JP2015168496A - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、かご上手摺装置及び天蓋の重量化を防止しつつ、簡単な構成によりかご上手摺装置をかご上に強固に支持することを目的とするものである。
【解決手段】かご上手摺装置31は、水平に配置された上部横手摺32、水平に配置された中間横手摺33、天蓋30上に垂直に立てられた一対の縦手摺34、及び一対の弾性支持部35を有している。弾性支持部35は、各縦手摺34の下端部と天蓋30との間に介在している。各縦手摺34は、弾性支持部35を介して天蓋30に接続されている。また、各弾性支持部35は、上下方向へ弾性変形可能になっている。これにより、弾性支持部35は、かご枠21に対するかご室27の上下方向への変位を吸収する。
【選択図】図3

Description

この発明は、かごの上部にかご上手摺装置が設けられているエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータ装置では、作業員がかご上に乗って保守作業を行う際の安全対策として、かご上に手摺装置が設置されている。このような手摺装置の固定方法としては、かご枠の上梁に固定する方法(例えば、特許文献1参照)、及びかご室の天蓋に直接固定する方法(例えば、特許文献2参照)が知られている。
実開平5−12467号公報 特開2005−132547号公報
特許文献1に示された従来のエレベータ装置では、手摺装置が上梁に固定されているため、手摺装置の支持構造が、モーメント力に対して弱い片持ち梁構造となる。このため、かごの奥行方向への手摺装置の寸法が大きくなる程、上梁への固定部にはモーメント力に対して大きな強度を確保する必要があり、手摺装置自体の重量の増加、及びこれに伴う運搬性と据付性の悪化等が問題となる。
一方、特許文献2に示された従来のエレベータ装置では、手摺装置が天蓋に直接固定されているので、手摺装置の質量及び手摺装置に加わる全荷重を天蓋で負担することになり、天蓋の強度を上げる必要があった。
ここで、手摺装置を上梁に固定する場合、片持ち梁構造となるのが基本であるが、その理由として、乗用エレベータ、人荷用エレベータ(人主体)及び寝台用エレベータのかご床が防振床構造であること挙げられる。防振床構造とは、かご床が防振装置(ゴム又はばね等)により支えられた構造である。防振床構造では、かご床に荷重が加わると、防振装置の撓みによりかご床がかご枠に対して沈み込む。このとき、かご床に固定されたかご室も下方へ変位する。
このため、上梁に固定された従来の手摺装置では、上梁に対して上下方向へ変位する天蓋に支持点を追加できず、片持ち梁構造となっている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、かご上手摺装置及び天蓋の重量化を防止しつつ、簡単な構成によりかご上手摺装置をかご上に強固に支持することができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、かご枠と、かご枠に対して上下方向へ変位可能なかご室とを有するかご、及びかごの上部に設けられているかご上手摺装置を備え、かご上手摺装置は、かご室の天井を構成する天蓋に接続され、かつ天蓋上に垂直に立てられた縦手摺と、かご枠及び縦手摺に接続され、かつ水平に配置された横手摺とを有しており、縦手摺の天蓋への接続部、横手摺のかご枠への接続部、横手摺の縦手摺への接続部、縦手摺の中間部、及び横手摺の中間部の少なくともいずれか1箇所には、かご枠に対するかご室の上下方向への変位を弾性変形により吸収する弾性支持部が介在している。
この発明のエレベータ装置は、かご上手摺装置がかご枠及び天蓋に接続されており、かつ、かご室の上下方向への変位が弾性支持部の弾性変形により吸収されるので、かご上手摺装置及び天蓋の重量化を防止しつつ、簡単な構成によりかご上手摺装置をかご上に強固に支持することができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 図1のかごを示す斜視図である。 図2のかごの要部を示す側面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。 この発明の実施の形態5によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。 この発明の実施の形態6によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。 この発明の実施の形態7によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。 この発明の実施の形態8によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。 この発明の実施の形態9によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。 この発明の実施の形態10によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2には、巻上機(駆動装置)3、そらせ車4、及び制御装置5が設置されている。巻上機3は、駆動シーブ6、駆動シーブ6を回転させる巻上機モータ(図示せず)、及び駆動シーブ6の回転を制動する巻上機ブレーキ(図示せず)を有している。
駆動シーブ6及びそらせ車4には、懸架体7が巻き掛けられている。懸架体7としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。懸架体7の第1の端部には、かご8が接続されている。懸架体7の第2の端部には、釣合おもり9が接続されている。
かご8及び釣合おもり9は、懸架体7により昇降路1内に吊り下げられており、巻上機3の駆動力により昇降路1内を昇降する。制御装置5は、巻上機3の回転を制御することにより、設定した速度でかご8を昇降させる。
昇降路1内には、かご8の昇降を案内する一対のかごガイドレール10と、釣合おもり9の昇降を案内する一対の釣合おもりガイドレール(図示せず)とが設置されている。
かご8の下部には、かごガイドレール10を把持してかご8を非常停止させる非常止め装置11が搭載されている。非常止め装置11には、非常止め装置11を作動させる作動レバー12が設けられている。
機械室2には、かご8の過大速度での走行の有無を監視する調速機13が設けられている。調速機13は、調速機シーブ14、過大速度検出スイッチ及びロープキャッチ等を有している。調速機シーブ14には、調速機ロープ15が巻き掛けられている。
調速機ロープ15は、昇降路1内に環状に敷設され、作動レバー12に接続されている。また、調速機ロープ15は、昇降路1の下部に配置された張り車16に巻き掛けられている。かご8が昇降すると、調速機ロープ15が循環移動し、かご8の走行速度に応じた回転速度で調速機シーブ14が回転する。
調速機13では、かご8の走行速度が過大速度に達したことが機械的に検出される。検出する過大速度としては、定格速度Vrよりも高い第1の過大速度Vosと、第1の過大速度よりも高い第2の過大速度Vtrとが設定されている。
かご8の走行速度が第1の過大速度Vosに達すると、過大速度検出スイッチが操作される。これにより、巻上機3への給電が遮断され、かご8が緊急停止する。
かご8の下降速度が第2の過大速度Vtrに達すると、ロープキャッチにより調速機ロープ15が把持され、調速機ロープ15の循環が停止される。これにより、作動レバー12が操作されて非常止め装置11が作動し、かご8が非常停止する。
図2は図1のかご8を示す斜視図である。かご枠21は、一対の立柱22a,22b、立柱22a,22bの上端部間に固定された一対の上梁23a,23b、及び立柱22a,22bの下端部間に固定された一対の非常止め梁24a,24bを有している。懸架体7は、上梁23a,23bに接続されている。
非常止め梁24a,24b上には、かご床25が固定されている。かご床25上には、複数の防振装置26を介してかご室27が支持されている。かご室27の前面には、かご出入口を開閉する一対のかごドア28a,28bが設けられている。かご室27の前面上部には、かごドア28a,28bを開閉動作させるかごドア装置29が設けられている。
かご室27の上部には、かご室27の天井を構成する天蓋30が設けられている。また、かご8の上部には、かご上手摺装置31が設けられている。なお、図2では、かご上手摺装置31の一部のみを示している。
図3は図2のかご8の要部を示す側面図である。図3では、かご上手摺装置31の立柱22a,22bよりも後ろ側の部分のみを示しているが、前側にも同様の構成を配置することができる。これは、図4〜12についても同様である。
図3において、かご上手摺装置31は、水平に配置された上部横手摺32、水平に配置された中間横手摺33、天蓋30上に垂直に立てられた一対の棒状の縦手摺34、及び一対の弾性支持部35を有している。横手摺32,33は、作業領域を囲む枠体である。
上部横手摺32は、上梁23a,23b上に固定されている。中間横手摺33は、上部横手摺32の下方でかご枠21に対して固定されている。各縦手摺34の上端部には、上部横手摺32が固定されている。また、各縦手摺34の中間部には、中間横手摺33が固定されている。
弾性支持部35は、各縦手摺34の下端部と天蓋30との間に介在している。各縦手摺34は、弾性支持部35を介して天蓋30に接続(結合)されている。このように、かご上手摺装置31の天蓋30との接続部は弾性支持であり、かご上手摺装置31の他の接続部は固定支持となっている。
また、各弾性支持部35は、例えばゴム片又はばね等により構成されており、上下方向へ弾性変形可能(例えば最大15mm程度)になっている。これにより、弾性支持部35は、かご枠21に対するかご室27の上下方向への変位を吸収する。
このようなエレベータ装置では、かご室27の上下方向への変位を弾性支持部35で吸収することができるので、かご室27の上下方向への変位を大きく妨げることなく、上梁23a,23b及び天蓋30の両方からかご上手摺装置31の支持点を得ることができる。
このため、弾性支持部35を用いずに縦手摺34を天蓋30に直接結合した場合に比べて、かご室27の変位によりかご上手摺装置31が受ける荷重を軽減することができる。
また、かご上手摺装置31の支持構造が両持ち梁構造となるため、片持ち梁構造に比べて、モーメント力に対して強くなり、かご上手摺装置31の重量を軽減することができる。これにより、かご上手摺装置31の運搬性及び据付性を向上させることができる。
さらに、支持点が増えることにより、かご上手摺装置31を固定するためのボルト及び軸等の部材の強度も下げることができる。
さらにまた、かご上手摺装置31を天蓋30のみに固定する場合に比べて、天蓋30を薄肉化して天蓋30の強度を下げることができる。
このように、かご上手摺装置31及び天蓋30の重量化を防止しつつ、簡単な構成によりかご上手摺装置31をかご8上に強固に支持することができる。
実施の形態2.
次に、図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。実施の形態2のかご上手摺装置36では、実施の形態1の中間横手摺33が取り除かれている。また、弾性支持部35が各縦手摺34の上端部と上部横手摺32との間に介在している。さらに、各縦手摺34の下端部は、天蓋30に直接接続(結合)されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、かご室27の上下方向への変位を弾性支持部35で吸収することができ、かご上手摺装置36及び天蓋30の重量化を防止しつつ、簡単な構成によりかご上手摺装置36をかご8上に強固に支持することができる。
なお、実施の形態2では、中間横手摺33を取り除いたが、中間横手摺33を用いつつ、中間横手摺33と各縦手摺34との間、又は中間横手摺33とかご枠21との間にも弾性支持部35を介在させてもよい。
実施の形態3.
次に、図5はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。実施の形態3のかご上手摺装置37では、上部横手摺32及び中間横手摺33とかご枠21との間に弾性支持部35がそれぞれ介在している。即ち、上部横手摺32と上梁23bとの間、及び中間横手摺33と立柱22a,22bとの間に弾性支持部35がそれぞれ介在している。
また、各縦手摺34の下端部は、天蓋30に直接接続(結合)されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、かご室27の上下方向への変位を弾性支持部35で吸収することができ、かご上手摺装置37及び天蓋30の重量化を防止しつつ、簡単な構成によりかご上手摺装置37をかご8上に強固に支持することができる。
なお、実施の形態3のかご上手摺装置37から中間横手摺33を取り除いてもよい。
実施の形態4.
次に、図6はこの発明の実施の形態4によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。実施の形態4のかご上手摺装置38では、上部横手摺32の中間部及び各縦手摺34の中間部に弾性支持部35がそれぞれ介在している。即ち、上部横手摺32及び縦手摺34を構成するアングル材がそれぞれ長手方向に分割されており、分割されたアングル材同士が弾性支持部35を介して連結されている。他の構成は、実施の形態2と同様である。
このような構成によっても、かご室27の上下方向への変位を弾性支持部35で吸収することができ、かご上手摺装置38及び天蓋30の重量化を防止しつつ、簡単な構成によりかご上手摺装置38をかご8上に強固に支持することができる。
なお、実施の形態4において、かご室27の上下方向への変位を吸収できれば、上部横手摺32又は縦手摺34のみに弾性支持部35を設けてもよい。
また、実施の形態1〜4の構成を適宜組み合わせてもよい。
実施の形態5.
次に、図7はこの発明の実施の形態5によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。実施の形態5のかご上手摺装置39では、上部横手摺32の中間部に横手摺中間ピン40が介在している。即ち、上部横手摺32を構成するアングル材がそれぞれ長手方向に2本に分割され、分割されたアングル材同士が横手摺中間ピン40を介して回転可能に連結されている。他の構成は、実施の形態4と同様である。
このような構成によっても、かご室27の上下方向への変位を弾性支持部35で吸収することができ、かご上手摺装置38及び天蓋30の重量化を防止しつつ、簡単な構成によりかご上手摺装置38をかご8上に強固に支持することができる。
また、上部横手摺32の中間部に横手摺中間ピン40を介在させたので、上部横手摺32に発生するモーメント力を低減することができる。
実施の形態6.
次に、図8はこの発明の実施の形態6によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。上梁23b上には、一対の上部支持台41が固定されている。各上部支持台41には、上部横手摺32が上部連結ピン42を介して回転可能に連結されている。
立柱22a,22bには、一対の中間支持台43が固定されている。各中間支持台43には、中間横手摺33が中間連結ピン44を介して回転可能に連結されている。即ち、実施の形態6では、上部横手摺32及び中間横手摺33のかご枠21への接続部が、ピン(軸部材)を介した回転可能な連結部となっている。
上部連結ピン42及び中間連結ピン44は、かご8の幅方向(図8の紙面に垂直な方向)に平行かつ水平に配置されている。
実施の形態6のかご上手摺装置50は、上部横手摺32、中間横手摺33、縦手摺34、弾性支持部35、上部支持台41、上部連結ピン42、中間支持台43、及び中間連結ピン44を有している。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、かご室27の上下方向への変位を弾性支持部35で吸収することができ、かご上手摺装置50及び天蓋30の重量化を防止しつつ、簡単な構成によりかご上手摺装置50をかご8上に強固に支持することができる。
また、上部横手摺32及び中間横手摺33がかご枠21に対してピン支持されているので、実施の形態1に比べて、上部横手摺32及び中間横手摺33のかご枠21への接続部に発生するモーメント力をなくすことができ、かご枠21の強度を確保する上で利点となる。
実施の形態7.
次に、図9はこの発明の実施の形態7によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。実施の形態7のかご上手摺装置51では、各上部横手摺32が、対応する縦手摺34の上端部に縦手摺連結ピン49を介して回転可能に連結されている。
また、各中間横手摺33は、対応する縦手摺34の中間部に縦手摺連結ピン49を介して回転自在に連結されている。即ち、実施の形態7では、上部横手摺32及び中間横手摺33のかご枠21への接続部、及び、上部横手摺32及び中間横手摺33の縦手摺34への接続部が、ピン(軸部材)を介した回転可能な連結部となっている。
上部連結ピン42、中間連結ピン44及び縦手摺連結ピン49は、かご8の幅方向(図9の紙面に垂直な方向)に平行かつ水平に配置されている。
実施の形態7のかご上手摺装置51は、上部横手摺32、中間横手摺33、縦手摺34、弾性支持部35、上部支持台41、上部連結ピン42、中間支持台43、中間連結ピン44、及び縦手摺連結ピン49を有している。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、かご室27の上下方向への変位を弾性支持部35で吸収することができ、かご上手摺装置51及び天蓋30の重量化を防止しつつ、簡単な構成によりかご上手摺装置51をかご8上に強固に支持することができる。
また、縦手摺34の下端部が弾性支持部35を介して天蓋30に接続されているので、後述する実施の形態8に比べて、部品点数を減らすことができる。これにより、構成を簡単にすることができ、設計をより容易にするとともに、据付性を向上させることができる。
さらに、上部横手摺32及び中間横手摺33がかご枠21に対してピン支持されているので、実施の形態1に比べて、上部横手摺32及び中間横手摺33のかご枠21への接続部に発生するモーメント力をなくすことができ、かご枠21の強度を確保する上で利点となる。
実施の形態8.
次に、図10はこの発明の実施の形態8によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。天蓋30上には、一対の下部支持台45が固定されている。各縦手摺34の下端部は、リンク46を介して、対応する下部支持台45に連結されている。各リンク46は、第1のリンク連結ピン47を介して、対応する下部支持台45に回転可能に連結されている。また、各リンク46は、第2のリンク連結ピン48を介して、対応する縦手摺34の下端部に回転可能に連結されている。
実施の形態8のかご上手摺装置52は、上部横手摺32、中間横手摺33、縦手摺34、上部支持台41、上部連結ピン42、中間支持台43、中間連結ピン44、下部支持台45、リンク46、第1のリンク連結ピン47、第2のリンク連結ピン48、及び縦手摺連結ピン49を有している。
上部連結ピン42、中間連結ピン44、第1のリンク連結ピン47、第2のリンク連結ピン48及び縦手摺連結ピン49は、かご8の幅方向(図7の紙面に垂直な方向)に平行かつ水平に配置されている。
このように、上部横手摺32及び中間横手摺33のかご枠21への接続部、上部横手摺32及び中間横手摺33の縦手摺34への接続部、及び、リンク46の縦手摺34及び下部支持台45への接続部は、ピン(軸部材)を介した回転可能な連結部となっている。他の構成は、実施の形態7と同様である。
このようなエレベータ装置では、全ての部材の連結部をピン支持とし、縦手摺34と下部支持台45との間にリンク46を介在させたので、かご枠21に対するかご室27の上下方向への変位を、各部材の連結部の回転、即ちかご上手摺装置52の僅かな変形により吸収することができる。また、かご上手摺装置52がかご枠21及び天蓋30の両方で支持されている。従って、かご上手摺装置52及び天蓋30の重量化を防止しつつ、簡単な構成によりかご上手摺装置52をかご8上に強固に支持することができる。
実施の形態9.
次に、図11はこの発明の実施の形態9によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。実施の形態9のかご上手摺装置53では、天蓋30上に一対の縦手摺ストッパ54が固定されている。各縦手摺ストッパ54は、天蓋30の上面に対向するストッパ面54aを有している。各縦手摺34の下端部には、ストッパ面54aに接触する接触部34aが設けられている。
縦手摺ストッパ54は、ストッパ面54aに接触部34aが当たることにより、天蓋30から離れる方向への縦手摺34の変位を規制する。即ち、各縦手摺34は、天蓋30に結合されていないが、天蓋30から持ち上がる方向について縦手摺ストッパ54により拘束されている。接触部34aは、ストッパ面54aに沿ってスライド可能である。他の構成は、実施の形態8と同様である。
このような構成によっても、かご室27の上下方向への変位を許容することができ、かご上手摺装置53及び天蓋30の重量化を防止しつつ、簡単な構成によりかご上手摺装置53をかご8上に強固に支持することができる。
また、実施の形態8と比べて、部品点数を削減することができ、構造の単純化及び据付性の向上を図ることができる。
実施の形態10.
次に、図12はこの発明の実施の形態10によるエレベータ装置のかごの要部を示す側面図である。実施の形態10のかご上手摺装置55では、各縦手摺34の下端部に、台車連結ピン56を介して台車57が回転可能に連結されている。
各台車57は、天蓋30の上面に沿って移動可能である。また、各台車57には、回転可能な複数のローラ57aが設けられている。ローラ57aの回転軸は、他のピン42,44,49,56と平行かつ水平である。
天蓋30の上面には、天蓋30から離れる方向への台車57の変位及び天蓋30の上面に沿った台車57の移動範囲を規制する一対の台車ストッパ58が固定されている。このように、実施の形態10は、実施の形態8の縦手摺34の下端部の支持構造を、2本のピン47,48による支持構造から、台車57を用いたローラ支持に代替したものである。他の構成は、実施の形態8と同様である。
このような構成によっても、かご室27の上下方向への変位を吸収することができ、かご上手摺装置55及び天蓋30の重量化を防止しつつ、簡単な構成によりかご上手摺装置55をかご8上に強固に支持することができる。
なお、エレベータ装置全体の機器のレイアウト及びローピング方式等は、図1の例に限定されるものではない。例えば、この発明は、2:1ローピングのエレベータ装置にも適用できる。また、例えば巻上機の位置及び数等も図1の例に限定されない。
また、この発明は、例えば、機械室レスエレベータ、ダブルデッキエレベータ、又はワンシャフトマルチカー方式のエレベータなど、種々のタイプのエレベータ装置に適用できる。
8 かご、21 かご枠、27 かご室、30 天蓋、31,36,37,38,39,50,51,52,53,55 かご上手摺装置、32 上部横手摺、33 中間横手摺、34 縦手摺、35 弾性支持部、40 横手摺中間ピン、42 上部連結ピン、44 中間連結ピン、45 下部支持台、46 リンク、47 第1のリンク連結ピン、48 第2のリンク連結ピン、49 縦手摺連結ピン、54 縦手摺ストッパ、56 台車連結ピン、57 台車、58 台車ストッパ。

Claims (6)

  1. かご枠と、前記かご枠に対して上下方向へ変位可能なかご室とを有するかご、及び
    前記かごの上部に設けられているかご上手摺装置
    を備え、
    前記かご上手摺装置は、
    前記かご室の天井を構成する天蓋に接続され、かつ前記天蓋上に垂直に立てられた縦手摺と、
    前記かご枠及び前記縦手摺に接続され、かつ水平に配置された横手摺と
    を有しており、
    前記縦手摺の前記天蓋への接続部、前記横手摺の前記かご枠への接続部、前記横手摺の前記縦手摺への接続部、前記縦手摺の中間部、及び前記横手摺の中間部の少なくともいずれか1箇所には、前記かご枠に対する前記かご室の上下方向への変位を弾性変形により吸収する弾性支持部が介在しているエレベータ装置。
  2. 前記横手摺は、上部横手摺と、前記上部横手摺の下方に配置された中間横手摺とを含む請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 前記縦手摺の前記天蓋への接続部、前記横手摺の前記かご枠への接続部、前記横手摺の前記縦手摺への接続部、前記縦手摺の中間部、及び前記横手摺の中間部のうち、前記弾性体支持部が介在した箇所以外の少なくともいずれか1箇所は、回転可能な連結部となっている請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. かご枠と、前記かご枠に対して上下方向へ変位可能なかご室とを有するかご、及び
    前記かごの上部に設けられているかご上手摺装置
    を備え、
    前記かご上手摺装置は、
    前記かご室の天井を構成する天蓋上に固定された下部支持台と、
    前記下部支持台にリンクを介して接続され、かつ前記天蓋上に垂直に立てられた縦手摺と、
    前記かご枠及び前記縦手摺に接続され、かつ水平に配置された上部横手摺と、
    前記かご枠及び前記縦手摺に接続され、かつ前記上部横手摺の下方で水平に配置された中間横手摺と
    を有しており、
    前記上部横手摺及び前記中間横手摺の前記かご枠への接続部、前記上部横手摺及び前記中間横手摺の前記縦手摺への接続部、及び、前記リンクの前記縦手摺及び前記下部支持台への接続部は、回転可能な連結部となっているエレベータ装置。
  5. かご枠と、前記かご枠に対して上下方向へ変位可能なかご室とを有するかご、及び
    前記かごの上部に設けられているかご上手摺装置
    を備え、
    前記かご上手摺装置は、
    前記かご室の天井を構成する天蓋上に垂直に配置された縦手摺と、
    前記かご枠及び前記縦手摺に接続され、かつ水平に配置された上部横手摺と、
    前記かご枠及び前記縦手摺に接続され、かつ前記上部横手摺の下方で水平に配置された中間横手摺と、
    前記天蓋に設けられ、前記天蓋から離れる方向への前記縦手摺の変位を規制する縦手摺ストッパと
    を有しており、
    前記上部横手摺及び前記中間横手摺の前記かご枠への接続部、及び、前記上部横手摺及び前記中間横手摺の前記縦手摺への接続部は、回転可能な連結部となっているエレベータ装置。
  6. かご枠と、前記かご枠に対して上下方向へ変位可能なかご室とを有するかご、及び
    前記かごの上部に設けられているかご上手摺装置
    を備え、
    前記かご上手摺装置は、
    前記かご室の天井を構成する天蓋上に垂直に配置された縦手摺と、
    前記かご枠及び前記縦手摺に接続され、かつ水平に配置された上部横手摺と、
    前記かご枠及び前記縦手摺に接続され、かつ前記上部横手摺の下方で水平に配置された中間横手摺と、
    前記縦手摺の下端部に回転可能に接続され、前記天蓋の上面に沿って移動可能な台車と、
    前記天蓋に設けられ、前記天蓋から離れる方向への前記台車の変位を規制する台車ストッパと
    を有しており、
    前記上部横手摺及び前記中間横手摺の前記かご枠への接続部、及び、前記上部横手摺及び前記中間横手摺の前記縦手摺への接続部は、回転可能な連結部となっているエレベータ装置。
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