JP2015166773A - 姿勢調整装置及び画像投影装置 - Google Patents

姿勢調整装置及び画像投影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】脚部材を筐体内に収納しつつ、筐体の一端側を持ち上げる量を増加して筐体の姿勢の変化範囲を拡大できる。
【解決手段】筐体101内に収納可能で、かつ筐体101の一端側の底面102から突き出して設置面120に当接する脚部材103を備え、該脚部材103の突き出し量を調整して筐体101の一端側を持ち上げる量を調整して筐体101の姿勢を調整する姿勢調整装置において、脚部材103は、長手方向から加わる荷重に対して抗力を持ち、長手方向以外の方向から加わる力に対して屈曲する。
【選択図】図7

Description

本発明は、筐体の一端側を持ち上げる量を変更して筐体の姿勢を調整する姿勢調整装置、及び、該姿勢調整装置を備えスクリーン上の表示画像光の高さ位置を調整する画像投影装置に関する。
この種の画像投影装置として、パソコンやビデオカメラ等から入力される映像信号に応じて変調する光変調素子を用いて表示画像光を生成し、その表示画像光をスクリーン上に投影表示するものが知られている。多くの画像投影装置には、装置の内部に収納され、装置筐体の前方側の底面から突き出る脚部材が備えられている。その脚部材の底面から突き出る長さを調整することで、画像投影装置の前方側を持ち上げる量を変更して投影方向を斜め上方に向けて投射される表示画像光の高さ位置を調整している。
例えば、特許文献1には、脚部材が装置の内部に収納され筐体の底面から突き出る脚部材の長さが最小となるように調整されたときに、脚部材の当接する設置位置より前方側の設置面と脚部材とがなす角度が鋭角になるように脚部材を配設している画像投影装置が開示されている。筐体の底面に対し略垂直になるように脚部材を配設している場合は、その脚部材を筐体の底面から突き出したとき、脚部材の当接する設置位置より前方側の設置面と脚部材とがなす角度が鈍角になる。このとき筐体の前方側が持ち上がった高さの値は、脚部材を筐体の底面から突き出した長さの値より小さい。これに対し、特許文献1では、脚部材を筐体の底面から最大に突き出したときに脚部材の当接する設置位置より前方側の設置面と脚部材とがなす角度が略直角になるように上記鋭角が設定されている。このため、脚部材を筐体の底面から最大に突き出したとき筐体の前方側が持ち上がった高さの値は、脚部材を突き出した長さと略同じになる。これにより、筐体の前方側を高く持ち上げられ、表示画像光を高い位置に投射できる。
しかしながら、上記特許文献1の画像投影装置では、筐体内に収納し得る脚部材の長さは筐体の高さにより制限され、脚部材の最大に突き出す長さを長くできないという問題があった。なお、この問題は、画像投影装置の場合に限らず、筐体の一端側の底面から突き出す脚部材の長さを調整して筐体の一端側を持ち上げる量を変更し筐体の姿勢を調整する姿勢調整装置の場合にも、同様に生じ得る問題である。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、脚部材を筐体内に収納しつつ、筐体の一端側を持ち上げる量を増加して筐体の姿勢の変化範囲を拡大できる姿勢調整装置、及びこれを備えた画像投影装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、筐体内に収納可能で、かつ筐体の一端側の底面から突き出して設置面に当接する脚部材を備え、該脚部材の突き出し量を調整して筐体の一端側を持ち上げる量を変更して筐体の姿勢を調整する姿勢調整装置において、前記脚部材は、長手方向から加わる荷重に対して抗力を持ち、長手方向以外の方向から加わる力に対して屈曲することを特徴とするものである。
本発明によれば、脚部材を筐体内に収納しつつ、筐体の一端側を持ち上げる量を増加して筐体の姿勢の変化範囲を拡大できるという特有な効果が得られる。
本実施形態に係るプロジェクタ1を示す斜視図である。 本実施形態に係るプロジェクタ1を示す右側面である。 (a)外装カバーを外したプロジェクタ1の内部構成と配置を示す斜視図、(b)は(a)の太線枠で囲まれた部分の斜視図である。 外装カバーを外したプロジェクタ1の内部構成を示す横断面図である。 本実施形態のプロジェクタにおける脚部の構成を説明する断面図である。 本実施形態のプロジェクタにおける脚部の構成を説明する断面図である。 脚部材の構成を示す短手方向断面図である。 方向変換部の構成を示す斜視図である。 (a)は脚部材を固定したときの脚固定部の駆動を説明する概略断面図であり、(b)は脚部材を延伸させているときの脚固定部の駆動を説明する概略断面図である。 実施形態に係るプロジェクタにおける方向変換部の変形例を説明する断面図である。 脚部材巻き取り部の構成を示す概略断面図である。
以下、本発明が適用される画像投影装置としてのプロジェクタ1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクタ1を示す斜視図である。図2は右側面図である。図1及び図2に示すように、プロジェクタ1の上面には、ユーザがプロジェクタ1の電源スイッチ、プロジェクタ1を操作するための操作スイッチ等の操作部11が設けられている。また、スクリーン200に映し出されている投影画面を拡大したり、縮小したりするズームレバー12が設けられている。プロジェクタ1の正面には、装置電源を供給するためのACインレット13、パソコンやビデオカメラ等の外部機器と接続するための外部入力端子14、投影画像の光を出射する投影レンズ15、装置設置環境の照度を検出するセンサ16などが設けられている。プロジェクタ1における外装カバーの右側面には、冷却用の空気を取り入れる吸気口17が設けられている。この吸気口17から外気を吸気する。吸引された外気は、熱源の光源や駆動基板へ移動しながら光源や駆動基板を冷却する。その後、装置内に設けられている排気ファン(不図示)により排気口(不図示)から排気される。
図3(a)は外装カバーを外したプロジェクタ1の内部構成と配置を示す斜視図、図3(b)は図3(a)の太線枠で囲まれた部分の斜視図である。図4は図3の横断面図である。
図3及び図4に示すように、プロジェクタ1は、光源21の光をDMD33に導く照明光学部20と、光源21からの光を画像信号に応じて変調する光変調部30と、投影画像を投影する投影部40とを有している。照明光学部20は、光源21、カラーホイール22、ライトトンネル23、2枚のリレーレンズ24を有している。光変調部30は、平面ミラー31、凹面ミラー32及びDMD33を有している。光源21としては、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプなどが挙げられる。カラーホイール22は、円盤形状のものであり、モータ25のモータ軸に固定され、回転方向にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のフィルタが設けられている。ライトトンネル23は、四角筒形状であり、その内周面が鏡面となっている。ライトトンネル23の入射口23aに入射した光は、ライトトンネル23の内周の鏡面で複数回反射しながら均一な面光源にされ出射口24bから出射される。
DMD33は画像表示面を備え、その画像表示面には複数の微小なマイクロミラーが二次元的に配列されている。各マイクロミラーは、鏡面をねじれ軸周りに所定角度傾斜させることができ、「ON」と「OFF」の2つの状態を持たせることができる。マイクロミラーが「ON」の状態(第1状態)のときは、照明光学部20からの光を投影部40の投影レンズに向けて反射する。その反射光は投影レンズによって拡大されスクリーン上に投影される。スクリーン上に3つ色の画像が順次映し出され、残像現象によって人の目の中で色合成される。マイクロミラーが「OFF」の状態(第2状態)のときは、投影レンズの入射口の外部に配置されたオフ光板(不図示)に向けて光源21からの光を反射する。従って、各マイクロミラー面の傾きを個別に制御することにより、映像データの画素ごとに光の投射を制御することができる。なお、「ON」の状態(第1状態)のときに表示画像光を生成し、「OFF」の状態(第2状態)のときに表示画像光を生成しないとしたが、「OFF」の状態(第2状態)のときに表示画像光を生成し、「ON」の状態(第1状態)のときに表示画像光を生成しないとしてもよい。
以下、本実施形態のプロジェクタ1の特徴部分である脚部材の構成について説明する。
図5及び図6は本実施形態のプロジェクタ1における脚部材の構成を説明する断面図である。図5では、脚部材を装置筐体の内部に収納したときの様子を示している。図6では、脚部材を筐体の底面から長く突き出したときの様子を示している。図5に示すように、プロジェクタ1には、筐体101における前方側の底面102に、底面102から突き出す長さが調整可能な脚部材103を有する姿勢調整機構104が配設されている。脚部材103の先端には、設置面120に当接する脚下端部105が設けられている。筐体101の後方側における底面102の両隅部には、設置面120からの高さが固定されている2つの固定脚部材106が設けられている。プロジェクタ1は、脚部材103の一端に設けられた脚下端部105及び固定脚部材106によって支持される。脚部材103では、方向変換部107で延伸方向を変換されることで、プロジェクタ1の底面102から突き出る長さ(以下この長さを突出長さという)が調整される。
このような構成たるプロジェクタでは、図5に示すように、水平な設置面120上にプロジェクタ1を載置して脚部材103の突出長さを最も短くした状態では、脚下端部105及び固定脚部材106が互いに同じ高さで設置面に当接する。このとき、プロジェクタ1は略水平の姿勢となっている。そして、図6に示すように、脚部材103の突出長さを長くしていくほど、プロジェクタ1は、装置の前方側が持ち上がる量が増加して、徐々に高い位置に表示画像光を投射できるようになる。
具体的には、脚部材103において、プロジェクタ1の底面102から突き出る方向は、図5及び図6に示すH方向である。そのH方向は、プロジェクタ1の底面102と略垂直の方向である。図5のD方向はプロジェクタ1の底面102に平行な方向であり、プロジェクタ1の前後方向である。脚部材103の一端はスプリング108に接続され、スプリング108は筐体101に固設されている固定部109に固定されている。脚部材103は、スプリング108の収縮力によって引っ張られ、方向変換部107によって延伸方向をD方向に変更して筐体101の後方側の内部に収納される。
図6に示すように、スプリング108の収縮力に抗して脚部材103の脚下端部105を−H方向に引っ張ると、脚固定部110のロック機構のロックが外れて、脚部材103をプロジェクタ1の筐体101の底面102から引き出すことができる。引っ張る動作を停止すると、スプリング108の収縮力によって脚部材103が少し引き込まれ、脚固定部110のロック機構が働いて脚部材103が固定される。脚部材103の突出長さは、方向変換部107で方向を変えて筐体の後方側の内部に収納されていた脚部材103も引き出され、プロジェクタ1の高さAよりも長い、長さBまで引き出すことができる。概ねB≧2A程度まで長くすることができる。この結果、プロジェクタ1の前方側を持ち上げる量を増加させて、表示画像光を高い位置に投射することが可能となる。
次に、図5及び図6の脚部材103の構成について説明する。
図7は、脚部材103の構成を示す短手方向断面図である。図7に示すように、脚部材103は弾性変形可能な部材で略平板形状に形成され、その短手方向の断面形状は湾曲断面となっている。この湾曲断面形状は、鋼などの弾性変形可能な材料を塑性変形で形成したものであり、湾曲を広げる方向(図7中の矢印A方向)にある限界以上の力を加えると、略平板断面形状になり座屈現象が起きて延伸方向(脚部材103の長手方向)に屈曲することができる。これにより、脚部材103では、図5及び図6の方向変換部107で延伸方向が変えられる。また。ある限界以上の力が解放された後は、元の湾曲断面形状に復元される。このように、自然状態の湾曲断面形状では座屈現象が起こらず、脚部材103の延伸方向に対して抗力を発揮し、プロジェクタ1の本体の重量を支えることができる。なお、脚部材103の板厚と曲率は、脚部材103が湾曲断面形状から略平板断面形状へ、あるいは略平板断面形状から湾曲断面形状へ変化可能となるよう、設定される。装置の高さよりも長い脚部材103をプロジェクタ1の筐体101の底面102から突き出させることができ、プロジェクタ1の本体の重量を十分支えることができる。また、方向変換部107で延伸方向を変えることができ、脚部材103を筐体101に収納することができる。
次に、図5及び図6の方向変換部107の構成について説明する。
図8は方向変換部107の構成を示す斜視図である。図8に示すように、脚部材103は、方向変換部107の方向変換軸107aに到達する前、図7に示すような湾曲断面形状を保持しており、延伸方向に沿った姿勢を保っている。脚部材103は、方向変換部107の方向変換軸107aに到達すると、図示していないスプリングによって引っ張られることで、方向変換軸107aの円周面の表面から脚部材103の湾曲断面形状を略平面に押し延ばす力が働き、脚部材103の座屈現象が起きる。そして、方向変換軸107aの円周面に沿って屈曲して倣って、その延伸方向を変えていく。図6のH方向からD方向へと略90度方向を変換して、脚部材103は方向変換部107の方向変換軸107aの円周面から離れ始める。すると、湾曲断面形状を略平面に押し延ばす力が緩み、脚部材103の座屈が開放されて元の湾曲断面形状に戻り、再び延伸方向に沿った姿勢になってプロジェクタ1の内部へ進んでいく。この一連の動作において方向変換部107では、脚部材103の湾曲断面形状が略平板断面形状に変形することで脚部材103の延伸方向を変換している。
次に、図5及び図6の脚固定部110の構成について説明する。
図9は脚固定部110の構成を示す概略断面である。図9(a)では、脚部材103が固定されている状態を示している。図9(b)では、脚部材103が延伸方向に移動している状態を示している。脚固定部110は、プロジェクタ1の前方側の底面102における脚部材103の突出口に配設されている。脚固定部110の内部には、位置が固定されている固定パッド110a、回転軸110bの周りに回転可能に軸支された固定レバー110c、固定レバー110cを図9(a)中の矢印B方向に付勢するばね110dが配置されている。固定パッド110a及び固定レバー110cは、固定パッド110aと固定レバー110cとで脚部材103を挟持することで、脚部材103の摺動を規制して任意の位置に固定するように構成されている。
具体的には、脚部材103を狙いの位置を固定するときには、図9(a)に示すように、ばね110dの付勢により、固定レバー110cの先端部が脚部材103の延伸方向に対して略垂直に当接する。反対側の固定パッド110aによって脚部材103が挟まれる。この結果、その挟んでいる部材間に生じている摩擦力の増大により脚部材103は固定される。脚部材103の位置を開放するときには、図9(b)に示すように、ばね110dの付勢を解除する方向に回転レバー110cを操作者の動作によって押されて、回転軸110bを中心に図9(b)中の矢印C方向に回転する。固定レバー110cが脚部材103の延伸方向に対して略垂直に先端部が当接していた状態が解除される。脚部材103では、反対側の固定パッド110aと固定レバー110bとの間に隙間110eが形成されて、固定時の摩擦力が開放されて摺動可能な状態となる。回転レバー110cが押されていない状態(自然状態)では、ばね110dの付勢により、常に脚部材103の位置が固定された状態となる。また、脚部材103の位置が固定された状態から脚下端部105が引っ張られ、脚部材103がプロジェクタ1の外側へ引っ張られる。すると、固定レバー110cはばね110dの付勢力に抗して回転軸110bを中心に図9(b)中の矢印C方向に回転し開放状態となって、脚部材103がプロジェクタ1の外側へ引き出される。
(変形例)
次に、上記実施形態に係るプロジェクタにおける方向変換部の一変形例(以下、本変形例を「変形例」という。)について説明する。
図10は、実施形態に係るプロジェクタにおける方向変換部の変形例を説明する断面図である。図10では、脚部材を筐体の底面から長く伸ばしたときの様子を示している。図10に示すプロジェクタ1は、脚部材巻き取り部111を備えている。その脚部材巻き取り部111では、図示していないトーションスプリングのモーメントに抗して脚下端部105を−H方向に引っ張ると、脚固定部110のロックが外れて、脚部材103をプロジェクタ1の筐体101の底面102より引き出すことができる。引っ張る動作を停止すると、トーションスプリングの収縮力によって脚部材103が少し引き込まれ、脚固定部110のロック機構が働いて脚部材103が固定される。脚部材103の突出長さは、脚部材巻き取り部111の中側に巻き取られて収納されていた脚部材103も引き出され、プロジェクタ1の高さAよりも長い、長さBまで引き出すことができる。概ねB≧2A程度まで長くすることができる。この結果、プロジェクタ1の前方側を高く持ち上げられる量を増加でき、表示画像光を投射する高さ位置の変化範囲を拡大することが可能となる。
次に、図10の脚部材巻き取り部111の構成について説明する。
図11は、脚部材巻き取り部111の構成を示す概略断面図である。図11に示すように、脚部材巻き取り部111の筐体111aの中側には、脚部材巻き取り軸111bがほぼ中央に回転自在に軸支されている。その脚部材巻き取り軸111bには、脚部材103の終端が固定され、脚部材巻き取り軸111bの外周を取り巻くように巻き付けられている。図示していないトーションスプリングによって脚部材103が巻き付く方向に常にモーメントが掛けられている。このとき、巻き付いている脚部材103の断面は、図7で示した座屈現象が起きていて屈曲して巻き付き状態を保っている。これにより、脚固定部110によって脚部材103が固定されなければ、脚部材103は全長に渡って全て巻き取られ、脚下端部105がプロジェクタ1の所定の底面位置に着座して停止する。これにより、装置の高さよりも長い脚部材103をプロジェクタ1の筐体1の底面102から突き出させることができ、プロジェクタ1の本体の重量を十分支えることができる。また、脚部材巻き取り部111で巻き取りながら脚部材103の延伸方向を変えることができ、筐体101の内部に収納することができる。図示していないトーションスプリングのモーメントに抗して脚下端部105を図10で示す−H方向に引っ張る。すると、脚部材巻き取り軸111aに巻き付いていた脚部材103が脚部材巻き取り部111から繰り出され、図7で示した座屈現象が開放され、短手方向の断面形状は湾曲断面形状となりH方向に伸びていく。
なお、本実施形態の脚部材は、弾性変形可能な部材で、短手方向の断面形状が湾曲した板材に限らず、脚部材の長手方向から加わる荷重に対して抗力を持ち、長手方向以外の方向から加わる力に対して屈曲する部材及び構造を有するものであればよい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
筐体101内に収納可能で、かつ筐体101の一端側の底面102から突き出して設置面120に当接する脚部材103を備え、該脚部材103の突き出し量を調整して筐体101の一端側を持ち上げる量を変更して筐体101の姿勢を調整する姿勢調整装置において、脚部材103は、長手方向から加わる荷重に対して抗力を持ち、長手方向以外の方向から加わる力に対して屈曲する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、脚部材103の長手方向以外の方向から力を加え、脚部材103を屈曲させることで、脚部材103の延伸方向が変えられる。このため、脚部材103を筐体101の内部で自由に這い回すことができ、筐体101の収納空間内を有効に利用して収納することができる。これにより、筐体101内に収納可能な脚部材の長さを長くすることができる。筐体101を筐体の一端側の底面から突き出したとき、脚部材の長手方向から荷重が加わると、脚部材の延伸方向に対して抗力を持ち、その状態の脚部材によって装置本体の重量を支えることができる。これにより、脚部材の収納範囲内で筐体の一端側の底面から突き出す量を増加することで、筐体の一端側を持ち上げる量を増加して筐体の姿勢の変化範囲を拡大することができる。
(態様B)
(態様A)において、脚部材103の短手方向の断面形状は、長手方向から加わる荷重に対して抗力を有する形状に形成されている。これによれば、上記実施形態について説明したように、脚部材の収納範囲内で筐体の一端側の底面から突き出す量を増加することで、筐体の一端側を持ち上げる量を増加して筐体の姿勢の変化範囲を拡大することができる。
(態様C)
(態様A)又は(態様B)において、脚部材103の短手方向の断面形状は、湾曲形状である。これによれば、上記実施形態について説明したように、湾曲を広げる方向にある所定以上の力を加えると、脚部材103は略平板断面形状になり長手方向の座屈現象が起き易くなる。この座屈現象を起こさせ脚部材103の延伸方向で屈曲させることで、筐体101の内部での脚部材103の延伸方向を変られる。このため、脚部材103を筐体101の内部で自由に這い回すことができ、筐体101の収納空間内を有効に利用して収納することができる。この結果、筐体101の内部に収納できる脚部材103の長さを長くすることができる。湾曲を広げる方向に加えた力を解放した自然状態では、脚部材103が湾曲断面形状に復元されるので、脚部材103では座屈現象が起こり難くなり、脚部材103の延伸方向に対して抗力を発揮する。筐体101の一端側の底面から突き出している脚部材103を自然状態の湾曲断面形状にすることで、装置本体の重量を支えることができる。よって、筐体の一端側を持ち上げる量を増加して筐体の姿勢の変化範囲を拡大することができる。
(態様D)
(態様A)〜(態様B)のいずれかにおいて、脚部材103は、弾性変形可能な部材で形成されている。これによれば、上記実施形態について説明したように、湾曲を広げる方向にある所定以上の力を加えたとき座屈現象が起き易くなる。これにより、筐体101の内部に収納できる脚部材103の長さを長くすることができる。
(態様E)
(態様A)〜(態様D)のいずれかにおいて、筐体101の底面102から突き出る脚部材103の突出方向と、筐体101の内部で脚部材103を収納する収納部での脚部材103の延伸方向とは互いに異なっている。これによれば、上記実施形態について説明したように、脚部材103の延伸方向を変えながら筐体101の収納許容空間内の全体で収納でき、筐体101の内部に収納できる脚部材103の長さを長くすることができる。
(態様F)
(態様A)〜(態様E)のいずれかにおいて、筐体101の底面102から突き出る脚部材103の突出方向を、収納部での脚部材103の延伸方向に変換する方向変換部107を備え、方向変換部107は脚部材103の短手方向の湾曲断面形状を略平板断面形状に変形させる。これによれば、上記実施形態について説明したように、略平板断面形状になり座屈現象が起き、延伸方向で屈曲し易くなって脚部材の延伸方向を変られる。脚部材の延伸方向を変えさせながら、筐体の収納許容空間内で有効に収納させることができる。この結果、筐体内に収納できる脚部材の長さを長くすることができる。
(態様G)
(態様F)において、方向変換部107では、筐体101の底面102に対し直交する方向に延伸する脚部材103の延伸方向を筐体101の底面102に対し平行な方向に変換する。これによれば、上記実施形態について説明したように、筐体内に収納できる脚部材の長さを長くすることができる。
(態様H)
(態様F)において、方向変換部107は、脚部材103の短手方向の湾曲断面形状を略平板断面形状に変形しながら脚部材103を回転方向に巻き取って収納する脚部材巻き取り部111等の脚部材巻き取り部を備えている。これによれば、上記実施形態について説明したように、脚部材巻き取り部111で巻き取りながら脚部材103の延伸方向を変えることができ、筐体内に収納できる脚部材の長さを長くすることができる。
(態様I)
表示画像光を前方に投射する投射部と、該投射部を収納する筐体101と、該筐体101の内部に収納可能で、かつ筐体101の投射方向側の底面から突き出して設置面に当接する脚部材103と、該脚部材103の突出長さを調整して筐体101の投射方向側を持ち上げる量を調整し筐体101の姿勢を調整する姿勢調整手段とを備えるプロジェクタ1等の画像投影装置において、姿勢調整手段として、(態様A)〜(態様H)のいずれかに記載の姿勢調整装置を用いた。これによれば、上記実施形態について説明したように、プロジェクタ1の投射方向側を高く持ち上げる量を調整して表示画像光を投射する高さ位置の変化範囲を拡大することができる。
1 プロジェクタ
101 筐体
101 射出面
102 底面
103 脚部材
104 姿勢調整機構
105 脚下端部
106 固定脚部材
107 方向変換部
107a 方向変換軸
108 スプリング
109 固定部
110 脚部材固定部
110a 固定パッド
110b 回転軸
110c 固定レバー
110d ばね
111 脚部材巻き取り部
111a 筐体
111b 脚部材巻き取り軸
120 設置面
特開2013−050741号公報

Claims (9)

  1. 筐体内に収納可能で、かつ筐体の一端側の底面から突き出して設置面に当接する脚部材を備え、該脚部材の突き出し量を調整して筐体の一端側を持ち上げる量を変更して筐体の姿勢を調整する姿勢調整装置において、
    前記脚部材は、長手方向から加わる荷重に対して抗力を持ち、長手方向以外の方向から加わる力に対して屈曲することを特徴とする姿勢調整装置。
  2. 請求項1記載の姿勢調整装置において、
    前記脚部材の短手方向の断面形状は、長手方向から加わる荷重に対して抗力を有する形状に形成されていることを特徴とする姿勢調整装置。
  3. 請求項1又は2に記載の姿勢調整装置において、
    前記脚部材の短手方向の断面形状は、湾曲形状であることを特徴とすることを特徴とする姿勢調整装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の姿勢調整装置において、
    前記脚部材は、弾性変形可能な部材で形成されていることを特徴とする姿勢調整装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の姿勢調整装置において、
    前記筐体の底面から突き出る前記脚部材の突出方向と、前記筐体の内部で前記脚部材を収納する収納部での前記脚部材の延伸方向とは互いに異なっていることを特徴とする姿勢調整装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の姿勢調整装置において、
    前記脚部材の突出方向を、前記収納部に向かう前記脚部材の延伸方向に変換する方向変換部を備え、該方向変換部は前記脚部材の短手方向の湾曲断面形状を略平板断面形状に変形させることを特徴とする姿勢調整装置。
  7. 請求項6記載の姿勢調整装置において、
    前記方向変換部では、前記筐体の底面に対し直交する方向に延伸する前記脚部材の延伸方向を前記筐体の底面に対し平行な方向に変換し、前記脚部材を前記筐体の内部に収納することを特徴とする姿勢調整装置。
  8. 請求項6記載の姿勢調整装置において、
    前記方向変換部は、前記脚部材の短手方向の湾曲断面形状を略平板断面形状に変形しながら前記脚部材を回転方向に巻き取って収納する脚部材巻き取り部を備えていることを特徴とする姿勢調整装置。
  9. 表示画像光を前方に投射する投射部と、該投射部を収納する筐体と、該筐体の内部に収納可能で、かつ前記筐体の投射方向側の底面から突き出して設置面に当接する脚部材と、該脚部材の突出長さを調整して筐体の投射方向側を持ち上げる量を調整し筐体の姿勢を調整する姿勢調整手段とを備える画像投影装置において、
    前記姿勢調整手段として、請求項1〜8のいずれかに記載の姿勢調整装置を用いたことを特徴とする画像投影装置。
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