JP6358504B2 - 内燃機関の暖機装置 - Google Patents
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Description
エンジンの暖機性が悪いと、エンジンの潤滑剤であるオイルの粘度(物性)が高く、ピストンとシリンダとの間及び、クランクシャフトのジャーナル部等の摺動部におけるフリクションが大きく、燃費の悪化を誘発していた。
それら、オイルの粘度を早期に低くするために、エンジンの排気ガスの熱でシリンダブロック等を温めることが提案されている。
ブロック内排気通路は、シリンダの比較的下部に対応する位置に設けられている。
そして、熱交換された排ガスは、EGRとして再利用される。
ところが、内燃機関はシリンダより下方にあるクランクシャフトの回転摺動部のオイル、エンジンの各摺動部の潤滑材となるオイルパンのオイルを温めることができない。
従って、冷態時にオイルの粘性を低減して、エンジンの内部抵抗を低減することができない。
また、特許文献2によると、シリンダ壁の少なくともピストン下死点近傍にガスジャケットを配設した構造となっているので、排ガスは、シリンダ壁の下死点近傍を加熱するため、シリンダ壁およびピストン間の摺動部の摩擦損失の低減は得られるが、クランクジャーナル部およびコネクチングロッド連結部におけるフリクションの低減は得られない。
さらに、排ガス浄化装置で浄化された排ガスを排ガスジャケットに導入するようにしたので、排ガスジャケット内の壁面への堆積物の蓄積が抑制され、暖機装置としての性能維持が容易になる。
また、排ガスの排気管内での圧力は、上流側から下流側に移動するに従い低くなる。
従って、排ガス導出管の他方の接続位置を、排ガス導入管の一端より下流側に配設する
ことで、排ガスジャケット内への排ガス導入を促進できる。
また、排ガスジャケットをシリンダブロック及びクランクケース外側面に配設した構造としたので、シリンダブロック及びクランクケースを製造する際の砂型の形状が容易化され、製造コストの低減が可能となる。
図1は本発明の第1実施形態における全体構成概略図を示す。
符号1は、多気筒内燃機関の触媒昇温装置を装備した筒内噴射型内燃機関である。
この筒内噴射型内燃機関1(以後、エンジン1と略称する)は火花点火式の4サイクルエンジンである。
尚、オイルは、図示省略のオイルポンプによって各摺接部に圧送される。
シリンダブロック11は、下部にピストン17の上下運動を回転運動に変換して出力するクランクシャフト18を軸支しているクランクケース12を備えて一体的に形成されている。
シリンダヘッド13の下面とシリンダ11bとピストン17の上面とで燃焼室CCが形成されている。
また、図2に本発明の第1実施形態に係る排ガスジャケット2が設けられたシリンダブロックの側面斜視図を示す。排ガスジャケット2は、ウォータジャケット11aの下端縁近傍からクランクケース12の上部近傍に亘り外壁面に配設されている。
排ガスジャケット2のクランクシャフト18の軸方向の大きさは、クランクシャフト18の長さに略等しく形成されている。
排ガスジャケット2は、シリンダブロック11のエキゾーストマニホールド14(以後、エキマニ14と略称する)が配設されている側に設けられている。
排ガスジャケット2は、シリンダブロック11の外側面から外方へ突出した環状の壁部12aが形成されている。
環状の壁部12aの頂部(突出先端)には、該頂部全周を覆う蓋部材23がパッキン23aを介して複数のボルト23bにて締結されている。
導入アダプタ26は、クランクシャフト18に近い[図3(A)の場合は下側]方に配設され、導出アダプタ27は、ウォータジャケット11aに近い[図3(A)の場合は上側]方に配設されている。
これは、排ガス浄化装置であるマニホールド触媒コンバータ15(以後、触媒コンバータ15と略称する)からの温度の高い排ガスを、オイルが多く貯溜されているオイルパン19、及びクランクジャーナル部(図示省略)を速く暖機させるために配置して、オイルの粘性低減を図るためである。
コネクチングロッド17aの他端は、エンジン1の出力軸であるクランクシャフト18のクランクピン18aに、クランクピン18aの周方向に摺接可能に連結されている。
クランクシャフト18は、シリンダブロック11に設けられた軸受部(図示省略)に軸支されている。
更に、シリンダヘッド13には、吸気ポート13fに接続され新気を流通させるインレットマニホールド13gと、排気ポート13eに接続され排ガスを導出させるエキマニ14と、該エキマニ14に直結したマニホールド触媒コンバータ15が接続されている。
エキマニ14は、一端側がシリンダヘッド13に取付けられ、他端側に触媒コンバータ15が直結されている。
エキマニ14は、シリンダヘッド13に取付けられ、排気ポート13eに対応した位置に排ガスが通過する開口(開口数は気筒数に同じ数)を有した一端側である取付ベース部14bと、該取付ベース部14bの排ガスが通過する開口に連通して排ガスが流れる各導出部14cと、各導出部14cからの排ガスを集合させる他端側である集合部14aとで構成されている。
触媒コンバータ15の下端側(図4において)の排ガス流出口には触媒15a(図1参照)で浄化された排ガスの排ガス流路が下部で略直角に変化すると共に略円錐形状に形成されたロアコーン15bが配設されている。
ロアコーン15bの排出端部には、上流側排気管15cがロアコーン15bと一体的に形成されている。
上流側排気管15cの先端部は、上流側排気管15cと下流側排気管29と連結する自在継手16が配設されている。
自在継手16、下流側排気管29は車体側(図示省略)に支持され、上流側排気管15cは、触媒コンバータ15及びエキマニ14を介してシリンダブロック11に支持されているため、夫々の相対変位の揺動を吸収するために配設されている。
ロアコーン15bの下側には、排ガスを廃熱暖機空間部第1EHに導入させる排ガス導入管21の取入端部21aが、排ガス流路(図5の矢印)内に突出している。
排ガス導入管21の排出端側は、既述の通り、排ガスジャケット2の導入アダプタ26に連結される。
排ガス導入管21の取入端部21aは、先端部を斜めにカットされた形状になっており、カットした開口部21bは排ガス流路の上流側に向くように配設されている。
開口部21bを排ガス流路の上流側に向くようにすることで、排ガスの流動圧を利用して、取入端部21aからの排ガスの取入量の向上を図ったものである。
これにより、廃熱暖機空間部第1EHによる暖機効果を向上させる効果を得ることができる。
尚、取入端部21aが排ガス流路と平行になるように排ガス流路上流側に屈曲させて、開口部21bが上流側に向くようにしてもよい。(先端部の斜めにカットを設けない)
符号24は、低圧EGR用の排ガス取出しパイプ(図1参照)であり、触媒コンバータ15を通過した排ガスを、シリンダブロック11内に形成された図示省略の流路を介してインレットマニホールド13gに供給される。
戻りアダプタ15dでは、酸素濃度センサ(図示省略)の取付アダプタ15eと自在継手16との間に配設されている。
戻りアダプタ15dの位置は、排ガスの取入端部21aと戻りアダプタ15dの位置との差圧により排ガスの循環を図るため、取入端部21aよりできる限り上流側排気管15cの下流側にする。
さらに、酸素濃度センサへの影響を回避するため、酸素濃度センサの取付アダプタ15eより下流側にしてある。
また、取付アダプタ15eと戻りアダプタ15dを自在継手16の上流側に配置する理由は、既述の通り、取付アダプタ15eと戻りアダプタ15dがエンジン1側に支持されるため、下流側排気管29との相対変位の揺動を吸収するためである。
触媒コンバータ15を通過した排ガスは、触媒コンバータ15の出口近傍で排ガス導入管21に取り入れられる構造となっている。
排ガスによって、排ガスジャケットの廃熱暖機空間部第1EHは、シリンダブロック11の下部及びクランクケース12の上部を温める。
暖められたクランクケース12の上部の内壁面からは、クランクケース12内に輻射熱(図1中の矢印)が放出され、ピストン17の下死点近傍、クランクシャフト18の各摺動部が温められる。
従って、触媒コンバータ15の触媒15aの反応熱を確保でき、触媒の作用効果を十分に得ることができる。
触媒15aを通過した高温状態の排ガスを排ガスジャケット2に供給することができ、ピストン17の下死点近傍、クランクシャフト18の各摺動部の暖気が促進されて、各摺動部のオイルの粘性を低減させて、エンジン1の内部摺動抵抗の低減に伴うエンジン1の燃費向上が図れる。
本実施形態は、排ガスジャケットの構造が第1実施形態に対して異なる以外は同じなため、同じ部分の説明は省略し、排ガスジャケットの説明のみとする。
尚、本第2実施形態では、第1実施形態の排ガスジャケットの廃熱暖機空間部第1EHと区別するため、廃熱暖機空間部第2EHとして説明する。
また、同じ部品は同一符号を付して、説明は省略する。
第2実施形態の排ガスジャケット20は、シリンダブロック11の外側面10dから外方へ突出した環状の壁部12aが形成されている。
環状の壁部12aの頂部(突出先端)には、該頂部全周を覆う蓋部材23がパッキン23aを介して複数のボルト23bにて締結されている。
蓋部材23には、排ガスを排ガスジャケット20の廃熱暖機空間部第2EHに導入するための排ガス導入管21が取付けられる導入アダプタ26と、廃熱暖機空間部第2EHに導入された排ガスをエキマニ14の下流側に導出させる排ガス導出管22が取付けられる導出アダプタ27が夫々配設されている。
導入アダプタ26は、クランクシャフト18に近い[図7(A)の場合は下側]方に配設され、導出アダプタ27は、ウォータジャケット11aに近い[図7(A)の場合は上側]方に配設されている。
フィン10a、10bは、突出先端部TPがパッキン23aを介して蓋部材23に当接している。
図7(B)に示すように、フィン10aと、フィン10bは、夫々が上下方向(図7において)に間隔L1を有している。
更に、隣合せのフィン10aと、フィン10bは、互いにクランクシャフト18の軸方向(長手方向)交互にずらして配設されている。
夫々のフィン10a,10bは、一端側が環状の壁部12aに接合し、他端側の延出先端EPは、環状の壁部12aの内周面12bと間隔L2を有して配設されている。
導入アダプタ26から導入された排ガスは、廃熱暖機空間部第2EH内を蛇行して、導出アダプタ27から排ガス導出管22を介して、上流側排気管15cに排出される。
尚、本実施形態では、フィン10a、10bを水平方向(図7において)に延在させた構造としたが、上下方向にすることも可能である。
本実施形態は、排ガスジャケットの構造が第1実施形態に対して異なる以外は同じなため、同じ部分の説明は省略し、排ガスジャケットの説明のみとする。
尚、本第3実施形態では、第1実施形態の排ガスジャケットの廃熱暖機空間部EHと区別するため、廃熱暖機空間部第3EHとして説明する。
また、同じ部品は同一符号を付して、説明は省略する。
図8(A)に図2のA−A断面相当図、(B)に図8(A)のZ矢視図を示す。
第3実施形態の排ガスジャケット30は、シリンダブロック11の外側面10dから外方へ突出した環状の壁部12aが形成されている。
環状の壁部12aの頂部(突出先端)には、該頂部全周を覆う蓋部材23がパッキン23aを介して複数のボルト23bにて締結されている。
蓋部材23には、排ガスを排ガスジャケット30の廃熱暖機空間部第3EHに導入するための排ガス導入管21が取付けられる導入アダプタ26と、廃熱暖機空間部第3EHに導入された排ガスをエキマニ14の下流側に導出させる排ガス導出管22が取付けられる導出アダプタ27が夫々配設されている。
フィン10cは、突出先端部TPがパッキン23aに対してL4の隙間を有している。
図8(B)に示すように、フィン10cは、夫々が上下方向(図8において)に間隔Lを有すると共に、クランクシャフト18の軸方向(長手方向)において、両端部が環状の壁部12aの内周面12bに対して間隔L2を有している。
導入アダプタ26から導入された排ガスは、廃熱暖機空間部第3EH内をフィン10cに接触しながら導出アダプタ27から排ガス導出管22を介して、上流側排気管15cに排出される。
この場合は、廃熱暖機空間部第3EH内を流れる排ガスの流動抵抗が小さくなり、廃熱暖機空間部第3EH内を流れる排ガス量が多くなり、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
本実施形態は、第1実施形態に対して排ガスジャケットがエンジン1の両外側面10dに配設された以外は、第1実施形態に同じなため、同じ部分の説明は省略し、排ガスジャケットの説明のみとする。
尚、本第2実施形態では、第1実施形態の排ガスジャケットの廃熱暖機空間部EHと区別するため、エンジン1のエキマニ14側に配設された廃熱暖機空間部EHを廃熱暖機空間部第4EHとし、反対側に配設された廃熱暖機空間部EHを廃熱暖機空間部第5EHとして説明する。
また、同じ部品は同一符号を付して、説明は省略する。
エンジン1のエキマニ14側に配設された第1排ガスジャケット41と、エキマニ14と反対側に配設された第2排ガスジャケット42である。
第1排ガスジャケット41及び第2排ガスジャケット42は、夫々がウォータジャケット11aの下端縁近傍からクランクケース12の上部近傍に亘り外壁面に配設されている。
排ガスジャケット2のクランクシャフト18の軸方向の大きさは、クランクシャフト18の長さに略等しく形成されている。
廃熱暖機空間部第4EH内を流通した排ガスは、第1排気導管43aを介して廃熱暖機空間部第5EH内に導入される。
第1排気導管43aは、一端が廃熱暖機空間部第4EHのウォータジャケット11a側の上端部に連結され、他端が廃熱暖機空間部第5EHのクランクシャフト18側の下端部に連結されている。
尚、本実施形態では、廃熱暖機空間部第4EHから廃熱暖機空間部第5EHへの排ガス導入を第1排気導管43aとしたが、シリンダブロック11内に排ガス流路を設けるようにしてもよい。
更に、廃熱暖機空間部第5EHから上流側排気管15cへの排ガス導出は、シリンダブロック11内に、シリンダブロック11のエキマニ14側までの排ガス流路を設け、該排ガス流路の出口と上流側排気管15c間を別の排ガス流路管を設けるようにしてもよい。
更に、廃熱暖機空間部第5EHから上流側排気管15cへの排ガス導出は、廃熱暖機空間部第5EHのウォータジャケット11a側の上端部から上流側排気管15cへ排ガス流路管で直接導出するようにしてもよい。
また、本実施形態では、排ガス導入管21で取入れた排ガスの流れは、第1排ガスジャケット41を流通後、第2排ガスジャケット42に流入する直列状態に配置された形態になっているが、第1排ガスジャケット41及び第2排ガスジャケット42夫々に排ガス導入管21からの排ガスを並列に導入させ、夫々の排ガス導出口から並列に流出させるようにしてもよい。
尚、本実施形態では、廃熱暖機空間部第4EH及び廃熱暖機空間部第5EHにフィンを配設しないで実施したが、フィンを設けると更に暖機効果を向上させることができる。
本実施形態は、第4実施形態に対して排ガスジャケットがウォータジャケットの下方で、シリンダブロック11の壁部内に設けた以外は第4実施形態に同じである。
従って、同じ部分の説明は省略し、排ガスジャケットの説明のみとする。
尚、本第5実施形態では、第4実施形態の排ガスジャケットの廃熱暖機空間部EHと区別するため、エンジン1のエキマニ14側に配設された廃熱暖機空間部EHを廃熱暖機空間部第6EHとし、反対側に配設された廃熱暖機空間部EHを廃熱暖機空間部第7EHとして説明する。
また、同じ部品は同一符号を付して、説明は省略する。
排ガスジャケット50はエンジン1のエキマニ14側に配設された第1壁内排ガスジャケット51と、エキマニ14と反対側に配設された第2壁内排ガスジャケット52とを備えている。
第1壁内排ガスジャケット51及び第2壁内排ガスジャケット52は、夫々がウォータジャケット11aの下端縁近傍からクランクケース12の上部近傍に亘りシリンダブロック11の壁面内に配設されている。
更に、第1壁内排ガスジャケット51及び第2壁内排ガスジャケット52のクランクシャフト18の軸方向の大きさは、クランクシャフト18の長さに略等しく形成されている。
尚、本実施形態では、廃熱暖機空間部第6EH及び廃熱暖機空間部第7EHにフィンを配設しないで実施したが、フィンを設けると更に暖機効果を向上させることができる
2 排ガスジャケット
11 シリンダブロック
11a ウォータジャケット
12 クランクケース
12a 環状の壁部
13 シリンダヘッド
15 触媒コンバータ(マニホールド触媒コンバータ)
15c 上流側排気管
16 球面継手
17 ピストン
18 クランクシャフト
21 排ガス導入管
21a 排ガス取入端部
21b 開口部
22 排ガス導出管
23 蓋部材
23a パッキン
CC 燃焼室
EH 廃熱暖機空間部(第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7)
Claims (7)
- 内燃機関の暖機装置において、
前記内燃機関のエキゾーストマニホールドと、
前記エキゾーストマニホールドの排気経路下流側に、該エキゾーストマニホールドと一体的に配設された排ガス浄化装置と、
前記内燃機関の冷却水が流通するウォータジャケットを備えた前記内燃機関のシリンダブロックの側壁に、前記ウォータジャケットより該シリンダブロックの下方に位置するクランクシャフト側で、少なくともクランクケース上部近傍に達するように設けられ、排ガスが流通する排ガスジャケットと、
一端が前記排ガス浄化装置の排ガス流出口に接続され、排ガスの一部を取入れる排ガス取入口を有し、他端が前記排ガスジャケットの排ガス導入部に連結された排ガス導入管と、
一端が前記排ガスジャケットの排ガス流出部に連結され、他端が前記排ガス導入管の前記排ガス取入口の位置より排気系下流側に連結された排ガス導出管と、を備えたことを特徴とする内燃機関の暖機装置。 - 前記排ガス導入管の一端の前記排ガス取入口の端部は、排ガス流路内に突設されるとともに排ガスの流れに対して上流側に向いた開口部を有していることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の暖機装置。
- 前記排ガス浄化装置の下流側の排気系路は、前記排ガス浄化装置に一体的に形成された上流側排気管と、車体側に支持された下流側排気管と、前記上流側排気管と前記下流側排気管とを自在性を許容して接続する自在継手とを有し、前記排ガス導出管の他方は、前記上流側排気管に接続させることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の内燃機関の暖機装置。
- 前記排ガスジャケットへの排ガス導入は、前記クランクケースのクランクシャフト側から前記ウォータジャケット側に流れるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の内燃機関の暖機装置。
- 前記排ガスジャケットは、前記内燃機関本体の外側面に形成され、前記外側面より外方へ突出した熱交換用フィンを有し、
排ガスが前記排ガスジャケット内を前記フィンに沿って蛇行する排ガス流路を形成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の内燃機関の暖機装置。 - 前記排ガスジャケットの前記フィンは、突出方向先端部と前記フィンを覆う蓋部材との間に隙間を有して配設されることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の暖機装置。
- 前記排ガスジャケットは、前記シリンダブロックのシリンダ配列方向に対して両側の側壁に設けられ、前記排ガス浄化装置の排ガス流出口からの排ガスはそれぞれの排ガスジャケットに対して直列状態または並列状態に導入及び排出されるように構成されること特徴とする請求項4に記載の内燃機関の暖機装置。
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