JP2015167974A - レーザ加工システム - Google Patents

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【課題】1台のレーザ発振装置から出力されたレーザ光を、複数台のロボットの内1台のロボットに対して切り替えて供給する場合、非効率な面があった。【解決手段】マニピュレータと前記マニピュレータの動作を制御するロボット制御装置からなる複数のロボットと、レーザ光を出力する1つのレーザ発振装置と、前記レーザ発振装置から出力されたレーザ光を入力し前記レーザ光を前記複数のロボットのうち1つのロボットに供給するように前記レーザ光の出力先を切り替える1つのレーザ出力切替制御装置を有し、前記レーザ出力切替制御装置は、全てのロボット制御装置と通信可能に接続され、前記レーザ出力切替制御装置は、前記ロボット制御装置との通信に基づいて前記レーザ光の出力先を切り替える。これにより、安価で効率的なレーザ加工システムを実現する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のロボットと1台のレーザ発振装置を有し、1台のレーザ発振装置を効率的に利用するレーザ加工システムに関する。
レーザ発振装置は、高出力が可能なほど高価である。そのため、1台のレーザ発振装置が出力したレーザ光を、分岐して複数台のロボットに供給する場合がある。
例えば、1台のロボット制御装置が、1台のレーザ発振装置と2台のロボットとを制御し、1台のレーザ発振装置が出力したレーザ光を、それぞれのロボットに分岐して使用するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、1台のレーザ発振装置が出力するレーザ光を、2台のロボットに対して切り替えて供給し、この切り替えを、ロボットからのレーザ光の要求を先着順で処理することにより行うものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−047574号公報 特開2001−340985号公報
特許文献1に記載の方法は、1台のロボット制御装置がレーザ発振装置やロボットの全てを制御する。このように、制御装置が1つであるため、制御装置の設置場所を小さくでき、また、省エネを実現できるといったメリットはある。しかし、制御装置に異常が発生した場合、システム全てが停止するといった課題がある。
また、ロボット1台に対し、ロボット制御装置を1台とする構成が一般的である。従って、この一般的な構成に用いるロボット制御装置が汎用品である。しかし、特許文献1に記載の方法に用いるロボット制御装置は、汎用品であるロボット制御装置とは異なる仕様にする必要があり、汎用性がなくなり、かつ、高価になるといった課題もある。
また、特許文献1に記載の方法は、レーザ発振装置が出力したレーザ光を分岐するものである。従って、1台のロボットで使用されるレーザ光の出力は、レーザ発振装置から出力されたレーザ光の出力よりも小さくなるといった課題もある。
特許文献2に記載の方法は、ロボットからのレーザ光の要求を先着順で処理することで、ロボットへのレーザ光の供給を切り替える。この場合、非同期で複数台のロボットを制御していると、先に要求したロボットの動作が終了するまでは、後に要求したロボットの動作を終了することができず、後に要求したロボットの動作に待ち時間が生じ、効率的な動作ができないといった課題がある。
本発明は、レーザ発振装置と複数台のロボットとの間に、ロボットと通信しながらレーザ発振装置が出力したレーザ光の出力先を切り替えるレーザ出力切替制御装置を有し、レーザ出力切替制御装置がロボットからの要求に基づいてレーザ光の出力先を制御することで、ロボットに対して効率的にレーザ光を供給し、レーザ発振装置を有効に活用するレーザ加工システムを実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のレーザ加工システムは、マニピュレータと前記マニピュレータの動作を制御するロボット制御装置からなる複数のロボットと、レーザ光を出力する1つのレーザ発振装置と、前記レーザ発振装置から出力されたレーザ光を入力し前記レーザ光を前記複数のロボットのうち1つのロボットに供給するように前記レーザ光の出力先を切り替える1つのレーザ出力切替制御装置を有し、前記レーザ出力切替制御装置は、全てのロボット制御装置と通信可能に接続され、前記レーザ出力切替制御装置は、前記ロボット制御装置との通信に基づいて前記レーザ光の出力先を切り替える。
また、本発明のレーザ加工システムは、上記に加えて、各ロボットは、優先順位に関する情報をレーザ出力切替制御装置に送信し、前記レーザ出力切替制御装置は、前記各ロボットから受信した優先順位に関する情報に基づいて、レーザ光の出力先を切り替える。
また、本発明のレーザ加工システムは、上記に加えて、ロボットは3台以上である。
また、本発明のレーザ加工システムは、上記に加えて、レーザ出力切替制御装置は、ロボットおよびレーザ発振装置とは別個に設けられている。
本発明によれば、1台のレーザ発振装置が出力したレーザ光を、レーザ出力切替制御装置が複数台のロボットに対して効率的に切り替える構成とすることで、低価格で効率的なレーザ加工システムを実現することができる。
本発明の実施の形態1におけるレーザ溶接システムの概略構成を示す図 本発明の実施の形態1における各ロボットがレーザ出力切替制御装置に対してレーザ光を要求する手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態1におけるレーザ出力切替制御装置がロボットへのレーザ光の供給を切り替える手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態1におけるレーザ加工システムに位置を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態について、図1から図3を用いて説明する。図1は、レーザ溶接システムの概略構成を示す図である。なお、レーザ溶接システムは、レーザ加工システムの一例である。図2は、各ロボットがレーザ出力切替制御装置に対してレーザ光を要求する手順を示すフローチャートである。図3は、レーザ出力切替制御装置がロボットへのレーザ光の供給を切り替える手順を示すフローチャートである。
図1において、レーザ溶接システムは、3台のロボットと、1台のレーザ発振装置4と、1台のレーザ出力切替制御装置9を有している。各ロボットは、マニピュレータと、ロボット制御装置と、教示装置を有している。なお、各ロボットは、同一の構成である。そこで、1つ目のロボット19aの構成要素は、添え字aを付して説明する。2つ目のロボット19bの構成要素は、添え字bを付して説明する。3つ目のロボット19cの構成要素は、添え字cを付して説明する。
図1において、マニピュレータ1a,1b,1cは、6軸を有する。ロボット制御装置2a,2b,2cは、マニピュレータ1a,1b,1cの動作を制御する。教示装置3a,3b,3cは、ロボット制御装置2a,2b,2cを介するマニピュレータ1a,1b,1cの動作や、ロボット制御装置2a,2b,2cへの情報の設定等を行うための装置である。教示装置3a,3b,3cは、ロボット制御装置2a,2b,2cとの間で通信を行い、ロボットアーム6a,6b,6cの動作設定や、レーザ加工ヘッド5a,5b,5cの動作設定や、レーザ発振装置4の出力調整の設定や、レーザ出力切替制御装置9の制御等を行うための装置である。
ロボット制御装置2a,2b,2cは、CPU16a,16b,16cと、RAM17a,17b,17cと、ロボット駆動装置18a,18b,18cを有している。CPU16a,16b,16cは、ロボット制御装置2a,2b,2c全体を制御する。RAM17a,17b,17cは、ロボットの操作者が教示装置3a,3b,3cを用いて作成したロボットの教示プログラムや、ロボットの機能設定や、ロボットへの位置指令や、レーザ出力切替制御装置9への制御指令などを保存するための、読み取りと書き込みが可能な記憶部である。CPU16a,16b,16cは、ロボット駆動装置18a,18b,18cを介してマニピュレータ1a,1b,1cの制御を行う。
レーザ発振装置4は、レーザ光を出力する。なお、1つ目のロボット19aに供給される場合のレーザ光をレーザ光7aと示し、2つ目のロボット19bに供給される場合のレーザ光をレーザ光7bと示し、3つ目のロボット19cに供給される場合のレーザ光をレーザ光7cと示す。
レーザ出力切替制御装置9は、レーザ発振装置4が出力したレーザ光を入力し、この入力したレーザ光をいずれか1台のロボットに出力する。レーザ出力切替制御装置9は、CPU10と、レーザ出力切替装置11を有している。CPU10は、ロボット制御装置2a,2b,2cとの通信結果に基づいてレーザ出力切替装置11を制御し、ロボットへのレーザ光の出力先を切り替え、いずれか1台のロボットにレーザ光を供給する。レーザ出力切替装置11は、例えば、ミラー等から構成され、レーザ光の出力先を切り替える切替部である。また、レーザ出力切替制御装置9は、ロボット制御装置2a,2b,2cとの通信結果に基づいて、レーザ発振装置4によるレーザ光の出力も制御する。
レーザ加工ヘッド5a,5b,5cは、レーザ光7a,7b,7cを被溶接材8a,8b,8cに照射する。レーザ加工ヘッド5a,5b,5cは、マニピュレータ1a,1b,1cを構成するロボットアーム6a,6b,6cに取り付けられている。レーザ加工ヘッド5a,5b,5cは、マニピュレータ1a,1b,1cが動作することで移動する。
通信ケーブル12a,12b,12cは、ロボット制御装置2a,2b,2cとレーザ出力切替制御装置9との間で通信を行うためのケーブルである。
ロボット制御装置2a,2b,2cは、通信ケーブル12a,12b,12cを介して、レーザ出力切替制御装置9と通信を行う。レーザ出力切替制御装置9は、ロボット制御装置2a,2b,2cとの通信に基づき、ロボットへのレーザ光の拒供給を切り替える。
接続ケーブル13a,13b,13cは、マニピュレータ1a,1b,1cとロボット制御装置2a,2b,2cとを接続するための接続ケーブルである。光ファイバー14a,14b,14cは、レーザ出力切替制御装置9からレーザ加工ヘッド5a,5b,5cへ、レーザ光7a,7b,7cを導くためのものである。制御ケーブル15a,15b,15cは、ロボット制御装置2a,2b,2がレーザ加工ヘッド5a,5b,5cの動作を制御するためのケーブルである。
以上のように構成されたレーザ溶接システムは、1台のレーザ発振装置4が出力したレーザ光のいずれか1つのロボットへの供給を、レーザ出力切替制御装置9により切り替えながら、レーザ加工ヘッド5a,5b,5cから出力されたレーザ光7a,7b,7cを被溶接材8a,8b,8cに照射することで、被溶接材8a,8b,8cを溶接する。
次に、図1と図2を用いて、上記レーザ溶接システムにおいて、1台のレーザ発振装置4から3台のロボットの内の1台のロボットへレーザ光を供給するように、レーザ出力切替制御装置9でレーザ光の出力先を切り替える方法について説明する。
図2は、レーザ光の切り替えに関するロボット19a,19b,19c側の処理の流れを示すフローチャートである。本実施の形態では、ロボットが3台の場合の処理について説明する。なお、どのロボットも同じ処理を行う。従って、代表的に、ロボット19aの処理について以下に説明する。なお、どのロボットも、ロボット制御装置2a,2b,2cに記憶された動作プログラムに基づいて動作する。
ステップST1において、ロボット19aを起動し、ステップST2に進む。
ステップST2において、マニピュレータ1aを、すなわち、レーザ加工ヘッド5aを、レーザ溶接を行う場所まで移動させ、ステップST3に進む。
ステップST3において、ロボット制御装置2aは、レーザ出力切替制御装置9に対して、占有要求番号を付した指令を送ることでレーザ光の占有を要求し、ステップST4に進む。なお、占有要求番号は、レーザ光を占有するための優先順位に関する情報である。
ステップST4において、ロボット制御装置2aは、レーザ出力切替制御装置9から占有許可を受ければステップST5に進み、占有許可を受けなければ、レーザ出力切替制御装置9からの占有許可を受けるまで待機する。
ステップST5において、ロボット制御装置2aは、レーザ出力切替制御装置9に対してレーザ光の出力ONを要求し、レーザ光の出力を受け、ステップST6に進む。
ステップST6において、ロボット制御装置2aは、或る箇所の溶接が終了した場合等、レーザ光の出力が不要になった場合、レーザ出力切替制御装置9に対してレーザ光の出力OFFを要求し、ステップST7に進む。
ステップST7において、ロボット制御装置2aは、レーザ光の出力を継続して使用するか否かの判断を行う。継続して使用する場合は、ステップST5に戻り、再度、レーザ光の出力のONを要求する。継続して使用せず、レーザ光が必要なくなれば、ステップST8に進む。なお、判断は、ロボット制御装置2aに記憶された動作プログラムに基づいて行う。
ステップST8において、ロボット制御装置2aは、占有していたレーザ出力切替制御装置9に対して占有を解除し、ステップST9に進む。なお、占有の解除は、ロボット制御装置2aに記憶された動作プログラムに基づき、レーザ出力切替制御装置9に対して解除指令を送ることにより行う。
ステップST9において、溶接を継続する場合はステップST2に進み、溶接終了する場合は処理を終わる。
次に、図3を用いて、レーザ出力切替制御装置9側の処理について説明する。図3は、レーザ光の切り替えに関するレーザ出力切替制御装置9側の処理の流れを示すフローチャートである。図3に示す各ステップの要点を以下に説明する。
ステップST1において、レーザ出力切替制御装置9が有する占有許可番号Kに「1」をセットし、ステップST2に進む。なお、占有許可番号Kは、レーザ光を占有するための優先順位に関する情報である。そして、レーザ出力切替制御装置9が起動した際、占有許可番号Kに「1」がセットされる。
ステップST2において、ロボット制御装置2aとロボット制御装置2bとロボット制御装置2cのいずれかからのレーザの占有要求が来る迄待つ。占有要求が来れば、ステップST3に進む。
ステップST3において、レーザ発振装置4が既に占有されているか否かをチェックする。既に占有されていれば、ステップST13に進む。占有されていなければ、ステップST4に進む。
ステップST4において、いずれかのロボットから受信した占有要求番号が占有許可番号Kと同じか否かをチェックする。同じ場合はステップST5に進み、異なる場合はステップST13に進む。
ステップST5において、レーザ出力切替制御装置9のCPU10は、レーザ出力切替装置11を制御し、レーザ光の出力先を、占有許可を与えるロボットに切り替え、ステップST6に進む。
ステップST6において、占有許可番号K=K+1とし、ステップST7に進む。
ステップST7において、占有を許可するロボットに対して占有許可を通知し、ステップST8に進む。
ステップST8において、占有許可を与えているロボットからレーザ解放要求が来ているか否かを確認する。解放要求が来ている場合はステップST15に進み、解放要求が来ていない場合はステップST9に進む。
ステップST9において、占有許可を与えているロボットからレーザON要求が来ているか否かを確認する。要求が来ている場合は、ステップST10に進む。要求が来ていない場合は、ステップST8に進む。
ステップST10において、レーザ発振装置4のレーザ光の出力がONするように制御し、ステップST11に進む。
ステップST11において、占有許可を与えているロボットからレーザOFF要求が来る迄待つ。レーザ光の出力OFFの要求が来た場合は、ステップST12に進む。
ステップST12において、レーザ発振装置4のレーザ光の出力がOFFするように制御し、ステップST8に進む。
ステップST13において、既に占有不可の通知を行っているか否かを確認する。既に占有不可の通知を行っている場合は、ステップST2に進む。まだ通知を行っていない場合は、ステップST14に進む。
ステップST14において、レーザ光の占有要求を行ってきたロボットに対し、占有不可を通知する。
ステップST15において、ロボットのレーザ光の占有を解放し、ステップST16に進む。
ステップST16において、ロボットから占有要求が来ているか否かを確認する。占有要求が来ていない場合は、ステップST2に進む。占有要求が来ている場合は、ステップST17に進む。
ステップST17において、ロボットからの占有要求が占有許可番号Kと同じか否かをチェックする。同じ場合は、ステップST18に進む。異なる場合は、ステップST2に進む。
ステップST18において、レーザ出力切替制御装置9のCPU10は、レーザ出力切替装置11を制御し、レーザ光の出力先を、占有許可を与えるロボットに切り替え、ステップST19に進む。
ステップST19において、占有許可番号K=K+1とし、ステップST20に進む。
ステップST20において、占有許可を与えるロボットに対して占有許可を通知し、ステップST8に進む。
次に、図3に示す処理の具体例について説明する。例として、最初にロボット19bが占有要求番号として「3」を送信し、次にロボット19aが占有要求番号として「1」を送信し、最後のロボット19cが占有要求番号として「2」を送信した場合を考える。
ロボット19bは、最初に、レーザ出力切替制御装置9に対してレーザ光の出力要求を行う。しかし、ステップST3の判断において、占有要求番号が「3」であるため、レーザ出力切替制御装置9の占有は不可となり、占有許可待ちとなる。
次に要求を行うロボット19aは、占有要求番号が「1」であるため、ステップST4の判断により、レーザ光を占有することができる。
なお、ロボット19aによるレーザ光の占有中にロボット19cが占有要求を行った場合、ステップST3における判断により、ロボット19cは、レーザ出力切替制御装置9を占有できない。この後、ロボット19aがレーザ解放要求を行うと、ステップST17の処理により、次の優先番号である占有許可番号「2」で要求を行っているロボット19bが、レーザ出力切替制御装置9を占有できる。すなわち、レーザ光を占有できる。さらに、ロボット19bがレーザ光の占有を解放すると、ロボット19aがレーザ光を使用することができるようになる。
以上のように、本実施の形態のレーザ溶接システムは、図2を用いて説明したロボット側の処理と、図3を用いて説明したレーザ出力切替制御装置9側の処理に基づいて、1台のレーザ発振装置4から複数のロボット内1台のロボットへのレーザ光の供給を、占有許可番号順に切り替えることができる。なお、本実施の形態では、ロボットが3台の場合を例にして説明した。しかし、ロボットが4台以上の場合にも、同様の処理により対応することができる。
なお、本実施の形態のレーザ加工システムによれば、例えば図4に示すような複数台のロボット19a,19b,19cが、決められた順に(例えば、ロボット19b→ロボット19a→ロボット19cの順)、短ピッチの溶接を連続で行う場合などに、特に効果を発揮する。その理由は、短ピッチの溶接であるため、或るロボットがレーザ発振装置4を占有する場合の他のロボットの動作待ちが少なく、直ぐに次のロボットも溶接を行うことができる。これにより、1台のレーザ発振装置4のレーザ光を有効に活用することができる。
すなわち、レーザ発振装置4は高価であるためレーザ発振装置4を1台のみ使用し、このようなレーザ発振装置4を1台のみ使用するレーザ加工システムにおいて、レーザ発振装置4を1台とすることでレーザ発振装置4を3台使用する場合に比べて安価にレーザ加工システムを構築すると共に、1台のレーザ発振装置4を有効活用して、レーザ加工システムを効率的に動作させることができる。
また、本実施の形態のレーザ加工システムにおいて、ロボット制御装置は、ロボット1台ごとに独立している。従って1台のロボットが故障したとしても、他のロボットは動作可能であり、レーザ加工システム全体が停止することはない。
また、レーザ出力切替制御装置9は、ロボット19a,19b,19cおよびレーザ発振装置4とは別個に設けるようにしてもよい。このようにすることで、ロボット制御装置2a,2b,2cやレーザ発振装置4として、汎用品を使用することができる。
あるいは、レーザ出力切替制御装置9は、レーザ発振装置4内に設けるようにしてもよい。あるいは、レーザ出力切替制御装置9は、複数のロボット19a,19b,19cのうち、1つのロボットのロボット制御装置内に設けるようにしてもよい。
本発明によれば、安価で効率的なレーザ加工システムを実現することができ、例えば、1台のレーザ発振装置と複数台のロボットで構成されたレーザ加工を行うレーザ加工システムとして産業上有用である。
1a、1b、1c マニピュレータ
2a、2b、2c ロボット制御装置
3a、3b、3c 教示装置
4 レーザ発振装置
5a、5b、5c レーザ加工ヘッド
6a、6b、6c ロボットアーム
7a、7b、7c レーザ光
8a、8b、8c 被溶接材
9 レーザ出力切替制御装置
10 CPU
11 レーザ出力切替装置
12a、12b、12c 通信ケーブル
13a、13b、13c 接続ケーブル
14a、14b、14c 光ファイバー
15a、15b、15c 制御ケーブル
16a、16b、16c CPU
17a、17b、17c RAM
18a、18b、18c ロボット駆動装置
19a、19b、19c ロボット

Claims (4)

  1. マニピュレータと前記マニピュレータの動作を制御するロボット制御装置からなる複数のロボットと、
    レーザ光を出力する1つのレーザ発振装置と、
    前記レーザ発振装置から出力されたレーザ光を入力し前記レーザ光を前記複数のロボットのうち1つのロボットに供給するように前記レーザ光の出力先を切り替える1つのレーザ出力切替制御装置を有し、
    前記レーザ出力切替制御装置は、全てのロボット制御装置と通信可能に接続され、前記レーザ出力切替制御装置は、前記ロボット制御装置との通信に基づいて前記レーザ光の出力先を切り替えるレーザ加工システム。
  2. 各ロボットは、優先順位に関する情報をレーザ出力切替制御装置に送信し、前記レーザ出力切替制御装置は、前記各ロボットから受信した優先順位に関する情報に基づいて、レーザ光の出力先を切り替える請求項1記載のレーザ加工システム。
  3. ロボットは3台以上である請求項1または2記載のレーザ加工システム。
  4. レーザ出力切替制御装置は、ロボットおよびレーザ発振装置とは別個に設けられた請求項1から3のいずれか1項に記載のレーザ加工システム。
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