JP2015165094A - 内燃機関の排気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】マニホールド触媒の浄化性能及び耐久性を向上させる。【解決手段】内燃機関1の排気装置3であって、内燃機関1の各シリンダ110から排出された排気をまとめる排気マニホールド31と、排気マニホールド31に近接して設けられ、排気マニホールド31から排出された排気を冷却しながら整流する冷却整流器32と、冷却整流器32に近接して設けられ、冷却整流器32から排出された排気を浄化する触媒33と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は内燃機関の排気装置に関する。
従来の内燃機関の排気装置は、排気マニホールドの集合部の形状を工夫することで、排気を偏らせずにマニホールド触媒に導いていた。
マニホールド触媒の早期活性の観点からは、マニホールド触媒を排気マニホールドにできるだけ近づけることが有効である。しかしながら、前述した従来の内燃機関の排気装置では、マニホールド触媒を排気マニホールドの出口に近づけると、排気の偏りを十分に抑制できず、また、高負荷時にはマニホールド触媒に特に高温の排気が導入されることになるため、マニホールド触媒の浄化性能が低下すると共に、マニホールド触媒が劣化するという問題点があった。
本発明はこのような問題点に着目してなされたものであり、マニホールド触媒の浄化性能を高めつつ、マニホールド触媒の劣化を抑制することを目的とする。
本発明のある態様によれば、内燃機関の各シリンダから排出された排気をまとめる排気マニホールドと、排気マニホールドに近接して設けられて排気マニホールドから排出された排気を冷却しながら整流する冷却整流器と、冷却整流器に近接して設けられて冷却整流器から排出された排気を浄化する触媒と、を備える内燃機関の排気装置が提供される。
本発明によれば、排気マニホールドによってまとめられた排気を、冷却整流器で冷却しながら整流した上でマニホールド触媒に導入する。これにより、マニホールド触媒に排気を均一に流入させることができるので、マニホールド触媒の浄化性能を高めることができる。また、高負荷時にマニホールド触媒に導入される排気の温度を下げることができるので、マニホールド触媒の劣化を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による火花点火式内燃機関(以下「エンジン」という。)1の概略構成図である。
エンジン1は、シリンダブロック11と、シリンダヘッド12と、を備え、車両のエンジンルーム内に搭載される。
シリンダブロック11は、シリンダ部11aとクランクケース部11bとを備える。
シリンダ部11aには、複数のシリンダ110が形成される。シリンダ110の内部には、燃焼圧力を受けてシリンダ110の内部を往復運動するピストン111が収められる。
クランクケース部11bは、シリンダ部11aの下方に形成される。クランクケース部11bは、クランクシャフト112を回転自在に支持する。クランクシャフト112は、ピストン111の往復運動をコンロッド113を介して回転運動に変換する。
シリンダヘッド12は、シリンダブロック11の上面に取り付けられ、シリンダ110及びピストン111とともに燃焼室13の一部を形成する。
シリンダヘッド12には、吸気マニホールド24に接続されて燃焼室13の頂壁に開口する吸気ポート120と、排気マニホールド31に接続されて燃焼室13の頂壁に開口する排気ポート121と、が形成され、燃焼室13の頂壁中央に臨むように点火栓122が設けられる。また、シリンダヘッド12には、燃焼室13と吸気ポート120との開口を開閉する吸気弁123と、燃焼室13と排気ポート121との開口を開閉する排気弁124と、が設けられる。さらに、シリンダヘッド12には、吸気弁123を開閉駆動する吸気カムシャフト125と、排気弁124を開閉駆動する排気カムシャフト126と、が設けられる。
シリンダブロック11のシリンダ部11a及びシリンダヘッド12には、シリンダ110及び燃焼室13の周りを冷却するための冷却水が循環するウォータジャケット114,127が設けられる。
エンジン1の吸気装置2は、必要量の吸気をエンジン1に導入する装置であって、上流から順に、エアクリーナ21と、エアフローメータ22と、電子制御式のスロットル弁23と、吸気マニホールド24と、燃料噴射弁25と、が設けられる。
エアクリーナ21は、吸気中に含まれる砂などの異物を除去する。
エアフローメータ22は、吸気量を検出する。
スロットル弁23は、吸気通路20の通路段面積を連続的又は段階的に変化させることで、各シリンダ110に吸入される吸気量を調整する。スロットル弁23は、スロットルアクチュエータ26によって開閉駆動され、スロットルセンサ27によってその開度が検出される。
吸気マニホールド24は、エンジン1の吸気ポート120に接続され、スロットル弁23を介して流入してきた吸気を各シリンダ110へ均等に分配して導入する。
燃料噴射弁25は、エンジン1の運転状態に応じて吸気ポート120に向けて燃料を噴射する。
エンジン1の排気装置3は、エンジン1から排出される排気中の有害物質を無害な物質に転換した上で外気に排出する装置であって、上流から順に、排気マニホールド31と、冷却整流器32と、マニホールド触媒33と、床下触媒34と、が設けられる。
排気マニホールド31は、エンジン1の排気ポート121に接続され、各シリンダ110から排出された排気をまとめた上で、冷却整流器32に導入する。
冷却整流器32は、排気を冷却する冷却器321と、排気の流れを一定の方向に整える整流器322と、を一体化したものであって、排気マニホールド31に接続される。
冷却器321は、両端が開口した円筒状の金属容器であって、ウォータジャケット321aを備える。冷却器321のウォータジャケット321aは、金属容器の内部に全体的に形成される。冷却器321は、ウォータジャケット31aを流れる冷却水によって整流器322を通過する排気を冷却する。
冷却器321のウォータジャケット321aは、冷却水導入配管323によって、冷却水の入口側となるシリンダブロック11のウォータジャケット114と連通しており、ウォータポンプ(図示せず)によって圧送されてシリンダブロック11のウォータジャケット114に導入された冷却水の一部が冷却器321のウォータジャケット321aに導入される。また、冷却器321のウォータジャケット321aは、冷却水排出配管324によって、冷却水の出口側となるシリンダヘッド12のウォータジャケット127と連通している。冷却水導入配管323から冷却器321のウォータジャケット321aに導入された冷却水は、冷却水排出配管324を介してシリンダヘッド12のウォータジャケット127に戻される。
ここで図1に示すように、冷却水導入配管323は、エンジン高負荷時に排気マニホールド31内において排気が偏在しやすい側(本実施形態ではエンジン1に遠い側)の冷却器321のウォータジャケット321aに接続される。そして、冷却水排出配管324は、冷却水導入配管323の接続位置と対向する側(本実施形態ではエンジン1に近い側)の冷却器321のウォータジャケット321aに接続される。
整流器322は、冷却器321の軸方向に沿って形成された断面ハニカム状の貫通孔を多数備えるハニカム構造体であって、冷却器321内に収容される。排気マニホールド31から冷却整流器32に導入された排気は、整流器322の各貫通孔を通過することで流れ方向が均一になるように整流される。
また、整流器322は、ハニカム構造体の表面積(=排気と接する部分の面積)が、後述するマニホールド触媒33の担体の表面積(=排気と接する三元触媒が担持された部分の面積)よりも小さくなるように構成される。つまり、整流器322の熱容量が、マニホールド触媒33の熱容量よりも小さくなるようにしている。これは、整流器322の熱容量が大きくなると、その分マニホールド触媒33の受熱量が少なくなって、マニホールド触媒33の三元触媒が活性するまでに要する時間(以下「活性時間」という。)が長くなってしまうからである。
このように、冷却整流器32は、排気マニホールド31によってまとめられた排気を冷却しながら整流した上で、マニホールド触媒33に導入する。
マニホールド触媒33は、車両のエンジンルーム内に設けられると共に、冷却整流器32に近接させて設けられる。マニホールド触媒33は、ハニカム状の担体の表面に三元触媒を担持させたもので、排気中の炭化水素や窒素酸化物、一酸化炭素などの有害物質を、三元触媒によって無害な物質に転換して排出する。マニホールド触媒33から排出された排気は、排気通路30を通って床下触媒34に導入される。
なお、図1に示すように、冷却整流器32とマニホールド触媒33の担体との間の排気通路30aは、下流に行くにしたがって通路径が徐々に拡大するように構成される。冷却器321は整流器322の外周に設けられているので、冷却器321の冷却効果は整流器322の外径部と内径部とで異なる。そのため、整流器322の直下では、整流器322の内径部から排出される排気の温度の方が、外径部から排出される排気の温度よりも高くなる傾向にあり、整流器322から排出された排気に温度分布が生じる。そこで、冷却整流器32とマニホールド触媒33の担体との間の排気通路30aの通路径を下流に行くにしたがって徐々に拡大させることで、整流器322から排出された排気を拡散させて、排気温度の均一化を図ることができる。
床下触媒34は、車両の床下に設けられる。床下触媒34は、マニホールド触媒33と同様の構造をしており、マニホールド触媒33と同様に排気中の炭化水素や窒素酸化物、一酸化炭素などの有害物質を、三元触媒によって無害な物質に転換して排出する。床下触媒34から排出された排気は、排気騒音を低減させるマフラ(図示せず)を介して外気に排出される。
次に、本実施形態によるエンジン1の排気装置3の作用及び効果について説明する。
まず、本実施形態のように、排気マニホールド31とマニホールド触媒33との間に冷却整流器32を設けなかった場合の問題点について説明する。
排気マニホールド31に近接させてマニホールド触媒33を設けたほうが、高温の排気をマニホールド触媒33に導入することができるので、三元触媒の活性時間を短縮させるのには有利である。
しかしながら、シリンダ110から排気が排出されるタイミングは、シリンダごとに異なる。また、シリンダ110から排出されて排気マニホールド31の集合部に流入する排気の流れ方向もそれぞれ異なる。そのため、排気マニホールド31からは、各シリンダ110から排出されて複雑に混ざり合った排気が排出されることになる。その結果、排気マニホールド31からは、流れ方向が様々な方向に偏った排気が排出されることになる。
したがって、排気マニホールド31に近接させてマニホールド触媒33を設けると、マニホールド触媒33に排気が均一に流入せず、マニホールド触媒33の一部に排気が偏って流入してしまうという問題点があった。
マニホールド触媒33の一部に排気が偏って流入してしまうと、マニホールド触媒33内の三元触媒の活性度合いに偏りが生じ、マニホールド触媒33内の三元触媒が全体的に活性せず、部分的な活性に留まって所望の浄化性能を得ることができなくなる。また、マニホールド触媒33の一部に排気が偏って流入してしまうと、排気温度が特に高温となる運転条件(例えばエンジン高負荷時)のときに、マニホールド触媒33内が部分的に高温となって担体に熱歪みが生じ、マニホールド触媒33の劣化や故障が促進される。
そのため、マニホールド触媒33をあまり排気マニホールド31に近接させることができなかった。なお、例えばマニホールド触媒33内の三元触媒の活性度合いに偏りが生じたとしても所望の浄化性能が得られるように、三元触媒の担持量を増やすと、その分コストが増加してしまう。担体の強度を増やして熱歪みに対応しようとすると、重量が増加してしまうと共に、その分マニホールド触媒33の熱容量が増加して三元触媒の活性時間が長くなってしまうし、活性時間が長くなる分、さらに三元触媒の担持量を増やす必要もある。
そこで本実施形態では、排気マニホールド31とマニホールド触媒33との間に冷却整流器32を設けたのである。
本実施形態のように排気マニホールド31とマニホールド触媒33との間に冷却整流器32を設けることで、排気マニホールド31から排出された排気の流れ方向を、一定の方向に整えることができる。
そのため、マニホールド触媒33に排気を均一に流入させることができるので、マニホールド触媒33内の三元触媒の活性度合いに偏りが生じるのを抑制できる。よって、三元触媒を全体的に活性させることできるので、所望の浄化性能を得ることができる。
また、マニホールド触媒33に排気を均一に流入させることで、前述した浄化性能の低下やマニホールド触媒33の劣化を抑制することができる。その結果、冷却整流器32を設けなかった場合と比べて、マニホールド触媒33を排気マニホールド31により近い位置に設けることができる。
そのため、冷却整流器32を設けなかった場合と比べて、エンジン始動時におけるマニホールド触媒33の三元触媒の活性時間を短くすることができる。よって、マニホールド触媒33の浄化性能をより一層向上させることができる。
ここで、何も対策をとらずにマニホールド触媒33を排気マニホールド31により近い位置に設けると、マニホールド触媒33内は、エンジン高負荷時にこれまでよりも高温の排気にさらされることになり、マニホールド触媒33が劣化するおそれがある。これに対して本実施形態では、冷却整流器32の冷却器321によって、エンジン高負荷時にマニホールド触媒33内に導入する排気の温度をこれまでと同等の温度まで低下させることができるので、マニホールド触媒33の劣化を抑制することができる。なお、マニホールド触媒33の三元触媒は、エンジン始動時から数秒程度で活性に至るので、冷却整流器32の冷却器321がエンジン1始動時におけるマニホールド触媒33の三元触媒の活性時間に与える影響は軽微である。
また、本実施形態によれば、冷却水導入配管323を、エンジン高負荷時に排気マニホールド31内において排気が偏在しやすい側の冷却器321のウォータジャケット321aに接続した。そして、冷却水排出配管324を、冷却水導入配管323の接続位置と対向する側の冷却器321のウォータジャケット321aに接続することとした。つまり、エンジン高負荷時において排気マニホールド31から冷却整流器32に流入してくる排気の流量が相対的に多くなる部分から冷却することとした。
これにより、冷却整流器32から排出されてマニホールド触媒33に導入される排気の温度の均一化を図ることができるので、マニホールド触媒33内の三元触媒の活性度合いに偏りが生じるのを、より一層抑制することができる。
また、冷却水導入配管323及び冷却水排出配管324は、それぞれエンジン本体(シリンダブロック11又はシリンダヘッド12)に接続されているため、この両配管323,324に冷却整流器32を固定支持するステーとしての機能を持たせることができる。
また、本実施形態によれば、整流器322のハニカム構造体の表面積をマニホールド触媒33の担体の表面積よりも小さくして、整流器322の熱容量がマニホールド触媒33の熱容量よりも小さくなるようにした。
マニホールド触媒33の上流に冷却整流器32を設けることで、冷却整流器32の分だけ排気からマニホールド触媒33の三元触媒が受ける熱量は低減するが、整流器322の熱容量をマニホールド触媒33の熱容量よりも小さくすることで、その影響を最小限に抑え、マニホールド触媒33の三元触媒の活性時間が長くなるのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、冷却整流器32とマニホールド触媒33の担体との間の通路の通路径を下流に行くにしたがって徐々に拡大させることとした。
冷却整流器32の冷却器321は整流器322の外周に設けられているので、整流器322の直下では、整流器322の内径部から排出される排気の温度の方が、外径部から排出される排気の温度よりも高くなる傾向にあり、整流器322から排出された排気に温度分布が生じる。冷却整流器32とマニホールド触媒33の担体との間の通路の通路径を下流に行くにしたがって徐々に拡大させることで、整流器322から排出された排気を拡散させて、排気温度の均一化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、マニホールド触媒33を雰囲気温度が高温となるエンジンルーム内に設けたので、より一層マニホールド触媒33の三元触媒の活性時間を短縮することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
上記の実施形態では、シリンダブロック11のウォータジャケット114に導入された冷却水の一部が冷却器321のウォータジャケット321aに導入されるように冷却水導入配管323を構成し、冷却器321のウォータジャケット321aに導入された冷却水がシリンダヘッド12のウォータジャケット127に戻されるように冷却水排出配管324を構成したが、これに限られるものではない。両配管323,324は、それぞれの配管長が可能な限り短くなるように、エンジン1を循環する冷却水のうち相対的に低温な冷却水が冷却器321のウォータジャケット321aに導入されるように、また、相対的に高温な冷却水が循環しているエンジン1のウォータジャケットに冷却水が戻るように構成されれば良いものである。
また、冷却水導入配管323及び冷却水排出配管324によって冷却器321に冷却水の導入及び排出を行う場合は、排気マニホールド31の振動によって冷却水導入配管323及び冷却水排出配管324が劣化することがある。そこで、冷却水導入配管323及び冷却水排出配管324を設けずに、例えば排気マニホールド31の内部にシリンダヘッド12のウォータジャケット127と連通するウォータジャケットを設け、この排気マニホールド31に設けたウォータジャケットと冷却器321のウォータジャケット321aとを連通させることで、冷却水が循環するようにしても良い。
また、上記の実施形態では、エンジン1の冷却水の一部を冷却器321のウォータジャケット321aに導入していたが、冷却器321のウォータジャケット321aに冷却水を循環させる冷却装置を別途に設けても良い。
また、上記の実施形態では、整流器322の周囲に冷却器321を設けていたが、整流器322のハニカム構造体の内部にもウォータジャケットを設け、整流器322内にも冷却水が供給されるようにしても良い。
また、上記の実施形態では、火花点火式の内燃機関を例に説明したが、圧縮着火式の内燃機関であっても良い。
1 火花点火式内燃機関(内燃機関)
110 シリンダ
114 ウォータジャケット(冷媒循環通路)
127 ウォータジャケット(冷媒循環通路)
3 排気装置
31 排気マニホールド
32 冷却整流器
321 冷却器
321a ウォータジャケット(冷媒通路)
322 整流器
323 冷媒導入配管(冷媒導入通路)
324 冷媒排出配管(冷媒排出通路)
33 マニホールド触媒(触媒)
110 シリンダ
114 ウォータジャケット(冷媒循環通路)
127 ウォータジャケット(冷媒循環通路)
3 排気装置
31 排気マニホールド
32 冷却整流器
321 冷却器
321a ウォータジャケット(冷媒通路)
322 整流器
323 冷媒導入配管(冷媒導入通路)
324 冷媒排出配管(冷媒排出通路)
33 マニホールド触媒(触媒)
Claims (8)
- 内燃機関の排気装置であって、
前記内燃機関の各シリンダから排出された排気をまとめる排気マニホールドと、
前記排気マニホールドに近接して設けられ、前記排気マニホールドから排出された排気を冷却しながら整流する冷却整流器と、
前記冷却整流器に近接して設けられ、前記冷却整流器から排出された排気を浄化する触媒と、
を備えることを特徴とする内燃機関の排気装置。 - 前記冷却整流器は、
前記排気マニホールドから排出された排気の流れを一定の方向に整えるハニカム構造の整流器と、
前記整流器の外周部に設けられ、内部に形成された冷媒通路を流れる冷媒によって前記整流器を通過する排気を冷却する冷却器と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気装置。 - 前記内燃機関の内部に形成され、前記内燃機関を冷却する冷媒が循環する冷媒循環通路と、
相対的に低温な冷媒が流れている前記冷媒循環通路と、前記冷却器の冷媒通路と、に連通し、相対的に低温な冷媒の一部を分岐させて前記冷却器の冷媒通路に導入する冷媒導入通路と、
相対的に高温な冷媒が流れている前記冷媒循環通路と、前記冷却器の冷媒通路と、に連通し、前記冷却器の冷媒通路に導入された冷媒を相対的に高温な冷媒が流れる前記冷媒循環通路に戻す冷媒排出通路と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気装置。 - 前記冷媒導入通路は、
前記内燃機関の運転時において、前記整流器に流入する排気の流量がその整流器の他の部分と比べて相対的に多くなる部分の外周に位置する前記冷却器の冷媒通路と連通する、
ことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の排気装置。 - 前記冷媒導入通路及び前記冷媒排出通路は、前記内燃機関と前記冷却器とに接続される配管である、
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の内燃機関の排気装置。 - 前記冷媒導入通路及び前記冷媒排出通路の一部は、前記排気マニホールドの内部に形成された通路である、
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の内燃機関の排気装置。 - 前記冷却整流器と前記触媒とを接続する通路の通路径は、下流に行くほど大きい、
ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載の内燃機関の排気装置。 - 前記冷却整流器の熱容量は、前記触媒の熱容量よりも小さい、
ことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1つに記載の内燃機関の排気装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012127837A JP2015165094A (ja) | 2012-06-05 | 2012-06-05 | 内燃機関の排気装置 |
PCT/JP2013/065487 WO2013183643A1 (ja) | 2012-06-05 | 2013-06-04 | 内燃機関の排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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