JP2020070759A - 過給機付きエンジン - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1のものでは、エンジンオイルを効率的に冷却する手段がなく、過給機の軸受部の発熱でエンジンオイルが過熱し、エンジンオイルが熱劣化しやすい。
図1(A)に示すように、過給機(1)と、過給機(1)の軸受部(1a)にエンジンオイル(2)を供給するオイル供給通路(3)と、過給機(1)の軸受部(1a)からエンジンオイル(2)を排出するオイル排出通路(4)と、空冷式オイルクーラ(5)を備え、
空冷式オイルクーラ(5)が前記オイル排出通路(4)に設けられ、過給機(1)の軸受部(1a)から排出されるエンジンオイル(2)が空冷式オイルクーラ(5)を通過する冷却空気(11a)で冷却されるように構成されている、ことを特徴とする過給機付きエンジン。
このエンジンについては、クランク軸(図示せず)の架設方向を前後方向、エンジン冷却ファン(11)側を前、フライホイール(19)側を後、前後方向と直交する水平方向を横方向として説明する。
ブローバイガス供給室(28)は、シリンダヘッドカバー(16)内のブリーザ室(図示せず)から吸気にブローバイガスを還流させるための部屋で、シリンダヘッドカバー(16)の天井部に設けられている。
図6の排気装置(22)は、燃焼室の排気を排出する装置で、排気マニホルド(32)と、排気マニホルド(32)に続く過給機(1)の排気タービン(1c)や排気マフラ(図示せず)等を含む排気導出路(33)を備えている。
オイル供給通路(3)は、オイルギャラリ(38)から分岐された通路で、終端は、過給機(1)の軸受部(1a)の上部に接続されている。
オイル排出通路(4)は、過給機(1)の軸受部(1a)の下部から導出され、終端部はシリンダブロック(14)に接続され、過給機(1)の軸受部(1a)から排出されたエンジンオイル(2)は、オイル排出通路(4)を介してオイルパン(18)に戻るように構成されている。
エンジン冷却水(6)の温度が高まると、サーモスタット弁(41)の開弁により、エンジン冷却水(6)は、ラジエータ(8)と冷却水ポンプ(40)とシリンダジャケット(9)とシリンダヘッドジャケット(10)の相互間をその順番で循環し、エンジンの冷却がなされる。エンジン冷却水(6)の一部は、図6の戻しパイプ(56)から冷却水ポンプ(40)に吸い込まれ、ラジエータ(8)を迂回する。
水ポンプケース(53)の前方には入力軸(43)に取り付けられた入力プーリ(44)と、入力プーリ(44)に取り付けられたエンジン冷却ファン(11)が配置されている。入力プーリ(44)は、ファンベルト(45)を介して図5,7のクランクプーリ(57)に連動連結され、インペラ(42)とエンジン冷却ファン(11)は、ファンベルト(45)を介してクランクプーリ(57)で駆動される。図3(A)〜7中の符号(59)はベルトテンショナを兼ねたオルタネータである。オルタネータに代えてジェネレータを用いてもよい。
ラジエータ(8)の冷却水入口(49)は、冷却水導入ホース(51)を介してウォーターフランジ(52)に接続され、ラジエータ(8)の冷却水出口(50)は冷水導出ホース(54)を介して冷却水ポンプ(40)のポンプ入口(55)に接続されている。
シリンダヘッドジャケット(10)は、シリンダヘッド(15)内に設けられ、シリンダヘッドジャケット(10)を通過するエンジン冷却水(6)で、シリンダヘッド(15)が冷却される。
これにより、過給機(1)の軸受部(1a)からオイル排出通路(4)に排出された高温のエンジンオイル(2)が空冷式オイルクーラ(5)内で、冷却空気(11a)と高い温度差で熱交換され、エンジンオイル(2)の冷却効率が高く、エンジンオイル(2)の熱劣化が抑制される。
空冷式オイルクーラ(5)は真っ直ぐな筒状で、シリンダブロック(14)の横側で、前方下り傾斜状に配置されている。
これにより、外筒(5a)と内筒(5b)の簡単な構造の空冷式オイルクーラ(5)で、エンジンオイル(2)が簡易に効率よく冷却される。
空冷式オイルクーラ(5)は、内筒(5b)内を冷却空気(11a)が通過し、クーラジャケット(5c)内をエンジンオイル(2)が通過するように構成されていてもよい。
これにより、既存のエンジン冷却ファン(11)で起こされたエンジン冷却風(11b)でエンジンオイル(2)が冷却され、新たな冷却源の追加を必要としない。
これにより、風路(12)を流れるエンジン冷却風(11b)は、冷却風導入口(5e)から空冷式オイルクーラ(5)内に押し込まれ、空冷式オイルクーラ(5)内のエンジン冷却風(11b)は、エゼクト作用で空冷式オイルクーラ(5)内から吸い出される。このため、空冷式オイルクーラ(5)内を通過するエンジン冷却風(11b)の速度が速く、エンジンオイル(2)の冷却効率が高い。
これにより、冷却風導入口(5e)で集められエンジン冷却風(11b)が、空冷式オイルクーラ(5)内に押し込まれる。このため、空冷式オイルクーラ(5)内を通過するエンジン冷却風(11b)の速度が速く、エンジンオイル(2)の冷却効率が高い。
これにより、高温のエンジンオイル(2)との熱交換で高温になったエンジン冷却風(11b)が、空冷式オイルクーラ(5)のクーラジャケット(5c)を通過する過程で、外筒(5a)の外周面に沿って流れるエンジン冷却風(11b)で空冷され、エンジンオイル(2)の冷却効率が高い。
クーラジャケット(5c)内をエンジンオイル(2)が通過するようにした場合には、高温のエンジンオイル(2)そのものが、空冷式オイルクーラ(5)のクーラジャケット(5c)を通過する過程で、外筒(5a)の外周面に沿って流れるエンジン冷却風(11b)で空冷される。
これにより、過給機(1)の軸受部(1a)に導入直前のエンジンオイル(2)がエンジン冷却風(11b)で空冷され、過給機(1)の軸受部(1a)の冷却効率が高い。
オイル供給パイプ(3a)は、空冷式オイルクーラ(5)の外筒(5a)に沿い、空冷式オイルクーラ(5)にクランプ(60)で固定されている。
これにより、熱交換の境界面となる内筒(5b)の表面積が襞によって広がり、エンジンオイル(2)の冷却効率が高い。
空冷式オイルクーラ(5)の外筒(5a)と内筒(5b)は、同心の二重筒で、内筒(5b)はその周壁が周方向の所定角度毎の位置から中心軸線(5d)に向けて内側に折り返されている。
例えば、この実施形態では、オイル冷却装置(24)は、単一の空冷式オイルクーラ(5)を熱交換器としているが、オイルポンプ(36)からオイルギャラリ(38)に供給するエンジンオイル(2)を冷却する水冷式オイルクーラや他の空冷式オイルクーラを熱交換器として備えていてもよい。この場合、前記空冷式オイルクーラ(5)により他のオイルクーラの省力化とコンパクト化が図られ、他のオイルクーラをオイルフィルタ(37)とフロントカバー(17)の間に配置した場合、その薄型化でフロントカバー(17)からのオイルフィルタ(37)の突出量は小さくなる。
Claims (8)
- 過給機(1)と、過給機(1)の軸受部(1a)にエンジンオイル(2)を供給するオイル供給通路(3)と、過給機(1)の軸受部(1a)からエンジンオイル(2)を排出するオイル排出通路(4)と、空冷式オイルクーラ(5)を備え、
空冷式オイルクーラ(5)が前記オイル排出通路(4)に設けられ、過給機(1)の軸受部(1a)から排出されるエンジンオイル(2)が空冷式オイルクーラ(5)を通過する冷却空気(11a)で冷却されるように構成されている、ことを特徴とする過給機付きエンジン。 - 請求項1に記載された過給機付きエンジンにおいて、
空冷式オイルクーラ(5)は、外筒(5a)と内筒(5b)で構成され、内筒(5b)内と、内筒(5b)と外筒(5a)の間のクーラジャケット(5c)内のうち、いずれか一方をエンジンオイル(2)が通過し、他方を冷却空気(11a)が通過するように構成されている、ことを特徴とする過給機付きエンジン。 - 請求項2に記載された過給機付きエンジンにおいて、
エンジン冷却ファン(11)を備え、前記冷却空気(11a)として、エンジン冷却ファン(11)で起こされるエンジン冷却風(11b)が用いられている、ことを特徴とする過給機付きエンジン。 - 請求項3に記載された過給機付きエンジンにおいて、
空冷式オイルクーラ(5)は、エンジン冷却ファン(11)で起こされるエンジン冷却風(11b)の風路(12)内に配置され、冷却風導入口(5e)と冷却風排出口(5f)を備え、
冷却風導入口(5e)は、前記風路(12)の上流側に向けられ、
冷却風排出口(5f)は、前記風路(12)の下流側に向けられている、ことを特徴とする過給機付きエンジン。 - 請求項4に記載された過給機付きエンジンにおいて、
冷却風導入口(5e)は、前記風路(12)の上流側に向けて拡開されている、ことを特徴とする過給機付きエンジン。 - 請求項3から請求項5のいずれかに記載された過給機付きエンジンにおいて、
空冷式オイルクーラ(5)の外筒(5a)が金属製で、その外周面が、前記風路(12)内で、エンジン冷却風(11b)に晒されている、ことを特徴とする過給機付きエンジン。 - 請求項3から請求項6のいずれかに記載された過給機付きエンジンにおいて、
オイル供給通路(3)は、金属製のオイル供給パイプ(3a)で構成され、その外周面が前記風路(12)内で、エンジン冷却風(11b)に晒されている、ことを特徴とする過給機付きエンジン。 - 請求項2から請求項7のいずれかに記載された過給機付きエンジンにおいて、
空冷式オイルクーラ(5)の内筒(5b)は、その中心軸線(5d)と平行な向きに見て、周壁が内外に折り返された襞で構成されている、ことを特徴とする過給機付きエンジン。
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