JP2015168205A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール状印刷媒体の引き戻し動作に伴って皺が発生して安定した搬送ができない。
【解決手段】印刷媒体2に画像を形成する画像形成部102と、印刷媒体2を搬送する搬送部103とを備え、給紙部101にはロール体4から繰り出される印刷媒体2を案内するガイド部材7を備え、ガイド部材7は、装填されるロール体4の中心位置O1とロール体4から繰り出された印刷媒体2が搬送回転体である搬送ローラ22に接触を開始する最初の位置P1とを結ぶ線Q1上に、印刷媒体2との接触部位7aが位置する状態で配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は画像形成装置に関し、ロール状の印刷媒体を使用する画像形成装置に関する。
例えば、テープ、台紙なしラベル紙など、粘着面を有し、粘着面に剥離紙が付いていないロール状印刷媒体(以下、「ライナーレスラベル紙」ともいう。)に対して印刷を行い、印刷後所要の長さに切断して印刷媒体片(以下、「ラベル片」ともいう。)とするラベルプリンタなどの画像形成装置が知られている。
このようなロール状印刷媒体を使用する画像形成装置では、ユーザーの要求に応じて印刷媒体を切断する切断手段を備えている。
そして、画像形成部の下流側で切断することによって生じる印刷媒体の無駄をなくするために、次の印刷を行う前に印刷媒体を排出方向とは逆方向に引き戻し、印刷媒体の先端位置出し動作を行うようにするものが知られている(特許文献1)。
この場合、印刷媒体にテンションを掛けながら引き戻しを行うのが一般的である(特許文献2ないし4)。
特許第3753460号公報 特開2012−180223号公報 特開2012−116641号公報 特開2011−152670号公報
ところで、ライナーレスラベル紙を使用する場合、ロール体から印刷媒体を引き剥がしながら搬送しているので、印刷媒体を搬送しながら画像形成を行っているとき、印刷媒体はロール体の法線方向に引き出されている。
一方、ロール体及び搬送手段を逆回転させて印刷媒体をロール体に巻き戻すときには、印刷媒体はロール体の接線方向からロール体に巻き戻されることになる。
ここで、ロール体において、法線方向の引き出し位置から接線方向の引き戻し位置までの回転距離は、ロール体から搬送手段までのロール体法線方向の距離とロール体接線方向の距離との差よりも大きくなる。
その結果、印刷媒体を引き戻すときに、ロール体と搬送手段の間で印刷媒体がテンションを失って、たるみが生じた状態で巻き戻され、皺が生じやすくなり、次の印刷動作に影響を与えるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ロール状印刷媒体の引き戻し動作に伴う皺の発生を抑え、ズレのない安定した搬送ができるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
ロール体から繰り出された印刷媒体を搬送する搬送回転体を有する搬送手段と、
前記搬送手段で搬送される前記印刷媒体に画像を形成する画像形成手段と、を備え、
装置本体に装填される前記ロール体と前記搬送回転体との間に位置し、前記ロール体から繰り出される前記印刷媒体を案内するガイド部材を有し、
前記ガイド部材は、前記ロール体の中心位置と前記ロール体から繰り出された前記印刷媒体が前記搬送回転体に接触を開始する位置とを結ぶ線上、又は、前記線上よりも前記印刷媒体を前記ロール体側に巻き戻すときに前記ロール体が回転する方向における上流側に、前記印刷媒体との接触部位が位置する状態で配置されている
構成とした。
本発明によれば、ロール状印刷媒体の引き戻し動作に伴う皺の発生の発生を抑え、ズレのない安定した搬送を行うことができる。
本発明に係る画像形成装置の一例の正面説明図である。 印刷媒体の一例の説明に供する要部正面説明図である。 本発明の第1実施形態におけるガイド部材の配置の説明に供する要部正面説明図である。 同実施形態の作用効果の説明に供するガイド部材を配置していないときの繰り出し及び引き戻し動作における印刷媒体の挙動を示す説明図である。 本発明の第2実施形態におけるガイド部材の配置の説明に供する要部正面説明図である。 本発明の第3実施形態におけるガイド部材部分の斜視説明図である。 本発明の第4実施形態の説明に供する要部正面説明図である。 同じくガイド部材部分の斜視説明図である。 本発明の第5実施形態におけるガイド部材部分の要部正面説明図である。 本発明の第6実施形態におけるガイド部材部分の要部正面説明図である。 本発明の第7実施形態の説明に供する要部正面説明図である。 本発明の第8実施形態の説明に供する要部正面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。図1は同画像形成装置の正面説明図、図2は同じく印刷媒体の一例の説明に供する要部正面説明図である。
この画像形成装置は、装置本体100内に、給紙装置となる給紙部101と、画像形成手段である画像形成部102と、搬送手段である搬送部103と、排紙部104とを備えている。また、画像が形成された印刷媒体2を装置本体100の外部に排出する排出口部である排出口105が設けられている。
給紙部101には、印刷媒体2をロール状に巻き回したロール体4が装填される。ロール体4はスプール5に嵌め込まれる。スプール5にはロール体4の軸方向端部を規制するフランジ部材6が嵌め込まれる(一方のみ図示)。
なお、「スプール」とは芯部材と別体に設けられ、芯部材に嵌め込んで用いられる部材に限られず、ロール体4の芯部材と一体に形成されたものでもよい。また、ロール体4の芯部材を直接保持する場合は、このような芯部材も「スプール」に含まれる。
印刷媒体2は、図2に示すように、印刷面2aの一面に粘着層(以下、「粘着面」という。)2bを形成した連続体である。そして、この印刷媒体2は、粘着面2bに台紙(剥離紙、セパレータ)を貼り付けていない状態でロール状にしたライナーレスラベル紙である。
また、給紙部101には、装置本体100に装填されるロール体4と搬送部103との間に位置し、装填されたロール体4から繰り出される印刷媒体2を案内するガイド部材7が設けられている。後述するように、ガイド部材7によってロール体4からの印刷媒体2の繰り出し位置(剥離位置、剥離点)を規制することができる。
画像形成部102は、印刷媒体2に液滴を吐出する画像形成手段としての液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド11を搭載したキャリッジ12を備えている。キャリッジ12は、印刷媒体2の搬送方向(媒体搬送方向)と直交する方向(主走査方向)に往復移動される。
ここでは、記録ヘッド11として2つのノズル列を有する液体吐出ヘッドを用い、キャリッジ12に2つの記録ヘッド11を搭載している。そして、2つの記録ヘッド11の4列のノズル列で、それぞれブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインク液滴を吐出するようにしている。ただし、これに限るものではなく、またライン型ヘッドを使用することもできる。
なお、画像形成部102は、液体吐出ヘッドの形態に限らず、接触或いは非接触で画像を形成する各種画像形成手段を用いることができる。
また、キャリッジ12の移動方向に沿ってエンコーダスケール14が配置されており、キャリッジ12にはエンコーダスケール14を読み取るエンコーダセンサ15を備え、キャリッジ位置を検出できるようにしている。
また、キャリッジ12には、搬送部103で搬送される印刷媒体2を検知する媒体センサ16を備えている。
キャリッジ12に搭載した記録ヘッド11及び媒体センサ16、エンコーダセンサ15と制御ボード17に実装された制御部とはフレキシブルプリントケーブル18を介して接続されている。
搬送部103には、記録ヘッド11の下方に、無端状の保護部材であるベルト状部材としての保護ベルト21が配置されている。保護ベルト21は、搬送ローラ22とテンションが付与された従動ローラ23とに周回移動可能に掛け回されている。
このとき、保護ベルト21は粘着面2bに対し粘着性を持たないことが好ましいが、搬送時に保護ベルト21から印刷媒体2が浮いてしまうことを防止するために粘着面2bに対し再剥離可能な程度の弱い被粘着性を有していてもよい。
保護ベルト21を粘着面2bにあてがうことで粘着面2bを保護し、同時に粘着面2bが装置内に接触することが防止されることで搬送安定性が得られるとともに、保護ベルト21が粘着面2bから剥離可能であることから、印刷媒体2のみを排紙することが可能になる。
搬送ローラ22に対向して対向ローラ24が配置されている。これらの搬送ローラ22と対向ローラ24とからなるローラ対(回転体対)によって、印刷媒体2と保護ベルト21とを一緒に挟み込んで、記録ヘッド11による画像形成領域に搬送する搬送手段を構成している。
また、保護ベルト21には多数の吸引孔が形成されている。そして、保護ベルト21の内側には吸引部材25が配置され、吸引部材25には吸引手段である吸引ファン26が接続されている。これにより、画像形成部102の記録ヘッド11に対向して、吸引孔を介してエアー吸引を行うことで、印刷媒体2を保護ベルト21の表面に吸着する。
なお、エアー吸引に代えて静電吸着を行う構成でもよいし、あるいは、保護部材を使用しないで搬送ガイド部材(プラテン部材)で印刷媒体2を支持して案内する構成であってもよい。
また、従動ローラ23側には、複数の拍車コロ27aを有する押さえ部材27が配置されている。また、従動ローラ23の下流側には保護ベルト21から印刷媒体2を分離する分離爪28が配置されている。
排紙部104には、保護ベルト21から分離されて送り出された印刷媒体2を所望の長さに切断して印刷媒体片(ラベル片)とする切断手段であるカッタユニット31が配置されている。
そして、カッタユニット31の下流側には、排紙ローラ32と、排紙ローラ32に対向する拍車コロ33が配置されている。
排紙ローラ32のラベル片を保持する表面は、例えば非粘着性処理(粘着面が付着しない処理)を施して、ラベル片の粘着面2bを剥離可能としている。この場合、排紙ローラ32自体を剥離可能な材質で形成することもできる。
また、印刷媒体2の有無を検知する用紙センサ34が配置されている。用紙センサ34はフォトセンサやメカニカルなレバーとフォトセンサの組合せなどで構成することができる。
このように構成した画像形成装置においては、給紙部101に装填されたロール体4から引き出された印刷媒体2と保護ベルト21とを、搬送ローラ22と対向ローラ24との間に一緒に挟み込む。
そして、搬送ローラ22を回転駆動することによって、印刷媒体2の粘着面2bが保護ベルト21で保護された状態で印刷媒体2と保護ベルト21が一体となって搬送され、画像形成部102の記録ヘッド11によって所望の画像が形成される。
画像が形成された印刷媒体2から保護ベルト21が剥離されて、印刷媒体2のみが排紙部104に送られ、カッタユニット31によって所要の位置で切断されてラベル片となり、排紙ローラ32と拍車コロ33との間で、装置本体100の排出口105から抜き取り可能な状態で保持される。
画像形成が終了し、カッタユニット31によって印刷媒体2を切断した段階では、印刷媒体2の先端はカッタユニット31の位置にあり、印刷媒体2の画像形成部102に対向している領域は未使用領域となる。
このまま、次の画像形成動作を再開すると、印刷媒体2の未使用領域は無駄になる。
そこで、印刷媒体2の先端が画像形成部102の手前(上流側)になる位置まで印刷媒体2を引き戻し方向(搬送方向と逆方向)に引き戻してロール体4に巻き戻すようにしている。
次に、給紙部101のロール体4を回転させる駆動系について説明する。
給紙部101のスプール5には回転伝達部材としてのギヤ81が設けられ、装置本体100側にはギヤ81に噛み合う駆動ギヤ82が設けられている。駆動ギヤ82は、給紙モータ83の回転が図示しないギヤ列やタイミングベルトなどを使用した駆動力伝達系を介して伝達されて回転する。
これにより、給紙モータ83を回転駆動することでスプール5を回転させてロール体4を回転させることができる。
ここで、駆動ギヤ82にはトルクリミッタを内蔵し、ロール体4側から予め定めたトルク以上のトルクがかかったときには空転し、駆動伝達を行わないようにしている。
次に、本発明の第1実施形態について図3も参照して説明する。図3は同実施形態におけるガイド部材の配置の説明に供する要部正面説明図である。
前述したように、給紙部101にはロール体4から繰り出される印刷媒体2を案内するガイド部材7を備えている。
このガイド部材7は、図3に示すように、装填されるロール体4の中心位置O1とロール体4から繰り出された印刷媒体2が搬送回転体である搬送ローラ22に接触を開始する最初の位置P1とを結ぶ線Q1上に、印刷媒体2との接触部位7aが位置する状態で配置されている。
なお、ガイド部材7は、例えば、ロール体4の外周に弾性部材などでロール体4の径方向に加圧されて接触しており、ロール体4の径が小さくなると、ロール体4の径の減少に追従して線Q1に沿って移動する。
次に、本実施形態の作用効果について図4も参照して説明する。図4はガイド部材を配置していないときの繰り出し及び引き戻し動作における印刷媒体の挙動を示す説明図である。
印刷媒体2に画像形成を行っているときには、印刷媒体2は粘着面2bにセパレータがない状態でロール状に巻き回しているので、ロール体4から印刷媒体2を引き剥がしながら搬送している。
このときのロール体4からの印刷媒体2の引出し方向は法線方向となり、印刷媒体2のロール体4からの剥離点(剥離位置)は、図3及び図4に示す位置R1となっている。
そして、印刷媒体2に対する画像形成を行いカッタユニット31による切断を行った後は、搬送ローラ22を逆回転し、ロール体4も逆回転(図3、図4の矢印方向の回転)させて、印刷媒体2の先端部を記録ヘッド11よりも媒体搬送方向上流側まで引き戻す引き戻し動作を行う。
ここで、ロール体4側に印刷媒体2を巻き付けながら引き戻すとき、図4のようにガイド部材7がない構成にあっては、ロール体4の回転とともに印刷媒体2の剥離点はR1からR2(ロール体接線位置)へと移動する。そして、この位置R2から初めて印刷媒体2のロール体4への巻き付けが開始される。
このように、巻き戻し時に剥離点がR1からR2へと移動するときに、ロール体4と搬送ローラ22の速度変動などによって、印刷媒体2が図4の破線図示のように、搬送ローラ22とロール体4との間で弛みを生じた状態になり、皺が生じやすくなる。
そこで、本実施形態では、印刷媒体2のロール体4からの剥離点(剥離位置)R1で印刷媒体2が接触するガイド部材7を配置している。
これにより、図3に示すように、ロール体4を矢印方向に逆転して印刷媒体2を引き戻すとき、印刷媒体2はガイド部材7で案内され、ロール体4から印刷媒体2を剥離して繰り出すときの剥離点R1でロール体4に巻き取られていくことになる。
したがって、印刷媒体2の引き戻し動作を行うときに、搬送ローラ22とロール体4との間で印刷媒体2の弛みを生じ難くなるので、皺の発生が低減する。
このように、印刷媒体が接触して案内するガイド部材を、装填されるロール体の中心位置とロール体から繰り出された印刷媒体が搬送回転体に接触を開始する位置とを結ぶ線上に、印刷媒体との接触部位が位置する状態で配置されている構成とする。これにより、ロール状印刷媒体の引き戻し動作に伴う皺の発生の発生を抑え、ズレのない安定した搬送を行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態について図5を参照して説明する。図5は同実施形態におけるガイド部材の配置の説明に供する要部正面説明図である。
本実施形態では、ガイド部材7は、装填されるロール体4の中心位置O1とロール体4から繰り出された印刷媒体2が搬送ローラ22に接触を開始する位置P1とを結ぶ線Q1上よりも、印刷媒体2をロール体4側に巻き戻すときにロール体4が回転する方向(矢印方向)における上流側に、印刷媒体2との接触部位7aが位置する状態で配置されている。
このように構成しても、ロール体4を逆転して印刷媒体2を引き戻すとき、印刷媒体2はガイド部材7で案内され、ロール体4から印刷媒体2を剥離して繰り出すときの剥離点でロール体4に巻き取られていくので、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
つまり、本実施形態でも、印刷媒体2を繰り出すときにロール体4の周面から離間する位置と印刷媒体2を引き戻すときにロール体4の周面に接触を開始する位置が同じになるので、弛みによる皺の発生を低減できる。
また、ライナーレスラベル紙をロール体4から引き剥がしながら搬送する場合、その粘着力故に必ずしも一定の速度で引き剥がすことができず、速度変動を繰り返しながら引き剥がされる。このとき、第1実施形態のガイド部材位置では、剥離が若干遅れた場合にガイド部材7に接触せずに剥離される場合がある。この場合、搬送負荷の変動や搬送ローラ22に接触を開始するP1位置の変動による搬送量ばらつきが生じる原因となる。
しかし、本実施形態では自然剥離を起こすQ1上よりも先にガイド部材7を設けているため、印刷媒体2はガイド部材位置で確実に剥離され、搬送量ばらつきの発生を抑えることができる。
次に、本発明の第3実施形態について図6を参照して説明する。図6は同実施形態におけるガイド部材部分の斜視説明図である。
本実施形態では、ガイド部材7は、スプール5の軸方向で、基準位置となるフランジ部材6側に向けて図示しない弾性部材などによって加圧されている。
また、ガイド部材7の一端部には、ロール体4から引き出される印刷媒体2の端部を規制する規制部71が設けられている。
これにより、特に引き戻し動作時に再粘着する印刷媒体2がスラスト方向にズレたり、蛇行した状態で粘着して、再給紙時の画像不良に影響することを回避することができる。
次に、本発明の第4実施形態について図7及び図8を参照して説明する。図7は同実施形態の説明に供する要部正面説明図、図8は同じくガイド部材部分の斜視説明図である。
本実施形態では、ガイド部材7は、印刷媒体2に接触して案内する破線図示の位置と、印刷媒体2と接触しない実線図示の退避位置との間で移動可能(接触位置から退避可能)に設けている。
このように構成したので、粘着面に剥離紙があるロール状印刷媒体や粘着面を有しないロール状印刷媒体などを使用するときには、ガイド部材7を印刷媒体2に接触しない退避位置に移動できる。
これにより、ライナーレスラベル紙以外のロール状印刷場体を使用するときの搬送負荷を低減できる。
次に、本発明の第5実施形態について図9を参照して説明する。図9は同実施形態におけるガイド部材部分の要部正面説明図である。
本実施形態では、ガイド部材7と印刷媒体2とが接触する位置の下流側近傍に、印刷媒体2の表面を清掃する弾性部材などからなる清掃部材72を設けている。
このように構成したので、印刷媒体2の表面に埃や紙粉が付着している場合には清掃部材72によって掻き取ってガイド部材7内部に収納して再付着を防ぐことができる。特に、ガイド部材7は印刷媒体2に接触することで剥離位置を規制するという機能を発揮しているので、印字を繰り返すことで紙粉が発生しやすい。発生する紙粉の印刷媒体2への付着を防止することで、画像品質の低下を防止できる。
次に、本発明の第6実施形態について図10を参照して説明する。図10は同実施形態におけるガイド部材部分の要部正面説明図である。
本実施形態では、ガイド部材7は、印刷媒体2の移動に従動して回転可能な回転部材73を備えている。回転部材73としては、ローラやコロないし円筒部材などを使用することができる。
ガイド部材7の印刷媒体2と接触する接触部位である回転部材73が回転することによって、印刷媒体2との接触抵抗が低減して搬送負荷が低減する。
また、回転部材73の周面に接触する清掃部材74を設けている。
これにより、印刷媒体2からガイド部材7の回転部材73に転移した埃、紙粉などを清掃部材74で掻き取って清掃することができる。
次に、本発明の第7実施形態について図11を参照して説明する。図11は同実施形態の説明に供する要部正面説明図である。
本実施形態では、ガイド部材7には、スプール5の軸心近傍まで延びる連結部75を有している。この連結部75にはギヤ部76が形成され、ギヤ部76はスプール5に設けたワンウェイトルクリミッタ77を有するギヤ76に噛み合わせている。ワンウェイトルクリミッタ77は、ロール体4に印刷媒体2を巻き戻す方向にスプール5が回転するときにスプール5の回転が連結部75に伝達されるように設定している。
このように構成したので、ロール体4の巻き戻し方向への回転に応じてガイド部材7はロール体4の軸心方向に移動する。
このとき、ガイド部材7がロール体4の外周面と接触すると、ワンウェイトルクリミッタ77より発生するトルクに応じた接触圧でロール体4に対して加圧可能となる。
これにより、ロール体4の残量に関わらず、巻き戻し時に同じ加圧力でガイド部材7をロール体4に接触させることができる。
また、ロール体4が印刷媒体2を繰り出す方向に回転するときには、ガイド部材7には駆動が伝達されないので、ガイド部材7は接触状態を維持可能となる。
次に、本発明の第8実施形態について図12を参照して説明する。図12は同実施形態の説明に供する要部正面説明図である。
本実施形態は、ロール体4の残量検出を行えるようにしたものである。ロール体4の残量を検出することで、正転時(繰り出し時)、逆転時(引き戻し時)にロール体4の必要回転量を算出することができる。
ここでは、ガイド部材7の連結部75のギヤ部76に噛み合うギヤ95を有している。ギヤ95は、ワンウェイトルクリミッタ94を有し、駆動源93から駆動力が与えられる。また、ガイド部材7の基準位置(ホーム位置)を検出する検出部91を設けている。
また、ギヤ95の回転に連動して回転するエンコーダホイール98aと、エンコーダホイール98aを読み取るエンコーダセンサ98bとで構成したロータリエンコーダ98を設けている。
このように構成したので、まず、駆動源93によってワンウェイトルクリミッタ94を有するギヤ95を図12で時計回り(ロール体4から印刷媒体2を繰り出す方向)に回転させる。これによって、ガイド部材7が上方に移動して検出部91で検出された位置をホーム位置として確定する。
なお、検出部91は光学センサなどで構成できる。また、ガイド部材7が移動しなくなって駆動源93の負荷が増加したことを検出することで、ガイド部材7がホーム位置に移動したことを検出するようにしてもよい。
ガイド部材7のホーム位置を検出した後、駆動源93によってワンウェイトルクリミッタ94を有するギヤ95を図12で反時計回り(ロール体4に印刷媒体2を巻き戻す方向)に回転させる。同時に、ギヤ95に連結されたロータリエンコーダ98によってギヤ95の回転量の検出を開始する。
このとき、ガイド部材7がロール体4の外周面に当たって接触すると、駆動源93が回転していてもギヤ95は回転しない状態となる。
そこで、ロータリエンコーダ98の検出値によってガイド部材7のホーム位置からの移動量を算出する。ガイド部材7の移動量はロール体4の外径の減少量であるので、ロール体4の残量(ないしロール径)を得ることができる。
なお、ロータリエンコーダに代えて、ガイド部材7にエンコーダスケールを設け、装置本体側のエンコーダセンサで読み取って、ガイド部材7の移動量を検出するようにすることもできる。
このように構成することで、例えば、画像形成装置の電源がOFFの状態で、使用中のロール体が別のロール体に交換された場合でも、電源ON時に残量検出動作を実行することで常に残量を検出することができる。
また、残量検出情報と印字に使用した使用量を比較することで、印刷媒体の厚みを算出することが可能となるので、印刷媒体の種類に依らない搬送制御を行うことができる。例えば、厚くて屈曲させて送りにくい印刷媒体の場合にはゆっくり繰り出すなどの制御を行うことができるようになる。
なお、本願における「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(例えば、単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
2 印刷媒体
4 ロール体
5 スプール
6 フランジ部材
7 ガイド部材
11 記録ヘッド
12 キャリッジ
21 保護ベルト
22 搬送ローラ
100 装置本体
101 給紙部
102 画像形成部
103 搬送部
104 排紙部
105 排出口

Claims (8)

  1. ロール体から繰り出された印刷媒体を搬送する搬送回転体を有する搬送手段と、
    前記搬送手段で搬送される前記印刷媒体に画像を形成する画像形成手段と、を備え、
    装置本体に装填される前記ロール体と前記搬送回転体との間に位置し、前記ロール体から繰り出される前記印刷媒体を案内するガイド部材を有し、
    前記ガイド部材は、前記ロール体の中心位置と前記ロール体から繰り出された前記印刷媒体が前記搬送回転体に接触を開始する位置とを結ぶ線上、又は、前記線上よりも前記印刷媒体を前記ロール体側に巻き戻すときに前記ロール体が回転する方向における上流側に、前記印刷媒体との接触部位が位置する状態で配置されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ガイド部材を前記ロール体の径の減少に追従して移動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ガイド部材は前記ロール体の外周に加圧されて接触している
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ガイド部材には、前記印刷媒体の繰り出し方向と直交する方向の端部を規制する規制部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記ガイド部材は、前記ロール体から繰り出される前記印刷媒体に接触しない退避位置に移動可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記ガイド部材は、前記印刷媒体との接触部位が前記印刷媒体の移動に従動して回転可能な回転部材である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記ガイド部材は、前記印刷媒体の表面を清掃する清掃部材を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記ガイド部材の移動量を検出する手段を備えている
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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