JP2015171134A - 情報表示システム及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置等の電子機器において実行されるジョブの終了予測時刻を携帯端末装置に報知させることが可能な情報表示システム及び電子機器を提供する。【解決手段】情報表示システムは、電子機器100と携帯端末とを含み、電子機器100は、ジョブの実行の指示及び実行条件の入力を受付ける入力部142と、ジョブの実行状況に関する状態情報を記憶する記憶部120と、ジョブの終了予測時刻を計算するジョブ終了予測時刻計算部116と、携帯端末を検出する端末検出部112と、終了予測時刻を携帯端末に送信する無線I/F部150とを含み、携帯端末は、電子機器100から受信した終了予測時刻が経過すれば、アラームを報知する。これにより、電子機器から離れた場所にいるユーザに対して、ユーザの携帯端末により、ジョブの終了予測時刻が経過したことを報知することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置等の電子機器において実行されるジョブの終了予測時刻を携帯端末装置に報知させることが可能な情報表示システム及び電子機器に関する。
近年、電子機器である画像処理装置の1種として、多くの事業所(会社、事務所等)に、記録用紙に画像を形成する画像形成装置(代表的にはコピー機)が導入されている。このような画像形成装置の1種である複合機(MFP:Multifunction Peripheral)は、コピーモード、ファクシミリモード、通信ネットワーク(以下、単にネットワークともいう)対応のプリンタモード、及びスキャナモードのように、複数の機能を備える。画像形成装置は、ネットワークに接続され、又は、ネットワークに接続されずにスタンドアローンの状態で、複数のユーザにより共用されるケースが多い。
液晶ディスプレイ等の表示パネルを備えた画像形成装置では、ユーザは、操作部を操作して、実行させたい機能の実行条件を設定した後、ジョブの実行の指示を行なう。ジョブによっては、例えば、大量のコピージョブ、大量のプリントジョブ、大量の原稿のスキャンジョブ等、ジョブの終了までに長時間を要するものがある。そのような場合、ユーザは、ジョブが終了するまで画像形成装置の近くで待機しなければならない。また、複数のジョブを受付けることが可能な画像形成装置においては、通常は実行が指示された順にジョブが実行されるので、ユーザが短時間で終了するジョブを指示したとしても、そのジョブが直ちに実行されない場合がある。そのような場合にもユーザは、自分が指示したジョブが終了するまで待機することが必要になる。
これを改善するために、近年の画像処理装置には、実行が指示されたジョブの終了予測時刻を予め通知する機能を有するものがある。これにより、ユーザは、画像形成装置の近くで待機する必要がなく、終了予測時刻までは、画像形成装置から離れた場所で作業を行なうことができる。ユーザは、終了予測時刻の頃に画像形成装置の所に行き、ジョブの結果物を取得することができる。
例えば、下記特許文献1には、印刷ジョブの処理時間を予測することが開示されている。また、特許文献1には、ジョブは実際には種々の原因により、通知された終了予測通りには終了しないことに対する対策として、割込みジョブ又は紙詰まり等の発生状況に応じて終了時刻を変更することが開示されている。
携帯電話又はスマートフォン等の携帯端末装置が普及しており、携帯端末装置と画像形成装置との連携が提案されている。例えば、下記特許文献2には、画像形成装置に発生した不具合の対処方法を示す操作情報を、画像形成装置に装備された表示部に表示する場合において、表示された画面を参照しながらでは実行が困難な操作情報が含まれていれば、操作情報を表示するための画像データを、画像形成装置の近くに存在する携帯端末装置に送信して表示する技術が開示されている。
特開2008−146561号公報 特開2010−288068号公報
特許文献1に開示された技術では、ジョブの終了予測時刻は、画像形成装置の表示パネル、又は、画像形成装置と通信可能なコンピュータの画面で確認することしかできなかった。したがって、ジョブの結果物を速やかに得るためには、ユーザは、画像形成装置又はコンピュータの近くで作業することが必要であった。ユーザは、ジョブの終了予測時刻が提示されると、その時刻を記憶又は記録し、画像形成装置又はコンピュータから離れた場所で作業することも可能ではあるが、ジョブの終了予測時刻を常に意識し、適宜時計等を参照する、又は、自分でタイマを設定すること等が必要であり、煩雑であった。
また、ジョブの終了がコンピュータの画面に表示されるだけでは、画面を見なければジョブが終了したことが分からない問題もある。
これらの問題は、画像形成装置に限らず、一般的な電子機器において生じ得る問題であるが、特許文献1及び2によっても解決することはできない。
したがって、本発明は、画像形成装置等の電子機器において実行されるジョブの終了予測時刻を携帯端末装置に報知させることが可能な情報表示システム及び電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係る情報表示システムは、電子機器と、当該電子機器と通信可能な携帯端末装置とを含む情報表示システムである。電子機器は、ジョブの実行の指示及び実行条件の入力を受付ける入力部と、ジョブの実行状況に関する状態情報を記憶する記憶部と、ジョブの実行条件及び状態情報を用いてジョブの終了予測時刻を算出する算出部と、携帯端末装置を検出する検出部と、算出された終了予測時刻を、検出部により検出された携帯端末装置に送信する送信部とを含む。携帯端末装置は、電子機器から送信された終了予測時刻を受信する受信部と、受信部により受信された終了予測時刻が経過したか否かを判定する計時部と、計時部によりジョブの終了予測時刻が経過したと判定されたことを受けて、報知処理を実行する報知部とを含む。
これにより、ユーザが画像形成装置等の電子機器に実行を指示したジョブの終了予測時刻が経過したことを、携帯端末装置の鳴動等により、ユーザに報知することができる。したがって、ユーザはジョブの終了予測時刻も、作業場所の制限も意識することなく、作業を行なうことができる。
好ましくは、入力部により複数のジョブの実行が指示されたことを受けて、算出部は、複数のジョブの各々に関して終了予測時刻を算出し、且つ、送信部は、算出された複数の終了予測時刻を携帯端末装置に送信する、又は、算出部は、複数のジョブのうち最後に実行されるジョブの終了予測時刻を算出し、且つ、送信部は、算出された最後に実行されるジョブの終了予測時刻を携帯端末装置に送信する。
これによって、各ジョブに関して、又は複数のジョブ全体に関して、終了予測時刻が経過したことを、携帯端末装置の鳴動等により、ユーザに報知することができる。
より好ましくは、電子機器は、ユーザ毎に電子機器の使用を許可するか否かを判定する認証部をさらに含み、算出部は、認証部により電子機器の使用が許可されたユーザが実行を指示したジョブに関して終了予測時刻を算出する。
さらに好ましくは、報知部は、音、振動、及び発光の少なくとも1つにより報知処理を実行する。
これにより、ジョブの終了予測時刻が経過したことを、ユーザに明確に報知することができる。
好ましくは、送信部は、携帯端末装置に、所定のコンピュータプログラムを有しているか否かを問合せるコマンドを送信し、携帯端末装置は、コマンドを受信したことを受けて、所定のコンピュータプログラムを有するか否かを表す回答情報を、電子機器に送信し、電子機器は、回答情報が、携帯端末装置が所定のコンピュータプログラムを有していないことを表す情報であれば、送信部により、所定のコンピュータプログラムを、携帯端末装置に送信させる。
これにより、ジョブの終了予測時刻の経過を報知するコンピュータプログラムがインストールされていない携帯端末装置においても、ジョブの終了予測時刻が経過したことを報知することが可能となる。
より好ましくは、算出部は、ジョブの実行状況に応じて終了予測時刻を繰返し算出し、送信部は、繰返し算出された終了予測時刻を、検出部により検出された携帯端末装置に送信する。
これにより、ジョブの実行状況等に応じて、ジョブの終了予測時刻が変更されても、ジョブの終了予測時刻を精度よく報知することができる。
本発明に係る電子機器は、携帯端末装置と通信可能な電子機器である。この電子機器は、ジョブの実行の指示及び実行条件の入力を受付ける入力部と、ジョブの実行状況に関する状態情報を記憶する記憶部と、ジョブの実行条件及び状態情報を用いてジョブの終了予測時刻を算出する算出部と、携帯端末装置を検出する検出部と、算出された終了予測時刻を、検出部により検出された携帯端末装置に送信する送信部とを含み、携帯端末装置に送信された終了予測時刻は、携帯端末装置により、報知処理を実行するタイミングの決定に利用される。
これにより、ユーザが画像形成装置等の電子機器に実行を指示したジョブの終了予測時刻が経過したことを、携帯端末装置の鳴動等により、ユーザに報知することができる。したがって、ユーザはジョブの終了予測時刻も、作業場所の制限も意識することなく、作業を行なうことができる。
本発明によれば、ユーザが画像形成装置等の電子機器に実行を指示したジョブの終了予測時刻が経過したことを、携帯端末装置の鳴動等により、ユーザに明確に報知することができる。したがって、ユーザはジョブの終了予測時刻も、作業場所の制限も意識することなく、作業を行なうことができる。
特に、電子機器及び携帯端末装置の通信方式に近距離無線通信を採用すれば、ユーザは、携帯端末装置を画像形成装置等の電子機器に近づけるだけでよいので、自分でタイマを設定する等、煩雑な操作を行なう必要がない。
本発明の第1の実施の形態に係る情報表示システムを構成する画像形成装置を示す正面図である。 図1の画像形成装置の操作部を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る情報表示システムを構成する携帯端末装置を示す正面図である。 図1の画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 図3の携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の画像形成装置により実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図2の携帯端末装置により実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図7のプログラムにより起動されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 ジョブの終了予測時刻になったときに携帯端末装置に表示される画面例を示す図である。 ジョブの終了予測時刻になったときに携帯端末装置に表示される、図9とは異なる画面例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る情報表示システムを構成する画像形成装置により実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る情報表示システムを構成する携帯端末装置により実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 画像形成装置に携帯端末装置を近づけたときに携帯端末装置に表示される認証画面を示す図である。 図12のプログラムにより起動されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る情報表示システムを構成する画像形成装置により実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る情報表示システムを構成する携帯端末装置により実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図16のプログラムにより起動されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態に係る情報表示システムは、画像形成装置と、携帯電話又はスマートフォン等の携帯端末装置(以下、携帯端末ともいう)とを含む。画像形成装置と携帯端末装置とは、公知の近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)により互いにデータの送受信を行なうことが可能である。
図1を参照して、本実施の形態に係る情報表示システムを構成する画像形成装置100は、例えばコピー機能及びプリンタ機能等を備えるデジタル複合機(MFP)である。
画像形成装置100は、図2に示す操作部を備えており、ユーザは、画像形成装置100の機能を利用するために、操作部を操作して画像形成装置100に対する指示を入力する。操作部は、タッチパネルディスプレイ140、スタートボタン146、及び無線通信I/F部150を含む。ユーザは、タッチパネルディスプレイ140に表示される操作画面中のソフトウェアキーをタッチ操作して、画像形成装置100に実行させるコピー等のジョブの条件を設定した後、ハードウェアのスタートボタン146を押してジョブの実行を指示する。無線通信I/F部150は、操作部内に配置され、外部機器とNFCによる無線通信を行なう。無線通信I/F部150付近の操作部表面には、外部機器を近づける目標を示すために所定のマーク152が配置されている。
図3を参照して、携帯端末装置200は、タッチパネルディスプレイ210及びスピーカ232を備えている。スピーカ232からの音は、開口部234から放出される。ユーザは、携帯端末装置200のタッチパネルディスプレイ210に表示された画面を操作して、所望の機能を携帯端末装置200に実行させる。スピーカ232は、後述する所定の音を出力する。
携帯端末装置200は、画像形成装置100と近距離無線通信を行なうためのNFCモジュール(図示せず)を備えている。NFCは、数十cm程度以下の至近距離でデータ通信を行なう公知の近距離無線通信技術であり、携帯端末装置200を、画像形成装置100の無線通信I/F部150にかざすように近づけると、携帯端末装置200と画像形成装置100との間で双方向通信を行なうことが可能となる。
図4を参照して、画像形成装置100の構成を具体的に説明する。画像形成装置100は、制御部110、記憶部120、タッチパネルディスプレイ140、無線通信I/F部150及びバス160を含む。各部間のデータ交換(制御情報を含む)は、バス160を介して行なわれる。
制御部110は、実質的にはコンピュータであって、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)(何れも図示せず)を含む。CPUは、タッチパネルディスプレイ140及び携帯端末装置200等からの指示に応じて、各種コンピュータプログラム(以下、単にプログラムともいう)を実行する。これによって、画像形成装置100は、各部の動作、及び携帯端末装置200等の外部機器との通信等の処理を実行する。上記の各種プログラムは、予めROM又は記憶部120に記憶されており、処理の実行時に、ROM又は記憶部120から読出されてRAMに記憶される。CPUは、CPU内のプログラムカウンタと呼ばれるレジスタ(図示せず)に格納された値によって指定される、RAM内のアドレスからプログラムの命令を読出し、解釈する。CPUは、例えば、読出された命令によって指定されるアドレスから演算に必要なデータを読出し、そのデータに対して命令に対応する演算を実行する。実行結果は、命令によって指定されるアドレス(RAM、記憶部120、又はCPU内のレジスタ等)に格納される。
図4においては、制御部110の機能を、端末検出部112、端末制御部114及びジョブ終了予測時刻計算部116として示している。これらの機能は、主としてプログラムにより実現されるが、専用IC(ASIC又はFPGA等)によって実現されてもよい。
端末検出部112は、無線通信I/F部150を制御して、携帯端末装置200からの電波を検出し、携帯端末装置200との無線通信を確立する処理を実行する。端末制御部114は、携帯端末装置200との通信が確立された後、携帯端末装置200との通信処理を実行する。
ジョブ終了予測時刻計算部116は、画像形成装置100に対して実行が指示された場合に、そのジョブの終了予測時刻を計算する。ジョブ終了予測時刻計算部116は、ジョブの実行条件(解像度及び用紙サイズ等)及び画像形成装置100の性能(コピー速度及びスキャン速度等)等を参照して、指示されたジョブの実行に要する時間を計算し、計算結果及び現在時刻から、ジョブ終了予測時刻を決定する。決定されたジョブ終了予測時刻は、RAMに一時記憶され、後述する記憶部120の装置状態格納部124にも記憶される。
記憶部120は、書換可能な不揮発性の記憶装置であり、例えば、ハードディスクドライブである。記憶部120は、制御プログラム格納部122、及び装置状態格納部124を含む。これらの格納部は、それぞれ異なるハードウェアで構成されていても、1つのハードウェアの記憶領域が複数の格納領域に区分されたものであってもよい。
制御プログラム格納部122は、制御部110内のRAMに読出され、CPUによって実行されるプログラム及びデータを記憶する。即ち、制御プログラム格納部122は、画像形成装置100の一般的な動作を実現するための基本プログラム(OSを含む)、並びに、ジョブの実行が指示された場合に、そのジョブの終了予測時刻を携帯端末装置に送信する処理を実行するためのプログラム及びそれに関連する各種データを記憶する。
装置状態格納部124は、画像形成装置100の状態に関する情報(以下、状態情報ともいう)を記憶する。例えば、ユーザにより所定の機能(コピー又はスキャン等)に関する条件が設定され、スタートボタン146が押下されると、実行中のジョブに関する情報が状態情報として記憶される。実行中のジョブに関する情報は、ジョブの進行状況に応じて更新される。例えば、複数枚のコピーを実行中、設定されたコピー枚数から排出された記録紙の枚数を減算して、コピー枚数(未処理のコピー枚数)を更新する。
操作部のタッチパネルディスプレイ140は、入力部142及び表示部144を含む。表示部144は、画像を表示することができる装置であり、例えば液晶ディスプレイである。入力部142は、表示部144の表示面上に搭載され、ユーザのタッチ操作を検出するタッチパネルである。
表示部144は、液晶パネル等の表示パネルを駆動するための駆動部(図示せず)を含む。駆動部は、制御部110内のRAMに記憶された画像データを所定のタイミングで読出し、表示部144に画像として表示するための信号を生成して表示部144に出力する。表示される画像データは、制御部110が記憶部120から読出して、制御部110内のRAMに伝送する。
タッチパネルディスプレイ140は、画像形成装置100の状態及び各種処理の状態に関する情報等の各種情報をユーザに提供する。タッチパネルディスプレイ140は、ユーザに対して対話的な操作インターフェイスを提供する。タッチパネルディスプレイ140の表示部144には操作画面が表示され、操作画面がユーザによって操作されると、画像形成装置100は操作に応じた指示を受付ける。表示部144に表示される操作画面は、ユーザの操作に応じて遷移する。
無線通信I/F部150は、携帯端末装置200と無線通信を行なうための近距離無線通信を実現する。画像形成装置100は、端末検出部112及び端末制御部114により無線通信I/F部150を介して、NFCモジュールを搭載した携帯端末装置200とNFC規格に準拠した通信プロトコルにしたがったデータ通信を行なう。
画像形成装置100はさらに、公知の画像読取部(スキャナ部)、画像処理部及び画像形成部等の記録紙への画像形成等を行なうための機能部をさらに含む。
画像形成装置100は、ネットワークとのインターフェイスとしてNIC(Network Interface Card)を含んでいてもよい。
図5を参照して、携帯端末装置200の構成に関して説明する。携帯端末装置200は、CPU202、メモリ204、RAM206、タイマ208、タッチパネルディスプレイ210、無線通信I/F部230、スピーカ232、及びバス240を含む。各部間のデータ(制御情報を含む)交換はバス240を介して行なわれる。
CPU202は携帯端末装置200全体を制御する。メモリ204は、電気的に書換え可能な不揮発性の記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ等である。メモリ204には、携帯端末装置200の動作を制御するのに必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。
CPU202はバス240を介してメモリ204からプログラムをRAM206上に読出して、RAM206の一部を作業領域としてプログラムを実行する。即ち、CPU202はメモリ204に格納されているプログラムにしたがって携帯端末装置200を構成する各部の制御を行ない、携帯端末装置200の各機能を実現する。
タッチパネルディスプレイ210は、入力部212及び表示部214を含む。表示部214は、画像を表示することができる装置であり、例えば液晶ディスプレイである。入力部212は、表示部214の表示面上に搭載され、ユーザのタッチ操作を検出するタッチパネルである。
表示部214は、液晶パネル等の表示パネルを駆動するための駆動部(図示せず)を含む。駆動部は、RAM206に記憶された画像データを所定のタイミングで読出し、表示部214に画像として表示するための信号を生成して表示部214に出力する。表示される画像データは、CPU202がメモリ204から読出して、RAM206に伝送する。
無線通信I/F部230は、画像形成装置100と近距離無線通信を行なうためのNFCモジュールを含む。携帯端末装置200は、この無線通信I/F部230を介して、画像形成装置100と近距離無線通信を行なうことができる。無線通信I/F部230はさらに、近距離無線通信以外の無線通信(WiFi等)を行なうための通信モジュールを含んでいてもよい。
タイマ208は、CPU202からの要求を受けて、現在時刻を表すデータ(以下、単に現在時刻ともいう)を返す。
以下、図6を参照して、実行されているジョブの終了予測時刻を携帯端末装置200に送信する、画像形成装置100において実行されるプログラムに関して説明する。本プログラムは、画像形成装置100の電源がオンされたときに起動される。画像形成装置100においては、本プログラムを含めて、複数のプログラムがマルチタスクで実行される。
ここでは、画像形成装置100と携帯端末装置200との間の通信は、近距離無線通信、特に数cm以下の距離で通信可能な近距離無線通信であるとする。
ステップ400において、制御部110のCPUは、端末検出部112により無線通信I/F部150を制御して、近距離無線通信(NFC)により携帯端末を検出したか否かを判定する。例えば、制御部110のCPUは、イニシエータとして、無線通信I/F部150からポーリングリクエストと呼ばれるフレームデータを送信する。近距離無線通信機能を有する装置は、ポーリングリクエストを含む無線信号を受信すると、ポーリングレスポンスフレームと呼ばれるフレームを送信する。制御部110のCPUは、ポーリングレスポンスフレームを受信した場合、携帯端末を検出したと判定する。携帯端末を検出したと判定された場合、制御はステップ402に移行する。そうでなければ、ステップ400が繰返される。
ステップ402において、制御部110のCPUは、端末検出部112により携帯端末との通信を確立したか否かを判定する。具体的には、制御部110のCPUは、ステップ400で検出された携帯端末に、その携帯端末の端末情報を要求するコマンドを送信し、端末情報を受信する。端末情報は、携帯端末の通信速度等の情報を含む。端末情報を受信したと判定された場合、通信を確立したとして、制御はステップ404に移行する。そうでなければ、ステップ402が繰返される。
ステップ404において、制御部110のCPUは、装置状態格納部124から、画像形成装置100の現在の状態情報を取得する。
ステップ406において、制御部110のCPUは、ステップ404で読出した状態情報から、ジョブを実行中であるか否かを判定する。実行中であると判定された場合、制御はステップ408に移行する。そうでなければ、制御はステップ416に移行する。
ステップ408において、制御部110のCPUは、ステップ402で通信を確立した携帯端末が、所定のアプリケーションプログラム(以下、単に「アプリ」ともいう)を有しているか否かを判定する。具体的には、制御部110のCPUは、所定のアプリを所有しているか否かを問合せるコマンドを、ステップ402で通信を確立した携帯端末に送信し、それに対する回答データを受信する。所定のアプリは、セットされた目標時刻が経過したことを報知するアプリ(以下、アプリケーションプログラム名を“Jobtimer”とする)である。問合せコマンドは、アプリを特定するための情報(例えば、アプリケーションプログラム名(Jobtimer))を含む。制御部110のCPUは、受信した回答データが、所定のデータ(例えば“YES”)であれば、ステップ402で通信を確立した携帯端末は所定のアプリを有していると判定し、制御はステップ412に移行する。そうでなければ(例えば、回答データが“NO”)、制御はステップ410に移行する。
ステップ410において、制御部110のCPUは、ステップ402で通信が確立された携帯端末に、アプリJobtimerを無線通信I/F部150を介して送信する。通信速度は、ステップ402で携帯端末から受信した端末情報に含まれる通信速度に設定される。アプリJobtimerは、携帯端末において、ジョブ終了予測時間を報知するためのものである。
ステップ412において、制御部110のCPUは、ジョブ終了予測時刻計算部116に、現在実行中のジョブの終了予測時刻を計算させる。ジョブ終了予測時刻計算部116は、装置状態格納部124から状態情報を取得して、実行中のジョブの進行状況に応じて、未実行の処理を完了するまでに要する時間を計算し、現在時刻に計算結果の時間を加算して、ジョブ予測時刻を計算する。
ステップ414において、制御部110のCPUは、ステップ402で通信が確立された携帯端末に、ステップ412で計算されたジョブ終了予測時刻を、無線通信I/F部150を介して送信する。このとき、制御部110のCPUは、ジョブ終了予測時刻に対応するジョブに関する情報も送信する。ジョブに関する情報は、ジョブの種類(例えば、コピー、プリント、又はスキャン等)、ジョブの実行条件(例えば、コピーであればコピー部数等)を表す情報である。
ステップ416において、制御部110のCPUは、ステップ402で通信を確立した携帯端末との近距離無線通信を終了する。
ステップ418において、制御部110のCPUは、終了の指示を受けたか否かを判定する。終了の指示は、例えば、画像形成装置100の電源がオフされることによりなされる。終了の指示を受けたと判定された場合、本プログラムは終了する。そうでなければ、制御は、最初のステップ(ステップ400)に戻る。
図7を参照して、上記した画像形成装置100において実行されるプログラムに対応して、携帯端末装置200において実行される、画像形成装置100で実行中のジョブの終了予測時刻を報知するプログラムに関して説明する。本プログラムは、携帯端末装置200の電源がオンされたときに起動される。携帯端末装置200においては、本プログラムを含めて、複数のプログラムがマルチタスクで実行される。
ステップ500において、CPU202は、無線通信I/F部230のNFCモジュールを介して、近距離無線通信(NFC)のポーリングリクエストを受信したか否かを判定する。ポーリングリクエストは、上記のステップ400において、画像形成装置100から送信される。CPU202は、ポーリングリクエストを受信した場合、ポーリングレスポンスフレームを送信し、制御はステップ502に移行する。そうでなければ、ステップ500が繰返される。
ステップ502において、CPU202は、画像形成装置100との通信を確立したか否かを判定する。CPU202は、端末情報の要求コマンドを受信したか否かを判定する。要求コマンドは、図6のステップ402において、画像形成装置100から送信される。要求コマンドが受信されたと判定された場合、端末情報を返信し、通信が確立したとして、制御はステップ504に移行する。要求コマンドが受信されていなければ、ステップ502が繰返される。
ステップ504において、CPU202は、画像形成装置100からデータを受信したか否かを判定する。受信したと判定された場合、制御はステップ506に移行する。そうでなければ、ステップ504が繰返される。
ステップ506において、CPU202は、画像形成装置100から所定のアプリ(Jobtimer)の有無を問合せるコマンドを受信したか否かを判定する。この問合せコマンドは、図6のステップ408において、画像形成装置100から送信される。問合せコマンドを受信したと判定された場合、制御はステップ508に移行する。そうでなければ、制御はステップ512に移行する。
ステップ508において、CPU202は、自機がアプリJobtimerを有しているか否かを確認する。具体的には、CPU202は、ステップ506で受信した問合せコマンドに含まれる、アプリを特定するための情報(例えば、アプリケーションプログラム名(Jobtimer))を用いて、メモリ内を検索して、該当するアプリが記憶されているか否かを判定する。
ステップ510において、CPU202は、ステップ508での確認結果に応じて、回答データを生成して、画像形成装置100に送信する。例えば、CPU202は、該当するアプリを有していれば、回答データとして“YES”を送信し、該当するアプリを有していなければ、回答データとして“NO”を送信する。その後、制御はステップ522に移行する。
ステップ504で受信したデータが、所定のアプリの有無を問合せるコマンドでなければ、ステップ512において、CPU202は、ステップ504で受信したデータが、アプリケーションプログラムであるか否かを判定する。アプリを受信したと判定された場合、制御はステップ514に移行する。そうでなければ、制御はステップ516に移行する。
ステップ514において、CPU202は、ステップ504で受信したアプリをインストールする。その後、制御はステップ522に移行する。
ステップ504で受信したデータが、所定のアプリの有無を問合せるコマンド及びアプリの何れでもなければ、ステップ516において、CPU202は、ステップ504で受信したデータが、ジョブ終了予測時刻であるか否かを判定する。ジョブ終了予測時刻であると判定された場合、制御はステップ518に移行する。そうでなければ、制御はステップ522に移行する。
ステップ518において、CPU202は、メモリ204に記憶されているアプリJobtimerを起動し、起動されたアプリに対して目標時刻をセットする。目標時刻としては、ステップ504で受信されたジョブ終了予測時刻を用いる。起動されたアプリJobtimerは、所定の時間間隔でタイマ208から現在時刻を取得し、セットされた目標時刻が経過したか否かを判定し、目標時刻が経過すると、そのことを報知する。
このとき、CPU202は、ステップ504で、ジョブ終了予測時刻と共に受信したジョブに関する情報を、アプリJobtimerに引渡す。例えば、CPU202は、ジョブに関する情報が記憶されているRAM206のアドレスを、アプリJobtimerに引渡す。ジョブに関する情報は、後述するように、報知処理の実行と同時に、タッチパネルディスプレイ210に表示される。
ステップ520において、CPU202は、ステップ402で通信を確立した画像形成装置100との近距離無線通信を終了する。その後、制御はステップ522に移行する。
ステップ522において、CPU202は、終了の指示を受けたか否かを判定する。終了の指示は、例えば、携帯端末装置200の電源がオフされることによりなされる。終了の指示を受けたと判定された場合、本プログラムは終了する。そうでなければ、制御はステップ500に戻る。
図8を参照して、ステップ518で起動されるアプリJobtimerに関して説明する。
ステップ600において、CPU202は、目標時刻が入力されたか否かを判定する。これは、ステップ518における処理(起動したアプリに目標時刻をセットする処理)に対応する。目標時刻が入力されたと判定された場合、制御はステップ602に移行する。そうでなければ、ステップ600が繰返される。
ステップ602において、CPU202は、ステップ600で入力された時刻(ジョブ終了予測時刻)を目標時刻としてセットする。
ステップ604において、CPU202は、タイマ208から現在時刻を取得して、ステップ602でセットされた目標時刻が経過したか否かを判定する。目標時刻が経過したと判定された場合、制御はステップ606に移行する。そうでなければ、ステップ604が繰返される。
ステップ606において、CPU202は、目標時刻の経過を報知するために、アラーム処理を実行する。アラーム処理は、例えば、スピーカ232が所定の音を発することによりなされる。CPU202は、メモリ204に予め記憶された音データを読出して、スピーカ232に出力する。スピーカ232は、入力される音データ(デジタルデータ)からアナログ信号を生成し、音として出力する。このとき、CPU202は、ジョブに関する情報をRAM206から読出し、タッチパネルディスプレイ210の表示部214に、例えば図9のように表示する。
図9においては、領域300にジョブが終了する旨のメッセージが表示され、領域302に、ジョブに関する情報と終了予測時刻が表示されている。
ステップ608において、CPU202は、アラームを終了する指示が入力されたか否かを判定する。具体的には、CPU202は、終了キー304がタッチされたか否かを判定する。終了キー304がタッチされたと判定された場合、アラーム終了が指示されたとして、制御はステップ610に移行する。そうでなければ、ステップ608が繰返される。
ステップ610において、CPU202は、アラームを停止し、ステップ602でセットされた目標時刻をクリアする(例えば、目標時刻を“0”にセットする)。その後、本アプリは終了する。
以上、図6を参照して説明したように、画像形成装置100は、ジョブの実行中に、近距離無線通信機能を有する携帯端末装置200を検出すると、携帯端末装置200との通信を確立し、実行中のジョブの終了予測時刻及びジョブに関する情報を、携帯端末装置200に送信する(ステップ412及びステップ414)。携帯端末装置200が、セットされた目標時刻(ジョブ終了予測時刻)が経過したことを報知するアプリ(Jobtimer)を有していない場合には、画像形成装置100は、そのアプリを携帯端末装置200に送信する(ステップ410)。画像形成装置100は、近距離無線通信機能を有する携帯端末装置200を検出しても、ジョブの実行中でなければ、一旦確立された通信を速やかに切断する(ステップ416)。
これに対応して、図7及び図8を参照して説明したように、携帯端末装置200は、画像形成装置100からジョブ終了予測時刻を受信すると、所定のアプリ(Jobtimer)を起動する(ステップ518)ことにより、ジョブ終了予想時刻が経過すれば、そのことを報知する(ステップ606)。したがって、ユーザは、画像形成装置100にジョブの実行を指示した後、画像形成装置100から離れた場所にいても、携帯端末装置200を携帯していれば、実行を指示したジョブの終了を知ることができる。
携帯端末装置200に所定のアプリ(Jobtimer)がインストールされていなければ、画像形成装置100からそのアプリが送信されるので、携帯端末装置200は受信したアプリをインストールした後(ステップ514)、ジョブ終了予測時刻を受信して、上記と同様に、ジョブ終了予想時刻が経過したことを報知することができる。
したがって、ユーザは、画像形成装置100の操作部を直接操作し、又は、コンピュータ等の外部装置からジョブの実行を指示し、ジョブの実行が開始された後、携帯端末装置200を画像形成装置100の操作部のマーク152に近づけるだけでよい。ユーザは、その後、画像形成装置100から離れた場所にいても、携帯端末装置200が発するアラームにより、実行を指示したジョブの終了を知ることができ、速やかにジョブの実行結果を取得することができる。
上記では、ユーザが1つのジョブの実行を指示する場合を説明したが、これに限定されない。画像形成装置100に対して複数のジョブを予約することができ、ユーザが複数のジョブの実行を指示した場合、携帯端末装置200が各ジョブの終了予測時刻が経過したときにアラームを発すようにしてもよい。その場合には、画像形成装置100は、ジョブが実行中であるか否かを判定することなく、ステップ412において、実行中のジョブ及び待機ジョブ(予約されているが未実行のジョブ)のそれぞれに関して、ジョブ終了予測時刻を計算し、ステップ414において、各ジョブに関する情報とジョブ終了予測時刻とを対応させて、携帯端末装置200に送信すればよい。携帯端末装置200は、受信した複数組のジョブ情報及びジョブ終了予測時刻を、ステップ518で起動したアプリJobtimerに引渡せばよい。アプリJobtimerは、ステップ602において、複数のジョブ終了予測時刻を目標時刻として設定し、ステップ604において、各目標時刻が経過したか否かを判定し、経過した場合、ステップ606においてアラームを発する処理を、全ての目標時刻が経過するまで繰返せばよい。なお、アラームを発するときに、ジョブ情報を表示する場合、目標時刻が経過したジョブの情報が目立つように、又は、目標時刻が経過したジョブの情報のみを表示することが好ましい。
このようにすることにより、アラームの実行と同時に、例えば図10に示すように、タッチパネルディスプレイ210の表示部214に、ジョブの終了を表示することができる。図10においては、ユーザが画像形成装置100に対して実行を指示した3つのジョブに関する情報が、ジョブ終了予測時刻の早い順に表示されている。領域310に、所定のジョブが終了する旨のメッセージが表示され、領域312に、そのジョブに関する情報と終了予測時刻が、目立つように表示されている。領域314及び領域316には、まだ実行されていない他の2つのジョブに関する情報及びジョブ終了予測時間が、領域312の背面に位置するように表示されている。なお、終了キー304が押された場合、アラームが停止し、複数の目標時刻のうち、経過した目標時刻のみがクリアされ、経過していない目標時刻は維持される。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態においては、任意のユーザが画像形成装置を操作できたが、第2の実施の形態においては、ログイン認証をパスしたユーザのみが画像形成装置を操作することができ、携帯端末装置によるアラームは、そのユーザが設定したジョブに関して実行される。本実施の形態に係る情報表示システムは、第1の実施の形態に係る情報表示システムと同様に、画像形成装置及び携帯端末装置を含む。
本実施の形態に係る画像形成装置は、第1の実施の形態に係る画像形成装置100(図1、図2及び図4)と同様に構成されている。また、本実施の形態に係る携帯端末装置は、第1の実施の形態に係る携帯端末装置200(図3及び図5)と同様に構成されている。したがって、以下においては、図1〜図5を参照する。
本実施の形態に係る画像形成装置100は、記憶部120に、第1の実施の形態と同様に、制御プログラム格納部122及び装置状態格納部124を有している。本実施の形態に係る画像形成装置100はさらに、記憶部120に、ログイン認証のための情報を記憶している。ログイン認証のための情報は、ユーザを特定する情報(例えばユーザID)とパスワードとを対応させた情報である。
本実施の形態に係る画像形成装置100において、複数のジョブの実行が指示された場合、実行を指示したユーザ毎にジョブを管理する。例えば、画像形成装置100は、ユーザIDとジョブとを対応させて、記憶部120に記憶する。実行が指示された複数のジョブは、指示された時刻が早いものから順に実行される。
図11を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置100において実行されるプログラムに関して説明する。本プログラムは、画像形成装置100の電源がオンされたときに起動される。画像形成装置100においては、本プログラムを含めて、複数のプログラムがマルチタスクで実行される。
図11のフローチャートが、図6のフローチャートと異なるのは、ステップ430〜434及びステップ438が追加され、ステップ406がステップ436で置換えられていることだけである。図11において、図6と同じ参照番号が付されたステップは、図6と同じ処理であるので、それらの説明は必要な範囲に留める。
ステップ430において、制御部110のCPUは、画像形成装置100の操作部が操作されたことが検出された場合、ログイン認証を行なう。具体的には、制御部110のCPUは、タッチパネルディスプレイ140の入力部142がタッチされたことを検知すると、表示部144にログイン認証画面を表示する。ログイン認証画面には、ユーザID及びパスワードを入力する領域と、その領域に文字(数字を含む)を入力するためのキー(アルファベットキー及びテンキーを含む)とが表示される。
ユーザが、キーを操作して、ユーザID及びパスワードの入力領域に文字を入力すると、制御部110のCPUは、ユーザIDとして入力された文字(テキストデータ)を用いて、記憶部120を検索し、その文字(ユーザID)に対応するパスワードを特定する。制御部110のCPUは、特定されたパスワードと、入力部142によりパスワードとして入力された文字が一致するか否かを判定する。一致した場合、認証をパスしたと判定され、制御はステップ400に移行する。一致しなければ、ステップ430が繰返される。
画像形成装置100においては、本プログラム以外にも、ユーザの操作を受けてジョブを実行するプログラムが起動している。したがって、ユーザは、ステップ430でログイン認証をパスした後、タッチパネルディスプレイ140の表示部144に表示された操作画面を、入力部142を介して操作して、画像形成装置100にコピー等のジョブに関する条件を設定し、ジョブの実行を指示することができる。
認証がパスされた後、制御部110のCPUは、ステップ400において、近距離無線通信(NFC)により携帯端末を検出したか否かを判定し、携帯端末を検出したと判定された場合、ステップ402において、検出された携帯端末との通信を確立したか否かを判定する。
携帯端末との通信が確立した後、ステップ432において、制御部110のCPUは、携帯端末にユーザ認証用のデータを送信する。具体的には、制御部110のCPUは、認証画面データを携帯端末に送信する。後述するように、このデータを受信した携帯端末は、認証画面を表示し、認証用データ(ユーザID及びパスワード)の入力を受付ける。
ステップ434において、制御部110のCPUは、携帯端末を介してユーザ認証を行なう。即ち、制御部110のCPUは、携帯端末からユーザID及びパスワードとして送信される文字(テキストデータ)を受信し、ユーザIDとして受信した文字が、現在、認証をパスして画像形成装置100の操作を許可されているユーザIDと一致するか否かを判定し、一致すれば、ステップ430と同様に、記憶部120を検索し、パスワードが一致するか否かを判定する。ユーザID及びパスワードが一致すれば、認証をパスしたことを表すデータを携帯端末に送信し、制御はステップ404に移行する。そうでなければ、認証をパスしなかったことを表すデータを携帯端末に送信した後、ステップ434が繰返される。
ステップ404において、制御部110のCPUは、装置状態格納部124から、画像形成装置100の現在の状態情報を取得する。このとき、取得される状態情報は、第1の実施の形態とは異なり、実行が指示されたジョブ(実行中及び未実行のジョブ)と、それを指示したユーザIDとを、相互に対応させた状態で含んでいる。
ステップ436において、制御部110のCPUは、ステップ404で読出した状態情報に、現在ログイン中のユーザIDと一致するユーザIDが含まれているか否かを判定する。含まれていると判定された場合、制御はステップ408に移行する。そうでなければ、制御はステップ416に移行する。
状態情報に、現在ログイン中のユーザIDと一致するユーザIDが含まれていれば、第1の実施の形態と同様に、ステップ408〜414が実行される。このとき、ステップ412及び414の処理は、現在ログイン中のユーザIDに対応する全てのジョブに関して実行される。即ち、現在ログイン中のユーザが指示した各ジョブに関して、ジョブ終了予測時刻が計算され、全てのジョブ終了予測時刻が携帯端末に送信される。
その後、第1の実施の形態と同様に、ステップ416が実行され、端末との通信が切断された後、ステップ438において、制御部110のCPUは、ログオフの指示を受けたか否かを判定する。ログオフの指示は、例えば、操作画面に表示されたログオフキーがタッチされることによりなされる。ログオフの指示を受けたと判定された場合、制御はステップ418に移行する。そうでなければ、ステップ438が繰返される。
なお、図11において、ステップ418で終了の指示を受けたと判定されなかった場合に戻る最初のステップは、図6と異なり、ステップ430である。
図12を参照して、上記した画像形成装置100において実行されるプログラム(図11)に対応して、携帯端末装置200において実行される、ジョブの終了予測時刻の経過を報知するプログラムに関して説明する。本プログラムは、携帯端末装置200の電源がオンされたときに起動される。携帯端末装置200においては、本プログラムを含めて、複数のプログラムがマルチタスクで実行される。
図12のフローチャートが、図7のフローチャートと異なるのは、ステップ540〜546が追加されていることだけである。図11において、図7と同じ参照番号が付されたステップは、図7と同じ処理である。但し、携帯端末装置200が、画像形成装置100から複数のジョブ終了予測時刻を受信し得るので、若干変更されている。
CPU202は、ステップ500及びステップ502において、近距離無線通信(NFC)のポーリングリクエストを受信して、画像形成装置100との通信を確立した後、ステップ540において、認証用データ(認証画面データ)を受信したか否かを判定する。認証画面データは、画像形成装置100によりステップ432(図11)で送信される。受信したと判定された場合、制御はステップ542に移行する。そうでなければ、ステップ540が繰返される。
ステップ542において、CPU202は、タッチパネルディスプレイ210の表示部214に、ステップ540で受信したデータを用いて認証画面を表示し、ユーザの操作を受付ける。例えば、携帯端末装置200には、図13に示すような画面が表示される。
図13には、ユーザIDを入力するための領域340、パスワードを入力するための領域342、及び、文字(数字を含む)を入力するための複数のキーを含む領域344が表示されている。ユーザは、領域340又は342にタッチした後、領域344のキーにタッチして、所望の文字を入力することができる。
認証画面のOKキー346がタッチされると、ステップ544において、CPU202は、領域340及び342に入力された文字(テキストデータ)を、画像形成装置100に送信する。
ステップ546において、CPU202は、認証をパスしたか否かを判定する。具体的には、CPU202は、認証をパスしたことを表すデータを受信したか否かを判定する。認証をパスしたことを表すデータを受信した場合、制御はステップ504に移行する。そうでなければ(認証をパスしなかったことを表すデータを受信した場合)、制御はステップ542に戻る。認証をパスしたことを表すデータ、又は、認証をパスしなかったことを表すデータは、画像形成装置100によりステップ434(図11)において送信される。
認証がパスされた後、ステップ504〜522において、第1の実施の形態と同様の処理が実行される。ここで、ステップ520において通信が切断されると、携帯端末装置200を介したユーザ認証はパスされていない状態となる。また、第2の実施の形態では、ステップ504において複数のジョブ終了予測時刻が受信され得るので、ステップ518において起動されるアプリは、図8ではなく図14に示されたアプリである。
図14のフローチャートが、図8のフローチャートと異なるのは、ステップ620が追加されていることだけである。図14において、図8と同じ参照番号が付されたステップは、図8と同じ処理である。但し、携帯端末装置200が、複数のジョブ終了予測時刻を受信し得るので、若干変更される。例えば、画像形成装置100から複数のジョブ終了予測時刻を受信した場合には、ステップ600〜604において、複数のジョブ終了予測時刻が全て目標時刻としてセットされ、複数の目標時刻に関して、経過の有無が判定される。ステップ610においては、複数の目標時刻のうち、経過したものだけがクリアされる。本アプリにより、画像形成装置100に複数のジョブの実行が指示された場合、目標時刻(ジョブ終了予測時刻)が経過する毎に、携帯端末装置200には、例えば図10に示したような画面が表示される。
その後、ステップ620において、CPU202は、セットされた目標時刻があるか否かを判定する。クリアされていない目標時刻があれば、制御はステップ604に戻る。そうでなければ(目標時刻が全てクリアされていれば)、本アプリは終了する。
以上、図11を参照して説明したように、画像形成装置100は、ログイン認証をパスし、操作を許可したユーザから、1又は複数のジョブの実行を指示された後、近距離無線通信機能を有する携帯端末装置200を検出し、携帯端末装置200との通信を確立すれば、そのユーザが実行を指示した全てのジョブに関して、ジョブ終了予測時刻及びジョブに関する情報を、携帯端末装置200に送信する(ステップ412及びステップ414)。携帯端末装置200が、セットされた目標時刻(ジョブ終了予測時刻)が経過したことを報知するアプリ(Jobtimer)を有していない場合には、画像形成装置100は、そのアプリを携帯端末装置200に送信する(ステップ410)。画像形成装置100は、近距離無線通信機能を有する携帯端末装置200を検出しても、ログイン認証をパスしたユーザにより実行が指示されたジョブがなければ、一旦確立された通信を速やかに切断する(ステップ436→ステップ416)。したがって、あるユーザが実行を指示したジョブが画像形成装置100にあっても、別のユーザが画像形成装置100にログインして、携帯端末をかざしても、そのジョブの終了予測時刻は携帯端末には送信されない。
これに対応して、図12及び図14を参照して説明したように、携帯端末装置200は、画像形成装置100から、1又は複数のジョブ終了予測時刻を受信すると、所定のアプリ(Jobtimer)を起動する(ステップ518)ことにより、ジョブ終了予想時刻が経過すれば、アラームを発する(ステップ606)。したがって、ユーザは、画像形成装置100にジョブの実行を指示した後、画像形成装置100から離れた場所にいても、自分が実行を指示した各ジョブの終了を知ることができ、速やかにジョブの結果物を取得することができる。
携帯端末装置200に所定のアプリ(Jobtimer)がインストールされていなければ、画像形成装置100からそのアプリが送信されるので、携帯端末装置200は受信したアプリをインストールした後(ステップ514)、ジョブ終了予測時刻を受信して、上記と同様に、ジョブ終了予想時刻が経過したことを報知することができる。
したがって、ユーザは、画像形成装置100の操作部を直接操作し、又は、コンピュータ等の外部装置からジョブの実行を指示し、ジョブの実行が開始された後、携帯端末装置200を画像形成装置100の操作部のマーク152に近づけるだけでよい。ユーザは、その後、画像形成装置100から離れた場所にいても、携帯端末装置200が発するアラーム(所定の音)により、実行を指示したジョブの終了を知ることができ、速やかにジョブの実行結果を取得することができる。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態においては、ジョブ終了予測時刻を携帯端末に送信すれば、携帯端末との通信を切断したが、第3の実施の形態においては、ジョブ終了予測時刻を携帯端末に送信した後にも携帯端末との通信を維持し、ジョブの実行状況等に応じて更新されたジョブ終了予測時刻を携帯端末に送信する。本実施の形態に係る情報表示システムは、第1の実施の形態に係る情報表示システムと同様に、画像形成装置及び携帯端末装置を含む。
本実施の形態に係る画像形成装置は、第1の実施の形態に係る画像形成装置100(図1、図2及び図4)と同様に構成されている。また、本実施の形態に係る携帯端末装置は、第1の実施の形態に係る携帯端末装置200(図3及び図5)と同様に構成されている。したがって、以下においては、図1〜図5を参照する。
第3の実施の形態では、第1の実施の形態とは異なり、画像形成装置100と携帯端末装置200との通信には、近距離無線通信よりも通信距離が長い無線通信方式が採用される。ここでは、画像形成装置100の無線通信I/F部150はWiFi通信の親機としてルータ機能を備え、携帯端末装置200の無線通信I/F部230は、WiFi通信の子機としての機能を備えているとする。
図15を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置100において実行されるプログラムに関して説明する。本プログラムは、画像形成装置100の電源がオンされたときに起動される。画像形成装置100においては、本プログラムを含めて、複数のプログラムがマルチタスクで実行される。
図15のフローチャートが、図6のフローチャートと異なるのは、ステップ400及び402がそれぞれステップ450及び452で置換えられ、ステップ454及び456が追加されていることだけである。図15において、図6と同じ参照番号が付されたステップは、図6と同じ処理である。
ここでは、携帯端末装置200には予め、画像形成装置100とWiFi通信を行なうための設定がなされているとする。例えば、画像形成装置100が提供するルータ機能により、暗号化された通信が行なわれる場合、携帯端末装置200は、該当する暗号方式での通信が可能に設定され、その暗号方式のパスワード等を記憶している。
ステップ450において、制御部110のCPUは、携帯端末からWiFi通信による接続要求を受信したか否かを判定する。接続要求は、携帯端末から、公知の無線通信規格IEEE802.11のMACフレームをパケットデータとして送信することによりなされる。MACフレームには、送信先の画像形成装置100のMACアドレスと、送信元の携帯端末のMACアドレスと、所定の接続要求コマンドとが含まれている。制御部110のCPUは、接続要求コマンドを受信した場合、接続要求を受信したと判定し、制御はステップ452に移行する。そうでなければ、ステップ450が繰返される。
ステップ452において、制御部110のCPUは、ステップ450で接続要求を受けた携帯端末との通信が確立したか否かを判定する。具体的には、制御部110のCPUは、携帯端末に割当てるIPアドレスを決定し、受信したMACフレームから携帯端末のMACアドレスを取得し、取得したMACアドレスを宛先として、携帯端末に割当てるIPアドレスを送信する。
通信が確立された後、第1の実施の形態と同様に、ステップ406〜414が実行され、実行中のジョブの終了予測時刻が携帯端末に送信される。
その後、ステップ454において、制御部110のCPUは、装置状態格納部124から、画像形成装置100の現在の状態情報を取得し、ステップ412で終了予測時刻を送信したジョブが実行中であるか否かを判定する。実行中であると判定された場合、制御はステップ456に移行する。そうでなければ、制御はステップ416に移行する。
ステップ456において、制御部110のCPUは、所定時間が経過したか否かを判定する。これは、ジョブ終了予測時刻を更新するタイミングを決定するための処理である。所定時間が経過したと判定された場合、制御はステップ412に移行する。そうでなければ、制御はステップ544に戻る。
これによって、ジョブ終了予測時刻を更新するタイミングになると、ステップ412及び414が実行され、更新されたジョブ終了予測時刻が携帯端末に送信される。即ち、制御部110のCPUは、装置状態格納部124から状態情報を取得して、実行中のジョブの進行状況に応じて、未処理の処理を完了するまでに要する時間を計算し(ステップ412)、現在時刻に計算結果の時間を加算して、新たにジョブ予測時刻を計算し、ステップ452で通信が確立された携帯端末に、ジョブ終了予測時刻を送信する(ステップ414)。
図16を参照して、上記した画像形成装置100において実行されるプログラム(図15)に対応して、携帯端末装置200において実行される、ジョブの終了予測時刻の経過を報知するプログラムに関して説明する。本プログラムは、携帯端末装置200の電源がオンされたときに起動される。携帯端末装置200においては、本プログラムを含めて、複数のプログラムがマルチタスクで実行される。
図16のフローチャートが、図7のフローチャートと異なるのは、ステップ500及び502がそれぞれステップ550及び552に置換えられ、ステップ554〜558が追加されていることだけである。図16において、図7と同じ参照番号が付されたステップは、図7と同じ処理である。
CPU202は、ステップ550において、ユーザによる携帯端末装置200の操作を受けて、接続要求を画像形成装置100に送信する。具体的には、CPU202は、画像形成装置100のMACアドレス(送信先)、携帯端末装置200のMACアドレス(送信元)、所定の接続要求コマンドとを含むMACフレームをパケットデータとして送信する。画像形成装置100のMACアドレスは、ルータ機能を有する画像形成装置100からブロードキャスト送信されるデータから取得することができる。
CPU202は、ステップ552において、画像形成装置とのWiFi通信が確立したか否かを判定する。具体的には、CPU202は、ステップ452で画像形成装置100から送信されるIPアドレスを受信した場合に、WiFi通信が確立したと判定する。
通信が確立された後、第1の実施の形態と同様に、ステップ504〜514が実行され、携帯端末が所定のアプリ(Jobtimer)を有していなければ、画像形成装置100からアプリが送信され、携帯端末装置200にインストールされる。
その後、ステップ516において、ジョブ終了予測時刻を受信したか否かが判定され、ジョブ終了予測時刻を受信した場合、ステップ554において、CPU202は、現在、アプリJobtimerが起動中であるか否かを判定する。起動中であると判定された場合、制御はステップ556に移行する。そうでなければ(起動していない)、CPU202は第1の実施の形態と同様に、ステップ518において、アプリJobtimerを起動し、起動されたアプリに対して、受信したジョブ終了予測時刻を引渡す。ここで、起動されるアプリは、第1の実施の形態と異なり、後述する図17で示される。
既にアプリJobtimerが実行中であれば、ステップ556において、CPU202は、目標時刻を更新する。具体的には、CPU202は、起動中のアプリJobtimerに、更新されたジョブ終了予測時刻を引渡す。
その後、ステップ558において、アプリJobtimerが終了したか否かを判定する。終了したと判定された場合、制御はステップ520に移行し、画像形成装置100とのWiFi通信を切断する。そうでなければ、制御はステップ504に戻る。
これにより、アプリJobtimerが起動中であれば、更新されたジョブ終了予測時刻が受信されると、それが新たな目標時刻として設定される。
図17を参照して、ステップ518で起動されるアプリJobtimerに関して説明する。図17のフローチャートが、図8のフローチャートと異なるのは、ステップ630及び632が追加されていることだけである。図17において、図8と同じ参照番号が付されたステップは、図8と同じ処理である。
ステップ604で目標時刻が経過したか否かが判定され、経過していなければ、ステップ630において、CPU202は、目標時刻が更新されたか否かを判定する。具体的には、CPU202は、ステップ556が実行され、更新されたジョブ終了予測時刻が、アプリJobtimerに引渡されたか否かを判定する。目標時刻が更新されたと判定された場合(更新されたジョブ終了予測時刻が引渡された場合)、制御はステップ632に移行する。そうでなければ、制御はステップ604に戻る。
ステップ632において、CPU202は、取得したジョブ終了予測時刻を目標時刻としてセットする。その後、制御はステップ604に戻り、更新された目標時刻(更新されたジョブ終了予測時刻)が経過されたか否かが判定される。
以上により、ユーザは、画像形成装置100の操作部を直接操作し、又は、コンピュータ等の外部装置からジョブの実行を指示し、ジョブの実行が開始された後、携帯端末装置200を操作して、携帯端末装置200を画像形成装置100に接続すると、第1の実施の形態と同様に、ジョブ終了予測時刻が携帯端末装置200に送信される。本実施の形態においては、その後も、画像形成装置100と携帯端末装置200との通信が維持され、画像形成装置100による該当ジョブの実行中、新たに計算されたジョブ終了予測時刻が携帯端末装置200に送信される。携帯端末装置200においては、ジョブ終了予測時刻を受信する度に、その値を目標時刻にセットする。したがって、該当ジョブの実行経過に応じてジョブ終了予測時刻が変更された場合、それに対応して携帯端末装置200の目標時刻も変更されるので、精度よく、ジョブ終了のタイミングに合わせて、アラームを発することができる。
上記では、ユーザが1つのジョブの実行を指示する場合を説明したが、これに限定されない。画像形成装置100に対して複数のジョブを予約することができ、ユーザが複数のジョブの実行を指示した場合、携帯端末装置200が各ジョブの終了予測時刻が経過したときにアラームを発すようにしてもよい。その場合には、画像形成装置100は、ジョブが実行中であるか否かを判定することなく、ステップ412において、実行中のジョブ及び待機ジョブ(予約されているが未実行のジョブ)のそれぞれに関して、ジョブ終了予測時刻を計算し、ステップ414において、各ジョブに関する情報とジョブ終了予測時刻とを対応させて、携帯端末装置200に送信する。その後、画像形成装置100は、ジョブの実行状況に応じて、実行中のジョブ、及び実行待ちのジョブに関して、ジョブ終了予測時刻を再度計算して、携帯端末装置200に送信する処理を繰返せばよい。携帯端末装置200は、複数組のジョブ情報及びジョブ終了予測時刻を受信する度に、アプリJobtimerに引渡せばよい。アプリJobtimerは、ステップ602において、複数のジョブ終了予測時刻を目標時刻として設定し、その後、ジョブ終了予測時刻の更新(ステップ632)を実行しながら、ステップ604において、各目標時刻が経過したか否かを判定し、経過した場合、ステップ606においてアラームを発する処理を、全ての目標時刻が経過するまで繰返せばよい。このようにすることにより、アラームの実行と同時に、例えば図10に示すように、タッチパネルディスプレイ210の表示部214に、ジョブの情報を表示することができる。
上記した第1〜第3の実施の形態は、適宜変更されて実施され得る。例えば、第1〜第3の実施の形態においては、アラームとして音を発する場合を説明したが、これに限定されない。人間の五感により感知可能なものであればよい。例えば、携帯端末装置200が振動部(振動モータ等)を備えていれば、振動部により携帯端末装置200を振動させてもよい。また、携帯端末装置200が発光部(LED等)を備えていれば、発光部を所定の色で点滅させてもよい。また、音、振動、及び発光の任意の組合せをアラームとしてもよい。
第1〜第3の実施の形態においては、画像形成装置100が複数のジョブを予約することができる場合において、ユーザが複数のジョブの実行を指示したとき、携帯端末装置200が、全てのジョブの終了予測時刻(即ち最後のジョブの終了予測時刻)が経過した場合にアラームを発すようにしてもよい。その場合には、ステップ412において、各ジョブの終了予測時刻を計算し、それらを合計して得られる時刻を、携帯端末装置200に送信すればよい。携帯端末装置200は、ステップ518において、受信した全てのジョブの終了予測時刻(即ち最後のジョブの終了予測時刻)を、起動したアプリに目標時刻として引渡せばよい。第2の実施の形態においては、ログインユーザが実行を指示したジョブが連続して実行される場合には、それらのジョブ終了予測時刻を加算すればよい。ログインユーザが実行を指示したジョブが連続して実行されず、間に他のユーザが実行を指示したジョブが実行される場合には、ログインユーザが指示した複数のジョブのうち最後に実行されるジョブの前に実行される他のユーザが指示したジョブの実行時間をも考慮して、ログインユーザが指示した全てのジョブが終了する予測時刻(即ち最後のジョブの終了予測時刻)を計算すればよい。
第1及び第2の実施の形態においては、通信方式がNFC規格にしたがったものである場合を説明したが、これに限定されない。携帯端末装置と画像形成装置とが相互に無線通信できるものであればよく、Bluetooth(登録商標)、WiFi等であってもよい。NFCであれば、画像形成装置100の無線通信I/F部150の近傍(約数cm以下の距離)には、最大1台の携帯端末しか同時には存在しないので、一旦携帯端末が検出されると、画像形成装置はその携帯端末と通信することができる。しかし、近距離無線通信よりも通信距離が長い、WiFi等を用いる場合には、画像形成装置の周りに複数の携帯端末が存在し得るので、通信相手を特定して通信を行なうことが必要になる。特定の1台の携帯端末と通信するためには、イニシエータである画像形成装置は、ターゲットである携帯端末のIDを特定した後、そのIDと自己のIDとを含む要求コマンドを送信すればよい。ターゲットである携帯端末から、画像形成装置に返信データを送信する場合には、画像形成装置のIDと自己のIDとを含む返信データを送信すればよい。データを受信した装置は、受信したデータに自己のIDが含まれていれば、受信したデータを使用し、含まれていなければ、自己宛のデータではないので、受信したデータを破棄する。
第3の実施の形態においては、通信方式としてWiFiを採用する場合を説明したが、これに限定されない。Bluetooth(登録商標)を用いてもよい。
第3の実施の形態においては、画像形成装置がWiFiルータの機能を有する場合を説明したが、これに限定されない。画像形成装置の外部に、WiFiルータ機能を備えた装置を設けてもよい。その場合、画像形成装置には、WiFi通信の子機としての機能があればよい。画像形成装置から携帯端末装置にジョブ終了予測時刻を送信するためには、画像形成装置に、携帯端末装置のアドレス(IPアドレス等)が予め登録されていればよい。
第3の実施の形態においては、画像形成装置が、定期的に、ジョブ終了予測時刻を計算して携帯端末装置に送信し、携帯端末装置が、ジョブ終了予測時刻を受信する度に、目標時刻を更新する場合を説明したがこれに限定されない。画像形成装置は、ジョブ終了予測時刻を定期的に計算するが、計算結果が前回の計算結果と異なる場合にのみ、携帯端末装置に送信するようにしてもよい。また、携帯端末装置は、受信したジョブ終了予測時刻が、前回受信したジョブ終了予測時刻と異なる場合にのみ、目標時刻を更新するようにしてもよい。
第1〜第3の実施の形態においては、画像形成装置に関して説明したが、画像形成装置に限定されない。ユーザにより処理(ジョブ)の実行が指示された後、その処理の完了までに長時間を要する処理を実行する可能性がある電子機器であれば、本発明を適用することができる。
以上、実施の形態を説明することにより本発明を説明したが、上記した実施の形態は例示であって、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々変更して実施することができる。
100 画像形成装置
110 制御部
112 端末検出部
114 端末制御部
116 ジョブ終了予測時刻計算部
120 記憶部
122 制御プログラム格納部
124 装置状態格納部
140 タッチパネルディスプレイ
142 入力部
144 表示部
146 スタートボタン
150 無線通信I/F部
152 マーク
160 バス
200 携帯端末装置
202 CPU
204 メモリ
206 RAM
208 タイマ
210 タッチパネルディスプレイ
212 入力部
214 表示部
230 無線通信I/F部
232 スピーカ
234 開口部
240 バス

Claims (7)

  1. 電子機器と、前記電子機器と通信可能な携帯端末装置とを含む情報表示システムであって、
    前記電子機器は、
    ジョブの実行の指示及び実行条件の入力を受付ける入力手段と、
    前記ジョブの実行状況に関する状態情報を記憶する記憶手段と、
    前記ジョブの前記実行条件及び前記状態情報を用いて前記ジョブの終了予測時刻を算出する算出手段と、
    前記携帯端末装置を検出する検出手段と、
    算出された前記終了予測時刻を、前記検出手段により検出された前記携帯端末装置に送信する送信手段とを含み、
    前記携帯端末装置は、
    前記電子機器から送信された前記終了予測時刻を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記終了予測時刻が経過したか否かを判定する計時手段と、
    前記計時手段により前記ジョブの終了予測時刻が経過したと判定されたことを受けて、報知処理を実行する報知手段とを含む、情報表示システム。
  2. 前記入力手段により複数のジョブの実行が指示されたことを受けて、
    前記算出手段は、複数の前記ジョブの各々に関して前記終了予測時刻を算出し、且つ、
    前記送信手段は、算出された複数の前記終了予測時刻を前記携帯端末装置に送信する、又は、
    前記算出手段は、複数の前記ジョブのうち最後に実行されるジョブの終了予測時刻を算出し、且つ、
    前記送信手段は、算出された最後に実行される前記ジョブの終了予測時刻を前記携帯端末装置に送信する、請求項1に記載の情報表示システム。
  3. 前記電子機器は、ユーザ毎に前記電子機器の使用を許可するか否かを判定する認証手段をさらに含み、
    前記算出手段は、前記認証手段により前記電子機器の使用が許可されたユーザが実行を指示したジョブに関して前記終了予測時刻を算出する、請求項1又は2に記載の情報表示システム。
  4. 前記報知手段は、音、振動、及び発光の少なくとも1つにより前記報知処理を実行する、請求項1から3の何れか1項に記載の情報表示システム。
  5. 前記送信手段は、前記携帯端末装置に、所定のコンピュータプログラムを有しているか否かを問合せるコマンドを送信し、
    前記携帯端末装置は、前記コマンドを受信したことを受けて、前記所定のコンピュータプログラムを有するか否かを表す回答情報を、前記電子機器に送信する手段をさらに含み、
    前記電子機器は、前記回答情報が、前記携帯端末装置が前記所定のコンピュータプログラムを有していないことを表す情報であれば、前記送信手段により、前記所定のコンピュータプログラムを、前記携帯端末装置に送信させる、請求項1から4の何れか1項に記載の情報表示システム。
  6. 前記算出手段は、ジョブの実行状況に応じて前記終了予測時刻を繰返し算出し、
    前記送信手段は、繰返し算出された前記終了予測時刻を、前記検出手段により検出された前記携帯端末装置に送信する、請求項1から5の何れか1項に記載の情報表示システム。
  7. 携帯端末装置と通信可能な電子機器であって、
    ジョブの実行の指示及び実行条件の入力を受付ける入力手段と、
    前記ジョブの実行状況に関する状態情報を記憶する記憶手段と、
    前記ジョブの前記実行条件及び前記状態情報を用いて前記ジョブの終了予測時刻を算出する算出手段と、
    前記携帯端末装置を検出する検出手段と、
    算出された前記終了予測時刻を、前記検出手段により検出された前記携帯端末装置に送信する送信手段とを含み、
    前記携帯端末装置に送信された前記終了予測時刻は、前記携帯端末装置により、報知処理を実行するタイミングの決定に利用される、電子機器。
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