JP2015169442A - ガラスびんの口部検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラスびんの口部検査装置において、簡単な構成でガラスびんの口部のびりを検出できるようにする。
【解決手段】ガラスびん11の口部検査装置は、ガラスびん11を回転させる回転機構と、回転するガラスびん11の口部11dに斜め上方から光を照射する投光器21と、ガラスびん11の口部11dの壁面を透過した平行光Lを検出して口部びりを検出するラインセンサカメラ22と、を備え、ラインセンサカメラ22があおり角Pを備え、ガラスびん11の口部11dの縦方向全域に焦点を合わせて検出可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガラスびんの口部検査装置に関する。
従来、ガラスびんの口部検査装置において、ガラスびんの口部の周囲に投光器及び受光器を配置し、口部のびりで反射した投光器の光を受光器で検出することで、びりの存在を検査する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。びりの位置や角度は様々であり、びりからの反射光の方向も多方向となるため、特許文献1では、ガラスびんの口部の周囲に複数の投光器及び受光器が設けられている。
特開平10−82624号公報
しかしながら、上記従来のガラスびんの口部検査装置では、多数の投光器及び受光器を必要とするため、口部検査装置の構成が複雑になっていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ガラスびんの口部検査装置において、簡単な構成でガラスびんの口部のびりを検出できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、ガラスびんを回転させる回転機構と、回転するガラスびんの口部に斜め上方から光を照射する投光器と、ガラスびんの口部壁面を透過した光を検出して口部びりを検出するラインセンサカメラと、を備え、ラインセンサカメラがあおり角を備え、ガラスびんの口部の縦方向全域に焦点を合わせて検出可能としたことを特徴とする。
本発明によれば、ガラスびんの口部壁面を透過した光をラインセンサカメラで検出することで口部びりを検出でき、他方向の反射光を検出するために複数の投光器及び受光器を設ける必要がない。また、ラインセンサカメラがあおり角を備えるため、斜め上方から光が口部壁面を透過する構成であっても、口部の縦方向全域に焦点を合わせることができる。このため、簡単な構成でガラスびんの口部びりを検出できる。
また、本発明は、前記投光器の出射面にライトコントロールフィルムを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、投光器の出射面にライトコントロールフィルムを備えたため、投光器から出射される光の拡散を制限し、光を口部壁面を透過する方向に向けることができる。このため、ラインセンサカメラで撮影する画像のコントラストを上げることができ、口部びりを容易に検出できる。
また、本発明は、前記ラインセンサカメラが撮影する透過光の光量を検出し、この光量がしきい値を超えて減少したとき、前記投光器の光量を増加させることを特徴とする。
本発明によれば、ガラスびんの種類によって透過光の光量が変化したとしても、口部びりを正しく検出できる。
さらに、本発明は、前記ラインセンサカメラがエリアセンサカメラの機能を備え、初期設定時にエリアセンサカメラとしての撮影画像中の所定のラインを選択し、前記口部の検査中には当該選択したラインの画像を処理することを特徴とする。
本発明によれば、初期設定時には、ラインセンサカメラは、エリアセンサカメラとして撮影して測定位置の位置合わせ等を容易にでき、口部の検査中には、ラインセンサカメラとして撮像して解像度や処理速度を向上できる。
また、本発明は、前記ラインセンサカメラは、前記口部の内面から外面へ1回だけ透過した前記投光器からの透過光を検出することを特徴とする。
本発明によれば、ラインセンサカメラは、口部の内面から外側面へ1回だけ透過した投光器からの透過光を直接検出するため、透過光が周囲の口部の壁面に乱されることが無く、口部びりを正しく検出できる。
本発明に係るガラスびんの口部検査装置では、簡単な構成でガラスびんの口部のびりを検出できる。
本発明の実施の形態に係るガラスびんの口部検査装置の平面図である。 口部検査装置によってガラスびんを検査する状態を示す側面図である。 ガラスびんの上部の断面図である。 カメラ本体の光検出器を示す図である。 口部検査装置をセットする際に使用される画像を示す図である。 口部を口部検査装置で測定した測定結果を示す図である。 口部を口部検査装置で測定した測定結果を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るガラスびんの口部検査装置の平面図である。
口部検査装置10は、ガラスびん11の生産ライン上や、ガラスびん11の内容物の充填ライン上に設けられる。口部検査装置10は、搬入コンベア(不図示)から搬入されるガラスびん11を円周方向に送るスターホイール12と、ガラスびん11の口部びり29(図6)を検出する口部検査部13と、円板状のドライブホイール14と、口部検査部13及びドライブホイール14等を制御する制御部20とを備える。制御部20は、例えば、CPU,RAM,ROM及び種々のソフトウェアがインストールされたパーソナルコンピュータである。
スターホイール12は、円板状のホイール15と、ホイール15の中心に設けられる回転軸16とを備え、ホイール15は回転軸16を中心に図1中の半時計方向に回転する。ホイール15は、ガラスびん11を収容する略半円状の凹部15aを外周部に有する。凹部15aは、ホイール15の径方向に略等間隔で複数設けられる。ホイール15は、各凹部15aの底部側に、ガラスびん11をガイドするローラー17,17を一対備える。
スターホイール12の外周側には、上記ドライブホイール14と、スターホイール12を外周側から囲ってガラスびん11の移動をガイドする環状のガイド枠(不図示)とが設けられる。ガラスびん11は、鉛直方向に立てた姿勢で凹部15aに収容され、外周部にスターホイール12が密着することでローラー17,17側に押し付けられる。ガラスびん11の検査中には、ガラスびん11は、回転駆動されるドライブホイール14によって、中心軸Cを中心に回転させられる。ドライブホイール14とローラー17,17とは、ガラスびん11を凹部15a内で回転させる回転機構18を構成する。
上記搬入コンベアから図1のD1方向に凹部15aへ搬入されたガラスびん11は、ホイール15の回転に伴って周方向に順次搬送され、所定の各ポジションで欠陥等を検査される。口部検査装置10は、スターホイール12の近傍に、口部検査部13の他にも欠陥や寸法等の測定機を備えるが、本実施の形態では、他の測定機の図示は省略されている。検査を終えたガラスびん11は、搬出コンベア(不図示)によって図1のD2方向へスターホイール12から搬出され、生産ラインの下流へ移動する。
図2は、口部検査部13によってガラスびん11を検査する状態を示す側面図である。ここで、図2では、ガラスびん11はスターホイール12を支持する装置の搬送面に下方から支持されており、スターホイール12及びドライブホイール14等の図示は省略されている。図3は、ガラスびん11の上部の断面図である。
図1〜図3に示すように、ガラスびん11は、底部11aと、底部11aから上方に延びる円筒状の胴部11bと、胴部11bから上方へ延びて上端側ほど先細りとなる肩部11cと、肩部11cの上端に設けられる口部11dとを有する。ガラスびん11は、例えば、金型に注入された溶融ガラスをブロー成形して製造される。
口部11dは、円筒状の筒状部19と、筒状部19の上部の外周面から径方向に突出する平面視で螺旋状のねじ部19aと、ねじ部19aの下方で筒状部19から径方向外側に突出するスカート部19bと、スカート部19bの下面であるスカート下19cとを備える。筒状部19の上面19dは、底部11aと略平行であり、ガラスびん11を立てた状態では、略水平である。
ねじ部19aには、口部11dを塞ぐ蓋(不図示)が螺合される。スカート部19bは、上記蓋の下面を受けるフランジ状に形成された部分であり、スカート部19bの周囲の口部11dよりも板厚が厚く形成されている。
口部検査部13は、ガラスびん11の口部11dに斜め上方から光を照射する投光器21と、口部11dを透過した投光器21の光を検出するラインセンサカメラ22とを備える。口部検査部13は、スターホイール12から独立した他のブラケット(不図示)に固定されており、スターホイール12が回転しても移動しない。詳細には、投光器21は、ガラスびん11よりもスターホイール12の径方向内側において口部11dよりも上方に配置される。また、ラインセンサカメラ22は、ガラスびん11よりもスターホイール12の径方向外側において口部11dよりも下方に配置される。
投光器21は、略平坦な投光面21a(出射面)から光を照射する面光源であり、例えば、LEDを光源とする投光器である。投光器21は、投光面21aの全面を覆うライトコントロールフィルム23を備える。ライトコントロールフィルム23は、ライトコントロールフィルム23を通過する光の拡散を制限して光に指向性を付与するものであり、ライトコントロールフィルム23を通過した光は平行光Lとなる。すなわち、投光面21aから投光された光は、投光面21aの法線方向に直進する平行光Lとなって口部11dに照射される。
投光器21は、ガラスびん11よりも上方且つガラスびん11よりもスターホイール12の径方向内側の位置から径方向外側の下方に平行光Lを照射するように、傾斜して配置される。平行光Lの入射方向と口部11dの上面19dとのなす角度Aは、例えば45°である。
口部11dにおいて、平行光Lが投光器21から口部11dの内面に直接入射する部分は、測定領域40である。口部11dにおいて測定領域40に対向する位置で、平行光Lが投光器21から口部11dの外側面に直接入射する部分は、他の領域41である。投光器21は、測定領域40において、平行光Lが、少なくともスカート下19cから上面19dまでの口部11dの上下の全域を透過するように設けられる。
このように、口部11dに斜め上方から平行光Lを照射することで、平行光Lの一部は、測定領域40を口部11dの内面から外側面へ一度だけ透過し、ラインセンサカメラ22に届く。このため、他の領域41を通らずに測定領域40を一度だけ透過した透過光によって口部11dを撮影でき、口部11dの状態をラインセンサカメラ22で鮮明に撮影できる。角度Aの範囲は、他の領域41を通らずに測定領域40を一度だけ透過した平行光Lをラインセンサカメラ22が検出可能な範囲で変更可能である。
ラインセンサカメラ22は、回転されているガラスびん11の口部11dを撮影する。ラインセンサカメラ22は、平行光Lを受光するレンズ24と、レンズ24が取り付けられるカメラ本体25とを備える。ラインセンサカメラ22は、平行光Lの光路上に位置し、ガラスびん11を透過した平行光Lを受光する。
レンズ24は、平行光Lが入射するレンズ面24aが平行光Lに略直交するように傾斜して配置される。すなわち、レンズ面24aは、口部11dの外側面を外下方から撮影する方向に向けられている。
レンズ面24aが口部11dの外側面に対して傾斜して設けられるため、口部11dの高さ方向では、レンズ面24aと口部11dの外側面との間の距離は、口部11dの高さ方向で異なっており、口部11dの上面19d側へ行くほど、距離が大きくなる。このため、カメラ本体25は、レンズ24に対してあおり角Pを有して取り付けられている。あおり角Pは、レンズ面24aと口部11dの外側面との間の距離に対応して、カメラ本体25の上部側ほどカメラ本体25とレンズ24との間の間隔が大きくなるように設けられている。このように、あおり角Pを設けることで、口部11dを斜め下方向から撮影する構成であっても、口部11dの上下方向(縦方向)の全域に亘って口部11dの外側面に焦点を良好に合わせることができ、口部11dの状態を鮮明に撮影できる。
図4は、カメラ本体25の光検出器26を示す図である。
カメラ本体25は、図4に示すように、平行光Lを受光する受光部としての光検出器26を内部に備える。光検出器26は、基板26aと、基板26a上に支持される略矩形のセンサ26bとを備える。センサ26bは、制御部20の制御によって、エリアセンサとして使用可能であり、ラインセンサとしても使用可能である。すなわち、ラインセンサカメラ22は、エリアセンサカメラとしても使用可能である。
制御部20は、センサ26bをラインセンサとして使用する場合、センサ26bの任意の1ライン27をセンサとして機能させる。センサ26bをラインセンサとして使用する場合、エリアセンサとして使用する場合に比して、データ数を削減でき、処理速度、フレームレート、及び、画質等を向上できる。
図5は、口部検査部13をセットする際に使用される画像を示す図である。
ラインセンサカメラ22の撮影する画像は、制御部20に接続されたモニターに表示される。口部検査部13は、生産されるガラスびん11の種類によって、ラインセンサカメラ22及び投光器21の位置や角度が調整される。口部検査部13を初期設定時にセットする際には、制御部20は、センサ26bをエリアセンサとして使用する。これにより、モニター上には、図5に示すように、ガラスびん11が回転していない状態であっても、口部11dの略全体が表示される。
作業者は、モニターを見ながら、モニター上でラインセンサとしてセンサ26bで撮影する際の撮影位置28(所定のライン)を選択する。撮影位置28は、中心軸Cに略一致する位置に設定される。制御部20は、口部びりの測定の際は、選択された撮影位置28を撮影可能なセンサ26bの1ライン27をラインセンサとして機能させる。
このように、口部検査部13をセットする際には、センサ26bをエリアセンサとして使用するため、口部11dの略全体をモニターに表示でき、口部検査部13の位置合わせや、撮影位置28の設定を容易に行うことができる。また、口部びりを測定する際には、センサ26bをエリアセンサとして機能させて、鮮明な画像を得ることができる。また、中心軸Cに略一致する位置を撮影位置28とするため、口部11dの厚みが最も薄い位置で平行光Lを透過させることができ、鮮明な画像を得ることができる。
図6及び図7は、口部11dを口部検査部13で測定した測定結果を示す図である。
図6及び図7では、ラインセンサカメラ22で撮影した口部11dの画像が紙面の上部に示され、この撮影した部分の光量の分布が紙面の下部に示されている。また、図6及び図7では、紙面の右方向が口部11dの上面19d(図3)の方向側に対応している。
制御部20は、ドライブホイール14によって回転されるガラスびん11をラインセンサとして使用されるラインセンサカメラ22で撮影し、撮影した画像を周方向に結合することで、口部11dの状態を全周に亘って撮影し、この画像をモニターに表示する。
図6及び図7では、口部11dの上面19d側から順に、ねじ部19a、スカート部19b及びスカート下19cが表示されている。スカート部19bとスカート下19cとの境界には、スカート部19bのエッジ19eが表示されている。スカート下19cには、スカート下19cの周方向に沿って延びる横長の口部びり29が形成されており、口部びり29がモニターに表示されている。
口部びり29は、口部びり29内部に形成される内部亀裂であり、ガラスびん11を製造する際において、ガラスびん11と金型との接触面で生じ易い。口部びり29は、ガラスびん11と金型との摩擦が大きい箇所や、分割式の金型の合わせ面近傍で特に発生し易い。スカート下19cは、金型との摩擦が大きい箇所であり、口部びり29が発生し易い。
図6及び図7では、口部11dにおける平行光Lの透過量が多い場所が明るく表示されており、透過量が少ない場所が暗く表示されている。ねじ部19a及びエッジ19eは、平行光Lの透過量が多く、明るく表示されている。また、スカート部19b及びスカート下19cは、平行光Lに対して傾斜しているため、平行光Lの透過量が少なくなり、暗く表示されている。口部びり29は、内部亀裂であるため、口部びり29に入射した平行光Lが多方向に反射される部分を有する。このため、口部びり29を透過する平行光Lの光量が減少し、口部びり29の一部はスカート下19cよりも暗く表示される。口部びり29は、明るく表示される部分も有するが、暗く表示される部分は、口部びり29の長手方向に連続して存在する。
図6の下部には、図6上部の画像中に示された測定位置30の部分の光量の分布が示されている。測定位置30は、口部びり29を含んでいる。この光量の分布に示されるように、口部びり29に対応する部分では、口部びり29の周囲のスカート下19cの光量よりも光量が急激に減少する減少ピーク31が形成されている。
図7の下部には、図7上部の画像中に示された測定位置32の部分の光量の分布が示されている。測定位置32は、測定位置30の近傍で口部びり29を含まない測定位置である。測定位置32では、口部びり29が含まれていないため、減少ピーク31は形成されておらず、減少ピーク31に対応する位置の光量は、周囲と同等である。
このため、減少ピーク31の発生に基づいて、口部びり29の存在を検出することができる。また、従来のように反射光を検出して口部びり29を検出する場合には、スカート部19bの上面等に反射される反射光との区別が難しく、スカート下19cの口部びり29の検出が困難であったが、透過光を利用することで、他の部分に照射される光の影響をほとんど受けずに口部びり29を正しく検出できる。
また、口部11dの内面から外側面に平行光Lを透過させるため、金型等との接触によって口部11dの外側面近傍に形成される口部びり29の存在が平行光Lの光量に反映され易い。このため、口部びり29を正しく検出できる。
制御部20は、例えば、口部びり29が含まれていない基準画像と、口部びり29が含まれている測定画像の差分処理をすることで、口部びり29の存在を検出することができる。本実施の形態では、ラインセンサで撮影した鮮明な画像に基づいて差分処理をするため、エリアセンサで撮影した場合に比して、より効果的に口部びり29を検出できる。
また、制御部20には、スカート部19bの位置情報が記憶されており、制御部20は、この位置情報に基づいて、スカート部19bの光量を監視する。スカート部19bは、ガラスびん11の大きさに対応して厚さが変化する部分である。そして、制御部20は、スカート部19bの光量がしきい値を超えて減少したとき、投光器21に供給する電流を増加させ、投光器21の光量を増加させる。このため、ガラスびん11の種類が変更されて口部11dの厚さが大きくなったとしても、常に適切な光量を得ることができ、口部びり29を正しく検出できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、ガラスびん11の口部検査装置10は、ガラスびん11を回転させる回転機構18と、回転するガラスびん11の口部11dに斜め上方から平行光Lを照射する投光器21と、ガラスびん11の口部11dの壁面を透過した平行光Lを検出して口部びり29を検出するラインセンサカメラ22と、を備え、ラインセンサカメラ22があおり角Pを備え、ガラスびん11の口部11dの縦方向全域に焦点を合わせて検出可能とした。これにより、ガラスびん11の口部11dの壁面を透過した平行光Lをラインセンサカメラ22で検出することで口部びり29を検出でき、他方向の反射光を検出するために複数の投光器及び受光器を設ける必要がない。また、ラインセンサカメラ22があおり角Pを備えるため、斜め上方から平行光Lが口部11dの壁面を透過する構成であっても、口部11dの縦方向全域に焦点を合わせることができる。このため、簡単な構成でガラスびん11の口部びり29を検出できる。
また、投光器21の投光面21aにライトコントロールフィルム23を備えたため、投光器21から出射される光を平行光Lにすることができる。このため、ラインセンサカメラ22で撮影する画像のコントラストを上げることができ、口部びり29を容易に検出できる。
また、ラインセンサカメラ22が撮影する透過光の光量を検出し、この光量がしきい値を超えて減少したとき、投光器21の光量を増加させるため、ガラスびん11の種類によって透過光の光量が変化したとしても、口部びり29を正しく検出できる。
さらに、ラインセンサカメラ22がエリアセンサカメラの機能を備え、初期設定時にエリアセンサカメラとしての撮影画像中の所定の撮影位置28を選択し、口部11dの検査中には、制御部20は撮影位置28の画像を処理する。このため、初期設定時には、エリアセンサカメラとして撮影して測定位置の位置合わせ等を容易にでき、口部11dの検査中には、ラインセンサカメラとして撮像して解像度や処理速度を向上できる。
また、ラインセンサカメラ22は、口部11dの内面から外側面へ1回だけ透過した投光器21からの透過光である平行光Lを直接検出するため、平行光Lが測定領域40の周囲の口部11dの他の領域41に乱されることが無く、口部びり29を正しく検出できる。
10 口部検査装置
11 ガラスびん
11d 口部
21 投光器
21a 投光面(出射面)
22 ラインセンサカメラ
23 ライトコントロールフィルム
28 撮影位置(所定のライン)
P あおり角

Claims (5)

  1. ガラスびんを回転させる回転機構と、
    回転するガラスびんの口部に斜め上方から光を照射する投光器と、
    ガラスびんの口部壁面を透過した光を検出して口部びりを検出するラインセンサカメラと、を備え、ラインセンサカメラがあおり角を備え、ガラスびんの口部の縦方向全域に焦点を合わせて検出可能としたことを特徴とするガラスびんの口部検査装置。
  2. 前記投光器の出射面にライトコントロールフィルムを備えたことを特徴とする請求項1に記載のガラスびんの口部検査装置。
  3. 前記ラインセンサカメラが撮影する透過光の光量を検出し、この光量がしきい値を超えて減少したとき、前記投光器の光量を増加させることを特徴とする請求項1または2に記載のガラスびんの口部検査装置。
  4. 前記ラインセンサカメラがエリアセンサカメラの機能を備え、初期設定時にエリアセンサカメラとしての撮影画像中の所定のラインを選択し、前記口部の検査中には当該選択したラインの画像を処理することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のガラスびんの口部検査装置。
  5. 前記ラインセンサカメラは、前記口部の内面から外側面へ1回だけ透過した前記投光器からの透過光を直接検出することを特徴とする請求項1に記載のガラスびんの口部検査装置。
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