えられた場合、接触している対向面に角が食い込んで雌窯と雄ピンとがずれることを防止し、連結強度を向上させることが可能となる。
シールド工法におけるセグメントの構造を示す模式図 雄ピンの割れ目に楔が収納されているセグメントのリング間継手における、セグメント連結前の状態を示す、図1のA−AおよびB−B矢視断面図を並べた断面図 セグメント連結後における、図2のリング間継手の状態を示す断面図 セグメント連結後にシール材が復元膨張した状態における、図2のリング間継手の状態を説明する要部拡大断面図 雌窯の押し棒の端部に楔が設けられているセグメントのリング間継手における、セグメント連結前の状態を示す断面図 セグメント連結後にシール材が復元膨張した状態における、従来のリング間継手の状態を説明する要部拡大断面図 雄ピンの割れ目に楔が収納されており、雄ピンは外側表面に第1の凹凸を有し、雌窯は内側表面に第2の凹凸を有しているセグメントのリング間継手における、セグメント連結前の状態を示す、図1のA−AおよびB−B矢視断面図を並べた断面図 円滑な挿入を可能とするための一例を示す雄ピンの割れ目と楔の構成を示す断面図であり、(a)楔が割れ目に押し込まれる前の状態、(b)楔が割れ目の所定位置まで押し込まれた状態、(c)楔が割れ目の所定位置よりも奥に押し込まれた状態 雄ピンの割れ目に楔が収納されており、雄ピンの外周面が平面状に形成されており、 前記雌窯の内周面がその幅が奥に行くほど広くなる階段状に形成されているセグメントのリング間継手における、セグメント連結前の状態を示す、図1のA−AおよびB−B矢視断面図を並べた断面図 (a)図9のリング間継手における、セグメント連結前の状態を示す、図1のA−AおよびB−B矢視断面図を並べた断面図、(b)図10(a)の雄ピンおよび雌窯を拡大して示した断面図 実施例の引張試験の結果を示すグラフ
(リング間継手)
本発明のリング間継手の実施形態について、図1〜図10に基づいて、以下に説明する。
(第1の実施形態)
図1はシールド工法におけるセグメントの構造を示す模式図である。本発明のリング間継手は、シールド工法によりトンネルを掘削する際に、セグメントをトンネル軸方向に連結するためのものである。なお、セグメントにより構成されるリングの円周方向に、セグメントを連結する継手(連結構造)をセグメント間継手50といい、トンネル軸方向に連結する継手をリング間継手30という。
セグメント間継手50としては、公知のものを用いることができる。例えば、中空部を持つスリット付き円錐形弾性中空コーンであるF金物と、中実コーンのM金物とで構成されたセグメント間継手50を用いることができる。このセグメント間継手50は、M金物をトンネル軸方向にスライドすることにより挿入嵌合される。また、シール材の封入は、上述した挿入嵌合の過程でおこなわれ、その押付け力は自動的に得ることができる。なお、リング間継手30の構造については、図2〜図5を参照して、後に説明する
セグメント10はシールドマシン20によりトンネルを掘削する際、その後部に配したジャッキの推進力でシールドマシン20を前進させ、先端部を地盤に押しつけながらカッターヘッド21を回転させて掘削し前進する。
セグメント10は、シールドマシン20が前進するに伴い、トンネル断面の1周分ずつ、すなわちセグメントリングずつ構築されてトンネル本体となる。この時、ジャッキを介してシールドマシンからトンネル軸方向に、既設のセグメント10に対して加えられていた力に緩みが生じる。この際、セグメント10の端面11に設けられている止水用のシール材13(図4および図6も参照)が復元膨張することにより、既に設置されたセグメント10の連結された端面11が離れる方向へ力が加えられる。これにより、セグメント10をトンネル軸方向に連結する結合部材に緩みが生じるおそれがあった。なお、上述したジャッキ解放時に生じる力は、トンネル軸方向に引張外力が生じる場合の一例であり、引張外力の原因としては、他の種々のものが考えられる。
図2は、雄ピンの割れ目に楔が収納されているリング間継手のセグメント連結前の状態を示す断面図である。同図に示すリング間継手30は、トンネル軸方向に連結される、一方のセグメント10Aの端面11Aに設けられている雄ピン31と、他方のセグメント10Bの端面11Bに設けられている雌窯32と、円錐台形状の楔33とから構成されている。
セグメント10Aおよび10Bの接合面である端面11Aおよび11Bには、それぞれ雄ピン31および雌窯32を挟むように、外側端近傍と内側端近傍のそれぞれに止水用のシール材13A・13Bを配置するための溝12A・12Bが設けられている。セグメント10Aと10Bとが連結された状態では、雄ピン31の内側と外側に位置するシール材13Aと、雌窯32の内側と外側に位置するシール材13Bとが密着することで、端面11Aと11Bとの目開きからセグメント10Aおよび10B内への浸水を防止する。シール材13A・13Bには、水膨張性シール材や弾性ゴムなどが用いられる。
水膨張性シール材は、水を含んで膨張するものである。このため、水膨張性シール材を用いた場合、水を含む前の段階では、シール材13A・13Bは、溝12A・12B内に収まっており、セグメント10A・10Bの端面11A・11Bから突出していないが、水を含むことにより膨張して、端面11A・11Bから突出する。なお、水膨張性シール材を用いたシール材13A・13Bの形状としては、例えば、パッキン状のものや、ギザギザ面を有したものが挙げられる。
弾性ゴムは、その弾性により形状が変化するものである。このため、弾性ゴムを用いた場合、ジャッキによるトンネル軸方向の力が加えられているときには、シール材13A・13Bは、圧縮されて溝12A・12B内に収まり、セグメント10A・10Bの端面11A・11Bから突出しないが、トンネル軸方向の力が緩むと、もとの形状に復元して、端面11A・11Bから突出する。なお、弾性ゴムを用いたシール材13A・13Bの形状としては、例えば、パッキン状のものが挙げられる。
雄ピン31には、その先端部から奥側に向かって漏斗状の割れ目34が形成されている。そして、その割れ目34の中に楔33を内蔵している。円錐台形状の楔33が割れ目34の奥に押し込まれると、雄ピン31の先端側が広がるように構成されている。
雌窯32の奥の中央には、雄ピン31の割れ目34に対応する位置に突起状の押し棒(突起部)35が形成されている。また、雌窯32の内周面は、図2に示すように、奥側から入口側に向かって幅が狭くなるように形成されている。これにより、雄ピン31の先端側が広がることによって、雄ピン31が雌窯32から抜けることを防ぐことができる。
また、雌窯32の内周面は、図2に示すように、入り口付近において、入り口に向かって幅が広くなるように形成されている。これにより、雄ピン31を容易に雌窯32に挿入することができる。
雄ピン31を雌窯32に挿入すると、雌窯32内の押し棒35により、割れ目34の奥側に楔33が押し込まれる。これにより、雌窯32内において、割れ目34が押し広げられて、雄ピン31の外径が、雄ピン31の先端側(雌窯32の奥側)に向かって徐々に太くなる。したがって、セグメント10Aとセグメント10Bとを強固に連結することが可能となる。
雄ピン31、雌窯32および楔33は、それぞれ、圧縮による変形が許容される程度の異なる素材を、目的に応じて使用することができる。このような素材としては、例えば、鋼鉄、軟鉄、コンクリート、硬い木材などが挙げられる。
雄ピン31および雌窯32をセグメント10A・10Bに装着する方法は、例えば、セグメント10A・10Bを構成するコンクリートに作製した凹部に、これらをねじ込んだり、叩き込んだりする方法が挙げられる。また、雄ピン31は、セグメント10A・10Bを構成するコンクリートにあらかじめ設けた突起に装着してもよい。
図3は、セグメント連結後における、図2のリング間継手の状態を示す断面図である。同図に示すように、割れ目34の奥側に押し込まれた楔33によって雄ピン31が押し広げられている。この状態において、雄ピン31の外周面36と雌窯32の内周面37とが、面同士で接触する面接触をしている。このため、リング間継手30は、連結を維持するために十分な接合力を有している。したがって、セグメント連結後にジャッキにより加えられた力が緩んだ場合でも、シール材13A・13Bの復元膨張による力に対抗してセグメント10A・10Bの連結を維持することができる。
図6は、セグメント連結後にシール材が復元膨張した状態における、従来のリング間継手の状態を説明する要部拡大断面図である。同図に示すように、従来のリング間継手100では、雌窯102の押し棒105が楔の役割をする。すなわち、押し棒105が雄ピン101の割れ目104を押し広げることにより、抜け止め作用をする。
押し棒105が楔の役割をする従来の構成では、シール材13A・13Bの復元膨張によって端面11Aと端面11Bが離れた場合(距離Xの目開きが生じた場合)、押し棒105が割れ目104から引き抜かれる方向に同じ距離Xだけ移動する。したがって、図5にYで示した雄ピン101の外径が小さくなり、雄ピン101の外周面106と雌窯102の内周面107との間に隙間108が生じる。このため、雄ピン101は、先端側が細くなって雌窯102との間の面接触を維持できなくなり、セグメント間の連結を維持することができなくなるおそれがある。リング間継手30によれば、この問題を解決することができる。
図4は、セグメント連結後にシール材が復元膨張した状態における、図2のリング間継手の状態を示す断面図である。図3を用いて説明したとおり、リング間継手30は十分な連結力を備えたものである。このため、仮にシール材13A・13Bの復元膨張によって、セグメント10Aの端面11Aとセグメント10Bの端面11Bとが離れて目開きが生じたとしても、連結力を維持することができる。
図4では、端面11Aと端面11Bとがトンネル軸方向に距離Xほど離れた場合を示している。リング間継手30の楔33は、雌窯32の押し棒35とは別体として構成されている。この構成により、端面11Aと端面11Bが離れた場合、押し棒35が割れ目34から引き抜かれる方向に離れた距離と同じだけ移動する。したがって、楔33と押し棒35との間には、距離Xの隙間38が生じるが、割れ目34内における楔33の位置は変化しない。
楔33の位置が変化しないため、図4にYで示した雄ピン31の外径も変化しない。したがって、雄ピン31は、割れ目34が押し広げられて先端側が広がった状態のまま、その外周面36と雌窯32の内周面37との間の面接触を維持して、十分な抜け止め作用を奏することができる。
以上のように、リング間継手30によれば、例えばシール材13A・13Bの復元膨張により生じる力などによって、セグメント10Aとセグメント10Bとが離れる方向に移動して目開きが生じたとしても、トンネル軸方向に連結されている一方のセグメント10Aの雄ピン31と他方のセグメント10Bの雌窯32との間の強固な接合状態を維持することができる。
図5は、雌窯の押出し棒の先端に楔が設けられているセグメントのリング間継手における、セグメント連結前の状態を示す断面図である。同図に示すリング間継手40は、楔43が雄ピン41の割れ目44内ではなく、雌窯42内部の押し棒45の端部49に設けられている構成において、図2に示したリング間継手30とは異なっているが、同じ名前を付した対応する各部材の機能は同じである。
押し棒45の先端に設けられている楔43は、雄ピン41を雌窯42に挿入すると、雌窯42内の押し棒45により、割れ目44の奥に押し込まれて、セグメント10Aとセグメント10Bとを強固に連結する。この点、割れ目34内に設けられている楔33と同様(図2参照)であり、セグメント連結後のリング間継手40の状態は、リング間継手30同様、図3に示した構造となっている。
また、楔43は、押し棒45が、割れ目44に挿入された後、引き抜かれる方向に移動したとき、押し棒45と共に移動するのではなく、押し棒45の先端から離れて割れ目44内に残るように構成されている。すなわち、例えばシールドマシン20後部のジャッキを外したときにシール材13A・13Bが復元膨張した場合のように(図1および図4参照)、押し棒45が割れ目44から引き抜かれる方向に大きな力が加えられると、押し棒45から楔43が外れる。このため、楔43は、楔33同様、押し棒45が割れ目44から引き抜かれる方向に移動したときに、割れ目44内における位置が変化しない。
したがって、楔43によって割れ目44が押し広げられた状態を維持して、雄ピン41が雌窯42内で広がり、雄ピン41の外周面46と雌窯42の内周面47との面接触(図4参照)による抜け止め機能を維持できる。これにより、セグメント10に対して加えられていた力に緩みが生じたとしても、トンネル軸方向に連結されている一方のセグメント10Aの雄ピン41と、他方のセグメント10Bの雌窯42との接合を維持することができる。
(第2の実施形態)
図7は、雄ピンの割れ目に楔が収納されているリング間継手のセグメント連結前の状態を示す断面図である。同図に示すリング間継手60は、雄ピン61の外周面66に第1の凹凸68を有しており、雌窯62の内周面67に第2の凹凸69を有している構成において、リング間継手30とは異なっている。ただし、この構成以外はリング間継手30と同様である。このため、リング間継手30について既に説明した部材と同じ機能の部材については、同じ番号を付して、以下では説明を省略する。
第1の凹凸68および第2の凹凸69は、例えば、外周面66および内周面67に沿って溝を刻むことにより形成できる。第1の凹凸68の溝と第2の凹凸69の溝とが相互にはまり合う形状とすれば、雌窯62内に挿入されて押し広げられた雄ピン61の外径が大きくなることによって、外周面66と内周面67とが接触して、第1の凹凸68と第2の凹凸69とのはまり合いによるトンネル軸方向のズレ防止効果が得られる。溝の形状としては、例えば、螺旋状や円形の溝が所定の間隔で形成されたものが挙げられる。
雄ピン61は、割れ目34の奥側に楔33が押し込まれることにより、押し広げられてその外径が太くなる(図3参照)。雄ピン61が押し広げられた状態では、雄ピン61と雌窯62とは、第1の凹凸68と第2の凹凸69の溝がはまり合った、ボルトとナットのようなねじ結合が形成される。このため、リング間継手60の雄ピン61と雌窯62との接合は、図2および図3に示したリング間継手30よりも強固なものとなる。したがって、リング間継手60によれば、セグメント10Aとセグメント10B(図1参照)をより強固に連結することが可能となる。
第1の凹凸68および第2の凹凸69の形状は、外周面66および内周面67とのずれを抑制することができるものであればよい。上述したように、溝形状とすれば、ねじ結合により強い結合を形成することができる。なお、溝の深さは、例えば、1mm〜2mm程度とすればよい。
第1の凹凸68および第2の凹凸69は、必ずしも、外周面66および内周面67の全面に設けられる必要はない。しかし、結合力を向上させるためには、広い領域に形成されることが好ましい。
第1の凹凸および第2の凹凸を溝とする場合、割れ目の所定の位置に楔が押し込まれるまで、雄ピンの外径が太くならず、所定の位置よりも奥側に楔がさらに押し込まれることにより、雄ピンの外径が太くなる構成とすることが好ましい。この構成によれば、雄ピンが雌窯内の所定位置に挿入されるまで、雄ピンの外周面と雌窯の内周面との接触によって抵抗が大きくなることを防止して、円滑に挿入することができる。そして、所定位置にまで雄ピンが挿入された後、雌窯中の雄ピンを押し広げることにより溝同士を相互にかみ合わせて、ねじ結合を形成することができる。
図8は上述した円滑な挿入を可能とするための、雄ピンの割れ目と楔の構成の一例を示す断面図である。同図に示すように、楔63には段差63Aが形成されている。楔63の段差63Aよりも奥側は、その反対側よりも細くかつ同じ太さとなっている。また、雄ピン61の内側空洞である割れ目64にも段差64Aが形成されている。そして、割れ目64は、楔63の外形に対応した同じ形となっている。この構成により、楔63が所定位置P、すなわち段差63Aが段差64Aと接する位置に押し込まれるまでの間、楔63によって雄ピン61が押し広げられることはない。この間は、雄ピン61の外径はY1のまま太くならないから(図8(a)(b))、雄ピン61を雌窯62に円滑に挿入することができる。
楔63が所定位置Pに達すると、割れ目64に楔63がぴったりとはまり合う。楔63が所定位置Pからさらに割れ目64の奥側に押し込まれると、楔63の段差63Aよりも太い部分によって割れ目64が押し広げられる。この結果、図9(c)に示すように雄ピン61の外径が太くなってY2となり(Y1<Y2)、第1の凹凸68と第2の凹凸69とのはまり合いによるねじ結合が形成される(図3および図7参照)。
(第3の実施形態)
図9は、雄ピンの割れ目に楔が収納されているリング間継手のセグメント連結前の状態を示す断面図である。図10(a)は、図9のリング間継手における、セグメント連結後の状態を示す、図1のA−AおよびB−B矢視断面図を並べた断面図であり、図10(b)は、図10(a)の雄ピンおよび雌窯を拡大して示した断面図である。
図9および図10(a)(b)に示すリング間継手70を構成する雄ピン71の外形は円柱状であり、その外周面76が滑らかな曲面状に形成されている。雌窯72内は、雄ピン71が挿入可能な形状となっており、その内周面77がその幅が奥に行くほど広くなる階段状に形成されている。リング間継手70は、上記の構成において、リング間継手30とは異なっている。ただし、この構成以外はリング間継手30と同様であり、リング間継手30について既に説明した部材と同じ機能の部材については、同じ番号を付して、以下では説明を省略する。
図10(b)に示すように、雄ピン71の外周面76は滑らかな曲面状に形成されており、雌窯72の内周面77は、その幅Zが奥側に行くほど広くなる階段状に形成されている(Z1<Z2<Z3)。したがって、割れ目34に楔33が押し込まれて雄ピン71の外径が太くなると、雄ピン71の外周面76の突出する角78が雌窯72の内周面77と接触する。内周面77の角78は環状に形成されているから、外周面76と内周面77とは、角78において線状に接触する。雄ピン71を雌窯72から引き抜く方向に力が加えられると、加えられた力が内周面77の角78に集中し、角78が外周面76に食い込むから雄ピン71と雌窯72とを強固に連結することができる。
本実施形態では、内周面77に角78が2つ形成された階段状の形状の例を示した。しかし、角78の数は2つに限られず、1つまたは3つ以上としても良い。複数の角78を備えた階段状の形状とする場合、雄ピン71が雌窯72に挿入されて外径が太くなった状態において、複数の角78のすべてが外周面76に接触するように構成することが好ましい。
本実施形態では、雄ピンの外周面が滑らかな曲面状に形成され、雌窯の内周面がその幅が奥に行くほど広くなる階段状に形成された例を示した。しかし、これとは逆に、雄ピンの外周面が階段状に形成され、雌窯の内周面が滑らかな曲面状に形成された構成としてもよい。この構成でも、外周面と内周面とが点または線状に接触する部分に力が集中するから、上述した効果を奏することができる。
(第4の実施形態)
(セグメントのリング間連結方法)
図2〜図5、図7、図8〜図10に示した上記リング間継手30・40・60・70を用いれば、セグメント(第1のセグメント)10Aの端面11Aに設けられている割れ目34・44・64を有している雄ピン31・41・61・71を、セグメント(第2のセグメント)10Bの端面11Bに設けられている、割れ目34・44・64に対応する位置に押し棒35・45を有している雌窯32・42・62・72に挿入することにより、押し棒35・45によって楔33・43・63を割れ目34・44・64に押しこんで、雄ピン31・41・61・71を雌窯32・42・62・72内で広げるステップによって、セグメント10Aとセグメント10Bとをトンネル軸方向に連結することができる。
上記ステップは、例えば、押し棒35・45をスライド式にし、セグメント10Bのコンクリート内の管内に移動可能に配置して、管内から押し棒35・45を押し出すことにより行うことができる。押し棒35・45を押し出す駆動力としては、例えば、高圧水や油圧が挙げられる。
図1を参照して、セグメントのリング間連結方法について説明する。
同図に示すように、シールドマシン20のカッターヘッド21とは反対側の坑口方向には、既設のセグメント10Bのリングが存在する。セグメント10Bの端面11Bにおける所定の位置には雌窯32が開口している。
シールドマシン20のカッターヘッド21側の切り羽方向から、所定の位置に雄ピン31が設けられているセグメント10Aの1個のリングを、シールドマシン20に装備されたエレクター(図示せず)で保持して位置決めした後、シールド推進用のジャッキで、雄ピン31をセグメント10Bの雌窯32に押し込む。
1個のリングは複数個のセグメント10Bからなっているので、セグメント10Bの全ピースを押し込むことにより、トンネル方向における1リング分の組み立て作業は完了する。
すなわち、組み立て機械であるエレクターは、セグメントを把持して、持ち上げて、回転して、位置合わせをした後に、リング間継手30を構成する雄ピン31を雌窯32に対して相対的にスライドさせて挿入することにより、セグメント10Aとセグメント10Bとを接合する。
このようにして接合した後、シールドマシン20の推進に用いられるジャッキを作動させるとき、セグメント10のリングが反力体になって、雄ピン31は雌窯32に強固に押し込まれる。楔33(図2および図3参照)は、拡大力(楔33を押し込む力の楔33の外周面に垂直な方向の垂直分力)により、割れ目34を広げて雄ピン31の外周面36が拡大する(太くなる)。したがって、雄ピン31の外周面36と雌窯32の内周面37とが密接した面接触となる。また、楔33は、雄ピン31の外径を拡大させる作用を奏した後も、割れ目34内の所定位置に留まる。このため、雄ピン31の外周面36と雌窯32の内周面37とが密接した状態を維持して、セグメント10Aとセグメント10Bとの強固な連結状態を維持することができる。
雄ピン31をセグメント10Bの雌窯32に押し込む際、両者の位置がずれると、嵌合がうまくいかないことがある。そこで、雌窯32のサイズに余裕を持たせて、雄ピン31のサイズに対応したサイズの定着部(テーパーリング、図示せず)を、雌窯32の中に浮かせて遊動可能な状態で収納した構成としても良い。この構成によれば、雄ピン31が雌窯32の中心からずれて(偏心して)挿入されたときには、テーパーリングが移動して雄ピン31を受け止めることができる。
セグメントの連結を容易に行うためには、組み立てにおいて余裕を持たせること(組み立てにおけるガタツキ(遊び)をある程度許容すること)が有効である。例えば、雄ピン31が雌窯32において広がる程度を大きくする構成(コーンの角度を大きくすること)が挙げられる。この場合、雄ピン31と雌窯32とが点接触または線接触となって、接合力が弱くなるおそれがある。また、割れ目34を大きくして、雄ピン31を肉薄に構成することも挙げられる。この場合、リング間継手30の引張強度が小さくなるおそれがある。また、雄ピン31と雌窯32とのクリアランスを設ける(例えば、2mm〜5mm程度)ことも挙げられる。この場合、セグメント10を連結する数が増えると、セグメント10により形成されたリングが変形するおそれがある。そこで、セグメントの連結をする際の組み立て作業(施工)の容易化につながる遊び(余裕)は、トンネルに要求される精度との関係において、適切なものとなるように調整することが好ましい。
リング間継手30と同様にして、リング間継手60(図7参照)を用いてセグメントの連結方法を実施することができる。リング間継手60によれば、雄ピン61と雌窯62によりボルトとナットのようなねじ結合が形成されるから、セグメント10Aとセグメント10Bとを強固に連結することができる。
リング間継手30と同様にして、リング間継手70(図9、図10参照)を用いてセグメントの連結方法を実施することができる。リング間継手70によれば、雌窯72の内周面77の角78が雄ピン71の外周面76に食い込むことにより、セグメント10Aとセグメント10Bとを強固に連結することができる。
図11は、下記の実施例1〜実施例3について、同じ条件の下で行った引張試験の結果を示すグラフである。引張強度の試験は、茨城県工業試験場において、インストロン 60トン 万能試験機を用いて行った。
セグメント間継手は下記の形状のものを用いた。
雄ピン:円柱形、長手方向の長さ129mm、外径36mm
割れ目:円錐台の上面に円柱が繋がった形状、長手方向の長さ60mm、円錐台の下面(先端側)の内径27mm、円柱部分(奥側)の内径21mm、
楔:円錐台形、長手方向の長さ30mm、下面(割れ目の先端側)の外径27mm、上面(割れ目の奥側)の外径21mm
雌窯:内部空間が円柱状、長手方向の長さ100mm、入り口側の内径37mm、奥側の内径40mm
押し棒:円柱形、長手方向の長さ30mm、外径21mm、
上記形状のセグメント間継手について、雄ピンの外周面と雌窯の内周面の形状のみを変更したものを作製し、引張強度の試験を行った。
(実施例1、面接触方式)
雄ピンの外周面と雌窯の内周面の形状をいずれも滑らかな曲面状としたセグメント間継手(図2、図3参照)。
(実施例2、溝引掛け方式)
雄ピンの外周面と雌窯の内周面の形状をいずれも凹凸状としたセグメント間継手(図7参照)。
(実施例3、点(線)接触方式)
雄ピンの外周面の形状を滑らかな曲面状とし、雌窯の内周面の形状を階段状としたセグメント間継手(図9、図10参照)。
図11のグラフは、横軸が雌窯から雄ピンを引き抜く方向の変位量(mm)を示し、縦軸が、その際、同方向に加わる荷重(kN)を示している。
実施例1(面接触形式)のセグメント間継手の引抜強度は、約12トン程度であった。
実施例2(溝引掛け方式)のセグメント間継手の引抜強度は、約10トン程度であった。実施例2の引抜強度が、実施例1と同程度であったことは、差し込み時または変位量5mmの時点で、実施例2のセグメント間継手の溝が潰れたことによるものと推測する。
実施例3(点(線)方式)のセグメント間継手は、雄ピンの破断により測定が終了し、雌窯から雄ピンが引き抜かれることはなかった。これは、雄ピンの外周面と線状に接触している雌窯の内周面の角に力が集中して、角が外周面に食い込んで強固な接合となったことによるものと考えられる。
本発明は、シールド工法において、トンネル軸方向にセグメントを連結するために用いられるセグメントのリング間継手として利用することができる。
10、10A、10B:セグメント
11、11A、11B:端面
12、12A、12B:溝
13、13A、13B:シール材
30、40、60、70:リング間継手
50:セグメント間継手
31、41、61、71:雄ピン
32、42、62、72:雌窯
33、43、63:楔
34、44、64:割れ目
35、45:押し棒(突起部)
49:端部
36、46、66、76:外周面
37、47、67、77:内周面
68:第1の凹凸
69:第2の凹凸
78:角
P:所定位置

Claims (10)

  1. セグメントをトンネル軸方向に連結するリング間継手であって、
    雄ピンと、前記雄ピンに対応する位置に設けられる雌窯と、楔とを備えており、
    前記雄ピンが、割れ目を有しており、
    前記雌窯が、前記雄ピンの前記割れ目に対応する位置に突起部を有しており、
    前記楔が、前記突起部によって前記割れ目の奥側に押し込まれることにより、前記雄ピンの外径が前記雌窯内において太くなるものであるリング間継手。
  2. 前記雄ピンの外周面に第1の凹凸が形成されており、
    前記雌窯の内周面に第2の凹凸が形成されている請求項1に記載のリング間継手。
  3. 前記第1の凹凸および前記第2の凹凸が溝である請求項2に記載のリング間継手。
  4. 前記楔が前記割れ目の所定位置に押し込まれるまで、前記雄ピンの外径が太くならず、
    前記楔が前記所定位置からさらに奥側に押し込まれると、前記雄ピンの外径が太くなって、前記第1の凹凸および前記第2の凹凸である前記溝同士がかみ合う請求項3に記載のリング間継手。
  5. 前記雄ピンの外周面または前記雌窯の内周面が、階段状に形成されている請求項1に記載のリング間継手。
  6. 前記雄ピンの外周面は曲面状に形成されており、
    前記雌窯の内周面は、その幅が奥に行くほど広くなる階段状に形成されている請求項5に記載のリング間継手。
  7. セグメントをトンネル軸方向に連結するリング間継手であって、
    その奥側に移動可能な状態で楔が挿入されている割れ目を有しており、前記楔が前記割れ目の奥側に移動することにより外径が太くなる雄ピンを備えているリング間継手。
  8. セグメントをトンネル軸方向に連結するリング間継手であって、
    端部に楔が設けられた突起部をその内部に有している雌窯を備えているリング間継手。
  9. 前記セグメントが、トンネル軸方向の端面にシール材を備えた溝を有する請求項1〜8のいずれか1項に記載のリング間継手。
  10. セグメントをトンネル軸方向に連結する方法であって、
    第1のセグメントの端面に設けられている割れ目を有している雄ピンを、第2のセグメントの端面に設けられている、前記割れ目に対応する位置に突起部を有している雌窯に挿入することにより、前記突起部によって楔を前記割れ目に押しこんで、前記雄ピンを前記雌窯内で広げるステップを備えているリング間連結方法。
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