JP2015227232A - 搬送装置、記録装置、及び搬送装置の制御方法 - Google Patents

搬送装置、記録装置、及び搬送装置の制御方法 Download PDF

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Junichi Nagayama
順一 永山
昌巳 泉崎
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昌巳 泉崎
長瀬 好幸
Yoshiyuki Nagase
好幸 長瀬
岳志 太田
Takashi Ota
岳志 太田
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Abstract

【課題】ロール芯とロール状のシートが分離後に両者を結着している粘着物の残留状態を確認することができる装置、及び制御方法を提供する。【解決手段】ロール紙とロール芯が分離したことを検知後S202、ロール芯表面の粘着物の付与位置を移動させるためにロール芯を回転させ、その後停止させるS203。【選択図】図11

Description

本発明は搬送装置、記録装置、及び搬送装置の制御方法に関し、特に、搬送ローラにより、例えば、ロール芯に巻回されて収納されたロール紙を搬送して供給する搬送装置、記録装置、及び搬送装置の搬送制御方法に関する。
記録装置の中には、用紙サイズがA2以上の大判のものを用いるタイプがある。このタイプの記録装置では、シート紙以外にロール紙(以下、用紙が巻回されたロール部分をロール紙とし、ロール紙から引き出される部分を用紙部とする)を利用することが多い。ロール紙からの用紙部の引き出しは搬送ローラを回転させることによって行われている。なお、ロール紙を巻きほどいて、記録装置内に搬送することを「送り出す」という。このように、ロール紙を送り出していくと、最終的にロール紙の終端部に到達する。ロール紙の終端部は、一般的にテープ等の粘着物でロール芯に固定されている。
記録装置において、ロール紙から用紙部を送り出す際、ロール芯を回転可能な状態で固定している部分と、ロール紙の搬送方向の下流側に配置され、用紙部を挟持してロール紙を搬送する搬送ローラとの間にはテンションがかかる。これにより、粘着物でロール芯に固定されているロール紙の終端部は最終的にロール芯と分離する。以下、これらロール芯とロール紙の終端部が分離した状態を「分離状態」という。また、ロール紙の終端部がテープ止め等の粘着物でロール芯に前述のテンション以上に強く固定されていることで、ロール芯を固定している軸が回転せず、それ以上ロール紙を送り出すことが不可能となる場合を「固着状態」という。
分離状態になったロール紙の終端部はさらに送り出されることにより記録装置内に搬送される。一方、固着状態では、ロール芯を固定している部分と搬送ローラとの間でロール紙の引っ張り合いが生じ、記録装置内にこれ以上ロール紙を送り出すことができず、結果として、搬送不良やジャムや用紙部の破断等が生じる場合がある。従って、記録装置ではロール紙の「送り出し」動作の結果として、ロール紙の終端部では、それが「分離状態」にあるのか、「固着状態」にあるのかを判断する必要があった。
このような問題を解決するために、従来より、例えば、特許文献1に記載のように、ロール紙の終端部が「分離状態」又は「固着状態」にあるかを判断するための状態検出方法が提案されている。特許文献1によれば、ロール紙が終端部に近づいたことを検知した場合に、ロール紙を駆動する手段の駆動条件を変更することによりロール紙の終端部がロール芯に固定されて搬送不可能な状態にあるか否かを判断する。
特開2009−269713号公報
ロール紙を搬送により送り出していくと、ロール芯とロール紙終端部の粘着物の結着力を搬送によるテンションが上まわり、ロール芯とロール紙終端部は分離し、「分離状態」となる。分離状態に移行したときに以下の事項が課題となる。
ロール芯とロール紙の終端部とを結着している粘着物がロール芯に残留(以降、芯残留)しているのか、ロール紙の終端部に残留(以降、ロール紙残留)しているのか、どちらなのかという点
ロール紙残留の場合、粘着物がロール紙とともに搬送装置(記録装置)本体の内部に輸送され、搬送不良やジャム等の問題を引き起こす可能性がある。従来より、ロール芯とロール紙の分離は検知できるが、その後の粘着物の位置を検知することができない。
粘着物のロール紙残留があると、その粘着物の存在が印刷時における画像の欠落の原因となりえる。
さて、特許文献1によれば、ロール紙の終端部付近を検知した場合に、ロール芯を送り出し方向に回転させ、ロール紙の移動量が適正値でない場合には「固着状態」であると判別する。上述のように特許文献1は、「分離状態」又は「固着状態」であるかの判別は可能であるが、ロール芯とロール紙の終端部を結着していた粘着物が「芯残留」であるのか「ロール紙残留」であるのかを判別できない。従って、たとえ「分離状態」であることを判別したとしても、粘着物が装置本体内に輸送され、依然として上記のような問題を起こす可能性がある。
以上説明したように、特許文献1に代表される従来技術では、ロール紙に粘着物が付着しているか確認することができない場合がある。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、ロール芯とロール状のシートが分離後に両者を結着している粘着物の残留状態を確認することができる搬送装置、記録装置、及び制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の搬送装置は、次のような構成を含む。
即ち、ロール芯にロール状に巻かれた連続したシートであって、該シートの後端部が前記ロール芯に粘着物により結着されている前記連続したシートから該シートの先端部を引き出して搬送する搬送装置であって、前記シートの引き出しと搬送により、前記シートの後端部と前記ロール芯とが分離したかどうかを判別する判別手段と、前記判別手段により前記シートの後端部と前記ロール芯とが分離したことが判別された後、前記シートの後端部に前記粘着物が残留しているかどうかの確認のための制御を行う確認制御手段と、前記確認制御手段による制御により前記シートの後端部に前記粘着物が残留していることが確認された場合には、ユーザに前記粘着物を取り除くよう促す旨のメッセージを通知する通知手段とを有することを特徴とする。
従って本発明によれば、ロール芯とロール状のシートが分離後にシートの後端部に粘着物が残留しているかどうか確認し、残留している場合にはそれを取り除くようにユーザに促すことができる。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の概略構成を示す斜視図である。 図1におけるロール紙のスプール部の構成を示した斜視図である。 図1に示したロール紙の給紙機構を備えた記録装置の概略構成を示す側断面図である。 ロール紙搬送機構の構成を模式的に示す上面図である。 図3と同様の給紙機構において、分離状態に移行したロール紙が終端部でカールしバックフィードによりロール芯に再度接着した様子を示す図である。 図1とはロール紙の装填位置が異なる構成のインクジェット記録装置の概略構成を示す側断面図である。 図1と図6に示す記録装置においてロール紙の搬送と記録、及びロール紙とロール芯の状態の検出に関わる制御構成を示すブロック図である。 42インチ幅のロール紙が片面テープでロール芯に結着されている様子を示す図である。 42インチ幅のロール紙が両面テープでロール芯に結着されている様子を示す図である。 実施例1に従うロール紙の終端まで有効に利用するための搬送制御処理を示すフローチャートである。 実施例2に従うロール紙の終端まで有効に利用するための搬送制御処理を示すフローチャートである。 実施例3に従うロール紙の終端まで有効に利用するための搬送制御処理を示すフローチャートである。 実施例4に従うロール紙の終端まで有効に利用するための搬送制御処理を示すフローチャートである。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。なお、既に説明した部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、以下の説明ではシートとしてロール紙を用いているが、それ以外に例えば、ロール状に巻回した布、皮革、プラスチックフィルム、金属シート等であってもよい。
図1は本発明の代表的な実施例であるロール紙の給紙機構を備えたインクジェット記録装置(以下、記録装置)の概略構成を示す斜視図である。図2は、図1におけるロール紙のスプール部の構成を示した斜視図である。図3は、図1に示したロール紙の給紙機構を備えた記録装置の概略構成を示す側断面図である。図4は、ロール紙搬送機構の構成を模式的に示す上面図である。
特に、図1と図4に示した構成ではロール紙の給紙機構が後述する記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動位置より下側に設けられ、ロール紙の先端部が上方向に搬送され給紙されるようになっている。
まず、記録媒体であるロール紙のセット操作について説明する。
この実施例では記録媒体として、ロール状に巻かれた連続紙であるロール紙Rが用いられる。図2に示す斜視図のように、ロール紙Rは、巻き中心にある紙管Sにスプールシャフト32を貫通させる。スプールシャフト32上に配置された基準側ロール紙ホルダ30の装填部28が紙管Sの内壁に対して半径方向への弾性力によって食い込むことで固定保持される。尚、基準側ロール紙ホルダ30はスプールシャフト32に関して回転しないように固定されている。
さらに、ロール紙Rを挟み込むように、基準側ロール紙ホルダ30の反対側から非基準側ロール紙ホルダ31をスプールシャフト32に通して、紙管Sにセットする。尚、非基準側ロール紙ホルダ31にも装填部29があり、半径方向への弾性力を伴って紙管Sに対して固定保持される。そして、図1に示すようにスプールシャフト32の両端を記録装置の本体部1で回動自在に支持することによって、ロール紙Rも回動自在に保持される。
さて、図2に示されているように、スプールシャフト32の非基準側ロール紙ホルダ31には、記録装置の本体部1から回転力を受けるためのスプールギア33が取り付けられている。
また、図4に示されているように、給紙モータ34によりギア列35〜37を介してスプールギア33に駆動力が伝達されロール紙Rに回転力が与えられ、ロール紙Rは回転する。また、巻き戻し時にはロール紙Rが弛まないように巻き取りを行い、送り出し方向に駆動されるときはロール紙Rにトルクリミッタでブレーキをかけ、引き出された部分Pに一定のバックテンションが与えられる。このような動作により、ロール紙Rをなるべく弛みが生じない状態で送り出すことができる。
ギア36には、ロータリーエンコーダフィルム38とエンコーダセンサ39が設けられている。エンコーダセンサ39は、エンコーダセンサ5と同様に、スプールシャフト32の回転量に伴いエンコーダパルス信号を発生する。これにより、エンコーダセンサ39は、スプールシャフト32、つまりロール紙の回転量(回転角)を測定することができる。
以下の説明では、ロール紙Rの先端部をRpとして説明する。
次に、給紙動作について説明する。
図3に示すように、給紙部にはロール芯Sにロール状に巻かれたロール紙Rが装填されており、ロール紙Rから搬送によって用紙部Pがすべて送り出されるとロール芯Sが給紙部に残留する。給紙部から給紙ガイド20に挟まれる給紙口2を経て、プラテン19から排紙ガイド22までの用紙部Pが搬送される経路を搬送経路という。
図3に示されるようにセットされたロール紙Rの先端部Rpは、ユーザの手によって給紙口2へと導かれる。そして、ユーザがロール紙Rを反時計回転(CCW)方向へと回転させることで、ロール紙Rの先端部Rpは給紙ガイド20を通って搬送経路の下流側へと送られる。搬送経路の途中には、発光素子(LED)と受光素子(フォトダイオード)とを有した反射型光学センサ(以下、センサ)6が設けられている。
センサ6は、その発光素子から用紙部Pへ向けて光を照射し、その反射光を受光素子により受光することによりロール紙の有無を検出する。センサ6の位置をロール紙Rの先端部Rpが通過し、用紙部Pを検知すると、搬送ローラ9は搬送モータ8によりロール紙Rの搬送方向であるCCW方向に回転を開始する。
引き続きユーザの手によって搬送方向下流へと送られたロール紙Rの先端部Rpは、搬送ローラ対9,10のニップ部まで到達し、ロール紙Rは搬送ローラ対9、10に挟持された状態でプラテン19上へと搬送される。ここで、キャリッジ12に搭載されたセンサ6と同様の構成の反射型光学センサ(以下、センサ)7によりロール紙Rの用紙部Pが検知され、確実にロール紙Rの先端部Rpがプラテン19上まで到達していることを確認する。このとき同時にキャリッジ12の移動方向全域にわたって配置されたリニアエンコーダ(不図示)により、ロール紙Rのキャリッジ移動方向の端部が検出される。
これ以降のロール紙Rの搬送動作は、搬送ローラ対9,10による自動搬送となるので、この時点でユーザはロール紙Rから手を離す。プラテン19へと搬送されたロール紙の先端部Rpは、さらに斜行補正を行なうために搬送ローラ対9,10が自動でCCW方向に回転を開始し、排紙ガイド22まで到達する。
このとき、再びセンサ7とリニアエンコーダによりプラテン19上のロール紙Rのキャリッジ移動方向の端部を検出し、前回検出した端部位置と現在の位置を比較し、その差が所定の閾値以下であるかどうかを調べる。その差が所定の閾値以下であれば、ロール紙Rは斜行していないと判断され、搬送ローラ対9,10が自動でCW方向に回転を開始し、ロール紙Rはバックフィードし再び先端部Rpはプラテン19上へと搬送される。そして、最終的に搬送ローラ対9、10に挟持される位置で停止する。バックフィード同時に、給紙部ではロール紙Rを巻きとるために、給紙部もCW(巻きとる)方向にロール紙Rを回転させる。
以上の動作により、給紙動作が終了し印刷待機状態となる。
このようにロール紙Rから供給する用紙部Pの斜行を検知するため、搬送ローラ対9,10がCCW方向とCW方向に回転して、ロール紙Rの送り出し、バックフィード搬送が連続して行なわれ、それと連動してロール芯Sやロール紙Rも回転する。斜行検知以外にも、用紙カット、記録ヘッドから吐出されるインク液滴の着弾位置補正などでロール紙Rは同様の送り出し、バックフィードが連続した動作をする。
続いて、プラテン19まで搬送されたロール紙Rに対する画像形成について説明する。
図1に示すように、記録装置の本体部1には、破線3によって囲まれた画像記録部が備えられている。画像記録部3はインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)11と、記録ヘッド11を載置するキャリッジ12と、記録ヘッド11に対向して設けられたプラテン19とによって構成されている。
記録ヘッド11は記録面に対向した面において、ロール紙の搬送方向に複数のノズル列(不図示)を備え、ノズル列ごとに異なる色のインクを吐出する。尚、記録ヘッド11には各色のノズルに対して各々のインク供給チューブ(不図示)を介してインクタンク(不図示)より各色のインクが供給される。また、キャリッジ12は、本体部1のフレーム15に両端部が固定され互いに平行に配置されたガイドシャフト16とガイドレール(不図示)に沿って摺動可能に支持されている。
そして、画像記録部3まで搬送されたロール紙に向け、キャリッジ12を往復移動させながら記録ヘッド11よりインクを吐出することによりロール紙Rに画像が記録される。キャリッジ12の往路走査または復路走査による1ライン分の走査により画像を記録すると、ロール紙Rを搬送ローラ対9、10により搬送方向に所定ピッチだけ搬送し、キャリッジ12を再び移動させて次のラインの画像記録を行う。これを繰り返して、1ページ分の画像が記録され、記録済みの部分は排紙ガイド22上に搬送されていく。そして、画像記録が終了すると、ロール紙Rは搬送ローラ対9、10により所定の切断位置まで搬送され、カッタ21によって切断される。
その後、切断によって生成した新たな切断面であるロール紙Rの先端部Rpは搬送ローラ対9,10のCW方向の回転によりプラテン19上を通過し、図3に示した搬送ローラ9の位置までロール紙Rは巻き戻される。
以上がロール紙のセットから印刷、排紙までの一連の流れである。
さて、図4に戻って、ロール紙の搬送機構についてさらに説明する。
図4に示されているように、ロール紙Rは、搬送ローラ対9、10の駆動機構と、ロール紙を保持するスプールシャフト32の駆動機構とにより搬送される。
搬送モータ8の駆動力は、搬送伝達ギア55、56を経て搬送ローラ9に伝えられる。搬送ローラ9にはロータリーエンコーダフィルム54が固定されている。エンコーダセンサ5は、ロータリーエンコーダフィルム54に設けられた等角度間隔で設けられたスリットを読取ることにより、搬送ローラ9の回転量を検知してエンコーダパルス信号を発生する。通常、エンコーダセンサ5は、搬送ローラ9でロール紙Rから引き出された用紙を1mm搬送すると60個のエンコーダパルス信号を発生する。
なお、スプールシャフトの駆動については上述の通りである。
さて、ロール紙Rを所定の量だけ搬送する場合、ロール紙Rの径(ロール径)に応じてスプールシャフト32の回転量は異なる。従って、搬送ローラ9でロール紙Rから引き出された用紙を所定量搬送した場合、ロール紙Rの径(ロール径)に応じて、エンコーダセンサ39が発生するエンコーダパルス信号のパルス数が変化する。
この実施例では、記録装置1に搭載可能なロール紙の最大のロール径(φ)は180mmとしている。一方、最小のロール径は紙管Sの外径と同じで、φ=60mmである。ロール径とエンコーダパルス信号のパルス数は反比例の関係になる。φ=180mm(最大のロール径)では、搬送ローラ9でロール紙を1mm搬送すると、エンコーダセンサ39は6個のエンコーダパルス信号を発生し、同様にφ=72mmでは15個のエンコーダパルス信号を発生する。また、φ=60mm(最小のロール径)付近では、エンコーダセンサ39は18個のエンコーダパルス信号を発生する。
従って、通常、所定の搬送量だけロール紙を引き出しながらロール紙を使用すると、エンコーダセンサ39の発生するエンコーダパルス信号のパルス数は増加する。
搬送ローラ9でロール紙Rを10mmずつ間欠的に搬送する場合、エンコーダセンサ5が常に600個のエンコーダパルス信号を発生する。これに対し、エンコーダセンサ39は、ロール径がφ=180mmで60個、φ=72mmで150個、φ=60mmで180個のエンコーダパルス信号を発生する。つまり、エンコーダセンサ5が発生するエンコーダパルス信号のパルス数に対するエンコーダセンサ39が発生するパルス数の割合は、ロー径がφ=180mmのときに10%、φ=72mmのときに25%、φ=60mmのときに30%となる。
・ロール紙Rとロール芯Sの分離を検知する構成
通常、上述のとおり搬送ローラ9によるロール紙Rの搬送に伴い、ロール紙Rが取り付けられたスプールシャフト32も回転する。しかしながら、ロール紙の終端部付近、即ち、ロール芯Sに対するロール紙Rの巻き数が少なくなっている場合では、以下の2つの状態が存在する。
(1)第1の状態(固着状態)
固着状態では、搬送ローラ対9、10にてCCW方向にロール紙Rを送り出そうとしてもロール芯Sが回転しない。そのために、搬送ローラ対9、10でロール紙Rがスリップし送り出しができない。従って、このまま記録動作を続けるとロール紙Rの同じ個所にインクを吐出し続け、必要な画像形成ができないばかりか、用紙上のインクが過剰となり、記録装置1の内部を汚染したり、用紙ジャムを引き起こす可能性がある。この場合、ロール芯Sが回転しなくなったことを検出し次第、いちはやくロール紙の搬送動作と記録動作を中止することが望ましい。
(2)第2の状態(分離状態)
分離状態でも、搬送ローラ対9、10でCCW方向にロール紙Rを送り出そうとも、ロール芯Sとロール紙はすでに分離しているため、ロール紙Rを送り出そうとしても、ロール芯Sは回転しない。
以上説明した2つの状態(固着状態、分離状態)ではいずれも、エンコーダセンサ39が発生するエンコーダパルス信号のパルス数がこれまでのパルス数から極端に減少、又は、ゼロになってしまう。従って、この実施例では、エンコーダセンサ5からのエンコーダパルス信号のパルス数に対するエンコーダセンサ39からのそれの割合(PR)が、所定の閾値と比較し、その割合が所定の閾値より小さくなったかどうかを調べる。そして、その比較結果から、固着状態、分離状態のうち、いずれかの状態が生じているか否かを判断する。なお、この判断は、ロール紙Rの所定量の搬送に対して、エンコーダセンサ39からのエンコーダパルス信号のパルス数が所定の閾値より小さくなったかどうかを調べることにより行っても良い。
通常、割合(PR)は、上述のように、φ=180mmでPR=10%、φ=60mmでPR=30%である。従って、例えば、ロール紙の終端部付近、つまりロール紙の直径がφ=72mmになるまで、つまり、PR=25%に達するまでは、2つの状態が生じているか否かの検出を行う必要はない。このように、この割合(PR)またはエンコーダセンサ39からのエンコーダパルス信号のパルス数が、予め設定した値を超えたことを検知することによって、ロール紙の巻き数が少なくなってきたこと、つまりロール紙の終端部に近づいたことを検出できる。例えば、一度、PR≧25%となったなら、ロール紙の終端部付近に近づいたと判断し、これ以降は固着状態か分離状態が生じているか否かの判断を行う。
例えば、PR≧25%(第1の閾値)になった後に、割合(PR)の値が減少し、PR≦23%(第2の閾値)になったところで、2つの状態のうちのいずれかになったと判断しても良い。ここで、第2の閾値は第1の閾値よりも小さい値である。また、この他、過去N回分のパルス数の割合を平均し、その割合(PR)がその平均値(PRAVE)に対して5%低下したときに、固着状態、分離状態のうちのいずれかになったと判断しても良い。また、ロール紙Rの終端部付近の検出は、ロール芯Sのロール紙Rの残量を記憶しておき、ロール紙Rの使用量(送り出し量)から終端付近を検出する残量管理により行っても良い。また、ロール芯Sの回転量やロール紙Rの重量を検出するなど、他の判別方法によって終端付近を検出してもよい。
このように、搬送ローラ9で引き出されたロール紙Rの搬送量に対するロール芯Sの回転量の割合が、所定値(第2の閾値)以下であった場合に、固着状態、分離状態のいずれかが生じていると(ロール紙の終端部であると)検知することができる。この場合、スプールシャフト32をCCW方向、つまりロール紙Rを送り出す方向へ回転させる。
次に、スプールシャフト32をCCW方向へ回転させた際に起こる現象を固着状態、分離状態に対して説明する。これにより、2つの状態のうち、どの状態が起こっているのかを確定する。
ロール芯Sの回転が極端に少なくなったことを判別することにより、ロール紙の終端部付近であると検知できた後、スプールシャフト32をCCW方向へ回転させる。その時、ロール芯Sとロール紙Rの状態により、次のようになる。
(1)固着状態
ロール紙の終端部が紙管Sに対して強固に接着されているため、スプールシャフト32を搬送方向に回転させても、すぐにスプールシャフト32が回転できない状態になり、エンコーダセンサ39からのエンコーダパルス信号が発生しない。従って、そのパルス数を検知することで、固着状態であると判別できる。その判別後、速やかにロール紙の搬送と記録動作を中止する。これにより、記録装置1の故障を防止できる。
(2)分離状態
ロール紙Rとロール芯Sが離れているため、スプールシャフト32はCCW方向に自由回転する。そのため、エンコーダセンサ39からのエンコーダパルス信号のパルス数は多くなる。従って、このパルス数をカウントすることで、スプールシャフト32が自由回転の状態にあることが判別できる。つまり、単位時間当たりのパルス数(即ち、回転量)に閾値を設け、カウントされたパルス数がその閾値以上であれば、分離状態であると判断できる。
このように、ロール紙が終端部付近になったと判別された後、スプールシャフト32をCCW方向へ回転させ、例えば、エンコーダセンサ39からのエンコーダパルス信号のパルス数が400以下で止まれば固着状態、止まらなければ分離状態であると判別する。
以上、固着状態、分離状態へ移行は、ロール紙の終端部付近であることを搬送ローラの動きに対するロール芯Sの動きで判断し、その後、スプールシャフト32を回転して得られたエンコーダセンサ39からのエンコーダパルス信号のパルス数で判別する。
なお、スプールシャフト32を搬送方向又は逆方向へ回転させて各状態を判別する動作は、搬送ローラ9による間欠搬送の合間や、記録ヘッド11による記録動作中などタイミングを選ばず実施可能である。
また、ロール紙Rとロール芯Sが分離したか否かの判断は以上説明した例以外にも、例えば、搬送モータに供給する電流の値により判断してもよい。即ち、通常の搬送時には、搬送モータ8の駆動量と搬送ローラ9の回転量との間に差があると、搬送モータ8の電流値を増大させていく。このときの搬送ローラ9の回転量はエンコーダセンサ5によって検出される。搬送モータ8への供給電流の増大によりロール紙Rを一定速度で駆動し、エンコーダセンサ5の回転量が目的の搬送量に達したときに搬送モータ8の駆動を停止する。つまり、搬送モータ8への電流増大がエンコーダセンサ5により検出される実際の搬送量が所定値に到達しない場合に、固着状態であると判定し、搬送を停止する。この場合、搬送モータ8の電流値と搬送ローラ9の駆動量との差に閾値を設定し、閾値を超えると搬送モータ8の異常を検出したことにする。
また、スプールシャフト32に一定の負の回転力(バックフィード方向)をかける方法を用いてもよい。この場合、ロール紙Rとロール芯Sが分離状態に移行した時、ロール芯Sはバックフィード方向に回転が始まり、その回転量が閾値を超えたなら、ロール紙とロール芯とが分離したことを判断する。一方、固着状態はロール芯Sの回転が止まることで判別できる。
・ロール紙とロール芯の分離後、ロール芯に対する操作手順
上述のように、ロール紙Rとロール芯Sの分離を検知後、粘着物が芯残留しているか、ロール紙残留しているかどうかを判別する。このため、ロール芯表面の粘着物の付与位置を移動させる。即ち、ロール芯Sを回転させ、その後、その回転を停止させる。この回転はロール芯Sの回転軸に対し、CCW方向、CW方向の2種類が存在するが、どちらの方向の回転でも構わないが、次の2つの条件を満たすように回転させる。即ち、(1)ロール芯の回転角度が粘着物を検知可能な角度であること、(2)ロール芯分離検知後、ロール紙をバックフィードする場合、ロール芯の回転角度がロール芯表面の粘着物の付与位置からロール紙の進行経路が外れる角度であることである。
<粘着物の検知可能な角度(粘着物検知角度(θD))>
粘着物を検知可能な角度の1つには、ユーザによる目視で確認可能な角度がある。図3を参照して説明すると、ロール紙Rとロール芯Sが分離状態に移行した時、ユーザの作業(立ち)位置から見ると、粘着物はロール芯Sの裏側に付着している可能性が高く、ユーザからは目視できない(この粘着物の付与位置をP1とする)。このため、ユーザが粘着物を目視で視認可能な角度(この範囲をP2とする)にロール芯Sを一旦回転させることが必要である。
ここで、目視可能な角度を一般化した表現にすれば、ロール芯の幅方向の一部分について、ロール芯の円柱の中心軸から放射状に伸びる円柱曲面の各法線成分に対し、装置を構成している非反射不透明物が交わることのない法線成分を構成する角度である。即ち、装置に隠れてユーザから見えない部分以外の角度にロール芯を回転させた後、その回転を停止することができればユーザが粘着物の有無を視認することができる。図3に示す例では、粘着物の付与位置P1は目視で確認することができる。つまり、ロール紙Rとロール芯Sとが固着状態又は分離状態にあることを判別した時に、停止しているロール芯Sの表面に対して、給紙口2の方向の位置に粘着物が付与されている、又は、付与されていたと判断できる。
以上のことを実行するために、この実施例では次のような動作を実行する。
まず、ロール紙とロール芯とが分離状態にあることを検知後、ユーザが粘着物の有無を確認するために、ロール芯SをP1が180°(P2まで)の回転角となるようロール芯Sを回転させる。次に、位置P1からP2にロール芯を回転させる前後どちらかのタイミングで記録装置1のディスプレイ(後述)の画面にユーザがロール芯確認を行うことを促すメッセージを表示する。
そのメッセージに基づいて、ユーザはロール芯Sに粘着物が付いていなことが確認できれば、ロール紙Rの終端部を確認する。ここで、ロール紙Rの終端部に粘着物が残留していれば、その粘着物を外す等の作業をすることができるし、ロール紙Rを終端部手前の位置で切断するなどの作業を行うこともできる。その後、記録装置1の操作パネル(後述)から装置が印刷可能な状態になった旨の情報をユーザが入力すれば、記録装置1は記録動作を再開し、印刷を継続することができる。これにより、センサ6によりロール紙の終端を検出するまでロール紙Rを使い切ることが可能となる。
なお、ロール紙とロール芯の分離を検知した時に記録装置が印刷中である場合は、印刷を継続しながら粘着物の有無の確認作業は可能であるが、印刷を停止し、粘着物の有無の作業をすることが好ましい。また、P2の角度で停止させず、一定の速度でロール芯Sを回転させながら、粘着物の有無の確認を行ない、その後、停止させてもよい。
また、粘着物の検知のために、図1と図3とに示すようにラインセンサ17でロール芯Sに付着している粘着物の検知を行なってもよい。ラインセンサ17は、発光素子(LED)と受光素子(フォトダイオード)とを備え、その発光素子からロール紙へ向けて光を照射し、その反射光を受光素子により受光することによりロール紙Rの粘着物の有無を光学的に検出する。ラインセンサ17を用いる場合、そのセンサを電気的にロール紙Rを走査させても良い。また、ラインセンサ17を用いてロール紙の終端部付近の検知、さらに、ロール芯との分離を検知してもよい。
<バックフィード時の回転角度(退避角度(θS))>
ロール紙Rとロール芯Sとが分離状態にあり、ロール紙のバックフィードを行なう場合は、芯残留した粘着物がバックフィードされたロール紙に再び接着する可能性がある。記録装置1がロール紙Rの斜行補正を行なったり、印刷終了後に印刷済みのロール紙をカットし、その後、残りのロール紙を印刷位置まで戻す時、インク液滴の着弾位置補正等を行なっている場合等にバックフィードが行なわれる。
ロール紙Rとロール芯Sとが分離していない状態とそれらが分離した状態では、ロール紙の搬送経路は基本的には異なるので、バックフィードを行なう場合はロール紙の搬送経路を考慮する必要がある。
その搬送経路がロール紙Rとロール芯Sの分離前後で異なる理由は、次の2つの要因による。
(1)ロール紙Rには常に重力が作用するので、分離状態ではその搬送経路が通常状態から歪められる。図1と図3から分かるように、給紙口2とロール芯Sの位置関係から、分離後は重力により給紙口2から真下に垂れさがるようにロール紙が変形し、新たな搬送経路が形成される。もし、ロール芯Sが給紙口2の真下、つまり、重力が作用しているベクトルの延長方向に位置していれば、搬送経路の歪みは最小限となる。
(2)ロール紙に巻癖が存在する場合、分離状態のときに通常状態から搬送経路が変化する。ロール紙Rは製造時、ロール芯Sにテンションをかけながらロール紙Rを巻き付ける。それがさらに長期間放置されたことによりロール紙Rは巻かれた状態で塑性変形を起こし、巻きほどいたときに巻き方向へのカールとして巻癖が観察される。ロール芯Sの径が小さいほど、また、巻かれる時にロール芯Sに近い巻き始めほど曲率半径が小さくなるため巻癖は強くなり、また、ロール紙Rの剛性度が高ければ高いほど巻癖は強くなる。従って、印刷用紙等、巻癖が発生する一般的な用紙の場合、分離状態に移行したロール紙Rの終端部は、ロール芯Sとの間でかかっていたテンションが解放され、カールする場合がある。
図5は図3と同様の給紙機構において、分離状態に移行したロール紙が終端部でカールしバックフィードによりロール芯に再度接着した様子を示す図である。
図5において、網掛け部分Aは、これ以降の時間でバックフィードによりロール紙が横切る空間、つまり搬送経路を示している。このように、巻癖により終端部が丸まったロール紙Rの搬送経路はもはや線ではなく、帯のような広がりをもつ。図5に示すように、バックフィード時の搬送経路上の空間をロール芯Sが横切る場合、ロール芯Sとロール紙Rは再接触する。また、ロール芯SのP1の位置により、ロール紙Rの表面(印刷面)と粘着物が再結着する可能性がある。
給紙口2や給紙ガイド20と給紙部との位置関係や形状は記録装置の構成により無数に存在し、それによって、ロール紙とロール芯とが結合した状態の搬送経路や分離状態における搬送経路も無数に存在する。
従って、図1や図3に示す構成は、その可能性のごく一部に過ぎず、例えば、図1に示す構成とは異なり、ロール紙の給紙部がキャリッジの走査位置より上方に設けられ、給紙動作においてロール紙の先端部が下方に搬送される構成の記録装置を用いても良い。
図6はロール紙の給紙機構を備えたインクジェット記録装置(以下、記録装置)の概略構成を示す側断面図である。この構成では、ユーザに対して給紙部を奥(図では右側)、搬送経路がその手前(図では左側)に向かうように給紙ガイド20を配置し、給紙動作においてロール紙の先端部が下方に搬送される。
従って、ロール紙Rとロール芯Sとの分離を検知後、ロール芯表面の粘着物の付与位置P1をバックフィードされるロール紙の進行経路から外れる角度分だけ、ロール芯Sを回転させ停止させる。この際、後端部にカールを伴うロール紙が図5の網掛け部分Aで示す帯状の搬送経路内をバックフィードにより横切らないようロール芯Sの粘着物の付与位置P1を網掛け部分Aから外れたPの範囲にロール芯Sを回転させ停止させる。また、その搬送経路内にロール芯Sが入る時は、バックフィード時は粘着物の付与位置が真下に、バックフィード後の送り出し時にはその付与位置を真上となるようにロール芯Sを回転し停止させるよう制御する。これにより、粘着物とロール紙Rの再結着を防止できる。
記録装置1の給紙部はバックフィードされるロール紙の進行経路上に位置するため、上述した退避するための回転が必要となる。従って、この実施例では、ロール紙Rとロール芯Sの分離を検知後、バックフィードが行なわれる場合、ロール芯Sを分離検知位置から90°以上270°未満回転させることにより、ロール紙Rとロール芯Sの再結着を回避している。
このように、ロール紙Rとロール芯Sが分離後、バックフィードを行なう場合、ロール芯表面の粘着物の付与位置から、バックフィードされるロール紙Rの進行経路が外れる角度だけロール芯Sを回転させ停止させる。さらに、バックフィード後の送り出し搬送で再結着する位置に粘着物の付与位置がある場合、送り出されるロール紙Rの進行経路から外れる角度にロール芯Sを回転させ停止させる。
以上、この実施例ではバックフィード時にロール紙と粘着物の再結着を防止するため、粘着物がその付与位置に依然として付着しているかどうか、即ち、芯残留かロール紙残留かを判別する必要はなく、粘着物の付与位置をロール紙の搬送経路から退避させる。
さて、ロール紙Rとロール芯Sの分離を検知後、ロール芯Sを粘着物検知角度だけ回転させる動作と、バックフィード時に退避角度に回転させる動作は、両方の動作を連続して行なってもよい。即ち、ロール芯Sを粘着物検知角度(θD)だけ回転させ停止、その後バックフィード時に退避角度(θS)に回転させ停止させても良い。或いは、その逆順で回転、停止動作を行なってもよい。
図7は図1と図6に示す記録装置1においてロール紙の搬送と記録、及びロール紙とロール芯の状態の検出に関わる制御構成を示すブロック図である。
図7に示す制御部101はインタフェース(不図示)を介してホストコンピュータ(以下、ホスト)100に接続され、ホスト100から記録データと記録に関わる制御データを受信する。制御部101はインタフェースを介してホスト100から転送された記録データに対して、色処理、縮小/拡大処理、2値化等の画像処理を施し、最終的にドットパターンに展開された記録データを制御部101内のメモリに蓄積する。
また、制御部101は、エンコーダセンサ5、エンコーダセンサ39、センサ7、操作パネル41からの各信号を受信して、搬送モータ8、給紙モータ34、キャリッジ12を移動させるキャリッジモータ61、カッタ21を必要に応じて駆動する。また、必要に応じてディスプレイ42にメッセージ等を表示する。制御部101は、後述する図10〜図13に示される一連の処理を実行するように、給紙モータ34、エンコーダセンサ39、搬送ローラ9等の動作を制御する。
図8は42インチ幅のロール紙が片面テープでロール芯Sに結着されている様子を示す図である。
図9は42インチ幅のロール紙が両面テープでロール芯Sに結着されている様子を示す図である。
次に、以上説明したような構成の記録装置において、ロール紙とロール芯の状態が固着状態か分離状態かを正確に検出し、粘着物がいかに振舞おうともロール紙の終端まで有効に利用するための搬送制御処理のいくつかの実施例について説明する。
図10はロール紙の終端まで有効に利用するための搬送制御処理を示すフローチャートである。
ここでは、図8に示すように、片面テープでロール芯Sとロール紙Rが結着されている42インチ幅のロール紙が消費され残量が3.1mの状態で記録装置1に給紙され、長さ3.0mの画像を印刷することを想定する。なお、用いるロール紙は「厚口コート紙」であり、記録装置の記録モードはその装置の最高画質となる「最高モード」とする。
<ロール紙の送り出し(ステップS101)>
予め搬送ローラ対9,10で記録位置まで引き出されているロール紙Rに対して、キャリッジ12の移動と記録ヘッド11からのインク吐出により、ロール紙R上に1ライン分の10mm幅の画像を印刷する。1ライン分の印刷終了後、次の1ライン分の印刷のために搬送ローラ9を回転させロール紙Rを10mm送り出す。
<ロール芯とロール紙の分離を検出(ステップS102)>
前述のように、ロール径が最小値φ=60mmの場合、エンコーダセンサ5のパルス数に対するエンコーダセンサ39のパルス数の割合(PR)はPR=30%である。このことから、PR=25%のときは、ロール紙Rの終端にかなり近い巻き数までロール紙が減っていることを意味する。従って、パルス数の割合(PR)が過去一回以上25%以上になったかどうかを調べる。ここで、過去一回以上、PR≧25%になったことが判別された場合、上述の固着状態、分離状態が生じているか否かを判断する処理を開始する。
なお、この実施例では、上述の2つの状態が生じているか否かを判断する処理を開始するかどうかの判断基準をPR≧25%になったときとするが、この基準(閾値)は記録装置やロール紙に応じて適宜決定すれば良い。
続いて、PR≦23%になったことが検出されることがある。これは、ロール芯Sとロール紙Rが固着状態、分離状態のいずれかの状態になっていることを示唆している。しかしながら、これだけではいずれの状態であるかは判別できない。そこで、PR≦23%になったら、ロール軸が停止又は回転し難くなった状態と判断する。なお、23%という第2の閾値はエンコーダセンサ39によるパルス数の検出誤差と用紙の挙動のばらつき等を実験より考慮した上で、25%(第1の閾値)から2%分を引いた値(23%)を判断の基準とした。なお、第2の閾値は23%に限らず、適宜決定すれば良い。
続いて、ロール芯とロール紙とが固着状態であるか分離状態であるかを判別するため、スプールシャフト32を搬送方向に所定の量、例えば、CCW方向にエンコーダパルス信号で400パルス分だけ回転させる。ここで、ロール芯が自由に回転できるなら、スプールシャフト32の回転量に対応する400個パルス前後のエンコーダパルス信号が検出される。この時点で、ロール芯Sとロール紙Rは分離状態であると判別される。その後、処理はステップS103に進む。
これに対して、PR≧25%になった後、PR≦23%にならなければ、処理はステップS106に進む。
<ロール芯を回転後、停止(ステップS103)>
ロール芯Sがロール紙Rと分離していると判別される場合、印刷を一時停止し、ロール芯を180°回転させる。回転方向はどちらでも構わない。
<ロール紙に粘着物が残っているかどうかの判断(ステップS104)>
粘着物(この例では片面テープ)がロール芯Sに残っているか、或いは、ロール紙Rに残っているかを確認し、そして、ロール紙Rに残っている場合はそのテープを取り除くよう促すメッセージをディスプレイ42に表示する。
ステップS104では、センサ6或いは専用のセンサによりロール紙Rに粘着物が残っているか確認する。または、ロール芯Sに粘着テープが残っているかどうかの判断をラインセンサ17で行ない、残っていないと判断した場合に、ロール紙Rに粘着物が残っていると判断してもよい。または、ロール芯Sとロール紙Rとの両方について、粘着物が残っているか確認しても良い。これにより、より確実にロール紙Rにテープが残っていることが発見できるようになるためである。
また、ステップS104において実行される、ロール紙に粘着テープが残っているか確認するための確認制御として、上記の例ではセンサに関する制御を行っていたが、これに限らない。例えば、ユーザが上記の確認を目視で行うための位置までロール紙の後端部分を搬送する搬送制御を、上記の確認制御として実行してもよい。
ロール芯Sのみにテープが残っている場合やロール紙Rにテープがない場合は、操作パネル41で“OK”を押下すると、処理はテップS106に進み、印刷を再開する。
<テープの除去(ステップS105)>
ステップS104における判定の結果、ロール芯Sにテープが見当たらない場合、また、ロール紙Rの終端部に残留していた粘着テープをロール紙Rから取り除いた後、操作パネル41で“OK”ボタンを押下し、印刷再開を指示する。
<印刷の継続(ステップS106)>
指定した画像が引き続き印刷される。定められた記録処理が終了すると、カッタ21によりロール紙Rの印刷済みの部分は切り取られて、印刷待機状態になる。
ここでは、給紙時に斜行が検知されバックフィードが行なわれる場合の搬送制御処理について説明する。
図11はロール紙の終端まで有効に利用するための搬送制御処理を示すフローチャートである。
ここでは、図9に示すように、両面テープでロール芯Sとロール紙Rが結着され、42インチ幅のロール紙が消費され残量が1mの状態で記録装置1に給紙されることを想定する。
<斜行検知(ステップ201)>
ロール紙Rが斜行して給紙されると記録ヘッド11から吐出されたインクの着弾位置がずれ、画像を高精細に記録することができないので、記録装置1には斜行を検知する機構が設けられている。上述のように、給紙を始めると自動で斜行補正のためロール紙の先端部Rpは排紙ガイド22まで排紙される。なお、これ以外にも、用紙カット時やインク着弾位置補正時に先端部Rpがプラテン19より下流に搬送される場合がある。いずれにせよ、このステップでは斜行が検知され、これを補正するためにバックフィードが必要な状況となる。
<ロール芯とロール紙の分離を検出(ステップS202)>
斜行検知のためにロール紙Rを送り出したときに、実施例1のステップS102と同様の状態となり、ロール芯Sとロール紙Rが分離状態であると判断される場合がある。この場合、処理はステップS203に進む。これに対して、分離状態が判別されない場合、処理はバックフィードを行なうためステップS204に進む。
<ロール芯を回転後、停止(ステップS203)>
ロール芯Sを分離検出位置からCCW方向に180°回転させ停止させる。このとき、この後バックフィードされたとしてもロール芯Sが回転しないよう、ロール芯Sの巻取り動作はしないように回転を停止する。
<バックフィード(ステップS204)>
ロール紙Rの先端部Rpをバックフィードさせ、印刷待機状態である搬送ローラ対9、10の位置に移動させる。
ここでは、実施例2と同様な斜行検知に加え、ロール芯をロール紙のバックフィード時の退避角度(θS)に回転前に粘着物検知角度(θD)だけ回転させ、テープをロール紙Rから除去する例について説明する。
図12はロール紙の終端まで有効に利用するための搬送制御処理を示すフローチャートである。
ここでは、図9に示すように、両面テープでロール芯Sとロール紙Rが結着され、42インチ幅のロール紙が消費され残量が1mの状態で記録装置1に給紙されることを想定する。これに加え、両面テープの粘着性が強く、ロール芯Sとロール紙Rが分離したときにロール芯Sとロール紙Rの両方に粘着物が残る場合を想定する。
<斜行検知(ステップS301)>
実施例2と同様に、斜行補正のためロール紙Rの先端部Rpは排紙ガイド22まで搬送される。
<ロール芯とロール紙の分離を検出(ステップS302)>
ロール紙Rを送り出したときに、実施例1のステップS102または実施例2のステップS202と同様の状態となり、ロール芯Sとロール紙Rが分離状態であると判断されることがある。これに対して、分離状態が判別されない場合、処理はバックフィードを行なうためステップS307に進む。
<ロール芯を回転後、停止(ステップS303)>
実施例1のステップS103と同様に、ロール芯Sを180°回転させる。回転方向はどちらでも構わない。
<ロール紙にテープが残っているか判断(ステップS304)>
テープがロール芯Sに残っているか、又は、ロール紙Rに残っているかを調べる、この実施例では両面テープの粘着性が強く、ロール芯Sとロール紙Rの両方に粘着物が残っている状態であるかどうかを確認する。この確認は、ステップS104における確認制御と同様の処理により行われる。ここで、ロール紙Rに残っている場合はそのテープを取り除くようユーザに促す旨のメッセージをディスプレイ42に表示する。その後、処理はステップS305に進む。これに対して、ロール紙Rにテープがない場合、ユーザは操作パネルで“OK”ボタンを押下し、その後、処理はステップS306に進む。
<テープの除去(ステップS305)>
ロール紙Rの終端部に残留していたテープを取り除いた後、操作パネルで“OK”ボタンを押下し、その後、処理はステップS306に進む。なお、ロール芯Sに残留するテープはそのままにしておく。
<ロール芯を回転後、停止(ステップS306)>
ロール芯Sを現在の位置から退避角度(θS)に回転させ停止させる。図1に示すような記録装置では、粘着物検知角度(θD)と退避角度(θS)が同じなので、回転は行なわない。ラインセンサ17を使用しているのであればステップS303での回転により退避角度と異なっているため回転させる。例えば、図6に示したような記録装置の構成では粘着物の確認を目視で行うので、粘着物検知角度と退避角度が異なるので、ロール芯Sを回転させる。このとき、この後バックフィードされたとしてもロール芯Sが回転しないよう、ロール芯の巻取り動作はしないように回転を停止する。
<バックフィード(ステップS307)>
ロール紙Rの先端部Rpをバックフィードさせ、印刷待機状態である搬送ローラ対9、10の位置に移動させる。
ここでは、実施例3の操作を逆の順番で実行する例について説明する。即ち、ロール芯Sをロール紙のバックフィード時の退避角度に回転させ、バックフィード後、続いて粘着物検知角度に回転させ、テープをロール紙Rから除去する。
図13はロール紙の終端まで有効に利用するための搬送制御処理を示すフローチャートである。
ここでは、図8に示すように、片面テープでロール芯Sとロール紙Rが結着されている42インチ幅のロール紙が消費され残量が1mの状態で記録装置1に給紙されることを想定する。
<斜行検知(ステップS401)>
実施例2と同様に、斜行補正のためロール紙Rの先端部Rpを排紙ガイド22まで搬送する。
<ロール芯とロール紙の分離を検出(ステップS402)>
ロール紙Rを送り出したときに、実施例1のステップS102または実施例2のステップS202と同様の状態となり、ロール芯Sとロール紙Rが分離状態であると判断されることがある。これに対して、分離状態が判別されない場合、処理はそのまま終了し、スタンバイ状態となる。
<ロール芯を回転後、停止(ステップS403)>
ロール芯Sを現在の位置からCCW方向に180°回転させ停止させる。このとき、この後バックフィードされたとしてもロール芯Sが回転しないよう、ロール芯Sの巻取り動作はしないように回転を停止する。
<バックフィード(ステップS404)>
ロール紙Rの先端部Rpをバックフィードさせ、印刷待機状態である搬送ローラ対9、10の位置に移動させる。
<ロール芯を回転後、停止(ステップS405)>
ロール芯Sを現在の位置から粘着物検知角度に回転後、停止させる。図1に示すような記録装置では、粘着物検知角度と退避角度が同じため、回転は行なわない。これに対して、例えば、図6に示すような記録装置の構成では粘着物の確認を目視で行うので、粘着物検知角度と退避角度が異なるので、ロール芯Sを回転させる。
<ロール紙にテープが残っているか判断(ステップS406)>
テープがロール芯Sに残っているか、又は、ロール紙Rに残っているかを判断する。この判断は、ステップS104と同様である。ここで、テープがロール紙Rに残っている場合はこれを取り除くようユーザに促す旨のメッセージをディスプレイ42に表示する。なお、ロール紙Rにテープが残留していなければ操作パネルの“OK”ボタンを押下して記録装置にその旨を通知し、処理はスタンバイ状態に移行する。
<テープの除去(ステップS407)>
ロール紙Rに残留していたテープを取り除いた後、操作パネルで“OK”ボタンを押下して、テープの除去を記録装置に通知する。
以上説明したようにいくつかの実施例によれば、ロール紙への印刷において、ロール紙終端部の状態を把握し、ロール紙がロール芯から分離していれば粘着テープの残留状態を確認することができる。また、ロール紙の終端部がロール芯から分離後、ロール紙がバックフィードされる時はロール芯の粘着物の付与位置をロール紙の搬送経路から退避させることにより、ロール芯とロール紙とが再結着することを防止することができる。これにより、ロール紙の終端部の状態に合わせてロール紙の搬送を適切に行うことができる。
なお、以上説明した実施例ではインクジェット記録装置に本発明を適用した例について説明したが、本発明はこれによって限定されるものではない。本発明は、例えば、ロール状に巻かれた連続シートを引き出して各種処理(記録、加工、塗布、照射、読取、検査など)を行う装置に広く適用することができる。
R ロール紙、S ロール芯、Rp ロール紙の先端部
1 記録装置、2 給紙口、3 画像記録部、5、39 エンコーダセンサ、
6、7 センサ、8 搬送モータ、9 搬送ローラ、11 記録ヘッド、
12 キャリッジ、17 ラインセンサ、19 プラテン、20 給紙ガイド、
21 カッタ、22 排紙ガイド、32 スプールシャフト、34 給紙モータ、
41 操作パネル、42 ディスプレイ、61 キャリッジモータ、
100 ホストコンピュータ、101 制御部

Claims (10)

  1. ロール芯にロール状に巻かれた連続したシートであって、該シートの後端部が前記ロール芯に粘着物により結着されている前記連続したシートから該シートの先端部を引き出して搬送する搬送装置であって、
    前記シートの引き出しと搬送により、前記シートの後端部と前記ロール芯とが分離したかどうかを判別する判別手段と、
    前記判別手段により前記シートの後端部と前記ロール芯とが分離したことが判別された後、前記シートの後端部に前記粘着物が残留しているかどうかの確認のための制御を行う確認制御手段と、
    前記確認制御手段による制御により前記シートの後端部に前記粘着物が残留していることが確認された場合には、ユーザに前記粘着物を取り除くよう促す旨のメッセージを通知する通知手段とを有することを特徴とする搬送装置。
  2. 前記ロール芯を回転させ前記シートが装填された位置から前記シートを引き出す供給手段と、
    前記供給手段により引き出された前記シートの先端部を挟持して前記シートを第1の方向に搬送する搬送手段と、
    前記供給手段により引き出された引き出し量を検知する第1の検知手段と、
    前記搬送手段により搬送される搬送量を検知する第2の検知手段とをさらに有し、
    前記判別手段は、前記第1の検知手段によって検知された引き出し量と前記第2の検知手段によって検知された搬送量とに基づいて、前記シートの後端部と前記ロール芯とが分離したかどうかを判別することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記確認制御手段は、
    前記ユーザが前記粘着物の残留を目視で確認できるために、前記ロール芯を第1の角度まで回転させるよう前記供給手段を駆動する制御を、前記確認のための制御として行うことを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記シートの後端部と前記ロール芯とが分離後に、前記搬送手段により前記第1の方向とは逆の方向である第2の方向に前記シートをバックフィードする場合には、前記制御手段は前記ロール芯を第2の角度まで回転させるよう前記供給手段を駆動するよう制御することを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記第2の角度は、前記バックフィードにより前記シートの後端部と前記ロール芯とが再接触しても、前記ロール芯の粘着物の付与位置が該再接触の位置を回避できるように定められることを特徴とする請求項4に記載の搬送装置。
  6. 前記確認制御手段は、前記粘着物が前記シートの後端部と前記ロール芯に残留しているかどうかを検知するセンサに関する制御を前記確認のための制御として行うことを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  7. 前記通知手段は、前記メッセージを表示する表示手段を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の搬送装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の搬送装置と、
    前記搬送装置により搬送されたシートに画像を記録する記録手段とを有することを特徴とする記録装置。
  9. 前記記録手段は、前記シートにインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録ヘッドを有することを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. ロール芯にロール状に巻かれた連続したシートであって、該シートの後端部が前記ロール芯に粘着物により結着されている前記連続したシートから該シートの先端部を引き出して搬送する搬送装置の制御方法であって、
    前記シートの引き出しと搬送により、前記シートの後端部と前記ロール芯とが分離したかどうかを判別する判別工程と、
    前記判別工程において前記シートの後端部と前記ロール芯とが分離したことが判別された後、前記シートの後端部に前記粘着物が残留しているかどうかを確認するための制御を行う確認制御工程と、
    前記確認制御工程における制御において前記シートの後端部に前記粘着物が残留していることが確認された場合には、ユーザに前記粘着物を取り除くよう促す旨のメッセージを通知する通知工程とを有することを特徴とする制御方法。
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